ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛 第2話 和田正人、松尾諭、竹中直人… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

土曜ドラマ9「やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛」第2話 小田原』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 座頭
  2. 弥次
  3. 喜多
  4. 幸治郎
  5. 芝居
  6. 小夜
  7. 役者
  8. 火事
  9. 火消
  10. アンタ
  11. 小田原
  12. 褒美
  13. バカ
  14. ホント
  15. ヘヘッ
  16. お小夜
  17. ヘヘヘ
  18. 源蔵
  19. 江戸
  20. 前足

f:id:dramalog:20190413220020p:plain

土曜ドラマ9「やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛」第2話 小田原』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

☆無料で民放各局の動画視聴ができるTVerティーバー)!まずはココから!
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

 

 

土曜ドラマ9「やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛」第2話 小田原[字]

女好きのお調子者、喜多(和田正人)と弥次(松尾諭)が伊勢参りへ。ドタバタの珍道中を戯作者・十返舎一九竹中直人)が尾行してネタにする。痛快コメディー時代劇。

詳細情報
第2話あらすじ
伊勢参りの旅に出た元役者の喜多(和田正人)と絵描きの弥次(松尾諭)。戯作者・十返舎一九竹中直人)は2人からネタを得て滑稽本を書こうと尾行する。
弥次喜多は小田原宿で芝居一座の座頭・小夜(野々すみ花)と出会う。小夜に惚れた弥次喜多は、一座で働くことに。そんな中、小夜は幼馴染の火消し・幸治郎(蕨野友也)と再会を果たすが、幸治郎は小夜と一言も話さなかった。
出演者
 喜多…和田正人
 弥次…松尾諭
 十返舎一九竹中直人
 村田屋…多賀勝一
 案内人/語り…瀧川鯉斗
ゲスト
 小夜…野々すみ花
 幸治郎…蕨野友也
 にほへ…堀部由加里
 とちり…伊能努
 源蔵…村角ダイチ
 熊…後藤健司
 若い小夜…藤川心優
 若い幸治郎…堺翔太
原作脚本
【原案】十返舎一九東海道中膝栗毛

【脚本】池田政之、山崎哲
監督・演出
 西片友樹
音楽
【主題歌】「Bon Voyage」ドレスコーズ

【音楽】濱田貴司
関連情報
【番組公式ホームページ】
www.bs-tvtokyo.co.jp/yajikita/

 

↓高還元!もらい損ねてませんか?↓

Rebatesお友達紹介キャンペーン

 


さて 江戸で

それぞれの女に
手玉に取られ

伊勢参りの旅に出た

元 役者の喜多さんと

絵描きの弥次さん。

当時のお伊勢参りは庶民が

一生に一度は
信心の旅をして

そのあと ちょいと羽を伸ばす
一大レクリエーションでございましたが

2人の場合は はなから
羽を伸ばす気満々ですから

順風満帆にはいきません。

喜多さんよ いいかげんに
その仏頂面 なんとかしなよ。

弥次さんこそ いつまで
まぬけ面さらして歩いてんだよ。

誰が まぬけ面だ
それは テメエだろうが。

なんだと!
なんだよ!

< なぜか
浴衣で 何やらもめております

弥次さんと喜多さん。

が それもそのはず

実は ゆうべ 程ヶ谷の宿で

ハメを外して
しまっていたのでございます。

あ~ 情けない>

おめぇみてえな いい女
江戸にもいねえ。

いい思い出になりそうだぜ。
ウフフ。

きれいきれいしてくる。

おい 弥次さん
風呂は オイラが先だぜ。

だめだ 俺が先だ。
どうしてもか?

どうしてもだ。

わかった
一緒に行くってのはどうだ?

のった!
(2人)ヘヘヘヘ。

お先。
弥次さん 体洗えよ ずるいぞ。

喜多さん 今の俺は
止められねえぜ。

あっ 浮かんだ。

どうだい?
うまい!

じゃあ お先 失礼。
えっ おいおい…。

ちょっと待て おめぇ
ずりぃぞ おめぇ!

お待たせ。

寂しくなかった?

