ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ゾンビが来たから人生見つめ直した件 第2話 石橋菜津美、渡辺大知… ドラマのキャスト・音楽など…

『よるドラ ゾンビが来たから人生見つめ直した件(2)』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST20&ワードクラウド

  1. 美佐江
  2. 大丈夫
  3. お前
  4. 光男
  5. 神田
  6. ファミレス
  7. 一緒
  8. 自分
  9. 執着
  10. 小池
  11. 不倫
  12. 広野
  13. 小池先輩
  14. 絶対
  15. 柚木
  16. ケンカ
  17. ゾンビ
  18. ダメ
  19. 東京
  20. 不思議

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『よるドラ ゾンビが来たから人生見つめ直した件(2)』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

 

 

よるドラ ゾンビが来たから人生見つめ直した件(2)[解][字]

ある地方都市でゾンビが大量発生!立ち向かうのはアラサー女子とその仲間たち!戦いの渦中、彼女たちの隠されていた欲望がいびつな形でうごめき出す!驚がくの第2話!!

詳細情報
番組内容
みずほ(石橋菜津美)は間一髪でゾンビの襲撃をかわすが、手を噛まれたコンビニ店員の神田(渡辺大知)は少しずつ人間性を失ってゾンビ化していく。一方、みずほの夫・小池(大東駿介)と昼下がりの情事にふけっていた美佐江(瀧内公美)はゾンビに占拠されたラブホテルから何とか脱出する。行き着いた先はみずほたちが立てこもるコンビニだった。みずほと小池、そして美佐江の間に気まずい空気が流れるが…。
出演者
【出演】石橋菜津美土村芳瀧内公美大東駿介渡辺大知,山口祥行川島潤哉,片山友希,根本真陽,岩松了
原作・脚本
【作】櫻井智也
音楽
【音楽】サキタハヂメ,小山絵里奈

 


あっ あっ あっ ああ! あ~! あ~!

(尾崎)
「あっ どうも。 『尾崎乏しい』ですけども

皆さん いかが お過ごしですかねぇ。

きっとね くだらない日々の中で そこから
抜け出そうと あがき もがいた末に

事態は 何にも好転せずに 時計の針にね
押し込まれちゃってね

結局 そこにだけは
行きたくなかったはずの今日に

着地していることでしょう。
ご苦労様で~す。

ということでね 今日は そんな底なし沼に
はまり込み 疲れ果てて

活気あふれる世界の中で 死んだように
毎日を生きている 社会の脇役

脇役でしかない お前に おすすめの街を
紹介しようと思います。 こちら。

『ハハッ。 来た来た 来た来た』
うわ~っ どうですか。 ああ?

死んだように生きている人間こそが主役の
この街に 皆さん 遊びに来てみませんか。

ただね 一点だけ 注意点があって

こうなりたくない人も 噛まれちゃうと
こうなっちゃうみたいだから」。

「いや~!」。 (尾崎)「だからね 毎日
楽しくてしょうがない人っていうのはね

来ないほうがいいのかもしれない。
フフフフフフッ。

乏しいんですけど~」。

♬~

(薫)お母さんから メールの返信 来たよ。
(小池みずほ)えっ? ネットつながんの?

うん。 不安定だけど。

お母さん 無事だった?
大丈夫みたい。 家でテレビショッピング

見てるって言うから そのまま
どこにも行くなって言っといた。

随分 のんきな感じだね。
全然騒ぎになってないみたいで

テレビとかも普通にやってるし
いつもと 何も変わらないって。

えっ? じゃあ 全国的に
ああなってるわけではないってこと?

(薫)ネットで ニュース見ても どこにも
載ってないし ツイッターも静かだし。

でもさ… これ見て。

(尾崎)
「こうなりたくない人も 噛まれちゃうと
こうなっちゃうみたいだから

だからね 毎日 楽しくてしょうがない
人っていうのはね

来ないほうがいいのかもしれない」。
噛まれたら こうなるって言ってるよ?

それって つまり ゾンビ的なことだよね?

