ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

盤上のアルファ~約束の将棋~ 第1話 玉木宏、比嘉愛未、上地雄輔、野々すみ花… ドラマの原作・キャストなど…

『プレミアムドラマ 盤上のアルファ~約束の将棋~(1)<全4回>』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 将棋
  2. 時間
  3. 真田
  4. お前
  5. プロ
  6. 秋葉
  7. 三段リーグ
  8. 相手
  9. 恵子
  10. 自分
  11. お願い
  12. 伊達七段
  13. 最後
  14. 師匠
  15. 天野
  16. アホ
  17. 奨励会
  18. 先生
  19. 対局
  20. 気持

f:id:dramalog:20190203225137p:plain

『プレミアムドラマ 盤上のアルファ~約束の将棋~(1)<全4回>』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

 

 

プレミアムドラマ 盤上のアルファ~約束の将棋~(1)[新]<全4回>[字]

首都新聞社会部エースの秋葉(玉木宏)は、将棋担当へ異動を命じられた上、恋人の恵子(比嘉愛未)にも愛想を尽かされた夜、プロ棋士を目指す真田(上地雄輔)と出会う。

詳細情報
番組内容
首都新聞社会部エースの秋葉隼介(玉木宏)は突然、文化部将棋担当に異動を命じられる。仕事一辺倒だった秋葉は、恋人の恵子(比嘉愛未)にも愛想を尽かされてしまう。やけ酒をあおり将棋を罵る秋葉の前に大阪弁の男・真田信繁上地雄輔)が絡んでくる。真田はかつてプロ棋士になれず、将棋の世界から逃げた男だった。初めて触れる将棋の世界に魅了されていく秋葉。再びプロ棋士を目指す真田。二人の再挑戦のゴングが鳴る。
出演者
【出演】玉木宏比嘉愛未上地雄輔野々すみ花近藤正臣
原作・脚本
【原作】塩田武士,【脚本】山岡潤平
音楽
【音楽】林ゆうき

 


(秋葉)羽生先生を生涯ひきつけてやまない
将棋の魅力とは 何ですか?

将棋はですね
ほぼ無限と言ってもいいぐらい

可能性がありまして

もちろん解明するという事は 不可能に
近い事なんですけれども

ただ一方で ずっと続けていく中で
時々 理解できたとか

分かったとか 進歩できたとか
そこが 何と言っても

将棋の大きな魅力だというふうに
思っています。

羽生先生は 何手先まで
読んでらっしゃるんですか?

直線で言うと 10手から15手ぐらい
考えるんですけれども

それぞれの手に対して
枝分かれの変化があるものですから

トータルすると 100手単位で
考えてるという事になります。

<もし 半年前の自分に会う事ができたら
言ってやりたい。

お前は 将棋と出会う。

そして 全く違う人生を歩き始めると>

♬~

秋葉さん。 秋葉さん。
何?

秋葉さん 部長がお待ちです。
急いだほうが いいですよ。

こちら 取り込み中。

なぜ すぐ来ない!
仕事の途中だったので。

ご用件は 何でしょうか?

社会部から外れてもらう。
えっ?

以上。 お前は 今月いっぱいで 社会部から
出て行く。 それだけだ。

納得できかねます。 理由を教えて下さい。

人事は 何で決まるか知ってるか?

好き嫌いだよ!

警視庁担当は チームだ。

ネタをつかんでも黙ってる
後輩のサポートは嫌がる。 何様だ?

スクープをとる事が そんなに偉いか?

勘違いの うぬぼれ王子!

俺が どれだけ 貢献してきたと
思ってるんだ!

毎朝4時に起きて 日が変わるまで
駆けずり回ってきたんだ。

それを 「スクープをとる事が
そんなに偉いか?

勘違いの うぬぼれ王子」だと!

ああ くそっ! 聞いてる?

(恵子)うん 聞いてる。

でもさ こう考えようと思うんだ。

1日20時間も拘束される事はなくなるから
恵子といられる時間も多くなるって。

何で俺が 文化部になんか
異動しなきゃいけないんだよ。

将棋担当しろって。
将棋? やった事もないし。

将棋 やってみたら 結構 楽しいよ。

私も 今の小学校で
将棋クラブ担当になるまでは

駒に触った事も…。
辞めるか 会社。

えっ?
(ため息)

ため息つくと 幸せ逃げるよ。

逃げたよ とっくに。

これから どうするか考える。
だから もうちょっとだけ待ってくれ。

何を?
何って 結婚。

結婚? いつ そんな話になった?

