ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

相棒 season 17 第13話 反町隆史、大路恵美、水谷豊、大和田美帆、鈴木杏樹… ドラマのキャスト・音楽など…

『相棒 season 17 #13』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド

  1. 美由紀
  2. 絢子
  3. 大樹
  4. 坪山
  5. ビル
  6. フリマアプリ
  7. 自殺
  8. 相手
  9. 杉下
  10. 角田
  11. 冠城
  12. 自分
  13. 柴田
  14. アカウント
  15. 携帯電話
  16. キー
  17. ネットカフェ
  18. ロッカー
  19. ロッカーキー
  20. 警察

f:id:dramalog:20190130215528p:plain

『相棒 season 17 #13』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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相棒 season 17 #13[解][字]

冠城亘が防げなかった女性の転落死事件!?
自殺か、他殺か…。
真相を追う特命係がたどりついた“フリマアプリ”に隠された謎とは…!?

詳細情報
◇番組内容
第13話『10億分の1』
ある夜、亘(反町隆史)は、思い詰めた表情で橋の上にたたずんでいた橋本美由紀(大路恵美)に声をかける。後日、その美由紀がビルから転落し死体となって発見された。警察は自殺と判断するが、右京(水谷豊)は遺体の状況に不審を抱き、責任を感じている亘と共に調べ始める。すると、美由紀が生計を立てていたフリマアプリにたどりつき、中野絢子(大和田美帆)という女性との繋がりをつきとめるが…
◇出演者
水谷豊、反町隆史
鈴木杏樹、川原和久、山中崇史、山西惇、浅利陽介
【ゲスト】大和田美帆大路恵美
◇スタッフ
【脚本】神森万里江
【監督】片山修(テレビ朝日
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
最新情報はツイッターでも!
ツイッターhttps://twitter.com/AibouNow
【番組HP】http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

 


♬~

(冠城 亘)あの…。

あっ… 大丈夫です?

(橋本美由紀)えっ 私?
ええ。

あっ… こんなとこで
ぼーっとしてるんで。

ああ… なんでもないです。

フフッ… まさか 自殺だと?

あっ いえ。 そういうわけじゃ…。

ちょっと 考え事してただけです。

これから やらなきゃいけない事が
あるんで。

(角田六郎)悪いね。 資料整理
手伝ってもらっちゃって。

(杉下右京)構いませんよ。
どうせ 暇ですから。

だよな。 どうせ 暇だもんな。

ええ。 どうせ 暇ですよ。

いいよな~ お前らは。
こっちは ネット社会で大変だよ。

やばいもの売る連中と
あの手この手で いたちごっこで。

はい 終わりました。 お先に。
(角田)えっ?

はい 終わりました!

うわっ ちょっと…。
お前 聞いてた? 今の。

暇ならさ
頼まれてない事も やってけよ。

(携帯電話の着信音)
あっ… ちょっと すいません。

はい。

(伊丹憲一)「なんで お前の名刺が
こんなとこにあるんだ?」

はい?

♬~

(カメラのシャッター音)

(伊丹)このビルの5階から
飛び降りた女性が

こいつを持っていた。

どういう関係だ?

(芹沢慶二)橋本美由紀さん 38歳。

知り合い?

これから やらなきゃいけない事が
あるんで。

あの…。

悩みがあるようだったら
いつでも かけてみてください。

(冠城の声)
やらなきゃいけない事が

あるって言ってた。

(芹沢)警察だとわかったから
一瞬 頼ろうとしたんだろうな。

なのに お前は
なんの役にも立てず

結局 彼女は こういう選択を
する事になったわけか。

後ろ向きに転落したようですねぇ。

腕が 胸の前ですか…。

遺体に触りました?

(芹沢)何 言ってるんですか。
触ってませんよ!

だとすると ちょっと
不自然だと思いませんか?

始まったよ…。

落ち方なんて
ケース・バイ・ケースですよ。

転落の傷以外に外傷はなし。

争った形跡もなく
事件性はありません。

なるほど。

♬~

♬~

(パトカーのサイレン)

まるで
脱ぎ捨てたかのようですね。

誰かに突き落とされた…。

君は
自殺と思いたくないだけでは?

あっ…
ここだけ 埃がありませんね。

何かを置いていたのでしょうか?

