ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

あなたには渡さない 第6話 木村佳乃、萩原聖人、水野美紀… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『あなたには渡さない #6』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 旬平
  2. 多衣
  3. 笠井
  4. 通子
  5. 矢場
  6. 子供
  7. 父親
  8. 本当
  9. 花ずみ
  10. 自分

f:id:dramalog:20181216000612p:plain

『あなたには渡さない #6』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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あなたには渡さない #6[字]

ついに最終章!夫を奪った愛人・多衣(水野美紀)の妊娠が発覚!通子(木村佳乃)が問い質しても頑なに父親を言わない多衣。さらに、失踪した夫に新たな女の影が…!?

詳細情報
◇番組内容
通子(木村佳乃)の夫・旬平(萩原聖人)が突然いなくなってから1年半…。その夫を奪っていった愛人・多衣(水野美紀)の妊娠が発覚!だが、彼女は父親については口をつぐみ――。そんな中、通子に恋心を寄せていた笠井(田中哲司)が贈賄疑惑の罪に問われることに。様々な出来事に混乱した通子は、笠井に教えてもらった住所を頼りに旬平の元へ。そこには旬平と、幼子を抱えた見知らぬ女がいて…!?急展開の最終章!
◇出演者
上島通子…木村佳乃
矢萩多衣…水野美紀
矢場俊介…青柳翔
立石佐知子…宮地雅子
上島一希…山本直寛
上島優美…井本彩花
前田秀治…柴俊夫
堀口八重…荻野目慶子
小松安代…前田亜季
笠井芯太郎…田中哲司
上島旬平…萩原聖人
◇原作
連城三紀彦『隠れ菊』(集英社文庫刊)
◇脚本
福田卓郎
◇演出
植田尚
◇音楽
沢田完

【主題歌】chay feat. Crystal Kay『あなたの知らない私たち』(Warner Music Japan)
【オープニングテーマ】FAKY『Last Petal』(rhythm zone
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日
【プロデューサー】川島誠史(テレビ朝日)、清水真由美(MMJ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/anawata/
☆Twitter
 https://twitter.com/anawata_ex
☆Instagram
 https://www.instagram.com/anawata_ex/

 


〈料亭花ずみ再建のために
通子が借りた6000万は

多衣が 通子の幼なじみで
建設会社社長の笠井と

関係を持って
用立てたものだった〉

〈それを知った通子は…〉

(立石通子)
私は守られたいんじゃない。

〈笠井への芽生え始めていた
ほのかな思い〉

〈それを断ち切った通子だが

逆に多衣とは 女同士の
奇妙な信頼関係を築いていた〉

(上島多衣)私は
通子さんの夢を自分の夢にして

花ずみを手伝わせてもらいます。

〈しかし
今は多衣の夫で板長の旬平は

ますます商売人として
目覚めていく通子に対し…〉

(上島旬平)
俺は 彼女の本当の生き方を

邪魔してたのかもしれない。

〈そして 旬平は姿を消した〉

〈1年半が過ぎた〉

〈一希はアパートを引き払い
この家から大学に通っている〉

〈私たちの事を
心配してくれたのだ〉

(立石一希)ごちそうさま。
うん。

もう行くね。
ねえ あなた

ちゃんと単位取れてるの?
任してよ。

(立石優美)
真面目だけが取りえだもんね。

〈子供たちは父親の事を
気にしているようだけど

口には出さない〉

そういえば お母さん
お店のほう 順調?

何? 気になるの?