いつって そろそろって感じあったろ。

それは そういう時もあったけど
今ではない。

何だよ それ。

ちょっと 距離を置いたほうがいいと思う。
うん。

きょ 距離を置くって?

これ 返すね。

じゃ。

おい!

恵子!

待って!

(目覚まし時計)

恵子…。

恵子。

うわ~!

(真田)どないした!
泥棒! 泥棒!

待て こら! 誰が 泥棒や!

お前が泊まってええ言うたやろ!

はあ?
全然 覚えてへんのか?

え~ この度 栄えあるピューリッツァ賞を
頂き 光栄に思います。

これもひとえに 私を愛し続けてくれた妻
恵子のおかげです。

恵子。 恵子…。

もう一杯 下さい。

ピューリッツァ賞 おめでとうございます。

笑えますよね。

半分本気で ピューリッツァ賞
とろうと思ってた人間が

来月から 将棋担当ですよ?

将棋? ええやないですか。

何言ってんですか。

将棋の記事なんて 誰が読むんですか?

もうそれくらいに。
ここは 将棋会館も近いですから。

おい。

近い!

将棋 バカにするんも 大概にせえよ。

真田さん こらえて。

謝れ。
はい?

将棋に謝れ 言うとんじゃ!

お前は 何なんだよ?

この人 将棋指しで。

将棋指し?
おお そうや。

謝らんねやったら 無理からでも
頭下げさしたるわい!

(静)ちょっと やめてって!
何してんの!

よわっ。

俺が訴えん代わりに
家泊める約束したやろ。

どや 思い出したか?

分かったらええんや。

腹へったな。

なあ 何か食わしてくれや。

ちょっと待て。

泊めてやるとは言ったかもしれないが
汚していいとは言ってないはずだ。

出て行け!
ほお!

お前が そういう気やったらな
日本には 警察いうもんがあるんや!

ああ 呼ぶなら呼べよ。

おおっしゃ!

出て行ったら~!

いや~ しかし 社会部のエースが
うちに来てくれるなんて うれしいね~。

長くは いないと思いますが
よろしくお願いします。

まあね うちは あっちに比べたら
のんびりというか のびのびしてるから。

まあまあ のびのびやって下さいよ。

よいしょ。

あっ そうだ。
彼女 囲碁担当の久本君です。

どうもどうも。

一応 秋葉君には 将棋。 で 久本君には
囲碁担当してもらうんだけど

忙しい時はね そこは お互い
フォローし合って。

了解で~す。

で 基本的な業務としては こういった
毎週の詰め将棋のコーナーの

問題もらう事と そのチェックね。

あと プロの対局があった場合は
その観戦記をまとめてもらいます。

分かりました。
よし じゃあ 早速行きますか。

はあ?
挨拶回り。

今ね 三段リーグの真っ最中なんだよ。
三段リーグ

三段リーグ 知らない?
はあ…。

なるほど。

じゃあ プロ棋士になるためには

奨励会から
スタートしなきゃいけないっていうのも?

調べときます。
OK OK。

将棋のプロを目指す人は
まず 奨励会ってのに入るのね。

で そこで 奨励会の中の人たちと
戦っていって

勝てば どんどん段が上がっていく。

ここまでは OK?
はい。

で 四段になると
晴れてプロになれるんだけど

その プロになる前の最終試験
これが 三段リーグ

三段同士が戦うって事ですか?
そのとおり。

まあ プロになれればね 勝っても負けても
対局料ってのが もらえて

将棋だけで 飯食えるようになるんだけど
ただね 三段から四段に上がるってのは

なかなか シビアでね。 年間 4人だけ。

えっ? 1年で たった4人だけですか?

ねっ かなり狭き門でしょ?

しかも 26歳までに 四段にならなきゃ
いけないから 相当 厳しいよ。

年齢制限まであるんですね。
うん。

着きました。

ここが 将棋の聖地 将棋会館

あ~ 千田先生 どうもです。

ああ…。

いや~ 先生の詰め将棋のコーナー
相変わらず とても好評で。

それは どうも。

先生 紹介させて下さい。
新しく将棋担当になった 秋葉です。

よろしくお願いします。

座らせて頂こう。

お弟子さんですか?
うん…。

♬~

そうや。

(鶴巻)おっ 相手 もう持ち時間
ほとんどないですね。

持ち時間?

