ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

離婚なふたり 前編 リリー・フランキー、小林聡美、岡田将生、酒井若菜… ドラマの原作・キャスト・音楽など…

スペシャルドラマ 離婚なふたり 前編』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 夫婦
  2. ドラマ
  3. 離婚
  4. 今日子
  5. 拍手
  6. 隆介
  7. 理由
  8. 脚本
  9. 司会
  10. 自分
  11. 主人
  12. 真紀
  13. エマ
  14. 一緒
  15. 時間
  16. 長岡
  17. お願い
  18. セリフ
  19. ノン
  20. パナイ

f:id:dramalog:20190406002601p:plain

スペシャルドラマ 離婚なふたり 前編』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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スペシャルドラマ 離婚なふたり 前編[字]

カンヌ映画祭受賞後初ドラマ出演リリー・フランキー×『桐島、部活やめるってよ』吉田大八SPドラマ初監督!離婚という人生の一大事に直面した熟年夫婦の大人の愛の物語!

詳細情報
◇番組内容
理想の夫婦を描かせたら右に出る者がいないと言われる売れっ子脚本家・野田隆介(リリー・フランキー)はある日、23年間連れ添った妻・今日子(小林聡美)から突然、「私と離婚してください」と切り出される。寝耳に水の隆介は、その言葉に現実味が感じられなかった…。一方、今日子は友人の紹介で、離婚弁護士・堂島正義(岡田将生)と会う。自分から切り出した離婚だったが、そこに理由らしい理由がないことに困惑して…?
◇出演者
リリー・フランキー小林聡美岡田将生酒井若菜峯岸みなみ堀井新太中村有志渡辺真起子松本まりか小澤征悦 ほか
◇原案
樋口卓治『ファミリーラブストーリー』(講談社文庫刊)
◇脚本
樋口卓治
◇監督
吉田大八
◇音楽
【メインテーマ】
ジェジュン『君だけになる前に』(First JB music)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】横地郁英テレビ朝日
【プロデューサー】服部宣之(テレビ朝日)、関谷正征(ファーストカット)
◇おしらせ
☆番組ホームページ
 https://www.tv-asahi.co.jp/drama-rikon/

 

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(新海 恵)
でも 野田さんのドラマって

不思議ですよね。
(野田隆介)えっ?

(恵)登場するのは 間違いなく
今の時代の夫婦なのに

なんか 懐かしいホームドラマ

見ているような気もする
っていうか…。

それって 歌詞は今なのに
メロディーは昭和… みたいな?

はあ…。

さすがです!
それって褒めてます?

〈私は テレビドラマの脚本を
書いている〉

〈私が書くのは
もっぱら夫婦の話だ〉

♬~

(雨の音)

(隆介の声)ああ… やっぱり。

ん?

におい。

雨が降り始める その直前の
においが好きなんですよ。

あっ… 私も!
あっ 本当?

ペトリコールって言って

土の中の植物の油が雨に溶けて
におうんです。

ペトリコール?

なんか ロマンチック。

(ペンが落ちる音)
ああっ…。

素敵な配色のボーダーですね。
えっ? あっ…。

めざといですね…。
さすが 『CLASSY.』の編集長。

まだ副編です。
(カメラのシャッター音)

えー…。

今回のドラマも
夫婦のお話なんですか?

夫の会社が倒産して
全てを失った夫婦が

ヨットで旅に出るっていう話。

今度も 夫婦に
困難が立ちはだかるんですね。

夫婦って そもそも他人でしょ。

他人同士が
一緒に困難を乗り越える事で

初めて 夫婦としての絆が
生まれるっていうか。

なるほど。

野田さんのドラマ
ドラマ好きの間で

「サバロマ」って呼ばれてるの
知ってました?

サバロマ?

サバイバルロマンス。
ああ…。

困難を乗り越える夫婦の話が
多いから。

そうなんだ…。
全然 知らなかった。

最後に1つだけ。
はい。

ドラマのモデル
やっぱり 奥様なんですか?

それ みんな聞きますよね。

違うんですか?

どうでしょう…。

(ノック)
(野田今日子)あっ びっくりした。

もう…!

目の前につけなさいよ もう。
ごめん 塞がってて。

打ち合わせ
早く終わったんだね。

打ち合わせっつったっけ?

