ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

僕が笑うと 井ノ原快彦、上戸彩、麻生祐未、竜星涼、真飛聖、飯豊まりえ… ドラマのキャスト・音楽など…

『カンテレ開局60周年特別ドラマ 僕が笑うと【井ノ原快彦&上戸彩7人大家族に】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 健作
  2. トメ子
  3. お父さん
  4. 虎之助
  5. 節子
  6. 浩太
  7. 子供
  8. 頑張
  9. お母さん
  10. 開閉音
  11. 非国民
  12. お父ちゃん
  13. 一緒
  14. 先生
  15. 家族
  16. 真一
  17. 大丈夫
  18. お願い
  19. ドーン
  20. バン

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『カンテレ開局60周年特別ドラマ 僕が笑うと【井ノ原快彦&上戸彩7人大家族に】』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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カンテレ開局60周年特別ドラマ 僕が笑うと【井ノ原快彦&上戸彩7人大家族に】[字][デ]

井ノ原快彦、上戸彩出演。血の繋がりを超えた大家族の物語。笑いと涙が家族を作った…ユーモラスな男が奇跡を起こす。

詳細情報
おしらせ
キリンチャレンジカップ2019 日本×ボリビア」延長の際、放送時間繰り下げの場合あり。
番組内容
昭和12年、大阪。鈴木重三郎(井ノ原快彦)は、大阪理科大学の助教授で、植物研究者。結婚して10年となる明るく優しい妻・誠子(上戸彩)とは子宝に恵まれなかったが、重三郎はそれを受け入れ、夫婦仲良く暮らしていた。

ある日、間宮君子(麻生祐未)が営む孤児院の庭で遊ぶ子供の姿を見た誠子は、重三郎に孤児を引き取りたいと相談する。はじめは難色を示した重三郎だが、誠子の熱意に押されて養子として迎え入れることに。
番組内容2
ぎこちないやり取りが続く重三郎だったが、次第に不器用ながらも叱ることや褒めることを学び、父親として成長していく。

昭和18年。鈴木家は5人の子供たちを育てる大家族に。太平洋戦争が始まり、生活は日に日に厳しくなっていくが、重三郎と誠子は常に笑顔を絶やさず、子供たちの表情も笑顔に満ちあふれていた。しかし、戦争は着実に鈴木家の未来にも影を落としていく…。
出演者
井ノ原快彦 
上戸彩
 ・ 
竜星涼 
真飛聖 
飯豊まりえ 
高田翔 
 ・ 
坂井真紀 
マギー 
相島一之 
神保悟志 
浜田学 
森岡豊 
たくませいこ 
伊藤修子
 ・ 
六平直政 
白洲迅 
麻生祐未 
吉行和子 
ほか
【子役】
渡邉蒼 
伊藤栞穂 
石澤柊斗 
原田敬太 
竹野谷咲 
ほか
スタッフ
【脚本】
尾崎将也

【音楽】
白石めぐみ

【プロデューサー】
河西秀幸(関西テレビ

【演出】
三宅喜重関西テレビ

【制作著作】
関西テレビ

 

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♬~

(恵美)はぁはぁ…。

おばあちゃん!はぁはぁ…。

(トメ子)来たか。
あれ?

具合悪いんちゃうの?

べつに。
何や だましたな。

危篤や言うから急いで来てんで。

どこぞの世界に
自分で危篤やいうて

メールする人間がおるねん
ははははっ。

また だまされた。

心配してくれたんやな

おおきに。
≫(戸の開閉音)

(悟)
ほら やっぱりぴんぴんしとるわ。

みんな 来てくれたんか。

(亮子)一応な
万が一ということもあるし。

(真一)あんなメールで
だまされるかいな。

えっ 恵美ちゃん?

悪いか だまされて。
(真一・亮子・悟)ははははっ。

まあ ええがな 座り。

(悟)えっ おばあちゃん
そんなん使えんの?

教えてもろたんよ
便利やで。

(トメ子)
みんな こんな小さかったのにな。

(恵美)おぉ~。
ははっ。

あんたらと しゃべれるうちに

話 しとこ思てな。

(亮子)誰?
(トメ子)おばあちゃんの

お父さんとお母さん
それに 兄弟や。

(悟)ふ~ん。

せやけど うちの家族は

ちょっと他の家族と違うてたんや。

どういうこと?

どういうことやろな。

♬~

(鈴木重三郎)
よし うまく成長してる。

ええ子や。

うまいこと育てよ。

君らが育てば 病気や冷害に強く

収穫が倍になる稲を作れるんや。

頑張れ 頑張れ~。

(吉田)
先生 また細胞と話してはるわ。

(井口)自分の子供みたいやな。

ああ。
よし。

吉田君 この子ら まだ元気や。

コルヒチン濃度 上げようか。
(吉田)はい。

えぇ~ ですから 適度な
コルヒチン濃度で処理した場合

染色体数が倍加し

雑種でも稔性のある種子を
作ることができるわけです。

つまり コルヒチン処理によって

両親種の有用な遺伝子を
引き継いだ優良な雑種が

子孫を残すことができるわけです。

♬~

♬~

≫(戸の開閉音)

≫ただいま。

梨はアスパラギン酸が豊富で
疲労回復にええんや。

(鈴木誠子)いただきます。

ここから駅に行くとき

3丁目の角を曲がるのと
まっすぐ行くのでは

どっちが早いか知ってるか?

さあ。 私は
いつも まっすぐ行きますけど。

正解や。 そっちのほうが
50秒ほど早く着く。

計ったんですか?
ああ。

そのかわり
坂の上がり下がりがあるから

50kcalほど余計に消費する。

急ぐんやったらカロリーよりも
秒数を優先するべきや。

そのつど どっちがええか
考えなあかんのですね。

そういうことや。
ふふっ。 それを考えるのに

何kcal 使てるんですか。

えっ?

