ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

相棒 season 17 第12話 小野了、南野陽子、水谷豊、反町隆史、鈴木杏樹… ドラマのキャスト・音楽など…

『相棒 season 17 #12』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 幽霊
  2. 厚子
  3. 改築
  4. 小枝
  5. 階段
  6. 幾代
  7. 二葉
  8. 奥さん
  9. 叔父
  10. 主人

f:id:dramalog:20190123220148p:plain

『相棒 season 17 #12』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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相棒 season 17 #12[解][字]

特命係に怪奇現象の調査依頼!?
消えた血の手形、鳴り響く三味線の音…。そしてついに犠牲者が…!?
季節外れの怪談話が驚がくの真実をもたらす!

詳細情報
◇番組内容
第12話『怖い家』
中園参事官(小野了)が特命係に奇妙な依頼を持ち込んできた。依頼主は主婦の宮川厚子(南野陽子)で、義母のタンスの引き出しが開いていたり、誰かが階段を上る音が聞こえたりと、引っ越し先の家で不可解な現象が続いているので原因を調査してほしいとのことだった。右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は調査を開始するが、怪奇現象はどんどんエスカレートしていき、さらには犠牲者が出てしまう…。
◇出演者
水谷豊、反町隆史
鈴木杏樹、川原和久、山中崇史、山西惇、浅利陽介、田中隆三、小野了
【ゲスト】南野陽子
◇スタッフ
【脚本】山本むつみ
【監督】杉山泰一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
最新情報はツイッターでも!
ツイッターhttps://twitter.com/AibouNow
【番組HP】http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

 


せーの!
はい。

(宮川柊一)すいません。 これは
庭のほうに お願いします。

(2人)はい わかりました。

おっとと…。
(宮川厚子)ああ~!

気をつけて。 割れ物だから。

びっくりしたよ…。
(円山小枝)兄さん!

ああ!
(小枝)兄さん

助っ人 連れてきたわよ。
悪いな。

二葉も来てくれたのか。
(厚子)すいません 小枝さん。

ううん。
二葉ちゃん 学校は?

(円山二葉)今日は
開校記念日で お休みなの。

おお 心強いな これは。

じゃあ 二葉 早速 こっち。
(二葉)は~い。

(厚子)ずっと マンション住まい
だったから… よいしょ。

庭付き一戸建てなんて
もう 夢みたいで。

兄さんたちが
引っ越してきてくれて助かったわ。

父さんと母さんが大事にしていた
この家 売るのも嫌だしね。

これ… あの木かな?

(物音)

木の下 なんか いる?

(小枝・二葉)えっ…?
どれ? どれ?

どこ?
よせよ…。

伯母さん
ホラー映画の見すぎなんだよ。

(カラスの鳴き声)

ほら カラスじゃないか。
な~んだ。

♬~

(杉下右京)では 引っ越し先で
次々に心霊現象が起きると…。

(中園照生)
半月ほど続いているらしい。

ご主人に訴えても 気のせいだと
取り合ってもらえず

家内に泣きついたというわけだ。

(冠城 亘)おっ おっ…
奥様の親戚かなんかですか?

いや
タロットカードサークルの仲…。

タロット?
ああ いやいや…

あの… 同級生だ。
確か あの… 高校の。

(月本幸子)誰かの
いたずらなんでしょうか?

それとも 本当に心霊現象?

あるわけないですよ
心霊現象なんて…。

そのとおりだ。

(中園の声)しかし…。

(中園の妻)
邪悪な気配を感じるわ…。

あなた こんな時 役に立つ
部下の一人や二人 いないの!?

う~ん…。

はあ~。

市民が困っている以上
職務を多少逸脱しようとも

手をこまねいているわけには
いかん。

ご立派ですねえ。

いや… 警察官としての
使命感でしょうな。

しかし 相手が幽霊だと

地元の警察も
動かないでしょうねぇ。

だから お前たち
特命の出番というわけだ。

ああ~ そんな時ばっかり…。

引っ越し先が幽霊屋敷だなんて
ホラー映画みたいですね。

ポルターガイスト』とか
死霊館』とか…

『シャイニング』とか!

