ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

アシガール 特別編 黒島結菜、下田翔大、ともさかりえ、川栄李奈… ドラマの原作・キャストなど…

『ドラマ「アシガール」特別編「唯&若君 時空を超えた恋のキセキ!」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 若君
  2. 若君様
  3. 唯之助
  4. お前
  5. 足軽
  6. 高山
  7. 何じゃ
  8. 宗熊
  9. 忠清
  10. 満月

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『ドラマ「アシガール」特別編「唯&若君 時空を超えた恋のキセキ!」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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ドラマ「アシガール」特別編「唯&若君 時空を超えた恋のキセキ!」[解][字]

昨年放送された人気シリーズを、スペシャル版放送直前におさらい!平成女子高生と戦国若君の時空を超えた恋のこれまでを凝縮。最後にはおまけシーンも。

詳細情報
番組内容
脚力だけがとりえの女子高生・速川唯(黒島結菜)はある日、弟の尊(下田翔大)が発明したタイムマシンを誤って起動させ、戦国時代にタイムスリップしてしまう。そこで出会った羽木家の若君・忠清(伊藤健太郎)に一目惚(ぼ)れ。だが歴史上、羽木家は間もなく滅び、忠清も命を落とす運命だと知った唯は若君を守るため、足軽となって戦場を駆けることに。果たして唯は若君を守り抜くことが出来るのか。そしてふたりの恋の行方は?
出演者
【出演】黒島結菜伊藤健太郎松下優也ともさかりえ川栄李奈古舘寛治中島ひろ子,下田翔大,金田哲正名僕蔵本田大輔,飯田基祐,升毅,森優作,田中美里加藤諒,村田雄浩,庵原匠悟,秋元麟ほか
原作・脚本
【原作】森本梢子,【脚本】宮村優子
音楽
【音楽】冬野ユミ

 


時は戦国 永禄二年。

日本中が戦に明け暮れていた
群雄割拠の時代。

(信近)霧で何も見えませぬな。

♬~

(遠太)見えた! 敵じゃ~!

敵兵に囲まれておる~!

(銃声)
(悲鳴)

(千吉)唯之助! 大事ないか!

(唯)何のこれしき。

この唯之助の
腹の足しにもならんわ!

(銃声)
わっ!

(源三郎)敵およそ3, 000余り。
我ら 1, 000にも届きませぬ。

(忠清)3, 000…。

ええい 先陣は!
小平太は何をしておる!

(源三郎)三方から撃たれ
思うように進めず。

放て~!
(銃声)

♬~

ここは逃げるが吉かもしれぬ。

いや な… 何を言うか
たとえ 3, 000だろうが

我ら1人で
3人当たればよいだけの事。

(銃声)
うわっ!

もはや これまでか。

見ろ!

若君…。

こうしてはおられん。
お前 まさか…。

(遠太)行くつもりなのか!?
行かいでか。

若君様をお守りするのじゃ!

そのために わしは はるかはるか
遠くから やって来たのじゃ!

(遠太)こん たわけ~!

わしら足軽風情が足元で死のうが
若君様には 屁でもないぞ~!

<足軽風情なればこそ 悲しいかな
戦の場でしか会えない人がいる>

唯之助です!
足軽の唯之助が参ります!

これは 乱世を生きる
一人の足軽の物語である。

その者は
戦場でしか会えぬ人のため

ただひたすら
戦国の荒れ野を駆け巡り

いとしい人を守り続けた。

だが その者には秘密があった。

その足軽とは 実は…
平成生まれの女子高生だったのだ。

位置について よ~い…。
(笛の音)

位置について よ~い…。
(笛の音)

えっ ちょっ ちょっと待って。

ファイト!

速っ!
すげえ!

唯 足だけは速いのよね。

おなかすいた。

ただいま~。 (覚)帰ったか。
おっ レンコンの挟み揚げ。

じゃあ そろそろ
母さんも診察が終わる頃だな。

(美香子)はい 特に問題ないですね
お酒は控えめにして下さい。

尊は? 実験室?
うん 新しい発明が佳境らしい。

あいつ やっぱ 天才だな。

それ 本人の前で言っちゃ駄目だよ
つけあがるから。

おお 満月 でか。

(シャッター音)

尊 そろそろ ごはんだって。
(ノック)

(扉が開く音)
尊?

切腹

ああ 駄目!
(尊)何すんだよ 姉ちゃん。

死んじゃ駄目だよ!

確かに あんたは不登校
ろくでなしだけど

発明の才能 あるんだから!

死なないよ。
ええ?

