ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ブシメシ!2 第3話 瀬戸康史、草刈正雄、桐山漣、酒井若菜、三吉彩花… ドラマの原作・キャストなど…

『土曜時代ドラマ 幕末グルメ ブシメシ!2(3)「オムレット食べよット」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. お主
  2. エゲレス様
  3. 桔梗屋
  4. オムレット
  5. 書状
  6. 新八
  7. 南海魂
  8. 清之助
  9. 新八殿
  10. 先生
  11. 南海藩
  12. エゲレス
  13. 伴四郎
  14. 無理
  15. 一人
  16. 一丁
  17. 解読
  18. 勘定方
  19. 今日
  20. 三両

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『土曜時代ドラマ 幕末グルメ ブシメシ!2(3)「オムレット食べよット」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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土曜時代ドラマ 幕末グルメ ブシメシ!2(3)「オムレット食べよット」[解][字]

ほのぼの時代劇「ブシメシ!2」の第三話。殿の命令で、奪われた密書を取り戻すためスパイをやることになった伴四郎。勘定方の新八が持っていた包みが怪しいと気がつくが。

詳細情報
番組内容
南海藩の危機を料理で解決した伴四郎(瀬戸康史)であったが、相変わらずこき使われている。しかし殿(草刈正雄)は、南海藩から奪われた密書を早く見つけ出せとせっついてくる。どうやら勘定方の新八(桐山漣)が持っていた桃色の包みが怪しいようだ。そんな時新八が、わがままな英国公使の食事の材料を調達に町に出るという。そこで伴四郎は無理やり新八のお使いについていくことに。果てして伴四郎は見事密書を奪い返せるか?
出演者
【出演】瀬戸康史酒井若菜桐山漣三吉彩花,萩原みのり,厚切りジェイソン辻萬長徳井優国広富之平田満草刈正雄,【語り】櫻井孝宏
原作・脚本
【原作】土山しげる,【脚本】櫻井剛
音楽
【音楽】辻陽

 


<時は幕末 所はお江戸。
身に覚えのない罪で捕縛され

南海藩に売り飛ばされた酒田伴四郎。

訳も分からず 労働現場に
投げ込まれた伴四郎が

高野藩へ帰る道は ただ一つ。

奪われた桃色の包みを奪い返すこと>

(新八)勘定が合いません。 ご確認を。

いくら合わんのだ?
二文です。

はっ? たかが二文

それぐらい適当に
つじつまを合わせてしまえ。

たかが二文も銭は銭。

ごまかそうと言うのなら
上役に報告させて頂きます。

(舌打ち)
貸せ。

どうせやるなら すぐやればいい。
御託を並べる時間が無駄でしたね。

おい 新八。 貴様 調子に乗るなよ!

(伴四郎)お待ち下さい!

何奴だ?

私は人足として雇われた者で…。
新八殿に話があります。

ちょっと お借りしても
よろしいでしょうか?

離せ! 離さんか!

助けたつもりか?
だって 見てられませんよ。

やはり見ておったのか。

また のぞいておったのだな?

お主 ここ数日 私を見張っておるだろう?

何が目的か知らんが気分の悪い。

たまたまです。 決して
見張ってるわけではありません。

気になるか? あの桃色の包みが。

気になるかと問われれば…

問われれば まあ… 気になりますが。

なればこそ 今のように
一方的に恩を売り

そのかわり 包みを譲れと
そういう魂胆であろう。

そのようなつもり ありません。
実に あさましい。

まあ よい。
いずれにせよ見せることもかなわん。

今は手元にないのでな。
では 今は どこに?

桔梗屋に預けてしまったわ。
ハハハッ 残念だったな。

そんな…。

皆の者! 人足の一人が
ここで怠けておるぞ!

ちょっと… 違う!
違う 違う 違う。 たまたま!

(大田垣)南海魂 たたき込んでくれるわ!
たまたま!

