ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

さくらの親子丼2 第3話 真矢ミキ、塩野瑛久、岡本夏美、祷キララ… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『<オトナの土ドラ>・さくらの親子丼2 #03【湯気の向こうに幸せの記憶】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 由夏
  2. 玲奈
  3. 川端
  4. 鍋島
  5. 詩さん
  6. 桃子
  7. 敏江
  8. 何か
  9. 健吾
  10. マリア

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『<オトナの土ドラ>・さくらの親子丼2 #03【湯気の向こうに幸せの記憶】』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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<オトナの土ドラ>・さくらの親子丼2 #03【湯気の向こうに幸せの記憶】[字][デ]

さくら(真矢ミキ)によって、シェルターの雰囲気に変化が。そんな中、勉強一筋の詩(祷キララ)は、好きな人に告白できず悩んでいた。彼女もまた壮絶な過去の持ち主で…。

詳細情報
番組内容
さくら(真矢ミキ)が通うようになってから、「ハチドリの家」の雰囲気に変化が訪れる。香(塩野瑛久)はすっかり心酔し、女子たちも全員で食卓を囲むことが増えて以来、“女子会”で盛り上がることがあった。
ある日、由夏(岡本夏美)は東大の医学部を目指すほど優秀な詩(祷キララ)から「通っている図書館で気になる男子がいるのだが、どうやって打ち解ければいいのかわからない」と相談を受ける。
番組内容2
勉強一筋で、人とのコミュニケーションの取り方が思いつかない詩に由夏は驚きつつ、ありのままの素直な自分を見せるようアドバイスする。図書館で彼から話しかけられた詩は、ありのままの自分を話し始めるが、それが徐々にエスカレートし始め…。
病院を営む一家に生まれた詩は、ある理由から病院の跡を継ぐよう、父親から強いプレッシャーを受けていた。いくら勉強しても、結果が出ないと父に暴力を振るわれていた詩は
番組内容3
生きることに疲れ、家を飛び出して自ら死のうとしたのだ。その際、親切な男に助けられたものの、男はとんでもないことを強要して…。
父親への復讐のために人生を勉強にのみ費やし、感情を表に出すこともない詩をさくらも心配する。そんな折、いつもの夕食の投票が行われ、その中の一票に「鍋焼きうどん」があった。誰が投票したのかピンときたさくらは、ある行動を起こす。
出演者
九十九さくら: 真矢ミキ 
川端哲也: 柄本時生 

古井戸貞子: 井頭愛海 
新城由夏: 岡本夏美 
井口茜: 柴田杏花 
藤島玲奈: 尾碕真花 
小宮山詩: 祷キララ 
白鳥マリア: 日比美思 
中里拓士:浦上晟周 
大豆生田香: 塩野瑛久 

鍋島真之介: 相島一之 
谷桃子: 名取裕子
スタッフ
【企画】
横田誠(東海テレビ

【企画協力】
古賀誠一オスカープロモーション

【原作・脚本】
清水有生

【音楽】
富貴晴美

【主題歌】
RINA「光」(South to North Records)

【チーフプロデューサー】
市野直親(東海テレビ

【プロデューサー】
河角直樹(東海テレビ) 
浦井孝行(オスカープロモーション) 
村山太郎(オスカープロモーション
スタッフ2
【演出】
木内健人(5年D組)

【制作著作】
オスカープロモーション

【制作】
東海テレビ放送

 


(詩)[ここが
私の暮らす家です]

[鈴木って表札が 出てるけど
この家に 鈴木さんは いません]

[正式には ここは

子どもシェルター
ハチドリの家って いいます]

[子どもシェルターは
いろんな事情で

親から逃げてきた 子供たちが
避難する場所]

[私?]

[まあ 色々あって
ここに 来たけど

そのことは 後で]

(さくら)よいしょ。

(さくら)ねえ。 昨日の夜 冷蔵庫
開けっ放しにしてた子が いるの。

ちゃんと 閉めないと
中のものが 腐っちゃうでしょ。

電気代だって
バカんなんないのよ。

それから 各自
食器を洗うのは いいんだけど

ちょっと 洗い方が
雑過ぎんのよ。

ちゃんと 油の汚れを
落とさないと。 ちゃんと。 ねえ。

ごしごしする。 ねっ。

いい? 分かった?
(拓士)うるさいわね。 もう。

頭の上で ごちゃごちゃ言われると
ご飯 喉 通らないじゃないの。

(さくら)だったら
ちゃんとする!