取材 番宣の。

番宣だって 仕事だから。

まだ書き終わってないドラマの
話するの すげえ疲れるんだよ。

サバロマの名手って言われたって
この間 喜んでたじゃない。

別に喜んでないし 全然。

(エンジンをかける音)
…何?

ガス欠かも。
いや 嘘でしょ。 勘弁してよ。

燃費良すぎて
入れ時わからないのよね この車。

えっ どうすんの?

(エンジンをかける音)
えっ?

おい どうすんの?

ねえ お風呂 沸いてないじゃない。

じゃあさ 仕事始めるから
お湯 沸かして。

今から洗って入れるから
時間かかるよ。

いや カップ焼きそばのほう。
頼みますよ…。

(パソコンのキーボードを叩く音)

♬~

長いか。

でもないか。

(ため息)

(足音)

煮詰まってるの?

あのね その「煮詰まってる」って
使い方 間違ってるから。

お前はね 「時間だけが経過して
なんにも進んでない」って意味で

使ってるけど 本来は

「十分に議論して もう じきに
答えが出る」っていう事なんだよ。

意味わかんない。

なんで お湯 沸いてないの?

…もう。

こういうのさ 仕事始める前の
儀式みたいなもんなんだから。

もう リズム崩すなよ。

貸して。

(ため息)

お湯 ちゃんと切ってね。 あの…
水気あると ソース絡まないから。

あと かやく… 麺の下。

あっ そうそう そうそう…。

ソースかけないで
そのまま持ってきて。

好みあるからさ。

♬~

♬~

(叩きつける音)
おおっ…!

ノックぐらいしなさいよ…。

ああ そうだ そうだ。
なあ なあ。

う~ん…。

ここんとこ
どんなセリフがいいと思う?

何もかも失った夫に
妻がかけるひと言なんだけど。

まあ 俺には正解あるんだけどさ
一応 聞いとく。

なんか ない?

(焼きそばをすする音)

「おかえりなさい」。
ああ?

うん… 「おかえりなさい」かな。

それは変だよ
「おかえりなさい」は。

帰ってきたのは妻なんだから。

「ただいま」なら まだしもさ
「おかえりなさい」は逆でしょ。

ん? まっ… とりあえず
そうしときますか。

別れてください。

それは唐突でしょ。

第一 この妻は
そんな事 言わない。

私と別れてください。

いや だから それじゃ
ドラマが終わっちゃうって。

ん? 今 なんつったの?

私と離婚してください。

これ? これで怒ってんの?

決めたの。
焼きそばで?

焼きそばだけど
焼きそばじゃないの。

(ため息)

ごめん ごめん ごめん。
悪かった。

これから 焼きそばぐらい
自分で作りますよ。

離婚してください。

♬~

(鳥の鳴き声)

(ため息)

「夫婦の変わらない一日が
始まる」。

おはよう…。

(バイクの走行音)

(平山真紀)急だね…。

たまのランチで
そんな近況 聞くと思わなかった。

重い?
軽くはないよね。

なんか あった?

今だ! って
思っちゃったんだよね。

ネットオークションじゃ
ないんだから…。

エマも結婚して
私も一応 母親を卒業したらさ

あれ? なんか 他の役目も一緒に
終わっちゃったんじゃないか?

…って思っちゃったんだよね。
わかる!

ブーツ脱ごうとしたら
靴下も脱げちゃうとか。

どうすんの? この先
お金とか。

結婚した時に入った保険は
満期になったけど。

見通し そんな感じ?

だったら
今のままでもいいじゃない。

生活のためだけに
一緒にいる夫婦なんて ざらよ。

真紀は離婚してよかった?

まあ うちの場合は
あっちが浮気したから

別れてよかったよ。
そっか。

決めたんだったら
いい男 紹介しようか。

えっ… 早すぎるでしょう。

弁護士!
えっ?

