ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

下町ロケット 第9話 神田正輝、森崎博之、阿部寛、吉川晃司、土屋太鳳… ドラマの原作・キャストなど…

『日曜劇場「下町ロケット」第9話 暴走事故の責任はどっちだ…一触即発の走行テスト!』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 帝国重工
  2. 頑張
  3. バルブ
  4. 問題
  5. トランスミッション
  6. 野木
  7. 社長
  8. ウチ
  9. システム
  10. 財前

f:id:dramalog:20181209220156p:plain

『日曜劇場「下町ロケット」第9話 暴走事故の責任はどっちだ…一触即発の走行テスト!』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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日曜劇場「下町ロケット」第9話 暴走事故の責任はどっちだ…一触即発の走行テスト!

[字][デ]無人ラクターが暴走、転倒…。追い込まれた帝国重工は佃の親友が原因だと主張する!佃は無実を証明できるのか…!?佃VS利菜…親子バルブ対決も!

詳細情報
番組内容
農業イベント・アグリジャパンで暴走、転倒した帝国重工の大型トラクター。的場(神田正輝)たちはその原因を野木教授(森崎博之)の自動走行制御システムのせいだと主張する…佃製作所も疑心暗鬼に。そんな中、佃(阿部寛)と財前(吉川晃司)は、走行テストを提案。果たして原因は帝国重工にあるのか?野木にあるのか?さらに、佃と利菜(土屋太鳳)は新型エンジンのバルブ採用をかけて親子対決!夢を叶えるのはだれだ!
出演者
阿部寛、土屋太鳳、竹内涼真安田顕徳重聡和田聰宏今野浩喜中本賢、谷田歩、馬場徹立石涼子朝倉あき宮尾俊太郎山田悠介松川尚瑠輝菅谷哲也菅野莉央、原アンナ、石井亮次(CBCアナウンサー)・イモトアヤコ、森崎博之福澤朗品川徹、岡田浩暉、高橋努、古川雄大モロ師岡古舘伊知郎甲本雅裕、木下ほうか、工藤夕貴山本學倍賞美津子尾上菊之助立川談春神田正輝、吉川晃司、杉良太郎
原作
池井戸潤下町ロケット ヤタガラス」(小学館刊)
脚本
丑尾健太郎
音楽
服部隆之 ※隆は生の上に一
ナレーション
松平定知
スタッフ
プロデューサー:伊與田英徳 峠田 浩
演出:福澤克雄 田中健
公式ページ
◇番組HP
http://www.tbs.co.jp/shitamachi_rocket/
◇twitter
https://twitter.com/rocket_tbs
◇instagram
https://www.instagram.com/rocket_tbs/
◇facebook
https://www.facebook.com/shitamachi.rocket/

 


ああ…
(佃)おい!

(司会)大変失礼いたしました

帝国重工アルファ1の状態を
確認させていただきます

危険です! 危険ですから
近づかないでください! 危険です

(山崎)何てこった…

(野木)どうしてこんなことに…

(伊丹)ハハ…

勝負ありだ ハハハハ…

文字どおり 帝国重工は地に落ちた

(藤間)的場君

このプロジェクトは

私が
承認したものでは ないようだね

(藤間)当初の計画書では

無人農業ロボットは

小型 中型のものにする
とあったが

いつの間にか
大型になっているじゃないか

これはどういうことかね?

(的場)徐々に
ダウンサイジングをしていく考えでして

君は保身のために

嘘をつくのか?

(的場)今は事態の収束にあたり

事故の原因を究明するのが
先決だと…

当たり前だ

≪いや それにしても
ひどかったな アルファ1

≪町工場が
帝国重工に勝ったんだもんな

≪大金星じゃん

(伊丹)島ちゃん

やっぱり来てくれたんだ

どうだった?
すごかっただろ?

俺達のトラクター
(島津)まあまあなんじゃない?