僕をバカにしたやつら
そのままにして死ぬもんか。

あんた 本当 執念深いね。

執念深さは
いじめられっ子の武器ですよ。

発明の原点とも言えるね。

実はさ…。

ジャカジャ~ン!
タイムマシンが完成したんだ。

何だ タイムマシンか。

仕返ししてやりたいやつを

戦国時代に
送り込んでやろうと思ってね。

戦国時代ね。
原理は単純なんだ。

本来 ワームホール
ゆがんだ時空の中には

近づく事さえできないと
考えられている。 (ため息)

だけど 僕は 事象の地平面を

自由に通過できる方法を
見つけたんだよ。

何 これ? おもちゃじゃん。
こんなんじゃ

何の役にも…。 お姉ちゃん
それ タイムマシンの起動スイッチ!

え?

(尊)お姉ちゃん!

(木村)おい!

たわけ!
寝ておる時ではなかろう。

えっ 先生?

(すすり泣き)

泣くな!
何これ?

羽木の足軽どもが泣いて逃げたと
高山に笑われてもよいのか!

足軽
(勘兵衛)しかし 木村様。

城を奪われ 敵に追い打ちされ

我ら これ以上の
生き恥をさらすのは…。

[ 回想 ]
(尊)タイムマシンが完成したんだ。
仕返ししてやりたいやつを

戦国時代に
送り込んでやろうと思ってね。

(木村)何をしておる 小僧!

うん? さっさと立て。
はい。

(木村)たいまつを消せ。

ここは まだ敵地じゃ。
怪しい者を見つけたら

その場で斬って捨てよ。
(一同)はっ。

斬る?

鎧は脱いだ方がよい。
なっ わしが持とう。

ゆっくり脱げ。 よし。

あの…。
あ?

それは わしが持とう。
ああ…。

くっさ~。

何ですか?

(熊三)お前 何者じゃ?

お前のような者 見た事がないぞ。

(木村)お前は…。

どこの者じゃ?

わしは…。

唯之助… とか?

問うておるのは わしじゃ!

唯之助といえば
梅谷村の孫兵衛のせがれか。

どうなのじゃ? 唯之助。

孫兵衛のせがれでござる。

夜が明ける前に
山を抜けるのじゃ! 続け!

(一同)はっ。

<見かけによらず
ちょろいやつらで助かった>

もう駄目だ…。 はっ… はっ…。

(腹の音)

私 死ぬのかな…。

(腹の音)

どこから参った?

申せ どこの者じゃ?

黒羽市東町3丁目45番地。

怪しい者じゃありません。

ただ おなかがすいて
このキノコを食べようと。

食う?

それを?

一晩中 歩いてきて
もう限界で

どうせ死ぬなら
何 食べてもいいかな~って。

そうか。

好きなだけ食せ。

どうじゃ?
何か 泥臭いっていうか。

毒じゃ。
食うたら 心の臓が止まる。

うえっ…。
(せきこみ)

死ぬとこだった。
死ぬつもりではなかったのか?

ならば生きよ。

♬~

あっ あの… あの 行っちゃうの?

山を越えてきたのか?
はい。

お前一人で?
いえ 木村様と…。 何だと?

あと
20人ぐらいの足軽と一緒でした。

木村とは政秀か?
生きておるのか?

生きております。

山を越えれば お城だから
もう少し頑張って歩こうって。

あっ!

えっ 馬?
どこへ?

木村を追う。
先を急ぐ 後から参れ。

あっ 待って!

待って!

待って下さい!

待って!

待って下さ~い!

待って~!

待って~!

待って下さ~い!

待って~!

待って下さ~い!

(近づいてくる馬の足音)

♬~

しっかり つかまっておれ。

♬~

(いななき)

若君!

それにしても 小僧
お前の足は速いのう。

小僧…。

また会おう。

♬~

木村様。

あれは どこの若君様ですか?

たわけ!

あのお方こそ
城主 羽木忠高様ご嫡男

羽木九八郎忠清様じゃ!

羽木… 忠清。

(木村)黒羽城まで あと僅かじゃ。
行くぞ! (一同)はっ。

<行く! 行きます! お城に!
若君様に会うために!>

ここが黒羽城か。

おお あんたは梅谷村の。

(吉乃)孫兵衛の女房にございます。
あの…。

(八助)せがれ殿なら生きておるぞ。
まことにございますか。

今年は 永禄の2年じゃ。
えいろく…。

あの え~っと それは
西暦で言うと?

せいれき? (勘兵衛)唯之助!
だから…。

(勘兵衛)唯之助!
ここでござる!

おふくろ様じゃぞ。
えっ?

おい よかったのう。 えっ?

あの~…。

私 どうなっちゃうんですか?

村で八つ裂きにされちゃうとか?

(吉乃)小僧一人に そのような。
皆 それほど暇ではない。

でも…。
遠くの村の者か?

国境の村からは

戦のあと 人買いから逃れた者が
時々 流れてくる。

お前のように
帰る家をなくした足軽ものう。

じゃあ… 本当に私のために?