こういうのは 引っ越しと同じで
プロに任せるのが一番なの。

自分では なかなか
捨てられないもんよ 夫って。

荷物みたい…。

別れるって決めたんだったら
旦那は荷物だよ。

私ん時の担当がさ 優秀で

ちゃっちゃ ちゃっちゃ
進めてくれるの。

なんか 気がついたら
内視鏡検査 終わってたみたいな。

ああ もしもし 先生?
平山です。

はい 旧姓 松下。
ご無沙汰してます。

(東山英治)いいんじゃない?
いいよ。

特に ラストの妻のセリフは。
(長岡 聡)はい はい はい。

この「おかえりなさい」で

夫婦が いよいよ
困難に立ち向かっていく感じ。

(北川典子)わくわくしますねえ。
まさにサバロマ。

じゃあ これで
入稿させてもらいます。

ノンちゃん。
はい。

今回のキャスティング
よく褒められるのよ。

あの東雲哲郎が 普通の夫役なんて
逆に色っぽいって。

聞いてる?

あっ… 聞いてない。

(ドアの開く音)
(堂島正義)お待たせしました。

山田法律事務所の堂島正義です。

野田です。

あの 真紀… あっ 平山真紀
あっ 平山じゃない… 松下か。

彼女とは 大学時代からの友人で。

私が担当したのは
確か2年前でした。

もう そんなに経つのか。

あっ…。

真紀さん お元気ですか?

「先生のおかげで
独身を謳歌しています」と

伝言を頼まれました。

あの… できれば 「先生」ではなく
「堂島」でお願いします。

あっ… 堂島。
濁らないんですね。

ええ。
はい…。

ここ すごい いい眺めですね。

気に入りすぎて
なかなか引っ越せないんですよ。

もう 手狭なんですけど。

離婚のご相談で
よろしいですね?

はい。

ご主人は
脚本を書かれてるんですね。

あっ… ドラマや映画を
見る習慣がなくて

存じ上げなくて すみません。
いえ… 全然 問題ないです。

離婚の理由を
お聞かせ願えますか?

なんでも
おっしゃってください。

守秘義務というのがありますから。

浮気や暴力の場合
感情的にならず

まず 証拠を揃えるところから
始まります。

あっ いや あの…。

理由らしい理由がないんです。

漠然と 自分の未来に
夫がいないんですよね。

漠然と…。

まあ いいでしょう。

これからの流れを説明しますと
まずは 協議離婚を目指して

成立しない場合は
離婚調停申し立て

それも駄目なら
離婚訴訟を起こす事になります。

その場合 法的離婚事由が
必要になってきますが

それは おいおい考えましょう。

やっぱり
理由は いりますよね…。

ご主人 脚本は
どこで書かれてるんですか?

ほぼ自宅ですね。

執筆中 ご主人は
どんな状態ですか?

ほぼ 部屋に
こもりっきりですね。

あの… ドラマの住人に
なっちゃうんですよ。

という事は 家事や子育ても
今日子さん任せ?

…でしたね。

つまり 夫 野田隆介は
典型的仕事人間で

婚姻関係を結んだ時から
今に至るまで

家庭を顧みず 家事全般を
妻 今日子に依存していた。

大げさに言えば。

何か 精神的苦痛を受けた
という記憶は?

書いている時は
小言が多くなるんです。

洗濯機の音が うるさいとか。

その時の言い方は どうでしたか?
大声で威嚇されませんでしたか?

いや どっちかっていうと…。

「うるさいよー」

「あのさー 俺が何やってるのか
わかってるの?」

「ドラマ書いてるんだよ?」
みたいな。

その時 どんな気持ちでしたか?

また始まった…
面倒くさいなって思いました。

自分に不利益な事が起きると

度々 妻 今日子の言い分を
うるさいと言って取り合わない。

その度 妻 今日子は

いたたまれない気持ちに
襲われた。

そういう感じでいくんですね。
さすが…。

ああ 真紀さんに聞いてます?
いえ 別に。

大丈夫です。

この事務所では
みんな 私の事を

「夫婦カッター」って
呼んでますから。

ひどいですよね。

カッターに
お任せください。

あの… 私 もう
お願いする事になったんです?

あっ… なってました。

一度 時間を置いて
ご検討されますか?

いえ。

お願いします。

あっ…!

この花が依頼者の方です。

依頼された方が

真っすぐ
目的へ向かって進めるように

私が用意してます。
まあ 儀式みたいなもんです。

あっ… ご主人の発言や行動を
記録したものがあれば

拝見したいんですが。

ドラマの脚本だったら

何箱も段ボール箱
取ってあるんですけど

そういうんじゃないですよね。

それ とりあえず
ご用意頂けますか?