じゃ…
まあまあ?

もしかして
俺 そんなに嫌われた?

(島津)あんたのことは関係ない

島ちゃんが設計した
トランスミッションを搭載してるんだ

別にいいよ

今のデモ
見せてもらえば十分だし

それじゃ
なあ 島ちゃん

話があるんだ
話?

もしよかったら…

(氷室)社長!

こんなとこにいたんすか

重田社長が呼んでますよ

分かった すぐ行く

それじゃあ

(立花)社長

さっきの もうアップされてます
嘘だろ?

うわあ… ひでえな こりゃ

(殿村)そうですね
こんなの誰も買いませんよ

野木!
えっ?

あっ すいません
失礼しました

どうしてあんなことに
なっちまったんだろうな

とにかく改善点を探し出さないと

そうだな

(沖田)
帝国重工の信頼は地に落ちた

どうするつもりだ?

(的場)失われた信頼は

必ずや取り戻してみせます

(観客の悲鳴)

(奥沢)こちらのトラブルですが

センサーに泥が付着してることが
分かりました

泥よけカバーを追加することで
改善していきます

それで? こっちは?
(奥沢)はい

コースを逸脱するということは

操舵の制御の不具合が
原因であると考えられます

(的場)それは 野木先生の

自動走行制御システムに
問題があったと

そういうことか?
(野木)ちょっと待ってください

それだけで私のほうに
問題があったと決めつけるのは

時期尚早じゃないですか!?

(財前)我が社のトランスミッション
結合システムに問題があった可能性も

十分にあると思いますが

我々は
テストにテストを重ねております

問題があるとは考えられない

原因は野木先生のシステムに
あることは間違いありません

つきましては
野木先生には速やかに

自動走行制御システムの開発コードを
提供していただきたい

そんなこと
認められるわけないだろう!

(的場)野木さん
そもそも最初から弊社に

開発コードを
渡していただいていれば

こんな事故も起きずに済んだはず

何を…
(的場)それでも

提供を拒否するというのであれば
こちらにも考えがあります

プロジェクトを遅延させたとして

司法に訴えさせていただく

アチッ

開発コードをよこせって

それじゃあ
キーシンと同じじゃないかよ

ハメられた気分だよ

契約してしまった以上
今さら降りるわけにいかないし

開発コードを渡さずに
何とか原因を究明できないのか?

だって 帝国重工側に不具合が
ある可能性だってあんだろう

あいつらは
問題なかったの一点張りだ

まさに八方塞がりだよ

くそ!

(やゆした口調で)坂を
上っていく帝国重工製アルファ1ですが

タイヤが道から踏み外し 次の瞬間

まさかの大転倒

(利菜)おかえり

しかし ひっでえもんだな

世間の笑いものだよ

ウチのみんなも
怒りを通り越してあきれ返ってる

的場さんへの批判は相当だよ

けど 的場さんのことだから

誰かに責任を押しつけて

うま~く切り抜けるかもね

的場俊一ってのは
どんな男なんだ?

これは社内の噂なんだけどね

的場さんのお父さん
東大卒の官僚で

エリート意識の塊
みたいな人だったんだって

《(父)何だ 私立か みっともない》

《あなた
俊一 頑張ったんだから》

《トップじゃないなら意味がない》

《(新聞をたたきつける)》

《俺 帝国重工に
就職することになったから》

《(母)よかったじゃない》

《民間か》

《官僚が偉いと思ってんのは
官僚だけなんだよ》

《帝国重工が
どんな大企業だろうと》

《官僚が決めたルールに従う》

《だったら
俺は帝国重工で必ず偉くなる》

《親父みたいな官僚が
どれだけ つまらない人間か》

《外から教えてやるよ》

お父さんへの
憎しみを原動力にして

帝国重工で
出世の階段を上り詰めてきたの

そのお父さんも
もう亡くなったみたいなんだけど

でも的場さんには

ずっとトップを目指すことが
染みついてしまって

そこから抜け出せないでいるって

憎しみが原動力なんて
かわいそうな男だ

そんなものは
憎しみの連鎖しか生まないんだ

しかし そんなもののために

野木の研究が犠牲になるなんて
あっちゃならないんだ くそ!

