ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

8Kスペシャルドラマ「浮世の画家」を楽しむ!

『8Kスペシャルドラマ「浮世の画家」を楽しむ!』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

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  20. 戦争

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『8Kスペシャルドラマ「浮世の画家」を楽しむ!』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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8Kスペシャルドラマ「浮世の画家」を楽しむ![字]

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詳細情報
番組内容
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出演者
【出演】渡辺謙広末涼子前田亜季寺田心中村蒼大東駿介萩原聖人和田正人武田航平渡辺大知,佐藤隆太秋山菜津子長谷川初範佐野史郎余貴美子小日向文世奥田瑛二
原作・脚本
【原作】カズオ・イシグロ,【脚本】藤本有紀
音楽
【音楽】三宅純

 

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2017年。

ノーベル文学賞を受賞した
カズオ・イシグロさん。

日の名残り」や
「わたしを離さないで」など

世界中の読者を魅了するイシグロさんの

2作目となる長編小説「浮世の画家」が

初めて映像化。

渡辺 謙さん主演で
ドラマとなります。

(小野)当時の私は
信念を持って行動し

日本国民のお役に立つことを
していると

心から信じていた
ということです。

浮世の画家」は 戦後の日本を舞台に

時代や価値観の変化に翻弄される
一人の老画家を描く物語。

日本で生まれ イギリスで育った
イシグロさんが

浮世の画家」に込めた思いとは?

日本人には書けない日本が
浮世の画家」にはあるなと。

ミステリーを読むような
吸引力っていうんですかね。

そして カズオ・イシグロさんの
貴重なインタビューにも成功。

ドラマの見どころも合わせ
さまざまな角度から

浮世の画家」を読み解いていく!

♬~

イシグロさんは 1954年
長崎県長崎市に生まれ

5歳の時 父親の仕事の都合で
イギリスに移住します。

以来 日本に戻ることはなく
イギリスで育ち

1982年 作家としてデビューします。

イシグロさんは こう振り返ります。

そして 2作目として発表したのが

日本を舞台にした「浮世の画家」です。

それでは この物語の魅力を
こちらの2人が探っていきます。

作家の小野正嗣さん。

そして 女優の小橋めぐみさんです。

ある日 本屋さんで
何か海外小説を読みたいなと思って

ずっと 本棚を見ていたんですね。

その時に カズオ・イシグロが
目に留まって。

海外小説なのに
日本人の名前 カズオ・イシグロ。

カタカナ表記で。
(小橋)カタカナ表記で。

あれ 日本人なのかな
どうなのかなっていうのと

あと その時に目に留まったのが
この

夜想曲集」という
短編集
なんですけれども

あれ 海外小説って こんなに

面白いものなんだっていうふうに

目からうろこというか。

それで「日の名残り」や
「わたしを離さないで」を

読んだんですけれども
そしたらまた 全然違う…。

全然違うでしょ?
全然違う 本当に魅力があって。

ページをめくりながら

謎を追いかけていくという感じが
ありますよね。

ただ とても すごく
引力が強い小説で

何か 読者って語りを信じて
読んでいるんですけれども

その語りが
信じられなくなるというか

そこが ぐらつくところが
また魅力なんだなと思って。

イシグロ作品のキーワードの一つが
「語り」。

ほとんどの作品で 主人公が語り手となり
物語は進む。

つまり 語り手の記憶が描かれていく。

で また語りが
私という語りがいて

でも全然 語り方が違うというか。

イシグロは 毎回 作品ごとに
違う声 違う主人公になって

その人が 過去や自分の人生を
語るというような。

カメレオン俳優のような

こんな役者になりたいなって
思うような。

なるほど
カメレオン俳優 なるほど。

浮世の画家」で
イシグロさんが

じゃ 何になったかっていうと
日本画家に。

日本画家に。
浮世の画家」に。

なっちゃったわけですね。
はい。

ずっと また 語りで読んでいって

やっぱり 読者は
語りを信頼しているんですけれども

「あれ?」っていう。
そうなんです。

さて 2人を戸惑わせた 「あれ」とは
何なのか?

