ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

みかづき 第5話 最終回 永作博美、大政絢、高橋一生、工藤阿須加、岡本玲… ドラマの原作・キャストなど…

土曜ドラマ みかづき(5)[終]「いつか未来に」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. お母さん
  2. 蕗子
  3. 一郎
  4. 頑張
  5. 三日月
  6. 千明
  7. 自分
  8. 先生
  9. 本当
  10. オーキッドクラブ
  11. 未来
  12. マグロ
  13. 学校
  14. 大島吾郎
  15. アリ
  16. 援助交際
  17. 吾郎
  18. 彼女
  19. 蕗子姉
  20. 友達

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土曜ドラマ みかづき(5)[終]「いつか未来に」』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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土曜ドラマ みかづき(5)[終]「いつか未来に」[解][字]

吾郎と千明、ふたりの見果てぬ夢の終着駅は?そして不肖の孫・一郎は、自分の道を見出せるのか?塾とともに歩んだ夫婦と家族の半世紀を描いたドラマ、ついに最終章!

詳細情報
番組内容
千明(永作博美)は“塾による学校経営”という新たな夢を抱いていた。だが次女・蘭(大政絢)の個人指導塾で不祥事が発生。責任を感じて経営の一線から身を引く。そして平成19年、家族に見守られて生涯を終えた。塾教育と歩んだそんな千明との年月を吾郎(高橋一生)が綴(つづ)った「みかづき」を読み終えた一郎(工藤阿須加)は子供たちへのボランティア授業に共鳴してくれた阿里(岡本玲)に背中を押され手応えを感じ始める
出演者
【出演】高橋一生永作博美工藤阿須加大政絢桜井日奈子岡本玲,六角精児,岩崎楓士,小柳友貴美,田牧そら,知久杏朱,標永久,畑芽育黒川芽以風吹ジュン
原作・脚本
【原作】森絵都,【脚本】水橋文美江
音楽
【音楽】佐藤直紀

 

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(吾郎)<家を出たきり
音信不通の蕗子のもとを

千明が訪ねたのは
時が平成になってからだった>

(千明)学校を作るの。
(蕗子)えっ?

文部省に縛られない
私立の学校を創設したいの。

塾が私学に参入するなんて

月が太陽になろうとするかのような
途方もないことだと思ってた。

でも 時代はついに ここまで来たのよ。

今 ある私立校を
買い取る計画があるの。

相変わらずなのね。

あなただって 今の状況を
よしとは思っては いないでしょう?

がちがちに管理された
公立の学校で働いて

自分の思うような教育ができてる?

教室以外の仕事に追われて
疲れてるんじゃない?

誰もがみんな お金があって

誰もがみんな
私立校に通えるわけじゃないわ…。

公立校にはね
給食費も払えないような子がいるの…。

私は そういう…

学びの場を選べない子どもたちに
寄り添っていきたいと思って

そう思って これまでやってきたの。

お母さんのところには…

行きません!

♬~

「お母さんのところには行きません」?

そう 蕗子は公立の教員として
生きていくそうよ。

それは…。

残念だったね。

笑ってるよね?

自分の信じた道を
しっかり歩いてるってことだろう。

親としては安心じゃないか。

う~ん…?
う~ん…。

<この話には続きがある>

さすが 私の娘。

分かった 諦めます。
えっ 諦めるの?

この先のチャンスを待つわ。

いつか いつか
私の新しい右腕が育つまで…。

♬~

一郎~!

アハハ アリを見てたのね~。

アリって字 書ける?
(一郎)うん?

ばあちゃん教えてあげようか。
あ~。

「あ~」じゃない。
「はい」でしょ?

はい!
うん。 ウフフフ。

♬~

<千明の学校設立計画は
なかなか進まなかった。

大学を卒業した次女の蘭は 独立して

新しいタイプの個別指導塾

オーキッドクラブを立ち上げた>

♬~

あっ 降り…。

どうぞ。
あ…。

(蘭)お母さん?
何? 敵情視察?

新しいところに移ったっていうから。

ねえ ドラマの撮影か何かあるの?

うちの面接よ。
えっ?

♬~

(蘭)はい 次。
もしも 万引きGメンが

器械体操選手だったら。

お客さん 駄目ですよ。

ありがとうございました。
はい 次。

特技はバスケです。
…っしゃ! ありがとうございます。

ほっ ほっ ほっ キャッチ!

