ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

刑事ゼロ 第6話 森口瑤子、阪田マサノブ、沢村一樹、瀧本美織、寺島進… ドラマのキャスト・主題歌など…

『刑事ゼロ #6』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 須藤
  2. 記憶
  3. 彼女
  4. お願い
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  7. 時矢刑事
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  15. 母親
  16. 名前
  17. 翔太
  18. お前
  19. ショック
  20. 事件

f:id:dramalog:20190214211155p:plain

『刑事ゼロ #6』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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刑事ゼロ #6[字]

沢村一樹主演、20年間の記憶をなくした刑事が難事件に挑む!
第6話は…容疑者は「殺した記憶のない美女」!?4つの名前を使い分ける謎の女と対決!!

詳細情報
◇番組内容
有名私立中学校長の刺殺体が発見された。しかし、犯人と思われる女(森口瑤子)は飛び降り自殺を図り、そのショックから記憶を失ってしまったらしく、自分の名前さえ覚えていない…!時矢暦彦(沢村一樹)が「これは自分が解くべき事件だ」と、佐相智佳(瀧本美織)と共に捜査を開始すると、その女は、弁護士、記者などいくつもの名刺を使い分けていたことが分かる!果たして、その正体とは…!?女の記憶に隠された衝撃の真相とは?
◇出演者
時矢暦彦…沢村一樹
佐相智佳…瀧本美織
福知市郎…寺島進
内海念也…横山だいすけ
背川葉奈…猫背椿
根本留夫…渡辺いっけい
生田目守雄…武田鉄矢
【ゲスト】
真崎薫…森口瑤子
須藤公彦…阪田マサノブ
関口成美…舞羽美海
◇脚本
徳永友一
◇監督
兼﨑涼介
◇音楽
横山克、Evan Call
◇主題歌
THE YELLOW MONKEY『I don't know』(ワーナーミュージック・ジャパン
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】横地郁英テレビ朝日
【プロデューサー】川島誠史(テレビ朝日)、和佐野健一(東映)、望月卓(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/keiji-0/
☆Twitter
 https://twitter.com/keiji_zero2019

 


(須藤公彦)あっ くっ…!

おい… おい…
じょ… 冗談だろ?

(須藤)おい やめろ…。
やめてくれーっ!

(刺す音)

♬~

(衝撃音)

あっ ごめん。 遅くなっちゃった。

(佐相智佳)遅いですよ。
事件が起きたら

真っ先に 現場に駆けつける。
刑事の基本です。

被害者は 私立京都瑛成中学の
学校長 須藤公彦さん 46歳です。

死亡推定時刻は?

本日 午後10時5分より
ちょっと前かと。

随分 正確だね。

こっちです。
えっ?

事件直後 犯人と思われる女が

ちょうど この位置から
飛び降りたのを

複数人が目撃しています。

飛び降りた? えっ?

おおっ 怖っ!

あの段ボールがクッションとなり
奇跡的に軽傷で済みましたが…。

腹部に刺さったままの刃物には
その女の指紋が べっとり。

傷跡から 女は刺したあとも

しばらくは 刃物を握ったまま
力を込め続けてたみたいね。

被害者に相当強い恨みを
抱いていたと思われます。

で その女性は?
先ほど 病院で手当てを終えて

今 福知さんたちが取り調べに
あたっているんですが…。

(内海念也)いい加減
何か話してくださいよ。

なぜ 昨夜 あなたは
あの屋上にいたんですか?

(福知市郎)午後10時5分

あなたが あの屋上から
飛び降りたところを

複数の人間が目撃してんだよ。

(ため息)

また だんまりかよ。

凶器の刃物からも

あなたの指紋が
検出されてるんですよ。

記憶喪失…?

自分の名前さえ
覚えていないみたいで。

あっ ちょっと!

おい なんだよ お前は!

1590年に
天下統一を実現した武将が

誰だか わかりますか?
ちょっと… 時矢刑事?