あっ… 冠城くん。
はい。

もし 自殺だとしたらですよ

ここに乗るわけですから

手の跡なり なんなりが
残っているはずですよね。

ありませんねぇ。

誰かに突き落とされた…。

その可能性は 十分ありますね。

まあ 君を擁護するわけじゃ
ありませんがね。

(野口)あれは… 10時頃でした。

一服しに外に出たら
人が倒れてて びっくりしました。

慌てて 警察やビルの管理人さんに
電話したんです。

それまでは
ビルに人が上がっている事に

気づかなかったんですか?

物音とかは?

(芹沢)ちょっと!

清掃中は
掃除機を使ったりするから…。

ね… ねえ?

(中野絢子)はい。 何も…。

ちなみに 5階は
空きオフィスのようですが

普段 清掃は どのように?

(重田)
たまに 床掃除するくらいです。

♬~

(伊丹)ちょっと…
警部殿 何してるんですか?

お引き取りください。 はい。

♬~

(坪山俊雄)最終配達で
この辺を回ってたんです。

(野口)ああーっ!

(坪山の声)
配達を終えて 車に戻る途中

悲鳴がしたんで そっちを見たら
そこに女性が…。

このビルに配達を?

不審な人 見かけませんでしたか?

いいえ。
こっちのビルには入りましたが

そっちには入ってません。

そうですか。
ええ。

(ペンの落ちる音)
あっ 落ちましたよ ペン。

おや ボタンが取れてますね。

(坪山)本当だ。

あっ… すいません。

(伊丹)
ご協力ありがとうございました。

(芹沢)ありがとうございました。

帰ろうか 大樹。 よいしょ…。

彼女の子供だったんですね。

まだ うろついてたんですか?

自殺と言ったでしょ。

そうでしょうかねぇ。
そうですよ。

橋本美由紀さんは 半年前に
勤めていた会社をリストラされ

無職の状態が続いていました。

頼れる身寄りもなかった。

最後 どこに住んでたと思います?

どこですか?

♬~(店内の音楽)

えっ 亡くなった?

やっぱり 自殺ですか?
やっぱりというのは?

28番さん
このところ 変だったんですよ。

なんか 悩みがあったみたいで。

来月分の支払いも まだだったし。

(解錠音)

こちらになります。

「先日は ありがとうございました」

「とても楽しい時間でした」

「ぜひまた覗いてください」

なんでしょう?

どこかのお店からの
手紙でしょうかねぇ?

なんで こんなものを?
うん…。

あっ…
ここでは どのような生活を?

う~ん…。
ここの人たちは だんだん

格好に 気を使わなく
なっていくんですけど

28番さんは違いました。

日雇いとか職探しとか
してる感じもなかったですし。

じゃあ どうやって生活を?

ええ。 不思議ですねぇ。

(配達員)こんにちは。
(女性)あっ! これ 私の。

イエーイ。
こちらにサインをお願いします。

このネットカフェには
宅配もあるんですね。

あの人
受け取るの 店員だって言っても

聞かないんですよ。

(店員)店長。

あっ…
これ 28番さんへのお荷物です。

「ウルカエール」

流行りの
フリーマーケットアプリです。

♬~

洗剤ですね。

なんですか? これ。
使いかけですよ。

あっ なるほど。

洗剤ひとつにも
好みがありますからねぇ。

出品者は 合わなかった洗剤を
捨てずに済み

美由紀さんは
日用品が安く手に入る。

実に面白い取引ですねぇ。

他に買ってたものが
気になりますね。

♬~

(青木年男)あった。 これだ。

♬~

「M・H」… 橋本美由紀。

イニシャルですね。

まるで クローゼットだな。

近っ…。 そうですよ。

ここで服を買って着ては
すぐに売る。

処分したい人から安く買って

自分が売る時には
2倍3倍の値を付ける。

商品の印象なんて
写真ひとつで変わりますからね。

そうやって この中で
ぐるぐる 服を着回して

フリマアプリ全体を

巨大なクローゼット代わりに
使ってたんでしょう。

なるほど。 そういう事なら

あの狭い部屋でも
効率良く稼ぐ事ができますねぇ。

フリマアプリという
今までになかった

ルールとシステムを使って
生活ができるようになった。

まさに 現代の生活の知恵ですね。

楽して儲けようなんて
ろくな女じゃないですよ。

ほ~ら やっぱり。

早くに親を亡くしてるんでしょ?