ありがとう。 次。

ハッ ハッ。

山田洋輔 22歳。
特技は 何でも食べれることです。

一体 あなたは
何を見て 面接をしているの?

オーキッドクラブでは
少人数制から 更にワンランク上の

一塾生につき一講師が 付きっきりで
サポートしていくクラスを設けたの。

ワンランク上って
「特技は何でも食べれる」って あれ?

爽やかで よかったでしょ?

「ら」抜きは よくないな。
正しくは 「食べられる」だ。

「ら」抜き…。

「見れない」じゃなくて 「見られない」。
「見られない」。

「着れない」じゃなくて 「着られない」。
「着られない」。

「出れない」じゃなくて…。
(2人)「出られない」。

(蘭)はい はい。
「はい はい」じゃないでしょ。

言葉の乱れは 心の乱れになると
いうでしょ。

あなたは どこを見て面接してるの。

今は 若くて こぎれいな講師がウケるの。

汗臭い教室より
清潔で おしゃれなブース。

パッケージ感が大事なの!

パッケージ感?

「オーキッドクラブには
20代より上の講師は おりません。

学校教員の高齢化が問題視される昨今

子どもたちは 若い先生との
コミュニケーションに飢えています」。

<世代交代の波を感じながらも

蘭の行く末を 千明と吾郎は案じた>

(エレベーターの音)

<そして 2人の嫌な予感は当たった>

河北先生? あの… 彼は うちの講師です。
何があったんですか?

ちょっ… ちょっと!

(パトカーのサイレン)

援助交際

オーキッドクラブで
非常勤講師をしている大学生が

援助交際の相手を あっせんした疑いで
連れていかれたの!

あ… あっせんって 誰に?

うちに通ってきてる 中学2年の女の子!

はあ~
こんなことが マスコミに漏れたら

イメージ ガタ落ち! 最低最悪!

そっちにマスコミが行っても
知らん顔して。

今 あなたが心配すべきことは
そういうことではないでしょう。

☎(蘭)私も 警察に呼ばれたから

塾長として
知らなかったじゃ済まされないかも…。

あっ…。
☎(蘭)さようなら。

☎(不通音)

☎(呼び出し音)

出ない。

ねえ あとは もう任せて
今日は 早く帰った方がいいよ。

蘭 どこ行ったんだろ? 心当たりは
一とおり あたってみたんでしょ?

それが
これといった心当たりがなくて…。

もしかすると 葛西の水族館かも!
水族館?

前に 蘭が話してくれたことがあるの。

何かに煮詰まったら 水族館に行って
ぐるぐる回る魚…

マグロとかを見て
頭を すっきりさせるんだって。

いくら何でも
こういう時に マグロなんて…。

ありうる。

蘭は 私と似ている。
友達が少ないの。

ううん いないのよ。

親しく打ち明け合う友達もいない。
恋人もいない。

マグロよ。
マグロかい。

(国分寺)あっ ああ…。

蘭さんが オーキッドクラブに
出社されたそうです。

何で こんな大変な時に
私が マグロを見に行くのよ。

よかった…。
よかった…。

…ったく
そろいもそろって バカじゃないの?

バカはないでしょ。
わざわざ 心配して来てやったのに。

来てくれなんて頼んでない。

(蕗子)どこ行ってたのよ?

滝本美也ちゃんの家。

滝本美也?
例の中学生。

援助交際を あっせんされたっていう。
ああ…。

何よりも心配すべきは
彼女のことだと思って…。

会えたのか?

玄関先で 門前払い。
ご両親に すごい剣幕で怒られた。

しかたないから 一旦 近くに住む
大学の時の友達に泊めてもらって

今朝 改めて出直したの。

友達 いたの?

いるわよ 私にだって 友達ぐらい。

それで?
また門前払いされるの覚悟で行ったら

ご両親の態度が一変していて

なかったことにしてほしいと。
どういうこと?

よくよく 娘を問いただしたら

援助交際の相手を紹介してくれって
講師に持ちかけたのは 娘の方だった。

被害届は取り下げる。 帰ってくれって。

何 それ?

