ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

昭和元禄落語心中 第10話 最終回 岡田将生、竜星涼、成海璃子、山崎育三郎… ドラマの原作・キャストなど…

『ドラマ10 昭和元禄落語心中(10)「八雲」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 拍手
  2. 落語
  3. 小夏
  4. 師匠
  5. 助六
  6. アタシ
  7. 母さん
  8. 本当
  9. お前さん
  10. 子供

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『ドラマ10 昭和元禄落語心中(10)「八雲」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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ドラマ10 昭和元禄落語心中(10)[終]「八雲」[解][字]

高座で倒れた八雲は一命を取り止めた。一方で与太郎と小夏は、かつて助六とみよ吉が事故死した夜に、四国で行われた落語会のフィルムを見ることになった。

詳細情報
番組内容
高座で倒れた八代目有楽亭八雲(岡田将生)は一命を取り止めた。一方で今は有楽亭助六を名乗る与太郎竜星涼)と小夏(成海璃子)の夫婦は、かつて先代の有楽亭助六(山崎育三郎)と芸者のみよ吉(大政絢)とが事故死した夜に、四国で行われた落語会のフィルムを見ることになった。そのフィルムを見て、小夏はついに忘れていた真実を思い出す。そして同じ頃、八雲はひとり病院を抜け出して、懐かしい場所を訪れていた…。
出演者
【出演】岡田将生,山崎育三郎,竜星涼成海璃子大政絢
原作・脚本
【原作】雲田はるこ,【脚本】羽原大介
監督・演出
【落語監修】柳家喬太郎
音楽
【音楽】村松崇継

 


(小夏)あの夜 本当は何があったの?

(萬月)四国でやった
菊比古 助六の落語会が

フィルムで残ってるそうなんだ。

(八雲)「仏壇のお線香が 今…

たちきりました」。

(与太郎)師匠!
(小夏)オッサン!

♬~

(松田)ああ… やっぱり

師匠を待ってからの方が よろしいかと。

でも 師匠には そんなもの捨てろって
言われたんでしょ? ああ…。

師匠は 今日 退院 あと2時間もしたら
迎えに行かなきゃなんねえ。

ないしょで見るなら 今しかねえ。
どうする アネさん。

私は… 見たい。

(拍手)

え~ 本日は いっぱいの お運び様で。

師匠 若ぇ! 声も若ぇなぁ…!

あ~ お懐かしい…。
ちょっと 静かに!

男と生まれて 世の中に
ご婦人が嫌いなんてえ方は

一人もないんだそうで。

「ばあさん 倅はどうしました
時次郎は?

出かけてます? あ こりゃよかった。

まっ青な顔してな ひと間に閉じこもって
本ばかり読んでたんじゃ

かえって こっちは…。 帰ってきた?」。

(看護師)あら お迎えが
いらっしゃるんじゃ?

お世話になりました。

「あっしは先に帰りますから」。

「あなた方 帰れるもんなら
帰ってごらんなさい。

大門で止められますから」。

(客の笑い声と拍手)

こんなに楽しそうに…。

こんなに楽しそうに落語やってる師匠
初めて見たぜ。

(拍手)

あの扇子 倒れた時に持ってた…。

(拍手)

(助六)え~ たくさんの お運びで。

まあ こんなシャンとした格好も…。

助六師匠 八雲の羽織 着てらぁ。
なに?

あれは 替え紋で 八雲しか着らんねぇ。

あたしゃ 東京で 噺家
やっておりましてね。

あら 見える? 見えない?

まあ どっちにしろ 気分は悪ぃもんでね。

東京は芝の浜に
まだ河岸がございました時分のお話で…。

助六の芝浜なんて 聞いたことないぜ。

「お前さん」。

オイラ… これ知ってる。

東京は芝の浜に
まだ河岸がございました時分のお話で…。

「ちょいと お前さん 起きとくれよ。
お前さん。

お財布かい?」。

「芝の浜で拾ったんだい」。

師匠…。

「本当に いいんだな?」。

♬~

「よそう」。

「呑まないのかい?」。

「また 夢になるといけねえ」。

(拍手)

(萬月)名演だ! 奇跡みたいな高座だ!