(青木)母親の形見を
最後に売ってるとか

身辺整理してる証拠ですよ。

ですが 妙ですねぇ。

この購入者 一切 交渉せずに

50万という高額で即決しています。

ブランドを確かめる事もなく
購入するとは

よほど
気に入ったのでしょうかねぇ。

この購入者の身元 わかるか?

まだ 僕を使う気ですか?

(ブザー)

(ブザー)

(ノック)

(足音)

♬~

オラァ!

うわっ…。

なんで逃げた?
(舌打ち)

ところで 幸子さんは

フリマアプリを利用した事は
ありますか?

(月本幸子)
あっ… 実は この帯締め

それで買ったんです。
おや そうでしたか。

でも もう やめちゃいました。

なんだか
つまらないプライベートを

のぞき見されてるような
気がしちゃって。

確かに
フリマアプリは ある意味

日常や不用品といった
人に見られたくない部分を

さらけ出しているようなところも
ありますからねぇ。

でも 杉下さんの出品物なら
のぞいてみたいかも…。

僕は 顔の見えない相手との取引は
苦手なので。

あっ… 私もです。

だから 評価の高い人からし
買った事がありません。

ユーザーは厳しいですから

対応ひとつで
評価が変わってしまうんです。

高評価を維持するのって
大変みたいですよ。

評価… ですか。

(角田)おはよう。
おはようございます。

あれ? 冠城は?

おう。

右京さん。 あの指輪の購入者
買ってたのは拳銃です。

何!?

発送通知があったのに
3日経っても届かないんで

警察にバレたんじゃないかと
おびえてました。

指輪ケースの中に

ロッカーのキーが入ってる
約束だったと。

ロッカーのキーですか。

…ったく。 近頃は
ロッカーに違法なものを入れて

鍵だけを売買する方法が
増えてるんだ。

運営側も AIまで使って
24時間監視してるんだがな。

なるほど。 そういう事ですか。

彼らは
優良評価の持ち主を巻き込んで

取引を行っていた。

実に 巧妙なやり方です。

恐らく
出品とは別に交渉がなされ

支払いと発送に フリマアプリが
悪用されているのでしょうね。

待てよ。 ひょっとして それ…。

ええ。 ネオゴーストです。

(杉下の声)武輝会の傘下で

ネットを中心に
犯罪行為をしている

新興グループです。

ですが この一年ほどは
足取りをつかめていないと

組対五課の資料にありましたね。

ああ… もしかしたら
その手を使ったのかもしれないな。

おい 小松。
(小松真琴)はい。

至急 フリマアプリの
優良アカウントを調べろ。

やはり 単なる自殺では
なかったようですねぇ。

美由紀さんは 自殺じゃなくて
組織犯罪に巻き込まれていた…。

むしろ 進んで加担していたと
言えますねぇ。

もし アカウントが盗まれて

勝手に
不正使用されていたとなれば

普通は 警察に通報するでしょう。

美由紀さんは 自らの意思で

不正出品を行っていた
という事です。

ところで 冠城くん。
はい。

3日以上も前に発送したものが

なぜ まだ
届いていないのでしょう?

(杉下の声)
美由紀さんの遺体ですがね

不自然でしたよねぇ。

もしかしたら

あそこに置いてあったものを
美由紀さんが抱えて

転落した…。

いや…
あくまでも可能性ですがね。

ちょっと 聞きたい人がいます。

ありがとうございました。
どうも。

亡くなった美由紀さんは

「Ayako」というアカウントを
フォローしてました。

アカウントを調べたら
やっぱり あなたでした。

どうして あの時
話してくれなかったんですか?

たまたま よく取引してたのが

その自殺した方だったかも
しれませんけど

面識はありません。
偶然なんです。

(ため息)

じゃあ これは?

あの夜 美由紀さんは この事で

あなたに 何か
話があったんじゃないですか?

同じ時期に 同じ映画のチケット
買ったりしてますよね。

一緒に出かけたりするような
親密な仲になった。

あなたなら
何か知ってるんじゃないですか?