はあ…。

あれから なんも言ってこないって
もう どういう事だよ…。

(温水洗浄の音)

(携帯電話の振動音)

はい もしもし。

(典子)「隆介さん 今 どこですか?
ちょっと 問題が起きちゃって」

何?

「明日 週刊誌に出ちゃうんです
離婚の事」

えっ… なんで知ってんの?

「知ってるんですか!?」

えっ… 離婚って誰が?

「なんか
シャーシャー言ってません?」

(温水洗浄の音)

言ってないよ…。

うわあ もう…。

理由 聞いてないけどさ
なんか あったの? これ。

不倫。
ええ~!

この役 受けといて もう
なんで また そんな事するかな。

もう 見損なったよ。
逆ですよ。

不倫したのは 嫁。
えっ!? 向こう?

不倫しそうな顔してんのに
嫁にされちゃうなんてなあ。

泥棒顔なのに刑事みたいに
言うんじゃないよ。 もう…。

コンマ7秒で
よく そんな例え出ますね。

いろんな才能があるんだよ。
さすが。

ああ ネット ザワついてるわ。
うん?

あっ マジか…。

「東雲 離婚! 早すぎ 草生える」

ん? 「草生える」って何?

笑いのマーク
「W」っていうのは知ってます?

ああ…。

Wが重なると
草生えてるみたいだから。

くだらねえ…。

(典子)メモるんかい!

よし… この際 浮気は隠そう。
隠蔽だ。

ドラマの事を思えば 被害を
最小限に抑えるしかないだろう。

…ですね。

でも これ 夫婦のドラマで
主役が離婚なんて

隆介さん なんか
書きにくくないですか?

まあ… まあまあ。

馬鹿。
余計な事 言うんじゃないよ。

そんな事で書けなくなるほど
こいつの脚本は やわじゃない。

なあ?

おう!
うん。

(長岡)そうですね。

(ため息)

コーヒーいれる?

あれから いろいろ考えたよ。

すいません ドラマで忙しい時に。
いや いや。

俺の脚本は そんな事で
書けなくなるほど やわじゃない。

ハハッ…。

おかげで 気づけたよ。

君は 勇気を出して
「私と離婚してください」と言った。

それは まずは ありがとう。

どれだけ精巧な置き時計でも
放っておけば 時間は狂うだろ。

俺たち夫婦の時間も
多少 狂ってたかもしれない。

でも それは これから
ゆっくりと合わせていこう。

フッフッフッ…。

なんか 勘違いしてない?
うん?

あなたが忙しくて 私がすねて

離婚を言い出したとか
思ってない?

私 そういう
面倒くさい人じゃないから。

あれ? 指輪は。
ん?

これ 意思表示として
外してみました。

なんか 外したら
一気に 気が楽になったんだよね。

そんな… 締め付けのきつい下着
脱ぎました

みたいな
言い方するんじゃないよ。

だって 何が気に入らないの?

やっぱ 理由は必要か。
当たり前でしょうが。

俺はね ドラマ書いてるんだよ
しかも 夫婦ものの。

書けなくなるのが怖いの?

さっきも言いましたけど

そんな事で書けなくなるほど
俺の脚本は やわじゃないんです。

たまごっちが死んだだけでも
寝込んだじゃない。

その心臓
どんだけ やわらか仕上げなの。

柔軟剤みたいに言うんじゃないよ
お前。

この妻のセリフ
語呂悪いけど なんかいいな。

「私 あなたの心を
やわらかく仕上げてみせるわ」

意味わかんないけど

妻の事が
どんどん好きになります。

まあね…。

あれ? このセリフ…。

ん? どこ?

ここ。
どれ?

これです。
ああ ここもいいと思ったんだ。

「夫婦って
別れられる家族だと思う」

あっ 『カルテット』!
坂元裕二さんの。

えっ…。
(典子)ですよね。

かぶっちゃったかな 天才同士で。

かぶってた? マジで?

しょうがないね これ。

坂元くんとは
たまにかぶるんだよね。

どっちが先とかじゃなくてね。
ちょっと貸して。 直すから。

えーと 別れられる家族…。

別れたら他人って
それは当たり前か。

早く言ったほうがいいですよ。
わかってるよ。

うるさいよ もう…
ちょっと 今さ 直してるからさ。

坂元くんと一緒ってわけには
いかないでしょ ここ。

夫婦のドラマなのに
主役が離婚って

なんか嫌な空気に
なっちゃっただろ?