(小夏)父ちゃん 日本一!

♬~ (拍手)

私…?

♬~ (拍手)

♬~

助六師匠は…

本当に幸せだったんだなぁ。

みよ吉さんと アネさんと過ごした
数年間がさ。

じゃなきゃ こんな落語は できねえ。

(萬月)だけど この夜に
助六師匠と みよ吉さんは…。

何があったか分からねえ…。

けど… オイラにしか
分からねえことがある。

この高座 途中で 助六師匠は

遠くの方を見て… 何かに気付いた。

まあ どっちにしろ
気分は悪ぃもんでね。

みよ吉さんが居たんだ…。

オイラには分かる。

♬~

え~ 東京は芝の浜に…。

♬~

東京は芝の浜に…。

「俺が 甲斐性がねえばかりに
おめえに つれえ思いさしたなぁ。

俺が馬鹿だった。 おめえは悪くねえよ。

俺が悪かった。

勘弁してくれ…」。

そろそろ 師匠を お迎えに。

思い出した。

私 思い出した… あの夜のこと。

お前さんも よぅく頑張ったねぇ。

♬~

最後に一席 つきあっとくれるかい…。

どこまで やれるか…。

♬~

「やだ やだ 弱っちゃったなぁ どうも。

仕事はねえ 銭はねえから

借金まみれでもって
にっちもさっちもいかねえや」。

「おせえてやろうか」。

「なんだい てめえは」。

「死神だよ」。

「ありがてえ 寝ちまえ…」。

「ありがてえ 寝ちまえ 寝ちまえよ」。

祈るように見ておりますと
頭が がくんと前に下がりましたんで

ここだなっ 目配せをする。

膝をぽ~んって打ちますってえと
布団が半分 くるっと回る。

頭だった方に足 足だった方に頭。
あじゃらかもくれん…。

あじゃらかもくれん てけれっつのぱあ。

(手をたたく音)

死神が ハッと気づくってえと

てめえが 足元に おりますんで。

「ぎゃああああ…」。

そのまんま す~っと消えてしまう。

「勘弁してくれ 死にたくねえ」。

「みっともねえ野郎だ」。

「これを お前に やらあ」。

「今にも消えそうな命の火を
こっちに つなぐことができりゃ

今度 これが おめえの寿命だ」。

「ただ 消えると死ぬぞ」。

「やってやろうじゃねえか」。

「こんなところで
死んでたまるかってんだい」。

「消えるぞ 消えるぞ」。

「ほら ほら…

ほ~ら… ほら」。

「消えた」。

(拍手)

イヨッ 八代目!

どうして しゃべってんだい…。

おっ 聞こえてんのかい?

坊 いい「死神」だったぜ。

声が出ねえんだ…。

一席やるだけで クタクタ…。

舌も回らねえ。

アタシぁ… 落語を
道連れにしようとしてるんだよ。

…にしちゃ 詰めが甘ぇな。

小夏 与太郎 松田さんに 信之助…。

情に ほだされる。
それが おめえさんの一番深ぇ業だ。

最後ぐれえ…

手前で きっちり落とし前つけな。

未練を断ち切れ。

これが おめえの望みなんだろ。

♬~

怖ぇか?

♬~

死ぬってのは こういうもんだ…。

お前は… 死神。

♬~

ようやく… お会いできた…。

♬~

≪師匠!

師匠!
オッサン!

師匠!

嫌だ… 死にたくねえ…。

師匠 早く つかまって!

<アタシには まだ
伝えなきゃならねえことが…>

(小夏)思い出したの…。

私 あの夜 松田さんと一緒に

あの部屋に行ったよね?

