ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ラジエーションハウス 第1話 窪田正孝、本田翼、広瀬アリス、春海四方… ドラマの原作・キャストなど…

『ラジエーションハウス #01【新たな医療ドラマ】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 菊島
  2. 裕乃
  3. 写真
  4. 軒下
  5. 大丈夫
  6. 小野寺
  7. 悠木
  8. 由美
  9. 藤堂
  10. 病院
  11. 医者
  12. 患者
  13. お願い
  14. 技師
  15. 鏑木
  16. 画像
  17. 威能
  18. 隊員
  19. 天野
  20. 医師

f:id:dramalog:20190408224203p:plain

『ラジエーションハウス #01【新たな医療ドラマ】』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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[新]ラジエーションハウス #01【新たな医療ドラマ】[字][デ]

天才放射線技師には秘密がある!?視えない病を見つけ出していく、縁の下のヒーローが誕生!!命をかけた医療ドラマが遂に始まる!!平成最後の月9の幕開け!!

詳細情報
番組内容
五十嵐唯織(窪田正孝)は“写真には必ず真実が映る”と信じる放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医から才能を認められた唯織は、帰国後ずっと想いを寄せる幼なじみの甘春杏(本田翼)が放射線科医として勤務する甘春総合病院に採用される。
 初出勤の日、唯織はバスで甘春総合病院へと向かう。バスには、唯織と共に採用された新人放射線技師の広瀬裕乃(広瀬アリス)の姿もあった。その途中、バス運転手・天野
番組内容2
春海四方)の異変に気づいた唯織は、駆けつけた救急隊員に血管造影ができる病院への搬送を指示する。
 天野は甘春総合病院に搬送される。受け入れたのは救急担当の整形外科医・辻村駿太郎(鈴木伸之)。だが天野は、自力で立てるほど元気だった。
 放射線科は、診療部長兼放射線科長の鏑木安富(浅野和之)のもと、ギャンブル好きの小野寺俊夫(遠藤憲一)、男勝りな独身女子・黒羽たまき(山口紗弥加)らが
番組内容3
放射線技師として働いている。彼らの間では、唯織が病院長・大森渚(和久井映見)の隠し子ではないか、というウワサが…。
 唯織は、バスの一件で遅刻しながらも杏と再会を果たす。だが杏は、唯織のことなどまったく覚えていなかった。
 そんな折、甘春総合病院に世界的な写真家・菊島亨(イッセー尾形)が搬送される。頭痛を訴える菊島の頭部MRI検査を行う小野寺たち。しかし、画像の左上が黒く抜け欠損していて…。
出演者
窪田正孝 
本田翼 

広瀬アリス 
浜野謙太 
丸山智己 
矢野聖人 

山口紗弥加
 ・ 
遠藤憲一 

鈴木伸之 
浅野和之
 ・ 
和久井映見 


スタッフ
【原作】
「ラジエーションハウス」(原作:横幕智裕 漫画:モリタイシ グランドジャンプ集英社) 

【脚本】
大北はるか 

【プロデュース】
中野利幸 

【演出】
鈴木雅之 

【制作著作】
フジテレビジョン

 

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[ここに 1台のカメラがある]

[1997年
一世を風靡したカメラだ]

[27枚撮り。
まだ 1枚 残っている]

《おい。
いいもん 持ってんじゃねえかよ》

(唯織)《返して!》
(少年)《うっせえ デブ》

《デブは 肉まんでも 食ってろ》
《返して!》

(少年)《汚い手で触るな!》

≪(杏)《ちょっと!》

♬~

《汚いのは あんたたちでしょ!》

《ヤベえ! 甘春だ! 逃げろ!》

《大切なものくらい
自分で守りなさい》

♬~

(シャッター音)

[そして ここに
1枚の写真がある]

[なぜ 人は
写真を撮るのだろうか]

(唯織)杏ちゃん。 杏ちゃん。

そう 僕!

杏ちゃん。 久しぶり。

(菊島)いい写真だね。

へっ?
えっ?

(菊島)ちょっと 見せておくれよ。
えっ? あっ ちょっ…。

(菊島)へ~。

実は その子に あした
22年と128日ぶりに会うんです。

ハッ! 数えてんだ。

彼女に見合う男になろうと
努力に努力を重ねた結果

とんでもない月日が
たってしまって…。

でも 今回
ようやく 運命の歯車が。

彼女は いくつ?
29です。

(菊島)ふ~ん。 独身だといいねえ。

見てみるかい? はい。

(菊島)こんなもんだ。

は~! 奇麗ですね。

ありがとう。
こう見えてもね 写真家なんだよ。

まあ だいたい 僕は あの…。

この星は
肉眼だと見えない星なんですか?

(菊島)えっ?
ああ 5等星だからね。

こういう場合はね ISO感度
200~400に下げて

絞りが こんな感じね。

へ~ すごいですね。

(菊島)いてっ。
んっ? どうしました?

(菊島)昨日からよ 頭痛がね。

大丈夫ですか?
(菊島)ああ 大丈夫 大丈夫。

頭痛 甘く 見ないで
病院に行った方がいいですよ。

この近くだと 甘春総合病院が
救急も受け入れてます。

(菊島)ああ ありがとう。
大丈夫。

実は 僕 どこに行ったって
首になってしまうんです。

どうして 僕には
見えないんでしょうか?