なんとか それを挽回できないか
って俺なりに考えてさ。

まあ 俺なりっていうのは
プロデューサーなりにって事ね。

回りくどいね なんか。

ちょっと相談したい事があってさ。

はっきり言いなさいよ。

何?

(小宮山博司)失礼します。
誰?

あっ 営業の小宮山っす。

どうぞ。

(東山)夫が妻に
日頃の感謝を込めて賞を贈る

その名も
サンクス・ワイフ・ギビング。

つまり 「ありがとう 妻祭り」。

いかにも 代理店がスポンサーに
こびを売りましたって

イベントだな こりゃ。

主催が 今回のドラマの
スポンサーなんっす。

悪くはないよね これ。

実はな この賞を…

隆介に頼みたいんだ。
えっ?

(長岡)今年のサンクス・ワイフ・ギビングは
野田夫妻って事です。

ちょっと ちょっと
待て待て 待て待て…。

東雲の離婚を払拭するには
これしかないんだ。

いや もう 今さ
それどころじゃないんだよ。

もちろん 今 台本で大変な事は
重々承知している。

でもな
迅速な対応こそが大事なんだ。

俺を… いや ドラマを… いや

テレビ朝日を助けると思って頼む。

いやあ
話を大きくするんじゃないよ。

レバカツじゃないんだからさ。

お願いします。
お願いします。

もしかして 知名度の心配してる?

発表されても 「誰だ? こいつ」
みたいになるのが怖いんだろ。

(小宮山)
知名度なくても大丈夫です。

むしろ 「誰だ? こいつ」
ぐらいのほうが

検索されやすいんですよ
こういうのは。

隆介さん
絶妙な「誰だ? こいつ感」

ありますもんね。
(東山)悪い話じゃないぞ。

何より
今日子さんへの感謝を形にできる。

こんな機会ないぞ。

ちなみに これ いつ?

(女性)ここに置いていいですか?
あっ はい。

ありがとうございます。

♬~

「資料
どんどん送って頂けますか?」

えっ もう読んだ?

「思ったより読みやすくて
サクサク読めちゃいました」

♬~

資料を読み込んで

気になった箇所に
付箋を貼ってみたんですよ。

お役に立ちましたか?

役に立ったかどうかを
確認させてください。

あっ… はい。

では…。

この『追憶の夫婦』では

記憶を失った妻のために
夫が妻の友人たちを家に招き

手料理を振る舞うシーンが
ありますね。

こんな事 実際もありました?

私の友人には
会いたがらなかったです。

家に お友達が来る事は?

そういうの
すごく嫌がるんですよ。

では…。

この『拝啓 妻へ』で

僻地に赴任した夫が
妻へ10年間にわたり

毎日 手紙を書いている。

これは どうです?

一度も
手紙はもらった事ありませんし

今は スマホ
やり取りするくらいですかね。

あっ ほとんどスタンプですけど。

では これはどうでしょう?

う~ん… うん。

いけますよ これは。

そうなんですか?

今日子さんが感じた事を
きちんと主張して

相手方に訴えかける。
それが離婚訴訟です。

これからの流れですが

内容証明を作成して
ご自宅に郵送します。

弁護士名入りの書面を
受け取った事で

ご主人は
事の重大さを知るんです。

わかりました。

1つ 提案なんですが

これを機会に

お互い 距離を置かれてみては
いかがでしょうか?

えっ… 別居って事ですか?

もう 離婚は始まっている
という事を

ご主人に実感させるんです。

実感…。

よいしょ…。

おお…。

あっ… はい。
はい はい はい。

えっ…
大事な手紙あるんじゃない?

いや DMとかでしょ。

何? 今の。

(携帯電話の着信音)

あのさ…。

…うん? 何?
いや 出なさいよ。

ごめん。
(携帯電話の着信音)

もしもし? あのさ
あとで かけ直していいかな?

(真紀)「あんた 離婚やめたの?」
進めてるよ。

「だったら なんで?
ニュース見て びっくりしたわよ」

ニュース?

ちょっと待って 見てみる。 うん。

うわわわわ…。

うわっ…。

あのさ 真面目に考える気ないの?

