ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

警視庁東京湾臨海署安積班 中村芝翫、原田龍二、林家たい平、野々すみ花… ドラマの原作・キャストなど…

『月曜名作劇場今野敏サスペンス 警視庁東京湾臨海署安積班」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 神山
  2. ハンチョウ
  3. 犯人
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  18. 死体
  19. 責任
  20. 村雨

f:id:dramalog:20190225220141p:plain

『月曜名作劇場今野敏サスペンス 警視庁東京湾臨海署安積班」』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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月曜名作劇場今野敏サスペンス 警視庁東京湾臨海署安積班」[解][字]

過去の事件を掘り返し冤罪の有無を暴こうとする安積班の動きを徹底的に封じ込めようとする警察組織。傷害致死事件の真相を再捜査をしようとする安積班。真犯人は?

詳細情報
番組内容
過去の事件を掘り返し冤罪の有無を暴こうとする安積班の動きを徹底的に封じ込めようとする警察組織。安積が関わった傷害致死事件。判決が出た後も未だ被疑者は無罪を主張しているという。真相を再捜査をしようとする安積班。真犯人は?もしや「冤罪」だったのか?事件の犯人を追う展開とかたや傷害事件の真相を再捜査する展開。社会の悪に立ちむかい真実を追い求めるミステリーサスペンスドラマ。
出演者
中村芝翫原田龍二林家たい平野々すみ花尾崎右宗石黒英雄モト冬樹宅麻伸
小木茂光 ・千葉哲也・井上依吏子・本宮泰風
スタッフ
脚本:大川俊道:演出:酒井聖博 
プロデューサー:遠藤正人
原作
今野敏東京湾臨海署安積班』(潮流より)
公式ページ
◇番組HP
https://www.tbs.co.jp/getsuyou-meisaku/

 

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(ボイスチェンジャーで)臨海署
安積班の諸君

これは
始まりにすぎない

さらに 犠牲者は増える

≪無差別殺人?

死因は 毒物という可能性が
あるってことです

市民がパニックを起こしかねない

私たちジャーナリストには
それを知らせる責任があるんです

おいっ

警察は信用できないんだ
あんたになら真相を話してもいい

≪冤罪だったとなれば
それこそ大騒ぎだ

犯人は すでに三人を殺害し

われわれを狙ってくることも
十分考えられる

ちんたら捜査してっから
犯人に やられるんだ!

係長!

安積班には外れてもらう

私に復讐することが
犯人の目的だ

君の狙いは 私だ

(メール受信)

(パソコンを操作している)

(ボイスチェンジャーで)安積係長

私の目的が分かったようだな

だが

これで終わりじゃない

次は また

君の部下に犠牲になってもらう

もし 部下を守りたいなら

君一人で私を逮捕にくるがいい

(水野)桜井 追って
(桜井)はいっ

水野です ホシが逃走

(須田)待て 止まれ

(黒木)須田さん
「止まれ」で止まる犯人いませんよ

つべこべ言わずに追え

こら 赤津

(サイレン)

あーっ!

(村雨)赤津勝利
強盗傷害の容疑で逮捕する

(桜井)暴れんなよ

暴れんな 暴れんな

暴れんな 暴れんな おい

(シャッターを切る)

行くぞ

(シャッター音)

(水野)あれ
東報新聞の山口友紀子ですよね

ああ

(友紀子)ハンチョウ

おはようございます
先週 取材で京都に行ったんです

はい これ お土産の和菓子

昨日 皆さんにお世話になったんで
よろしくお伝えください

それじゃ また

お… おい 君

おはよう
(一同)おはようございます

おっ ハンチョウ なんすか それ

ああ 今 そこで山口君がな

東報新聞の山口友紀子ですか
ああ

昨日 世話になったって
みんなでどうぞってな

いっただっきまーす
ダメです これは すぐに返さないと

やぼなこと言うなよ 水野
ハンチョウ

ああ 東報新聞のスクープか

うちが情報を流したと
誤解されかねませんよ

村雨さんのいうとおりです たとえ
菓子折りひとつでも注意しないと

そうだな 今後は気をつけよう

はい

須田さんっ

そういえば
地域課の連中が慌てて出てったが

急病人が出たみたいですね

緊急搬送の
要請があったみたいです

急病人?
ええ

熱中症だと思いますよ 事件性は
ないと思いますが 一応 地域課が

俺たちの出番じゃありませんよ
それよりもね この和菓子…

臨海署管内 調査方

江東区 臨海公園脇の豊洲運河
人間らしい浮遊物…

死体…
ハンチョウ

出番だな
(一同)はい

(サイレン)

≪足元も おい

≪おい 首のほうもな

≪ご苦労さまです
お疲れさまです

うわっ

おまえ
いいかげん 死体に慣れないとな

うわっ これは ひどいな

40~50代の男性ですね

顔は潰されてますが
目立った外傷はありません

所持品は?
何も

身元を隠すために
顔潰したんじゃないですかね

死後 そう日にちは
たってないみたいですね

遺棄した場所も近いってことか

水野は 検視に立ち会ってくれ

村雨 ほかの者たちは聞き込みだ

はい 行くぞ
はい

(榊原)おい 殺しだって?

ああ 課長
被害者の身元は?

まだ調査中です

すぐに捜査本部を立てなきゃ
まずいんじゃないのか?