ああ くそ!

どうにか俺達の手で
野木を助けてやれないもんかな

考えられる原因としては
変速バルブの誤作動とか?

(軽部)それはない

変速自体は正常だからな

(加納)そうか…
くっそ

社長
現物もない状況で調べさせても

失敗の原因なんて
分かりようがありません

分かってるよ
それに…

ウチは今 ロケットのバルブの開発が
大詰めにきています

そんなときに
帝国重工と事を起こされても

それも分かってるよ!

(加納)それにしても
再生回数10万回って すごいですね

それだけ
注目されてたってことだよな

他にも
どんどん動画 あがってるしな

(ブザーが鳴る)

(歓声を上げる)

(蔵田)いや ホントに見事な
デモンストレーションでした

お客さんからは早くも
ダーウィンの問い合わせがきてましてね

(入間)ウチも協力のしがいが
あったってもんだね

(重田)
引き続き よろしくお願いしますよ

(北堀)帝国重工のほうは
責任のなすりつけ合いらしいな

どうやら野木先生のシステムに

問題があると
主張してるようですよ

(戸川)あ~あ
野木先生もお気の毒なことだ

それが的場という男なんだよ

これまで何百もの下請けが
あの男の犠牲になってきた

我々が正義の鉄槌を下さないとな

ええ こんなもんじゃない

ダーウィン
まだまだ進化しますよ

たくさんありますね
観客が撮影した動画

なあ ヤマ これ見てみろ

ほら これこれ

これ ほら!

これは…
アルファ1が脱輪する直前

急に
加速してるように見えないか?

確かに… あっ そのせいで
操舵の制御が間に合わなくて

脱輪
してしまったのかもしれません

そうだな
自動走行制御システムの指示によらず

勝手に
アチェンジしたってことだ

だとすると 原因は帝国重工の
トランスミッションにある

可能性ありますね

社長 もしかして
この動画 全部見たんですか?

もう
おなかいっぱいになっちゃったよ

(財前)私も確認しましたが
この映像だけで

トランスミッションの不具合だと
証明するのは難しい

的場も製造部も
取り合わないでしょう

本日は そのためにお伺いしました

財前さん どうか
協力をお願いできないでしょうか

実は
こちらからも ご相談があります

それで原因は分かったのか?

はい 野木先生の
自動走行制御システムの

不具合によるものだったと
言わざるを得ません

帝国重工側には
何の問題もなかったというのか?

そのとおりです

よろしいでしょうか?

何だ?
(財前)私は本件について

野木教授のシステムに
問題があったと言い切るには

確証が足りないと考えます

何?
そこで一つ ご提案があります

野木教授のシステムを
別のトラクターに搭載して

アグリジャパンと同様の走行テストを
行ってみてはいかがでしょうか

そのテストに
問題がなかった場合は

帝国重工のトラクターに
原因があった可能性が出てきます

財前 何を言う!

大体 そんなテストなんか
できないだろう!

方法が一つあります

かねてより
野木教授の研究に協力してきた

佃製作所製の
エンジンとトランスミッション

これらを搭載したトラクターを
使用することを提案いたします

佃の?
それで?

帝国重工製のトラクターに万が一でも
問題があってはなりません

そして もし不具合があるなら

どんなことをしてでも
見つけ出すべきだと考えます

財前!
いいかげんにしないか 財前君

そこまでして 帝国重工の名を
地におとしめたいのか?

もし不具合を見落としたまま
製品を世に出せば

そのときこそ
帝国重工の名は地に落ちます

だから帝国重工側には
問題はないと言ってるだろうが!