人の気持ちが。

理解できないわけじゃないんです。
後々 人に説明されたり

自分でも じっくり考えてみれば
分かるのに

いつも 気付いたら手遅れで…。

でも 次は… 次だけは
絶対に失敗したくないんです。

ああ 駄目だ。
また 緊張してきた…。

君の方こそ 大…。
あしたに…

あしたに備えて 早く寝ないと…。

あの すみませんが
あの そろそろ…。

(菊島)はいはい。 あの…。

病院 必ず 行ってくださいね。
(菊島)行く行く行く…!

慌ただしい青年だな~。

しかし よく 5等星が見えたな。

あ痛っ。 あ痛っ。 あ痛っ。

くそ。 また…。
あたたたた…。

杏ちゃん 久しぶり。
僕のこと 覚えてるかな?

唯織。 そう 唯織…。

今日ね 杏ちゃんと会えんの
すごい楽しみにしてて。

すごい 楽しみにしてて。 そう。

(裕乃)フゥ…。
大丈夫 私なら やれる。

運転手さん 青ですよ。
(天野)あっ すいません。

あの 大丈夫ですか?
大丈夫です。

もしかして
昨日も 同じようなことが?

大丈夫です。
すぐに 回復しますから。

待ってください。
どなたか 救急車をお願いします。

えっ?

はい。

(サイレン)

(隊員)救急です。
どうされました?

分かりました。
どうぞ こっちです。

ゆっくりで 大丈夫ですよ。
大丈夫ですか?

(天野)大丈夫。
(隊員)ゆっくりで。

こちら 降りてください。
あっちに行きましょう。

お名前 言えますか?
(天野)天野 明。

(裕乃)よかったです。
お医者さんが一緒で。

僕 医者って言いました?
えっ? 違うんですか?

TIAを繰り返しているので

脳梗塞に移行する可能性が
あります。

一刻も早く 血管造影ができる
病院に 搬送 お願いします。

(隊員)分かりました。
あの 連絡いただいたのは?

あっ はい! 私です。

(隊員)乗ってください。
(裕乃)えっ? あっ。

お願いします。
(隊員)閉めます。

(天野)いや 大丈夫…。
(裕乃・隊員)あ~!

(サイレン)
あれ? ちょっ… あれ?

ヤバッ! ちょちょちょ…!

(サイレン)

(辻村)え~っと 患者さんは?

あっ もう だいぶ
回復されたみたいで。

だから 私は 言ったんですよ。
大丈夫だって。

なのに あの男は…。

(隊員)その方が 脳梗塞
移行する可能性があるため

血管造影ができる病院に
搬送するようにと。

血管造影ですか。

何か すいません…。

(軒下)おはようございます。

(軒下)おはようございます。
(小野寺)おはよう。 あ~!

(たまき)これ。
(軒下)小野寺技師長

また 二日酔いでしょ?
酒臭いですよ。

(たまき)
上司がそれってどうなの?

(小野寺)朝から ピーチク うるせえよ。
こっちは 頭 痛えんだよ。

(たまき)ねえ 何で こんなクズが
技師長になれたと思う?

(軒下)それは ラジエーションハウス
3大ミステリーの1つです。

(たまき)
ちょっと あんた 当直でしょ。

(威能)朝の身だしなみですよ。

(悠木)おはようございます。
(小野寺)おはよう。

(たまき)遅い。 新人は早く来て
装置の点検しとけっつったよね。

(悠木)
自分 もう 新人じゃないんで。

はあ? お前 何 言ってんの。
(エレベーターの到着音)

(一同)おはようございます。

♬~

今日からですよね?
新しい技師が 2人 うちに来るの。

ああ。 1人は
専門出たばっかの ひよっこ

もう1人は 何か
大森院長の隠し子って噂…。

(一同)隠し子!?
(小野寺)うるせえな。

頭 痛いんだから
静かにしてくれよ。

♬~

(里美)あの 急患です。
技師の皆さん お願いします。

はいよ。

天野さん こんにちは。
よろしくお願いします。

ストッパー かけます。
こちらに 座ってください。

(天野)座んの?
(たまき・悠木)はい。

(悠木)こちら 頭にして
あお向けになってください。

(天野)ああ 横になんのな。

(悠木)もう少し 上 行けますか?
(天野)上ね。 はいはい。

(たまき)ねえ あれが 急患?
全然 元気そうなんだけど。

ったく 勘弁してほしいですよね。
始業前だってのに。

お医者さまの言うことは 絶対。
これ 技師の鉄則。

どうせ 俺たちは 読影も診断も
できないんだから。

黙って 写真 撮るのが 仕事。
(軒下)はいはい。

(威能)
写真 撮るだけっていっても

ここには
頭のてっぺんから つま先まで

全ての分野の患者が
来ますからね。

過重労働もいいとこですよ。

あの~ 私は 何をすれば…。

(たまき)誰? あんた。

あっ あの 今日から お世話になる
診療放射線技師の広瀬です。

(小野寺)ああ 専門出のひよっこか。
(悠木)もう1人の新人は?

(威能)初日から殿様出勤ですか。
いいご身分ですね。

え~っと…。

[誰かが言っていた]

[写真には2つの力が
秘められていると]

(杏)
《私ね お医者さんになるんだ》

《パパみたいに どんな病気も
見つける お医者さん》

《お前が最初の患者さんだね~》

《僕もなる!》

《僕も 病気を見つける
お医者さんに…》

《駄目! 病気を見つけるにはね
カメラマンがいるんだって》

《カメラマン?》

《だから 唯織はね
世界一のカメラマンになって

私のお手伝いをするの。
分かった?》

《うん!》

[1つは かけがえのない思い出を
永遠のものにする力]

《私のこと 忘れないでね》

《唯織!》
《杏ちゃん!》

《絶対に 忘れない》

[その1枚の写真は

永遠の思い出を
目の前に蘇らせる]

♬~

《杏ちゃん》
[それは…]

[まるで 昨日のことのように…]

[その一瞬を…]

[鮮明に…]

えっ? んっ?