ここで あらすじを紹介しよう。

舞台は 戦後間もない日本。

主人公は
かつて名をなした画家 小野益次。

彼が語り手となり 自らの人生を
振り返りながら物語は進む。

「目下のところ
私が頭を悩ませているのは

次女 紀子の縁談のことだ。

実は 昨年 結婚が決まりかけていたが

なぜか 相手側が手を引き
破談してしまった。

そんな紀子に
再び縁談が持ち上がった。

縁談の相手は 高名な美術評論家
斎藤博士のご子息。

斎藤博士とは 戦前からの顔なじみで
お互いの名声を承知していた。

そんな時 長女の節子が
私に助言をしてきた。

昨年の紀子の破談は
私の過去に関係があるのではないかと。

更に 今回の縁談に向けて

『なにかしら手を打っておいた方が
いい』と言うのだ」。

小野の過去に何があったのか。
過去の記憶をたどっていく。

幼い頃から画家を志していた小野。

修業を重ね 研さんを積んできた。

しかし
日本が 軍国主義に染まっていく中

小野は 戦意高揚のための
戦争画を描き始め

やがて 戦争画家として名をはせていく。

そう 小野には
戦争協力者としての過去があったのだ。

小野は 節子の助言に従い

かつての弟子たちに会いに行く。

しかし そこには
戦争を起こした世代への

敵意と冷たい目しかなかった。

そして迎えた 紀子の見合い。

さて ここまでの話を振り返ると

この物語は
戦争責任に悩む男の姿を描いたものと

思われるかもしれない。

しかし 話は そう単純ではない。

物語は根底から覆ることになる。

見合いから しばらくたった ある日
小野は 節子から意外な話を聞かされる。

見合いの場での 小野の謝罪

その行為を
誰も理解することができなかったという。

更に斎藤博士は
今回の縁談が持ち上がるまで

小野のことを
知らなかったというのだ。

一体 どういうことなのか?