♬~

(近藤美佐江)なんか やっぱり 非常識の
中にいるのが 落ち着かないっていうか。

友達の旦那さんと こうなってることが
もう ありえないことなんだろうけど。

(小池)でも 俺にとっては…
ありえないことの中に 本当があるんだよ。

♬~

本当に愛する人は…

ありえないことの中にいた。

♬~

ありがとう。

♬~

絶対 今日 ハンコもらうから。

最高の誕生日プレゼント!

☎(内線電話)

すいません。 もうちょっとで… 出ます。

☎(うめき声)

あれ? もしもし。

もしも~し。
どうしたの? えっ? いや なんか。

☎(小池)もしもし。

☎(小池)もしも~し。
(うめき声)

(うめき声)

(広野)おい 出るぞ! 早く 早く!

(君島柚木)うわっ! 正ちゃん。

ダーッ!
≪正ちゃん。 正ちゃん。

(うめき声)

(女性)いや~!

(広野)知るか! 行くぞ 行くぞ! お~!

柚木 お前 夢 抱えて走れ。
えぇ? 正ちゃんは?

俺 あいつら ぶっ飛ばっしてやる。
お前 その隙に突破しろ。

(夢)ケンカしちゃ ダメだよ。
ああ?

ケンカしちゃ ダメ!
大きい声 出すなよ。

パパ もう ケンカしないって
夢に言ってくれたでしょう。

違う。 違うんだよ。
ケンカしちゃ ダメだよ。

また 警察に捕まっちゃって
また 一緒にいられなくなっちゃうよ。

違うんだよ。
ケンカしちゃ ダメ!

夢ちゃん 大丈夫。 もう パパ
絶対 ケンカしないから。 ねぇ!

(夢)本当?
(広野)あ~! あっ!

♬~

あ~!
柚木 早く!

♬~

今日って ハロウィンじゃないよね。

♬~

(小池)なんなんだよ これ…。

とりあえず ねぇ 出るからね。

(小池)
ちょっと…。 なんで? 部屋 戻ろうよ。

いえいえ。 何が起こってるか
よく分かんないけど

もし とんでもない状況だとしたら
やばい。

救助が来ちゃう。

来ちゃって いいじゃない。
部屋で 救助 待とうよ。

こんなとこに救助が来たら 私たちが
不倫してることが バレちゃうでしょ!?

行くよ。
えっ?

うわ~!

違います。 全然 違います。

♬~

(増田光男)大丈夫?
(神田)はぁ。 大丈夫です。

ちょっと 噛まれただけなんで。
痛くないの?

痛いっていうか
パインを食べたときみたいな感じです。

えっ?
パイナップルを食べたときって

酸っぱくて 甘くて 口の中が
チクチクするじゃないですか。

ああいうのが アレです。

体全部を使って パイナップルを食べる
感じって 分かります?

分かんないよ。

♬~

うわ~っ!
わっ!

ああ。 車。 車。

ダメだ。 逃げろ! うわっ!

ああ。 ああああっ。

ちょっと。 何してんの?
だだだ… 誰もいないんだよね?

ああ。 ああ 大丈夫。
ゾンビっぽいの いないから。

ゾンビっぽいのより
普通の人の目を気にしてよ。

ここ出る瞬間は ゾンビっぽいのより
普通の人の目が 何より怖いのね!

ああ。 普通っぽい人もいないから大丈夫!
後ろ 来てるから!

(うなり声)
(小池)う~ う~! あ~! あ~!

う~! うわっ うわっ!

(光男)薫 母さんとは
電話つながったのか?

(薫)電話は つながらないけど
メールが来た。 大丈夫だって。

何で それを早く言わないんだ!
お父さん 頼りにならないから

連絡しても しょうがないと
思われたんじゃないの?

なんだと!
だって お父さんさ

神田くんが襲われたときも
お姉ちゃんが襲われたときも

何もしないで 見てただけだったよね?
(光男)ちょっと 場所が離れてたから

アレだっただけだ。

(薫)いつも そうじゃん。
偉そうなことばっかり言って

いざとなったら 全然 頼りにならない…。
≪(神田)薫ちゃん

お父さんに そんなこと言っちゃ
いけないよ。

えっ?
お父さん やる時は やる人だから。

そんな場面 見たことないけど。

うっ うあっ! お~い 助けてくれ!