♬~

もっと 人らしく
扱ってほしいものだ。

御託はいいから働け!
怠け者に食わす飯はない!

勝手なことを…。 私の飯で
力を取り戻したのではないか。

(平三)お疲れさまでございます。
(大田垣)ご苦労。

ささ 小休止をなさって下さいませ。

体が動かぬなら動かぬなりに
こやつ同様 気遣いで力になれ。

さすが わしじゃ。

伴四郎。 お主 どこで油を売っておった?

油を売っていたわけではありません。

私は 私のやり方で この地獄から
抜け出そうとしていただけで。

地獄とは大げさな。

やりようによっては 居心地も悪くないぞ。

フフッ 叔父上は本当に立派ですよ。

地獄の釜も
風呂に変えてしまうのですから。

じゃろ? さすがの
わしじゃからのう。 フフフフ。

平三 繕い物がね
山のように たまってるんだよ。

ちょっと 手伝っておくれ。
へい! ただいま!

平三は針上手だからね。

♬~

(せきばらい)
(お常)新八様。

ん? ああ お常。
気が付かなかった。

どうした? こんな所で。

今日も エゲレス様に 卵料理を
突き返されてしまいました。

(アボット)
違う! これもオムレットではない!

しかし アボット様 我々は
そのオムレットという名の卵焼きを

食べたことも見たことすらないのです。
知るか ボケ!

またか…。
だが お主一人の責ではあるまい。

賄方の上役は何をしておる。

皆 エゲレス様との関わりを避け
お相手をするのは 私一人。

そうか…。

だが エゲレス様は 我が藩の大切な客人。

くれぐれも 粗相のないようにな。
はい。

そろばんをはじくしか能のない
男だと いわれておる私だが

お主一人を幸せにすることくらいは
できる。 そう お安い御用だ。

誰かに頼りたくなった時は
遠慮なく言うのだぞ。

はい。

おめえら聞いたか?

ここんとこ あちこちで
エゲレス様が幅ぁ利かしてるって話。

エゲレス様の何がそんなに偉いもんかね?

そらあ まず 俺らより図体がデカイ。
んでもって 俺らより知恵が回る。

更には 俺らより美男子だときたら
何一つ勝ち目はねえや。

いや 一つだけ俺らにも勝ち目はある。
何だよ?

俺らの方が… 暇だ。

勘定方 山下新八の手にあった
桃色の包みですが

今は その手にないようです。
どこにあるのだ?

江戸の商人 桔梗屋の屋敷。
桔梗屋

ですから あとは もう そちらで
勝手に盗みになど

入ってもらっても よろしいですか?
取り戻せ。

はあ? 私は潜入してる身ですよ。

外のことなど 知ったことではありません。

在りかは分かったのですから
もう お役御免でしょう。

その新八とやらをたどれば

桔梗屋の懐に入ることも
可能であろう?

ですから それが嫌なのです。

その新八という男は …んまあ
性根がねじくれ曲がっておるのです。

銭に細かく
誰のことも信用しない藩のつまはじき。

関わり合うなど真っ平ごめんです。

そう言うな。 もう一息ではないか。

その書状とは 一体 何なのです?

それが分からぬままでは
面倒を引き受ける気にもなりません。

それは… 清之助の出自にまつわる書状だ。

清之助は…

あれは 罪人の子でな。

罪人の子?

清之助は 千代の妹の子。

しかし父親は 部下を相手に
刃傷沙汰を起こし捕縛された。

世継ぎには ふさわしくない身分なのだ。

ならば なぜ殿は
清之助様を養子になどしたのです?

膳立てしたのは 原田ら家老衆。

しかし わしも 一目会って
突き返す気など失せたわ。

あの時 清之助は
まだ十にも満たぬ男児でな…。

見知らぬ大人に囲まれ
藩主のわしを前に

身をこわばらせておった。

気分はどうだ?

「まな板の上の鯛」といったところか?