豊臣秀吉

正解。 じゃあ 今 平成何年か
っていうのは わかります?

31年。

でも 平成は4月30日で終わる…。

あの… 今 パッと
思いついたものでいいんですけど

子供の頃 楽しかった思い出は?
子供の頃…。

伊豆に 家族で旅行に行きました。

小学校4年の時…。

おいおい
なんにも覚えてないとか言って

お前 そんな昔の事まで
ちゃんと覚えてんじゃねえか…。

ちょっと… 福知!

では あなたのお名前は?

名前は…。

(福知の声)あの女 嘘ついてんな。

魂胆が見え見えなんだよ!

心神喪失で無罪放免になる事を
狙ってんだ。

送検して 地検に任せるか?
ああ。

あれは… 仮病なんかじゃないよ。

時矢 なんで そう思う?

だって 仮病だとしたら

一切 何も覚えていないって
言ったほうが楽じゃないですか。

わざわざ 覚えてる事を口にすれば
不利になるだけだし。

なるほど。 そういうもんか…。
それに 記憶喪失っていうのは

昔 覚えた知識や
昔の思い出なんかは

忘れないものなんです。

覚えていないのは
最近の自分に関する事だけで…。

自分は
これまで何をやってきたのか

何を考え どう行動したのか…。

お前 やけに詳しいな。
あっ…。

とにかく 彼女の身元の特定を
急ぎましょう。

(内海)ちょちょちょちょ…
急ぎましょうって言われても

DNAも指紋も
データベースにないし…。

あれは? 顔認証は?

それも該当者なし。

被害者との接点も
今のところは見つかってない。

全く謎の女ってわけ?

これは 随分 厄介な案件が
舞い込んできちゃったな…。

目撃証言も物証もあるんだよ!

この件は 早く送検して
終わりにしちまいましょうよ。

早く ほら。
時矢 お前は どう思う?

確かに 全ての状況証拠は
彼女が犯人だって事を示してます。

でも 彼女の記憶が戻らない限り
全ての真相はわかりません。

失われた記憶の中に
何が隠されているのか…。

この事件は 俺が解くべき
事件な気がするんです。

〈20年間の刑事の経験と知識
全てを失う事は

刑事としての死を意味する
悲劇だ〉

〈しかし それは 同時に

新たな刑事の
誕生でもあったのだ〉

1年前 ここの校長に?

(教頭)はい。 須藤校長は着任早々

生徒たちとの交流の場を
増やしたいと

意見交換会を開いたりして

生徒からも保護者からも
慕われていた

素晴らしい方でした。

では 誰かから
恨みを買っていたような事は?

あり得ません。

生徒だけでなく 教頭である私や
学年主任である彼らにも

熱心な指導をしておりました。

そうですか。

(関口成美)月に2度
第2水曜日と第4水曜日に

勉強会を開いて頂いてました。

そこで 教育プログラムの見直しや
生徒指導に関する相談を…。

(携帯電話の振動音)

どうぞ。
(成美)あっ すみません。

もしもし? はい。

(成美)すみません。 教頭先生
子供が熱を出したと保育園から。

(教頭)ええ。 そういう事なら
今日は もういいよ。

あっ 刑事さん
あの… いいですよね?

では 最後に1つだけ。

皆さん この女性に
見覚えはありませんか?

♬~

そうですか。

これから
事件の状況を詳しく話します。

何か思い出した事があれば…。
そうそう あの…

この間
あそこへ行こうとしたんですよ。

去年 グランドオープンした

四条駅にある美術館
あれ なんでしたっけ?

時矢刑事 事件と関係ない話は
控えてください。

クレール現代美術館…。

そう! それ!
庭園が眺められる縁側で

美味しいスイーツが
食べられるらしくて…。

あっ そうだ。 あの… ねえ

ずっと こんな狭い所にいても
あれなんで

ちょっと 気分転換しましょうか?
えっ?