お~!

♬~

お~!
あ~!

(広野)うら~!
あ~! ちょっと…。

(夢)はぁ!
だって 違う…。

パパ!
だって 違う…。 しょうがねえだろ。

あっ 美佐江。
柚木!?

(広野)知り合い?
うん。 一緒に住んでる友達。

あぁ…。
えっ! 小池先輩?

ああ。
小池先輩?

ああ あの 高校の頃の先輩。

一緒に住んでる みずほっていう
もう一人のお友達の旦那さん。

えっ? なんで 一緒に いんの?
いや あの…。

後ろ。 ねえ 後ろ後ろ後ろ。
あぁ~!

(悲鳴)

(光男)神田くん 大丈夫?
大丈夫です。

パインの匂いが さっきより
更に きついけど 問題ないです。

(光男)いや でも 明らかに
顔色が悪くなってきちゃってんだよ。

(神田)ちょっと 風邪っぽいのも
あったんで それだと思います。

いや~。
さて おでんの汁を変えないと。

ねえ もう 無理しないでいいよ。
なんですか みんなして。

全然 大丈夫ですよ。

ああ でも この手じゃ しばらく
ギターは弾けないかな。

ギター 弾くんだ。
俺 ずっと 引きこもりだったんですけど

音楽に救われて。

だから 俺も いつか 自分の音楽で 今
膝を抱えて座っているしかない人たちを

元気にしたいんですよ。

そうなんだ。 すごいね。

とは言っても 今 週7で
バイト入っちゃってるんで

なかなか音楽中心の生活っていうわけには
いかないんですけど。

でも すごいよ。 私なんか 夢もないし
夢中になれるもんなんて 何もないもん。

(神田)みず…。 (吐き出す音)
(光男)ああ わっ!

ああ ごめんなさい。
なんか 緑色の 出ちゃった。

(光男)神田くん 大丈夫?
みずほさん。

えっ 何? みずほさんに
そう言ってもらえるのは うれしいけど

僕なんて 世間的には
不幸な位置づけですよ。

えっ? 私 何を言ったんだっけ?
人間なんて 不幸とか 貧乏とか

病気が必要なんですよ。 じゃないと
人間は すぐに思い上がっちゃうから。

それ ツルゲーネフの言葉だね。

(神田)増田さん よく分かりましたね。

(吐き出す音)

だから 俺はね どんなに
自分が 不幸な目に遭っても

「これは 人生の糧になるんだ。 幸福を
感じるためのスパイスなんだ」って

言い聞かせて いつだって 前を向いて
ガムシャラに進んでやろうと思っていますよ。

(吐き出す音)

増田さんは そう言いますけどね
僕には休んでる暇なんか ないですよ。

(光男)何も言ってないんだけど。
人生なんて

自転車に乗っているようなもんで
倒れないようにするには

走り続けるしか ないじゃないですか。

そうです そうです。
増田さんは すごいなぁ。

よく アインシュタインの言葉だって
分かりましたね。

(光男)何も言ってないんだよ!
神田くん! しっかりして!

僕は絶対に ミュージシャンになりますよ。

なんか このままだと すごい パイナップルに
なっちゃうんじゃないかなと思うぐらい

今 パイナップルなんですけど。 俺 絶対
絶対 ミュージシャンになります。

俺のギターで 俺のギターで 誰かを
明るい世界へ導いてやりますよ。

みずほさ~ん

あなたにも 夢中になれるもの
きっと見つかりますよ。

探し物なんて 探しているうちは
見つからないもんじゃないですか。

いつか ふとした はずみで
見つかりますよ。

♬~

えっ?
神田くん! 神田くん! 神田くん!

お姉ちゃん! お姉ちゃん お姉ちゃん!
お姉ちゃん お姉ちゃん!

あれ!

(シャッターを上げる音)

(薫)こっち こっち こっち!
みずほだ! とりあえず あそこ逃げよう。

ねっ。 美佐江!