なんの事か わかりません。

では 納得のいく説明を
お願いします。

なぜ あなたが

美由紀さんとの関係を
隠していたのか。

確かに 美由紀さんとは

フリマアプリを通じて
仲良くなりました。

きっかけは ささいな事です。

♬~

(携帯電話の着信音)

(美由紀の声)「この服は
どのくらい着られたんですか?」

(携帯電話の着信音)

(絢子の声)購入交渉が

いつの間にか
世間話になってました。

時間を忘れて
人とおしゃべりするなんて

久しぶりで…。

連絡先を交換して
会うようになったんです。

でも 最近 連絡が取れなくて
どうしたんだろうと思ってました。

そしたら 急に
変な話を持ちかけてきたんです。

(絢子)何?
クッションの下。

♬~

いい儲け話があるんだ。

一緒に どう?

(絢子の声)それでわかりました。

美由紀さんは
フリマアプリにハマるうちに

一線を越えてしまったんだって。

きっと ノルマかなんか
あったんだと思います。

それで 私を誘う以外になかった。

あっ… もちろん 断りました。

それ以来 会ってません。

あの夜も?
はい。

だから
どうしようもなくなって

飛び降りてしまったんじゃ
ないんですか?

もう いいですか?

知ってる事は 全部 話しました。

そろそろ行かないと。

お忙しいところ すみませんね。

♬~

(ため息)

絢子さんは
何かを隠しているようですねぇ。

ええ。 橋の上で会った時

きっと 美由紀さんは
指輪を出品する前だったんです。

どうすればいいか
悩んでいたに違いありません。

ですが 結局は出品した。

君を頼らずに。

(中野大樹の泣き声)
あれ?

(大樹の泣き声)

あの子は 絢子さんの…。

だから 絢子さんは
ここで働いてるんですね。

ビルの清掃の時も そうでした。

子供と一緒にいられる仕事を
選んでいるのでしょう。

(大樹の泣き声)
どうしました?

ご家族の方ですか?

あっ いえ。 ちょっと…。
どうしたのでしょう?

今朝から食欲がないんですよ。
おやおや…。

なんか 変なものでも
食べちゃったのかな?

この子 なんでも すぐ
口にしちゃうんで。

すいません。
あっ…。

(大樹の泣き声)

♬~

何か わかりましたか?
(角田)おう…。

一応 不審な取引をしている
優良アカウントをもとに

分布図を作ってみたんだがな

年齢も性別も職業も住所も
まるで 共通点がない。

何を基準に 仲間に
引き入れているのか わからんな。

どういう事です?
気になりますねぇ。

(小松)課長。
(角田)おう。

(小松)不正出品していた奴らを
捕まえてきました。

(角田)
よし。 早速 事情を聴こうか。

あっ…
その取り調べ 僕もいいですか?

…もちろん。

ごめんなさい!
何も知らなかったんです!

ああ?

お金に困ってる遺族のために

遺品整理を手伝ってほしいって
頼まれて…。

ずっと ボランティアだと…!

(小松)「はあ?」

なんでだよ!
俺だって被害者だろ。

だまされてたんだから。

いいバイトがあるって。

変だと思ってたんですよ。

こんなうまい話
あるわけないって。

売り上げの10パーも
もらえるんだから。

だったら なんで…。

子供の学費が…!

(泣き声)

どうやら 相手に合わせて
勧誘の仕方を変えてるみたいだな。

心のくすぐり方が
よくわかってる。

問題は その見極めを
どのように行っていたかですねぇ。

うん…。

(キーボードを打つ音)

あっ…。

あれ?

気が散るんですけど。 何か?

何か わかったか?

まあね。 僕に感謝しますよ。

アカウント所有者の住所を

勤務先所在地で
作り直してみました。

(キーを押す音)

(青木)緑が
1年前に使われてたやつ。

青が5カ月前。

で 赤が
今 使われてるやつ。

場所が移動してる…。 なんで?

知りませんよ。
それは そっちの仕事でしょ。

…うん。

よろしく。
(青木)は?

♬~

あっ… ちょっとすいません。

中野絢子さん
いらっしゃいますか?

今日は もう上がりましたけど。

(杉下の声)
冠城くんが来ませんでしたか?