死体遺棄には違いありませんが
まだ殺人事件と断定するわけには

どう考えたって殺しだろ
死因は何なんだ

解剖の結果は まだですが

リンパ節や筋肉に
壊死が みられたそうです

壊死? どういうことだ

死因は 毒物という可能性が
あるってことです

毒物…
とにかく

まだ死因が分からないので

捜査本部を立てるのは
待ったほうがいいんじゃ…

いや 待つのは いいけどさ

報告が遅れると
本部に怒られるのは俺だからな

(須田)
ハンチョウ 目撃者がいました

タクシーの運転手が 運河の近くで
不審な男を目撃してるんです

不審な男…
ドライブレコーダーに バッチリ写ってます

(桜井)まるで死に神ですね

(須田)ここを見てください

死体を包んでたシートに
よく似てますね

時間は午前2時12分

場所は?
海浜倉庫の裏側の通りです

死体が浮いてた場所からも近いな

(電話のベル)

強行犯係 水野です

(榊原)これは すぐに解決だな

いや これだけでは…
さらに情報を集めないと

だって 犯人が写ってるんだぞ

身元ぐらい
すぐに突き止められるだろう

でも まったく人相分かりませんよ

(榊原)なんだよ
(須田)課長 そう焦らないで

ハンチョウ 今朝 緊急搬送された男性
亡くなったそうですが

筋肉とリンパ節に
壊死がみられたと

壊死って おい…
これ どういうことなんだ

運河の死体と一緒だな

病院で詳しい状況を聞いたほうが
よさそうですね

そうだな
(桜井)はい

(須田)俺たちは
この男の目撃情報を捜します

頼む
はい

さてと

じゃあ 俺は ちょっとチョウバの件で
本部と相談してくるわ

よろしくお願いします

(水野)分かりました では はい

あとで伺います はい

何か事件みたいね
(由良)よく分かるな

村雨さんは ポーカーフェイスだけど
桜井君の背中が妙に緊張してる

さすがバンキシャ
一緒に来る?

俺は残るよ 運河の死体の
続報があるかもしれない

それじゃ また あとで
ああ

≪アニキ
≪アニキ しっかりしろ!

≪アニキ
≪アニキ

アニキ しっかりしろ
アニキ

(看護師)病院着きましたよ

また救急搬送ですかね

亡くなられたのは
鈴木幸一さん 68歳です

鈴木幸一さん
死因は?

検査中です

右足が かなり腫れてましたが
詳しく調べてみないと

ご遺族の方に
お会いしたいんですが…

(看護師)先生 お願いします

すいません 急患なんで

(美千代)主人は
今朝までは元気だったんです

いつものように
裏の川で釣りを楽しんで

それから戻ってきて 食事を…

そういえば…

何か?

釣りをしていたときに

変な男が隣に来て

《(鈴木)あっ いって…》

《おいっ》

《何すんだよ いってえ… おいっ》

傘の先で

何も言わずに行ってしまった

主人は怒っていましたが

まさか… それが原因で?

村雨さん

司法解剖
必要になるかと思います

ご協力をお願いします

受け付けをしていただきまして
三階に上がっていただきますと…

すいません
ありがとうございました 村雨さん

(桜井)病院ですから取材は…
(友紀子)邪魔しないで

運河で見つかった死体と
何か関係が?

半日で二人も救急搬送されて
二人とも死亡するなんて

何かあったとしか…
二人とも死亡?

ええ さっき搬送された男性も
たった今 亡くなられたようです

《アニキ》
《アニキ しっかりしろ!》

(黒木)そうですか
ありがとうございました

ダメっすね
休憩するか 休憩

えっ もうすか?
当たり前だ

おまえみたいな頑丈な男と違って
頭脳派の俺は暑さに弱いんだよ

どこが頭脳派なんですか
頭脳派って顔じゃないでしょ

あれ?

(黒木)どうしたんですか?

あいつ ドライブレコーダー
写ってたやつに似てないか?

確かに

黒木!
はい!

はい!

ビデオに写っていた男が
ええ

断定はできませんが
同じような格好をしてました

すぐに追っかけたんですが…
きっと犯人に間違いありません

顔は?
いや よく見えなかったな

二人もいたのに?

だって こんなだよ こんな
橋の上だから

いくつくらいでした? 背丈とか
特徴とか ありませんでしたか?

一度に聞くなよ

(桜井)戻りました
ああ

ハンチョウ
死亡した鈴木幸一氏ですが

三年前まで
東京地裁で判事をしていました

あの鈴木判事か
ええ

(桜井)死亡した もう一人は
尾形治郎という45歳の男性で

恐喝と傷害のマエがありました

(水野)恐喝と傷害?

もしかして 尾形の事件を
鈴木判事が担当したとか

そういう記録はないが 二人の
被害状況には共通点があった

共通点

鈴木判事は
今朝 川で釣りをしてたときに

何者かにコウモリ傘で
足を突かれたそうなんですが

尾形治郎のほうも

発症の三時間ほど前に
傘で足を突かれたと

傘で

ホテルのトイレで隣に立った男に
いきなり やられたそうです

《(尾形)うっ》

《おい こら おめえ
ちょっと待てや おい》

《こら》

《あいつを追え》

俺たちが橋の上で見た男も
傘を持ってたな

ええ
あの傘が凶器ってことですかね

傘に毒を仕込んで 無差別殺人を
行ったという可能性も

無差別殺人?

(電話のベル)

はい 強行犯係 桜井です

はい ちょっと
待ってもらっていいですか

村雨さん

村雨です

分かりました どうも

ハンチョウ

鈴木判事と尾形治郎の遺体から
リシンが検出されたそうです

(水野)リシン…
(桜井)何ですか? リシンって

猛毒よ

致死量は ほんのわずかで

青酸カリの
数千倍の毒性を持つと…

数千倍?

発症までに時間はかかるけど

解毒剤がないから
発症したら致死率が高いわ

解毒剤がない?

1978年

今から40年ほど前に

政府を批判して イギリスに亡命した
セルゲイ・ペトロフというジャーナリストが

追ってきた秘密警察に毒殺された
という事件がありました

(野村)ペトロフ事件か

ご存じですか?
ああ

そのペトロフとやらも
リシンで やられたのか?

ええ しかも使われたのが
コウモリ傘の形をした凶器で

傘の先端から リシンを塗った針が
飛び出す仕掛けになっていて

ペトロフは それで
背中に針を打ち込まれたんです

今回の被害者二人の足からも

長さ数ミリの針が
摘出されています

運河から引きあげられた
遺体の胸からも同じようなものが

まさか 犯人は
ヨーロッパの秘密警察だっていうのか?