♬~

(シャッターを下ろす音)

わぁ!
あっ。

(物音)
あっ!

えっ? みずほ。 大丈夫だった?

私は大丈夫。 美佐江 大丈夫?
あっ うん。

あっ 薫ちゃん よかった。
無事だったんだね。

(薫)柚木ちゃんも。
うん 何か よく分かんないけど 無事だよ。

ああ…。

この人ね 柚木の彼氏 正ちゃん。

どうも。
どうも。

ああ 怖そうに見えるけど
全然 大丈夫だよ。

前科あるけど 根は いい人だから。
普通に接してあげて?

フフフッ。 ウフフッ。

あっ それで この子が正ちゃんの子どもで
私のお友達 夢ちゃん。

こんにちは。
(薫)こんにちは。

ねえ 夢 トイレ行きたい。
(広野)おお。 ああ すいません トイレって?

(光男)ああ トイレ。
トイレは こっちです。 どうぞ どうぞ。

♬~

(小池)ちょっと 喉が渇いちゃった。
あっ 柚木も。

(小池)飲み物をもらいます。
はい。 じゃあね~。

♬~

ねえ。 なんで あんたも いんのよ?

いや まあ ちょっと
成り行きっていうか。

あっ 柚木たちが逃げてる時にね
美佐江と小池先輩が一緒にいたから

みんなで逃げてきたの。

そう。 あの… 駅前のファミレスで
お前 待ってたらさ

たまたま 美佐江ちゃんに会って。
そしたら すごい大変なことになったから。

えっ? なんで 美佐江が
ファミレスにいたの?

(広野)おい!
なんで ゾンビみてえのが いんだよ!

(光男)いや 違うんです この人は。
早く 追い出せよ!

(光男)いや 大丈夫なんです。
ちょっと 体の調子が悪いだけで。

あの 外回りの最中で。 ちょっと休憩して。

(広野)噛まれたやつは みんな
ゾンビになるんだぞ!

ここまで来る途中に 何度も見た…。
いらっしゃいませ!

顔面が大変なことになってんじゃねえか!
あなた あなたも。

ねえ。 美佐江たちとは どこで会ったの?

4丁目の坂 下りたとこ辺りだよ。
ん? そっちって ファミレスないよね?

早く 出てけよ!
(光男)大丈夫。

あっ ないね。 ファミレスないよ。

あっち側は ああ
ラブホテルしかないもんね。

私たち 駅前のファミレスで
待ち合わせしてたんだよね。

いや だから
駅前のファミレスにいたんだけど

逃げ回っているうちに ぐるっと回って
ぐる~っと回って。

そしたら たまたま ラブホテル側の
アプローチになっちゃったというだけだよ。

えっ? いや 別に そんな
不思議なことなんか 何一つ ないだろ。

あんた 車は?
東京から 車で来たんでしょ?

そうだよ。
車は どうしたのよ?

違うんだよ。 そう。 あの店の駐車場に
車 止めてたんだけど

そしたら もう ゾンビみたいなのが
すごいウジャウジャいて で しかたなく。

じゃあ あんたの車は 今
ファミレスの駐車場にあるんだよね?

あるよ。
うん。 使いたいから 鍵貸して。

はっ!? じゃ お前。 お前 何言ってんの?
外が どんなに危険な状態か…。

大丈夫。 鍵 貸して。

ファミレスに 車はあるんだよね?

それ以外の場所には ないよね?

もしかしたら ちょっと
アレしちゃってるかもしんないな。

興味深いじゃない。 なんだろう。
ワクワクしちゃう。

いや よく分かんないんだけど
ちょっと…

不思議なことに
なっちゃってるかもしれない。

うん? どんな不思議?

いや ファミレスの駐車場に
車 止めたんだけど

ちょっと 何が どうして
そういうことになっちゃったのか

よく分かんないんだけども あの…
違う場所にあるかもしんない。

例えば どこ?
それが分かんないから 不思議なんだろ。

なんだよ お前 さっきから。

お前 不思議の定義を
どういうふうに捉えてんだ? お前。

そんなの 説明ついちゃったら
不思議でも なんでもないだろ。

あんたの車は どこにあんのよ?
ラブホテルだよ!