あんな追い詰められた
むじなのような顔をされては

せがれではないなどと
とても言えぬ。

むじな?
一夜の宿なら貸しましょう。

そのあとは
どこへなりと立ち去るがよい。

(吉乃)今 戻りました。

(三之助 孫四郎)かか様!

唯之助殿じゃ。

(孫四郎)泥だらけのカッパじゃ!

(三之助)
いや 泥だらけのむじなじゃ!

(笑い声)

<優しい戦国のおふくろ様と出会い
世話になる事になったけど…>

ええい 帰れ 帰れ!
うわっ!

イテッ!
若君に取り次げじゃと?

たわけた事を申すな。

だって
また会おうって言われたんです。

いつでも来いって。

お前のような百姓の小せがれが

若君に
お目通りできるはずがなかろう。

<さすがに
お城の警固は厳しかった>

若君様~!

呼んだか? 小平太。
(小平太)いえ 何も。

若君。 チャンスだ。

そこにおるのは 誰じゃ!?

<しまった 見つかった。
いやっ 絶体絶命!>

キャ~!
あっ こら!

若君様~!

あっ! 痛っ!

お姉ちゃん!

えっ? どういう事?

すごい。 戻ってきた。

計算どおり 3分後に。
足軽になって。

あんた 尊?

タイムマシンは
満月の夜 1度しか使えない。

だから 行った先で
次の満月まで過ごす事になる。

でも 戻ってくるのは
行った時の3分後なんだ。

羽木家はな 1559年
高山家との戦に敗れて滅びたんだ。

その戦で 城は炎上。
消失してしまった。

嫡男の忠清も その戦で死んだ。

忠清だけじゃない。 一族の者も
重臣も とにかく みんな

永禄2年に死んだ。
羽木家は滅亡した。

<あと半年で死んじゃうなんて。

行かなくちゃ 戦国に>

若君様を守るために。

<こうして 私は
再び戦国に向かった>

<でも
そう簡単には若君に会えない。

かけくらべに勝てば

召し抱えられて
若君に会えるかも?>

よし! ジャ~ン!

勝ったら
お願いがあるんですけど。

(信茂)案ずるな。 褒美ならやるぞ。

私を天野で雇ってほしいんです。

プッ! お前を?

若君のおそばで働きたいんです。

唯之助と申したか。
あっぱれな心意気じゃ。

両者 構えて。

いざ!

えっ?
たわけ 早う走れ!

え~ スタートなら そう言ってよ!

(笑い声)

(悪丸)
えっさ ほいさ えっさ ほいさ!

<何 こいつ? 全然速くない?

フォーム悪し 掛け声ダセえ
顎上がってる>

ようしっ!

見えた!

(千吉)むじなじゃ。 小僧が
むじなになって帰ってきた!

ここじゃ ここじゃ!
褒美 褒美があるぞ!

ここじゃ ここじゃ 早う 早う!
褒美じゃ 褒美じゃ!

(歓声)

でかしたぞ 唯之助!

よっしゃ~ 天野の雇い人だ~!
よっしゃ~!

<なぜか 悪丸に慕われ
家来ができた。

そして 羽木が滅んだという
高山との戦が始まった。

総大将の若君は先頭
私がいる小荷駄組は最後尾。

若君 遠すぎるよ~>

小荷駄組というのは
兵糧や飼い葉を運ぶ

一番下っ端なのじゃ。

行軍の順番は 前軍 本軍 後軍
大荷駄組に 最後が小荷駄組。

(銃声)
わっ。 何だ? 奇襲か?

先鋒が敵とぶつかったようじゃな。
えっ?

(千吉)もしや 待ち伏せされたか?

(銃声)
(いななき)

わし 若君様のところに行く!

わしが守りたいのは鍋じゃない!
若君様じゃ!

おい!
待て~!

どいて~!
どいて~! どいて どいて!

♬~

どいて~!

どいて~! どいて どいて!

何これ?

若君様! 若君様!

わっ…。

ごめんなさい。

(戦の喚声)

勘兵衛さん!

(戦の喚声)

<これが… 戦>

うりゃ~!
あっ!

うわっ!

(画治郎)気付いたか。

あ~ ゲホッ ゲホッ 酒臭っ。

私 生きてる?

お前は 戦場の真ん中で
くたばっとった。

<怖かった。 若君を守るなんて
やっぱ無理なのかな?>

(あやめ)♬「うたえ うたかたの」

そこにいるのは 誰だい?

そっちこそ 誰?

何だ まだ子どもじゃないか。

(あやめ)それじゃあ
若君様に会いたい一心で?

女の身で足軽になって
戦に出たと言うのかい。

気に入った。

私に いい考えがあるよ。

姫に代わって
あんたが 若君様の閨に行くんだ。

ええ~!?
えっ えっ 駄目ですよ!

<…と言いつつも
若君のおそばに上がる

鐘ヶ江の姫に成りすます事に
成功!>

♬~

<ああ この先に 若君様が>

はあ~…。

っしゃ~!