静かにしろ
はっ…

分かった

財前

やってみろ

ありがとうございます

<こうして財前の提案により>

<佃製作所製
エンジンとトランスミッションを使用しての>

<野木の自動走行制御システムの
検証テストが行われることとなった>

(野木)いや
よく帝国重工が認めてくれたな

財前さんのおかげだ
俺と野木にチャンスをくれたんだ

(佃・野木)ありがとうございます
いえ

さっさと始めて早く終わろうか

よーし やるぞ!

(立花達)はい

では走行テストを開始します

よし 行け!

頼むぞ

よし いけ
(加納)頑張れ

(立花)いける いける いける…
(加納)頑張れ

よし その調子だ

(山崎)実験じゃ
誤差5センチまでいったんだよ

いけます いけるはずです!

いけるいけるいける
(加納)よし!

≪よしよしよし
(加納)いけ… いけ!

次! OK!

≪よーし いいぞ 鮮やか

よーし!
(加納)よし!

よし 上手!
よしよしよしよし…

(加納)頑張れ 頑張れ!
(立花)ラスト クランク!

最後のクランク 最後 最後

(加納)よし!

よーし 次だ
いよいよだ

(立花)問題ない 問題ない
≪よし 頼むぞ

(野木)この泥でセンサーが
汚れてなきゃいいんだけど

よっしゃー
しっかり止まってくれよ

よし こい!
(加納)そのまま 頑張れ 頑張れ

いけ!

いけ!

止まれ!
よし!

ナイス! よし!

≪よくやった!

よくやった
その調子だ!

(山崎)よしいけ
よしよしよし

これで最後 問題の坂道です
この調子でうまくいってくれよ

(立花)いや あれ無理に突っ込んで
タイヤ空回りしたら

脱輪する可能性ありますよ
怖いこと言うなよ お前

制御システムに
不具合があるんだな?

はい コースアウトするはずですよ
フフ…

(加納)いけ! いけ!

頑張れ!

≪頑張れ!

野木のシステムと俺達の
トランスミッションを信じよう

はい

(山崎)いけ~!
よしいけ!

よし… よしよしよし

頑張れ 頑張れ 頑張れ
(加納)頑張れ

頑張れ!

頑張れ!
≪いけ!

頑張れ
いけ!

頑張れ!

頑張れ ほら こい!

頑張れ!
いけ!

≪よし いけ!
よし! あと少し

よしよしよしよし

いけいけいけ!
よし!

いけ!

やった!

よし!
よーし!

成功した… ありがとう!

(野木)ありがとう みんな!

誤差3センチ!
素晴らしい結果だよ!

ハハハハ…

いやあ お見事でした

これで野木のシステムが
失敗の原因じゃないと

認めていただけますよね?
それはどうでしょう

あれだけでは
証明したことにはなりませんよ

もちろん参考には
させていただきますが

いや それはないんじゃないですか

やはり
状況が違いすぎますので

あれだけでは何とも

あの条件でやれと言ったのは
あなた達でしょう

1回のテストで何が分かる

それにアルファ1と今回のトラクター
車体の大きさが違う

あれじゃ判断できんよ

でしたらご納得いただけるまで

100回でも200回でも
やらせていただきますよ

実際にこれを使う
農家の人達にとっては

今日これから作業しないと
間に合わないってときに

止まってしまったら
これまでの努力が

すべて水の泡になっちまう

だから1万回でも10万回でも
不具合を出しちゃいけない

我々はそのつもりで
開発してきましたから!

野木のシステムをどうこう言う前に

自分達のトランスミッション
不具合があるという

可能性を
考えていただけませんか?

お願いします

どうか検証を… お願いします

時間の無駄ですよ

そんな検証など必要ない

もしお時間がないようでしたら

佃製作所さんに再調査の協力を
お願いしてはいかがでしょうか?

佃さんに調査の協力を?