いや… 今度やるドラマの
宣伝 頼まれてさ。

でも まあ

これまでの感謝の気持ちを
伝えられたらなと思って…。

そんなにまでして
注目されたいの?

いやいや…。
ねえ あなたが感謝すべきは

ドラマの中の妻たちでしょ。
夫を励ましたり 持ち上げたり

頭の中で
いいように夫を支えている妻に

この賞 あげればいいじゃない。

ああ… こういう既成事実を作って
いい夫婦だって認められたら

私が諦めると思ってるんだ。

俺が そんな男に見えるのか?

見えます。
とにかく お断りします。

いやいや… もう 今からさ

やめるなんて言えないんだよ。
ねっ ねっ。

受けてもいい。
えっ 本当?

その代わり 条件があります。

ああ ああ。
まあ この際 なんでも言ってよ。

別居してください。

えっ… なんて…?

別居して
離婚の事 真剣に考えてほしいの。

(ため息)

ん? ん?

ううん いいや…。

えっ 何? これ。
内容証明って何? これ。

弁護士さんのとこ 行ってきた。
弁護士って そんな進んでんの?

進まないから相談したの。

忙しいとこ すいませんけど
早めに準備お願いできます?

引っ越しの。

ん?
ん?

えっ… 俺が出てくの?

エマも
もうすぐ出産で帰ってくるし

この家 空けられないでしょ。

ええ…?

(刈谷エマ)今から喜びの声を
聞きたいと思います。

おお びっくりした もう…。

(エマ)野田隆介さん
受賞おめでとうございます。

奥様にメッセージを。

いいよ。

(エマ)照れています。

あれ? どこかへ ご旅行ですか?

出て行くんです。

(エマ)はっ?

離婚してくれって言われたんだよ。

(エマ)えっ!? 嘘!
マジで言ってる?

えっ だって 賞もらうんでしょ?

もらう条件が別居なんだって。
へえ~。

…ってか 食事会!
北斗の親 楽しみにしてるのに。

行くよ。 でも お前
気にするとこ そこか?

っていうか 何したの?

北斗のお母さん
理由 マジ聞いてくるわ。

なんも言わなくていいよ。

おじいちゃん
離婚しゅるんですって~。

やめろよ お前。
馬鹿 お前 胎教に悪いよ。

とりあえず カードキー
お渡ししておきますね。

1枚 私の~!
いいから。

お前 ドラマ来て
相当 毒されてんな。

っていうか
この部屋 広すぎでしょ。

まあ 局の期待の表れって事で。

広すぎ涼子でしょって これじゃ。

うわっ… それ パナイっす。
パナイって何?

ダサいオヤジギャグ ハンパない
短くして「パナイ」。

縮めすぎだろ お前 それじゃ。

パナイ パナイ…。

でも 珍しいですね
自分から 缶詰め言い出すなんて。

ええ?
たまには環境を変えないとさ。

ここ 地下の駐車場からだと

フロント通らずに
部屋まで来られるんですよ。

(2人の笑い声)

あのさ…。

ノンぐらいの世代だと
今度のドラマ 正直どうなの?

最初は ヨットで旅?
って思いましたけど

私の中では
この夫婦が一番好きかも。

そういうのさ 打ち合わせで
大きい声で言ってよ。

お疲れ。
はーい。

♬~

(東山)いや 覚えてないよ。
覚えてない時が多いよ…。

えっ? ほら 飲もう 飲もう…。

隆介さんって 朝ドラとか大河
書かないんですか?

ああ… 依頼あったけど断った。

俺 若い頃
NHKと喧嘩してっから。

なんか
イメージにないんですけど…。

うっそー!
それ ノンちゃん 偏見。

あの頃の俺はね
もうギンギンにとがってて

削り立ての鉛筆とかって
呼ばれてたから。 ハハハハ…。

へえ~。
シュッ シュッ シュッ

シュッ クーッ!
また始まったよ。

タクシー代の精算で
経理と もめただけでしょ?

明日の授賞式 もうスピーチとか
考えたんですか?