あ… ハハッ。

鐘ヶ江殿のご息女が お身の回りの
世話に参っておられます。

お入り頂いて
よろしゅうございましょうか?

御免。

♬~

若君…。

やっと… やっと…。
(せきばらい)

見てのとおり
若君様は人払いをされて

お一人でお過ごしじゃ。
しばらく そこへお控えなさり

若君より お声のかからぬ時は
お下がりあるよう。

えっ? お声のかからぬ時って…。

<遠い…>

痛っ…。

すいません。

あの…
外では皆が浮かれております。

戦に勝って 小垣城が戻ってきて
めでたいって。

そんで…。

悲しそう…。

すいません。

悲しそう…。
いえ!

戦は勝たねばならぬ。

そうでなくては 城の者も領民も

心安んじて
暮らしていく事ができぬ。

だが… 命を落とした者も

逃げ落ち延びる敵方の兵も

我らのように ただ

安らかに暮らしたい者たちでは
なかったか。

おなごの そなたに
話す事ではあるまいのう。

ご苦労であった。
もう下がってもよいぞ。

私…

戦で死んだ人を大勢見ました。

だから 若君の言う事
ちょっとだけ分かります。

戦は 怖くて怖くて

死んだ人は 皆 かわいそうでした。

敵とか味方とか関係ないです。

みんなみんな かわいそうでした。

人は…

人は あんなふうに
殺し合っちゃいかんです!

あ…。

鐘ヶ江久政の娘と申したな。
名は何と申す?

あ… えっ?

ふく… とか?

己の名を忘れたのか。
ハハハ…。

笑った。

では ふく ここへ。 近う参れ。

ん?

はい!

お… 近いのう。

お前…。
はい!

どこかで会うた事はなかったか?

いえ まさか そのような。

どうぞ。

ふくは 戦が嫌いか?

そりゃあ まともな人なら
みんな嫌いですよ。

誰だって できるなら
生まれて育った所で

一生懸命 働いて
泣いたり笑ったり

楽しく暮らしたいなって。

そうだな。 だが
そのためには戦わねばならぬ。

また戦を?
勝ったばかりなのに?

それが定めじゃ。 わしのな。

嫌です。

私…。

あ…。

♬~

よい風じゃ。

♬~

本当だ。

いい風。

♬~

<この人を
戦で死なせる訳にはいかない>

あ…。

<何これ? 何これ!?>

いかが致した?

<どうしよう?
夢中で ここまで来たけど

急に怖くなった。
今まで デートどころか

気になる男子すら
いた事もないのに。

いきなり こんな… こんな…>

あの… 私… あの…。

<おまけに
ずっと足軽やってたから

ノーシャワー ノーシャンプー ベリー汗まみれ!>

たわけ。

そのように おびえておる
おなごに 何もせぬわ。

若君…。

そうじゃ。
ん?

せっかく参ったのだ。
歌でも詠じてみぬか?

歌!? …でごじゃりますか?

いや… いや それがし あの
はやりの歌など とんと…。

そうだな 穏やかで おおらかで
安らぐ歌がよいな。

穏やかで おおらか…。

あっ!

(せきばらい)

うん。 では 失礼をばして。
うぬ。

♬「おおまきばは みどり」

(2人)何じゃ? 何じゃ?
≪♬「草のうみ 風がふく」

敵でござるか?
♬「おおまきばは みどり」

♬「よくしげったものだ ホイっ!」

♬「雪がとけて」
(小平太)若君様!

あっ あ…。
何やら きてれつな声が…。

ご無事でございますか?
案ずるな。 興が乗ったまでの事。

きょ… 興が?

下がれ。

は… はっ。

(笑い声)

笑うたら眠ぅなった。
えっ?

わしは休む。
えっ?

ふくも来るか?
え… ええ!?

まだ わしが怖いか?

いや… いや… 怖いというか
何と言うか…。

まあ よい。

腹が決まったら参れ。

え… ええ!?

<何それ? 腹が決まったらって。

腹が決まったらって…>

そんなの 絶対無理ですから。

寝てるし。

(ため息)

からかわれちゃった。

<今度 この人に会えるのは
多分 また戦の時だ>

若君様。

私 必ず…

必ず守りますから。

♬~

面白い。

<天野のじいに頼み込んで

なんと 若君を警固する部隊に
出世しました>

若君。

(遠太)何じゃ?
わしの顔に 何かついておるか?

い… いや。
うろんなやつめ。

さっさと急げ!
わっ イテッ。

<でも にやけてる場合じゃない。

今度の戦は 高山3, 000
対する羽木は たったの1, 000。

めっちゃ やばすぎる!>

見よ。

高山勢が動いておる。

夜討ちを
仕掛けるつもりでしょうか?