後から 美也ちゃんが追いかけてきて…

正直に話してくれたの。

(美也)あんな家 早く出て
一人で暮らしたかったの。

だから 私から 河北先生に

援助交際の相手を紹介してって
頼み込んだの。

それで紹介する先生も先生よ。

先生は悪くない。

先生は お父さんとお母さんと違って

私の話を
いつも親身になって聞いてくれた。

家でも学校でも
いい子でいなきゃいけなくて

ずっと つらかった話も
先生には言えたの。

何でも話せた。

(泣き声)

でも もう塾には行けない…。

(泣き声)

私 何にも分かってなかった。

子どもたちのためのビジネスだなんて
勘違いしてた。

お金を払ってるのは 保護者。

子どもたちは
お客であって お客じゃない。

<子どもにとって
塾が どんな場所なのか

ビジネスだけでは割り切れない
塾の難しさを

蘭は この時 思い知ったのだ>

♬~

<この事件がきっかけで
千明の学校設立は 支援者を失い

立ち消えとなった>

♬~

<責任を感じた千明は
程なくして 千葉進塾の塾長を辞め

塾業界の一線から退く決意をした>

♬~

片づけ終わった?

わざわざ来てくれたの?
最後の日だからね。

あ~ 泣いてると思った?
あ~。 あ~。

アハッ 残念でした~。
結構 カラリとしたもんよ。

ゆうべ 面白い夢を見たよ。
面白い夢?

空に君が浮かんでた。
えっ?

三日月だ。
どういうこと?

常に何か足りないと言っては
何かを追い求めてきた君のことを

まるで 三日月のようだと
思ったことがある。 へえ~。

ああ 満月たりえぬ途上の月ってこと?

三日月の君を悩ましく仰ぎながら…。

あなたの夢の中で?
そう。 僕の夢の中で 君は言った。

「たくさん夢を見たわ」。

「たくさん思い出が出来たわ」。

「たくさん笑って たくさん怒って
また たくさん眠る。

ゆっくり休んで目覚めたら
また夢を見るわ」。

また?
そう 「また夢を見る」と君は言った。

あなたは 何て言ったの?

まだ満ち足りないのかと あきれたよ。

本当に いいの?

本当に これで終わっていいのか?

まだ満ち足りないと
本当は 思ってるんじゃないのか?

もう決めたことよ。

決めたの。

そうか。

今まで よく頑張ったね。

ありがとう。

ご苦労さまでした。

失礼します。

えっ? あっ…。

♬~

(せみの声)

(蘭)は~い ご注文承りました。
はい 失礼しま~す。

<オーキッドクラブを閉鎖した蘭は 翌年

高齢者向けの弁当宅配サービスを
立ち上げた>

あ~!
そのデザート 人気ナンバーワン!

<こちらでも 経営手腕を発揮し
順調に売り上げを伸ばし

らんらん弁当は
地域に愛される弁当屋となった>

あっ 行ってらっしゃい!
頑張って! 頑張ってね。

はい 大丈夫。 頑張ってね。
ありがとうございます。

うわ~ いい香りするね~!

おいしそうですよね?
ねえ おいしそう!

ビジネスは 時代を読まなきゃね。

これからは 高齢化社会
子どもより ご老人よ。

おばあちゃんが生きてたら
きっと こう言うわね。

お~いしい!

うん うまくできてる。 優しい味だ。

♬~

おっ。 ホホホホ…。

あ~。
力 強いね。 はい。

ありがとうございます。
いいえ。

<そして 歳月が流れた>

元気だね~。

(千明の荒い息づかい)

ほら どうした?

<さすがの千明も 寄る年波には勝てず
体調を崩した>

(子ども)大丈夫ですか?

因果なもんね
おばあちゃんと同じ病気だなんて。

早期発見よ。 心配ないわ。

おばあちゃんも そう言われて
蓋を開けてみたら手遅れだった。

やめてよ。

あっ お父さんの本?
持ってきたんだ。 懐かしい。

読まないかもしれないけど。

≪読みませんよ~!
今更 スホムリンスキーなんて。

(菜々美)古いよね~。
(2人)菜々美!?

菜々美です~。
帰ってきたの?

今朝早くね。
お母さんが入院するっていうから。

そうじゃないでしょう?
カナダで ツアーコンダクターしてるって。

東京支店に異動になったんですって。

あれ? カナダ人の彼氏は?

捨ててきた。

(菜々美)いずれ お母さんが信頼して
学校を任せられる人もいるといいね。

あっ 一郎は?