そりゃ
潰れてもらっちゃ困るでしょ。

順調そのものよ。

いらっしゃいませ。
いつも ありがとうございます。

〈花板がいなくなり
どうなる事かと心配したが

それは杞憂だったよう〉

〈花ずみ本店は 変わらず盛況だ〉

(立石佐知子)失礼致します。

〈2階の懐石をやめて

宴会用の部屋にしたのも
よかったようだ〉

〈いなくなった旬平の代わりを
矢場くんがよく務めている〉

〈本店が休みの日には 銀座店を
手伝いにいく熱心さだ〉

明日も向こう行くの?
(矢場俊介)はい。

独り身だし 休んでても
体 持て余すだけですから。

いいぞ 若者。 若い時の苦労は
買ってでもしろっていうからね。

私も明日
様子 見に行こうかな。

多衣さん 頑張ってますよ。
ウフフ。

〈銀座店は 多衣さんが
女将として仕切っている〉

〈旬平が消えて 2~3カ月は

多衣さんも
必死に行方を捜していたが

手掛かりすら つかめぬまま

少しずつ
その不在に慣れていった〉

〈勝浪を買い取って始めた
花ずみ銀座店は

家族客をターゲットにする
方針が当たり

うまくいっている〉

(堀口八重)
矢場くんの さっきの南蛮漬け

お客様 褒めてたわよ。

(前田秀治)こいつ
なかなか筋がいいですよ。

〈そう…。
旬平がいなくても大丈夫だと

この1年半が
証明してしまったのだ〉

矢場くん あれ どこだっけ?
あの… あれ。

やだな。 さっき 自分で
しまったじゃないですか。 はい。

あっ そっか。
お願いしますよ。

(客)「あれ」で よくわかるねえ。
(矢場)まあ なんとなく。

女将と板前は以心伝心なんですよ。

(客)特に若い板前さんは だろ?

フフッ もちろん。
(客)ハハハハ…。

(通子の声)今月も上々ね。

1年前と比べて
売り上げが5割増しよ。

本店も銀座店も
通子さんの読みが当たったわね。

そうね…。

どうかしたんですか?

旬平さん 自分がいなくなっても
店が好調だと知ったら

いよいよ帰って来づらくなるなと
思って。

どちらにしろ 帰ってくる気は
ありませんよ あの人。

〈帰るつもりはないと
どうして言いきれるのだろう〉

〈まさか本当は 旬平と
連絡を取っているのでは…〉

あの… 大丈夫?

うっ…。

♬~

(ドアの開く音)
ごめんなさいね。

気分はどう?
うん もう平気。

わざわざ送ってくれなくて
よかったのに。

多衣さん。

あなた もしかして

旬平さんの居場所
知ってるんじゃないの?

えっ?

時々 会ってるんじゃないの?

いいえ。 どうして そんな事…。

会ってるから

あの人には もう帰るつもりがない
って わかってるんじゃないの?

それに…。

もし間違いだったら
ごめんなさい。

多衣さん あなた…
妊娠してない?

さっき 気分が悪くなったのも
そのせいなんじゃない?

やあね。
ちょっと疲れただけよ。

そうかしら?

ほら…
なんとなくわかるのよ。

私 2人産んでるから。

そうなんでしょ?

♬~

3カ月なの。

医者には よくこの歳で
一日中 動き回って

ここまで順調にきたもんだって
感心されたわ。

まだ どうにかできるし
黙ってるつもりだったけど…。

おなかの子の父親は やっぱり…。

通子さんが
思ってるような事じゃないのよ。

本当に会ってないし
旬平の居場所は本当に知らないの。

だとしたら…。

あっ…。 この部屋に
旬平は帰ってきてないけど

しまっておいても
汚れが付いてる気がして

今朝 全部 洗ったんです。

この部屋の旬平の影も
だいぶ薄くなったけど

影にも垢がたまる気がして。

でも さっぱりしたわ。

やっぱり 「旬平」って呼ぶのは
通子さんに任せる。

私にとっては「旬平さん」よ。
今でも。

♬~

お誕生日 おめでとう。

ありがとうございます。

女将と板前は以心伝心なんですよ。

多衣さん
おなかの子って もしかして…。

それ以上 聞かないで。

今は言いたくない。

♬~

矢場くん 多衣さんのマンションに
行ってる?