対局によって それぞれ 持ち時間が
決められてるんだよ。

つまり 考える時間ね。

それを使い果たすと 三段リーグの場合
「一分将棋」っていって

1分以内に 次の手を
指さなきゃいけなくなる。

負けました。

先生! おめでとうございます。

私が勝った訳やないんで。

たしかに。

あの… これって 最後まで
続けちゃダメなんですか?

えっ?

だって 王をとられてないですよね?

いや そこは ほら
将棋の美学じゃない。

諦める事が美学ですか。

面白いね。

鶴巻さん ちょっと この人 借りて
よろしいか?

どうぞどうぞ。

いらっしゃいませ。
こんばんは。

どうも 先生。
どうぞ。

あら どうも。
こちらこそ この間は どうも。

おっ? 来た事ありますのんかいな。
はい。

さっきの話 諦めんと最後まで指したら
あかんのかってやつ。

すみません 変な事 聞いちゃって。
いやいや。

確かに ぱっと見
諦めてるようにも見えるし

もう 勝負を投げたようにも見えますな。

けど それは違う。

将棋には 出会い頭のラッキーパンチは
ないんですよ。

まあ 自分が負けた時には 全部
自分の指し手が悪かった。

それ以外の理由は 存在せん。

お互いがね じっくり読み合うて
考えて考えた末に

「9手先に 私の玉 詰んでるわ」と
気付いた時に

潔う 負けました。 ようは こういう事や。
はあ…。

「負けました」って言う時は
どんな気持ちなんですか?

アホほど悔しい。

そやから 「負けました」言う時には
必ず 腹の中で思とります。

何を?

次見とけよ ドアホ!

おめでとうございます。
いや あと3局ありますから。

天野ね 今年が最後なんですよ。

もう 26なんで。

年齢制限か。 厳しい世界ですね。

秋葉さんね 私 努力が 必ず報われるとは
思うてはしませんのや。

ただ どんどん上に
上がっていくやつらは

もう ほんまに 血のにじむような努力を
してますんやな。

ちょっと 負けが込んできたからいうて
酒に逃げる 女に逃げる

ギャンブルに逃げる。
そんなもんは もう もってのほかや。

なあ 真田!

そこに おるんやろ!
えっ 真田さん?

お前!

ご無沙汰してます。

ご無沙汰してます。
聞こえとる。

お前 何で?

真田さんも 師匠の弟子だったんです。
ああ そやったな。

26にもなって プロにもなれんと
何にも言わんと姿消しよった。

ずっと連絡もせんで すみませんでした。

断る。
えっ?

お前の魂胆は お見通しや。

近頃 ずっと アマチュアの将棋大会に
出まくってるそうやな。

優勝して 三段リーグ編入試験
受けるつもりか。

はい。

試験を受けるには プロ棋士の推薦が
必要なはずじゃ?

推薦は せん。

真田 お前 勝負に負けただけやないんや。
逃げた人間やぞ。

いっぺん逃げたやつを歓迎するほど
この世界は 甘ないで。 分かったら帰れ。

帰れ!

マチュアの大会で 優勝します。

奨励会を退会しても
三段リーグ編入試験を通れば

プロに再挑戦できるんです。
へえ そうなんだ。

はい。 でも それには
いくつか条件があって

マチュアタイトルをとって
プロの棋士から 推薦をもらわないと

試験を受ける事ができないんですよ。

だから あいつは 千田さんに。
はい。

じゃあ もし 26で
プロになれなかったとしても

道はあるのか…。
いや 相当厳しいですよ。

編入試験に受かったのって
今までで 1人しかいませんから。

えっ 1人?
はい。

将棋は 若さも 大きな武器になるって
言いますから。

僕も そう思いますもん。

若い時は すごい 頭 柔軟だったな~って。

いや 君だって若いよ。
いやいやいや。

僕は 将棋は 26歳までって
両親と約束してますから。

そっか…。

秋葉さんは 記者になりたいと思って
なったんですか?

えっ?

うん まあ…。
いいですね。

プロになりたいな~。

何だよ!
行くとこがない。

はあ?
頼む。

おるのかおらんのか分からんように
気配消す!