それは盲点やな
ちょっと調べてみる。

♬~

んっ そうそう 今度の日曜

お義姉さんとこの和也さんが
満州に赴任しはるんで

送別会やるそうです。

彼は満州鉄鋼やったな。

優秀な社員で
えらい期待されてるそうですよ。

昔は泣き虫で いっつも
母親を困らせとったのにな。

お祝いの席で言わんといてよ
そんなこと。

気ぃ付けな。

♬~

すくすく育てよ。

≪ははははっ。
≪あはははっ。

(徳子)いや~
グレタ・ガルボ きれいやわ。

アンナ・カレーニナ見た?

良かったわ~。
なぁ。

で 和也君は
満州で どういう仕事するんや。

(大沢)はい 満鉄と組んで作る
新しい工場の事務方です。

ほう。
頑張りや。

満州は日本の生命線ですから

責任重大です。

お国のために頑張ります。

うん。
≪それでこそ日本男子や うん。

あぁ~…
重さんも何か言うたりぃな。

えっ? あぁ。

あっ

満州で栽培されてる
稲の地方品種を見かけたら

採取してきてくれへんか?

ははっ わかりました。

重さんは こればっかりや。
ははははっ。

≫そやな はははっ。
≫ねぇ。

(徳子)それは ここ置いといて。
はい。

はぁ~ あんたには いっつも

感心してんねん。
何ですか?

重三郎みたいな学問の虫と

よう暮らしていけるな思て。

ははっ まあ 慣れれば。

ええ人ですし
面白いとこもあるし。

あの堅物が面白い?
ふふっ 時々。

まあ あんな男でも

子供が出来たら変わるやろけど。

どうなん?

実は私

子供は出来へんようなんです。

せやったん?

前に医者で そう言われました。

(回想 渡辺)

今まで出来へんいうことは

もう子供は
期待せんほうがええやろな。

♬~

(徳子)あんた そんな大事なこと
何で黙ってたん?

すみません。

重三郎は知ってんの?

はい。

 

 

 

 

 

 

(徳子)何が しゃあないなや。

頭の中 研究のことばっかり。

鈴木家の長男やという自覚が
足りへんのや。

すみません。

(大沢)叔父さん。
ん?

仕事の関係で
軍の人から聞いたんですが

上海での事変は
なかなか片づきそうにありません。

そうか。

これからの世界情勢は ますます
不安定になっていきそうです。

僕がおらん間

みんなをお願いします。

ああ。

まあ うちは夫婦2人やし

気軽でええよ。

≪夕刊は1銭。

夕刊は1銭。

≫待て~!
≫わぁ~!

≫きゃ~!
≫逃げろ~!

わぁ~!
≪捕まえた。

≪おら~!
≫うわ~!

≫助けて!
≪こっちにおる!

≪こっち~。
≪はいはい はい!

≪助けて~。
≫助けるよ!

≪待て~!
≫こっち こっち!

♬~

≫坊さんが屁をこいた!

≫坊さんが…。
≪でん!

わぁ~!
止まれ!

♬~

≫坊さんが屁をこいた!

≪坊さんが屁を…。
≪でん!

≫わぁ~。

(君子)あの。

(大沢)これからの世界情勢は

ますます
不安定になっていきそうです。

≪(吉田)先生。
ん?

奥様がお見えです。
えっ 誰の?

いや 先生の…。
えっ?

珍しいな 散歩しようやなんて。

いいでしょ たまには。

ええけど。

あっ。
≫決まった!

こんなとこに。

豊中あおば園ですって。

あぁ そう。

ちょっと見学していかへん?

えっ 何で?

まだ 夕ご飯には時間があるし。


2 3…。

たくさん子供がおるんですね。

ははっ。
みんな何か事情があって

親と
離れてしまった子たちなんです。

事情って?

(君子)両親共に亡くなったとか
貧乏で育てられないとか

中には捨てられた子も。

親のぬくもりを
知らない子ばかりです。

誠子さんは
先日もお話したところ

とても思いやりの深い方と
お見受けしました。

えっ?
はっ?

今日が初めてやなかったんか。

ええ。

どういうことかな?

1人 引き取りたいの。

あの子 浩太っていうの。

お父さんは支那で戦死して

お母さんは
病気で死にはったらしいの。

そうか。

でも 何であの子を?

あの子の笑顔

笑ってるけど どこか無理して

周りに合わせてるような
そんな感じがした。

どっか自分に似てる気がして。

私は もう子供を産めへん。

けど育てることなら できる。

自分にできることを何かしたいの。

それに私

はように両親を亡くして

親戚のおじさんとおばさんに
育ててもろたでしょ。

優しくしてもろて幸せやった。

恩返し… みたいなことか?

ううん。

ただ母親になりたいだけかも。

そうか。

そやけどな 僕は これまで

研究一筋で
子供の相手をした経験がない。

あなたに
面倒はかけへんようにします。

もうちょっと考えてもええかな?

はい。

 

あれや。

はい?

僕には
面倒をかけへん言うたけど

それは違うんちゃうか?
えっ?

子供をもらう以上 2人のことや。

僕にも親として
責任を負う必要があるやろ。

はい。

しかし 支那での事変は片づかず

世の中の先行きが見えへんし。

いや 僕は

植物の世話をしたことはあるけど
人間の子供のことは…

いやいや そんなことを心配しても
しゃあない。

ははっ…

子供がおると

この家も少しは
にぎやかになるな。

えっ?

手続きなんかは
お願いしてええんかな?