来ましたよ。 そして
礼も言わず 出て行きました。

これを見て。
(キーを押す音)

そういう事でしたか…。

(携帯電話の着信音)

杉下です。

ええ。 僕も 今 見ました。

アカウントの一群に

絢子さんが清掃しているビルが
含まれています。

しかし 美由紀さんがいた
ネットカフェは含まれていません。

犯罪に関わっていたのは
実は 絢子さんのほうだった…。

ええ。 それに
絢子さんの出品リストには

削除したと思われる箇所が
ありました。

(冠城の声)
毎日のように出品してるのに

ところどころ
日付が飛んでるんです。

不正出品したものを
削除していたわけですね。

自分が犯罪に関わっていた事を
隠すために

美由紀さんを突き落として

その証拠を持ち去った…。
(子供のはしゃぎ声)

ちょっと すいません。

あっ… 大樹くんのお迎えは?

いえ まだ…。 今日は遅いですね。

…絢子さんがいません。

まだ捜査が続いている事を知って

犯罪グループが
警戒したのでしょう。

絢子さんは どこかに
連れ去られたに違いありません。

課長。

ネオゴーストが
出入りしている場所

わかりますか?

(柴田)あー… 言ったよな?

裏切ったら
お前も あの女みたいに殺すって。

だから 私 何も…。

(柴田)自殺で済んだ話を

まだ あの刑事2人が
しつこく調べてんのは

おめえが なんか
余計な事 言ったからだろうが!

ほ… 本当です。 私 何も…。

おい いいか?

今度 なんかしたら
ガキの命はねえからな。

絶対 何も言うなよ。

はい…。
わかったな。

(物音)

あっ! うっ…。

♬~

しつこい男は 嫌われるよ。

なんだ お前。 オラァ!

この野郎! オラァ!
(殴る音)

(殴る音)
うわっ!

てめえ…!

(柴田)イテッ…!

あ… ああ…。
うわっ!

うわっ ああ…!

♬~

失礼します。

あっ 大樹…! よかった…!
ああ… ああ…。

本当の事 話してくれますね?

お母さん。
…お願いします。

絢子さん。

わからないですよね。

きちんと
社会の一員になってる人には。

一人で子供を抱えて

毎日の生活に
追われるようになったら

いつの間にか
居場所がなくなってた。

一日中 電話もメールもない。

だけど フリマアプリ始めたら
たくさん連絡が来るの。

(携帯電話の着信音)

(絢子の声)携帯が鳴るの。

(絢子の声)「イイネ!」がつくのが
嬉しくて

購入者とのやりとりが楽しくて…。

♬~

(絢子の声)売る物がなくなっても
やめられなくなった。

美由紀さんも同じです。

繋がりを求めてたんです。

(絢子の声)ネットカフェに
住むようになったのも

誰かといる安心感が
欲しかったからだって。

通じ合うものがありました。

だから 最初は
美由紀さんと知り合って

連絡する相手ができて
嬉しかったんです。

でも 知れば知るほど

嫉妬するようになって…。

嫉妬…?

(絢子の声)美由紀さんの
出品リストを見るたびに

不愉快な気持ちになりました。

ここに集まる人たちは 誰も

美由紀さんが ネットカフェに住む
寂しい女だなんて思ってない。

美由紀さんは
フリマアプリを上手に使って

違う自分を演じてたんです。

ずるいって思った。

だって 私は…。

♬~

(野口)これ 中野さん?

あっ… はい。
やっぱり。

名前で そうかなって。
大樹くん これ着てたし。

ああ… なんていうか
生活感 丸出しですね。

(野口)フフ…。

(坪山)宅配です。
あっ はい!

いつもお疲れさまです。

これ… 外 寒いですよね。
ありがとうございます。

サインお願いします。
はーい。

まだ配達あるんですか?
(坪山)ええ… まだ ちょっと。

大変ですね。
(坪山)フフ…。

話し相手とか いないんだ?

(絢子の声)つまらない人間だと
言われてるようで

恥ずかしくて…。

悔しかった…。

(絢子の声)そんな時
柴田と知り合ったんです。

あの… よかったら どうぞ。

あっ… すいません。
ありがとうございます。

(絢子の声)いい人という印象しか
ありませんでした。

(絢子)あっ すいません。

(絢子の声)それから たびたび
顔を合わせるようになって…。

へえ~。 いや 実は 俺
前に 宝石売ってたんですよ。

へえ~。
在庫抱えて困ってて…。

ウルカエールで
出してるんですけど

ちっとも売れなくて…。

…手伝いましょうか?