いや 兵の数を頼りに
我らを取り囲んで討つつもりじゃ。

夜明けとともに
一気に攻めかかってこよう。

領内の田畑を踏み荒らされては
皆が飢える。

敵は ここで食い止める。

<大丈夫。 たかだか3, 000の
高山軍など なんとかなります>

21世紀の科学の力で
なんとかします。

尊が。

若君様 少々お待ちを。

尊 出陣じゃ!

(尊)出世してるし。

(尊)出来たよ。
これが…。

うまく使えば
かなり威力があると思う。

幻の兵隊製造機
名付けて まぼ兵くん。

あんた
真面目な顔で よく言えるね。

ここで壊してもいいんだよ。
え…。

すいません。
もう二度と言いません。

あと でんでん丸だけど
電流の飛距離 伸ばしといたから。

尊…。

死ぬなよ。
お姉ちゃんが死んだら

僕の発明を証明してくれる人が
誰もいなくなっちゃうんだから。

絶対 死なない。
私も 若君様も。

悪丸。

(悪丸)唯之助!
よかった~。

頼みがあるの。
はい。

今から これを持って
こっそり立木山に登って。

頂上まで。

かわいい。
うん。 そいでね…。

<そして 夜明けとともに
1, 000対3, 000の戦が始まった>

若君様~!
留めだて無用!

私めを
どうか お供させて下さいませ!

お前 名前は?
足軽の唯之助でございます!

足軽の唯之助でございます!
足軽の唯之助でございます!

では 唯之助。

しゃっ! 名前覚えてもらえた。

我が身をもって 先陣となし

敵陣に駈け入って
思う存分 ひっかき回す!

どうせなら 立木山まで
一気に駆け抜けませんか?

山まで敵を おびき寄せ
目に物見せてやるんです。

大きゅう出たな。

よい 気に入った。

(いななき)

っしゃ~!

<たった1騎と1人で
高山勢をかく乱したものの

山上へと追い詰められた>

もう 悪丸 早く!

(歓声)

おい! 何じゃ あれは?

♬~

敵じゃ~! 羽木の伏兵じゃ~!

1万… いや 3万はおる!

3万?
3万じゃと?

引け! 引け~!

高山兵が 退いていく。

やった~!

<若君の命 守った。
ありがとう 尊。 ありがとう…>

サッカー日本代表サポーターの皆さ~ん!

今のは 何事じゃ?

わ… 若君!

おお じい。 ただいま帰った。

よ… よう お戻りで。

むじな! 使いの者より聞いたぞ!

若君の馬を引き
高山勢を蹴散らして

立木山までお守りした… とか。

はい!
あ~ でかした!

これより 若君のお馬番とする!

あっ わっ!

もう 思ってたのと違~う!

(久)お城で
つらく当たられてはおらぬか?

(成之)案じめさるな。
ようして頂いておりますゆえ。

あのお方も?

父というのに あのお方は

お前に笑み一つ
くれようともせなんだ。

ただ我らを 忌むように遠ざけ

あまつさえ
お前を亡き者にしようと…。

母上 それは昔の事にございます。

じき 私が…

総領となりましょうゆえ。

唯之助。

休憩中です。

厩の掃除なら しましたし

馬糞の始末なら
悪丸に言っちゃって下さ~い。

たわけ わしじゃ。

あっ 若君様!

アハハ やだ もう~。

遠乗りに行く。 ついてまいれ。

遠乗りって…。

初デート!

♬~

どうした? 疾風は
まだまだ駆けたがっておるぞ。

え…?

<まあ
私のデートは こんな感じですわ>

高山とは 和議を結ぶ事になった。

よかった。

あれほど羽木の領地を
侵そうとしていた者らが

いともやすく和議に走るとは
いささか腑に落ちぬのだが。

でも
和議はしなくちゃ駄目ですよ。

そう思うか?
思います!

戦になったら
また 誰かが死にます。

死んだら その人だけじゃなくて
悲しむ人が大勢増えます。

お前なら そう申すと思っていた。

和議には わしが行く。

兄上の勧めもあってのう。

高山に含むところがあるなら
それも見極めねばならぬ。

じゃあ
疾風は 私が引いていきますね。

馬には乗らぬ。
和議の装束で 輿に乗るゆえ。

そしたら 若君様を
守れないじゃないですか!

ハハハ… お前は まことに面白い。

<和議だって。
これで もう 若君の命は大丈夫>

≪(坂口)そのとおりじゃ。

我ら高山に
ぬかりはござらぬ。

では今宵 吉田城にて忠清を…。

あの坊さん 成之様の家来の…。

忠清って
若君様に何かする気じゃ…。

♬~

(遠太)唯之助?

唯之助ではないか!
若君は?

若君は ご無事ですか?
お前 なぜ それを?

やっぱり…。

う…。

若君様!
若君様!

矢が?