それ… 一番駄目なやつです。

便宜は図る。
早々に動いてくれ。

では 明日にでも。

俺たち ゴーストバスターじゃ
ありませんよ。

いい機会です。 今度こそ
幽霊に会えるかもしれません。

♬~

(カラスの鳴き声)

案外 普通ですね。

もっと おどろおどろしいかと
思いましたが。

怪異というのは 得てして
普通の家で起きるものです。

夫の祖父の代から
ここに住んでいて

この家は
60年前に建てられたんです。

こちらは…
ご主人のご両親ですか?

はい。 義父は3年前に
義母も半年前に亡くなって。

空き家にしておくのも
物騒なんで

2月前に マンションを引き払って
こちらに。

しばらくは
なんにもなかったんですけど…。

(厚子の声)義母のたんすの
引き出しが開いてたり…。

(階段がきしむ音)

(厚子の声)誰かが
階段を上がるような音が

聞こえてきたり…。

♬~(三味線)

(厚子の声)夜中に

義母が習っていた三味線の音が
聞こえてきたり…。

近頃 おかしな事が続いて…。

木造住宅がきしむのは
「家鳴り」と言って自然な事です。

たんすの引き出しは
うっかり閉め忘れたのでは?

主人にも
気のせいだろうって…。

でも…。

お義母さんの…?

もう 私 気味が悪くて…。

誰かが侵入した形跡は
ありませんか?

何か盗まれたとか。

いいえ… 何も。

歯の折れた くしに
髪の毛が…。

まるで Jホラーですね。

君 そういう言い方は
失礼ですよ。

すいません…。

少し拝見しても?
ああ… どうぞ。

夫にも そう言われました。

私が 以前 ホラーに
はまっていた事があったんで

なんでもない事を
大げさに怖がるんだろうって。

主人公が いくら恐怖を訴えても

周囲の人たちは
まともに取り合ってくれない。

「ホラー映画あるある」ですね。

頼みの綱の保安官や警察官も

目の前で起きる怪奇現象に
気がつかないんです。

彼らの無能ぶりときたら
もう 目に余ります。

その間に さらなる惨劇が
起きてしまうのですからねぇ。

本当そうです!

映画と違って
我々は きちんと対応します。

ご安心を。
よかった…。

よろしくお願いします。

ああ…。

ご主人ですか?

はい。

一緒に写っているのは
主人の妹と姪っ子です。

息子さんですか…。

ここで一緒に?

いえ…。
建築関係の仕事で

あちこちの現場を
飛び回っているもので…。

素敵な絵ですね。
誰の絵ですか?

さあ…。 ずっと前から
ここに掛かってました。

あの木ですね…。

♬~

おやおや。

「長い白髪が
何本も何本も」って…。

1本だけですねぇ。

まるで 取り残したように。

気のせいじゃないですか?

(きしむ音)

なるほど… 鳴りますねぇ。

カーペットは きしみ防止のために
敷いたのでしょうかね?

…だと思います。

古い家なんで
ガタもありますけど。

でも 私が聞いたのは

ギシッ ギシッていう 人の足音なんです。

(チャイム)

(工藤幾代)厚子さん いる?

あっ… 改築費用の見積もり
届いたわよ。

かなり値引きしてもらえそう。

やだ…。 お客様?

あっ ちょっと…。
ああ…。

(2人)どうも。

(幾代)ひょっとして
よそのリフォーム会社の営業さん?

違いますよ! けいさ…。

計算をお願いした税理士さん
家の相続の。

(幾代)えっ… 相続税の相談に
税理士さん2人も?

彼は まだ経験が浅いもので。

役所からの転職です。
ああ そう…。

じゃあ またあとで来るわ。
これ見ておいて。

あっ…
ご主人 まだ反対してるの?