はあ?

茶店で ようバイト中に気配消して
裏で 将棋の勉強してた。

そこは働けよ。 というか そのバイト先の
仲間の家に泊めてもらえばいいだろ。

クビになったんや。

それで 家賃払えんようになって
アパートも追い出されたんや。

荷物は それだけか?
少ないから 迷惑かけへんやろ。

今まで生きてきて それで全部か?

あとは あの将棋盤や。

かわいそうやろ?
自分で言うな。

もう1晩。
ダメだ。

じゃあ 2晩。
何で増えてんだよ。

ええやん 頼む! 頼むて! 頼む!

近い。
ええやん!

あれは どうすんのよ。

えっ? 持ってくる。

ありがとう。 ありがとうな!

ビタビタやないか アホ!
家の物に触るな。

寝る時は ソファーの上に
バスタオルを敷け。

それから トイレは 座ってしろ。

パソコン。
はあ?

パソコン貸してくれ。
人の家で 変な動画見る気か?

アホ。 将棋の稽古や。
えっ?

今は タイトルホルダーかて
パソコンで勉強する時代や。

ちょっと待て。 分かった分かった。

パソコン触るんだったら
シャワー浴びてからにしろ。

手だけで ええやろ。
何で 全身 洗わなあかんねん!

シャワー。

うわっ! いたたたた…。

何すんねん!

友達なくすぞ。

飲むか?
アホ。

試験受けるて決めてから 酒はやめたんや。

よっしゃ!
勝ったのか?

相手の持ち時間がなくなったんや。

俺の将棋は 粘りの将棋や。

ピンチでも 粘って粘って 粘る事で
相手の持ち時間を削っていく。

相手の持ち時間がなくなって
一分将棋になったら こっちのもんや。

相手は人間。 焦ったら 必ず ミスしよる。
そこを一気に突いて 逆転や。

(鶴巻)秋葉君。
はい。

ちょっと 今から 取材頼めるかな。
取材?

日曜版のインタビューコーナー
伊達七段に 話聞いてきてほしいんだ。

これ 伊達七段。 知ってるでしょ?
いや。

えっ? 今 すごい人気なのよ。

この人も 千田先生のとこのお弟子さんで
千田門下の出世頭で

タイトル獲得も近いなんて言われてる。
おまけに イケメンでしょ?

女性人気が 特にすごくって。

これ 伊達七段への質問内容を
まとめたやつと 学校の地図。
学校?

彼 週に1度 小学校で 子供たちに
将棋を教えてるのよ。

しかも 超忙しいのに ボランティアで。

く~ これ 全米も泣くよ。
はい。

えっ?
何で?

お前こそ 何で? 渋谷の小学校じゃ?

はあ? 去年から ここです。

そうだった。 そうだったな。
うん そう。

待って! 待ってって。
ごめん 仕事中なんですけど。

何で 電話出ないんだよ。
忙しいんだよ。

はあ? 何だよ それ。
分からない? 誰かさんのマネだけど。

そういう事を 今言ってんじゃなくて。

さよなら。
さよなら。

さよなら~。

だから 仕事中だって。
俺も仕事。

えっ?
伊達七段の取材。

ここに打つと 今言った 両取りだよね。
(生徒たち)はい。

今日は この両取りを考えながら
指してみよう。

(生徒たち)はい。
(伊達)始め。

じゃあ お願いします。

伊達七段は 対局相手を 事前に
研究するほうですか?

もちろん。 備えあれば ですから。

今回 対局する 原八段は え~

よん よんけんびしゃが…。
しけんびしゃ。

分かってるよ。
字が汚くて 読みづらかったんだよ。

原八段は 四間飛車が得意戦法ですが
何か秘策は?

作戦を明かせる訳ないでしょ。
伊達七段に聞いてる。

作戦を明かす事はできません。
ほら。

お知り合いですか?

少し。
少し?

あ~ あ~ あ~…。

長い長い長い長い。

おい お前 何で まだいんだよ?

俺が帰ってくるまでに 出て行けって
言っただろ!

しゃあないがな。

これに 集中しすぎとったんや。

どいつもこいつも!

何すんねん!
ソファーが かわいそうやろ。

俺が買ったソファーだ。
ああ そういうタイプか。

何だよ?
誰が タダで泊めてやってると思ってる!