そうじゃありません

ただ 犯人は明らかに
ペトロフ事件をまねしたとしか…

何か特別な理由がありそうだな

ええ 単なる殺人なら

こんな やっかいな方法を
とるはずは ありません

うん

リシンの入手経路は?
分かりません

ですが 一般人が製造することも
不可能ではないと

えっ 誰にでも作れるっていうのか

もちろんです

かなりの技術と設備が
必要となります

トウゴマとよばれる多年草の種から
抽出することができるそうです

うん…

本庁は 何と言ってる?

はい 今の段階では
極秘で捜査するようにと

(野村)極秘で?

捜査本部を立てると
その… マスコミが…

騒ぎ出すってことか

無差別殺人だとか書きたてれば
市民がパニックを起こしかねない

本庁は そっちのほうを
危惧してるんだろう

はい おっしゃるとおりで

どう思う 安積

被害者には
何か共通点があるはずです

無差別殺人とは思えません

明日には 捜査一課から

池谷管理官と捜査員数名が
応援にくることになってます

(野村)応援ってことは

捜査の指揮権は
うちにあるってことだな?

(榊原)えっ? ええ まあ

(野村)分かった

しっかり頼むぞ

はい

管理官が わざわざ来るってことは
単なる応援じゃない

もう捜査方針は決まってる

俺たちは
管理官の指示に従えばいいんだ

ああ それから

この件に関しては 絶対に
マスコミに漏らすなよ いいな

分かりました
ああ

ハンチョウ
病院で死亡した二人の死因は…

すまんが ノーコメントだ
何か事件ですよね 運河の死体と…

私から話すことはない
広報に聞いてくれ

ハンチョウ

ガードが堅いな

いつものハンチョウと違うわ

何か大きな事件を隠してるのかも

俺は病院を当たってみる
顔見知りの職員が何人かいるから

さすがね

俺みたいなフリーな遊軍は
スクープ抜かないと すぐにクビだからな

(水野)ハンチョウ

犯人から犯行声明が

犯行声明…

(須田)こいつですよ
俺と黒木が見たやつは

(ボイスチェンジャーで)
臨海署 安積班の諸君

優秀な君たちなら

使用した毒物が
リシンであることも

すでに突き止めているだろう

だが

これは 始まりにすぎない

この先 さらに犠牲者は増える

それは 君たち自身かもしれない

なぜなら

すべての責任は
君たちにあるからだ

いつ届いたんだ?

(水野)10分くらい前です

毒物がリシンだということは
マスコミには発表されてないはずです

犯人しか知りえない情報
ってことですよね

でも普通 犯行声明って
本庁に送られてくるものじゃ…

そうよね

「すべての責任は君たちにある」
って どういうことかしら

ハンチョウ?

課長に知らせてくれ

はい

犯人は
また新たに犯行を犯す気ですね

いや それだけは

阻止しなければならない

《☎(神山)俺は喜田川を
殺しちゃいない》

《☎罠に はめられたんだ》

《神山さん
今 どこにいるんですか?》

《無実だというなら
逃げずに出頭してください》

《(神山)無実の証拠をつかんだら
必ず出頭する 約束する》

《だから それまで
時間をくれないか》

《(カミナリ)》

《(神山)安積!》

あっ ハンチョウ

やはり 被害者の二人に
つながりがありました

神山事件か

知ってたんですね

いや ただ…

地裁で
神山に有罪を言い渡したのが

鈴木判事だったからな

それに
五年前 神山が捕まったとき

これと よく似た格好をしていた

犯人は おそらく
それを思い出させようと

わざと よく似た格好を
しているのかもしれない

尾形治郎は?

尾形がやってる金融会社は
広域暴力団・銀星会の傘下で

尾形自身も
銀星会の組員だったんです

銀星会

神山事件の被害者 喜田川琢治も
銀星会の関係者でした

確かに つながるな

ただ 運河の死体の身元が
まだ分かっていません

犯人は 遺体の顔を潰して
身元を隠そうとした

つまり ほかの二人とは

殺害した意図が 明らかに
違うんじゃないでしょうか

神山事件とは関係ないと

例えば
何か真相を知ってしまったために

口封じで殺されたとか

だとしても

事件の背景に

神山事件があることは違いない

ええ

犯人は そのことで

私を恨んでるのかもしれない

私に復讐することが

犯人の目的かも

(池谷)なんだ これは

毒物事件のことが
すっぱ抜かれてるだろうが

(池谷)東報新聞一社だけだ

ほかは どこにも抜かれてない

(佐治)安積班は 近ごろ

東報新聞のバンキシャ
仲がいいらしいじゃねえか

おまえらが
情報を漏らしたんじゃないのか?

勝手に決めつけないでください

何?
黒木

たいそうな口きくようになったな
黒木

情報はうちからではなく 病院から
漏れた可能性だってあります

こっちのねえちゃんも威勢がいい
ねえちゃん?