《2人:やられた!》

《こんなの弥次さんには
言えねえ》

《喜多さんにだけは
知られたくねえ》

《まずいぞ… そうだ
あの技使うか》

あは~ん 喜多さん すごいわ。

江戸の男は違うわ。

《こうなりゃ この手だ》

ヘヘヘ ここだろ ここがいいんだろ?

あ~ん 喜多さん そこよ そこ。

そこじゃわからねえ どこだか
はっきり言ってみな うん?

いや 恥ずかしくて言えな~い。

恥ずかしいとか言いながら
顔は喜んでんじゃねえか うん?

アンタは日の本一の 男伊達さ。

ありがとよ おめぇも
なかなかの 女伊達だぜ。

(犬の遠吠え)

(2人)ワオーン。

ワオオオオオオーン!

(弥次/喜多)ワオオオオオオーン!

バカだね ホントに。

ああ ご苦労さん。
はいよ。

はいよ。
ありがとね。

< そして 2人の行く先に
おいしいネタありと

ないしょで後をつける
このお方は

戯作者の十返舎一九先生。

さて 今回は どんな
おいしいネタを拾いますことやら>

さて どう転ぶかね。

(笑い声)

< そんなわけで 2人は

浴衣姿になっていたので
ございます>

あ~ どうすんだよ! もう。

有り金 全部とられちまって
一文無しだよ。

それより 手形だよ。

札入れの中には
道中手形も入ってたんだよ。

あ~ もうやだ。

(小夜)なんだって!

2人が出ていったのは
確かなのかい?

いろは兄さんたちは
座頭の厳しさが

うっとうしいって言ってました。

荷物がないんで間違いないかと。

二枚目役者と裏方がいないと
興行は打てない。

初日は演目をかえる。
(2人)えっ!

3人芝居に切り替える。

嵐胡蝶一座 新たな門出だよ。

(2人)はい!

見てくれも中身も
いい女じゃねえか。

とどのつまり 二枚目役者が
足りねえってわけだな。

ほう。
ちょいと行ってくるぜ。

何すんだい?
まぁ 見てなって。

見てられっかよ。

嵐胡蝶一座の皆様
お困りのようでございやすね。

お前さんは?
あっしは涼風の喜多八と申します。

実は私 以前は市川喜多八の名で
市村座に出ておりやした。

訳あって 今は旅の空で
ございやすが 元は花形役者。

よろしければ お力を
お貸しいたしやしょう。

(にほへ)えっ?
アハハハ…。

何言ってんだよ。
役者やってたのはホントじゃねえか。

これで おまんまに
ありつけるだろ。
お~。

市村座に出てたなんて
証しはあるのかい?

へえ ようござんすよ。

へい。

はい。
よっと。

拙者親方と申すは
お立会のうちに

御存じのお方もござりましょうが
お江戸を発って二十里上方

相州小田原一色町
お過ぎなされて

青物町を登りへ
おいでなさるれば

欄干橋虎屋藤衛門
只今は剃髪致して

円斉と名のりまする。

ほっ。
はっ。

川崎 神奈川 程ヶ谷 戸塚は
走って行けば やいとを摺りむく

三里ばかりか
藤沢 平塚 大磯がしや

小磯の宿を七つ起きして 早天早々
相州小田原 とうちん香。

よっ!

外郎売』 俺よりうまい!

ヘヘ どうだい?
座頭。

せっかくだが 遠慮するよ。

おう そうかい…
って おい なんでだよ!

なんでもなにも 早口言葉なんて
おしゃべりの芸さ。

私は おしゃべりな男が
大嫌いなんだよ。

おしゃべりで悪かったな。
フフフフ…。

それに その手ぬぐい。
えっ?

ひもが出てるよ。
えっ? ウソ。

ふんどし!? どうりで
生臭いと思ったぜ。

ハハ 傑作。
うるせぇ!

座頭のほうが役者が上だ
観念しな。

アンタの言うとおり この喜多さんは
いいかげんな役者だ。

だがな 困ってるアンタを
助けたいってのはホントだぜ。

俺たちは いい女の味方なんだ。

弥次さんは引っ込んでろよ。
やだ。

お前さんも役者なんですかい?
うん?