おっ ホホホホ… 外れた。

えっと 須藤さんはですね

ちょうど… ちょうど ここで

こういう感じで
この辺りをですね…。

あっ ちょっと ちょっと。
えっ ちょ… いいんですか?

大丈夫。 大丈夫 大丈夫だよ。
大丈夫?

はい これで これで。

この辺りをですね こう ブスッと。
ちょっと 刺して 刺して。

グサグサッ!
ああ~っ! ああっ… あっ!

こんな感じで。

で… そのあと あなたは

この刃物を しばらくの間
ギュッて握りしめて

で 手を離すと…。

行って 行って。
えっ?

いや 落ちた場所に…。
行って?

あの辺りから 飛び降りたんです。

何か思い出しました?

まあ あの…
焦らずにいきましょう。

腹部大動脈損傷…。

えっ?

大量の血を流した事による
出血性ショック死…。

駄目です。
近畿地区の解剖医を始め

医療機関や警察・消防に
問い合わせましたが

本日 無断欠勤や
連絡が取れなくなっている女性は

今のところ 見つかりません。

そっか…。
はい。

一体 何者なんだよ。

はい 戻りました。
戻りました。

お疲れさまです。
(根本)そっちは どうだ?

須藤さんは 誰もが尊敬する
理想的な教育者だったようです。

まあ 誰かに恨まれたりするような
人物じゃなさそうっすね。

(根本)女との接点は?
(内海)いいえ。

同僚も 誰も
この女を見た事はないと。

名前もマル害との接点も動機も
わからないんじゃ

調書に なんにも書けないよ。

俺らの仕事は
被疑者を捕まえる事です。

すでに役目は終わってる。

早く送検しちゃおうよ。
早く ほら。

いや ちょっと待って 待って。
ああ?

彼女が犯人だって断定するには
まだ早急すぎるって!

お前 犯人じゃないと思うなら

その根拠を言ってみろ。 お前。

根拠は あれだよ…。

なんだよ?
あの…。

根拠がないなら お前
口出しすんじゃねえよ この野郎!

俺は彼女の事を
まだ調べてみたいんだよ!

彼女が何者かがわかれば
彼女の記憶だって

取り戻してあげられるかも
しれないし…。

ちょっと待て。

なんで 俺らが
あの女の記憶を

取り戻す手助けをしなきゃ
ならねえんだ?

そうっすよ。 なんで
被疑者の肩を持つんすか?

おかしいだろ?
お前 言ってる事が。 なあ?

記憶喪失っていうのは 本当に
怖くて つらいものなんだよ!

みんなには
わかんないんだよ それは!

いや わかんねえよ。
時矢 どうした?

えっ?

別に なんにもないですけど…。

ごめん。
なんか つい熱くなっちゃって。

気持ちはわかりますが

事件に私情を挟むのは
どうかと思います。

私も
彼女が犯人だと考えています。

私情を挟んじゃいけないのは
わかってるよ。

でもさ なんで
彼女が記憶喪失になったのか

気になんない? それにさ…。

わかりましたよ。

まったく…。 一度言ったら
聞かないんだから。

記憶喪失になる原因を
聞きたいんです。

(生田目守雄)原因ね…。

人の心が
心的な衝撃によって

記憶をなくす場合は

2つのパターンがあると
いわれてるんだ。

1つが…。

タイプ1トラウマ。

そして もう1つが

タイプ2トラウマ。

何? それ。

タイプ1のトラウマの場合は

これは 突発的な出来事によって
心的な外傷

そして 外的外傷を
同時に受ける事によって

記憶をなくしてしまう
というケースだな。

例えば 交通事故に遭った。
で その前後の記憶が

すっぽりなくなる
というようなケースだ。

じゃあ そのタイプ2トラウマ
っていうのは?

その心的外傷というものを
心に長期間 受ける事によって

心の中で 記憶というものが
完璧に分離してしまい

うまく記憶を取り出せなくなる
というケースなんだ。

例えば 長い間

親から虐待を受けた子供に
見られるケースなんだ。

なるほど。

彼女の場合は
どっちになるんですか?