今後は
マスコミの対応に気をつけます

申し訳ありません

(水野)ハンチョウ

(池谷)ここは極秘捜査本部だ

そのことを肝に銘じろ

いいな

はい

犯行声明のビデオを見た

あれが安積班に送られてきた
というのは どういうわけだ

安積

おそらく 犯人は

五年前の
神山事件の関係者ではないかと

神山事件

被害者の鈴木幸一氏は

東京地裁
神山に有罪を言い渡した人物です

そんなことは分かってる

だが 鈴木判事が担当した事件は
山ほどあるんだ

神山事件だけじゃないだろう

もう一人の被害者 尾形治郎は
銀星会の組員でした

銀星会も
神山事件と関わりがあります

とても偶然とは思えません

(池谷)リシンで死亡したのは 三人

運河の死体は
いまだ身元すら分かっていない

それなのに

犯人は 神山事件の関係者だと
断定できるのかね

それは…
(佐治)管理官

安積の勝手な思い込みですよ

こいつらの言うこと聞いてたら
捜査が混乱するだけです

佐治さん
黒木

捜査は基本にのっとって行う

まず被害者の足取りを
防犯カメラで検証し

接触してきた不審人物を
徹底的に洗い出す作業だ

管理官 もう時間がありません

防犯カメラを当たる前に
やるべきことが

安積

管理官の捜査方針に
ケチをつけるのか

防犯カメラの検証は
われわれで行う

君たちは必要ない

君たちは
被害者の足取りの検証をしてくれ

不審人物と接触がなかったか
聞き込みを続けるんだ

管理官

これは 命令だ

分かりました

天皇陛下の即位30年を記念した
茶会が

皇居で行われました。

茶会は午後6時半から

皇居・宮殿で開かれ、総理ら三権の
長、

国会議員など、およそ450人が参
加しました。

この茶会は、昨日政府主催で行われ

陛下の即位30年を祝う記念式典
のお礼として

両陛下が主催されたもので、

皇太子さまや秋篠宮ご夫妻ら、

皇族方も出席し、参加者とにこやか
に懇談されました。

これに先立ち、参加者には

伝統の装束を身にまとった

楽師による演奏に舞いを組み合わ
せた

舞楽が披露されました。

ハンチョウ
神山事件に関してですが

俺と水野さんは
五年前に いなかったので

当時のことを よく知らないんです

安積班が どういう立場にいたのか
詳しく教えてください

水野 桜井

五年前 喜田川琢治という

健康食品会社の社長が

ただの水道水を
万病に効くなどと偽り

高齢者から
多額の金を だまし取っていた

《(喜田川)若返ってください》

《(神山)喜田川さん》

《調べましたよ》

《この水
ただの水道水じゃないですか》

《あんたがやってんのは
詐欺じゃないんですか?》

《ひと言 お願いしますよ》

そんな喜田川を糾弾しようとして
取材を始めたのが

東洋テレビの神山誠二だ

《(神山)
すいません 東洋テレビです》

《喜田川さんとの関係について
コメントいただきたいんですが》

喜田川の会社は

銀星会のフロント企業だった

取材は 何度も妨害されたが

神山とスタッフたちは

それに ひるむことなく
取材を続けた

そんなとき

神山のスタッフだった
寺田雅也という若いカメラマンが

ひき逃げに遭い

死亡した

その日のうちに

銀星会の組員だった男が
出頭して逮捕されたが

あれは事故でなく

明らかに 神山に対する報復だった

激怒した神山は
喜田川の自宅に乗り込み…

《何だ!? てめえ!》

《喜田川~!》
《うわっ!》

一人でいた喜田川を殴りつけ
翌朝…

喜田川は死体で発見された

死因は… 急性硬膜外血腫

硬膜外血腫?
殴られたショックで

頭蓋骨と硬膜の間に
血腫ができて

それが 死に結びついたらしい

よほど 激しく殴ったんですね

遺体は凄惨だった

現場は 臨海署管内で
私たちが捜査に当たった

神山は
行方をくらましていたが

数日後
電話で無実を訴えてきた

《(カミナリ)》

《俺は喜田川を殺しちゃいない
罠にハメられたんだ》

《神山さん 今
どこにいるんですか?》

《無実だというなら
逃げずに出頭してください!》

《無実の証拠をつかんだら
必ず出頭する》

《約束する だから それまで
時間をくれないか?》

《真相を明らかにしたいのは
警察も同じです》

《われわれを
信じてください!》

《☎(神山)
だったら 二人だけで会ってくれ》

《警察は信用できないが》

《あんたにだったら
真相を話してもいい》

《それで
真犯人の証拠をつかんでくれ》

《分かりました》

私は 二人で会う約束をした

そこで 真相を聞き出し
出頭するよう

神山を
説得するつもりだった

《(カミナリ)》

《(サイレン)》

《待て!》
《待て!》

《止まれ!》
《待て!》

《止まれ!》
《止まれ!》

《あ~っ!》

《離せ!》

《(神山)離せ!》

《佐治さん…》

《安積 一人で
手柄立てようったって》

《そうはさせねえぞ》

《≪行くぞ!》

佐治係長が…
ハンチョウを

尾行してたって
わけですか?

神山は 私に裏切られたと
思ったに違いない

当時 佐治係長は
臨海署の課長代理だったが

何かとハンチョウを
ライバル視してた

確か 神山の逮捕が評価されて

本庁の捜査一課に
抜擢されたんでしたよね

手柄を横取りしたのは
あいつのほうじゃないすか

神山は
罪を認めたんですか?

喜田川を
一発 殴ったことは認めた

だが 一発 殴ったぐらいで

急性硬膜外血腫で
死亡することがあるのか

医学的にも
見解が分かれていた

ハンチョウは
送検には慎重だった

遺体から神山以外のDNAも
検出されたんでな

DNAも!?
それなのに 送検したんですか!?

ああ…

《何 モタモタしてんだ!》
《しかし まだ神山を》

《犯人だと断定するには…》
《もう 時間が迫ってるんだぞ!》

《おまえ 俺の足
引っ張りたいのか!?》

《いえ そんなつもりでは》
《だったら 早く送検しろ》

《犯人は
神山に間違いないんだ》

《これで
送検せずに釈放してみろ》

《臨海署は
世間のいい笑いもんだ》

《それだけじゃない》

《警察の権威も
失墜することになるんだ》

《よ~く考えろ》

《分かりました…》

DNAの件は
どうなったんですか?

結局 証拠としては
不十分だと判断された

神山は
裁判でも無実を主張したが

判決は12年 控訴は棄却された

真相は
どうなんですか?

分からない…
(桜井)えっ!?

判決は出たが 私たち警察や

司法の判断が
正しかったかどうかは

それこそ
神のみぞ知るですよね

俺たちが100パーセント
絶対 正しいかは

いや しかし…

もちろん 真相は どうであれ

殺人は 許されるはずはない

今 われわれに
できることは

次の犯行を
阻止することだ

私と水野は
神山事件の周辺を洗う

村雨たちは
被害者が襲われた

2カ所周辺を重点的に
捜査してくれ

ハンチョウ!
責任は私が負う

ハンチョウ!

これは 危険な捜査になる

犯人は
すでに三人を殺害し

次は われわれを
狙ってくることも

十分 考えられる

全員…

拳銃を携帯するんだ!