えっ?
いや… ほら…

私がね お誕生にあげた靴下が
彼女の部屋にあったから。

ああ 行きましたよ。

部屋の模様替えを手伝ってほしい
って頼まれたんです。

作業したら
靴下が真っ黒に汚れちゃって。

多衣さんが 洗うからって

代わりに新しい靴下を
用意してくれたんです。

本当?
はい。

そう。

〈多衣さんのおなかの子の父親が

旬平でも
矢場くんでもないとしたら

一体…〉

(携帯電話の着信音)

もしもし。

(笠井芯太郎)「みっちゃん
忙しいところ すまない」

「あの… 電話するつもりは
なかったんだが

どうしても
知らせたい事があって」

なんでしょうか?

「旬平さんの居場所が
わかったんだ」

えっ!?

千葉の すみはま市にいるらしい。

「そこの定食屋で
働いているそうだ」

笠井さん もしかして
捜してくださったんですか?

「おせっかいだとは思ったんだが
許してくれ」

みっちゃんの気持ちは
ちゃんとわかってるつもりだ。

みっちゃん…。
もう会いません。

お忙しいのに
わざわざ ありがとうございます。

詳しい場所は送ってあるから。

じゃあ。

♬~

旬平 そこにいるそうよ。

そうですか。

どうしたの?
迎えに行かないの?

私にはもう 迎えに行く資格が
ないですから。

たとえ この子の事がなくても
私が行ったって無駄ですよ。

あなたが行けば別でしょうけど。

そんな事…。

そもそも 通子さんのほうこそ
会いに行く気あるの?

そうね。 私 結局は

あなたと旬平の
仲人をしたようなものだもの。

ここは責任上
私が連れ戻してくるわね。

仲人は 私のほうだったんじゃ
ないかしら。

何を言ってるの?

だって 通子さん

私と旬平さんをくっつける事で

逆に 彼の気持ちの中に

しっかりと
自分を植え付けたんだもの。

旬平さん
私と暮らすようになって

結局 通子さんへの愛に
気づいたようなものだし。

それで出ていったんだもの。

えっ!?

しょせん 私は最初から

離婚危機の夫婦を
くっつけ直すための

仲裁役をやっていただけだわ。

やめてよ。
そんな昔の話を蒸し返すのは。

旬平さんには

私の所には もう戻れないって
はっきり伝えてください。

私には
他に愛した人がいるんです。

それに
私は もういいかげん迷惑だって。

あなたたち2人の夫婦喧嘩に
付き合わされるのは。

♬~

〈多衣さんは 本当に もう旬平を
愛していないのだろうか?〉

〈私は すぐに旬平に会いに行く
決心がつかなかった〉

「笠井総合建設」…。

〈あの時 言っていた
大きな仕事とは この事だ…〉

〈記事には 検察の捜査の手が

笠井総合建設にも
伸びているとあった〉

(笠井の声)このチャンスを逃したら
きっと後悔すると思う。

だから 僕も みっちゃんみたいに
賭けに出る事にした。

笠井さん…。

♬~

(呼び出し音)

(アナウンス)「ただ今
電話に出る事ができません」

♬~

(八重)多衣さんなら

しばらく休むって
連絡ありましたよ。

何かあったんですか?

ううん 大丈夫ですから。

それより お店の事 お願いします。

(チャイム)

〈それ以降 多衣さんとの連絡が
途絶えてしまった〉

〈いろいろな事が続けて起こり

私の中に
説明のつかない気持ちがあふれ

気づくと
私は 旬平の所へ向かっていた〉

(上島旬平)いらっしゃいませ。

(小松安代)いらっしゃいませ。
お一人ですか?

ええ。
こちら どうぞ。

煮魚定食 あがったよ。
はい。

(高村)ここ置いとくよ。

ああ ありがとう タカちゃん。

これから パチンコ?
(高村)おう。

また奥さんに追い出されるぞ。
(高村)そっちこそ

安代ちゃんに
ケツたたかれてんじゃないのか?

もう 高村さんったら。
(高村)ハハハッ。

ごちそうさま~。

ありがとう。
ありがとうございます。

ご注文は?
このお客さんは大丈夫だから。

あっ…。

ここは先輩の店だ。

今は体を壊して療養してる。

彼女はお嬢さんだ。

〈1年半も経てば 新しい女が
できているかもしれない…〉

〈その不安が
当たってしまった気がする〉

ビールでも飲むか?