いいかげんにしたまえ 財前君!

我が社のトランスミッション
問題などないと言ってるだろう!

財前… もういいかな

私も忙しいんでね

まだ話は終わってません!

藤間社長

我が社のトランスミッション
問題はない

それが結論か?

そのとおりです
そうだな? 奥沢

はい
そうか

なら別に

佃製作所に調べてもらっても
構わんじゃないか

しかし…
何の問題もないのなら

堂々と見せてやれ

そうすれば我が社の潔白も
証明されるというものだ

(奥沢)お… お待ちください 社長
恐れながら

アルファ1のトランスミッションの構造の多くは

特許申請の途中でございます

その技術を
他社に見せてしまうというのは…

でしたら
一つよろしいでしょうか?

様々な条件下でシフトチェンジを繰り返し

バルブの応答性に限定して
再検証を行うというのは

いかがでしょうか?
なるほど

では その方法で

存分に調べてもらってくれ
お待ちを!

もし
不具合が見つかってしまったら…

「もし
不具合が見つかってしまったら」

そう言ったのか?

トランスミッションに問題など

一切 なかったはずではないのか?

奥沢

どうなんだ?

か… 可能性はあります

お前
どうしてそれを黙ってた!?

申し訳ありません

どう探しても 不具合の原因が
見つからなかったんです ですから

(藤間)
見つからなかったのではなく

君達の技術力は

見つけることが
できなかったのではないのか?

可能性が1パーセントでもあるかぎり

何度も何度も何度も!

しっかり調べる

それが技術者だ

自分の立場を守るために嘘をつく

君達は帝国重工の顔に泥を塗った

恥を知れ!

野木先生

失礼の段

お許しください

社長…

これでよく分かった

ウチの製造部は
プロジェクトから降りろ

(奥沢)しかし…

自分達が世の中の中心だと
思っている連中に

新規事業ができるはずはない

的場君

事業計画書を
書き換えまでしておいて

失敗してさらに

責任逃れとは

見苦しいな

<こうして
佃の提案した検証方法をもとに>

<アルファ1の
トランスミッションを再調査した結果>

<不具合が
見つけ出されることとなった>

坂道など
急速なシフトチェンジの際に

バルブが負荷に耐えきれないことが
分かりました

根本的な設計ミスです

水原本部長

ありがとうございました

私の当初の事業計画書

藤間社長に
届けてくださっていたおかげです

(水原)別に
お前のためじゃないよ

ヤタガラスを打ち上げた
帝国重工が

事業の道筋を見失って
迷走するなど笑い話にもならん

本来 進むべき道に戻しただけだ

しかし 結果としては

藤間社長を土俵に上げてしまった

これから先は
失敗は許されんぞ

承知しております

<そして 帝国重工では>

<まさに悲願ともいえるロケットエンジン
バルブシステム内製化に向けて>

<急ピッチで開発が進められていた>

佃製のバルブに匹敵しています

よし
納期ギリギリまで詰めていくぞ

(一同)はい!

絶対勝つ

そのためには
もっといい結果を出さないと

けど利菜はいいよね

負けても今度は 佃製作所で
バルブが作れるわけだし

えっ?
だってお父さんのあと

継ぐんじゃないの?
パパの会社を?

私が?

(野木)いやホントに助かったよ

あんな社長もいるんだな
カッコよかったなー

これからは藤間社長がプロジェクトの
陣頭指揮を執るみたいなので

心強いですね
まあでも…

素直に喜べない状況かなー

もしも このプロジェクトが失敗したらさ

藤間社長が すべての責任を
負うことになるだろう

そうか… 今度は藤間社長の
進退にも関わってくるんですね

そうなったらさ 佃達のロケット事業
にもチョット影響あるんじゃないか?