タイプ1だと思われるんだがな。
ああ…。

殺人を犯してしまったという
精神的ショックと

自殺を図った際の
肉体的ショック…。

この2つによる
記憶喪失って事だ。

いや… だがな だがな

幸いに タイプ1の場合は
ある事をきっかけにして

記憶を取り戻すという事が
あるんだよ。

きっかけ?

これ 京都市の地図なんですけど

どこか知ってる地名ありますか?

「釘屋町」

「梅鶴通」

「蔵前園」

ここ 違います。
今 ここ 新しい道ができてます。

えっ?
確かに これ 2015年度の地図です。

地理に お詳しいんですね。

他には?

「城竹町」

「笠谷町」

駄目です。

運送会社とタクシー会社に
問い合わせましたが

該当する女性は いませんでした。
あっ そう。

完全に読みが外れましたね。

地理に詳しいからって
ドライバーじゃないかって。

うーん…。

でも やけに この辺の地理に
詳しかったんだよね。

うーん…。

ん? 何? あれ。

移動販売ですね。 ランチ時に
お弁当を売りに来てるんです。

へえ~。 だったら あの人たちも
この辺の道に詳しいよね?

ええ 知ってます。 杉田さん。
杉田陽子さんです。

杉田陽子さん…。
ここで一緒に働いてたんですか?

はい。 1カ月ぐらい前から…。

どんな方でしたか?

どんなって…。

正直 ようわからないんです。

わからない?

仕事は そつなく
こなしてはったんですけど

誰とも仲良うしようとは
しはらへんかったし。

そうですか。

ご自宅の住所とか
わかりませんか?

あ… 多分 事務所に行けば
履歴書があるはずです。

戸籍を調べてみましたけど
杉田陽子って女性 いません。

えっ!? どういう事?

ここは 学生しか
借りないような物件でしてね。

夜はうるさいし
後々 苦情が来たら困るから

おすすめは
しなかったんですけどね。

ここ 駅からも遠いですよね?

ええ。 立地も良くないのに

不思議なお客さんだなと
思いまして。

保証人には どなたが?
いや それが

いきなり100万円渡されて。

えっ?
えっ?

1年分の家賃 前払いするから
保証人いらないでしょ って…。

まあ そう言われちゃあ
断る理由もないしね。

失礼します。

うわあ… 全く生活感ないね。

えっ?

何? これ… なんにもないよ。

ほら。

え…? 本当だ。

俺の部屋とは大違いだな。

えっ!?
えっ?

ちょっと! ちょっと これ見て。

えっ!?
何? 何? 何?

何? これ。
地図?

これ 地図じゃない? ほら。

ちょ… ちょっと!

須藤さんちの近くだったから
この部屋 借りたんだ。

ちょ… ちょっと これ…
これ見て。

お金だよ。 何? この厚さ。

あっ 時矢刑事 見て!

あった!
名刺… 名刺ありました。

名前 わかるんじゃない?

「記者 萩野翔子」…。

萩野翔子っていうんだ…。
萩野翔子…。

あれ?
ちょっと こっち 弁護士だよ。

「菅原真紀」…。

えっ? 弁護士に記者…?
どういう事?

杉田陽子さん。

菅原真紀さん。

萩野翔子さん。

これら全て あなたのお名前です。

でも こちらの3人は

実際には
存在しない事がわかりました。

これは

あなたが住んでいたと思われる
アパートの写真です。

押し入れの中に地図が貼られ

須藤さんの行動を
長期間にわたって

監視していた様子が
うかがえます。

なんらかの理由で
あなたは須藤さんを追っていた。

♬~

送検に向けて
鋭意捜査中ではありますが

ほ… 本日中は…。

時矢刑事 どうしたんです?

うーん… なんか変だなと思って。

変?