(宗庵)
矢は 心の臓を外れております。

されど お体の中は
既に かなりの血だまり。

もはや
手の施しようがございませぬ。

ううっ うっ…。

秘剣 でんでん丸。

若君様。

やだ…。 起きて!

死なないで!

唯之助。

そこは… 痛い。

若君様。

なぜであろう

お前が来るような気がしていた。

若君様

私が
和議を勧めたりなんかしたから。

決めたのは わしじゃ。

泣くな。

これも 世の定め。

こんなもんが定めなはずない!

これ 持って下さい。

これは…。

説明してる暇はありません。
とにかく 私の言うとおりに。

これを抜いて下さい。

向こうには弟がいます。

母は医者です。

若君様を必ず…
必ず助けてくれます!

私を信じて。

やはり お前は面白い。

これで よいのか?

若君!

お前は… ふくであろう。

ふく。

はい ふくです。

ごめんなさい。
まことの名は?

唯です。 速川 唯。

若君様!

(美香子 覚 尊)うわ~!

誰?
っていうか 何?

う… うう…。

この人 ケガしてる!

すごく血が出てない?
ってか 何で着物? 何で?

とりあえず 治療室
さっさと運ぶ。 手伝って。

お父さん。
よいしょ。

♬~

たける。 わかぎみを よろしく。
ゆい」。

瀕死の若君を丸投げですか!?

おかしい。

<1か月後の満月に
現代から戻れば

3分後には こっちの世界に
戻ってくるはずなのに。

若君 戻ってこない。
何があったの?>

はっ! あのまま
平成で死んじゃったとか?>

(宗庵)うう…。
うわっ!

≪(信茂)若君~。
じいが戻りましたぞ。

ええっ!

ややっ! 若君!
うっ これは また どうして?

宗庵!
はっ! 何をやっとる!

いや…。 若君!
若君は どこ行ったんじゃ!

<お尋ね者にされた私は
ひとつきの後…>

イテッ…。

ああ 寒っ! あ~…。

一晩の辛抱。 しゃ~。

<今夜は満月。
若君はきっと戻ってくる>

<でも 翌日
若君は帰ってこなかった>

(忠高)何じゃ?
そのぐんなりした小童は。

お馬番足軽
唯之助にございまする。

この者が 高山の間者だと?

ただのひょうげた小僧ではないか。

おい 起きろ。

ああ~ もうよい。 帰せ。

そのような小童が 忠清の命を
狙うとは とても思えぬ。

父上。

この者が確かに吉田城で

若君様の寝所に忍び込むのを
見た者がいるのです。

何だと?
(千原)幾人もが見ております。

この者は 己の姿を偽り

若君様に
近づこうとした者にございます。

どういう意味じゃ?
ただいま ご覧に入れましょう。

唯之助の着物を剥ぎ取れ。

はっ?

≪殿!

若君様… ご無事で。

忠清。

まさか…。

唯…。

唯之助!

これは…。

なんとした事だ?
はっ。

高山と内通し 若君のお命を
狙ったとの疑いで捕らえまして…。

たわけ! 唯之助の働きで わしは
こうして生きておるのじゃ!

若君様!

(信茂)若君!
若君が生きて戻られたと!

あ… あ~。

唯 まさか このような目に
遭うていようとは。

やだ 髪べたべたなのに。
すまぬ。

許せ。

<生きてたんだ 若君。 よかった>

<「次の満月 一度帰って 家族に
元気な顔を見せてこい」って

若君が。 優しい~>

次 戻ってくる時は
今度こそ 腹を決めてまいれよ。

やだ もう。

父上 母上
尊にも よろしゅうにな。

うん。

それと…。

これは 向こうで読め。

若君からのメールだ。

じゃあ
ちょっくら行ってきますね。

唯。
うん?

この世に わしの前に現れた事

心より礼を申す。

何すか? 永遠の別れみたいに。

お前の事は 生涯忘れぬ。

それ 3分後に
もう一度 言って下さいます?

すぐ戻ってくるんで。

そうであったのう。

じゃあ。

若君様。

私 今まで
ちゃんと言った事ないから

今 言いますね。

私 若君様の事が…。

大好きなんです。

おお~!
お姉ちゃん?

いつの間に。

何 その格好?
ヘヘヘ かわいかろ?

おお~ なかなか似合ってるぞ。

若君が きれいにして
見送ってくれたのね。

父上様 母上様。

何 何? 何が始まるの?

ただいま戻りました。

でも あとひとつきで
みんなとは お別れです。

来月の満月で 向こうに行ったら

今度こそ
もう二度と戻れなくなるけど

私 必ず 若君と幸せになるんで。

来月 もうないよ。
…は?