それより 本当の事を聞かせて。

花ずみや多衣さんには
未練がないんですか?

あっ…。

また黙ってはぐらかす気?

お前は

どうして 店や多衣の事じゃなくて
自分の事を聞かない?

じゃあ 聞くわ。

私には もう未練がないんですか?

相変わらずだな お前のほうは。

自分は振り返らないで

相手ばかり振り返らせようとする。

俺のほうから聞きたい事だよ。

お前のほうこそ
俺に未練はないのか?

(赤ん坊の泣き声)

(安代)ユウちゃん ごめんね。
(戸の開閉音)

答えても仕方のない事もあるだろ。

〈子供までいるなんて…〉

〈もう 何も聞けなかった〉

これが うちの店の看板料理だ。

食べてくれ。

〈見た目は
普通のコロッケだったけど

口に入れると 魚介の潮の香りが
やわらかく広がった〉

美味しい。

そうか。

だけど 花ずみの味じゃない。

〈確かに 花ずみの料理とは無縁の
遠い味…〉

〈以前の旬平とは
別人の味だった〉

俺はもう…
花ずみの味は忘れた。

〈この人は こんな小さな店で

一人前の男になっていた〉

〈私が花ずみを始めたのは

お坊ちゃん育ちの この男を

一人前に
育てたかったからなのだ〉

〈その事に 今 気づいた〉

やだ…。

このコロッケ
あんまり熱いんだもの。

のどが焼けて
涙が出てきちゃった。

♬~

でも…

本当に美味しい。

あなたにしか作れない味ね。

ありがとう。

やっと… 振り返ってくれたな。

♬~

お会計 お願いします。

それから…

これ 預かってきました。

♬~

多衣さん 妊娠してるの。

多衣から聞いたよ。

何日か前に電話があって

お前に頼んだけど

やっぱり 離婚の事と妊娠の事は
自分の口で言いたいって。

♬~

(安代)あの…。

ああ…。

旬平さんの
前の奥様ですよね?

ええ。

今日は どういうご用件で?

いえ 何も…。

ちょっと近くで用事があったので
寄ってみただけですから。

あの… 聞いてもいいですか?

その子の父親って…。

旬平さんです。

♬~

♬~

(テレビ)「東京中央動物園に
よりますと クンクンは先月…」

ただいま。

今日 どうだった?
えっ?

千葉行くって言ってたよね。
お父さんと会ったんでしょ?

元気だった?

うん! 元気だったわよ。
2人によろしくって。

今 晩ご飯の支度するわね。

(テレビ)「収賄の疑いで
逮捕されました」

「海堂靖宏容疑者は
いくつかの建設工事の受注を巡り

ゼネコン会社の
笠井総合建設に対し

便宜を図った見返りとして

巨額の賄賂を受け取ったなどの
容疑で逮捕されました」

「現在 検察が
詳しい収賄の経緯について

調べを進めています」

(呼び出し音)

(アナウンス)「ただ今
電話に出る事ができません」

〈何度 電話しても
笠井さんに繋がらなかったが

翌日 ようやく連絡が来た〉

(笠井)「何度も電話くれたみたいで
申し訳ない」

ニュース 見ました。

「今も いろいろ
対応に追われててね」

「まいったよ」

大丈夫なんですか?

「フフッ… 大丈夫 大丈夫」

〈その明るい声が
余計に私の不安をあおった〉

笠井さん 会って話がしたいの。

絶対に会ってちょうだい!

(笠井)明日 また 取り調べがある。

恐らく そのまま
逮捕という事になると思う。

その前に みっちゃんに会えるとは
思ってなかった。

嬉しいよ。

そんな事 言ってる場合ですか?

今さら焦ったって
逮捕は免れない。

何か はっきりとした証拠が
あるんですか?

それとも ご自分から罪を認める
っていう事ですか?