はい。

ほな それで。

♬~

ははっ。

♬~

≪(戸の開閉音)
≪ただいま。

♬~

さあ 上がって。

♬~

今日からここが あんたのうちよ。

いらっしゃい…

いうのも変か。

お父さんよ。

♬~

お代わりしてええのんよ。
しっかり食べて。

楽しみやね。

春になったら お花見して
夏には花火大会。

(鈴木浩太)花火?

そう 花火 きれいよ。

≫郵便で~す!

はい。

 


♬~

♬~

おいで。

♬~

ほら。

よし。

のぞいてごらん。

うわ~。

きれいやろ。

花火って こんなん?

これは花火というよりも

細胞の原形質流動やな。

オオカナダモは葉が薄く
細胞の体積が大きいから

原形質流動が観察しやすいんや。

あっ いや…。

あっ この子は
花火に興味があるみたいやな。

そうやね。

おいしい?

うん。
熱心に顕微鏡 見てたね。

きれいやった。
あぁ そう。

自然は美しい。

宗教的に言うたら
神が作ったから美しい

っていうことに
なるかもしれんが

科学的に
あの美しさを説明するとやな…。

子供相手に何言うてんの。
あっ やっぱ あかんか。

ふふっ なぁ。
ははっ。


ただいま。
おかえりなさい。

浩太 お絵描き 好きかな?

子供はみんな 好きなんとちがう?
うん。

ははっ
私 買い物に行ってくるから

浩太をお願いします。

何か描いてみ。

何でも
描きたいもん 描いてええねんで。

まあ ええ。
描きたいときに描いたら。

うん。

お絵描きは嫌いなんかな?

≪ガシャン!

♬~

あぁ…。

はぁ… けが ないか?

はぁ~ 何で持ち出したんや?

この標本は大事なもんやねんで?

ちっ… はぁ~
もうええ 向こうで遊び。

ごめんなさい。

いや ちゃんと
しまっておかんかった 僕も悪い。

気にせんでええ。

ごめんなさい。

もうええよ。

はぁ~。

あぁ~ あぁ…。

≪(足音)
≪コンコン コン!(ノックの音)

≪(ドアの開閉音)

はぁ~ あなた 浩太は?

遊んでへんか?

おらへんの。
えっ?

♬~

絵を描こうとしてたんや。

♬~

浩太。
浩太。

浩太。
浩太。

浩太!
浩太!

はぁはぁ… どこ行ったんや。

はぁ…。

もしかして。

♬~

やっぱり。
ついさっきです。

すみません。

はぁはぁ はぁ…。

2人で話させてくれへんか?

座り。

さっきは すまん。

きつく言い過ぎた。

べつに 出ていくことないんやで。

僕は口下手で

今も6歳の君にどう話していいか
よくわからへん。

無愛想やし
堅いことしか言われへんし。

絵 うまいやんか。

もっと描いて 見せてくれへんか?

ほんまに?

ああ。

ははっ。

ほんまに人生
何が起こるかわからんもんやな。

その度に右往左往するんや。

あっ すまん。

また子供に
わからんこと言うてしもた。

はぁ… ははっ。

良かった。

♬~

≪湯加減ええか?

うん。
そうか。

♬~

ははははっ。

ははははっ やってみぃ。

ははははっ。

♬~

はははっ。

おっ…。
うわ~。

♬~

おっ… はははっ。

♬~

ははははっ 見つけた。

ははっ。

♬~

お疲れさま。

お疲れさま。

最近 先生 何か変わったな。

♬~

ええもんやな。

僕が笑たら 浩太も笑うんやな。

不思議やな。

何や 家の中が
明るくなったような気がする。

浩太に兄弟が出来たら

喜ぶかもしれんな。

えっ?
あぁ… いや。

そのうちな。

すぐやとあかん?

えっ?

(トメ子)そういうわけで
鈴木家に最初に来たんが

浩太兄ちゃん。

ほんで じきに
2人目の節子姉ちゃんが来たんや。

いらっしゃい…

やっぱり 変か。
ははっ。

浩太 節子よ。

ふふっ。

(恵美)ふ~ん。

(真一)まあ ええ話やな。
(トメ子)偉そうに。

続けるで。

あのころ
世の中も大きく変わっていった。

戦争?
(トメ子)うん。

大本営陸海軍部発表

帝国陸海軍は
本8日未明 西太平洋において

米英軍と戦闘状態に入れり。

(トメ子)せやけど

うちは
あのころが一番幸せやったわ。

♬~

(トメ子)何やかんやで
鈴木家の子供は5人になってた。

これが うちや。

うちが来たのは
この2年前やったかな。

(虎之助)もらい!
(健作)あっ 僕の!

(虎之助)おいしいな これ。

(健作)隙あり もらい!
(虎之助)あっ ずる!

こら
ご飯のときは静かにしなさい。

(虎之助)
健ちゃん ご飯粒 顔に付いてるで。

(健作)ど… どこや。
(節子)そこそこ。

静粛!

ははははっ。

浩太のほうが威厳があるわね。

浩太に
お父さんやってもらおうかな。

お父さんはお父さんです。

あっ そうやな。
ははははっ。

お父さん。
うん?

(健作)僕 昨日 側転できてんで。
おぉ~ 頑張ったな。

(健作)ねえ 何点?
う~ん。

5点や。
やった!

書いて 書いて!
えっ? あぁ~。

待て待て 待て待て
よしよし よしよし。

はいはい はいはい え~っと。

これやな。

ほい。

(健作)よっしゃ
もうちょっとで虎を抜かすで。

お前は何ができた?
う~ん。

(健作)こいつ 授業中に居眠りして
先生に立たされてんで。

減点や 減点。

授業が終わるまで立っとったんか。

うん。

頑張ったな まあ 2点や。

やった!
ははははっ。

何で?
よいしょ。

けど 次は褒められることせなな。

何する?
(虎之助)う~ん。

逆上がり!
よっしゃ。

じゃあ
逆上がりができたら10点や。

うん!
なぁ ははははっ。

(節子)うち 慰問袋 自分で作れた。

おぉ~ これは5点や よっしゃ。

浩太は?
まあ 強いて言うたら

3桁の掛け算ができたことです。

そら すごいな。

10点や よし。

(節子)これ
100点になったら どうなんの?