いや そんなの
出たとこ勝負でしょ あれは。

…という感じに見せようと
徹夜で考えるタイプ。

私 今日子さんにお会いできるの
楽しみなんですよね。

カッ。
なんで あいつの話になんのよ。

だって 面白そうだし。

ノンちゃん それ 正解。

今の隆介があるのは
今日子さんがいたからこそ。 なあ。

明日
本物の妻を見られるって事か。

ねえ ねえねえ ねえねえねえ
あそこ知ってる? あのホテル。

芸能人が
お忍びで使ってるらしい。

俺も遊んじゃおうかな~。

もうスキャンダルは
勘弁してくださいよ。

そんなのつまんねえだろって。
(長岡)えっ?

お前ら 骨の骨まで あれ…。

ああ わかりました
わかりました わかりました!

もう わかりました。
このパクリおやじを黙らせて。

ノンちゃん お会計して帰ります。
(典子)はーい。

もう帰るよ。

♬~(店内の音楽)

はい わかりました。

エッチ カンチしよ!
ちょっと待った…。

隆介さん 本当に…。
ハイ!

(長岡)
なんか あったんっすかね…。

こんなに酔ってるの
久しぶりに見たな。

ハハハハハ…。

スマホ 忘れた。
ええっ?

スマホ ありますよ。 隆介さん!

行こう。
(長岡)えっ?

(真紀)お待たせ。

さっきから 汗ひかなくて
トイレで1枚脱いできた。

更年期。
ちょっと もう…。

ごちそうさまでした。
私も。

今日は急に呼び出してごめんね。

でも まあ たまには
熟女2人と飲むのもいいでしょ?

いろいろ勉強になりました。

この人の事も
お金持ちにしてあげて

また おごってもらいなさいよ。
はい。

ねえ。 行くか。

♬~

♬~

(スタッフ)初めにですね
クリスタルの像と

熱海旅行券の
贈呈式がございますので

お二人には こちらのほうから
入って頂きまして…。

♬~

いつからだよ?
うわっ… 飲んだ?

飲まずにいられませんよ
って言わせるなよ。

なんで?
よくもまあ 開き直れるね。

おはようございます。
おはようございます。

仲良しですね。

♬~

ゆうべの 一緒にいた奴
あいつ 誰だよ?

ゆとりの極みみたいな顔をした
なんか あの若造だよ。

ああ! ああ ああ ああ…。

よく言うよ。 理由がないとかさ。
えっ?

えっ? って…。 そんな顔して
ごまかそうとしたって

そうはいかないんだから。

そういう事なんだったらさ…
別れてやるよ。

男がいるんだったらさ
そう言やあいいんだよ。

弁護士さん。
ああ?

いろいろ相談してたの。

…あいつか?
弁護士とデキてたのか!

ちょっと落ち着こうか ねえ。
ええ?

なんか心配しちゃった。 ハハッ…。

堂島さんとは何もありません。
これまでも これからも。

いや…
真紀さんも一緒なんだったらさ

最初に
そう言ってくれればいいのに。

何 ホッとした顔してんのよ。

君の不倫とかさ
もう 全く想像できなかったから

びっくりしちゃった。 ハハッ…。

だから ホッとしないでよ!

なんか甘く見られてる感じで
ムカつく。

いや そんな事ないよ。
私に男がいるって わかったら

簡単に そっちから
「別れてやる」とか言うんだ。

偉そうに。

自分の事しか考えてないよね。

こんな事で離婚してくれるなら
本当に浮気すればよかった。

勝手に勘違いして逆上してさ
どんだけ女々しいのよ。

そうじゃないんだってば。

私 やっぱり帰るわ。
いやいや ちょちょ ちょちょ…。

(ノック)
(スタッフ)失礼します。

そろそろ お時間です。
はい。

(スタッフ)お願い致します。
(ドアの閉まる音)

(ざわめき)

(司会)夫が妻に日頃の感謝を贈る
サンクス・ワイフ・ギビング。

栄えある今年の受賞者は

脚本家の野田隆介さんと
妻の今日子さんです。

(拍手)

(シャッター音)

(拍手)

(司会)野田さんご夫婦には
クリスタル像と…。

(拍手)

ありがとう。

(拍手)

(司会)オフィシャルスポンサー
エス・トラベルより

副賞として
熱海旅行券が贈られます。

(拍手)

それでは
喜びのひと言をお願い致します。

ええ…
かつて ニーチェは言いました。

「夫婦生活は長い会話である」と。

そっち いく?