だってさ
自分が人を殺したかもって時に

あんな顔する?

戻りました。
何か進展があったかもしれません。

失礼します。
おい… どうだった?

生徒たちにも
聞き込みは行ってきました。

やはり 須藤さんを悪く言う人は
一人もいませんでした。

あとは しょうもない情報
ばっかりでしたよ。

1カ月前から
弁当の味が落ちたとかなんとか。

弁当?
ああ。

それって ひょっとして…。

彼女が働いていたパート先です。

企業や学校にも配達してる。

女は 須藤さんの学校にも
出入りしてたって事か?

ええ。

俺の手柄って事だな。

女の指紋が付いた刃物。

須藤を執拗に追い

犯行時刻に その場に居合わせた
という状況証拠。

係長 これで もう十分でしょ?

そうだね。 記憶が戻らない以上
女の口から

動機が語られる事もないしね。
送検しよう。

いやいや! ちょ ちょ ちょ…
ちょっと待って!

ちょっと待ってください!

彼女は いくつもの顔を
使い分けてたんです。

弁当屋 出版社 弁護士。

それには
必ず理由があるはずなんですよ。

2人の接点は
もっと以前にあるんです。

うん でも…。
ちょっと待ってください!

根本係長 お願いします
お願いします お願いします!

お願いします! もう少しだけ
捜査 続けさせてください!

お願いします!
私からも お願いします!

わかった。 わかったから離せ。
痛い… 痛い。

(ため息)

あと1日。

あと1日調べて
何もつかめなかったとしても

今の材料で送検手続きは行う。

はい。

ん?
何? ここ。

はい。

須藤さんが
1年前まで勤めていた学校です。

ああ…。

中高一貫教育の全寮制の学校。

中学から親元を離れて
勉強漬けなんて大変だね。

須藤さんが
校長を務めていた瑛成中学は

ここの系列校なんですよね。
ほら 他にも

こんなにたくさん系列校が。
本当だ。

理事長 早速なんですが
この女性を見た事は?

いいえ ありませんね。

そうですか。

1年前まで 須藤さんは こちらに
いらっしゃったんですよね?

彼は とても優秀な方でした。

だからこそ まだ若い彼を
校長に抜擢したんです。

当時 須藤さんと
トラブルがあった方は

いらっしゃいませんか?

そういう話は
聞いた事ありませんけどねえ。

収穫なしでしたね…。

時矢刑事?

あの理事長 嘘ついてたよね。

えっ?

この学園には 何か重大な隠し事が
あるかもしれないよ。

空き巣被害?
ええ。

去年の暮れ近くに 須藤さんちに
空き巣が入ったんですよ。

おい そんな記録あったか?

いや ありません。

あら… じゃあ やっぱり
警察には届けてなかったんですね。

やっぱりって
どういう事ですか?

警察に届けたら

あれこれ時間取られるから
いいんだって言っててね。

でも 物騒でしょ?

あんな立派な防犯カメラも
あるんだし

届ければ すぐ犯人捕まるから
お願いしますって言ったのに。

なんで届けなかったんだ?

あっ 時矢刑事!

「投身自殺」…。

これ 1年半前ですよ。

須藤さんが
まだ この学園にいた時です。

自殺の原因は
なんだったんですか?

(刑事)当時 学校側からは
生徒の心の問題

進路に悩んでの
自殺やったんやないかと

そう 説明を受けました。
うん…。

ですが それから
半年ほど経った頃でしたかね…。

その 自殺した男子生徒の母親が

「いじめがあったから
捜査をしてくれ」と

そう言うてきたんですよ。
いじめ?

ええ。 でね その母親が

学校前で
いじめを訴え始めたりしてね。

ちょっとした騒ぎになったんです。

そこで
我々が動き始めたという事です。

まあ ですが
結局 学校側からも生徒からも

いじめがあったという実態は
確認できずに

捜査は終了したんです。

その母親の名前を
教えてください。

確か…
真崎薫さんやったかな?