あっ あっ あの…
待って 待ってください! あの…。

五十嵐 唯織です。

覚えてませんか?

(杏)どなたですか?

えっ?

すみませんが 急いでますので。

えっ? ちょ… ちょっと 待って。
待って。

んっ?
えっ?

んっ? あっ…。

こっ これ あの… 不可抗力。

警察 呼びますよ!

[誰かが言っていた]

[写真には
2つの力が秘められていると]

[1つは かけがえのない思い出を
永遠のものにする力]

[そして もう1つ]

[ここに 写真を武器に
命を救おうとする者たちがいる]

[彼らは知っている]

[写真に秘められた
もう1つの力の意味を…]

♬~

痛い!

(裕乃)あの あらためまして…。

今日から お世話になる広瀬です。

おい。 あいつ 誰だ?

嘘だろ
僕のこと 忘れてるなんて…。

何で!? 何で あなたが
ここにいるんですか?

杏ちゃん…。
おい。 お前が 新しい技師か。

同期!?
(4人)隠し子!?

えっ 今 何て言いました?
(鏑木)はい おはようございます。

これは これは 鏑木部長。

え~ 新人のお二人に
ご挨拶をと思いまして。

私 診療部長 兼 放射線科科長の
鏑木です。

つまり 偉いお方だ。

あっ 広瀬です。

今日から 精いっぱい
努めさせていただきます!

(鏑木)うん。 え~
このラジエーションハウスでは

技師の皆さんが
撮った写真を基に

われわれ放射線科医が読影
病気を診断しています。

ですね?

ぜひとも 丁寧かつ正確な写真を
撮れるよう努めてください。

はい!

(鏑木)君 聞いてんのかね?

君!
杏ちゃん…。

≪失礼します。

新人の方に ご挨拶を。

放射線科医の甘…。

《杏ちゃん》
あっ!

2人 知り合いか?
はい!

きょうだい?
違います!

先ほども 申し上げたとおり
私は

あなたのことを存じ上げません。
人違いでは?

そそそ そんなはずはありません。

将来 約束した人の顔を
忘れるはずありません。

は~!?
2人 そういう関係!?

ふざけないでください!
本当に 警察 呼びますよ!

えっ?
ここは

命を扱う神聖な場所なんです。

もし そういうよこしまな気持ちで
いらしたんだとしたら

今すぐ出ていってください。

2秒で ふられたな。 フフ。

医療現場で恋愛なんて不謹慎だぞ。
(たまき)お前が言うな。

放射線科医の 甘春です。
よろしくお願いします。

相変わらず 嫌な感じ。

しっ。 この病院のお嬢さまだぞ。

ごっ ごっ ごめんなさい…。

この変態!

さあさあ 皆さん 今日も 一日
穏便に お願いしますね。

さあ 仕事だぞ。

《嘘だ…。
あの約束まで杏ちゃんは…》

(サイレン)

(隊員)降ろします。

(隊員)激しい頭痛により
倒れているとこを発見されました。

(隊員)脈拍100 血圧140の65

呼吸数は20
意識レベルは JCSの20です。

なぜ あんな人を雇ったんですか?
(渚)あんな人?

五十嵐 唯織のことです。

(渚)痛い痛い痛い。

もう 久々にテニスやったら
筋肉痛がひどくて。

話をそらさないでください。

(渚)甘春先生。
はい。

(渚)アメリカの放射線科医
ピレス教授を ご存じ?

もちろんです。
この『ドクターズ・ドクター』は

私の愛読書ですから。

放射線科医 病理医 麻酔科医の
3つの分野は

とても 重要視されており
人気も地位もある。

彼らがいないと
病院が成り立たないことから

ドクターズ…。
(ピレス)《ドクター》

医者をリードする医者と
呼ばれています。

特に放射線科医は

その病院全ての患者の
CTやMRI画像を

読影し診断を下す
重要な役割を担っています。

その診断によって

病院の質が決まるといっても
過言ではありません。

そのため アメリカでは

放射線科医の地位も名誉も
確立されています。

でも 日本では いまだに
医者といえば臨床医。

診察室で 直接 患者と接する

外科医や内科医ばかりが
注目を浴びて

画像診断も彼らが行っていると
思っている方が

多いんではないでしょうか?
あなたの不満は 分かるわ。

それでね そのピレス教授が
画像を見せて所見を求めたのね。

(渚)誰かいないの?って。

そしたら…。

(ピレス)《ミスター イガラシ》

(英語)

誰一人 答えられない中

たった一人だけ ピレス教授に

実に惜しいと
言わしめた男がいたとか。

放射線科医たちの間でも
噂になってましたから。

そうなの。 彼 すごいのよ。

いや あり得ませんって。
確かに 近い答えを言えた

優秀な日本人が
いたのかもしれませんが

医師免許も持たない技師が

そんな所に
いるはずないじゃないですか。

では 私 この後 脳外の
カンファがあるので失礼します。

えっ? 行っちゃうの?
こっちも…。

全然 院長に似てませんよね。
(威能)でも あれですよ。

院長の鶴の一声で
採用されたらしいですよ。

ああいう平凡な顔した女に限って
すんのよね 不倫。

あっ あっ あっ!
そういや ありましたよね。

大森院長が
昔 理事長の愛人だったって噂。

あった あった。
(軒下)まさか そのときの。

ハァ… 変な人たちばっか。
こんなはずじゃ…。

(小野寺)お~い 急患だぞ。
頭のCT。

(裕乃)やらせてください!
(軒下)おいおい

ひよっこにできんのか?