どうぞ。 どうぞ。

あっ。 詩ちゃん。 おはよう。

朝ご飯 できてる。
みんなと 一緒に 食べよう。

(詩)私は 後で。
温かいうちに

食べた方が おいしいよ。
(詩)ここの規則では

食事は 自分の時間で
好きなときに

食べていいことに
なってますから。

(さくら)そうね。

(さくら)でもさ 詩ちゃん。
やっぱりさ

ご飯って みんなで 食べた方が
おいしいでしょ。

(詩)それって 何か 科学的根拠が
あるんですか?

例えば 人が たくさんいると
アミノ酸が 増幅するとか。

ああ…。 いやいやいや。
えっと。 それは どうかな?

どうだったかな?

(詩)私は 後で。

OK。

よいしょっしょ。

[さくらさんが ここに 来てから
2週間になる]

由夏ちゃん。
(由夏)何?

朝ご飯。
(由夏)はっ?

玲奈ちゃん。

≪玲奈ちゃん。
≪(たたく音)

≪玲奈ちゃん。
(玲奈)もう。

いませーん。

[口うるさくて
めんどくさい おばさんだけど…]

[さくらさんが 来てから

何か この家の雰囲気が
変わったような気がする]

(香)さくらさん。
これ どこ 置きます?

それ そこ。
(香)うっす。

[例えば こいつ]

[今まで スタッフに
逆らってばかりいた この子が

さくらさんには 従順で。
その理由は…]

《幸二郎!》

[こういう 単細胞は

人が 力に ものをいわせる場面を
見ちゃうと

無条件で その人を
リスペクトしちゃうらしい]

[でも 変わったのは
この単純バカだけじゃなくて…]

[今まで 女子は
あんまり みんなで

話すこと なかったんだけど

あれから 時々 みんなで
おしゃべりするようになった]

(マリア)彼氏? いたよ。
(玲奈)どんな?

(マリア)うーん。 どんなって…。
いい子だったよ。

(玲奈)別れちゃったんだ?
(マリア)うん。

(茜)何で?

(マリア)マジで
好きになっちゃったから。

(茜)好きになったら
どうして 別れるの?

茜。 よく 分かんない。
(由夏)私 分かるよ。

(由夏)マジで 好きになったら
別れんの つらいもんね。

(マリア)ホントの自分 見せたら
相手 逃げるに 決まってるじゃん。

(茜)ホントの自分って?

(マリア)《嫌!》

(由夏)それ 聞く?

(玲奈)言っちゃ いけないんだよ。
ここでは。

(茜)茜は 平気だよ。
彼に ホントの自分 見せても。

(由夏)そうなんだ。
(茜)うん。 だって

彼 知ってるもん。
全部 茜のこと。

(由夏)えっ? 話したの?
(玲奈)っていうか いんの? 彼氏。

(茜)向こうは その気みたい。
でも これからよ。

(玲奈)これから?
(茜)うん。

(マリア)もしかして
この家に いる?

まあね。
(玲奈)えっ!? マジで?

(玲奈)えっ? 拓ちゃん?
(茜)まさか。

(玲奈)じゃあ 大豆生田?
(茜)無理でしょ。

じゃあ 誰?

(鍋島)何?

(ドアの開閉音)

(由夏)マジか!?
(玲奈)あり得ない!

(茜)いや。 おじいちゃんだよ。
(玲奈)じゃあ 誰?

(マリア)川端弁護士。

(玲奈)えっ? えっ? えっ?
じゃあ 何?

川端が 茜のこと その気なわけ?
(由夏)そんなわけねえじゃん。

だって 川端さん
茜に すごい 優しいし。

(玲奈)どう 思います? 由夏さん。
(由夏)えっ?

いや。 まあ 川端
女に モテなさそうだし

その気があっても
おかしくないけどさ…。

でも さすがに ここの子に
手 出しちゃ まずいっしょ。

(玲奈)淫行だもんな。
弁護士 失格だな。

(茜)川端さん。
そんな人じゃないよ。

確かに 見た目
ぱっとしないけど。

でも すごい 優しいし。

茜。 川端さんとだったら
幸せな家庭 つくれると思う。

幸せな家庭ね。

(由夏)まだ そんな
夢みたいなこと 言ってんの?