(虎之助)そうや 教えてぇな。

それは教えられへんな
それは秘密や。

(節子・虎之助・健作)えぇ~。
でも 何や知らんけど

ものすごいことが起こるで
楽しみにしとき。

何やろ。

あれ? トメ子は?

あっ。

ははっ。

おぉ~。

(健作)
トメ子 また おねしょしたんかい。

見事な地図や。

これはユーラシア大陸やな。

3点。

(健作)
何で 寝小便で点数もらえんねん。

ひとと違うことはええことや。

それを個性という。

トメ子は
恥ずかしがる必要ないんやで。

ほんま?
ああ ほんまや。

ふふっ。
ふふふふっ。

(健作・虎之助)いってきま~す!

いってきます。
(節子)いってきま~す。

(健作・虎之助・浩太)
おはようございま~す。

おはよう。

(節子)おはようございます。
おはよう。

(千代子)おはようございます。

あっ おはようございます。

(京子)回覧板です。
あっ ありがとうございます。

(千代子)おたくのご主人
大学の先生か 何か知らんけど

隣組に非協力的やいうて
えらい評判悪いで。

すみません 気ぃ付けます。

あぁ~ これはご苦労さま。

あっ それから
これ 今月の衣料切符。

ありがとうございます。
どうも。

君も大変やな。

あのおばさんらの相手して。

それも私の仕事やから。

10点や。

よいしょ。


(虎之助)ぼ… 僕たちは

べ… 米英に打ち勝つため…。

(田ノ浦)どうしたんや。

立派な日本人なら
できるはずやで。

(信二)この非国民。

米英を倒すために頑張ります
言うてみぃ。

べ… 米英を

た…。
(信二)やっぱり非国民や。

アメリカの手先め。

お前みたいなんがおるから

アメリカがのさばるんや。

(伊藤)お前も非国民の仲間か?
(健作)違うわ。

(信二)
お母ちゃんが言うとったわ。

お前らの家族は変な家族やから

つきおうたらあかんって。
≫(足音)

何しとる!
(信二)行くぞ。

虎は非国民か?
違う。

そしたら
何で兄弟を助けてやらへんねん。

そやかて…。
ほっといたら またやるで。

どうするんや。

まずは交渉や。

日本かって
アメリカに意地悪されて

最初は必死に交渉したんや。

行くで。

ほんで 交渉決裂か。

ほんまに
ルーズベルトみたいなやっちゃ。

話にならへん。
しかし 暴力はあかんな。

国が戦争しとるのに

同じ日本人同士
けんかすることないやないか。

そしたら 我慢せぇ言うんですか?

それも違う。
(健作)ほんなら どうすんの?

こっそり仕返しするんや。

どんな?
そうやな…。

敵の弁当に
雑巾の汁をこっそり落とすとか。

(鈴木・健作・虎之助)ははははっ。
それは ひきょうなんちがいますか。

ほんなら どうする?
他に面白い方法あるか?

相手やっつけんのに
何で面白ないとあかんのですか?

そのほうが毎日楽しいやろ。

みんな いじめっ子をやっつける
面白い方法 大募集やで。

ええ案 出したら5点やるからな。
ほんま?

ああ。
(トメ子・節子)は~い。

ははははっ。
ええのんか?

ええのんよ。

さあ ご飯にしましょう。
よっしゃ 食べよう。

はい 浩太。

(真一)
ははははっ 面白いお父さんやな。

うん。
(恵美)おばあちゃんが

そのころが幸せやったいうんが
ようわかるわ。

まあ このころまでは

戦争いうても
あんまり実感はなかった。

せやけど それからの日本は

だんだん
雲行きが怪しなっていった。

(健作)3年2組 鈴木健

僕は豊中国民学校の3年生です。

今日の算数の授業では
分数の足し算を学びました。

一生懸命 勉強して

早くお国の役に立てる人間に
なりたいです。

そして 憎いルーズベルト
やっつけます。

(節子)私たちは運動場の畑で

お芋を育てています。

お芋が すくすく育つように
雑草を取り

くわで よく耕します。

くわは重いですが

お国のために戦地で戦っている
兵隊さんのことを思えば

少しも つらくありません。

僕たちは
日々 体の鍛錬に励みます。

いつか立派な兵隊さんになって

米英をやっつけるためです。

やぁ~!
≪突け!

それが我々
国民学校生としての務めなのです。

≪カンカン カン…

先生。

どうした?

山田中尉がおいでです。

またかいな。

お待たせして すいません。

(山田)単刀直入にお聞きしたい。

目下の戦況厳しき折

食糧の増産は喫緊の課題ですが

早期の成果は可能なのか

その後の研究の進行状況は
いかがですか。

はあ 今は有用遺伝子を持った

稲の雑種作出に
成功したところで

安定して種子を作れる
複二倍体に…。

(山田)それは いつ
食糧増産に実用化できますか。

さあ それは何とも言えませんが

数年のうちには…。
遅い!

あなたは現在の時局を
どのように捉えておるのか!

はあ。

はぁ~。
どうも軍人さんは苦手や。

今日 子供らの作文を読んでいて

悲しい気持ちになってね。

作文?

何もかも戦争に勝つため

芋を育てることと ルーズベルト
やっつけることに

どういう関係があるんや。

学生が少なくなったな。

あぁ… 文化系の大学では
かなり兵隊に取られて

もう 授業が
成り立たなくなってるそうです。

そうか。

先生。

実は

僕にも赤紙が来たんです。

えっ? いつ 入営や?