早く 一人前になりたいんです。
やらせてください!

≪菊島さん ちょっと 揺れますね。
≪ストレッチャー 通ります。

≪すいません
ストレッチャー 通ります。

フットスイッチ 踏んで 寝台 上げろ。
(裕乃)はい。

逆!
(裕乃)すいません。

目 閉じててくださいね。

(裕乃)すいません。
頭 失礼します。

そっ それでは 菊島さん
今から X線を当てて

あの
頭の断面の写真を撮っていきます。

1~2分で終わるので
リラックスしててくださいね。

(菊島)リラックスするのは
君の方じゃない?

えっ?

冗談 冗談。
いい写真 頼みますよ。

はい!

≪菊島さん もうすぐですからね。

止まります。

ストレッチャー 入ります。

(小野寺)代われ。

また 動かしますよ。

お願いします。
(一同)1 2 3。

(裕乃)菊島さん 何かあったら
次 これを 握ってください。

はい。 では 右手に。

また 検査するの?

(小野寺)今度は
強力な磁場と電波を使って

頭の断面の写真
撮っていきますから。

(裕乃)検査によって 写る病気と
写らない病気があるんです。

いい写真 撮らせてください。

♬~

(鏑木)何!? 菊島 亨が?

(藤堂)先ほど うちに
緊急搬送されてきました。

(鏑木)菊島さんといえば 世界的に
有名な写真家じゃないですか。

もし うちが
彼を治療したとなれば

これは 病院の名を売る
またとないチャンスですね。

(藤堂)すでに 情報を嗅ぎつけた
マスコミが数社 病院の表に。

(鏑木)そうですか。
(藤堂)では。

あの 皆さん 患者さんの邪魔に
ならないように お願いしますね。

(裕乃)どうですか?
(小野寺)見てみろ。

脳がとけてる!

(小野寺)CTでも
同じような現象が起きてた。

どうして こんな…。
金属アーチファクトですね。

金属… 何ですか?

(小野寺)MRIは 磁石の力で

人の体から発せられる
信号を読み取り 画像にする。

金属があると 磁場が乱れて
信号を正しく読み取れず

画像がゆがんだり
欠損したりするんだ。

えっ でも 金属類は
全て 外してますよ?

この場合 金属は口の中
もしくは 頭の中にあるかと。

頭の中!?

患者は 菊島 亨さん 66歳。

今は 頭痛も治まり
容体も落ち着きましたが

検査入院して
もらうことになりました。

(小野寺)金属アーチファクトの原因は
奥歯に詰められた銀歯と

金属製の脳動脈瘤クリップだった。
(裕乃)クリップ?

菊島さん 10年前に
動脈瘤の手術を受けてる。

そのとき 入れられたもんだろう。

で 銀歯は 昔 渡航先の異国で
入れられた粗悪なものだった。

アーチファクトの部分以外
異常は見られません。

病変があるとしたら…。
この中ですね。

(鏑木)あ~ 困りましたねえ。
困った 困った。

どうかされたんですか?

えっ? 菊島さんは
世界的に有名な写真家ですよ。

このまま 原因が分からず
手遅れになったら

うちが受けるダメージは
計り知れませんよ。

どんな患者であれ われわれは
最善を尽くすのみです。

アーチファクトさえなければ…。

(軒下)銀歯 抜くにしても
うちに 歯科はねえしな。

(悠木)パパッと造影剤を使って
血管造影検査をやれば

少しは マシな写真が
撮れるんじゃないですか?

(小野寺)いや 駄目だ。
菊島さんには 造影剤アレルギーがある。

(威能)リスク 大きいっすね。

(裕乃)あの アレルギーがあると
どうなるんですか?

かなり まれだけど
重篤な副作用が出た場合

呼吸困難や心停止
最悪の場合 亡くなることもある。

(裕乃)えっ?
磁化率の変化…。

とにかく このままでは
こちらは 診断ができません。

何とかしてください。
それが皆さんの仕事ですから。

局所磁場の乱れ…。

(たまき)
気持ちいいくらい上から目線。

頼みますよ 小野寺技師長。

(小野寺)頼んだぞ 軒下。

えっ? 俺っすか?

(軒下)無理っす。 無理っす。
無理っすよ。

(鏑木)頼みますよ 軒下君。

(軒下)ぶっ 部長まで…。

位相エンコード数を減らして
エコー収集時間を早めて…。

(小野寺)しかし あのじいさんが
まさか 有名な写真家とはな。

人は見た目によらないもんよ。

まっ あんたは 見た目どおり
妻子に捨てられた顔してるけどね。

(小野寺)うっせえ。
見た目?

《そうか!》

甘春先生。

僕は

昔 太っていました。

はい?
太っていました。

ああ…。

えっ? 何で?

(軒下)あんなヤバいやつが
院長の息子なわけない。

うん。 何のカミングアウトだ。

(小野寺)おい。 これ 何だ?

(エレベーターの到着音)

(由美)菊島 亨の娘です。

よろしくお願いします。
(看護師)お預かりします。

あの 菊島さんの娘さんですね?

(由美)はい。

お父さまの病室 ご案内します。

今から 私も ちょうど伺おうと…。
(由美)あっ 病室なら 結構です。

えっ? お父さまに
会っていかれなくていいんですか?

(由美)今日は
入院手続きしに来ただけですから。

(由美)失礼します。

(菊島)
へ~ まさか 君のいる病院とはね。

頭の具合
もう 大丈夫なんですか?