あなたが削除していた出品物を

運営側に調べてもらいました。

これで
理想の自分になれたわけだ。

でも すぐ 目が覚めました。

(絢子の声)ケースの中に

ロッカーキーを見つけたんです。

ああ… だまされてたんだと
わかりました。

そしたら…。

いいよ。

言えば? 警察に。

あんたも捕まるけど。

お母さんが刑務所の中
この子は大丈夫かなあ?

はっ…。

裏切ろうなんて思うなよ。

なっ?

(絢子の声)脅されて
続けるしかありませんでした。

でも なんとか抜け出したくて…

もっといい代わりを
連れてくるから

見逃してほしいって…。

美由紀さんを
身代わりに紹介した。

でも 結局
あなたも解放されなかった。

事情を知った美由紀さんは

報復されずに この犯罪から
抜け出す方法はないかと考えた。

コンビニの防犯カメラに
それが映っていました。

美由紀さんは 深夜のコンビニに

わざわざ
いくつもの荷物を持ち込んだ。

1人しかいない店員が
裏に行ってる間に

指輪ケースだけ
回収するためです。

端末機とレジで
手続きは終えているので

発送済みの通知が
相手には送られます。

配送物の紛失を装ったわけです。

ロッカーキーが相手に渡らず
3日経てば

ロッカーの利用期限が過ぎて
係員が開ける。

そうすれば 犯罪が明るみに出る。

だけど その3日目の夜に
美由紀さんは死んでしまった。

恐らく 自分のした事で
あなたに 何か

危害を加えられるんじゃないかと
心配して

あのビルに行ったんです。

でも… 会ってません。

(絢子の声)気づいたら もう
下が騒がしくなってて…。

♬~

(絢子)すいません。 すいません。

♬~

余計な事すると お前も ああなる。

(絢子の声)怖くなって
何も言えませんでした。

それでは あまりに
美由紀さんが報われませんねぇ。

だって…
しょうがないじゃないですか!

ほ… 他に
どうしたらよかったんですか!?

相手は 何をしてくるかわからない
人たちなんですよ!?

はあ…。 私がいなくなったら
大樹は どうなるんですか!?

最後
美由紀さんが抱えてたものに

何か 心当たり ありませんか?

ですから それは…

柴田が そのロッカーキーを

取り返そうとしたんじゃ
ないんですか?

彼らなら 暴力に訴えるはずです。

ですが 現場に
争った形跡はありませんでした。

絢子さん

美由紀さんの無念を晴らせるのは
あなただけです。

なんでもいいんです。

何か思い出せる事は
ありませんか?

どんな事でも…。

あっ… お… 音?

音がしました。
音?

掃除機を切った時に ガラガラと
何かを転がすような…。

ガラガラ…?

なるほど…。

失礼します。 あの ちょっと…。
(大樹の泣き声)

どうしました?

大樹くんが吐いちゃって…。
(絢子)えっ!?

(大樹の泣き声)

大樹くん 吐きましたか。
はい。

吐いたものは… どこに?

…えっ?

何をお捜しですか?

捜し物は これですね?

あなたのポケットに付いた
その赤い色が

ずっと気になっていました。

それ 大樹くんの指に付いていた
クレヨンですよね?

ボタンは 絢子さんの
息子さんの所にありました。

あの夜 あなたは このビルに
入っていないと話してたのに

なぜ 大樹くんが
持っていたんでしょう?

優良アカウントを隠れみのに

違法取引を行っていた
犯罪組織があります。

アカウントの所有者たちの
グループ分けをしてみたところ

この一年で
3回 場所が移っていました。

それは なぜか。

あなたの配達地区が
変わったからです。

ええ つまり 犯罪に利用された
アカウントの所有者たちは

全て あなたの配達地区から
選ばれていました。

受け渡しの対応で
その人がどんな人かわかる。

ベテランのあなたなら
相手が寂しい人かどうか

話し相手を求めてる人かどうか
すぐわかったでしょう。

そうやって
利用できそうな人を探して

情報を売っていた。

…知りません。

あなたが情報を売っていた
柴田という男は

すでに捕まっています。

あの夜 何があったんですか?

(柴田)今日で3日目だ。

あのロッカーキーが
見つからないと

まずい事になる。

この美由紀とかいう女が

もしかしたら 中野絢子に会いに
ここにやって来るかもしれない。

見つけたら
2人とも 捕まえておいてくれ。

(台車を押す音)

(坪山)あっ…!