(清之助)いえ 私は まだ魚屋におります。

今まだ 品定めを
されておるところですから。

(笑い声)

わしは清之助を気に入り

その結果 幕府に
目をつけられることになってしまった。

藩主としては
見立てが甘かったのかもしれん。

いえ 甘いなどとは思いません。
それほどに 殿が

清之助様を買ってらっしゃる
ということでしょう。
ああ。

あやつは わしよ。

ゆくゆくは跡継ぎにと
そう信じておる。

お任せ下さい。
私が書状を取り戻してみせます。

(大田垣)羨ましいのう 勘定方は。

そろばんをはじくだけで飯が食えて

散歩に出る暇まであるとは。
散歩ではない。

桔梗屋へ使いに出る。
これも大切なお役目。

(笑い声)

お供いたします。
要らん。 仕事に戻れ。

大事なお役目であるなら
お供の一人でもいた方がよい。

何が起こるか分かりません。

忘れるなよ。 お主には 八両分の働きを
してもらわねばならんのだ。

黙って人足仕事を続けろ。

はあ…。
こっちも要らん。

働きは悪いくせに すぐ ヘバりやがる。

足手まといでしかたがないわ。

ですから
せめて お供でもさせてもらえればと。

はあ… 足手まといにはなるなよ。
この役立たずめ。

お主の魂胆など知れておる。

「お供に」などと調子のいいことを
言いながら

隙を見て逃げ出そうというのだろう?

そんなつもりはありません。
はあ~ あさましい。

♬~

どうした? 落ち着きのない。
いえ 何でもありません。

私が書状を取り戻してみせます。
しかし 気を付けるのだぞ。

お主は腹を切ったことになっておる。

書状を奪い返すまで
我が藩の者に姿を見られては具合が悪い。

いや それは そちらの都合でしょ?
私は ただ巻き込まれているだけで…。

それに 南海藩に
お主の素性がバレるのもまずい。

書状を奪い返しに来たと分かれば
お主は捕らえられ

打ち首じゃろうのう。

伴四郎 恩に着る。

何が「恩に着る」だ…。 おっ。

伴四郎様?

お羽! バカ… シッ!

ちょ… おい 何をしておる 気色の悪い。

離れろ!
桔梗屋へ急ぎましょう。

いや その前に

手土産が要る。
手土産?

(お菊)はい お待ち。

あんたのせいで
仕出しより豆腐の方が評判だよ。

このまんまじゃ豆腐屋になっちまう。

国元では 豆腐は手作りするものでした。

江戸のように
売りに来てはくれませんから。

すず…。
すず? 誰のことだ?

いえ こちらの話です。
あの 土産というのは?

ああ 評判の豆腐屋だそうだ。

川原屋は 元は仕出し屋です。
詳しいな。

いえ…。 私は ここで待っています。
どうぞ 行ってらっしゃい。

おっ。

お代 そこにお願いね。
は~い。

はい ありがとよ。
ちょうど入れときます。

はいよ。 ありがとよ。
はい お待ちさま。

一丁。
はい 一丁。

はい ありがとよ。 入れとくね。
は~い。

一丁。
一丁。

あんた 入れ物ないじゃないか。
あ…。

一口 どうです?
ご冗談を!

大豆の絞り汁など
誰が すき好んで…。

冗談なものですか!
これが豆腐になるのです。

滋養満点ですよ。
いやいや いやいや。

嫌だって…。 おいしいですから。
無理 無理 無理!

無理だって ちょっと!
飲めない ちょっと!

(新八)おい 白ネギ!

土産は手に入った。 桔梗屋へ向かうぞ。

もう少しだけ…。
そんな暇はない。

おいしいです…。
うわあ…。

伴様…?

気味の悪い男だのう。

一刻も早く 書状を取り戻してくれよう。

新八殿 桔梗屋では
縄を解いてもよいでしょうか?

お供を縄でつなぐなど
珍妙に思われても面倒でしょう。

ああ 確かに。 しかし 桔梗屋を出たら
またつなぐからな。

御免。

どうです? 何か分かりましたか?