事故だったんだよ…。

(みよ吉)菊さん… 私と一緒に逃げて…。

じゃなかったら…。

お前 それ…。

よせ!

(みよ吉)ああ…!
助六…!

助六

ごめん… ごめんよ…。

その子を どこかへ!
大した傷じゃねえはずだ!

なんでもない ただの事故なんだ!

ごめんなさい… そんなつもりじゃ…。

助六

父ちゃん… 父ちゃん…。

なんで…?

小夏…。

ごめんね… 許して!

嫌だぁ! 父ちゃんを返せ!

バカ! バカー!

小夏 よせっ!

私が 母さんを突き飛ばした…。

私が落とした… そうだね?

その記憶を失ってて
アンタのせいにしてた…。

なのに アンタ 私に思い出させないために
ずっと今まで…。

私は 母さんに疎まれてた。

母さんは 私なんか
産まなきゃよかったと思ってた。

だから 私も 母さんを憎んだ。

それで 母さんを殺して…
そうなんでしょ?

嫌なら産まなきゃよかったんだ
子供なんか… 私なんか。

そうじゃない。

お前さんが あの夜のことを
思い出せなかったのは…。

記憶が飛んじまったのは…

お前さんも気を失ってたからなんだ。

一緒に落ちたからなんだよ。

小夏!

助六

♬~

アンタ 小夏を お願い…!

私はいい! この子を…

小夏だけは助けて! お願い!

ああ…!
小夏を坊に渡せ!

坊 頼む…!

♬~

片手じゃ無理だ! はなせ!

嫌だ…!

なら アタシも連れてけ!
ダメだ!

小夏… ごめん…。

ごめんね…。

頼んだよ…。

やめろ… やめろ…。

やめろ…! やめ…。

あぁ~!

父ちゃんと母さんが 私を…。

お嬢さんも 同じことを
おっしゃったんですよ…。

信之助…?

[ 回想 ] (小夏)私はいい! お願い

この子を… この子だけは助けてっ!

[ 回想 ] (みよ吉)私はいい!
この子を…

小夏だけは助けて… お願い!

お母ちゃん…。

松田さん。

長い間 すまなかったね。

♬~

うれしいよなぁ
息子が通う小学校から頼まれるなんて。

頑張ろうね。
おう。

師匠も来れりゃよかったんだけど。

本当は入院してなきゃいけない体なんだ。
当分は出かけるのもダメ。

よし!

♬~(出囃子)

や~!
(拍手と歓声)

どうも~!

♬~ (拍手)

みんな 元気?
(子供たち)元気!

そこにいる信ちゃんの お父ちゃんです!
よろしく!

(拍手)

今日はね~ みんなの大好きな
アレをやろうと思います。

(子供たち)アレ?

じゅげむ! 聞きたい人!
(子供たち)は~い!

あ~ いい返事! こんな いいお客には
めったに会えません。

あっ じゃあ 落語の前に
みんなで大きな声で

じゅげむの練習をしましょう!
さんはい!

(一同)寿限無 寿限無…。
あおるねぇ。

(子供たち)五劫の擦り切れ
海砂利水魚の水行末。

よくできました~!

では 少々お待ち下さい。
次は いよいよ じゅげむです!

(拍手)

えっ… なに?

アネさん 落語やってこい!
はぁ?

ここなら いける!
何が!

こんな上客 めったにいねえ
何やっても笑うもん! なっ!

だけど…。
いいから いいから!

ちょっと! やめてよ!
いいから! 早く!

ほい。

♬~(出囃子)

♬~(出囃子)
(拍手)

(拍手)

え… どうも… 出番 代わりまして
信ちゃんの母でございます。

(拍手)
頑張れ~!