絢子!

お友達は もう
掃除に行ったみたいだね。

言ってた…
優しい配達員さんがいるって。

ちょっとした世間話をするのが
楽しみなんだって…。

こんな身近に潜んでるんだ
あなたみたいな人が…!

そこにあるんだね?
ロッカーキー。

(携帯電話の操作音)
(坪山)返しなさい。

女が見つかった。
すぐ ビルに来てください。

(電話を切る音)
(坪山)ほら すぐ彼が来る。

痛い思い したくないだろ?

今のうちに 返しなさい!

(美由紀)あっ! うわあっ!

(美由紀)絢子!

(坪山)おい 待て!

この子がどうなってもいいのか!?

待って! 待って…!

(窓を開ける音)

ここから落とすぞ!

さっさと返せ!

(杉下の声)
そうして抱えられている時に

大樹くんは

あなたのポケットのボタンを
取ってしまったのでしょう。

あんな小さい子を
人質にとるなんて…!

でも 違う。 私じゃない。
突き落としてなんかいない。

やってないんだ。 本当だ。

(坪山のすすり泣き)

美由紀さんを襲ったのは
あの坪山という配達員でした。

えっ…?

そんな… あの人が…?

ですが 彼が突き落としたのでは
ありません。

美由紀さんが 大樹くんをかばって
転落したんです。

えっ…?

♬~

(杉下の声)大樹くんは 奇跡的に
無傷で助かりました。

そして 母親のあなたを求めて

自分で部屋に戻ったとしか
思えません。

まさか… そんな事…。

♬~

大樹くんは 手に握った
坪山のポケットのボタンを

飲み込んでしまっていました。

赤いクレヨンという証拠を残して。

大樹くんは
助けてくれた美由紀さんのお礼に

証拠を
守り通したのかもしれません。

♬~

美由紀さんの
ネットカフェの個室にありました。

商品と一緒に あなたが
同封したのではありませんか?

♬~

こんなの まだ 取ってたの…?

自分にとって
なんでもないものでも

他の誰かのためになる。

フリマアプリとは
そうしたものでしょう。

(杉下の声)
あなたの何げない心配りが

美由紀さんにとっては 何よりも
胸に染みたのでしょうねぇ。

美由紀さんは 危険を承知で
ロッカーのキーを隠したんです。

美由紀さんの言った
やらなきゃいけない事とは

そうやって
あなたの力になる事でした。

美由紀さん 言ってくれたんです。

「10億分の1だね」って。

(美由紀)ウルカエールの出品数
10億超えたんだって。

(絢子)えっ すごーい!

(美由紀)あの日 絢子が出したもの
見つけてよかった~。

えっ?

だって そうじゃなきゃ
この出会いはなかった。

私たち
10億分の1の出会いをしたんだね。

…大げさ!
(美由紀と絢子の笑い声)

そうだ 写メ撮ろう。
(絢子)うん。

ねえ 大ちゃん 写メ撮ろう。
(絢子)よいしょ。

写メ撮ろう。 いい顔して。
おっ。

10億分の1の出会い…。
(美由紀・絢子)に~!

♬~

あなたの一番の過ちは
手にしたものの ありがたみを

忘れてしまった事だと
思いますがね。

美由紀さんが命をかけて守った
大樹くんの事

これからも
大切にしてあげてください。

それがいいですね。

♬~

♬~

(絢子のすすり泣き)

おい。 また 暇に戻ったか?

ハハッ… 今回は世話になったな。

おかげで ネオゴーストの連中を
摘発する事ができた。

こちらこそ。
だよなあ。

じゃあ ちょっと手伝え。
えっ 今から?

よいしょ。
では 僕は お先に。

あっ ちょっと…
1人にしないでくださいよ。

俺たちだって 10億分の1の
出会いかもしれない仲でしょ?

…ちょっと違うと思いますね。
あっ ちょっと…。

俺も 違うと思うぞ。
(ため息)

あっ…。
んっ? お… おい!

(角田)おーい!
暇なら手伝っていけよ!

奥さんが失踪したというのは…?

血を拭き取った跡ですねぇ。

(角田)理想の夫婦の賞とか
取ってるはずだよ。

(青木)これは 夫がDVの末に
妻を殺した殺人事件ですよ。

理想の夫婦がDVですか。