(桔梗屋)申し訳ございません 山下様
私の手に負える代物では…。

あ~ そう… ですか。
それは しかたありませんね。

取った。
え?

新八殿 ごめん!

≪(新八)おおおお… おい! 白ネギ!

何だ これは? 何だ これは~!

白ネギ!
あ~ 痛っ!

なぜ お主が包みを奪う? 説明せい!

説明せい! 何だ それは!
はっ?

思ってたのと違う!

これは エゲレス式卵焼き
オムレットの作り方だ。

オムレット?
アボット様ら 公使が

エゲレス式のオムレットを
口にしたいと 連日騒いでおる。

お二人とも どうなさいましたか?
いや ご心配なく。

山下様。
ああ かたじけない。

それで作り方を
独自に入手しておったのだが

全て英字で書かれておってな。

それで桔梗屋様に
解読を依頼しておったのだ。

申し訳ございません。
何分 煮炊きに関する特別な用語が多く

私の語学力では 解読できませんでした…。

こちらこそ 無理なお願いを…
かたじけない。

お主 一体 これを
何だと思っておったのだ?

では。

新八殿 藩邸は こちらですが。
このまま帰れるか。

作り方の解読が まだ済んでおらん。

え~?
もう今日は諦めて帰りましょうよ。

そうはいくか。
桔梗屋のほかに もう一人だけ当てがある。

須藤仁左衛門先生。
かつて藩の通訳を務めていたお方だ。

まあ あまり顔を合わせたくはないが…。

ほら 行くぞ。

は~い。

≪(仁左衛門)何をしに来た!?
(湯飲みが割れる音)

帰れ!

先生 また酒を
飲んでいらっしゃるのですか?

過ぎると お体に障ります。
勝手じゃ。 ほかにすることもなし。

お主に通訳の職を奪われてからこっち
暇で暇でしかたがない。

そうまでして切り詰めるのが
勘定方の仕事か?

全て銭のためか!

先生に暇を出したのは
私の判断ではありません。

エゲレス様から「話が通じぬ」と
申し出があり しかたなく…。

同じことじゃ!
エゲレス様に こびへつらい

尻尾を振って利を得ようなど 犬と同じ!

犬?
ああ。 南海魂は どこへやら。

何て言いぐさだ。
お常の父親とは思えん。

お常だ!? かわいい娘を
呼び捨てにするな!

ええ!? あっ… お父上なのですか?

(新八)似ても似つかんだろう?

お主 やはり お常を狙っておるな?

前々から気になっておったのだ。

何かと理由をつけては
お常に近づきおって!

はあ? 狙ってなどおりませんが。

絶対に お主なんぞには やらんからな!

だったら言わせて頂きますが

話をする際 いちいち顔を背ける
その態度

人として どうかと思います。

エゲレス様に対しても
同じくしておられたのでしょう。

いけすかぬ相手とはいえ
その態度では疎まれて当然。

先生 お願いします。
どうか これを解読して頂きたいのです。

ご協力頂ければ 改めて
藩の通訳に推挙することもかないます。

貸せ。

(仁左衛門)オムレットとやらを
食わせろと

そう わがままをぬかしておるのか
エゲレスどもは。

なるほど。 ハハハッ。

教える…。

と思うたか!

何をする!
帰れ!

帰るぞ 白ネギ!
あっ はい。

(小声で)くそじじい。

やはりか。

何をしておる?

須藤殿 あなた 片方の耳が
思うように聞こえないのでしょう。

耳が?
ええ。

顔を背けるのは 聞こえる方の耳で
聞こうとしていたからです。

先生 どうして黙っていたのです?

年寄りですからね
衰えるのは当然でしょうが。

衰えてなどおらん!
それを認められないのが

年寄りの証しです。

では エゲレス様に対する態度も
その耳が原因で?

♬~

先生の耳が不自由であると
どうして分かった?