渋ってます。

もう いずれは
直さなきゃならないんだから。

改築するなら 早いほうが
絶対 得よ!

ねえ?

(2人)ああ…。
(幾代)うん。

じゃあ! お邪魔さま。
はい…。

(ドアの開閉音)

ご近所さんかなんかですか?
向かいの奥さんです。

すいません
税理士さんなんて言っちゃって。

警察の方なんて言うと

あれこれ噂されそうで…。
まあ 確かに。

感じました?
あの家に怪しい気配。

君は どうです?

俺は全然。

奥さん 引っ越し疲れで
神経過敏になってるんですよ。

おおっ! びっくりした…。

おや 先ほどの。

向かいの工藤です。

あの ちょっと
お伺いしたいんですけど

改築って 相続税の節税対策には
なりませんか?

えっ?
ほうほう…。

まあ それは
ケースにもよりますがねぇ。

いや 宮川さんとこのご主人ね
改築に反対してて

なんとか説得したいんですよね。
せっかく 奥さん 乗り気なのに。

あなたも
かなり乗り気のようですが。

いや 知り合いの業者さん
紹介したもんだからね。

あなたにも何かメリットが?
紹介料とか。

いや 私は ただね
奥さんの気持ち 考えて…。

気持ち… といいますと?

いや ほら 宮川さんとこ
息子さんがいるでしょ。

いつかは
一緒に暮らしたいじゃない。

まあ 建て替えとまでは
いかなくてもね

水回りぐらい
二世帯分 用意しないと…。

なるほど そういう事ですか。

それに
主婦にとっては嫌なもんよ。

気の合わなかったお姑さんが
仕切ってた家に

そのまま住むなんて。

嫁 姑の… ですか?

…だと思うわ。

だってね
柊一さん 実家に戻ってくる時

奥さん 連れてこなかったもん。

(雷鳴)
(女性の悲鳴)

「♬~(映画の音楽)」

そろそろ やめません?
映画鑑賞。

(青木年男)おや 冠城さん
ホラー映画 苦手なんですか?

別に…。 わざわざ 怖い思いを
したがる気が知れません。

君 恐怖を
快楽に変える事ができるのは

人間に備わった能力の一つですよ。

そうでなければ
わざわざ お金を払ってまで

絶叫マシンやバンジージャンプ
挑む人など いませんよ。

知性が必要なんです
ホラーを楽しむには。

うるさいよ…。 お前は
なんで ここにいるんだよ?

杉下さんは 心霊現象に
興味をお持ちですよね?

冠城さんと違って。
ええ。

幽霊の人口密度が世界一高い
イギリスで

暮らしていたせいですかねぇ。

馬鹿馬鹿しい。
幽霊なんて 非論理的で非科学的。

そう馬鹿にしたものでも
ありませんよ。

1882年に
ケンブリッジで設立された

心霊研究協会は

複数のノーベル賞受賞者を含む
科学者や哲学者が参加して

130年以上も 心霊現象を
研究しているのですから。

幽霊の一匹でも
捕まえたんですか?

いいえ 残念ながら。

心霊現象と言われるものの
99パーセントは

合理的に説明のつく自然現象や

心理的なものだという事が
わかりました。

幽霊なんて いないんですよ
だから。

しかし… 残りの1パーセントは

どうしても説明のつかない
不可思議な現象なのですよ。

科学は日進月歩。

残り1パーセントも
いずれ 解明されます。

(角田六郎)はあ…
今日も暇そうだね。

「(女性の悲鳴)」
えっ?