(茜)いいじゃない。
家族だんらんが

茜の夢なんだから。
(由夏)だから 家族だんらんは

幻想なの。 ねえ。 詩?
(詩)えっ?

言ってたじゃん。
そんなの幻想だって。

(詩)うん。
(由夏)ほら。 詩みたいに

頭のいいやつが 言ってるから
間違いないわけ。

[私の好きな 谷川 俊太郎の

『二十億光年の孤独』という
詩の中に こんな一節がある]

[「万有引力とは
引き合う 孤独の力である」]

[この 2人が
ここで 言い争っているのも

万有引力
せいなのかもしれない]

[みんなの孤独の力が 引き合って
ここに 集っているのかも]

[家族だんらんなんて 幻想だ]

[父への憎悪は
私の心の 奥底で

今でも マグマのように
沸々としている]

[そんな私でも

誰かを 愛することが
できるのだろうか?]

ハァー。 ハハハ。

どうした?
ぼんやりしちゃって。

さっき 何か 楽しそうだったね。
女子トーク

ホント言うとさ ちょっと
立ち聞きしちゃった。 恋バナ。

詩ちゃんは どうなの?
うん?

♬~

(由夏)何?

(詩)ちょっと いい?

(由夏)ふーん。
好きな人 いるんだ。

(詩)うん。

で?

どうしたら いい?
(由夏)どうしたら いいって?

(詩)この先。
(由夏)えっ? 付き合えば?

(詩)どうやって?
(由夏)どうやってって…。 普通に?

前のときは どうだったの?

(詩)付き合ったことなんか
ないし。

そもそも 男の人
好きになったことも ない。

(由夏)一度も?

(詩)毎日 勉強で
そんな暇 なかったから。

(由夏)マジか。

どうやって
きっかけ つくればいい?

きっかけ…。 えっ!?

話したこと ない。
(由夏)そこから?

(詩)うん。
(由夏)えっ。

例えば 勉強
教えてくれって 頼むとか?

なるほど。

ねえ。 ちょっと やってみて。

(詩)今?
(由夏)うん。 その子だと思って。

(詩)この問題…。
どうやって と… 解きますか?

うん。 怖い。
(詩)駄目?

(由夏)もっと 甘える感じで?

無理。

じゃあ もう 今ので いいから
もっと こう 素直に。

何か 詩って 身構えた感じで
近寄り難いからさ。

素直な感じ?
(由夏)そう。

ありのままな感じで。
(詩)ありのまま…。

(鍋島)あっ。 詩さん。
5時が 門限だからね。

はい。 いってらっしゃい。

(由夏)詩。

頑張って。

(由夏)大丈夫か? あいつ。

(玲奈)何 頑張るんすか?
(由夏)何でもないよ。

ほら。 玲奈の番だよ。
(玲奈)はーい。

(川端)あっ。 茜さん。
準備できた?

(茜)はーい。
(川端)じゃあ いってきます。

(鍋島)ご苦労さま。
(茜)いってきます。

(鍋島)いってらっしゃい。

(茜)川端さん。
今日 茜 観覧車 乗りたいな。

(川端)ああ。 うん。

(玲奈)ムカつきますね。
(由夏)どうせ 泣きを見るって。

(玲奈)先生!
うちらと カラオケ 行こう。 ねっ。

(由夏)鍋ちゃん。 お願い。
(鍋島)駄目。

君たち この間の 一件があるから
しばらくは 外出 禁止です。

♬~

(川端)茜さん。 元気になったね。
よかった。

(茜)いつまでも
落ち込んでらんないしね。

(川端)ところで
これからのことなんだけど。

(茜)これからのこと?
(川端)君の これからだよ。

僕も 色々と 考えてるんだ。

分かってる。
茜も 前向きに 考えてるから。

(川端)へえ。 そうなんだ。
よかった。

(鍋島)川端先生。 大丈夫かな…。

大丈夫って?
(鍋島)茜さんですよ。

あの子のために 一生懸命なのは
分かるんですけどね。

優しいですからね。 川端さん。

でも その優しさが
あだになることが あるんです。

ここに来る子たちは

人から 優しくされたことが
ほとんど ないんですよ。

おかしなことに ならなきゃ
いいんですけどね。

♬~

(由夏)《例えば 勉強
教えてくれって 頼むとか?》

(詩)あのう…。
(健吾)ねえ。 これって

どうやって解くか 分かる?
(詩)えっ?