(一同)はい!

神山事件?

知ってるだろ?
5年前の事件

もちろんよ
あの事件は安積班が…

病院で
聞き出したところ

死んだのは 二人とも
神山事件の関係者だ

一人は 元判事

一人は
銀星会の組員だった

当時 俺も
神山事件の取材をしていて

何人か 重要人物を知ってる

(深町)神山のことは
うちの社内ではタブーでしてね

どうぞ
あっ…

当時 神山の取材は
無謀すぎると

批判が高まっていたんです
その矢先

カメラマンが ひき逃げに遭った

それで 神山は追い込まれ
冷静さを失って

あんなことを
したんじゃないかと

そのころのスタッフで

現在 身元の分からない人物が
いるんですが

(深町)いや…
死亡したカメラマンを除いては

うちの社員はいません

皆 神山が集めたスタッフなんで
身元までは

そうですか…

何か事件ですか?
あっ いえ…

いや つい さっきも
東報新聞の記者が

「神山の件で取材したい」
って来たんですが

東報新聞が!?
(深町)ええ

神山は
冤罪だったんでしょうか?

確かに 今でも冤罪という
意見は根強くある

神山にシンパシーを抱き
崇拝してる

若いジャーナリストたちも
たくさんいる

神山はカリスマなんだ

(携帯着信)

俺だ
須田です

今 晴海ターミナルに
いるんですが

ついさっき
「コウモリ傘を持った男を見た」

という情報がありました
ほんの5分ほど前です

まだ この近くにいるんじゃ
ないかと思うんですが

分かった すぐに向かう

よし 黒木 今度こそ
絶対に捕まえるぞ

(黒木)はい!

(シャッター音)

はい 了解!
どうした?

須田さんからです
ついさっき

「晴海ターミナルで
犯人らしき男を見た」

という情報が
よし!

(携帯着信)

はい

男を発見 尾行中だ

場所は…
分かりました!

黒木!
須田さんが男を見つけました!

えっ!?
今 尾行中です!

うわっ! ああっ…

(銃声)

オイッ!
オイッ!

須田さん! 大丈夫すか!?

(須田)やつにやられた… 傘で
村雨さん すいません

早く! 救急車!
(桜井)はい!

須田!
須田さん!

す… すいません

また… 逃がしちまって

何を言ってるんだ
そうですよ

自分のこと
心配してください

先生…

頼んだぞ
はい

針は除去しましたが

体内に すでに毒が…

リシンは猛毒です

発症前に運ばれて

緊急処置できたのが
せめてもの

救いですが…
助かりますよね!?

正直… 五分五分としか

ハアハア…

ハンチョウ

今 私たちにできることは

犯人を捕まえることだ

あっ…

須田は?

今 治療中です
犯人の顔 見たのか?

いえ 残念ながら
何だよ

せっかく来てやったのに
何の手がかりもないのか?

須田さんは今 生きるか死ぬかの
瀬戸際で闘ってるんです!

それが どうした?

ちんたら捜査してっから
犯人にやられるんだ!

佐治さん!
もういい 帰るぞ

はい
待ってください!

分かった そうムキになんな

何だ おまえ?

どけっ

どけって言ってんだろうが

(石川)係長! きさま何するんだ!

ハンチョウの気持ち
考えたことあんのか!

黒木 よせ!
うう~っ!

よすんだ 黒木!
ハンチョウ!

(医療機器の音)

申し訳ありませんでした

安積 今度ばかりは
弁解のしようがないぞ

黒木には厳重処分を言い渡す

追って連絡するから
寮で謹慎させろ

分かりました
管理官…

この際 安積班には
捜査から

外れてもらったほうが
いいんじゃないですか?

須田は入院 黒木は謹慎

もう チームとして
機能してません

捜査に影響を
及ぼすだけですよ

うん… 佐治の言うのも
もっともだな

安積

安積班には外れてもらう
いいな?

分かりました

失礼します

(佐治)安積!

おまえ…
まさか 神山事件の

再捜査をするつもりじゃ
ないだろうな?

俺への腹いせか?
そんなんじゃありません

確かに 犯人は
神山事件の関係者かもしれん

だが それは
ただの逆恨みだ!

神山事件は
冤罪なんかじゃなかった

俺たちは正しかったんだ

正しかったかどうか
やはり再捜査するべきです

何!?
万が一 冤罪だとしたら

われわれには
神山を救う責任があります

安積 よ~く考えろ

冤罪だったとなれば
それこそ大騒ぎだ!

一体 誰が責任を!

責任は私が取ります

あなたに…

再捜査を止める権利はない!

われわれは
今回の捜査から外された

だが 犯人の割り出しは
一刻を争う

そのためにも 神山事件を
洗い直すことは急務だ

すぐに再捜査を始める

だが 一つだけ言っておく

犯人は 須田の命を奪おうとした

次は また
私たちが狙われる可能性もある

それが どうしたんですか
ハンチョウ

そうですよ 俺たちが怖がるとでも
思ってるんですか?

くれぐれも用心しろと
言ってるんだ

犯人を見かけたら
絶対に一人で近づくな

接近さえしなければ

リシンの針を
打ち込まれることはない

分かってます けど
狙ってきたら

犯人を逮捕する
チャンスじゃないですか

桜井…
ムチャはしません

犯人を恐れていたら
須田さんに怒られちゃいます

須田さんは 今 必死で
リシンと闘ってるんです

私たちも負けるわけには
いきません

あんなやつ 必ず
とっ捕まえてやりましょう

ハンチョウ!

(榊原)どういうことなんだよ!
須田が犯人に襲われたことは

まだ 公表してないはずだぞ

池谷管理官も激怒してる
それだけじゃない

東報新聞だけが
二度もスクープしたとなると

ほかのマスコミが
騒ぎ出すに決まってるぞ!

確認させてください!
えっ?

ちょっと… ちょっと待て
オイ 安積!

ハンチョウ!
話があるんだ

ハンチョウ
どうしたんですか!?