大学生になって
就職活動も始まるっていうのに

アリすら書けない。
すいません。

じゃあ 蘭姉ちゃんは?
もともと お母さんの後 継ぐつもりで

教育関係の道に進んだんでしょ?

蕗子姉ちゃんに負けたくなかっただけよ。

えっ?

蕗子姉ちゃんは 賢くて
お母さんからの信頼もあついし

お父さんとも仲いいし

負けたくなくて だから…。

私の方こそ。
蘭は いつも自信にあふれてて

お母さんに叱られても ケロッとしてて
それに…。

それに 何?

うん? うん?

蘭も菜々美も お父さんの子どもだから
ちょっと さみしく思う時もあったわ。

こっちは 文部省の役人だし。

なっ? えっ? な… 何言いだすの?

今 話しても構わないって。
いや そんなこと言ってない。

どうぞ どうぞって やったわよね?
ちょちょちょ…。

蕗子姉ちゃんの実の父親って
文部省の役人?

えっ? 誰に聞いたの?

(蕗子)食べないの? おばあちゃんが
甘いもの食べたいっていうから。

(頼子)蕗子と話がしたかったの。

あなたのお父さんのことよ。

お母さんの大学の時の先輩で

別れてから 私がおなかにいることに
気付いたって。

おばあちゃんは 私が会いたいと思うなら
会いに行けばいい。

住所と名前を書いてきたからって。

そう言って メモを 私の目の前に…。

♬~

私は 大島吾郎の教えを受け継いで
大島吾郎に育てられた。

私のお父さんは 大島吾郎よ。

♬~

(笑い声)

知るわけないじゃない。

住所も名前も
調べる気にもならなかったわ。

(笑い声)

(蕗子)さすが おばあちゃんでしょ?

(菜々美)ナイスだね。
会いたいな~ おばあちゃん。

(蘭)ごめんなさい!

蘭姉ちゃん?

私のオーキッドクラブで
あんなことがあったせいで

お母さんは 塾業界から追われて…。

違うわ。
自ら撤退したのよ。

おばあちゃんが生きてたら…
ちゃんと謝りなさいって

きっと 叱られてた。

ずっと言えなくって…。

お母さん ごめんなさい。

足を引っ張るようなことをして
ごめんなさい。

私 ずっとずっと つらくて。

お母さん 許して。

いいのよ 蘭。

本当に そういうことじゃないの。

世代交代すべき時でもあったのよ。

許さない。

蕗子?

どうして そんな思いを抱えてたこと
今まで隠してたの。 水くさいわね。

私たちは姉妹よ。
血のつながりが あろうとなかろうと

私たちは 大島吾郎と大島千明の娘よ。

そして あのおばあちゃんの孫よ。

そうだよ。
もうさあ 血縁なんて関係ないよ。

泣きたいことがあったら
私たちの前で泣きなさい。 そうだよ。

一人で強がるんじゃないの。

蕗子姉ちゃん! 菜々美!

(泣き声)

本当は… 本当は あの時

マグロを見に行ってた!

アハハハ!
そうだと思った。

私も 本当は
カナダの彼を捨てたんじゃなくて

捨てられた。
(蕗子 蘭)そうだと思った。

(菜々美)ごめんなさい。
(笑い声)

(蕗子)バカね~ もう。
(笑い声)

♬~

(笑い声)

あの子たちの母親となって よかった。

あ~。

あの子たちは もう大丈夫ね。
うん。

私も もう
満ちようとするのは おしまい。

三日月…。

常に何かが欠けていて

何かを追いかけようとしている
私とおんなじ。

何かが欠けているからこそ

満ちよう 満ちようと
懸命になれるのかもしれない。

だから…

そのままでいいのかもしれない。

永遠に満ちることのない
三日月のままで…。

そう 三日月のままで。

私 結構 三日月でいるの 好きかな。

(笑い声)

<今にして思えば
2人で見た あれが 最後の三日月だった>

<そして 孫の一郎は…>
是非…。

<就職試験に ことごとく落ち続けていた>

うん?

すいません!

(サイレン)

ばあちゃん 僕だよ。 一郎だよ。

アリを見てたのね~。

アリって字 書ける?

ばあちゃん教えてあげようか。

はい!
うん。 ウフフフ。

♬~

あのさ 知ってる?

うん?

塾に行きたくても 行けない子がいるって。

給食費だって 払うのがやっとの子。

そういう子がいるって 知ってた?