♬~

(健吾)すげえ。
こんなの 解けちゃうってことは

東大 狙ってたりとかする?

(由夏)《もっと こう 素直に》

《何か 詩って 身構えた感じで
近寄り難いからさ》

(健吾)あのう。
(詩)はい。

(健吾)家 どこ?
(詩)家?

(由夏)《ありのままな感じで》

家は 弘前です。

(健吾)弘前
(詩)青森県

(健吾)えっ? 何で ここ?
(詩)事情があって 東京に。

(健吾)事情って?
(詩)東大の医学部 入るために

東京の高校に 入って。

だから 母親と 2人で
マンション暮らし してました。

渋谷で。
(健吾)ああ。 そういう。

父親は 弘前の病院で
院長 やってます。

(健吾)院長…。
(詩)6個上の 兄がいて

いずれは 父の後を
継ぐ予定だったんですね。

ところが 兄は
二度 受験に 失敗して…。

(詩)《ありのまま…》

(詩)それで 父は 私に
後を継がせようとして…。

(光信)《お前は くずだ。
ごみだ。 死ね!》

(詩)中学に 入ったときから
高校2年まで

勉強以外 何もしたことが
なかったんですね。

で 模試の結果が 出るたびに
殴る蹴るで。

あっ。 顔は やられてないんです。
バレると 大変だから。

おなかとか お尻とか。

それから たばこで。
ほら。

(詩)《ありのまま…》

(詩)生きてるのが つらくて
こんなことも しちゃいました。

それで 耐えられずに 家
出たんですね。 高校2年の冬に。

頼る人 どこにも いないから
街を うろうろして。

死ぬかと 思いました。
おなかが すいて。

そしたら 親切な人が
声 掛けてきてくれて

ご飯
食べさせてくれたんですね。

でも その代わり ちょっと
一緒に おいでって 言われて。

(男性)《お名前は?》

《さゆみです》
(男性)《カワイイ名前だね》

それって もしかして…。

アダルトビデオ。

そこまで 言っちゃった?
(詩)ありのままに。

で? 相手は?

(詩)用事 思い出したって
帰った。

(由夏)そりゃ 引くわな。
誰だって。

(詩)でも 私 ありのままに。
(由夏)いや。

ありのままの 意味が 違えじゃん。
(詩)そうなんだ。

人間の頭ん中って
分かんないよね。

何で あんたみたいに
頭 いいやつがさ

こんな 当たり前のこと
分かんねえかな?

ねえ? 一つ 聞いてもいい?
(詩)何?

AVのこと 親 知ってんの?

知ってるよ。
父親に 送っといたから。 DVD。

(桃子)今日は 詩さんの
進路の方向を 決めたいの。

(詩)はい。
(桃子)まずは これからのことね。

(鍋島)やっぱり 受験するの?
(詩)はい。

(鍋島)で どこを
受けることにした?

東大 理三です。

医学部? すごいわね 詩ちゃん。

受かるか 分からないけど。
(桃子)でも まずは

受かったときのことを
考えましょう。

(桃子)まず 言っとかなきゃ
いけないのは

このシェルターは 2カ月しか
いることが できないの。

あなたの進路が 決まったら
あなたは ここを

出ていかなくちゃ いけない。

(鍋島)自立援助ホームと
いってね

住むところが ない人のための
施設が あるんだけど

なかなか 空きがないんだ。

まず 生活費を どうするか?

アルバイトで 何とか
やっていきます。

都内の 一人暮らしは
結構 掛かるわ。

それに 大学の 入学金や 授業料。
これを どうするか?