広島か どっかの病院で
お医者さんやってたとか。

医者?

腹部大動脈損傷…。

(智佳の声)
もしかして その母親が

あの女性?

♬~

全くの別人だね。

真崎薫という女性は
広島県の広島中央病院を

1年前に
自己都合で退職していますね。

もう… せっかく やっと

本人にたどり着いたと
思ったのに…。

もう! 時矢刑事 聞いてます?

♬~

あっ 佐相さん
あの さっきの…

真崎薫さんの写真 見せて。
はい はい…。

もうちょっと大きく…
もっと もっと!

もっと?
この辺 この辺… もっと もっと!

わかりました。 はい。

あっ ほら! やっぱりあった。
あの…

彼女は 顔を変えて
自殺の事を調べてたんだよ。

整形…? だとしたら

いじめの首謀者たちにも
接触しているはずです。

捜しましょう。

中尾くん。

あっ やっぱりそうだ。

中尾晴人くんだよね?

(中尾晴人)誰…?

ちょっと
話を聞きたいんだけどさ。

ちょ ちょ… ちょっと!
待って 待って…!

ちょっと! ちょっと待って…。

(晴人)うわっ!
ああ…! 危ない 危ない…!

大丈夫ですか? 大丈夫ですか?

ちょっと 待って!

うわっ!

ちょちょ ちょちょ… ちょっと!
待ちなさい!

うわっ!
すいません すいません…。

ごめんなさい ごめんなさい…。

♬~

はあ はあ はあ…。

はあ はあ…。

うまく撒いた?
うわっ!?

はいー! はい…。
はあ… 晴人くん…。

ああ… 足速いね。

なんですか…。
僕に なんの用ですか?

ああ…
ちょっと 聞きたい事があってさ。

真崎翔太くんの事で。

この女性が記者だと名乗って
あなたの所に来なかった?

学校には
黙っててもらえますか…?

ああ もちろん。 約束する。

弁護士だって言ってた。

弁護士?

今 週刊誌が動いてる。

このままじゃ
僕たちがやった事が

全部 記事になるって
言われて…。

で 晴人くんは
そこで何を話したの?

本当の事 全部…。

本当の事って?

真崎薫。

これが あなたの本当の名前です。

そして…。

これが あなたの本当の顔です。

(真崎 薫)本当の…?

あなたは 整形をして
顔を変えていたんです。

その証拠に…。

ほら。 このほくろ。

♬~

あなたの息子である

真崎翔太くんの
自殺の原因を調べるために。

(薫)私の… 息子?

これでも
何も思い出せませんか?

(薫)わからない…。

わからない…。

(時矢の声)
ねえ 叔父さん。 この間さ

タイプ1トラウマっていうのは

突発的な精神的ショックと
肉体的ショックの両方が

合わさって起こるって
言ってたよね?

ああ そうだ。
うーん…。

じゃあさ 例えばなんだけど

心と体 どちらか一方のショックが
なかったとしたら

記憶喪失にはならないって事?

まあ 基本的にはな。

あくまでも タイプ1の場合は

心と体 その両方のショックが
合わさってなるものだ。

お前と同じようにな。

(秒針の音)

なんで こんなまねをする?

(能見冬馬)
あんたが刑事だからだよ!

(荒い息遣い)

(荒い息遣い)

どうした?

あっ いや…。

別に あの… なんでも…。

あの… でも おかげで

なんとなく 真相が
わかってきたような気がする。

(生田目)ああ そうか?
うん… ありがとう。

♬~

♬~

ああーっ!

♬~

(根本)あとは よろしく。

あっ! あっ… ちょっと
ちょっと待ってください!

(根本)あれ? 時矢?

全部 思い出したっていうのは
本当ですか?