話を聞く時にだけ顔を背けるので
見ていて気になったのです。

そんな簡単なことか。
ええ。

そろばんをはじくより
よほど簡単な理屈でしょ。

それより これからどうします?
ほかに当てなどあるのですか?

いや…。

≪(仁左衛門)牛の乳じゃ。

卵に牛の乳を入れ 焼くのだそうだ。

先生…。

≪(仁左衛門)わしは期待しておるぞ。

お主の南海魂に。

牛の乳? こりゃあ また
珍妙なものをお探しですね。

手配できませんよね 牛の乳など。

承知いたしました。
では 早速 手配いたしましょう。

柿の木峠の中腹に
市三という農家がおります。

これを見せて
牛の乳を分けてもらって下さい。

お代は 市三には 十六文
私には口利き料として 三両頂きます。

三両!?

何か異存でも?

三両なんて出せるのですか?

ただでさえ
藩の財政は厳しいのでしょう?

もちろん
公費から支出するわけにはいかん。

身銭を切るしかあるまいな。
身銭って三両ですよ?

安いものだ。 それで
エゲレスとの関係が つながるのなら。

南海藩は どうして そこまで
エゲレス様に気を遣うのです?

何か弱みでも 握られておるのですか?

まさか。
我々が エゲレスを利用してやるのだ。

再び この南海藩に
栄光を取り戻すためにな。

私が守りたいのは ただ一つ。
南海藩の誇りよ。

南海魂とは 本来
仲間同士の絆を重んじる

南海藩士の気風を指すのだ。

今は皆 貧しさゆえに忘れておるが

目先の損得にとらわれるのは
勘定方の私一人で十分。

南海魂を取り戻せるのなら
エゲレス様の犬にでもなろう。

お主には分からんだろうが。

ええ。 誇りでは腹は膨れませんからな。

お主は食うことばかりだな。

好きに搾って帰れ。

(牛の鳴き声)

♬~

好きに搾れって…。

思ったより デカイな。
ええ。

うん。 よし。
えっ?

私が身銭を切るのだ。 お主が搾れ。

南海魂は どうしたのです?
怖いのか? ん?

私が譲ると言っておるのだ。
お主が搾れ。 えっ?

お主が行け。
お~お~お~。

♬~

あ~ もう!

♬~

フフッ。

あ~ もうよい。

今日は 助かった。

お主がいたからこそ 意地になれたのだ。
一人であれば とうに諦めていたよ。

ならば 南海魂というのは
ただの意地であるということでしょうな。

フッ。 そうかもしれん。

何だ? 遊んでやってる暇ないぞ。

これ 欲しいのか?

これ。 これ。

だったらな あの眼鏡が持ってる。
行ったらくれるから。 行ってこい。

(子どもたち)あめ~!

何だ お前ら。 向こうへ行け。 離さんか!

やめろ! くすぐったい! 離せ!

あめなどない! 離せ これは違う。

離せ! あめではない!

あ~っ!

おわっ 危ねえ…。

桔梗屋は書状を持っておりませんでした。

こちらの勘違いです。
やめろ! どこを触っておる!

何奴かは知らんが 子どもらに乗じて
スリを働くとは この たわけ者が!

(子どもたちの声)

何だったのだ?
帰りましょう。

お常…。 戻ったぞ お常。

申し訳ありません!

なんてこと…。

あっけないものだな。

意地で手に入れた牛の乳が水の泡。

うん? 何じゃ それは?

牛の乳です。

そんな気味の悪いもの 何のために…。
さっさと始末しとけよ。

オムレット… それで牛の乳を?

ええ。 全て無駄に終わりましたが…。

しかし伴四郎 お主 まさか
本分を忘れていまいな?

分かっております!

しかし なぜ そう事を急いだのです。

藩邸に これが届いた。

この密書には何と書いてある?

(宗太郎)「事を公にしたくなくば
藩主の座を退け」と。

「さもなくば お上に伝わろう」と。

事とは 何の…。
お主の知ったことではない!