(鍋島)国立大学で 90万弱。
私立だと 100万 超えるかな。

ねえ? 詩ちゃん。
一度 青森に帰って

お父さんと 話し合う気はないの?
いや。 例えばよ。

東大 医学部に 入ったとしたら
お父さんだって 喜んで

援助してくれるんじゃ
ないかなって。

もし 青森の家に 帰ったら…。

私 父親を殺すと 思います。

そう。
じゃあ 帰らない方が いいわね。

たぶん。

分かったわ。

実は 前から
考えてた方法が あるのよ。

(桃子)あなたが 一人暮らしを
するっていうことを 前提として

経済的援助を 求める
扶養調停を

家庭裁判所に 起こそうと 思うの。
(詩)扶養調停?

(桃子)うん。 簡単にいうとね
あなたの お父さんに

学費や 生活費の 援助を
してくださいって

家庭裁判所が 説得するの。

それで 父親は
お金 出すんですか?

分からないわ。

でも お父さんは
社会的地位の ある方だから

あなたのことで 家庭裁判所
呼び出されたりするのは

信用に関わるから 調停に
応じてくれるんじゃないかしら。

(詩)分かりました。
よろしく お願いします。

(桃子)はい。 じゃあ 今日は
もう いいわ。 ありがと。

♬~

(鍋島)東大 医学部か。

それって 父親への
復讐のつもりなんですかね。

(桃子)そうみたいね。
難しいなぁ。

AVの現場から 逃げ出して

橋から 川に飛び込んで
死のうとしたのよ あの子。

でも 親は 病院に
迎えにも 来なかった。

で 行き場がなくて
このシェルターに 来たの。

あの子が 生きてるのは 父親への
復讐のためかもしれないわ。

(鍋島)復讐が 達成できたら
どうするつもりですかね。

そんな。
復讐のために 生きてるなんて

悲し過ぎるわ。
まだ 18で。

(玲奈)2。 もう。
これで 戻んの 2回目だよ。

(由夏)玲奈の人生
そのものじゃん。

(玲奈)はい。 貞子の番だよ。

(玲奈)うん。 2。

(玲奈)「無事に 双子を出産」

「みんなから お祝い
1万ドルずつ もらう」だって。

よかったね。 貞子。

(由夏)はい。 おめでと。
(玲奈)おめでとう。

(由夏)私。
(玲奈)はい。 由夏さん。

≪(救急車のサイレン)

♬~

♬~

(玲奈)えっ? 何?

♬~

♬~

はい。 それでは 今晩
何が 食べたいか 投票 始めます。

(茜)はーい。
(香)あれ。 何だっけ? あれ。

(拓士)うん?
(香)あれが いいんだよ。

はい。 急いで 急いで。
はい はい。

貞子ちゃん。 書こう。

いっぱい 食べてもらわないとね。
思いっ切り 書いて。

どーん。
ハチドリ。 ハチドリ。

はい。
はい。 それでは 本日の

晩ご飯リクエストの
投票 結果発表です。

(茜)イェイ。
ありがとうございます。

まずは こちらからです。

白票。
いいんです いいんです。

さっ さっ さっ さっ。
はっ!?

親子丼。
んっ!

と 思いきや 白票。

次です。 おっ。

親子丼。

あっ。
空揚げ? うん? うん?

次は 次は。
何と またまた…。

空揚げ。

じゃん。
わあー。

親子丼だけは 絶対 嫌。
うーん。 また この方ですか。

これで 最後の 一票です。
いきます。

じゃん じゃん じゃん じゃん…。
何か 書いてある。

えっ!? 鍋焼き うどん。

(一同)うん? はっ? 鍋焼き…。

(由夏)鍋焼きうどんって 何?
(玲奈)さあ?

(香)あれ? ってことは…。

(香)空揚げ。
空揚げ。

まだ 揚げるからね。
どんどん 食べてね。

貞子ちゃん。 サラダにしておこう。
(香)正解だな これ。

ねえ? おいしい?
(香)うめえよ。

(茜)おいしい。
そう? よかった。

≪(ノック)

ちょっといい?

やっぱり 受験勉強の夜食って
いえば これよね。

食べたかったんでしょ?

鍋焼きうどん。

どうして?

漢字で書くの
詩ちゃんだけでしょう。

冷めないうちに 食べて。
ねっ。

♬~

(光信)《何だ?
その反抗的な目は》

《何で お前は 勉強が
できないんだ?》

《死ぬ気で やらないからだろ》

≪(ノック)
≪(敏江)《詩ちゃん》

(敏江)《おなか すいたでしょ?》

(敏江)《さあ。 これ 食べて
元気 出して》

♬~

♬~

♬~

♬~

(水音)

痛っ。

あっ。 痛っ。

どう?
おいしかった?