はい。 全て。
須藤を殺したのは私です。

(根本)おい…
動機の解明もできたんだよ。

やっと送検できるんだから。
お願いします。

いや ちょ ちょっと… 根本係長
ちょっとだけ 俺に時間ください。

彼女と話がしたいんです。

全ては いじめられて

自殺した息子さんの無念を
晴らすためだったんですね。

息子は 亡くなる直前に

私にメールをくれたんです。

先生 お願いします。
(薫)はい…。

(薫の声)心配にはなったんですが
緊急のオペが入って

すぐに折り返す事が
できませんでした。

その時から あなたは

ずっと 後悔の念を
抱くようになったんだ…。

あの子が小さい時に離婚して
それ以来 仕事にかこつけて

母親らしい事は
何一つ してあげられなかった。

(薫)ああ… 翔太 ごめん。

今回も お母さん行けないわ。
(真崎翔太)うん… わかってる。

これね お金 置いておくから

夕飯 好きなの出前取って
食べてね。 じゃあね。

バイバイ…。
(薫)はい いってきます。

(薫の声)そんな忙しい私の元から
離れるように あの子は

中学からは 大阪の全寮制の学校に
入学したんです。

正直 ホッとしました。

これで 仕事に邁進できるって…。

最低な母親でした。

翔太が亡くなって 半年経った頃

寮から送られてきた
あの子の荷物を

ようやく
片付ける気になったんです。

でも その荷物には

なんにもなかったんです。

えっ…?

(薫の声)あの子が
そこで生きていたというものが

何一つ…。

♬~

(薫の声)勉強が
とても大好きな子でした。

体は弱かったけど
運動するのも大好きな子でした。

それで あなたは
いじめの事を調べ始めた…。

(薫)翔太について
何か知ってる事があったら

なんでもいいので
教えてもらえますか?

こんにちは。
あの… 翔太について

なんでもいいので
教えてもらえないでしょうか?

私は 今まで あの子に
なんにもしてあげられなかった。

だから せめて

あの子が亡くなった
本当の理由を突き止める。

それが 私にできる
唯一の事だと思ったんです。

でも 学校側にも 生徒たちにも

あなたの顔は
すでに割れていたから

これ以上の事実は
聞き出せないと思って

整形して 顔を変えて

生徒たちに話を聞いて回ったんだ。

萩野と申します。

ちょっとだけ伺いたい事が
あるんだけど いいかしら?

亡くなった
真崎くんの事について…。

そして とうとう

いじめていた生徒たちに
たどり着いたんですね。

クラスのみんなで無視を…?

(晴人)絶対に
あいつとしゃべるなって

俺ら みんなで…。

あいつにも 「声出すな」

「動くな」 「消えてろ」って

ずっと 毎日 毎日…。

どうして それを ちゃんと
お話ししなかったんですか?

(母親)弁護士さん… 違うんです!

この子たちは 全部 話して

お母様に謝罪したいと
言っていたんです!

でも… 須藤先生から

そんな事をすれば
学園の名に傷がつく

だから黙っていろと言われて…!

(薫の声)許せなかった…。

あの男は 自分の保身の事しか
考えてなかった。

(机をたたく音)

いじめの実態など
ありませんでした。

それ以上 文句をおっしゃるなら

名誉毀損
訴えてもいいんですよ?

息子は… 2度 殺された。

1度目は いじめを苦にした自殺。

2度目は
いじめそのものを黙殺され

存在自体を消された死…。

だから 須藤さんに近づいた…。

でも すぐには殺さなかった。
それは なぜですか?

今 私が殺しても

単なる逆恨みで殺された
悲劇の死として報じられるだけ。

そんなの絶対に許さない。

あの男の化けの皮を剥いで
社会的にも抹殺する。

それが 2度殺された息子への
供養だと思ったんです。

確かに 記憶の一部は
戻ったみたいですね。

一部?

でも…
あなたは犯人じゃないです。

えっ?

あなたが 須藤さんに対して

強い殺意を抱いていた事は
事実でしょう。

でも だとしたら

あなたが記憶喪失になった事に
矛盾が生じるんです。

(薫)矛盾? どういう事ですか?