ホラー映画か。

いやあ
うちのかみさんも好きでなあ。

ホラー好きってのは
案外 女が多いよな。

(青木)ああ~ 馬鹿な女だ。
なんで 外に逃げないんだよ。

地下に逃げたら
殺されるに決まってるのに。

(角田)ハハッ うちのかみさんも
そうやってツッコんで見てるよ。

その部屋 入っちゃ駄目ー!
とか

夜中にかかった電話に出るな!
とかね。

まっ ホラー映画の
お約束ですけどね。

そのお約束が 恐怖を煽るには
効果的なんですよ。

正体は 最後まで明かさない。

恐ろしい出来事を
少しずつ積み重ねて

来るぞ 来るぞと
不安を高め…。

ほら このドアの向こう…。

何もないじゃないですか。

「(女性の悲鳴)」
(冠城・角田)うわあーっ!

クライマックスに向けて
不安を加速させる。

「(女性の悲鳴)」

あの家の心霊現象も もし
誰かが仕組んだものであれば

ホラー映画の恐怖の法則が
当てはまるのかもしれませんねぇ。

兄さん
毎晩 帰り遅いんだって?

忙しいみたい。 引っ越して
通勤時間 倍になったし。

じゃあ 今度の日曜にでも
相談に来ようかな。

なんの?

二葉が
美大に行きたいって言い出して。

へえ~! アハハハッ…
誰に似たんだろう?

柊一さんなんて
芸術方面 全然興味ないし。

私も。
フフフッ…。

でも 才能あるなら
美大もいいじゃない。

駄目よ…。
絵なんかに興味を持ったら

人生台無しって事もあるんだから。

義姉さん 二葉が泣きついてきても
絶対 相手にしないでね。

うん…。

兄さんから聞いたけど
この家 改築したいんだって?

築60年よ。
階段なんてギイギイ鳴るし。

やめたほうがいいんじゃない?

ほら 母さんが亡くなった時の事
覚えてるでしょ?

♬~

(宮川清子)家に… 帰る。

(小枝の声)
執着があったのよ この家に。

改築なんかしたら…
化けて出るかも。

ちょっと 嫌な事 言わないでよ。
フフフッ…。

あっ…。

仏壇の ろうそく
さっき 消したのに。

小枝さん 消し忘れたんじゃない?

♬~

(小枝)あっ… 義姉さん!

血じゃない?

嘘…。

この辺りのはずですがねぇ。

右京さん
前に住んでいた家を調べて

なんか意味があるんですか?
はい?

問題は
今の家で起きているんです。

引っ越し先で 怪異に見舞われる
ホラー映画には

2つのタイプがありました。

一つは 君の言うように

幽霊や悪霊が家に憑いて
災いをもたらすもの。

もう一つは
特定の人物や物に取り憑いて

行く先々で
惨劇をもたらすものです。

まあ 厚子さんの場合は
どちらなのか

確かめなければ
なりませんからねぇ。

(横塚)宮川さんの奥さん?

また トラブルですか?

「また トラブル」といいますと?

あっ いや… 困ったな…。

ご心配なく。
職務上 他言はしません。

いや… もう 何年も前の話ですが

奥さん
妙な事を言い出しましてね。

ああ… あそこの階段に…。

(横塚の声)
怪しい男が立っていたとか…。

♬~

(横塚の声)駐輪場で
不気味な影を見たとか。

ゆ… 幽霊を見た?

いや 何かの影を
幽霊と思い込んだんでしょう。

あの… 他に目撃者は
いなかったのですか?

幽霊の?
ええ。

いませんよ。

ただ 隣の奥さんに話したのが
ぱーっと広まって…

幽霊マンションの噂が流れて

売買契約が破談になった人まで
出たもんだから

自治会で問題になりましてね。

そんな大ごとに…。

息子さんも
友達にからかわれたりして

嫌な思いをしたんでしょうね。

高校卒業したら 家を出たっきり
それっきりですよ。

それっきり…。

いずれ 二世帯住宅にって
言ってたのは…。

どうやら 話が違うようですねぇ。

(呼び出し音)

俊介?