うん。
そう。 よかった。

ごちそうさまでした。
えっ?

あっ。 いや。

ここに来て 初めて 言われた。
「ごちそうさま」って。

そういう ボキャブラリー
ないからね。 みんな。 痛っ。

おっ。 笑ったね。

頑張ってね。
あっ。 でも 無理しちゃ 駄目よ。

ねっ。
風邪 ひかないように。 ねっ。

よいしょ。

(詩)この前…。

この前 言ったでしょ。

《ここはね 盗んだ お金
隠すとこじゃないの》

《みんなが 幸せになるための
場所なの》

ああ。
それが どうかした?

幸せって 何?
うん?

言ったでしょ?
ここは 幸せになる場所だって。

うん。

そうね。

どうってこと ないときなのよね。
幸せだなって 思うときって。

どうってこと ないときって?
うん。

例えばね おいしいもん
食べたときとかさ。

奇麗な景色 見たときとか。

ああ。 それから
誰かに 褒められたときとか。

あと 誰かに 大切な存在だと
いわれたとき。

愛する人
抱き締められたとき?

あっ。 何か 照れくさいね。
こんなこと 言って。

ああー。
どう?

今まで なかった?
幸せだなって 思ったこと。

ないです。
褒められたことも ないし

大切な存在だって
言われたことも ないし。

抱き締められたことだって…。

あった?

いえ。

[本当は あった]

[今まで 一度だけ]

[あれが 幸せ?]

(敏江)《「こんは
赤ちゃんを 待っていました」》

《「こんは おばあちゃんに
赤ちゃんの お守りを頼まれて

さきゅうまちから 来たのです」》

(桃子)この前 話した
経済的援助を求める

扶養調停の件で。
(詩)はい。

(桃子)裁判所は
調停の席に 就くように

あなたの お父さんに
何度も 説得したの。

でも 一切
援助する気は ないって

お父さん 裁判所に
出頭しなかったの。

きっと そうなると
思ってました。

あのう。
(桃子)うん? 何?

私 大学 行けないんですか?
(桃子)そんなこと ないわよ。

親にはね 子供を扶養する
義務があるの。

大学の学費も それに
含まれるっていう判例もあるのよ。

心配しないで。
そのことは こっちに任せて。

あなたは しっかり 勉強しなさい。
分かった?

はっ!? びっくりした。

(詩)ちょっと いい?

はい。
どうした?

この前
さくらさんが 言ってたこと。

幸せって 何かって。
ああ。

私 よく 覚えてないんだけど

一度だけ とても 幸せだって
思えた記憶があるの。

ホント?

たぶん 幼稚園のころ
お母さんの膝の上で

絵本を 読んでもらったことが
あって。

お母さんの膝が とっても
温かくて 気持ちよかったんだ。

あのとき とても 幸せだったの。
そう。

だから あの絵本
ずっと 持ってた。

ぼろぼろに なるまで 読んで。

『こんと あき』っていう話。

いつも 本棚の 一番上に
置いてたの。

へぇ。 読んでみたいな。

あの絵本
持ってきてくれませんか?

どこから?
渋谷の 私のマンションです。

(川端)一緒に 暮らしてた
お母さんは

どうなってるんですか?
詩さんが 家出してからは

弘前に 戻ってるそうよ。

(川端)留守宅に 入るのって
何か 気が引けるんですよね。

詩さんから 入室許可のサイン
もらってありますから。

あっ。 桃子先生にも
伝えてあります。

(川端)でもなぁ。

あの子が 絵本に
こだわってるのは 何かあるんです。

(川端)何かって?
分かんないけど…。

お母さんのこととか?
お母さん。

その絵本が あれば
詩さん この先

生きていけるのかも しれないの。

うわ。
(川端)うわー。

(川端)ここですね。
はい。

よし。
じゃあ 開けます。

お邪魔しま…。
うわー。 すごい。

えっとね。
描いてもらったの。 えっと。

次の 次ですね。
早いね。

はい はい はい。
まあ 広い。

だってさ こんな広い…。
はっ!?