あさってです。

そうか。

理系は助手でも
猶予されると思ってたが

そんな余裕も
なくなったということか。

ははっ… 妙な気分です。

まさか 自分が戦場に出て

敵を鉄砲で撃つことになるとは。

今夜 うちで飲まへんか?


よく酒がありましたね。

こんなときのために取ってあった。

これで最後や。

(虎之助)お父さん
今日 僕 立たされへんかった!

おぉ~ そら偉いな。

3点や。
やった!

ははははっ。

(節子)お客さんやから
おとなしくしなさい。

あぁ… ええよ にぎやかでええわ。

いいご家族ですね。

ああ。

さっきの3点いうのは?

あぁ…。

あれや。

こんな時代やから

ちょっとでも
目標があったほうが

子供らも
楽しく過ごせるかと思てな。

明るく生きてほしいからな。

すっかり いいお父さんですね。

あの子らのおかげや。

あの子らが
僕を父親にしてくれたんや。

≫(足音)

どうぞ。
ありがとう。

僕は家族がいないんで

戦争に行くのも まだ気楽です。

ははっ。

うそです。

怖くて たまらないんです。

(トメ子)お父ちゃん 今日
「たき火」の歌 教えてもろてん。

そうか 歌てみぃ。
うん。

♬ かきねの かきねの まがりかど

(虎之助・トメ子・健作)
♬ たきびだ たきびだ おちばたき

(虎之助・トメ子・健作・節子・浩太)
♬ あたろうか あたろうよ

♬ きたかぜぴいぷう ふいている

あぁ~ 上手や。

次は何や?

「春の小川」か? 「シャボン玉」か?

≪(戸の開閉音)

≪(工藤)ごめん!
はい。

何でしょうか。

この家では
里子を集めてるそうだが。

はい。
いかなる目的か!

目的?
あぁ…。

立派な少国民を育成するためです。

お国に貢献できるような日本人に
育てます。

よろしい。

ところで 今 歌を歌うとったな。

はい。
すいません うるさかったですか?

うるさいかどうかの問題ではない。

「たき火」を歌うなど
不謹慎やないか。

たき火は敵機の攻撃目標となる。

物資不足の時代

落ち葉も立派な燃料である!

すいません。
すみません。

時に不謹慎ではない歌は
何がありますでしょうか?

何?

出征する部下を
送り出したいんです。

では 「歩兵の本領」が良かろう。

え~っと どんな歌でしたか?

ちっ。

♬ 万朶の桜か襟の色

♬ 花は吉野にあらし吹く

♬ 大和男子と生まれなば

♬ 散兵線の花と散れ

あぁ~ お上手ですな。

なぁ。

そ… そうか。

もう1回 お願いします。

もう1回だけやぞ!
はい。

♬ 万朶の桜か襟の色

♬ 花は吉野にあらし吹く

♬ 大和男子と生まれなば

♬ 散兵線の花と散れ

おぉ~。
(工藤)♬ 尺余の銃は武器ならず

♬ 寸余のつるぎ

♬~

でっかいのが出来た!
おぉ~ うまそうや。

カリウム肥料として

草木の灰をまいたんが
良かったんかな?

(健作)よいしょ!
これ 足みたいな形しとる。

(トメ子)ほんまや すごい。
よっしゃ。

面白い形したのを見つけた子に
5点やろう。

やった~!
ほんま?

♬~

よつばを見つけたら
願いがかなうといわれてるんやで。

ほんま?
ほんまや。

うん。

≫(戸の開閉音)
う~ん?

さあ ご飯よ。

(健作・虎之助・トメ子)は~い。
よっしゃ。

あぁ… これ。
≪(足音)

(千代子)隣組に非協力的な割に

畑仕事は
ちゃんとしてはるんやね。

こんにちは
後で お裾分けしますので。

一番大きいの持っていきますから。

こ~んなおっきいの。
(京子)そら うれしいわ。

まあ 隣組で助け合うのは
当然やけどな。

(千代子)
これまでの埋め合わせやな。

ははははっ。

ははっ。

大丈夫か?

はぁ… はい。

(健作)奇襲攻撃!
戦果確認!

そんなへっぴり腰で
軍人が務まるか!

気を付け!
(虎之助・健作)はい!

この戦いの勝利は
我々の手にかかっている。

突撃!

大本営発表 比島東方海上

我が航空隊による戦果
次のごとし。

航空母艦レキシントン撃沈。

レキシントンは前にも沈めた
言うてへんかったか?

アメリカには一体
何隻レキシントンがあるんや。

あなた。
ん?

お父さん。

何言うてたんですか?

あぁ… いや。

戦地の兵隊さんは

鬼畜米英を倒すために
頑張ってるんです。

何で ちゃかすようなこと
言うんですか?

うん そやな。

不謹慎です。

せやけどな…。

何ですか?
座り。

戦争したら
勝つために必死になるのは当然や。

戦地で戦う兵隊さんも

この国や
自分らの家族を守るために

必死に戦うてはるやろ。

そうです。
そやけどな

敵の兵隊も

同じように家族がおんねんで。

お父さんはな

この家のみんなのことを

大切に思えば思うほど

そういうこと考えてしまうんや。

お父さんは

戦地で戦ってる兵隊さんよりも

アメリカ人のほうが
大切やっていうんですか?

日本が
負けてもええいうんですか?

兵隊さんたちに謝ってください。

浩太 やめて。

お父さんは非国民です。

♬~

子供に あんなこと言うても。

うん。

 

う~ん。
おはよう。

(トメ子・節子・健作・虎之助)
おはようございます。

ごちそうさまでした。

いってきます。

ありがとう。

いただきます。

≫バタッ!