それは そのうち
ニュースでわかるよ。

いずれにしても
僕が出した6000万の事で

みっちゃんにあらぬ疑いや
迷惑が掛かる事だけは

絶対に避けたいんだ。

あの6000万は僕個人の金だ。

しくじったのは 急いで
用立てなくてはいけなかったから

一度 会社の金から借り出して
そのあと すぐに補填した事だ。

それが今回の賄賂容疑と
時期が近いから

みっちゃんも この件に
関わってるんじゃないかと

検察は必ず疑う。

私が あの時
笠井さんと再会しなければ

こんな事には ならなかったはず。

旬平の事を相談しなければ

笠井さんが6000万出す事も
なかったはず…。

いや それは違う。

第一 僕は みっちゃんに
金を貸したわけじゃない。

確かに あのお金は
多衣さんから借りたものだけど

それは形だけで 実質的には

私が笠井さんから
受け取ったものです。

正直に言う必要はない。

みっちゃんは法律的にも
なんの罪もないし

誤解を招くだけだ。

だから もし
検察から何か聞かれたとしても

多衣さんからお金を借りた
という事だけ答えてほしい。

嫌です。 私 そんな卑怯なの…。

どうして そう…
面倒にしたがるんだ。

今回の事は みっちゃんには
なんの関係もないだろ?

私だって共犯者です。 だって…。

僕も みっちゃんみたいに
賭けに出る事にした。

そう決心できたのは

みっちゃんの頑張りを
見てきたからだ。

私が 笠井さんの背中を
押したようなものでしょ?

うぬぼれないでほしいな。

あれは20年ぶりに会った
幼なじみへの

愛想みたいなものだったんだ。

みっちゃんが…。

君が登場しようがしまいが

僕は やっぱり
あの仕事に賭けていた。

賭けて負けただけだ。

そうか… うぬぼれよね。

♬~

あの金は 僕との男女関係の事で

多衣さんが受け取った
という事になってる。

彼女も承知だ。

多衣さんにも
嘘をつかせるんですか?

嘘じゃないわ。

多衣さん!

おなかの子の父親
笠井さんなんです。

おなかの子の父親
笠井さんなんです。

私たち
一回だけの関係じゃないのよ。

そういう事なんだ みっちゃん。

もう行かなきゃならない。
笠井さん…!

大丈夫。
拘置所がどんな所か知らないが

僕なら もっと面白い拘置所
建ててやれるのにとか考えて

元気にやれるよ。

♬~

これ 預かってきたわ。

♬~

(通子の声)
あとは提出するだけになってる。

ありがとう…。

笠井さんとは いつからなの?

ねえ 通子さん。

私に この子を産ませたい?

えっ? どういう意味?

私に聞く事じゃないでしょ?

笠井さんは どう言ってるの?

事件にケリがついて 落ち着いて

私がその気なら結婚しようって
言ってくれてます。

そう…。 よかったじゃない。

でも 私 誰よりも
通子さんの言葉で決めたいんです。

本当に 私に
この子を産ませたい?

ええ。
もちろん 子供は産まなくちゃ。

私にだって 産みたいという
気持ちはあるんです。

笠井さんの事だって好きだし。

…なら 迷う事ないわよ。

だったら 約束してください。

通子さん
旬平さんとやり直すって。

えっ!?

〈私は 彼女が

母親の先輩としての助言を
求めていると思っていた〉

〈しかし それは違っていた〉

どういう事? 関係ないでしょ?

私たちの事と
おなかの赤ちゃんの事とは。

いいえ。 旬平さんが
通子さんの所に戻るなら

私 笠井さんと結婚して
子供を産みます。

そうでないなら
これは破り捨てて

これから すぐに
旬平さんの所に行って

一緒に暮らします。

もちろん 子供はおろします。

多衣さん!?

〈この人は 旬平を
まだ愛しているのか!?〉

どうして 私が
決めなくちゃいけないの?

通子さんしかいないんです。

私が旬平さんの所に行くのを
止められるのは。

私に 旬平さんとよりを戻すから

笠井さんとの子供を産めと
言って!

(ため息)

残念ね。

私が どう言っても もう無理よ。
どうして?