(宮川俊介の声)
「今 電話に出られません」

「メッセージ よろしく」

(発信音)

お母さんだけど… ねえ 今 どこ?
一度 顔を見せに来てよ。

厚子さぁん…。

厚子さぁん…。

誰?

幾代さん?

違う。 幾代さんのはずない…。

(風の音)

窓 閉めてなかったかしら?

♬~

(厚子)ハッ…!

♬~

(悲鳴)

ああっ…。

(電話)

俊介?

「♬~(三味線)」

ああっ…!!

♬~

(ドアの開く音)

(柊一)おい 何やってんだ?

ただいま。
どうかしたのか?

今 お庭に
お義母さんがいたの…。

おふくろが?
また 何言ってんだよ…。

本当だってば!
桜の木の下に…。

もう いい加減にしろって。
また そういう事を…。

ちょっと待ってて…。

あれ…?

消えてる…。

♬~

うわっ…!

(パトカーのサイレン)

(伊丹憲一)
おい 身元がわかったぞ。

近くに住む
工藤幾代さん 52歳。

ご主人と死別して
一人暮らしだ。

夜のジョギングが
日課だったそうだ。

(益子桑栄)死亡推定時刻は

昨夜 午後9時から11時の間
ってとこだな。

上から転落したか…。
恐らく。

詳しい死因は 解剖してみないと
なんとも言えないな。

(芹沢慶二)すいません…。
近隣住民の証言が取れました。

昨夜10時頃
女性の悲鳴が聞こえたそうです。

悲鳴ですか?

出た…。

何か恐ろしいものでも
見たのでしょうかねぇ?

なんで こんな所にいるんですか?

ただの通りすがりです。
この先の家を訪ねる途中で。

どういう嗅覚してんだよ…。

あっ… ちょっと。

白髪ですかね?

♬~

二葉ちゃん…。

大丈夫?

伯母さんの友達?

お向かいの奥さん。

そうだったの。
(ため息)

あの…
話があって 来たんだけど…。

あっ 進路の相談だ?

ううん そうじゃなくて…。

あっ 今日 ちょっと… ごめんね。

杉下さん! 幾代さんが…。

お気の毒です。

階段から転落されたようですねぇ。

あの… 幾代さん もしかしたら…。

ああ…。

お話を伺いましょうか。

よろしければ お宅で。

(二葉)伯母さん…。

君 厚子さんの姪御さんだよね。

そうですけど…。

俺たち 伯母さんの友達に頼まれて
相談にのってるんだけど

よかったら 話できるかな?

あの…。

幾代さんを殺したの
義母だと思います。

えっ…?

亡くなった清子さんが?

はい。 ゆうべ 家にも来たんです。

あの木の所に立ってました。

見覚えのある着物で。

髪は白髪?

そうです!

日中 主人の妹が来てた時も

仏壇のろうそくの炎が燃えてたり

シーツに血の手形が
べったり付いてたり…。

見せて頂けますか? そのシーツ。

それが…。

あとで見たら
その手形 消えてて…。

でも その時は付いてたんです。

持ってきます。

問題のろうそくは どこでしょう?

燃えさしの そこにありません?

見当たりませんねぇ。

あっ…。

あの位牌は?
えっ?

「慈雲院照峰信士」

どなたのでしょう?

さあ…
以前から そこにありましたけど。

ご家族のものでは?

すみません。 私 この家の事
あまり わかってなくて…。

義母たちが元気だった頃なんて

数えるぐらいしか
家に入った事ないんです。

おや なぜです?

私 気に入られてなかったんです
宮川の両親に。

だから 怒ってるんです。

お前なんかが
家の事に手をつけるなって…。

はい。

どうでしょうね。

幽霊には 別の事情が
あるのかもしれませんよ。

別の事情…?

あんな古い家
改築でも増築でもすればいいのに。

兄さん 絶対駄目よ 改築させちゃ。

私からも言うけど…。

ほら ただでさえさ 引っ越しで
お金かかってるんだから。 ねっ?