この顔が? ハハハ 笑わせるぜ。

コイツは手先の器用さだけが売りの
とんちきよ。

なんだと このふんどし野郎が!
なんだと!

いい男 見つけた。
えっ?

ねぇ 力貸して。
えっ?

はい!
(笑い声)

この鉢巻きの ご不審かぁ。

あぁもう 何やってるの
手伝っておくれよ!

よっ 成田屋

もう だから手伝えって。
へいへい。

それなら一番
割り込みましょうかぁ。

冷え者で~す
ごめんなせえ ごめんなせえ。

ハッハ~。

久しぶりの芝居だ
楽しみ 楽しみ~。

のんきでいいな おめぇは。
とちり兄さん。

芝居はのんきにやるものですぜ。

のんきになんかなれるかよ。

これが最後の芝居に
なるかもしれねえんだ。

しみったれてちゃダメですよ。

夢を売るのが役者なんですから。

へい。

喜多は 口だけは千両役者だね!

それにしても
弥次さんと座頭 遅えなぁ。

水茶屋でよろしくしてんじゃ
ねえだろうなぁ。

弥次は力持ちだね。
フフフッ。

「ねっ 力を貸して」だなんて
話がうますぎると思ったぜ。

裏方がいてこそ役者は輝ける
頼りにしてるよ。

座頭のためなら
忠実な犬になる!

素直でかわいいね 弥次は。
ワオ~ン。

《かわいい犬にも
牙はあるんだよ ガルル》

(熊)危ねえぞ どけどけどけ!
どいてくれって どけってば!

なに? 何すか
何か言いました?

何? えっ えっ…。

わあ~っと!
弥次!

ケガは ないかい?

バカ野郎!どこに
目ぇつけてやがんだよ!

(源蔵)道でチンタラしやがって。

火消し だんまり幸治郎の仕事に
ケチつけてくれたな。

どうしてくれるんだ!?

だんまり幸治郎だ?
ふざけた名だな! あぁ?

あら 怖い。

火消しが人をひくなんて
とんだ茶番だよ!

大事なかっただけでも
感謝しておくれ!

そうだい そうだい。
何だと この!

あっ お小夜!
えっ?

熊と源蔵!?

ということは 幸治郎なのかい?

そうか…
みんな火消しになれたんだね。

お知り合い?
私も 旅一座の座頭になったのさ。

そうだ! 今度
ここ小田原で興行を打つ。

みんなで見においでよ。

俺たちゃ火消し 忙しいんだ。
お小夜 改めて行くからよ。

気張りなよ!

あいつら 座頭の
知り合いですかい?

幼なじみさ。
15年振りかなぁ?

仲良かったんだけど…。

私が旅一座に加わってから
それっきりだったのさ。

みんな
立派になってて安心したよ。

立派ですかねぇ?

立派な大人は
ぶつかったら謝るでしょ。

すみません。

女座頭と
だんまり火消しは幼なじみか。

そこに弥次喜多
絡んできたらどうなるか… ハハハッ。

何か起きそうな
予感だぜ ハッハハ… おう。

ヘヘヘ… これさえあれば
座頭の尻を触りたい放題だ。

ヘッヘヘヘ…。

オーホッホ おおっ!

さぁ 稽古を始めるよ!

そういや あっしの役は
何でござんす?

二枚目なら
何でもお受けしやすよ。

助六ですか? それとも
伊勢音頭の福岡貢ですか?

これだよ。

馬?
そう 馬の足。

ええ~っ!
いやいや 冗談じゃねえぜ。

何だって この俺様が馬の足など
やらなきゃならねえんだよ。

イヤなら抜けてもいいよ!
座頭の乗る馬だ。

生半可な性根で
やってもらいたくはないね!

座頭が乗る…。

《てことは… 触りたい放題か》

やりましょう!
俺はシュッとしてるから前足だな。

バカ言え! 前足は兄弟子の俺。

お前なんて後ろ足で十分だよ。
いや 後ろ足なんて。

後ろ足? てことは…
触りやすそうだ。 後ろ足で!

変なことばかり
考えてるんじゃないの?