今回のが最後だから。

うそ…。

「うそをついた事 すまなかった。
許してほしい。

お前には 戦のない世で
幸せに暮らしてほしい。

わしも こちらの世で
必ず 生き抜いてみせよう」。

若君がいない世界なんて
生きてたって意味ない。

若君は そういうの
喜ばないと思う。

若君が好きなお姉ちゃんは

きっと 元気なお姉ちゃんだと
思うから。

好きって 誰を?

若君は お姉ちゃんが
一番好きだって言ってた。

いつ? どこで?
どんなふうに?

わしは 唯ほど好もしいおなごに
会うた事がない。

若君が?

だからさ そう言ってくれた
若君のためにも…。

タイムマシンが使えなくなったのって
燃料が切れたからだよね?

まあ そうだけど。
あと どれぐらいで出来るの?

<何だかんだで 半年かかって
ようやく1往復分の燃料ができ…>

これで本当に最後だから。

分かった。
それと…。

ジャジャ~ン! 金のけむり玉とゴーグル。
ゴーグル?

何それ?

この玉を 地面に投げつけると

1時間だけ 100m四方を
真っ白な煙で覆えるんだ。

その中は
ゴーグルをつけた人しか見えない。

危険な時に使って。

しゃっ!

<ところが 戦国に戻ったら

若君には 政略結婚させられる
許嫁がいた>

笛を聴かせて頂けませぬか?
姫も いかがじゃ?

<でも それが 若君の選ばなきゃ
いけない道だとしたら 私…>

若君!

私 ずっと若君に会いたくて…。
何をしておる?

え?
何故 戻ってまいった?

わしが どのような思いで
お前を帰したと。

ああっ!

何をしておる たわけ。
いいんです!

よくはない…。
私 決めてたんです。

今度 若君に会えたら
もう あっちには帰らないって。

ずっと若君のそばにいるって。

会えなくなるのは
もう二度と嫌だから。

唯。

私の気持ちは変わりません。
どこまでも お供します。

走って走って。

私は 若君様の…
羽木九八郎忠清様の足軽だから。

いかがした?
松丸のご家来衆が

阿湖姫様がおられぬと
騒いでおります。

おられぬ?

(かめ)
ほんの少し 目を離した隙に…。

申し訳ございませぬ!

(源三郎)若君様。

門番が 先ほど 松丸の下女が
城下へ出たと申しております。

供に 唯之助を連れて。

何だと?

<なぜか 阿湖姫と
仲よくなっちゃって

姫を お城の外に連れ出す事に。
ところが…>

あやめさんっていう人に借りてた
かつらと着物を返しに行くんです。

この先を まっすぐ行った
一笠座という…。 (阿湖)キャッ!

ちょっと何? 離せ!
何をするのじゃ!

阿湖様!?
(阿湖)何をするのじゃ? 離せ!

阿湖様! とう!

阿湖様 こっちへ!


私と着物を取り替えましょう。

えっ?
私が姫のふりをして走りだし

あいつらを引き付けます。
その間に 姫は逃げて下さい。

されど それでは唯之助が…。

捕まるもんですか
あんなおっさんたち。

まっ とにかく急いで。

そなた… おなごか?

げ… しまった。

<阿湖姫の身代わりで
捕らえられた先は

なんと…>

あの~ ここは一体?

高山の本城 長沢城じゃ。

こちらは ご当主 高山宗鶴様じゃ。

(宗鶴)姫。

二度と
このような事はなされるな。

もし また
城を出ようとなされば…。

なされば?

ああ~ ごめんなさい!
(笑い声)

おとなしゅう 松丸から
人が参るのを お待ちあれ。

松丸から 人が?
おお。 祝言の立ち会いにのう。

姫様と宗熊様の。

ん? 私と… くま?

<阿湖姫のお兄さんが
祝言の立ち会いにやって来た。

阿湖姫じゃないってバレたら
殺されるかも>

おお 姫 来られたか。
さあ 中へ。

はっ。

(宗鶴)いかがなされた? 兄上に
よ~く顔を見せてあげなされ。

はあ…。

何じゃ? あの気味の悪い動きは。

さあ?

こ… この度は ご機嫌麗しゅう。

久しぶりじゃのう 妹よ。

えっ?

わ… わわわ…。

息災でおるようじゃのう 阿湖。

ああ ああ~。

阿湖姫の事は このように
心より もてなしておりまする。

息子 宗熊も
大層な気に入りようでのう。

まことに かたじけのう存じます。

どうであろう?
兄上も ご同席の今宵

早々に
婚儀を済ませてしまっては。

今宵でございますか?
(宗熊)はい。

それは よいお考えにございます。

(宗鶴)うむ。

では 姫のお支度を。

兄上様。
阿湖。

後ほど。

<何これ? 超かっこいい>

高山のご正室が 代々
お召しになった打掛でございます。

姫様。 姫様!
離せ!

<くまとの結婚式? そんなの嫌!>

(嶋)みんな来やれ 誰か手を…。

何じゃ これは!?

まあ! ああ~!