あんだけ言ったのに バスタオル敷いて
寝なかっただろ!

トイレも座ったまましろって言ったのに
便座 上がったまま。

壁についたシャンプーの泡は
ちゃんと落とせ!

そんな事で ようそこまで 切れれるな。

出てけよ。 いいかげん 諦めろ。
お前 才能ないんだよ。

分かっとるわ。
じゃあ 何で お前…。

♬~

ああ こりゃ 天野君 昇段厳しいね。

えっ?

これ見て。

ライバルたちが負けないからさ
天野君 残り 全勝するしか

四段に上がれなさそう。

これ 残り何局あるんですか?
あと3局。

ああ 秋葉さん!

首都新聞の秋葉さん。

いつも息子が お世話になってます。
いえ こちらこそ。

宇都宮の実家から
いきなり出てきちゃって。

今日 どうだった?

何とか 2つ勝てました。

よかった。 あと1局か。

ありがとうございます。 気にして頂いて。
いや…。

これから 師匠の所に
挨拶に行くんですけど

もしよかったら 一緒にどうですか?

実家 餃子屋やってて
土産に持ってきてくれたんで。

さあさあ たくさん召し上がって下さい。
どうぞ。

秋葉君。 うまいんだよ これ。

頂きます。

どや? どや?

はい めちゃくちゃ うまいです。
そうやろう そうやろう。

自分で作った訳じゃないのに。

ありがとうございます。

この人ね 関西の人だから
味の趣味が 関東と違って

私が作るものには
いっつも うるさいんですよ。

でもね 天野さんの餃子食べさせとけば
機嫌がいいんです。

そう言ってもらえっと うれしいです。

いつも持ってくるの 餃子ばっかりで
みんな そろそろ 飽きてっから。

そうけ? 真田さんなんて いっつも
動けなくなるまで

食べてくれてたんじゃなかったっけ?

「お母さんとこの餃子は 日本一や~」って
言ってくれてたでしょうよ。

優しい人だった。

(加代子)本当 ごちそうさまでした。

(奈美)すみませんね。
明日の仕込みがあるもんですから。

いやいや。

先生 息子の事 どうかどうか
よろしくお願い致します。

よろしくお願い致します。
ちょ 母さん。

いろいろと ご心配ばっかりかけて
すんませんな。

(加代子)いつでも来て下さいね。
(奈美)お邪魔致しました。

(千田)はい おおきに。

天野ね あいつ 中学生の時から
宇都宮から ここまで通て

稽古してましたんや。
宇都宮から?

住み込みじゃなかったんですね。

内弟子は 真田が最後。

あいつ ここに住んでたんですか?

中学卒業してな それから ここへ
転がり込んできよった。

家族は?

お母さんは あいつの幼い時に
出て行ってしもた。

おやじさんは 蒸発や。

親戚の家へ預けられたそうやけれども
そこでも 何や ひどい事されて

そこも逃げ出して ここへ来よったんや。

ひどいな。

秋葉さん 師匠と弟子の間には
紙っぺら一枚の契りもありません。

それだけにな 残りよる。 ここに。

あっ すみません。

♬~

う~ん。

しかし 焼きすぎでも うまいな~。

俺の事 何か言うてたか?
誰が?

師匠に決まっとるやろ。

別に 何も…。

そうか。 まあ 不義理してしもたからな。

何で戻ってきた?

26で 奨励会 クビになって
何もなくなってしもた。

最後 負けた日な 頭ん中
ほんま 真っ白になってしもた。

そこから 記憶ないねん。

大げさやなくて ほんまにないねん。

どこで寝て 何食うてたかも記憶にない。

覚えてんのは 自分に
「アホアホアホアホ…」

言い続けてた事だけや。

よく生きてたな。
ほんまやな。

でな 3年ほどたった時に
「はっ!」と気付いた。

俺は まだ 将棋が大好きなんやって。

俺が 将棋にふられただけで
俺は まだ 将棋の事が大好きなんやって。

好きなんやから しゃあないやん。
そやろ?