いやいやいや そんな
あっ 稽古やりましょう! 稽古!

行きやすよ よいしょ~っと。
行くよ。

さぁさぁ とちり兄さん しっかり
持って!
うるせえバカ野郎 お前。

ちょっと喜多 あんたも
手伝いなよ!
へい へい へい。

ホントに座頭になりやがって。
美人になってたなぁ。

バカ! とにかく
放っておくわけにはいかねえ。

そうだな
このままじゃいけねえな。

幸治郎のために一肌脱ぐか。

おっ! うめえなコイツ。

小田原といえば
ういろうじゃねえか。

食ったことねえのかよ。
あんたたち!

いつまでその浴衣着てるのさ。

んん! んっ
これに着替えなよ。

そういや 程ヶ谷から
着たきりだもんな。

バカ言ってないで
ついでに風呂行ってきなよ。

そこの旅籠で
貸してくれるからさ。

早く! 臭い 臭い!
あんたも早く!
はい はい…。

うめえ。

ちょいと変わった風呂だけどね。

ああ? 何だい こりゃ。
風呂に決まってるだろ お先。

ケチな旅籠だなぁ もう
蓋まで小せえや。

こんな風呂は見たことねえぜ。

よっ!

オッホホ いい湯じゃねえか ヘヘッ。

おっ! 熱っ 熱っ…!

何でぇ そのザマはよぅ。
あっ あっ…。

よっこらしょっと 熱いっ!
熱いっ 熱いっ!

こりゃ 一筋縄じゃいかねえぞ。
どうすりゃいいんだよ!

えっ?
あっ! これだ これ。

こんな所に隠してやがったよ。
どうすんだよ。

あ? これはだな おめぇ
こうしてよ よいしょ。

ほらほら バカはどいてな。
何だよ。

よっ おお あ~っ
おお これはいい湯だ。

おうおう 弥次さん
俺にも代わってくれよ。

おう しかもこう
足まで浮いて軽くなってよ。

おっ オッホホ こりゃ楽しいや。
おもしろそうじゃねえか!

俺も カタカタやらせてくれよ
弥次さん!
いや まだまだ…!

やらせてくれよ~!
騒がしいなぁ!

すぐにお前たちだってわかるぜ。

あれ? 何でこれがここに。

おめぇ
下駄履いてんじゃねえか!

釜の底 踏み抜いたら
どうするんだよ!

さっさと上がりな。
違うの?

違えよ! もう。
やっぱり変だと思ったぜ ほら。

弥次さん 早く上がれよ。
よいしょっと。

そうやるのか!
これは五右衛門風呂。

板を踏んで入るんだ。

まったく… 江戸者は 人にものを
聞けないのかねぇ?

じゃあ聞きますけど
座頭 どんな男が好きなの?

座頭は芝居が恋人
色恋には興味ねえよ。

なら芝居で
惚れさせるしかねえか。

初日まで あと3日
追い込みかけるぜ~!

そうはさせねえ 座頭は
俺のもんさ!
うるせえよ。

ああ~っ バカ バカ!

左 右 左 右…。

兄さん こう?
違う! こうだよ。

えっ?
だから。 こうだって。

あの小田原の城からも

さぞや美しく
見ゆることであろうのう。

あっ。

弥次! こら!!

ハハッ…。

そうそう。 そうだよ。
右 左 右 左…。

< ちゃらんぽらんな
喜多さんと弥次さんが

座頭を巡って恋のさや当て。

行方が気になるのは
我々だけじゃございません>

役者と裏方。

座頭は どっちになびくのかね。

いい絵だね。

ありがとうございます。
江戸にいた頃には

絵描きのまね事なんかも
やってたんですがね。

一人じゃなくて みんなでやる
ってのも 楽しいもんですね。

私がいるからじゃないの?

そうかも。 エヘヘヘヘヘ。

この芝居で当てたら
ご褒美 考えてあげるよ。

ワーオ…。

もう我慢できねえ… ワオーン!