今の世の中 家庭の事情で
塾に行けない子がいるって

ばあちゃんが知ったら 何て言うかな?

宿題 やってこなかったの?

帰ったら やるように言ったよね?
プリント 渡したよね?

家のお手伝いとか
弟や妹の面倒見なきゃいけないとか

いろいろ大変なのは分かるけど
宿題は やらなきゃ駄目だ。

萌ちゃん。

ちょっとずつでも
頑張る習慣をつけなきゃ駄目だ。

じゃないと 変われないよ?

ずっと このままだよ?

100点取れないよ。

聞いてるの? 萌ちゃん。

(井上)いきなり
おっきな目標を持たせないで

最初は 30点でもいいじゃないですか。

30点から40点 50点。
小さな達成感を積み上げていきましょ。

はい。

まだ 何か?

あっ いや 最近 近所から
苦情が来てるって ちらほら聞いて。

いつまでも 好意に甘えて

永澤さんの家を
お借りするわけにはいかないし…。

だから 何です?
ほかに 場所探せばいいじゃないですか。

俺 こういうの
向いてないんじゃないかなって。

何 言いだすんですか?

いや だって 君は教育学部
教員 目指してるだろうけど

俺は そういうんじゃないからさ。

がっかりです。
えっ?

それでも 大島吾郎の孫ですか?

あっ そういうこと言うかな。
言いますよ。

まだ 始めたばっかりなのに。

ううん 始まってもないのに
もう逃げ出すなんて。

逃げ出してないもん。
逃げだそうとしてるじゃないですか。

逃げてないもん!
逃げてます!

ただいま~!

大体 交通費や食費や参考書
教材のお金だって

この先 ずっと
自腹ってわけにいかないでしょう?

金銭的な負担は
人間の志を やがて疲労させる。

こういうのはね
スポンサーをつければいいの。

NPO法人にするという手もある。

私が カナダで ツアコンやってた時の
顔を利かせて

バックアップしてくれる企業を
見つけてきてあげる。

ただし この先も
本気で継続していく気でいるならね。

あ~…。

「あ~」じゃない! どうなの!?
どうなの!?

菜々美は 手を貸す上で
一郎の決意が知りたいのよ。

これまで
何をやっても長続きしなかった一郎が

どこまで本気で取り組もうとしてるのか。

給食費も払えないような子がいるんだ…。

塾に行きたくても
行けないような子が…

そういう子がいるって知って…

分かんないけど
ほっとけないっていうか…。

蕗子姉ちゃんの血だね。

ということは 大島千明の血か。

いや 大島吾郎の血…。 ううん。

大島家の人間ってことだ!

そうだ そうだ!
えっ 何 何?

(蘭)そうだ そうだ!
あ~!

大丈夫さ。 お前なら やれる。

何を根拠に。

一人じゃないんだろ?
この前 連れてきてた… あ~…。

阿里ちゃん?
彼女がいる。 彼女がいる。

いやいや 彼女…
いや 彼女とかじゃないんだけど。

菜々美や蘭だっている。
蕗子だって 国分寺先生だっているよ。

あ~。

考えてみれば 僕だって 千明…

ばあちゃんに
背中を押されながら 引っ張られながら

ようやく ここまで来たんだ。

独りぼっちだった用務員が
こうやって 本なんか出してる。

みかづき」出来たんだ。
うん。

ばあちゃんの思いは まだ続いてる。

あの三日月を
なんとか もっと輝かせてくれって。

膝を抱えて取り残されている子どもたちを
もっと 照らしてやってくれって。

この物語の続きは…

一郎。

お前が…。

塾に行きたくても行けない子どもたちを
サポートする会です。

そこで使用するための場所を
探しています。

お願いします!
お願いします!

悪いけど うちは そういう慈善事業とかは
やってないからね。

ほか あたってよ。

(国分寺)
久しぶりに見ると でかくなったな~。

いや もう 成長は止まったか。
ハハハハ!

気を付けろ。 縦に伸びなくなると
今度は 横に膨らむぞ。

さあ 座って。 失礼します。
失礼します。

おう 食べて。

で 場所の話?

はい。 空いている教室を
お借りできないでしょうか?

申し訳ないが
塾生以外に無料で貸すとなると

保護者からの苦情が来るのが
目に見えてる。

そうですか…。
力になれなくて すまない。

あの~ 新人研修の件は?
新人研修?