(嶋)火事? 火事か!?

<もしかして 若君
あれを使ったのかも>

この玉を 地面に投げつけると

1時間だけ 100m四方を
真っ白な煙で覆えるんだ。

うん?
殿が!

(せきこみ)
若君?

(宗熊)宗熊です!
くま?

(宗熊)宗熊が 今そばに!

<くまに恨みはないけど
触ってきたら…>

(宗熊)姫!
<んなろ~!>

わしじゃ! 唯。

若君!
(ぶつかる音) あっ 痛い!

あ…。
大事ないか? 大丈夫です。

[ 回想 ]
(尊)その中は
ゴーグルをつけた人しか見えない。

<そうでした>

(宗熊)阿湖姫~!
わしの背に。

何じゃ これは!

今しばらくの辛抱じゃ。

<夢みたい。 若君の背中 そして…>

若君の髪。

阿湖姫! もそっと近くに!

なぜ 逃げるのだ!

宗熊が 侍女を
お前と間違えておる。 アッハハハ…。

<こんな状況でも
余裕で笑えるなんて…>

超好き!
く… 苦しい。

(かめ)姫様!

(かめ)どうされました?

(成之)仏間で ご気分を
悪うされておられた。

(かめ)お水を。

ありがとうございます。
大事ございませぬゆえ。

このところ 仏間に籠もられ
ずっと祈っておられたようだが。

大した事では…。
忠清殿の事でござるか?

(成之)一昨日 供を連れ
城を出るのを見かけ申した。

よもや 唯之助のため

高山領へと向かった
というのではありますまいの?

必ずや唯之助を救い出すと
そう仰せになり…。

阿呆じゃ。

私も 一度は覚悟を決め
送り出したものの

やはり 不安で…。

成之様。 成之様のお力で

なんとか 2人を
救い出す事はできませぬか?

わしが?
高山には 手づるがおありのはず。

そなた なぜ それを?

お願いです。 お二人を どうか!

わしに頭を下げるくらいなら

なぜ忠清殿を
止めなかったのじゃ。

幸せになって
頂きたかったのです。

忠清様の思われる方と共に。

それで…

忠清殿は 今どこに?

♬~

山に入るぞ。

おお…。

高山からの追っ手をまくには
ほかに手はない。

山の向こうは 小垣じゃ。

救いに行ったはずが
かえって難儀をかける事になった。

全然 オッケーっす。

さあ 行きましょう!

っしゃ!

ん? 早く!

<このあと 私は 決死の覚悟で
危険を羽木軍に知らせ…>

行くぞ。

<兄上さんが助けにきて
若君と力を合わせて 敵を撃退>

<ついに きゅう敵 高山との和議に
成功しました>

わしからは 一切攻めぬと
ここで誓おう。

♬~

若君。

若君 痩せた?

わっ! あ…。

傷の具合は いかがじゃ?

ああ そういえば…
フフフッ 忘れてた。

お前らしいのう。

この傷は…。

これは… 山を下る時 木の枝で。

すまぬ。

わしのために お前を一人

敵陣の真っただ中へ
走らせてしまった。

やっぱり。

私 山の中を走りながら
ずっと思ってたんです。

目が覚めた時 若君は
自分を責めるんだろうなって。

そう思ったら私 すぐにでも
若君のそばに走っていきたくて。

でも 無事でよかった。

よかった。

唯。

この忠清の妻になれ。

ん?

妻?

なります!

よい返事じゃ。

あの…。

ギュッてしてもいいですか?

ギュ?

あの…。

あ…。

若君。

<この人の命
初めて会った時より

何倍も何万倍も
大事なものになってた>

♬~

(源三郎)若君様。

えっ?

ええ~。
何じゃ?

殿が 戦の子細を伝えよと
お待ちにございます。

そうか。 今 参る。

<お父さん お母さん 尊

私たち 結婚する事になりました>

(美香子)尊~。

お~し 揚げたてだぞ~。
待ってました~。

<満月の夜 我が家の夕食は
決まって レンコンの挟み揚げだ>

(2人)うん。
おいしい~。 だろう?

<若君も
レンコンの挟み揚げが好きだった>

うまい! これは何じゃ?
(尊)レンコンの挟み揚げです。

お父さんの得意料理なのよ。
エヘヘヘ…。

わしは このように うまいものを
食うた事がない。

若君! 教科書に
載ってないかもしれないけど

僕 若君の事 忘れないから!

若君や きっと大勢の人たちが

同じように生きてたんだなって

覚えてるから!

尊 レンコンの挟み揚げ
あと4個しかないけど…。

食べないんなら 食べちゃうわよ。

いや 食べる。

<姉は 若君に会えたのだろうか。

そして 残り1回分しかない
タイムマシンで

ちゃんと 現代に
帰ってきてくれるのだろうか>

♬~

お姉ちゃん?