うん だいぶ 痛みも引いてね
落ち着いてる。

星の写真ですか?
ああ。

見てみる?

ボリビアのね ウユニ塩湖って所で
撮った写真なんだ。

毎年 必ず 訪れる場所でね。

現地に泊まり込んで
おんなじ食事を取って

地元に溶け込んで そして
ようやく撮れた写真なんだ。

L'essentiel est
invisible pour les yeux.

んっ?
(菊島)ハハハ!

「大切なものは目に見えない」

サン=テグジュペリ
星の王子さま』の有名な一節。

学生のころ 感銘を受けてね。

それ以来 見えない星を
撮り続けてんだ。

見えるものだけが
世界の全てじゃないよ。

見えないのは
見ようとしないからだと。

見えないものでも見ようと

写そうと努力すれば
写すことができるんだと

そう信じてね やってきたんだ。

分かります。

これは?
んっ?

昔 妻と撮った写真でね。

(由美)あの人とは
もう会わないって決めてるんです。

(裕乃)えっ?

(由美)有名な写真家だか何だか
知りませんけど

いつも 星ばっかり追い掛けて
家にいないのが当たり前で。

8年前 妻が倒れたときも
そこで 星を追い掛けていてね。

まあ 娘には 苦労 掛けたよ。

(由美)携帯も
つながらないような場所にいて

連絡すら つかなくて

結局 あの人が家に戻ったのは

母が亡くなって 葬儀も何もかも
終わった後でした。

長年 連れ添った 夫婦の最後が
それですよ。

母が あまりにも かわいそうで。

あの人も あのときの母の気持ち
思い知れば いいんです。

あの…。

あっ すいません。
私は これで 失礼します。

(菊島)私は
取り返しのつかないことをしたよ。

もう それ以来
娘に合わす顔がなくてね。

♬~

妻の命日に その写真集
出す予定だったんだ。

でも あいにく
まだ 未完成なんだ。

(菊島)もう二度と
完成することはないだろうね。

♬~

僕に あなたの写真を
撮らせてください。

えっ?

(一同)聞こえますか?
ストレッチャー 入ります。

≪大丈夫ですか? お願いします。
≪いきます。 1 2 3。

≪いきます。 1 2 3。

≪ストレッチャー 出ます。
≪お願いします。

腎機能も正常だし
造影剤アレルギーも大丈夫そう。

(たまき)新人のくせに
サボりとは いい度胸ね。

(裕乃)すいません。 ちょっと
菊島さんの所に行ってて。

(たまき)あのね
患者に入れ込むだけ 無駄だから。

(裕乃)えっ?

(たまき)結局 患者を治せるのは
お医者さま。

私たち 技師は
検査したら それで 終わり。

ってか あんた 午後から
レントゲン担当じゃなかった?

(裕乃)あっ すいません。

あれは 毎度
患者に入れ込むタイプね。

先が思いやられる。

(悠木)僕みたいに使える若手は
なかなか いませんよ。

(たまき)その鼻 へし折ろうか!

(軒下)
こんなの見えっこねえよ。

(軒下)
何で お前が ここにいんだよ。

五十嵐。 MRIとCTの あしたの
検査予定表 印刷しといてくれ。

はい。
クドウさん お待たせしました。

(軒下)気が散るんだよ!
あっち 行けよ!

(裕乃)終わりました。

(悠木)画像のコピー お願い。
(裕乃)はい。

(威能)造影剤 入れながら
撮影していきます。

菊島さんにも使えたら
よかったのに。

お疲れさまです。
お疲れさまです。

あっ あの…。

菊島さんの検査を もう一度 僕に
やらせていただけないでしょうか?

あっ その件なら
軒下さんに お任せしたはずです。

技師の方は 医者の指示に従って

マニュアルどおり
検査だけ 行っていてください。

いや あの…。

やめとけ。 何 言っても無駄だ。

技師の言うことなんて
うちの医者は 聞く耳 持たない。

あっ ちょっと…。

待ってください。
ハァ… 何ですか?

必ず 何か見える方法が
あるはずなんです。

やらせていただけないでしょうか?

じゃあ 何か 具体的な方法でも
見つかったんですか?

いや まだですけど でも…。

やみくもな検査は かえって
患者の負担になるだけなんです。

失礼します。

(渚)新人さんに ご挨拶を。
院長!

何?

まったく 大森院長は
何を考えてらっしゃるんですかね。

えっ?
この人手不…。

人手不足の折にですよ
あんな技師 雇うぐらいなら

われわれ 放射線科医こそ
増員していただきたいもんですよ。

一日 200件近い読影
われわれ二人で こなすなんて

あり得ませんよ こんなの。

終わらなかった分は
私が残ってやっておきますので。

ちょっと
誰か 手伝ってくださいよ。

乳腺外科から
急ぎのマンモ 頼まれてんの。

整形外科から 画像のコピー
頼まれまして。

循環器内科から
アンギオ 頼まれちゃって。

消化器内科から
造影CT 頼まれちまってよ。

しがないねえ。

失礼します。
(菊島)はい。

(裕乃)あの
これ 菊島さんのですよね?

あっ 落ちたんだ。

これ 昔 娘がくれたね
大切なお守りなんだ。

ありがとう。

はい。
ありがとうございます。

どう? 少しは慣れた?

はい クコの実茶。
眼精疲労に効くらしいわよ。

すいません。

まあ あなたは
あなたの思うようにやればいいわ。

ただし 首にならない程度にね。
はい。

ごっ ごちそうさまでした。

湿布?
そうなの。 筋肉痛が治らなくて。

年って嫌ね。
ちょっと すいません。

《見えるものだけが
世界の全てじゃないよ》

そっか。 そっか!
ありがとうございます!