誠子?

誠子!

誠子? 誠子!

(健作)お母さん。
(虎之助)お母さん。

誠子 誠子!

♬~

♬~

どうなんですか?

(渡辺)うん 不整脈やな。

心臓が弱っとるようや。

もともと弱かったんやろ。

そこに
たくさんの子を育てる苦労

それから 昨今の食糧難

いろんなことが重なったんやろ。

安静が必要やな。

後 滋養をとるように。

くれぐれも無理はあかん。

無理したら
取り返しがつかんことになるぞ。

♬~

ありがとう。

すまんな。

何で謝るんですか。

苦労させて。

2人で選んだことやないの。

ああ。

ある?
ないな。

う~ん。

♬~

(トメ子)ほんまにお母ちゃん 治る?

ほんまや。
よつば見つけたら

きっと願いがかなうって
お父さんが言うてた。

探そう。

♬~

あぁ…。

(健作)お父さん ご飯作れんのか?

任しとけ。

手伝うてくれたら5点やるからな。

ほんま?
ほんま。

(虎之助)なあ
100点になったら何があんの?

そやから 秘密や言うてるやろ。
≫(戸の開閉音)

(トメ子)お父ちゃん!
ん?

(トメ子)お父ちゃん!
ん?

お姉ちゃんが連れていかれた!
えっ?

どこでや?

あなた。

節子!
お姉ちゃん!

節子!

この辺やな?
うん。

♬~

あっ。

節子!

あっ お父さん。

どなたですか?

(光子)あの…。
このおばちゃんがね

駅がどこか聞いてはるから
連れていってあげるの。

すみません。

親切に甘えてしもて。

ほんまですか?

すみません。

待ってください!

はい。

連れていってあげなさい。

えっ。

そこまで送ったら
帰してくれますね?

もちろんです。

約束してもらえますね?

はい。

≫(戸の開閉音)

ただいま。

節子は?

心配ない。

あれ どこかな?

施設でもろた

節子が着てた…。

あっ。

これ…。

♬~

どうしたん。

(光子)さっきのがお父さん?
うん。

(光子)お母さんは どんな人?

(節子)優しい人。

そやけど 病気やねん。

そう。

あっ。

違た。

どうしたん?

よつばや思たんやけど。

よつば見つけて
お母さんの病気治してもらうねん。

そう。

(節子)さっきから探してるけど

なかなか見つかれへんねん。

お母さんのこと好きやねんな。

うん。

もう ここでええわ。

家に お帰り。

(節子)そやけど 駅まで…。

おばちゃんと どっか行く?

えっ?

ううん ええのんよ。

ほんならね。

♬~

ううっ…。

♬~

えっ 何で一緒に行かせたん?

帰すって約束してくれた。

あれは うそやない。

そんなこと…。

≫(戸の開閉音)

ただいま。

♬~

どうしたん?

何でもない。

♬~

(節子)それでね おばちゃんのこと
駅まで連れていってあげよう思て。

けど 途中で
もうええって言わはってん。

そう。
そら偉かったな 10点や。

あぁ…。

節子は ええ子や。

(健作)
何で10点ももらえるんや?

さあ。

その人

節子のほんまの母親なん?

ああ。

何で今頃…。
さあな。

ただ 手放すときも

どうしようもない事情が
あったんやろ。

すき好んで
子供を手放す親はおらん。

(健作)
トメ子は ただのおばさんのこと

人さらいと間違うたらしいな。
そやかて…。

(虎之助)節ちゃんだけさらうって
人さらいも選ぶんやな。

(トメ子)うるさいな。
(健作・虎之助)ははははっ。

みんな ええ子や。

≪(戸の開閉音)
≪こんばんは。

はい。
鈴木重三郎さんですね。

ええ。

≪おめでとうございます。

♬~

どうも。

♬~

どうしたん?

お父さんに

召集令状や。

えっ。

おめでとうございます。

ああ。

 

♬~

僕なんかに
召集がかかるということは

戦況も いよいよというところまで
来たようやな。

今後のこと

考えんとな。

今後?

子供たちをどうするかや。

お前1人で世話できへんやろ。

できます。

僕も子供たちを手放すのは嫌や。

でも
お前が倒れたら どうするんや。

でも…。
お前の心臓は弱ってるんや。

無理はできへん。

お前に もしものことがあったら

それこそ
子供たちが路頭に迷ってしまう。

それでもええんか?

だからって…。

僕も

帰ってこれるかどうか

わからんのやから。

♬~

♬~

えっ 閉鎖?

(君子)
戦況の悪化で補助金もなくなって。

どうしようも…。

そうですか。

うちの子らを預かってくれるとこ
どこか ないでしょうか?

そうですね…。

お願いします。

すいません 私も実家に
疎開することなってしもうて。

そうですか。

お願いします。
≫わぁ~!

こら
静かにせぇ 静かにせぇって!

あぁ… すいません
うちも こんな状態で。

わかりました すいません。

あんたに赤紙が。

1人でもいいんです
このうちで子供を何とか…。

せやな…。

1人やったら。
ほんまですか?

他にも知り合い当たってみるわ。

ありがとうございます。

♬~

(虎之助)お父さん
僕もうすぐ逆上がりできるで。

そうか。
(健作)よう言うわ

まだ全然できひんくせに。

(虎之助)そんなことないわ
あとちょっとや。

来月にはできるから見とってな。

お父さん?

実はな…。

話があるんや。

(トメ子)何?

お父さんな

兵隊に行くことになってん。

えっ。
えっ。

それでや…。

(虎之助)あかん。
離れ離れなんか嫌やで。

まだ何も言うてへん。

ちゃうんか?