(敏江)誰?

(敏江)泥棒!

(川端)ち… 違うんです!
あのう。 あのう!

社会福祉法人
ハチドリの家の者です。

弁護士の 川端です。
(敏江)ハチドリ…。 ああ。

あのう。 詩さんから 絵本を
取ってきてほしいって 頼まれて。

あっ。 あのう。 これ 詩さんからの
入室許可証なんです。

あのう これ。

おっ。
ここか。

はっ?
あっ。 あのう。

(敏江)あの子のものは 主人が
全部 捨てたんです。

捨てた?

だから ありませんよ。
絵本なんか。

弘前の家にも ないの。
全部 捨てたんです。

もう 詩は この家の
人間じゃないんです。

(敏江)分かったら
帰ってください。

(男性)どうかした?
(敏江)ううん。

(男性)誰?
(敏江)何でもないわ。

あっちへ 行ってて。

もう いいでしょ。
帰って。

(川端)あのう。
あなたは 詩さんの…。

(敏江)母親? そんなの 上の子が
首 つったときから やめたわよ。

でも 詩さんにとっては
あなたが 母親なんです。

詩さん 今 憎しみと 苦しみの
迷路から

必死に
抜け出そうと してるんです。

その出口が もしかしたら
あなたに 膝の上で

絵本を 読んでもらったときの
ことなのかもしれないんです。

詩さん 言ってました。

それが 今まで 生きてきて

一度だけ 幸せだと
思ったときだったって。

悲し過ぎると 思いませんか?

18年 生きてきて

たった 一度しか 幸せだと
思ったことが ないなんて

悲し過ぎますよ。

詩さん 今 一生懸命
受験勉強してるんです。

東大の 医学部 目指して
頑張ってるんです。

せめて お願いです。 あの子を
応援してあげてください。

あの子にとって あなたは

この世で たった一人の
味方なんです。

東大の 医学部ね。
あの子に 伝えてください。

もう そんなの いいからって。

病院の後継ぎは
あなたじゃないって。

主人 よそに 後継ぎ
ちゃんと つくってたんですよ。

だから もう
詩は いらないんです。

お願いだから 私たちに
関わらずに 生きてって

そう 伝えてください。

♬~

川端さん。 帰ろうか?
(川端)はい。

♬~

♬~

マンション 行ったんだけどね
何か 鍵 替わってて。

管理人さんに 聞いたらね
空き巣被害が 続出でね

マンション 全部
鍵 替えたらしい。 うん。

でね これじゃ。
これじゃ 開かなかった。 はい。

そう。
それで これ?

取りあえずね。 ねっ。

さてと ご飯の支度しなきゃね。
ねっ。 今日 何がいい? ねえ?

どうした?
下手なんだね。 嘘つくのが。

ねえ? 詩ちゃん。

人を 憎んで 生きるのは
やめよう。 ねっ。

人はね
悲しみの中で 生きていける。

でもね 苦しみの中じゃ
生きていけないの。

だったら 生きるの
やめれば いいじゃない。

待ってよ。

もう。 もう。

もう ごめんね。 今の私

あんたに こんなことしか
してあげられない。

ごめんね。

[温かい]

[お母さんに 抱かれるのって
こんな感じなのかな?]

詩ちゃん。

ごめんね。

[「人類は 小さな球の上で
眠り 起き そして 働き

時々 火星に 仲間を
欲しがったりする」]

[「火星人は 小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない」]

[「あるいは ネリリし
キルルし ハララしているのか」]

[「しかし 時々 地球に
仲間を欲しがったりする」]

[「それは
まったく 確かなことだ」]

さあ どうぞ。

(茜)いただきます。
(香)うまそう。

ちょっと 箸が あんまり
一緒に ならないようにして。

[「万有引力とは
引き合う 孤独の力である」]

[「宇宙は ひずんでいる。
それ故 みんなは 求め合う」]

[「宇宙は どんどん
膨らんでいく」]

[「それ故
みんなは 不安である」]

[「二十億光年の孤独に
僕は

思わず くしゃみをした」]

(香)どうした?
鼻から ギョーザか?

大丈夫?
(茜・香)ギョーザ 出た?

言わない。
ちゃかさないの。 そうやって。