(小野寺)再検査?
はい。 菊島さんの頭部MRI

もう一度 撮りたいと思います。
(軒下)「思います」って お前

菊島さんは
転院することに決まったんだよ。

いまさら そんなこと
医者のやつらが許すはずないだろ。

(裕乃)転院!? 何で急に?
(たまき)なるほどね。

(威能)鏑木先生が
裏で 根回ししたそうですよ。

(医師)鏑木先生 菊島さんの件
聞きましたよ。

(鏑木)いや~ このまま
原因不明で手遅れになったら

それこそ マスコミの
格好の餌食ですからね。

菊島さんには

東央大学病院のような大きな所で
調べてもらった方が安心だと

伝えておきました。
(医師)さすが 鏑木先生。

みんな 言ってますよ。

先生こそが 甘春総合病院の院長に
ふさわしいとね。

私が。 そんなそんな
めっそうもございません。

(医師)では。
(医師)では。

(裕乃)そんなの
医者の勝手な都合じゃないですか。

(悠木)諦めるほかないですよ。
医師免許を持たない技師は

原則 医者のオーダーがないかぎり
検査できませんから。

確かに 患者も
こんな中堅病院より

有名な大学病院で診てもらった方が
幸せかもね。

もう 俺たちの
出る幕じゃねえってことだよ。

菊島さんの頭の中に
何かあるかもしれません。

僕 助けたいんです。

失礼いたします。
お待たせいたしました。

(婚約者)奇麗! いいね!

(由美)どうかな?
(婚約者)いいよ いいよ。

(裕乃)はい どうぞ。

(菊島)あっ!
へ~ 便利だね 今の世の中。

直接 会わなくても こうやって
娘の近況が分かるんだ。

はい。
(菊島)何か

大きくなるんでしょ? これ。
(裕乃)それは こうやります。

ああ! なった!
(裕乃)フフフ…。

菊島さん? 大丈夫ですか!?

菊島さん! 菊島さん!

誰か! 菊島さんが!

(由美)背中が
結構 開いてるんだよな。

(婚約者)いいよ それ。
(バイブレーターの音)

(由美)ちょっと ごめんね。
(婚約者)はい。

(バイブレーターの音)

もしもし?
(看護師)甘春総合病院です。

菊島 亨さんの娘さんの携帯で
お間違いないですか?

はい そうですけど。

(藤堂)菊島さん 手 握れますか?

お父さまが 急変されました。

大変 危険な状態で
緊急手術する可能性があります。

ご家族の同意が必要になるので
すぐに病院にいらしてください。

(由美)分かりました。

(通話の切れる音)

(婚約者)由美? どうした?

(婚約者)由美?

ごめん。
ちょっと 急用 入っちゃって。

(藤堂)
菊島さんは 現在 昏睡状態で

非常に危険な状態です。

CTも腰椎穿刺も陰性でしたが

以前 手術した 脳動脈瘤

再破裂した可能性も
否定できないかと。

困りましたね。 肝心の画像が
これでは 診断を特定できない。

(医師)
仮に再破裂していたとしても

出血箇所が分からないんじゃ
手術すらできませんよ。

(藤堂)やはり 転院させるほか
ないのでは?

えっ?

(藤堂)うちみたいな病院に
置いておくよりも

設備の充実した大学病院に
転院させる方が患者のためかと。

(医師)確かに あのVIP患者を
万が一にも死なせてしまえば

うちの病院の評判は地に落ちる。

マスコミが黙っちゃいませんよ。
待ってください!

菊島さんの今の状態で
転院させるのはあまりに危険です。

搬送中に何かあったら…。

(藤堂)では このまま何もせず
見殺しにする方が ましだと?

以前 菊島氏の脳動脈瘤を手術した
東央大学病院に

受け入れてもらえるよう
話はついてるんです。

(医師)さすがは 藤堂先生。

(小野寺)医者どものことだ。

急変した菊島さん 厄介払いして
逃げるつもりなんだろうな。

(悠木)うちの脳外は
特にプライドが高くて

体裁を気にする連中の
集まりですからね。

あれ? 皆さん お仕事は?

おい 広瀬。 お前 ちょっと
MRIの方 見てこい。

えっ?
(たまき)いいから。

はい。

(藤堂)では 菊島氏は 早急に
転院してもらうということで

異論 ありませんね?
(医師)はい。

(藤堂)以上
カンファレンス 終了します。

待ってください!

造影剤を使った
血管造影検査を行います。

(藤堂)あなた ご自分が 何を
言ってるか 分かってるんですか?

菊島氏には
造影剤アレルギーがあるんですよ。

万が一 重篤な副作用が出たら
死に至る。

東央大学病院までには
片道1時間以上 かかります。

搬送中 もし 本当に
動脈瘤が再破裂したら

それこそ 命を落としかねません。
いや そりゃ そうだけど…。

必ず
この病院で治療に臨めるよう

菊島さんの頭痛の原因を
特定してみせます。

目の前の患者を
見捨てるわけにはいきません。

菊島さんを助けたいんです。

(藤堂)
それは あなた個人の見解です。

もし 何かあったら 甘春先生
全て あなたの責任ですよ?

血管造影検査をやらせてください。

くそっ! もっと早く
転院させときゃ よかったよ。

菊島さん
意識不明の重体だってよ。

脳出血が 再発したかもって。
(記者)こりゃ もう 駄目かもな。

すいません 空けてください。

ハァ…。

菊島さんの
血管造影検査を行います。

はっ? アレルギーは?