座頭の尻が ここだから…。

ヘヘヘ… ヘヘッ。

ひゃ! おお…。
楽しそうだね。

ああ いや… ハハッ。
久しぶりの芝居ですからね。

迷惑かけないように必死でさ。

この芝居で当てたら
ご褒美 あげるよ。

えっ?
頑張りなよ。

ご褒美ね… ヘヘッ。

ワオーン! ヘヘッ…。

ご褒美の前借り。
いっちょ景気よくいくぜ。

かわいい顔して
寝てやがるぜ。

ヘヘヘ…。

(物音)

痛っ! 弥次さん…。

喜多さん… 何してやがるんでぇ
こんなとこで。

何してやがるも何も
おめぇが悪さするかと思ってよ。

悪さしようとしてるのは
てめぇだろうが。

一緒に行くってのは どうだ?
のった。

(2人)ヘヘヘ…。

(2人)座頭!

(2人)えっ?

(弥次/喜多)げげっ!?

ご褒美は 芝居を当ててからだよ。

(弥次/喜多)ワオーン…。

さあ さあ さあ
江戸で上方で評判をとった

嵐胡蝶一座が
小田原へ帰ってまいりました!

って… 人っ子一人いねえ。
いってぇ どうなってんだよ。

(小夜)さあ みんな。

初日が いちばん危ないんだ。
気を入れてやるよ。

(にほへ/とちり)はい。

こうやると こうやって…。

座頭の尻が ここで… ヘヘッ…。

なぁ 喜多。
えっ?

お前 前足やってみるか?

いやいや いいよ。
俺は後ろ足で十分。

いや ほんとに。
前足だと どうやって触って…。

どうやったらいいか
わかんねえしよ。

遠慮するな。 一所懸命
稽古してたのは知ってたし

芝居は俺より上だ。
誰はばかるもんか。

けっ わかったよ。 前足やるよ。

兄さん ほんとは座頭の尻
触ろうと思ってんじゃねえの?

はぁ!?

バカ言ってないで行くよ。
(一同)はい!

(太鼓)

嘘だろ…。

えっ? 何?

さ…。

佐倉様。
かようなところに お一人で。

危のうございます。
お館へお戻りください。

見や 吉野の山にも劣らぬ桜。

あの小田原の城からも

さぞや美しく
見ゆることであろうのう。

一刻も早く お館へ。
ささ とくと。

なんだ。
せっかく来てやったのによ。

ハハッ これじゃ どっちが
見られてるのか わかんねえぜ。

今しばし
花の香を楽しんでまいろう。

ほれ 馬までも このとおり。

浮かれておるわ。

(おならの音)

臭っ。

あっ…。

うっ…。

座頭! けがは ありませんか?

(とちり)すみません。

(熊)何してんでぇ!
この大根役者ども!

もう やめたほうが
いいんじゃねえのか?

何だと?
見えねえのか?

へっぽこな馬のおかげで
座頭が下敷きになってんだよ。

大丈夫だよ…。

皆様 申し訳ありません。

ほら お前たちも。

(小夜たち)申し訳ありません。

馬抜きで芝居を続けますので

さあ どうぞ お座りくださいませ。

(熊)馬がいねえなら
俺は見たくねえ!

俺は 馬好きなんだ!

すまん。

私の足など…
何でもござりませぬ。

氏茂殿のお役に立てるのならば

この命とて
惜しゅうはござりませぬ。

けがを芝居に生かす…
座頭 やっぱ すてきだ。

なんとか はねたね。

客 少なすぎねえか?
いつも こんなかい?

3人なんて初めてさ。

地元で これじゃ
座頭も こたえただろうな…。

座頭は芝居一筋だからね。

嵐胡蝶一座 新たな門出が これか。

弥次さん ちゃんと
客引きしてたのかよ?

してたよ。
でも 誰も通らねえんだもん。

んなことあるかよ。
本当だっつうの!

ほんとに最後の芝居に
なっちまうかもな…。

幸治郎:お小夜。
幸治郎。

踊ってくれよ。 なっ?

うめぇな お小夜。
役者になれるぜ。

なあ お小夜
俺たちにも教えてくれよ

(源蔵)おい お小夜。
源蔵。

熊。

初日から あの客入りじゃあ
どうしようもねえな。

アンタたちのおかげで助かったよ。

危うく 壁相手に芝居しなきゃ
いけないところだった。

なあ お小夜 芝居なんて
もう辞めたら どうだ?