ムキになって反対して
母のほうこそ どうかしてる。

お母さん どうして反対したの?

さあ…。

あの家 ちょっと変だから…。

変って…。

時々 幽霊が出るとか?

出ませんよ そんなの。

だよね。

(二葉の声)
幼稚園の頃だったかな…。

(二葉の声)怖かった。

いつものおばあちゃんとは
全然違う顔で。

♬~

(二葉の声)おじいちゃん
ゾンビみたいな顔してた。

その話って お母さんには した?

(二葉)夢でも見たんでしょって
笑われて…。

でも あれは 夢じゃありません。

あの家に 一人でいたら

伯母さん
参っちゃうんじゃないかって…。

フェノールフタレイン
アルカリ検出の指示薬です。

溶液は 無色透明ですが
アルカリ性の物質

例えば 炭酸ナトリウムを加えると
赤く変わるんですよ。

それがシーツに付いてた
血の手形の正体…。

うわっ ちょっと 何するんですか
これ お気に入りなのに!

大丈夫。 しばらく放置しておけば

空気中の二酸化炭素と中和されて
色は消えます。

えっ?
知りませんか?

消えるインクなどと呼ばれる
いたずらグッズですよ。

血の手形 それで消えたのか。

仏壇のろうそくの自然発火も
恐らく同じようなものでしょう。

わかった。
マジックキャンドルだ。

吹き消しても すぐ火がつく
パーティー用のろうそく。

ろうそくの芯に 少量の黄リンを
染み込ませるのですが

黄リンは 簡単には
入手できませんからねぇ。

恐らく

市販のマジックキャンドルを
加工したのでしょう。

厚子さんが ろうそくの火に
気を取られている隙に…。

♬~

心霊現象は小枝さんの仕業か…。

とすると 昨夜現れた幽霊も…。

恐らくは 清子さんの着物と

白髪のウィッグを身に着けた
小枝さん。

でも そんな ハロウィーン
仮装みたいなもので

いい大人が だまされますかねえ?

だまされるんですよ。

厚子さんは 奇妙な出来事が続いて
不安を募らせていました。

そこに
ろうそくの発火や血の手形。

家に霊がいると信じ込むには
十分な恐怖体験です。

ひょっとして
死んだ幾代さんも…。

響き渡った悲鳴
恐怖に引きつった死に顔。

幾代さんも 幽霊を
見たのかもしれませんね。

ああ…。
いくらなんでも度が過ぎます。

改築を止めたいからって。

ただ 僕は 本物の幽霊は

小枝さんではないような
気がしているのですよ。

本物の幽霊?

今 青木くんに
調べてもらっています。

それが見つかれば

幽霊の正体に近づけると
思うのですが…。

(風の音)

(ため息)

(電話)

俊介?

違う…。

(電話)

(雷鳴)

ああ…。

懐中電灯…。

(階段がきしむ音)

(雷鳴)

(窓ガラスが割れる音)
わあっ!

♬~

お義母さん…?

出ていけ…。

キャーッ!

出ていけ…。

キャーッ!

大丈夫ですか?

勝手に上がり込んで
申し訳ありません。

悲鳴が聞こえたもので。

ああ 配電盤のブレーカーが
下りていたので

戻しておきました。

ご主人
裏口の鍵 閉め忘れてましたね。

出てきてください。

どういう事?

(電話)

(俊介)「母さん?」

ちょっと待って。

息子さんからです。

もしもし?

(俊介)「母さん 俺」

「何度もかけたのに
どうしたんだよ?」

俊介…。

お話は 別の場所で
ゆっくり伺いましょうか。

はい。

幽霊は 2人いました。

こちらは
幾代さんの死体に付いていた

ファイバー製の人工毛。

もう一つは
くしに絡み付いていた白髪で

人毛でした。

たんすの引き出しを開けたり
くしを置いたり

最初に心霊現象を起こしたのは
あなたですよね。

そのあとは 小枝さんが
ろうそくや血の手形で演出した。

そして 幽霊の登場です。

最初は あなたの家に

次に幾代さんの前に現れた。

小枝さんの扮装ですね。

あなたと小枝さんには
改築されて困る

よっぽどの理由が
あったんじゃありません?