当たっとる。 大当たりや。

ははははっ。

鈴木家は

解散や。

この家は もともと
寄せ集めの家やったんや。

ばらばらになっても
しかたないんや。

ううっ…。
(虎之助)ううっ…。

すまん。

お父さんが悪いんや。

研究で
もっと成果出したら良かった。

軍人さんの機嫌取ったら良かった。

そしたら…。
お父さんが悪いんやない。

(虎之助)ううっ…。
ううっ…。

お父さんは お父さんは…。

みんなのことを…。

ありがとうな。

ごめん 私の体のせいで。

お母さんが悪いんでもない。

はぁ~。

お父さんの入営は2日後や。

そやから

みんなの行き先を決めてきた。

浩太は徳子おばさんのとこ。

健作と虎之助は箕面

節子とトメ子は池田。

両方共 農家やから
食べ物には困らへんで。

明日 迎えにきてもらうから
用意しとき。

また元に戻れるん?

それは…。

わからん。

ううっ…。
でも

行った先で ええ子にするんや。

そしたら みんなに

20点 30点…。

50点や。

そんな点いらん。
僕もいらんわ。

私も!ううっ…。
ううっ…。

ううっ… 泣くな。

(トメ子)ううっ…。
お父さんを困らせるんやない。

ううっ うぇ~ん…。

ううっ ううっ…。
ううっ…。

♬~

 

みんな わかってくれたかな。

すみません

私の体のせいで。

誰のせいでもない。

しょうがないことなんや。


みんな 体に気を付けてね。

行くで。

ううっ…。

♬~

お願いします。

健作 虎。

仲良うすんねんで。

♬~

♬~

お願いします。

節子 トメ子。

心配ないからな。

♬~

♬~

浩太

1人で行けるか?

はい。

元気でな。

いろいろ
ありがとうございました。

♬~

ありがとう。

静かやな。

ふっ ははっ。

どうしたん?

浩太が うちに来る前は

2人きりやったんやな。

そんなころもあったね。

ほら あれ。

♬~

≫(戸の開閉音)

≫電報です。

はい。

電報です。
ご苦労さまです。

えっ?

徳子姉さんからや。

浩太が出ていったらしい。

えっ?

はい 鈴木です。

えっ?

はい わかりました。

箕面からや。

浩太が
健作と虎之助を連れていった。

どこへ?

浩太。

すいません。

徳子おばさんのとこには
謝るために行きました。

どういうことや。

ゆうべ

もう一遍 考えたんです。

やっぱり別れたない。

みんな一緒にいたい。
けど それは…。

迷惑かけんと
自分たちで ちゃんとやる。

(節子)
みんなでお母さんの看病する。

(健作)
お父さんがおらん間も頑張る。

(虎之助)
僕は逆上がりできるようになる。

虎をいじめるやつがおったら
面白い仕返ししたる。

私は お裁縫 頑張る。

私は… おねしょせんようになる。

ありがとう。

そやけどな

そういう問題とちがうんや。

あなた。

私からもお願いします。

私も頑張りますから。

みんな 一緒にいさせてください。

僕は
小さいときに独りぼっちになった。

でも この家で

お父さんとお母さんと暮らして
楽しかった。

みんなと一緒で楽しかった。

しんどくても

楽しかったら頑張れる。

だから 一緒におらせて。

私も そう。

この子ら引き取ってから
大変やったけど楽しかった。

この子らと一緒やったら頑張れる。

だから みんな一緒にいさせて。

僕もや。
僕も。

私も。
お父ちゃん。

♬~

そやな。

楽しかったな。

ううっ… こういうときやから

ううっ…

みんな一緒におらなあかんねんな。

お父さん。
お父さんが間違うてた。

鈴木家は…。

みんなで力合わせんとな。

♬~

お父さんの留守中

お母さん 頼むで。

はい。

お父ちゃん!
(健作)お父さん!

(虎之助)お父さん!

うん。

これで安心や。

安心や…。

お父さんも
ちゃんと帰ってきてや。

ああ 帰ってくる。

必ず帰ってくるから。

(節子)約束やで。

任しとき!

お父さん
昔から逃げ足だけは速かったんや。

(虎之助)ふふふっ。
(健作)はははっ。

♬~

たくあんも食べな。

(トメ子)
その夜 みんなで ご飯を食べた。

あり合わせの
ごちそうやったけど

おいしかった。

(トメ子)ははっ。

ははははっ。
たくさん食べて。

(トメ子)次の日 お父ちゃんは

軍隊に入営した。

(真一)
ほんで 無事 帰ってきたん?

そう簡単にいくかいな。

ウーー…(サイレンの音)
中部軍情報。

敵の編隊12機は

16時20分
紀伊半島西方より侵入し…。

(健作)空襲警報!

火の元よし。

電気消したか?
(健作・虎之助)はい!

お母さん。
うん。

行くで。
(健作・虎之助)はい!

ウーー…

はよ はよ!はよ急げ!ほら。

はぁ… 節子 大丈夫?
おい 大丈夫か?

≪ゴーー(戦闘機の音)

≪ゴーー…

(千代子)通り過ぎたみたいや。

(京子)
何や 通り過ぎてばっかりやな。

(千代子)せやけど
いつ ここに来るか わかれへんで。

♬~

≪(足音)
≪はぁはぁ…

大阪や 大阪がやられた!

♬~

(心の声)成人男性が
1日に必要な熱量は2, 000。

しかるに今 我々は

平均500も摂取できていない。

これでは
餓死に至るのが見えている。

ジャングルに自生している
そてつを探して毒抜きすれば

食用に転じることが可能だ。

とにかく

生き延びないと。

(武田)何をしている。

あっ それは…。

兵士は敵を倒すことだけを考えろ。

≪バン!バンバン バン…(銃声)

≪うわ~!