まあな けどまあ
ウチのことは心配しなくていいよ

俺達は俺達で
しっかりやるから なっ

はい
(上島)あの 部長

ちょっと よろしいですか

よーし
次はリユーザブルロケットが待ってるぞ

バルブの納期も迫ってるし
遅れ 取り戻すぞ!

はいっ
よしやろう

そういえばさ
そのロケットエンジンのバルブなんだけど

帝国重工と競合することに
なったんだって?

まあなー
したら利菜ちゃんが

ライバルってことじゃん
どうすんだよ?

今さ
お互い 変な空気出しちゃってさ

家ん中が一番緊張するんだよな

まあ バルブも人生も

先輩としての意地ってやつを
見せてやるしかねえな

なあ 親父はさ

子供の頃から田んぼ継ごうと
思ってたのか?

(正弘)そうだなあ

一度ぐらいは 会社ってもんで
働いてみたかったな

会社?
ネクタイ締めて背広着て

電車に揺られて そういう
世間の普通ってもんを

一度ぐらいは
経験しておきたかったよ

親父がサラリーマン?
3日でクビだよ

おい よく言うよ

(稲本)おーい 殿村!

(稲本)見たかこれ ダーウィン
ダーウィン

すげえぞ

農業もついに
ここまで来たんだ

(吉井)
販売はまだ先の話ですけど

農林協も扱う予定なんで
そのときはお安くしますよ

農業法人に入ればの話だろ

分かってんじゃないか

お前んとこだって

親父さんのこと考えりゃ いつか
こういうの必要になんだろ

あんま意地張んねえで
協力し合おうぜ

アハハハハハ!

何だ? ダーウィンって

無人農業ロボットだよ

きっと もうすぐ
そういう時代が来る

必要ねえっ

ロボットには米作りはできねえ

<帝国重工
そして佃製作所のエンジニア達は>

<リユーザブルロケットエンジンの
バルブ性能試験に挑むべく>

<それぞれ開発を進めていた>

よしよし よしっ

だーっ!

水原本部長

お願いします

過去最高水準だな

よし

これでバルブ性能試験に挑む!

(一同)はい!

(山崎)やりましたよ 社長!

社長 見てください これ

お前… お前これ!

よーし これで勝負するぞ!

(一同)はい
よーし よくやった!

(拍手)

ただいま

何してんだ?

おばあちゃんの詩吟の練習用の
ラジカセ

動かなくなったから
直してほしいって

また詩吟かよ
何かテープも絡まっちゃって

うわー 今どきカセットテープか

リールモーターは?
そこは直したけど

フライホイルのベルトがまだ
よし じゃあ俺も手伝うか

さっ どれどれだ どこ?

ここ
あっ なるほど

昔さ

パパは魔法が使えるんだって
思ってたの

はっ?
こういうラジオとか

テレビとか 炊飯器とか

動かなくなっても パパが
ちょちょっと触ったら すぐ直って

私のパパは何てすごいんだろう
って 尊敬してた

そうだったんだ

でも大人になって分かった

パパは
こういうことをしてたんだね

何だよ がっかりしたか?
ううん

ねえ

そっちのバルブはどう?

悪いな 今回も自信作だ

そっちはどうだ?

これ以上ないくらい
自信あるから

じゃあ明日が楽しみだな

うん
よし

(音楽が流れる)

よし!
おっ

よし直ったな
私も魔法が使えた

(和枝の詩吟が流れる)

あれ 調子悪いか?

これ おばあちゃんの声でしょ
うわっ ひっでえな

ちょっと…

<そしてついに
バルブシステムの重要な評価基準となる>

<バルブ性能試験が
執り行われることとなった>

よし
いけいけ

よし いけっ いけ!

(テスト終了)

性能試験結果

出ました

長い間

帝国重工はキーデバイスの完全内製化を
夢見てきたが

いよいよ現実になるかもしれんな

5640回 合格だ!

やったー!

≪水原本部長!

佃製作所の性能試験結果が
出ました

耐久回数は…

8180回!