記憶喪失というのは

精神的なショックと
肉体的なショック

この2つが合わさって
起こるものなんです。

あなたは 須藤さんを殺したいと
心から願っていた。

もし あなたが 本当に
須藤さんを殺害したのであれば

その願いは叶った事になる。
たとえ そのあと 転落して

肉体的なショックを
受けたとしても

それだけでは 記憶喪失には
ならないはずなんです。

それなのに あなたが
記憶喪失になったという事は

他に 何か 強い精神的なショックを
受けたから。

(薫)他に?

例えば…。

自分の望みが叶えられなかった…
とか。

関口成美さん。

少し お話を
お伺いしてもよろしいですか?

昨年の12月26日 水曜日

勉強会のあと あなたは
須藤さんの自宅にやって来た。

(葉奈)これが
その時の防犯カメラ映像です。

(内海)この直前 須藤さんの家は
空き巣に入られていました。

ですが 須藤さんは
その事を警察には届けなかった。

それは
防犯カメラの映像が解析され

この事実が明るみに出る事を
恐れたからなんです。

私は 別に 須藤校長とは何も…。

だったら これは どういう事だ?

(葉奈)須藤さんが殺された日の
現場近くの防犯カメラ映像です。

犯行時刻 一緒にいたんだよな?

説明してもらおうか。

♬~

あの男が悪いんです!

全部 あの男が…!

時矢刑事。

須藤さん殺害に関して

学年主任の関口成美が
自供しました。

そう…。

関口成美…?

♬~

(須藤の声)成美 どういう事?
(成美の声)こんな関係

続けられない…。
(須藤)フッ…。

言ったよね?
終わりにするって言うなら

僕の学校に
いられなくしてやるって。

いいの? それで。
(成美)ああっ…!

いいのかって聞いてんのよ それ。
うん?

(成美)もう うんざり…。

おい…
じょ… 冗談だろ? おい…。

や… やめてくれよ…。

(須藤)やめろ… やめろ!

(刺す音)
(須藤)ああっ!

♬~

♬~

違う…
私が… 私がやったんです。

お願いです 刑事さん…
私がやった事にしてください!

そう 息子に…
翔太に誓ったんです!

私が… 私が
この手で無念を晴らしたんです!

お願いです… お願いです!
私が殺したんです!

私が殺したんです…!

お願いします!
私が… 私が殺したんです…。

お願いします…。

お願いします…。 お願いします…。

♬~

真崎さん! 真崎さん! ああ…。

ああ…。

ああ よかった。 間に合った。

あの 翔太くんの卒業文集って
読んだ事あります?

いいえ…。 確か あの子のは
掲載されてなかったと思います。

ああ やっぱり…。
学校に保管されてたんですよ。

彼の手書きの原稿が。

彼の将来の夢が
ここに書いてあります。

(翔太の声)
「母のような医者になりたい」

あなたは 決して

何もしてあげられなかった
わけじゃないんです。

子供っていうのは
ちゃんと見てるものなんですね。

頑張っている親の背中を。

♬~

♬~

ありがとうございます。

ありがとうございました。

♬~

よかったですよね…
記憶が戻って。

うん…。 うらやましいよ。

いい記憶も悪い記憶も
全部ひっくるめて 思い出だから。

はあ… 俺も早く思い出したいよ。

ですよね。
うん。

私も 早く

京都府警に時矢あり」と
言われていた頃の時矢刑事と

仕事してみたい…。

それ
微妙に傷つくんだけど…。

(山之辺裕作)
全国で同時に自殺を図った。

管理人の名前は…。
セブン! 3年前と同じだ。

(山之辺)
一冊の詩集が残されていました。

これを知っているのは…。
真犯人。

この女の子を捜すんですか?
(山之辺)確保!

誰かを裁けば気が晴れるんでしょ。
だったら 俺を撃てばいいよ!