えっ? ねぇ ねぇ どういうこと?

美佐江と一緒に ラブホテルにいたの。
そしたら なんか よく分かんないけど

こういうことになっちゃって。
で 2人で一緒に逃げてきたの。

えっ? 待って。

えぇ? 待って。 全然分かんない。
どういうこと?

あんたの不倫してた相手って
美佐江だったの?

違う。 不倫なんかしてない。

不倫なんて そんな 美佐江が
どうなったって 低い立場になるような

そういう言葉 使わないでほしい。
美佐江が一番。

いや 一番じゃない。 特別。

もう 順位がつけられないぐらい
特別な存在。 それが 美佐江。

だから もう そういう 不倫とか
2度と言わないでほしい。

言うでしょう。 実際 私は
まだ あんたの妻なんだから。

お前 それは戸籍上っていうだけだろ。
別居してんだから。

そんな世間一般で言うところの
不倫みたいな

そういう 暗いイメージの
それじゃないだろう?

ちょっと 戸籍が
足 引っ張っちゃってるだけの

まっとうな恋愛だろうがよ。

今の形だけで 自分を正当化してるけど

私に不倫がバレなかったら
別居だって しなかったでしょ?

いやいやいや そんなことないね。 もう
機を見て ちゃんとするつもりだったね。

いや でもさ あんた 不倫がバレたとき
私に 泣いて謝ってきたよね。

お前 そんなことしてないだろ!
お前 そんな…。 何 言ってんの? お前。

ごめんなさい。 実際に
そうだったことしか 私は言えない。

違うだろ? それは お互いの その イメージが
ちょっと あの ズレちゃってるっていう

そういうアレだろ?
そうなの? 私は てっきり あんたは

離婚も別居も したくなかったけど
私が完全に引いちゃったから

「それだったら」って感じで
そっちで 胸張ってんのかと思った。

いや お前 そんなわけないだろ。
俺は 最初から こっちだよ。

ああ そうなんだ。
それは 全然分かんなかった。

もう いいよ いいよ。 お前 もう そんな
もう わけの分かんないこと言ってないで

お前 もう… さっさと離婚してくれ!

あんたさ 状況 分かってんの?

お前こそ 状況に
そぐわないこと してるだろ?

何が?

だって お前さ 俺に対して
何の期待も 信頼も 執着もないくせに

俺の妻であり続けるって お前
そっちのほうが よっぽど

わけ分かんない状況だろうがよ。 だって
別に 今んとこ 特に問題ないんだもん。

お前は 自分の人生を 適当に
考えてるかもしんないけど

俺は 自分の人生を大切にしたいの!

そのために 美佐江が必要で 美佐江も
俺のことを大切に思ってくれてるの。

なんで 全部 あんたの都合に
合わせなきゃいけないのよ。

お前さ お前には 必要とする人間も
執着する事柄も 何にもないんだろ?

俺には あるから。

だから お前 それは…。 そこは
一歩引いてくれても いいじゃんかよ。

やめてよ。 私にだって
執着することぐらい ありますよ。

♬~

何?

何に執着してるの?

みずほは 何に執着してるの?

私はね 今まで世間体に執着してたの。

何か やりたいことがあって

それが 常識から ハミ出しちゃうような
ことだったりしたら どんなにしたくても

できなかったの。 世間の目から見て
おかしいって思われることはできないし

したくないと思ってたの。
ねえ でもね でもね

小池先輩から 自分は もう みずほから
愛されてないんじゃないかって

相談されて そんなことないよって
こう 励ましているうちに なんか

おぞましいんだけど

すごい気持ち 泡みたいのが
湧き上がってきて

ダメだって分かってんのに
あらがえなくて 世間体がね

すごくすごく 遠いところにあるように
思えて 怖いんだけど

すごい遠い場所にあるから
もう いいやって 飛び込んでみたら

身を切り裂くような後悔が
そこには あったけど

それ以上の幸せを感じちゃったの。

生きてて よかったなって 初めて思えて。

だから 私は 今 この人と生きることに
何より執着してるの。

♬~

≪すごいよ。

美佐江。 美佐江は 小池先輩のこと
諦めてなかったんだね。

高校のとき 小池先輩のこと
好きだったでしょ?