もしかすると それは

仏壇の奥に
ひっそりと祭られている位牌と

何か関わりのある事でしょうか?
えっ…?

長男の妻である厚子さんが

位牌の主さえ知らない事が
不自然に思えましてね

調べさせて頂きました。

細かい事が気になってしまう
僕の悪い癖です。

30年前 お父さんが出した失踪届。

宮川峰夫さん 39歳。

あなたの叔父さんですよね。

戒名は 慈雲院照峰信士。

峰夫さんの峰の字が入っています。

行方が わからなくなってから
7年経てば

失踪届を出す事で
法的には死亡扱いです。

供養している事を

厚子さんに隠す必要など
なかったと思いますがねぇ。

人が一人
亡くなっているんですよ!

幽霊騒ぎは

すでに あなたの家族だけの
問題ではありません!

そうまでして 改築を阻みたかった
本当の理由は

なんですか?

(ため息)

桜の木…。

桜の木の下に
死体が埋まっていて…。

それ 小説の…。

誰の死体が
埋まっているのですか?

(柊一の声)夜遅く
物音に目覚めた私たちは

両親が 何かを階段から
下ろしているのを見ました。

(柊一の声)数日前から
家に泊まっていた

叔父の死体でした。

両親は 庭の木の下に
穴を掘っていました。

(柊一の声)
叔父の死体を埋めるために…。

叔父は 売れない絵描きでした。

あちこちに借金を作り

何かにつけては面倒を起こす
親族中の厄介者でした。

(柊一の声)翌朝 叔父は旅に出たと
聞かされました。

一枚の絵を残して…。

その夜の事を
ご両親と話した事は?

ありません。

恐ろしくて…。

でも あの桜の木の下には
叔父の死体が埋まってるんです。

だから 母は最期まで

あの家の事を
気にしていたんです。

両親が亡くなって

家の秘密は 私が
守らなければならなくなった…。

奥さんが改築を言いだし

あなたは 階段の血の染みや

庭に埋めた死体が発覚する事を
恐れた。

それだけじゃありません。

叔父を殺し 葬った あの家は

叔父の墓そのものなんです。

改築で
墓を荒らしたくなかった…。

だからって
心霊騒ぎなんか起こさなくても。

妻は そういうものを
信じるタチなんです。

母の霊が止めてると思わせれば

改築を諦めてくれるかと…。

恐らく 厚子さんは 改築を機に

家を出た息子さんと
あの家で やり直したいという

強い思いがあったのでしょうねぇ。

でも 幾代さんが亡くなって

奥さんは 改築なんて
考えてなかったはずです。

今夜 あなたが幽霊に扮する必要
あったんですか?

事情が変わったんです。

幾代さんが亡くなった事で…。

(小枝)
ほんの少し 脅かす気でした。

改築を勧めるの
やめさせたくて…。

うわっ…!

(小枝の声)
突き落とすつもりなんてなかった。

キャーッ!

(衝撃音)

ああっ!

(小枝の声)私 怖くなって…。

そんな馬鹿げた事で
命を落とすなんて

被害者は浮かばれませんよ。

本当に
申し訳ない事をしました…。

(泣き声)

宮川家の人間が
また 人を死なせたんです。

私は 我が家の暗い秘密に

もう
妻を巻き込みたくはなかった。

何も知らせず

妻が自分から あの家を
出ていくように仕向けるには

ああするのが一番だと思った。

厚子さんを
実家から遠ざけていたのは

ご両親が
彼女を嫌っていたからではなく

あなたの意思だったのですねぇ。

気づかれたくなかった。

あの庭に 叔父が眠っている事を。

妻には
見えてしまうかもしれないから。

しかし あなたの そうした配慮が
厚子さんに疎外感を抱かせ

孤独を深めていったのだと
僕は思いますよ。

ええ…。

♬~

出たぞ!