最悪の場合 死に至ることだって
あるんだぞ?

一刻を争う状態なんです。

菊島さんを助けるためには
もう この方法しかありません。

(威能)了解です。

甘春先生の指示です。

よろしくお願いします。
軒下君。

えっ!? ちょっ ちょっと
待ってくださいよ~。

大先生のご命令だ。 頑張れ。

何が起きても
あなたに責任は問いません。

お願いします。

すぐに準備を。

あっ あ~…。

どうよ? 最近 腰の調子。
(たまき)やっちゃいました 今。

やっちゃった? 戻すか?
(たまき)お願いします。

(鏑木)何?
(威能)鏑木先生

検査の前にハーブティーでも一つ。
(鏑木)何なの ちょっと。

(悠木)いいカモミール
入ったんですよ。

いらないって。
(藤堂)おい!

菊島氏を どこにやった。
病室にいないんだけど。

何だって!?

ヤバいですよ。 勝手に
こんなことして大丈夫なんですか。

まずは スピーダー上げて TEを…。
五十嵐さん!

(鏑木)おい 何やってんだ!

必ず あるはずなんです。 必ず。

いいから 早く その手を止めろ!

医者の命令が聞けないのか?
首にするぞ!

もういい! 君は この病院から
出ていきなさい。 首だ!

菊島さんを運んで!

(医師)説明は以上になります。

こちらに
サインをお願いいたします。

分かりました。

(由美)お願いします。

(裕乃)
菊島さん しっかりしてください!

♬~

(一同)1 2 3。

(威能)あ~あ。

始まっちゃいました。

(里美)何してるんですか?
早くしてください。

(軒下)あっ…。

あっ これ… これだ。

(裕乃)あの…。

来てくださってたんですね。

父は?

スタッフ一同
全力を尽くしてます。

♬~

(藤堂)
何が起きても知りませんよ?

♬~

♬~

(裕乃)
五十嵐さん 菊島さんなら もう

血管撮影室に運び終わりましたよ。

大丈夫ですよ。 必要な写真は
もう この中にありますから。

いや そういう問題じゃ…。
MRIは 磁場によって

体内に最も多く含まれる
水素原子を一定方向へ向けます。

そして 揃った水素原子に
電波を当てて倒して

起き上がるスピードを
データ化していく。

その際 組織や病変によって
戻るスピードが違うので

各組織のコントラストが生まれて
画像になります。

これが 普段 MRI
診断用に使われる強度画像です。

(裕乃)えっ? はい?
でも 湿布と同じだったんです。

湿布を貼るとき
裏面のシートはめくって

すぐに捨てるじゃないですか。
(裕乃)はい。

MRIにも あるんです。

普段は 診断用に使われる
強度画像の裏に隠れて

ごみとして
捨てられるだけの画像が。

よし。 あった!

(裕乃)何ですか? これ。
位相画像です。

(裕乃)位相画像?
位相画像は

MRI画像を撮るときに
付随してできる いわば副産物。

体内から出てくる信号の位相差を
表す 単純な画像なので

金属による磁場のゆがみを
把握しやすいんです。

普段は
目には見えない画像ですが

これを逆算して掛け合わせれば…。

♬~

(裕乃)黒羽さん。

おい。 よ~く見とけ。

分かりました。

(裕乃)技師長?

(里美)造影剤 置いておきますね。

(軒下)あ~!

おい! 何してんだ!
集中しろ!

(軒下)すいません。
(里美)もう 何やってるんですか?

(軒下)すいません。 ちょっと
緊張で 手が震えちゃって…。

あっ こぼしちゃった。
こぼしちゃった。

えっ 皆さん…。
(たまき)しっ!

私には 関係ないよ。
関係ない。

♬~

(里美)造影剤 置いておきます。

(軒下)どうも。

これより
脳血管造影検査を行います。

♬~

♬~

♬~

おい。 あと どれぐらいだ?

(悠木)急いでください。 急いで。

何で 皆さん
ここに いるんですか?

♬~

♬~

♬~

カテーテル
右内頸動脈まで到達しました。

軒下さん
造影剤の投与 お願いします。

(軒下)はっ… はい!

♬~

見えた!

(裕乃)何ですか? これ。

菊島さんの病室から
写真集を持ってきてください。

写真集? はい!

よく 見つけたな あいつ。

秒4の6で セットして。

(軒下)菊島さん
それでは 造影剤 入れてきますね。

待ってください!

検査を中止してください。

頭痛の原因に 脳動脈瘤の再破裂は
関係ありません。

何を言ってんだ。
原因なら 他に見つかりました。

ウェステルマン肺吸虫。
寄生虫です。

(軒下)寄生虫
(藤堂)何を根拠に…。

アジア地域やアフリカ
南米に生息し

その名のとおり
肺に寄生する虫です。

これが 脳に寄生した場合

頭痛や嘔吐
運動障害などが生じます。

(裕乃)ハァ ハァ ハァ…。

ありました。
ありがとう。

感染源は…。

感染源は 主に
淡水産のカニと言われています。

菊島さんは
毎年 ボリビアを訪れています。

おそらく 現地で生のカニを食べ
感染したんでしょう。

そこまで はっきり写ってりゃ
まず 間違いないでしょうね。

まずは 血液検査ですかね。

マニュアルどおりに撮るだけじゃ
作れない画像だ。 ねえ ヘヘ。

(たまき)
あっ もう 5時半 過ぎてる。

(悠木)帰りましょう。
どうせ 残業代 出ませんし。

(たまき)あんた 当直。
(悠木)あ~ そうだ~。

(軒下)小便 ちびるかと思った。
(悠木)ちょっと…。

♬~

♬~

(藤堂)もう 大丈夫。

お父さまは 手術をしなくても
薬の投与だけで治りますよ。

(由美)そうですか。
ありがとうございます。

(藤堂)はい。
では オペがありますので。

(由美)ありがとうございました。

(裕乃)あの!