この「浮世の画家」という小説を読む
っていう行為は

小野益次という主人公の画家の過去を
回想する

声を聞くっていうことじゃないですか。

そういう声に
耳を傾けているんですけど

そんなに すばらしい画家だって
言われてるんだったら

一体 じゃあ
どんな絵を描いていたのか。

自分は それなりの業績がある
って言うんだったら

どんなことを達成してきてたのか
っていうことは知りたいわけですけど

そういうことをやってきたとは
言うけども 具体的には。

具体的なことが何も。

どんな作品なのか分からないっていう
ある種 謎解きというか

ミステリーを読むような
吸引力っていうんですかね

そういうものが
この作品には あってですね

なかなか驚くような結末が
待っているということなんですね。

読者って 語りを信頼して読んでると
思うんですよね。

語りに感情移入しているんですけれども
そうすると この「浮世の画家」は

途中で あれ? あれ本当のことを

言っていたのかなっていうふうに

ちょっと不安にさせられるようなところが
出てきて。

この語り手は 信頼できるのか

信頼できないのか
っていうことがあると思うんですね。

で よく イシグロのね小説を評するのに

信頼できない語り手とか
信用できない語り手

っていうような言葉があるんですけど。

つまり 読者は 最初は 当然
主人公に共感し 信用をしている。

これについて イシグロは…

この語り手が 明らかに人間というものは
自分の過去の記憶にですね

我々 みんな そういうところあると
思うんですけど

思い出したくないこともあるし
言いたくないこともある。

そういうことを…

自分の記憶だから 絶対 正しいって
思ってるんですけれども

あの 違ったり ちょっと話が
脱線しちゃうんですけれども

私 あの 小さい頃に本を好きになった
きっかけって

幼稚園… 小学生ぐらいの時に
ある時 父が 「世界文学全集」みたいな

子ども向けのを買ってきてくれて。

で ついこの間 両親に 「『文学全集』
昔 買ってくれたよね」って言ったら

「買ってない」って言われて。

で 父に 「あっ お父さん! お母さん
忘れてるんだけども

買ってきてくれたよね」って言ったら
「いや 買ってないよ」って言って。

2人とも 買ってないって。

で どっちなんですか? 真相は。
分かんないです。

そうなんです。

物語が進むに従い
小野益次の語る内容には

ズレや矛盾が生じてきました。

紀子の縁談を前に 小野は
長女の節子から助言を受けますが

物語の終盤 節子は助言などしていないと
否定します。

更に 縁談の相手側である斎藤博士と
古くからの知り合いだったと語りますが

縁談が持ち上がるまで
小野のことは知らなかったというのです。

人の持ってる記憶のズレ
っていうんですか

そごっていうか そういうものが

この 小説の中でも描かれてますよね。

そうなんですよね。
一緒に暮らしてきた家族でも

そんな記憶のズレがあるという。
そこに だまされたというか。

何が正しくて 正しくないかって
分からないですよね。

そう 分からないですよね。

やっぱり でも 人間は
記憶したいこともあるけれども

やっぱり 忘れたいこともあって

でも 忘れられないものもあって

そのはざまで苦しんでいるものでもあると
思うんですよね。

そういうのが 物語として
丁寧に描かれていて

語りという手法を使って
丁寧に描かれてるのが

私は すごい好きです。

それ やっぱり 自分にとってね
日本っていうのは

5歳で 長崎からね

お父様のお仕事の都合で
イギリスで暮らすようになり

自分にとっての
日本とのつながりというのが

長崎や日本の親戚から送られてくる
雑誌とか

テレビで見る日本とか
そこで どんどん限られて

どんどんどんどん
日本とつながりっていうのが

薄れていく。
そん中で 自分の中にある

記憶の中にある日本っていうものを
言葉にした。

…が「浮世の画家」にはあるなあと。

そう 自分の 何か こう記憶ですよね

日本語の記憶 それから日本文化
日本社会の記憶っていう

そういうものを フルに駆使して

この小説を英語で書かれて

小津映画や 恐らく
イシグロさんが小さな頃から見た

日本映画の記憶っていうのも
やはり その

イシグロさんが吸収されてきた
日本についてのものがですね

ここに 描き出されてるんではないか
というふうには思いますね。

長崎に原爆が落とされたのは
イシグロさんが生まれる9年前。

被爆体験をした母親から

どのように 世界は間違った方向に進み

悲惨なことが起きるのか聞いたという。

イシグロさんの作品には
戦争の影が付きまとう。

講演会の時に
自分は戦争を体験していないから

戦後に生まれてるんですよね。
カズオさん。

そうですね 1954年生まれですよね。
「だから その少し上の世代に比べて

人間として試されていないという
コンプレックスがあった」

っていうふうに おっしゃっていて。

上の世代に比べると
自分はそういうことを

経験してないって言うけど

それを書くことの中で。

自分を試しているというか。
そうですよね。 挑戦しているなと。

戦争に協力することを正義と信じてきた
小野益次。

しかし 敗戦を境に時代は大きく転換し

その正義は否定されます。

なぜ その 小野益次という画家は

このような語り方をしなければ
ならないのかっていうことを考えると

この小説を読みながら
そのことを考えてみると。

何か悲しくなって… なるぐらいに。
悲しくなりますよね。

こういう語り方しかできなかった。

だからね この 読む人によって
浮世の画家」って

小野っていう主人公のね
人物像も変わると思うんですよね。

だから 僕も 最初は

時に 彼を断罪したい
読者としての自分もいれば

時に やっぱり 彼に深く同情する

読者としての自分もいる
みたいなね。

非常に 人間っていうものは 多層的で
多面的なものであるっていうことを

どんな人だって
矛盾を抱えてるじゃないですか。

言葉だとね できるじゃないですか。

だから どうやってね
これを 映像に

この小野益次という人間の持ってる
複雑さや 矛盾をね

表現してるのかなっていうのは
ちょっとね

興味がありますよね。
気になりますよね。

まるでミステリーのように
物語の面白さを楽しめる「浮世の画家」。

同時に 読者は 苦悩する主人公を
理解しようとすることで

自分自身や自分の人生を
見つめることになるのです。

読む人によって さまざまな捉え方が
できる面も この小説の魅力。

イシグロさんは
どういった思いで書いたのか。

そこで 私たち番組は
小野さんと共にロンドンへ。

イシグロさん本人に
話を伺うことができました。

Hello.
Onosan, very nice to see you.

Very nice to meet you.
Nice to meet you.