柊一さんの話のとおりですね。

37年前

宮川峰夫さんは ここで殺され

桜の木の下に埋められた…。

これは 峰夫さんが
最後に描いた絵ですねぇ。

なぜ 37年もの間

ずっと この絵を
掛け続けていたのでしょう。

♬~

右京さん。

これは…。

♬~

遺骨を鑑定した結果
意外な事が わかりました。

喉仏と頸椎に骨折が見られ

峰夫さんは 首を吊って亡くなった
と推定されます。

えっ…? どういう事ですか?

つまり 峰夫さんは自殺だった
という事です。

いや 違います。

私は 血が階段を伝うのを
見たんです。

だから
父が刃物で刺し殺したんだと…。

階段から血液反応は出ましたが
わずかなものでした。

闇の中で
恐ろしい光景を見たのです。

子供の目には

血が あふれていたように
映ったのでしょう。

いや しかし…。

じゃあ 自殺だったんなら
なぜ 両親は

叔父の死体を庭に埋めたりなんか
したんでしょう?

「願わくは

花のもとにて 春死なむ」

これを 叔父が?

血で書いてあります。
恐らく 指を切って…。

あなたが見た階段の血は

指先から
流れたものかもしれません。

ここからは推測ですが…。

峰夫さんは 死を願いながら

生まれ育った この場所に
戻ってきたのではないでしょうか。

度々 口論していたというのも

自殺を口にする峰夫さんを

お父さんが
止めていたのかもしれません。

しかし とうとう

2階の一室で
首を吊ってしまった…。

残された絵には

桜の木の下で眠りたいと願う歌が

血で したためてあった。

ご両親は その最後の願いを
かなえるために

違法であると知りながら

桜の木の下に 峰夫さんを
埋めたのではないでしょうか。

殺したんじゃなかったのか…。

(ため息)

俺は 今まで 何を守ろうとして…。

♬~

(チャイム)

ただいま。

ああ…。
俊介…。

(俊介)久しぶり。

今度の仕事の現場
ここから近いんだ。

俺が寝る部屋 あるかな?

うん…。

(幸子)お亡くなりになった方には
本当に お気の毒ですけれども

ご家族が
やり直せる事になったのは

せめてもの救いですね。

心霊現象研究の一説では

幽霊を見る人は 不安を抱え
孤立した状態である事が

多いそうです。

幽霊は 不安と孤独が見せる
幻なのかもしれませんねぇ。

だとしたら 厚子さんは もう
幽霊なんか見なくて済むのかな。

ええ。 もう大丈夫だと思いますよ。

結局 心霊現象は
全て作り事だったわけか。

まあ そりゃ そうだよな。

幽霊なんて
いるわけないもんなあ。

しかし 一つだけ
わからない事があるのですよ。

なんだ?

厚子さんは 誰かが階段を上る音を
何度も聞いていますが

その件だけは 柊一さんも
覚えがないというのですよ。

えっ…? それじゃ…。

峰夫さんの霊が

階段を…?

(階段がきしむ音)

ハハハ…
まさか そんな事あるはず…。

(物が割れる音)

ごめんなさい。

(幸子)手が滑っちゃって…。

すいません。

ただの家鳴りですよ。

古い木材で音が鳴るのは
よくある事ですから。

ねえ 右京さん…。

さあ どうでしょう。

もしかしたら
本当にいたのかもしれませんよ。

(伊丹)5階から飛び降りた女性が
こいつを持っていた。

やらなきゃいけない事がある
っつってた。

君は
自殺と思いたくないだけでは?

(中野絢子)相手は何をしてくるか
わからない人たちなんですよ。

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単なる自殺では
なかったようですねぇ。