たまらんくらい好きで
将棋の事だけ考えて生きていきたいんや。

気付くの遅すぎたかもしれんけど
ほら 石の上にも三年って言うしな。

なんぼ冷たい石の上でも
3年もおれば ぬくもる。

まあ だいぶ ケツは痛いけどな。

何だよ それ。

♬~

お願いします。
お願いします。

<天野のプロ昇格を決定する
運命の対局が始まった>

♬~

<才能 運 生まれや育ち この世界は
不平等なもので あふれている。

その中でも 一番不平等なのは 時間だ>

焦るな。 持ち時間は まだある。

<一見 平等そうだが 人によって
時間の流れは ことごとく違う。

時間は 強い者には 穏やかに流れ
弱い者には 頬をぶつように流れる>

<そして どんなに願っても
時間は巻き戻せない>

天野三段 持ち時間を使い切りましたので
これより 一分将棋となります。

♬~

30秒。

♬~

40秒。

♬~

50秒。

1 2 3 4 5 6 7 8。

負けました。

ええ勝負やったな。

何でも好きなもん言って。 作ったげるわ。

ありがとうございます。 じゃあ…。

すみません。 何か ずっと将棋の事ばかり
考えてたんで 他の事が出てこないんです。

(静)そうやね。

天野!

何やお前!
すんまへん。

どうやった?

ダメでした。
えっ?

すみません。

そやな。 こんな時は笑うしかないわな。

それくらいの
気持ちだったって事ですよね。

何?

ヘラヘラ笑えるくらいの
気持ちだったって事です。

じゃかましい!

何も分かってへんやつが
適当な事 抜かすな!

ヘラヘラ笑うんわな そうでもせんと
死にたなるからや。 俺も そうやった。

だから 何ですか?
将棋は 気持ちで何とかなるもんじゃない。

才能がないなら 早くやめるべきですよ。

黙れ。

お前が 人の終わりを 勝手に決めんな。

タイトルとったんですか?

ああ…。

今度こそ 今度こそ 死ぬ気でやるぞ 俺は。

26になるんが怖ぁて怖ぁて
あん時は逃げてしもた。

でも もう逃げへん。

時間は なんぼでもある。

やり直したい時が来たら
また やり直したらええんや。

なあ 天野!

ありがとうございます。

でも 僕は 精いっぱいやりました。

もう 本当に 悔いはないです。

そうか。

♬~

師匠 本当に
大変 お世話になりました。

僕は 将棋の世界を去ります。

でも最後に 一つだけ
わがままを言わせてくれませんか?

何や?

真田さんを 三段リーグ編入試験に
推薦してあげて下さい。

俺からも お願いします!

お前…。

あいつは まだ終わってません。

将棋が好きで好きで たまらないんです。

いきなり戻ってきて
腹立つのも分かります。

でも 将棋が好きなんだから
しょうがないじゃないですか!

あいつは 人生を 時間を巻き戻します。

そのチャンスを与えてやって下さい。

♬~

師匠…。

お願いします。

♬~

頭 上げ。

アホには 勝てん。

♬~

ご無沙汰やな~。

<プロ棋士を目指す
真田の再挑戦が始まった>

お願いします。

お願いします。

<三段リーグ編入試験は 1日に2局
2週間ごとに 全8局行われる>

<対局する相手は 奨励会二段。

自らも 三段に上がりたい彼らは
全力で立ち向かってくる>

<8局のうち 6勝以上が合格ライン。
つまり 負けていいのは 2局だけ>

<しかし…>

負けました。
えっ?

<負けたのに 真田は笑っていた。
「楽しくてしかたがない」というように>

<そして 2局目。
早くも 真田は追い込まれた>

<追い詰められながらも 真田は なお
相手の攻撃を受けた。

そして 相手の持ち時間を削っていく。

持ち時間が少なくなった相手は 焦り
それが ミスを誘い

徐々に 真田は 形勢を逆転していった>

♬~

<そして…>

♬~

負けました。

♬~

よし。

<不思議だった。
たかが 将棋と思っていた。

真田の事など大嫌いだった。

なのに まるで 自分の事のように
喜んでいる俺がいた>

アルファって 狼のボスの事ですよね。

真田 どこや?

この人 まだ生きてるんですか?

昔は 真剣師やった。

異性を口説くのも 将棋のうちですか?

伊達さんに けんか売りに来たの?

私のせいで こんな事になってしもたと
自分を責めました。

このままやったら あいつは勝てん。

ここからが ふんばりどころやぞ。

受けて潰せ。

♬~

♬~