このことは ほかの誰にも漏らすな。
清之助にもだ。

はっ!

♬~

いよいよ先方も動いてきおったわ。

皆 自分のことばかりだ。

おい 牛の乳と書状 どちらが大事だ?

書状を奪い返せば お主も
すずと会うことが かなうのだぞ。

すず…。

一口どうです?
ご冗談を!

大豆の絞り汁など 誰がすき好んで…。

冗談なものですか!
これが豆腐になるのです。

滋養満点ですよ。

どうした?
用意して頂きたいものがあります。

(新八)やはり 駄目だったか…。
はい。

どうして お常のような若い娘が

卵焼き一つで エゲレス様に
いびられねばならんのだ。

お優しいのですね 新八様は。

アハッ… 私に任せておけ。

いつか きっと
エゲレス式卵焼き オムレットを作り

公使をうならせてみせよう。

作りましょう。 オムレット。

♬~

それは…。

これは 豆の乳 豆乳です。

豆の… 食えるのか? そんなもの。

ええ。 国元にいる妻に
よく飲まされました。

滋養満点だと。
へえ~。

少々 大豆の癖はありますが

あっさりとしていて 甘くて
うまかったのを思い出しました。

なるほど…
牛の乳の代わりになるといいが。

♬~

出来た。 エゲレス式とはいえませんが
南海式オムレットです。

こちらが 南海式オムレットでございます。

ん? フンッ ナンカイ?

お召し上がり下さい。

公使は オムレットを
認めてくれるだろうか?

エゲレスとの関係は 我が南海藩には
なくてはならないものであるからな。

お常さんでしょ? 本当の目的は。

さっき そこで
申しておったではありませんか。

「どうして お常のような若い娘が
卵焼き一つで

エゲレス様に
いびられねばならんのか」と。

いや~ それだけではない。
エゲレスとの関係も大事。

(小声で)お常も大事だ。
ハハッ まあ よいではありませんか。

それも 南海魂でしょう。

大成功です! 南海式オムレット。

本当ですか?
ええ。

違う。

本物より おいしい!

おお そうか! それは よかっ…。

ありがとうございました!

お おう… いや よかった。
ねえ 新八…。

新八殿?

新八殿! 勘違いしないで下さい。

お常さんのあれは 今のは たまたまで…。

十一両だ。
えっ…。

貴様が駄目にした 牛の乳のお代。
いや あれは あの…。

これまでの八両に加えて三両

合わせて 十一両分は
働いてもらうからな。 覚悟せい。

一日も早く書状を取り戻さねば。

一体 どこにあるのやら…。

入ります。

さあ 張った 張った。

半で。
(一同)お~。

…丁ないか?
じゃあ 丁だ!

ああ 勝負だ!
ならば わしは 有り金全部を丁に。

わしも丁だ!

丁 半そろいました。 勝負。

五 二の半!
ハハッ ア~ハハ…。

今生のツキを使い果たしてしまったな
アハハハッ。

宗太郎 何やら父上と
会談を重ねているようだが 何があった?

何もございません。
たあいのない世間話で。

うそをつくな。
父上が世間話などするわけがない。

側用人のお主と過ごして6年。
うそなど通らぬ。

♬~

♬~

(鍋をたたく音)
(お徳)ほらほら さっさと起きな!

朝だよ! (鍋をたたく音)
朝だよ! (鍋をたたく音)

朝だよ! 朝だよ!

朝だよ! 朝だよ!

♬~

おう お主は こっちじゃ。

えっ こっちって…。

♬~

(平三)お徳さん 連れてきました。

(お徳)あんた
エゲレス様に振る舞ったオムレット

あれ あんたが作ったんだろ?
ええ まあ。

エゲレス様のご指名でね
あんたは 今日から 賄方の下働きだよ。

えっ?
下働きじゃ。

賄方…。 下働きって。

一緒に頑張りましょう!
お… ええ。

♬~