須田の件は
何も公表してない

臆測で記事を
書かないでもらいたい!

その件ですか でも…

須田さんが入院したのは
事実ですよね?

どうして 隠すんですか?
話せないこともある

一般市民が猛毒の危険に
さらされていて

それを警察が
隠そうとしているなら

私たち
ジャーナリストには

それを知らせる
責任があるんです!

われわれ 警察も
市民を守る責任がある

だが 今 狙われてるのは
市民じゃない!

私たちなんだ!

安積班が!?

(友紀子)やっぱり…

神山事件と
関係あるんですね

ハンチョウ
犯人は 神山の無実を信じ

私たちに復讐しようと
しているようだ

それで 須田さんが…

刑事なら 命をかけなきゃ
いけないときもある

だが… 私は部下を
危険にさらしたくはない!

そのためにも
捜査を極秘に進めている

だから 情報を漏らすわけには
いかないんだ!

分かってくれ

分かりました

(足音)

今 一緒に
手伝ってもらってる

フリーの由良記者です

今回の事件の背景に
神山事件があると

見抜いたのも彼です

自分も捜査を妨害する
つもりはありません

(由良)当時の
神山のスタッフの一人で

事件のあともネットで

神山の冤罪を
訴え続けていた男です

神山の信奉者の中で
最も過激な人物です

名前は?
河合亮助

(水野)
河合亮助 茨城県出身 41歳

元々は 地元の高校の
教師でしたが

神山の影響で

ジャーナリストを
志したようです

薬学部の出身か…

リシンを
製造するだけの知識は

十分 持ってるんじゃ
ないでしょうか

ハンチョウ

河合は渋谷のネットカフェを
度々 利用してたようです

偽名を使ってましたが
店員が顔を覚えてました

「一週間ほど前にも見た」と
証言しています

河合が犯人だとすれば

そこから犯行予告を
出したのかもしれませんね

ああ とにかく 一刻も早く
行方を突き止めるんだ

(村雨・桜井)はい

(池谷)河合亮助?

神山のスタッフの一人で

事件に関与してる可能性が
極めて高い人物です

どこから この情報を?

ハンチョウが
しかるべきルートで

安積が!?
現在 行方がつかめてないので

捜査本部のほうで
緊急手配してほしいと

安積は
今 どこにいるんだ?

《(カミナリ)》

(ドアが開く)

五年ぶりですか

ええ

あの日のことは 忘れません

(神山)心配しないでください

あんたを恨んじゃいない

警察を信じた
俺が間違ってた

毒物による殺人事件が
起きてることは

弁護士から聞いています

河合亮助について
知りたいとか

ええ

あいつの犯行だと?

どこにいるか
知りたいんです

「神山事件は冤罪だ」と

ネットで配信を
続けていたようですが

今 どこにいるのか

私も知りません

確かに河合は
ペトロフ事件に興味を持っていた

私の再審請求が
却下されたときも

暴力的な手段で
私を救出しようと企てたらしい

あなたも
河合が犯人だと?

フッ…

警察は そうやって
いつも決めつける

河合は ジャーナリストだ

テロ行為で
人を傷つけたりはしない

そんなことで 私が喜ぶとは

河合も
思っちゃいないはずだ

≪美憂ちゃん 元気?

(千春)元気 元気 おてんばでね~

お疲れさまで~す
お疲れさま~

もうね うちなんか高校生になって

生意気 生意気
え~ そう?

あれ 今年 受験でしょ?
そう

すいません 神山千春さんですか?

ええ…

臨海署の村雨といいます
桜井です

何か 主人のことでしょうか?
いえ

ご主人のスタッフだった
河合亮助という男を

捜してるんですけど
河合亮助…

この男です

ご存じありませんか?

ええ…

神山さんから 何か

河合という男の話を
お聞きになったことも?

ありません

神山は元々 仕事のことは

家庭に持ち込まない
タイプでしたが

特に あのころは…

娘が生まれた
ばっかりだったのと

取材相手が暴力団だった
ということで

私と娘は 実家に
身を寄せていたんです

なので… どんな方たちと
お仕事してたのか

全然 知らなくて

あの事件のあと
その河合という人物から

電話であるとか
何か連絡はございましたか?

いえ… そういったことは
まったく

そうですか

すいません
お力になれなくて

いえ こちらこそ お忙しいところ

すみませんでした
失礼します

あの…

何か 神山の事件のことで

捜査をしてらっしゃる
んでしょうか?

そういうわけではないんです
まあ あの~

捜査に関することは
お話しできませんが

河合という人物を
捜してるだけなんです

神山には… 主人には
お会いになったんですか?

つい 先ほど うちの者が

面会に行って
お話を伺ったと

主人は 元気だったんでしょうか?

そのように聞いてます

そうですか…

このところ 面会に行っても

体調が優れないとかで

拒否されてしまうことが多くて

主人も つらいんだと思います

初めのうちは
すぐに冤罪が晴れると

期待していましたが

再審請求が却下されたことで…

もう…
家族に迷惑をかけたくない

これから 長い服役生活を

一人で
耐えていかなきゃならないと

覚悟 決めてるみたいで

でも… 主人は無実なんです

人を殺すなんて
できるような人じゃありません

私は… 主人を信じています

娘には 寂しい思いをさせて
しまっていますが

いつか 真実が分かって…

(美憂)お母さん!

美憂!

ああ~っ!

頑張った?
(美憂)うん!

(千春)暑い暑い 汗かいてんの
(美憂)うん

河合のことは
「何も知らない」と言ってました

彼女の周辺からは

手がかりは
得られないでしょうね

そうか…

娘さんが去年
小学生になったばかりで

「やはり 父親には」

「入学式には来てほしかった」と
言ってました

神山のほうは?