え~ 名前というのは大事なもんで
子供が生まれる 名前をつける。

どういうふうに
名前をつけようかなんてえのは

いつの時代になっても
頭を悩ますというところでございまして。

「こんちはあ 和尚さんいますか
和尚さん こんちはあ」。

「はいはい お~ 八っつぁんじゃないか
珍しいな なんか用かい」。

「おはよお~
寿~限無 寿限無 五劫の擦り切れ」。

「何だい 何だい それじゃ 何かい

うちの 寿限無 寿限無 五劫の擦り切れ
海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末

食う寝る処に住む処
藪ら柑子のブラ柑子

パイポ パイポ パイポシューリンガン
グーリンダイ

ポンポコピーポンポコナー
長久命の長助が

金ちゃんの頭ぶって
大きなコブをこしらえたんだって。

お前さん ちょいと来ておくれ!」。

「何だい 何だい それじゃ 何かい

うちの 寿限無 寿限無 五劫の擦り切れ
海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末

食う寝る処に住む処
藪ら柑子のブラ柑子」。

「ええ~ん あんまり名前が長いから
コブが引っ込んじゃった」。

(笑い声)

(拍手)

よっ 日本一!

♬~ (拍手)

アネさん! バッチシ!

どうしよ… 人前で 落語やっちゃったよ。

楽しいべ 落語!

おっ…。

(小夏)言わなきゃいけないこと あるんだ。

(小夏)いつ言おう いつ言おうって。

えっ?

あかんぼ… できた。

アンタの子だよ。

アネさ~ん! よかったなぁ…。

家族が増えるんだから しっかりおしよ!

うん… うん…。

アネさ…。
もういい!

起きてて平気?
ああ。

そのラジオは何なんでぇ…。
このあと 与太が出るんだよ。

そうかい。

髪ボサボサ。 櫛 やる?

さいころ 一度だけ
散髪してもらったことあったね。

そうだったねぇ。

他にも いろいろ
してやりゃあよかったことが

たくさん あらぁな。

こうして ぼんやり過ごしていると

そういうことばっかに気がいくんだ。

落語以外のことに。

落語は もうおしまい?

もう怖くてね。

怖いって 母さんのこと?

そうじゃない。

みよ吉さんは アタシと居る時は
たいそう優しかったよ…。

あの人には 女の人の酸いも甘いも

ぬくもりも冷たさも みぃんな教わった…。

魅力的な人だったよ。

落語を与えてくれたのは 助六さ…。

アタシの味気ない人生に

色を与えてくれた二人…。

永遠に手が届かない二人…。

私が居なけりゃ
そんなに苦しまなかった?

お前さんのおかげで

後悔してる暇なんざ なかったよ。

子供ってのは 本当に
毎日 毎日 せわしなくて

いくら眺めてたって 飽きねぇんだ。

なんてぇ顔してるんだい。

そんな目で見ないでおくれ…。

見捨てないで 育ててくれて ありがとう。

アイヨ。

「よくこの趣味道楽なんてえことを
申しますが。

中でこの 釣りが趣味だという方
こりゃあ大勢いらっしゃいます。

『おお~う! 開けてくれ
開けてくれい! 先生!』」。

ずいぶん威勢のよすぎる
八っつぁんだねぇ。

与太の野ざらし おっかしいのよ。
どこまでもバカバカしくってさ。

「『待ちな 待ちな
そうドンドン叩いちゃいかん。

ご近所に迷惑だ』。

『…んわ~!』」。
(2人の笑い声)

「『うちの戸は
やわに出来てんだから

そんなに 戸を
ドンドン ドンドン』。

『方への葦が ガサガサガサー。
カラスが す~っと出てくりゃ

こっちのもんなんだよ』」。

♬「鐘が」
信之助!

じいじが お花見したいって言ってたもん。

信之助 もっとやんな。
きれいだねぇ!

うん! も~っと集めてくる!

♬「ほら すちゃらかちゃん
ほら すちゃらかちゃん」

「『何があったか知りませんけど
気をしっかり持たないといけません』」。

お願いがあるんだけど。

私のこと… 弟子にして下さい。

そんな格好で言うやつがあるかい。

いいのね?