あ~ 教員のノウハウを
教えて下さるって話を 以前…。

(国分寺)ああ 確か そういえば。

新人研修は お願いできますか?
できますよね? あっ 無料で。

はっ…。 阿里ちゃんだっけ?

何か あれだね。

ミニ千明さんと 吾郎さんって感じ。

あ…。
あ~。

もちろん 僕も手伝うよ。

ボランティアで。

ありがとうございます!
ありがとうございます!

とにかく 場所を探さないと。

ここは 今日までだし。

教育学部の先生が
面白いこと言ってました。

目を閉じて
なりたい自分をイメージするんです。

なりたい自分?

そのイメージが具体的であれば
それは いつか近い未来 かないます。

本当?

貸して。
ありがとう。

人の脳って イメージできることであれば
実際に実現するらしいですよ。

あ~ やってみます?
なりたい自分 いつか近い未来。

いつか近い未来…。

<なりたい自分 なりたい自分…>

♬~

(寛子)ただいま。

ああ~っ!

ハハッ!
片づけてくれて 助かる。

今まで お世話になりましたから。
もう少しで終わりますから。

あ~ ありがとう。

ごめんね~。 何だか
引き払うようなまね させちゃって。

見つけます。 頑張ります。

頑張って。

(ドアの開閉音)

(美鈴)先生 来てる?
あっ 美鈴。

(美鈴)あっ いたいた。 ほら 萌。

ほら。

萌ちゃん…?

宿題!?

ちょっと待ってて。

あ… ほら ここ ここ! はい はい!
あっ すいません。

ありがとう。

萌ちゃん… すごいよ 70点!
70点!

すごいね よく頑張った。
よく理解してるよ。

ほ…。

褒められた。

(泣き声)

あのね 萌はね いつも学校で
いるのに いないみたいな感じで

授業中寝てても テストの点が悪くても
誰も 何にも言わないんだって。

だから だからね
一郎先生に 叱られて…

うれしかったんだって。

うれしかったから 頑張ったんだよね。

そっか… そっか。

♬~

<月は まだ見えない。

けど いつか… いつか きっと!>

覚えてる?

初めて 2人で会った時…

いつか近い未来の話をしたの。

あ~。

「1人1台 電話を持つ」とか。

「ごはんをチンするだけ」とか。 フフフ。

ありえましたね。

ありえました。

ねえ また話して?
いつか近い未来の話。

そうだな~
次の… 新作。

あなたの教育本?

君は 結局
どれも読んでは くれなかった…。

次は…

君のことを書こう。

いつか 「みかづき」というタイトルで。

君と僕の
これまでの人生をたどる。

それは…。

それは?

ラブストーリーだ。

ラブストーリー?

(2人)ありえない。

ありえな~い!

(2人)ナンセ~ンス!

ねえ 大島さん どんな時代が来ようと

知力は 誰にも奪えません。

しからば 十分な知識を授けるんです。

すると いつか近い未来

たとえ
どんな物騒な時代が訪れたとしても

それが武器になる。

そう思いませんか?

あ~ 思います。 知力や考える力。

そう! それです。

私たちの物語…。

不肖の孫 一郎に捧げてやりましょう。

フフフ…。

いつか 近い未来…。

今度は読むわ。 読みたいわ。

♬~

楽しみね。

♬~

ありがとう。

♬~

あなたに会えて よかった。

♬~

すぐに女に手を出す あなたの方が
どんなに 怖…!

この… 破廉恥野郎!
自分からじゃないですよ。

いっつも向こうから…。
いっつも!?

一緒に塾をやりましょう。

ウガググ…!

よしよし。

よしよしよし。

♬~

きちんと反対意見を書いて
提出して下さい! 200文字以内で!

「やだ」!
2文字じゃない!

吾郎さん 待ちなさい 待ちなさい!
ちょっと! 吾郎!

私だって おんなじ気持ちよ。
今ある小さな幸せを守りたい。

守りたいからこそ!
…こそ 大きくしたかった。

あ~ 用務員室で。
用務員室で。

(笑い声)

♬~

私ね 学校教育が太陽だとしたら
塾は 月のような存在だと思うの。

塾が 月?

太陽の光を
十分 吸収できない子どもたちを

暗がりの中 静かに照らす月。

♬~

♬~