旬平には 子供がいたわ。

あの店の娘さんと
もう夫婦のようだった。

それはおかしい。

娘さん バツイチで

最近 子供を抱えて
実家に戻ってきたって

電話した時に
旬平さんが言ってたもの。

でも…。

(通子の声)その子の父親って…。

旬平さんです。

彼女は そう断言したのよ。

旬平さんを取られると
思ったんじゃないかしら。

それでも
旬平の気持ちだってあるでしょ。

旬平さんの気持ちは
あなた次第よ。

今だって あの人は

あなたと子供たちの所に
戻りたがってるんだから。

わけのわからない事 言わないで。

そんな事はわかってる。

でも 通子さんが
約束を守ってくれないんなら

旬平さんの所に行きます。

この子を生かすも殺すも
あなたの言葉一つなんです。

そうしたいなら そうすればいい!

まるっきり脅迫じゃない!

だったら 私も
同じ言い方をさせてもらうわ。

行きたければ
旬平の所に行きなさいよ。

おなかの子供を
さっさとおろして。

その代わり 今度こそ
旬平に きちんとくっ付いて

二度と私に近付かないで!

フッ…。

冗談よ。 フフッ…。

私だけが
笠井さんと幸せになるのは

気が引けるじゃないですか。

だから ぐずってみたんです。

通子さんにも
幸せになってほしいから。

フフフ… ああ おかしい。

フフッ…。

〈嘘だ〉

〈さっきまでの燃えるような目
それが本音〉

〈やはり この人は
まだ旬平を愛している〉

(キャスター)「建設工事を巡った
収賄事件で

今朝 笠井総合建設の社長
笠井芯太郎容疑者が

贈賄の疑いで逮捕されました」

(伊藤百合枝)これです。

うちのライバル誌だから
言うわけじゃないですけど

まあ ひどい記事です。

〈常連客の編集者が
雑誌を持ってきてくれた〉

〈記事の中には
笠井容疑者と深い仲の女性として

多衣さんが
イニシャルで登場していた〉

嘘っぱちじゃない。

これじゃ 多衣さんは
男を惑わす魔性の女じゃないの!

矢場くん 悔しくないの?
なんとか言いなさいよ!

はい…。

あの… 多衣さんは
こんな人じゃありません。

こういうのは 黙ってると
エスカレートしますからね。

なんなら うちの雑誌で
反論したらどうです?

お願いします。

(佐知子)もう少々
お待ちくださいませ。

失礼致しまーす。

さっき頼んだブリ大根 まだ?

矢場くん?

矢場!

ブリ大根。
(矢場)あっ…。

(煮詰まっている音)
(佐知子)ああっ!

すぐ作り直します。

花板なんでしょ もう。
しっかりしなさいよ。

すみません。

(佐知子)すみません。
もう少々お待ちいただけますか。

矢場くん ちょっといい?

はい。

〈何を聞かれるか
もう わかっているようだ〉

多衣さんが妊娠してるの
知ってるわよね。

はい。

おなかの子の父親は
あなたなのね?

事情を話してくれる?

俺のほうも
事情を知りたいんです。

つい最近まで 多衣さん

間違いなく俺の子だって
言ってたんです。

俺 産むかどうか迷ってる
多衣さんを説得して

旬平さんにも話をつけるからって。

やっと
その気になってくれたのに

突然…。

この子の父親は あなたじゃない。

笠井さんっていう
建設会社の社長さんなの。

えっ…?

今まで 嘘ついてたの。
ごめんなさい。

あなた いい人だから。

俺 ショックで…。

〈間違いない〉

〈そんな事を言い出したのは
笠井さんの事件があったからだ〉

矢場くん。
多衣さんのマンションに

模様替えに行ったって
言ってたわよね。

その時に
女将さんにもらった靴下を汚して

新しい靴下をもらったんです。

他にも 洋服とかももらって…。

確かに俺は
多衣さんに引かれてました。

生々しい夢も何度見たか…。

それが あの日 現実になった。

これ 俺がもらっちゃって
いいんですか?