なんだい 藪から棒に。

オメエは よく頑張ったよ。
小田原に戻ってこいよ。

はぁ?
まぁ 考えてくれよ。

このまま やっても
しようがねえんだからさ。

オメエのこと心配して
言ってるんだぜ。

じゃあな。

(小夜)いまだに 幼なじみに
心配されてるなんて

情けないね。

源ちゃん 手応えありだな。
ああ 頑張ったかいが あったぜ。

(笑い声)

幸治郎。

もしかして
今の話 聞いてたのか?

すまねえ。
俺たち お小夜を邪魔しちまった。

お~い 火事だ 火事だ!
こっちは 危ねえぞ!

芝居どころじゃねえ。 あっちに
行かねえと 燃えちまうぞ

(熊)火事だってウソついて
芝居小屋へ行く道を

塞いじまったんだ。

でも お小夜が役者を辞めりゃ

オメエと一緒になってくれるんじゃ
ねえかと思ったんだよ。

すまん。

いや 腰が浮いてんだよ お前。
こうか?

腰が お前 ガタガタなんだよ。
うっせぇな。

そんな つまんねえ腰使いだから
女が逃げんだよ。

座頭が落ち込んでる。
今が落としどきだぜ。

座頭 どこ行ってたんすか?
ちょいと 幼なじみとね…。

幼なじみって あの三バカですかい?
アイツら 怪しいですぜ。

だまされないほうが
いいと思うけどな。

仲間を信じられないようじゃ
芝居は できないよ。

そのとおり。
今の仲間は 俺たちです。

俺たちを信じてりゃあ
間違いないんです。

人は 変わります。 もとは
輝く美しい目を持っていても

修羅場をくぐり抜けるうちに
曇っていくんです。

それが 人ってもんですよ。

御託 並べてんじゃないよ。

どいとくれ。

座頭 ひょっとして
だんまり幸治郎のことを…。

喜多さん。
うん?

今度ばかりは 手を組まねえか。

しようがねえな。

(幸治郎)
お小夜。 なあ なあ お小夜。

この3人のなかで 誰が好き?

聞くまでもねえか。 俺だろ?
コイツら 何事も ハッキリしねえもんな。

よし 俺だ。 俺の嫁になれよ。

幸せだと思うなぁ。
幸治郎の 「幸」はよ…。

あの野郎
やっぱ しゃべってんじゃねえか。

ってことは あえて だんまりで

男伊達 決め込んでる
ってわけかい。

許せねえ。 俺は ああいう
あざといヤツ 大嫌いなんだ。

だいたい 火消しも
モテたいと思って やってんだ。

ホントの火事になったら
逃げんじゃねえのか?

それだよ 喜多さん。

アイツに座頭の前で
赤っ恥かかせてやろうぜ。

そのためには
喜多さんの これが必要だな。

だんまり幸治郎さん
座頭が宴席を設けたいと。

ヘッヘッヘ どんな手か知らねえが

オメエらが邪魔したのは
わかってんだ。

幸治郎に恥かかせてやるぜ。

さあ さあ さあ さあ…。

さあ 幸治郎さん
一献 差し上げます前に

汗を流してくださいまし。

座頭が お背中を流します。

この色男 憎いね もう。

失礼しますよ。 へい。

おっ 手は 下げといてくださいよ。

はい。 はいはい
もう終わりますからね。

いやね 座頭が
見られるの恥ずかしいって

おっしゃるんですよ。

幼なじみですもんね。
わかる わかる。

じゃあ 座頭が来ても
目隠し取っちゃ ダメですぜ。

この色男!

何これ…。

お待たせ 幸治郎。

背中 流してやるよ。

15年だもんね。

アンタが立派な火消しになって

あたしゃ うれしいよ。

そのご褒美さ。

あっちに 布団が敷いてあるんだ。

一緒に行かないかい?