バン!
バン!

≪撃て~!

(近藤)消火!

(子供たち)はい!

(近藤)
バケツに入っとるのは水やない。

はい。
(近藤)日本国民の魂や思え!

ゆうべも空襲警報
これで3日続けてやで。 はい。

≫来る来るいうて来ぇへんし…。
(近藤)こら!

集中せい!

焼い弾は初期消火が肝心なんや。

先生。

何や。

初期消火いうても

米軍の焼い弾は
簡単には消火できません。

そこを頑張るのが
大和魂いうもんや。

ほんまに大和魂

戦争に勝てるんですか?

何言うんや。
僕は

負けてもええから
はよう戦争が終わってほしいです。

お父さんに帰ってきてほしいです。

この根性なし!

そんなこと

間違うても憲兵の前で言うなよ。

(信二)非国民!
≫非国民!

(信二)非国民~。
≫非国民!

≫非国民…。

(健作)やめろ!

(信二)
ここにも非国民の家族がおるぞ。

非国民ちゃうわ!

信ちゃん 大変や!あれ。

何? あれ。

(信二)ちょ…。
ははっ。

あっ 俺の!

ちょ…。
≫はははっ。

(信二)あっち行け あっち行け!

みんな見るな!

健ちゃん。

♬~

あった!

違た。

敵の編隊は紀伊水道を…。
火の元よし。

北上し 大阪 尼崎方面に

向かいつつあります。 繰り返す。

敵の編隊は紀伊水道を…。

大丈夫か?

大丈夫。 みんなも はよう用意し。

ウーー…

気ぃ付けや。
うん。

みんな おるか?

トメ子は?

おらん!
トメ子 トメ子!

捜してくる。

はぁ はぁ…。

トメ子!

何しとるんや。

お父ちゃんに見せるんや!

お父ちゃんが帰ってきたら
褒めてもらう!

上までいって
みんなようやったって

褒めてもらうんや!

行くで。

トメ子 気ぃ付けや。
うん。

≫(足音)

あぁ… 良かった。

トメ子は
これを取りにいっとったんや。

はぁ…。

トメ子。

≪ゴーー
(健作)来た。

≪ヒュー ドーン!

≪ドーン!

ここは大丈夫や 大丈夫やからな。

≪ドーン!

大丈夫… 大丈夫や。

≪ドーン!

大丈夫や。
(節子)うん。

≪ドーン!

≪ドーン!

≪ドーン!

そてつや。

これを毒抜きすれば食べられる。

あぁ…。
(武田)これより

我が隊は前方に展開している敵に
突撃を行なう。

見事 玉砕して
陛下のご恩に報いるのだ。

待ってください。
≪バン!

突撃~!

あぁ~!

あぁ… あぁ~!

≪(健作・浩太・節子)お父さん。
≪(トメ子)お父ちゃん。

≪(浩太・節子・健作・虎之助)
お父さん。

≫バン!

≫ドーン!
≪バン!バン!

≪バン!

よつばや。

≫ドン!
危ない!

ドーン!


よくご無事で。

はい。

しかし 先生まで出征されたとは。

何か知らせは?

まだ何も。

そうですか。

どうぞ。

ありがとう。

あぁ…。

僕が生き延びたのは

この家の子供たちのおかげです。

えっ?
(吉田)生きて日本に帰れたら

自分も あんな家族を作ろう

それだけを思いながら。

先生に会いたいな。

あらへんな。

(トメ子)あっ!

あぁ~ あっ!

(健作・虎之助)ただいま。
ただいま。

(健作)今日は大漁や。
(虎之助)銅線 ようけ拾たで。

ご苦労さん。
お母さん 具合は?

うん ええよ。

用事は僕らがするから
ちゃんと養生せなあかんで。

ありがとう。

≫(戸の開閉音)

トメ子か? 遅かったな。

おう。

どないしたんや。

ほんまもんか?

ほんまもんや。

≫(戸の開閉音)

えらいこっちゃ!

見つけた よつばやで。

よう見つけたな~。

お父ちゃん。

お父さん!

お父さん!

みんな 大きなったな うん。

なあ 僕
逆上がりできるようになったで。

ほんまか。
(健作)僕は いじめっ子やっつけた。

ようやった。

私は これ。

みんなの分
節子が縫うてくれたんよ。

そうか 頑張ったな。

みんな ようやった。

トメ子は おねしょ直ったんか?

うん 直った。
よつば よう見つけたな。

お父さんもな

よつばのおかげで
戻ってこれたんや。

♬~

みんなを守ってくれたんやな。

お母さんも頑張ったんやで。

おかえりなさい。

ううっ…。

ただいま。

ううっ…。
帰ってきてくれたんやね。

当たり前や。

ううっ…。

逃げ足は速い言うたやろ。

♬~

みんな よう頑張った。

みんな満点や。

ほんまに満点や!

♬~

ありがとう。

♬~

これからも一緒や。

みんな一緒やで。

♬~

♬~

♬~

(恵美)えっ これ あのときの?

そうや。

(トメ子)生きた。

みんな楽しく生きた。

つらいことがあっても

みんな一緒に笑うてたら
何とかなる。

それをお父ちゃんが教えてくれた。

後は あんたらや。

(トメ子)恵美。

(トメ子)真一

亮子

悟。

頼んまっせ。

ふふふっ。
(真一)あっ

100点のご褒美って

結局 何やったん?

それは…。

ないしょや。

(真一)はははっ ちょっと…。
(恵美・真一・亮子・悟)何や それ。

(恵美)えぇ~?
(悟)はははっ。

(真一)
ばあちゃんらしいわ はははっ。

♬~

(ナレーション)<詳しくは
番組ホームページまで。>