河合の行方は
知らないそうだ

だが… 河合なら
やりかねないと

思ってるようにも見えた

神山も 警察に怒りを
持ってることは確かだ

たとえ 何か
知っていたとしても

話してはくれないだろう

特に… 私にはな

(携帯着信)

署長

黒木が謹慎してるそうだな

申し訳ありません

うん? なぜ 謝る

佐治係長に
暴力を振るったとき

私も現場におりました

止められなかったのは
私の責任です

事実は どうあれ

係長を殴ったことは
許されるはずもありません

確かに そうだ

だが 黒木は うちの署員だ

池谷管理官に
謹慎を命ずる権限などない

(野村)黒木は

安積班に必要な男だな?

もちろんです

だったら すぐ復帰させろ

署長…

これは 私の命令だ

ありがとうございます

(バイブレーター着信)

はい

須田の様子は?

☎(黒木)依然
厳しい状態には変わりありません

☎医師の話だと 今夜 ヤマだと

そうか

すいません

みんなが大変なときに
俺だけ何にもできなくて

☎黒木 署長の許しが出た

えっ?

君の謹慎は解除だ

捜査に復帰するんだ

☎本当ですか?

ああ すぐに戻ってこい

分かりました

須田さん

頑張ってください

(メール受信)

(ボイスチェンジャーで)安積係長

私の目的が分かったようだな

須田巡査部長は まもなく死ぬ

だが

これで終わりじゃない

次は また

君の部下に犠牲になってもらう

もし 部下を守りたいなら

君一人で 私を逮捕に来るがいい

明日の朝 9時

第3臨海ビルの
地下駐車場で待ってる

ヘタな小細工をすれば

また 君の部下が犠牲になる

必ず 君一人で来るんだ

(ドアが開く)

おい
安積は どこだ

課長 どうしたんですか?

捜査本部から応援要請だ

手配中の河合の
潜伏先が分かったらしい

河合の?
ああ

安積だ

ハンチョウ 今どちらですか?
☎何かあったのか?

河合亮助の潜伏先を
捜査本部が突き止めたようで

☎われわれにも
応援要請がきてます

村雨
安積班の指揮は君が執ってくれ

ハンチョウ?
☎事情は あとで説明する

☎頼んだぞ

(電話が切れる)

(足音)

(車のドアが開く)

何なの? ニュースって

捜査本部が河合亮助の潜伏先を
つかんだらしい

えっ?

安積班の車が
海浜倉庫に向かってる

恐らく そこが河合のアジトだ

どうして それを?

それぐらいの知る権利は
あるだろう

河合の情報は
元々 俺が提供したんだ

まさか GPSを仕掛けたのね

やつらの裏をかくには
それくらいのこと やらないと

何言ってるの
それは違法よ

スクープをとるってのは
そういうことだろ

違法かどうかなんか関係ない

由良さん!

どうした

俺とは
もう組めないか?

だったら いい

スクープは ほかの新聞社に売る

悪く思わないでくれ

くそっ

何だ これは

(水野)リシンの製造に必要な
トウゴマの種子です

これ 輸入品ですね インターネットで
仕入れたんじゃないですか

河合が ここでリシンを製造し

コウモリ傘の武器を作ってたことは
間違いありませんね

河合は まだ隠れてるかもしれんぞ

徹底的に捜せ!
はい

何ですか これ

これって…

まさか
ハンチョウの身に何か

黒木 今 どこだ?

(物音)

私は 約束どおり一人で来た

君の狙いは私だろ

その女性には関係ない

放すんだ

(ボイスチェンジャーで)その前に
おまえが銃を捨てろ

従わなければ

この女にリシンを打ち込む

待て!

分かった

(銃声)

ハンチョウ!

大丈夫ですか?
ああ 追え!

はい!
大丈夫か?

さあ

だっ…

(パトカーのサイレン)

河合!

(水野)ハンチョウ!

由良さん!

河合亮助は すでに死んでいた

おまえが殺して 運河に捨てた
死体が河合だったんだな

《(カミナリ)》

おまえは 五年前から
神山事件を取材し

河合と知り合った

河合は あの倉庫でリシンを製造し

コウモリ傘で武器を作っていた

なぜ 河合を殺したんだ

由良

あいつの目的は

神山事件の真犯人を
突き止めることだった

真犯人?

銀星会の伊丹銀次という幹部だ

《すいません 東洋テレビです》

《喜田川さんとの関係について
コメントをいただきたいんですが》

《(伊丹)やめんかい》
《(神山)お願いします!》

《何撮っとんじゃ こら!》

銀星会は売り上げのことで
喜田川と もめていた

それで 伊丹が殺したんだ

やはり 神山は
犯人じゃなかったんだな

神山は一発殴っただけだ

死体には
伊丹のDNAも残っていた

どうして 伊丹のだと?

河合は事件関係者のDNAを
何年もかけて集め

民間の研究所で鑑定させた

現場に残っていたのは

伊丹のDNAの可能性が
極めて高かったが

再審請求のための
決定的な証拠には ならなかった

それで?

河合は伊丹に自白させようとした

伊丹に リシンを打ち込み

解毒剤と交換に
自供をとろうとしたんだ

解毒剤?

もちろん
そんなものは存在しない

だから 自白だけさせて

殺すつもりだったんだ

あいつの目標は

単なる復讐だったんだ

俺は そんな ちっぽけな復讐に
手を貸すつもりはなかった

この冤罪事件は

神山の無実を証明したぐらいで
終わらせちゃいけない

正義をゆがめる警察や

司法の実態を
社会に伝えなきゃダメなんだ

それが
俺たちジャーナリストの使命だ!

それで河合と対立したってわけか

ああ

あいつには失望した

もう 邪魔なだけだった

《(物音)》

《(河合)うっ…》

《あっ》

俺は 河合を倉庫に閉じ込めた

三時間後には苦しみだして

夜には死んでた

《(雨音)》

《(カミナリ)》

おまえがやったことは
ただの殺人だ

どんな理由をつけても
絶対に許されないことだ

俺は 腐りきった権力と闘うんだ

俺こそが本物のジャーナリストだ

おまえらも いい加減
目を覚ましたらどうなんだ!

落ち着け!

由良

君のことは調べた

五年前
ひき逃げで殺された カメラマン

寺田雅也さんは

君の弟さんだったんだろ?