8000…

どうやったら
そんな数値が出せるんだ…

(水原)
他にも応答性 耐圧性 耐衝撃性

すべて佃製作所の数値が
上回ってる

圧倒的差だ

みんな ちょっといいか

今 水原本部長から
連絡あったんだが

残念ながら

ウチのバルブの正式採用が
決定したぞー!

おおー!

(江原)何だよ 何だっ

残念って びっくりしましたよ

でも今回ばかりは
どうなることかと思いましたが

俺もだよ
まあ

社長のお気持ちは
複雑かもしれませんが

まあ今回は負けるわけには
いかねえからな

みんな最高だ!
おー!

パパ?

おう お帰り

何で こんな所いるのよ

その… ああそうだ
なあ

久しぶりにどうだ
昔ほら 一緒にやったろ これ

それとも

一杯やるか?

今日はオリオン座がきれいだなー

なあ お前も寝転がって見てみるか

やめてよ

パパと並んで天体観測なんて
子供じゃないんだから

はははっ そうだよな

なあ利菜
慰めだったらいらないよ

もういい? 話したくないの

(沙耶)おめでとう って言って
いいのかどうか複雑だけど

どうせ利菜の応援をしてたんだろ
君は

そりゃあもちろん
特に今回 利菜

絶対にあなたに勝つんだって
意気込んでたもの

相当に落ち込んでるでしょうねー
あなたのせいで

俺のせいかよ

けど ここ最近 あの子

別のことで落ち込んでたみたい
別のこと?

佃製作所の後継ぎ問題?
どうするのかって

あいつ そんなこと心配してたのか

あなただって お父さんの会社を
引き継いだわけだから

ねえ実際のところ
あなたはどう思ってんの?

トノっていう ウチの会社を辞めて

実家の田んぼを
引き継いだやつがいてな

以前は親父さんのことや 米作りの
ことから背を向けてたんだが

農家を継いだ今じゃ
逆に生き生きしてんだよ

そんなトノの生き方を見てると

俺は次の世代に
何を残せるのかって

考えるようになってな

いや 正直 俺だって
利菜には後を継いでほしいよ

けどな 押しつけるようなことは
したくないんだ

まあ あいつが幸せなら
俺はそれでいいんだよ

何が幸せよ

バルブの勝負で あの子を
コテンパンに打ちのめして

不幸のどん底
突き落としたくせに

不幸のどん底って… あのな
☎ひどい父親

俺だって今回の件に関しては
断腸の思いだったんだよ

以前ほら ロケットに失敗したとき
君だっ…

切れてるよ

佃さん よろしければ
これからお会いしたいのですが

今 どちらに? えっ?

いいとこ見せるぞー
(加納)社長 頑張れっ

いけ あっ あっ やった

よーし! よーし!

社長すごい!
よーし!

すいません財前さん
こんなとこまで

いいえ 祝勝会ですか?

休日なんでね
みんなでパーッとやってます

よかったら財前さんも どうですか

ああ そうだな やりますか?

ああ いいえ 私は…

それより お話ししたいことが

はい

佃製バルブシステムの採用
おめでとうございます

ありがとうございます

弊社のロケットにとって
ベストなバルブが完成した

それが何より嬉しいことです
ありがとうございます

そうおっしゃっていただけますと
(財前)ええ…

そういえば アルファ1の開発は
あれからどうなりましたか?

実は そのことで
お話があります

あのあと藤間は

《あのダーウィンと渡り合える
技術力を持った会社に》

《委託をしてでも
地の底に落ちた我々の信用を》

《全力で取り戻せ》

《いいな》

佃さん 今一度
お願いします

弊社にエンジンとトランスミッション
供給していただけませんか

一旦 お断りしておいて
虫のいい話ですが

今 この状況を打開できるのは
御社をおいて他にありません

このとおりです

お話は分かりました

ですが 前回のこともありますので

お返事まで 少々
時間をいただけないでしょうか?