知的なとこ
無理して狙いすぎですよね。

はあ…。

(いびき)

ありがとうございました。

(拍手)

愛にあふれるスピーチ
ありがとうございました。

さて 今日子さん

今日子さんは 隆介さんのドラマの
一番のファンだと伺いました。

あっ… 一応 見てはいます。
でないと怒るので。

(一同の笑い声)

(司会)隆介さんのドラマに
登場する妻の一人一人が

実は 今日子さんなんじゃないかと
思うんですが

その辺りは いかがですか?

あんなに素晴らしくはないので
私ではないと思います。

主人は ドラマの中で

理想化された妻を
たくさん書きながら

毎回 その妻たちを
好きになっているんですよね。

なんか
自分ばっかり ずるいなと思って。

(一同の笑い声)

ウケてる…。

(司会)隆介さん
その辺り いかがですか?

ええ…
私の一番好きな妻の手料理は…

やきもちです。 ハハハッ…。

スベった…。

今日子さんとの
エピソードがあったら

何か教えて頂けないでしょうか?

えっ… 急な質問ですね。
困ったな…。

質問 渡してるの
バレバレじゃないですか。

ええ… うん。

駆け出しの頃 仕事もなく

今日も明日も不安だという
毎日でした。

その時 妻が言ってくれたんです。

そんな事より 昨日
何時間生きたかが大事だよ って。

あの言葉のおかげで
今の私があるのだと思います。

(司会)今日子さん その辺りの事
覚えていらっしゃいますか?

それ 私 言ってないと思います。

多分 コマーシャルのコピーか
なんかじゃないですか?

あっ あれだ。

内田裕也
ハドソン川を泳いでるやつ。

まあ でもね 感動した事は
確かなわけですから

それは それで
いいんじゃないですか。

こうやって
いっつも都合のいいように

記憶を書き換えちゃうんですよ。
いやいや…

宇宙人に連れ去られた人みたいに
言うんじゃないよ。

ごめんなさいね
台本どおりいかなくて。

まっ うん… こうやって あの…

このリアリティーをね いつも
ドラマにしてるんですけども。

私たち夫婦も
いろいろ乗り越えて参りました。

なんか乗り越えましたっけ?

いや 乗り越えたでしょ いっぱい。
ほら いろいろ乗り越えて

いっぱしの夫婦に
なったじゃないですか。

ドラマの中の夫婦はね。
いやいやいや… ハハッ。

妻はね 照れてるんですよ もう。

照れてるっていうか あきれてる?
(一同の笑い声)

こらっ いい加減にしなさい。

ありがとうございました。
…した。

漫才?
どうでしょう…。

(拍手)

それでは ここで
新ドラマ『夫婦のシーズン』主演の

東雲哲郎さんと
朝比奈はなさんから

花束の贈呈です。

(拍手)

よっ!
待ってました!

(拍手)

(東雲哲郎)こんにちは 東雲です。

(拍手)

(司会)いま一度
盛大な拍手をお送りください。

(拍手)

♬~

《なぜだろう?
別れたら好きになる》

《なんだっけ? これ》

《あっ 坂元くんの
ドラマについてたコピーだ》

♬~

別居しても
そんなに関係変わらないんだから

何も離婚する事ないんだよな。

でも 私は ちゃんと
離婚する方向で お願いします。

今日子さんが
離婚を決意するに至った経緯に

ドラマが大きく関与していると
言えるでしょう。

何 言ってるか
わかんなかったけど…。

今日子に言っといてよ。

離婚したいなら まず
俺を納得させてからにしなさいよ。

私たちみたいな夫婦
たくさん見てたら

結婚なんて
したくなくなるでしょ。

こんなベタなセリフじゃない。
ここはベタじゃ駄目なんだ!

ベタで ここまできたんでしょ?
いい加減かっこつけるのやめたら。

(恵)こんな夫婦でありたいと
僕はドラマに思いを書いている。

私にとって 野田さんは
実績と余裕を兼ね備えた

優良物件です。
なるほどですね。

なるほどに
「です」つけるんじゃないよ。

あなたは 『東京物語』のような
夫婦にはなれない。

絶対に絶対になれない!
こ… 声 大きい…。

俺のせいか?

私も
試そうとしてたのかもしれない。

もう一度さ
チャンスくれないかな?

理由を探しに熱海って
マジですか?

奇跡は熱海で起きるんだよ。