(裕乃)お父さまに
会っていかれませんか?

(由美)いえ。
菊島さん。

お父さまが言っていました。

この写真は まだ未完成なんだと。

よ~く見ると この写真

目には見えない被写体に
ピントが合ってるんです。

菊島さんは 昔 ここで
1枚の写真を撮られたそうです。

あなたのご両親です。

あなたが生まれたとき
奥さまと約束されたそうです。

いつか あなたが大きくなって
大切な誰かを見つけたときは

必ず ここで
写真を撮ってあげようと。

それ以来 菊島さんは
カメラを構えるたび

いつも 思い描いていたそうです。

レンズの奥に あなたが立つ姿を。

世界中を飛び回ってる
菊島さんですが

本当に撮りたかったのは
星じゃなかったのかもしれません。

♬~

♬~

(菊島)いや~ この病院の
お医者さんたち すごいね。

藤堂先生たちにさ

頭痛の本当の原因を
見つけてもらってね

何と 薬一つでね
痛みが 嘘のように消えた。

ハハハ。
(菊島)ハハハ。

君も いい病院に来たね。

はい。

じゃあ 私は これで。

いい写真 撮るんだよ。

はい。 菊島さんも。

おう!

あれ?

(記者)菊島さんだ!

菊島さん
退院 おめでとうございます。

(記者)
もう お体 大丈夫なんですか?

すいません。
道を 空けてください。

すいません。
道を 空けてください。

菊島さん
退院 おめでとうございます。

ありがとう。

どうか お大事に。 それでは。

♬~

♬~

本当に ありがとうございました。

TIAは 高い確率で24時間以内に
脳梗塞に移行するんです。

あのタイミングで
血管造影をやって

治療開始できて
本当にラッキーでしたよ。

遅れていれば 場合によっては
命が危なかったですから。

《もしかして
昨日も 同じようなことが?》

TIAを繰り返しているので

脳梗塞に移行する可能性が
あります》

《菊島さんの頭の中に
何かあるかもしれません》

《僕 助けたいんです》

《よし 見えた》

《よ~く見ると この写真
目には見えない被写体に

ピントが合ってるんです》

(天野)さすが 先生ですね。
ありがとうございました。

(辻村)とんでもないです。
それが 仕事ですから。

♬~

♬~

お金なら 貸しませんから。
(たまき)出た セコボン。

(悠木)セコボンって何です?
(たまき)セコいボンボン。

(悠木)ひどくないですか?

マジか!
(悠木)技師なんて しょせん

医者の黒子ですよ 黒子。

♬~

当院の評判を呼ぶために
私が代表して答えておきました。

すてきですね 鏑木先生。

いや~ それにしても
危ないところでしたね。

甘春先生の指示どおりに
事を運んでいたら

今ごろ そこには バッシングの
記事が載っていたでしょうね。

では 失礼いたします。

(渚)ところで 保留にしていた
五十嵐君の件ですが

彼の画像が
一役 買ったわけですし

今回は 大目に見るということで
よろしいですね?

よろしいですね?

(菊島)「おかげで 完成したよ」

「同じ写真家といっても
君の方はいうなれば

目には見えない体の中を
写し出す

病の写真家といった
ところだろうか」

おはようございます。

あなたの処分 今回は 大目に
見てもらえることになったわよ。

あっ ありがとうございます。

やっぱり ここは
あなたには 少し 窮屈かもね。

今でも 不思議なのよ。
ミスター イガラシ。

(ピレス)《ミスター イガラシ》

(英語)

(ピレス)
《Correct! Excellent!》

(ピレス)《Are you really
going back to Japan?》

《Yes》

《I will be
a radiology technician》

(渚)あなたが 日本で放射線技師を
やるって言ったとき

教授の言った「惜しい」は…。
《How regrettable》

(渚)「close」じゃなくて
「regrettable」

ピレスは あなたを
自分の所に残したかった。

(渚)ねえ 五十嵐君

いいかげん
教えてくれてもいいんじゃない?

れっきとした医師免許を持ち

ピレス教授ほどの権威に
そこまで 言わしめた あなたが

どうして 医者ではなく
技師の道を選んだのか。

(渚)そのタブレットには 今でも

世界中から
読影依頼が届いてるんでしょ?

約束したんです。

(渚)約束?

《大切なものくらい
自分で守りなさい》

《世界一のカメラマンになって
私のお手伝いをするの》

《分かった?》

《絶対に 忘れない》

そう思ってるのは
僕だけかもしれませんが。

よく分からないけど。

時間 大丈夫?
えっ?

あっ ヤバい。 すいません。

♬~

♬~

《杏ちゃん》

《今度こそ
ちゃんと 話さなければ》

《何か… 何か言わなきゃ…》

おっ おは おは…
おはようございます。

おはよう。

[なぜ 人は
写真を撮るのだろうか?]

えっ?

おは… おはよう…。

おはよう… おはよう…
おはよう…。

[誰かが言っていた]

[写真には
2つの力が秘められていると]

[1つは かけがえのない思い出を
永遠のものにする力]

[そして もう1つ]

[ここに 写真を武器に
命を救おうとする者たちがいる]

[彼らは 知っている]

[写真に秘められた
もう1つの力の意味を]

[それは…]

[真実を写し出す力だと]

♬~