《(衝突音)》

幼いころ 両親が離婚したせいで

君と弟さんは別々に暮らしていた

君は 弟さんが大学を出るまで

学費の面倒を見ていた

君が持っていた カメラ

あれは

弟さんの遺品だったんだろ?

卒業祝いに

君がプレゼントしたものだった

《(寺田)うわ… すっげえ》

《ありがとう 兄さん
大切に使うよ》

《ああ おまえも
これからだからな》

《頑張るんだぞ》
《うん》

《そうだ せっかくだから
二人で記念写真撮るか》

《うん》
《それ 貸してみろ》

《こうだろ》

《すげえだろ》
《ねっ》

《よし》

《(タイマーをセットする)》

《くるぞ》

《(カメラのシャッター音)》

由良の弟さんは
ひき逃げで殺された

明らかに殺しだ

だが 立件できず

交通事故として扱われた

出頭してきた
犯人の尾形治郎は

わずか二年半で
仮釈放となった

それが
今回の犯行の動機なんですか?

少なくとも

司法制度に怒りを覚える
きっかけになったことは確かだ

その怒りは 私にも理解できます

ジャーナリストとしても
必要なものだと思います

私が 彼を遊軍記者として

高く評価していたのも
その点でした

でも…

私は
彼が犯人だと気づかなかった

そばにいながら

犯行を止めることができなかった

その罪は 重いと思っています

君の罪が重いというなら

警察の罪は もっと重い

決して

許されるものじゃない

ハンチョウ…

(伊丹たちの笑い声)

何や おまえら

伊丹銀次

喜田川琢治殺害の容疑で逮捕する

≪ほら いくぞ

(刑事と組員がもみ合いになる)

伊丹銀次は逮捕したから

そうですか

取り調べは 本庁で行う

署長にも話をしてきた

極秘捜査本部は これで解散だ

お疲れさまです

分かってんのか?

おまえの青臭い
正義感のおかげで

上層部は大騒ぎだ

これから
どうなると思ってんだ

(池谷)佐治

行くぞ

はい

黒木に言っとけよ

治療費は絶対 請求するからってな

伊丹銀次が
喜田川殺害を認めました

喜田川の遺体に残っていた
DNAが

最新の鑑定で 伊丹のものであると
特定できたんです

これで あなたの
無実の罪は晴らされることに

はぁ…

あんたら警察が

自らの失態を
認めたことは

勇気がいること
かもしれない

だが…

私は
あんたらのせいで 五年間

ここに閉じ込められ

かけがえのない時間を奪われた

私は

あんたを許す気持ちには なれない

絶対に

神山事件を
再捜査することになって

特捜本部が
設置されることになった

そうですか

だが 当時 事件を担当していた
おまえたちは

捜査に関わることができない

何だ これは

責任は 取らさせていただきます

係長ごときが
責任取れると思ってるのか?

それは 思い上がりだ

これは おまえ一人の問題じゃない

おまえ一人が辞めて済むような
小さな問題じゃないんだ

これは…

警察という組織の問題なんだ

組織が責任を取るということは

警察組織が

本気で変わらなきゃならない
ということだ

だからな

おまえ 今 辞めちゃいかん

今 辞めるということは

その責任を
放棄するということになるんだぞ

署長…

(野村)いいから聞け

おまえたちは

冤罪事件を
隠蔽しようとしたわけじゃない

自らを正そうとしたんだ

組織を変えようとしたんだ

そんな おまえたちが
自ら辞める必要などない

しかし…

おまえの気持ちは分かる

辞めたほうが楽かもしれん

だがな 本当に
贖罪の気持ちがあるのなら

たとえ険しい道でも

刑事として その仕事を
全うすべきじゃないか?

分かったな

神山が?
ええ

奥さんと娘さんに
面会するそうです

娘さんが喜ぶ顔

目に浮かびますね

お父さんに会ったら
何話そっか~

じゃあ 友達と遊んだことと
…と

(美憂)あと 学校のことと

学校のことと

♬~菜の葉にあいたら 桜にとまれ

(桜井)水野さん
見てください これ

東報新聞以外の社説にも

警視庁の英断って
書いてありますよ

神山事件の再捜査に踏み切った
ことは評価に値するって

マスコミも
警察を批判できないだけよ

うん?
当時の新聞は どこも

神山が犯人だって
決めつけてたんだから

いや そりゃそうですけど

俺たちは
やるべきことをやったんだ

警察の信頼を回復するには
時間がかかるかもしれない

だが これからも

ハンチョウを信じて
ついていけばいい

俺は そう思ってる

そうですよね
そうですね

あっ… いつも こういうときは

須田さんが
盛り上げてくれたんだけどな

やっぱり寂しいわね
須田さんがいないと

ですね

(ドアが開く)

(桜井)えっ えっ ウソ~

須田!
(水野)須田さん!

ただいま帰りました
大丈夫なんですか?

いや もう少し入院してても
よかったんだけどな

ナースの人気者でしたからね ほら

ウソ とっとと退院してくれって
言われてたんじゃないですか?

相変わらず きついな 水野

(黒木)少しはね 優しい言葉
かけてやってくださいよ

(水野)精いっぱい
優しくしてます

須田さん それにしても
花が似合わないですよね

ほら これだ ハンチョウ
何とか言ってやってくださいよ

君は花より団子
だったんじゃないのか?

団子?
今日辺り退院だって聞いてたんで

仲見世通りで
みたらし団子 買っておきました

おお~
さすがだな 水野

でも 残念ですね
何が?

また明日 検査があるから
食べられないんですって?

(須田)黒木 おまえな

いやいや…
だって ホントじゃないですか

水野 一本だけ食べさせてくれ

ダメです
一本だけ

やめてください 須田さん
何ですか

(黒木)一本ぐらい
いいじゃないすか

(桜井)水野
一本は十本じゃないんだ

なあ 水野 一本 一本だよ

今 押したよ 俺 今日

おまえ 今日 退院してきたんだよ
押しただろ 今

なあ 水野 一本でいいって

ねえ 水野