この「浮世の画家」という小説の

構想 アイデア
どのようにして生まれたんでしょうか。

小野の回想が 実際に起きたことなのか
それとも 彼が ねつ造した記憶なのか

イシグロさんは こういう回想する
小野益次という登場人物をね

どうして こういう人物を
描かれたんでしょうか。

主人公を まさに画家にされたのは
どうしてなんでしょうか?

そして この画家を
主人公とした物語が

初めて映像化された。

土曜ドラマ浮世の画家」。

(スタッフ)え~ 本日より
浮世の画家」クランクインになります。

皆さん よろしくお願いしま~す。

(スタッフ)小野益次役 渡辺 謙さんです!
よろしくお願いします!

(拍手)

ドラマ「浮世の画家」の収録は
およそ1か月半にわたって行われた。

超高精細の
8Kスーパーハイビジョンで撮影。

戦前から戦後の日本を 切り取っていく。

主人公の 引退した老画家
小野益次を演じるのは 渡辺 謙さん。

長いキャリアの中でも
この役は挑戦だったようだ。

正確な年齢設定っていうのは
ドラマの中では してないんですけど

まあ恐らく 僕よりも 今10個上ぐらい

まあ 70を前にしたくらいの
イメージだったんですよね。

で 果たして
自分が あと10年たった時に

人生だったりとか 今までの
その道のりみたいなものを

どういうふうに
回顧するんだろうっていうのは

非常に興味もあったし

小野の精神の
歯車みたいなものを

できるだけ ゆっくり回して

感じてみたいなあというのは
全般を通して ありましたね。

この作品 全般通して。

イシグロさんは
小津安二郎の映画の影響下で

浮世の画家」を生み出した。

小野益次を演じる上では
どうだったのか。

(渡辺)まあ 作品に入る前に
小津作品 何本も見返したんですけど

ただ ある意味 向田さんの
書かれてた父親像みたいなものを

ちょっと意識したことはありましたね。
その家族の部分に関してはね。

昭和のというか
まあ もうちょっと前なんですけど

昭和の父親像みたいなものを
イメージはしてましたね。

(笑い声)

しかし 祖国のために
忠誠心を持って働いた人々を

全て 戦争犯罪人と呼ぶわけには
いかんでしょう。

(渡辺)もちろん
その戦争というね 大きな山を

どう乗り越えてきたか みたいなことは
バックグラウンドにはあるんですけど

その 人生を どう自分の中で
決着をつけていくかみたいな

その そういう部分でいうと

見事な 僕は 終活ドラマかな
って気はしてるんですよ。

後悔だったりとか
悔しさだったりとか

でも それなりにいい人生だったよな
っていう部分と

何か ものすごい いろんなものが

ないまぜになってるような気が
するんですよ。

だから 答えが こう 一つじゃない。

どんな答えをいただけるのか
っていうのは

楽しみですけどね。

(節子)紀子の縁談

どうして
急に打ち切りになったんでしょう?

パパは言ってたよ。 おじいちゃんは
やめなきゃなんなかったって。

日本が戦争に負けたから。

何についての誤解かね。
過去についての。

(小野)
日本国民のお役に立つことをしていると
心から信じていたということです。

(三宅)
我が国を 誤った方向に引きずり込んだ
人々がいることは 確かです。

卑劣極まる。

(円地)
誰が 本物の国賊

ちゃんと
知っていますよ。

♬~

こんなことになろうとは。

♬~

(小野)かつての私が

世の中に悪影響を
及ぼしていると

信じている者もいるのです。

僕の良心は 僕が いつまでも

浮世の画家でいることを許さないのです。

(松田)君の過去についても
最善のことしか話しようがない。

戦後の日本を舞台に

変わりゆく時代のはざまに揺れる

老画家が見つけたものとは?

世の中のことは
大抵 見かけより複雑なんだよ。

時間は少し遡り 昨年9月のロンドン。

ドラマの撮影が始まる前

ミュージカルの公演を行っていた
渡辺 謙さん。

その日 公演が終わると
ある人が訪れてきた。

ヘーイ!

日本で生まれ
世界を相手に活躍する2人が

浮世の画家」で結ばれた。

イシグロさんの日本への思いは

間もなく ドラマとなって

私たちのもとへ届けられる。