けど なんも言わないうちに
先輩が卒業して 東京へ行っちゃって。

そのあと 美佐江が 東京の大学
行くために 勉強してたのも

てっきり 小池先輩を
追いかけるためかと思ってたけど

でも 美佐江は 違うって言ってたじゃん。

結局 美佐江はさ
東京の大学 行けなくてさ。

大して 勉強してなかったみずほが
東京の大学 行くことになって。

で そん時も 泣いて喜んでたし。

東京に出たみずほが 小池先輩と
つきあうことになって

そのあと 結婚した時も
泣いて喜んでたから…

とっくに諦めたんだと思ってたけど。
そっか。

今 考えると 泣いて喜んでた涙って
全部 悔し泣きだったんだね。

あんたには
デリカシーってものがないの?

えっ? うん。 私は何も届けないよ。

えっ? 何?
デリカシー。 デリカシー。

デリバリー。
えっ? デ…。

デリバリーと間違えた。 ごめん。

デリカシーとデリバリー 間違えちゃった。

美佐江は 結局… どうしたって
世間体に縛られてるから

世間体から
離れられないっていうことだよね?

こいつと一緒にいて 幸せを感じても

それだけでいいっていうわけには
ならないんだよね。

世間に縛られてるから。 こいつが
どんなに関係性を正当化しようとしても

それでいいっていう答えには
ならないんだよ。

やっぱり 不倫であることには
あぐらは かけないんだよね?

そんな 気にすることないんだよ。
ねぇ みずほだって許してくれるよ。 ねえ。

2人が一緒にいることに対して
なんの問題もない。

うん。

じゃあ 早く離婚してよ。

なんでよ。 それこそ 世間体に寄り添って
考えてほしいんだけど

私が 自分の都合より あんたたちの幸せを
優先させるのって おかしくない?

だって みずほには
執着するもの ないんでしょ?

あるでしょ?
離婚は自分のタイミングでします。

それこそ 私の執着でしょ?

だから それは なんでなのよ!
分かんないけど…。

分かんないけど 最後の最後
ギリギリのところで

あらがっちゃうことだって あるでしょ?

どうでもいいのに
どうでもよくないことだって あるんだよ。

本当に いつ 死んでもいいと思ってるのに
死にたくないと思ったり

いつ 離婚してもいいと思ってるのに
したくないと思ったり

自分でも よく分かんないけど
そういうことだって あるんだよ。

お前 まだ 俺のことが
好きなんじゃないのか?

黙れよ!

それだけは絶対にない!

この世に絶対なんか ないと思いきや
それだけは絶対にない!

離婚しない理由は いろいろな要素が
絡んでのことだけど

あんたに対する未練みたいなものは
一切 含まれておりません。

なぜなら あんたに対する感情は
憎悪 嫌悪 それだけだから!

みずほが そんな大声 出すとこ
初めて見た。

♬~

あれ?
みずほ。

あれ?

♬~

違う違う違う。 違う違う。

違う。

ごめん。 さっきから おかしくて。

違うの これは。 みんなが思ってるような
そういうんじゃなくて。

天気雨みたいな…
雨なのに 雨じゃないみたいな。

そういうことって あるでしょ?

ごめん。

♬~

ごめん。
みずほ。

私たち 友達だよね?

♬~

そうだよ。

♬~

私 今日 誕生日なんだよ?

♬~

この人のこと 私に頂戴?

♬~

あの いいかげんに…。

♬~

あっ。
お前 何やってんの?

えっ? えっ?

あぁ。
あ~!

<だらり だらりと踏みしめていた
私の日常は 足元から離れてしまい

それでも 現実は 確実に… その証拠に
体の中では 今でも 逃げ場をなくした

炭酸が 内側から シュワシュワと
私を揺らしている。

ここにいないようで ここにいる。

私は今 そんなふざけた世界で生きている>