ハイ。

やった。

(ラジオから聞こえる与太郎の落語)

遅かったねぇ! 待ちくたびれたぜ。

ようこそ 冥土へ!

ここは…?
いろいろと ふに落ちねえだろうけど

手っとり早く言やあ
おめさんは死んだんだ。

死んだ…?

まさか…!?
アタシは 自分んちの縁側で…

そうだ 桜を見ながら
与太の野ざらしを聞いてたんだよ。

そう そう 見てたよ 小夏も信之助もな。

おめさんは幸せもんだなぁ。

♬~

アタシぁ… 死んだんだね。

落語と心中は できなかったなぁ。

♬~

なあ 坊

おめさんは落語が好きで 人を愛した。

そして よく生き抜いた。

おかげで 俺も成仏できらぁ。

さあ 行こうぜ。

♬~

おっ… お~ イテッ… お~ イタッ。

♬~

(みよ吉)菊さん。

アンタも死んじゃったのねぇ。

ご愁傷さま。

♬~

♬~(太鼓)

♬~ (拍手)

東西 東西!

演芸なかばにて
御座 高うはございますが

助六改め 九代目有楽亭八雲

襲名披露口上を申し上げます。

この度は めでたく
助六が 九代目八雲を襲名致しました。

さらに めでたいことに

その長男であります 信之助も
二ツ目に昇進致しまして

二代目有楽亭菊比古を
名乗らせて頂くこととなりました。

落語界も いろんなことがございまして

一時期は 本当に 落語というものが
なくなってしまうのではないか

そんな時期もございましたが…。

小雪 どこ ほっつき歩いてたんだい?

(小雪)下座さんとこ。
母さん 私 松田さんと見てるから。

(お栄)将来は 下座になるのかねぇ。

それとも アンタみたいに 落語家かね。

今や 押しも押されぬ 女性真打だもんね。

やめて下さいよ。

最近 ふと思うんだけどね…

信ちゃんの本当の父親…。

(お栄)いまさら
どうでもいいようなことだけど…。

どうなんでしょうね?

アタクシの師匠の 八代目八雲は 時折
落語と心中すると申すことがありました。

落語は たった一人の意志でも滅びうる
危ういものなのだと。

けれども 師匠は 大勢の噺家
勇気や憧れを与えてくれました。

気まぐれに アタシのような弟子も
残してくれました。

たった一人で滅ぼせるなら
たった一人でも つないでいける。

師匠は 落語と心中どころか

落語を支えて つないでくれた気がします。

何より お客様皆様の
おかげでございますが…。

(拍手)

ただねぇ…
オイラは 頭がよくなくってねぇ。

本当のとこ言うと
オイラは落語がなくなるなんざ

いっぺんも考えたことがねぇんです。

だってね 皆さん こんな いいもんが
なくなるわけはねえんですよね!

そうだ!
ねえ! そうですよねぇ?

(拍手と歓声)

有楽亭!
助六

日本一!

♬~ (拍手)

そいじゃ 一席 おつきあい頂いて。

「披露目の日に それかい」ってんで

お叱りを受けるかもしれませんが

この噺に出会わなかったら

オイラは 今 ここに居ないんでねぇ。

え~ 困った時の神頼みなんてえことを
申しますが

あんまり おつきあいしたくない
神様ってえのがあるもんで。

「は~ やだ やだ
弱っちまったなぁ どうも。

仕事はねえし 銭はねえし

借金まみれでもって
にっちもさっちもいかねえや。

や~ また 嬶が
やいのやいの うるせえからなぁ。

いっそのこと死んじまおうかなぁ。

それがいい 死のう。

死のうったってなぁ

俺 初めて死ぬんだからなぁ

死にようが わからねえけど

どうやったら死ねんだろうなぁ」。

「おせえてやろうか」。

「なんでぇ おめえは」。

「死神だよ」。

(拍手)