幼なじみに
恥かかせないでおくれよ。

弥次 なんでこんなことを…。

座頭に幸治郎の本性を
見てもらおうと思いましてね。

ヘッ。

あっ ちょっと!
(鐘の音)

火事だ~ 火事だ~!
火事なんて ほっぽり出して

アタイを抱いておくれよ ねぇ。
ささ ご覧あれ。

あっ こんなところで ダメ
あ~れ~。

えっ?

おいおい ウソだろ?

かっこいいじゃねぇか。

幸治郎…。

なぁ お小夜
行くんじゃねぇよ なっ?

お小夜 役者になんて
なれるわけねえよ なっ?

なぁ 聞いてんのか? お小夜。

ここで 俺の女房になれよ なぁ。

人の生き方をとやかく言うな!

アンタだって
火消しになりたいんだろ?

それを とやかく
言われたくないだろ。

俺は…。
アンタみたいなおしゃべりが

火消しになんてなれない!

だから諦めな。

じゃあね。

わかった 俺 腹くくった!

もう一生しゃべらねえ!

だから おめぇも一生役者だ。
約束だからな!

約束 ずっと守ってるんだね。
バカなやつ。

(とちり)座頭~!
あっ!

座頭 蓬莱座で火事です!
(半鐘の音)

違ぇよ 兄さん
あの鐘は 俺が鳴らしたの。

今も鳴ってるじゃねぇか。
(半鐘の音)

ホントだ…
ってことは ホントに火事?

行くよ!

痛…。

(半鐘の音)

幸治郎 無事だったか!

行こうぜ!
ああ!

あぁ 痛てて…。

弥次喜多のバカども!
手間かけさせんじゃねぇよ!

お~ 痛てて…。

みんな 小屋を守るよ。

(弥次/とちり/喜多)はい。

まだかよ!
はいはい。

頼んだよ。
はい もらった!

急げ急げ へ~い!

源蔵!
はい!
急げ急げ!

はい… もらった!
はい 弥次さん!

よいしょ よいしょ あっ!

弥次さん まだか?
あっ…。

ちょっと おっ…。

ハァハァ…。

大バカ幸治郎!

ずっと しゃべらないって
約束守ってたんだろ?

大バカだよ!

ありがとね。

ねぇ幸治郎
そろそろアンタの声が聞きたいよ。

私のこと どう思ってるんだい?

好き。

えっ?
しゃべった!

(2人)えぇ~!

ポー しゃあ!

わお! わお わお わお…。

はは~ん…。

喜多 弥次 ありがとね。

嵐胡蝶一座は
また 小田原からやり直すよ。

俺たち 総出で
客引きでも何でもやるぜ。

なに黙ってんだい!

おしゃべりが
しゃべらないと寂しいよ。

わかった おめぇら

幸治郎のまねして
モテようって思ってんじゃねぇか?

(とちり)ん?
(小夜)あっ!

やっと幸治郎が笑いやがった。

そっちのほうが似合ってるぜ!

小田原名物
薬のほうのういろうだ。

恋の病に効くよ。

喜多 弥次 お~い!

ご褒美は また会ったときね!

旅立つのはいいけど
路銀どうしよう。

道中手形もな。

お~い兄さん 落としたぜ。

お~い。
聞こえねえのか?

お~い!

あれ?
んっ?

これ 俺の財布だ。

これは俺のだ。

手形もある!
どうして…。

いってぇ どういうからくりだ?

まぁいいんじゃねぇか
戻ってきたんだし。

そだな。
うん。

俺からのご褒美さ フフフ…。

滑稽 滑稽 フフフ…。

おっ ビックリした!
お前いつの間に?

おい 頼んだぞ。

うん!

おっ ご苦労さん!

さてさて
話はうまく転がってるかな…。

ガハッ にげぇ だめだ!

ハァ この心の傷は
薬なんかじゃ治らねえ。

餅のういろうのほうが
効くんじゃねぇか?

ヘヘッ あっ 浮かんだ。

<歌を残して 小田原を
後にしました

弥次さんと喜多さんですが

これじゃあ
先が思いやられますなぁ>

どうだい? ほい ほい。

あっ おめぇ ずるいぞ お前!
だんまり決めてやがんな。