あの人の洋服 見てると
私の肌までもが

あの人が脱ぎ捨てて
置き去りにしていった

抜け殻みたいな気がしてくるの。

だから もらってほしいのよ。

♬~

あの人の服が
こんなにぴったりなら

私の体もぴったりなはずよ。

これも もらう気ない?

(ため息)

うぬぼれかしら?

私… 店で矢場くんが私の事を

欲しそうに見てるって
感じる事があるの。

♬~

(矢場の声)でも 俺たち

その時含めて 2回だけだから…。

俺 多衣さんが何考えてるのか
全然わかんない。

〈私にはわかる〉

〈多衣さんは 6000万が
私の手に渡った事実を

隠し通すつもりだ〉

〈おなかの子の父親を
笠井さんにする事で

検察をだまし

6000万の受け渡しを
男女の関係でのやりとりに

見せかけようとしているに
違いない〉

〈彼女は
私と花ずみを守るために

おなかの子まで
犠牲にしようとしている〉

〈そんなの許されない〉

〈許してはいけない!〉

おなかの子の父親は
笠井さんじゃないのね。

私 矢場くんに話を聞いたのよ。

そう。

だから やめて。
店と私を守るために

一人の子供から 本当の父親を
奪ってしまうなんて事

私 絶対に嫌です。

じゃあ どうすればいいの?
このままだと世間は

あなたと笠井さんとの間に
大金をやりとりするほど

濃密で特別な関係があったと
考える。

あなたは女を武器に

男から6000万を引き出した
したたかな女。

花ずみの女将の評判は
地に落ちる。

それでもいいの?

あなたは そうやって
自分が悪者になる事で

逆にいい子ぶろうとしてる。

むしろ 恩着せがましく
その役を引き受ける事で

私に勝とうとしてる。

そうかもしれないわね。

〈私たちの女の戦いは
続いていた〉

〈どちらが より自分を
犠牲にできるかを競う形で…〉

だから?

あなたは悪女役を買って出た
つもりかもしれないけど

私は その役を
奪い取られた気持ちだわ。

かわいそうな通子さん。

通子さんは 何もわかってない。

あなたが どれだけ
旬平さんに愛されているか。

あの人が どれだけ
あなたを諦められないか。

今は そんな事
どうだっていい!

あなたは
こんな事してちゃいけない。

生まれてくる子供のためにも
矢場くんと幸せになるべきよ。

(ため息)

通子さん。

あなた 私が
旬平さんがいなくなって寂しくて

矢場くんと寝たと
思ってるでしょ?

そうじゃないの…?

私は なんとしても

あなたと旬平さんに
やり直してほしいの。

それが旬平さんにとっての
本当の幸せだから。

♬~

わざと矢場くんと寝たの?

私は もう旬平さんには
ふさわしくない女なの。

まさか
おなかの赤ちゃんも わざと…?

完全にふさわしくない女に
なっちゃった。

でも この子のおかげで
あなただって助かるんだから。

嘘よ! 赤ちゃんを
道具みたいに使うなんて

あなたにはできない!
強がってるだけよ!

通子さん 私がどんな女か
まだ わかってないのね。

笠井さんの事も
だまして利用する気?

心配しないで。

この子の事も 笠井さんとは
ちゃんと話してるから。

じゃあ 笠井さんは
全てわかっていて…?

もちろんよ。

あの人は 通子さんのためなら
なんでもする。

そういうところは 私と同じ。

そんな…。

♬~

〈通子は 今度こそ
敗北してしまうと感じていた〉

〈この女の情念は

その身に宿した新たな命さえも
飲み込んでしまうのか〉

〈いまだに続く女の戦いは

紅蓮の炎となって
通子を焼き尽くそうとしていた〉

〈このドラマの主題歌CDを 抽選で
プレゼント。 詳しくは番組サイトまで〉

〈現実の厳しさは
容赦なく襲いかかってきた〉

戻ってきてくれませんか?

私と子供たちの所に。

(矢場)多衣さんがいなくなった!
えっ!?

笠井さん 死ぬ気かもしれない。
駄目よ そんなの!