社長は やっぱりやりたいんですか

はあ… 悩んでるよ

でも 以前の話とは…

もう次元が違っていると
思うんです

無人農業ロボット事業が
世間から注目を浴びてる中で

帝国重工と下町企業の争いに

ウチも参戦するってことに
なりますが

しかも 世間から非難を浴びている

帝国重工側に
つくことになるんですよ

そうだな

エンジンはいいと思うんです

ですが

トランスミッションは まだ

ウチの品質レベルとしては…

分かってるよ

ウチの開発が
うまくいかなかったら

ウチを指名した
財前さんの立場は危うくなります

さらには 藤間社長の進退も
かかってくるでしょう

どうされるんですか 社長

私だって

技術者としては挑戦したいっすよ

でも ここからは 実験じゃなく

本番です

失敗はもう許されません

少し 考えさせてくれねえか

お祝いする予定だったけど
残念会になっちゃったわね

相手が身内とか
キャリアが違うとか

そんなこと全然 考えなかった

ただホントに勝ちたかった…

佃製作所のバルブ
すごかったよ

一生追いつけないかもしれない
くらい

気づかないうちに

どこかで私

甘えてたのかなあ

《利菜はいいよね
負けても今度は》

《佃製作所で
バルブが作れるわけだし》

まあ
あなたが佃航平の娘であることは

変えられないからね

ねえ パパが

いい技術者になれた秘けつ
知りたい?

うん
人の何倍も 何十倍も

失敗してきたからよ

もし 惨敗だったと思うなら

自分に甘えがあったと思うなら
正面から

それに向き合ってみなさい

きっと 次に進む道が
見えてくるから

アルファ1ですか?
いやまあちょっと

トノにも意見を聞きたくてな

ウチの近所じゃアルファ1を買おう
なんて農家は1軒もありません

残念ですが 断然
ダーウィンのほうが人気です

そうだよな
でも 私が欲しいのは

社長達が製造を手がけられた
ラクターです

義理でも嬉しいこと
言ってくれるじゃねえか

そんな…
義理なんかじゃありませんよ

品質ですよ

前に ウチの米
吉井ってやつの圧力で

隅のほうに並べることになった
って言ったでしょ

ああ
ところが

売上は以前と変わらないんですよ

《あっ あれあれあれ》
《これなの?》

《≪そう この米はおいしいんだわ》

《ああそう ああこれ
とのむらさんちのお米なのね》

《≪そう また買ってこう》
《≪買っていこうか》

私も佃製作所の品質を
信用してますから

佃製作所のエンジンと
トランスミッションを積んだ

佃製のトラクターを
私は買います

氷室
はい

このギアの寸法精度なんだが

ギリギリまで粘りたいんだ

社長…
相手はあのアルファ1ですよ?

今のままでも 余裕で勝てますって
だよな?

(堀田)えっ ええ…
行くぞ

はい

(柏田)確かにスペックとしては
十分ですけど

これでいいなんて満足したこと

前までのウチには
なかったですよね

おう お帰り

ちょっと考えごとしててな

パパ

佃製のバルブ

本当に すごかった

パパのバルブ見て
悔しいけど

感動しちゃったよ

すごいね ものづくりって

あんなの見せられたら

やっぱり頑張るしかないじゃん

そうか
うん

なあ利菜

今 お前の目の前には

あの宇宙のように
無限の可能性が広がってる

やりたいことやりゃあいいんだ

自分のものさし
他人のものさし

それぞれ長さが違う

お前が信じる道を
行きゃあいいんだ

そうすれば きっと
お前なら幸せになれる

俺はそう信じてるから

一歩一歩 ゆっくり進めばいい

焦らずにな

はい

パパもだね
うん?

次は無人農業ロボットなんでしょ

いや俺は焦らなきゃダメだなー

お前もどうだ?

もう子供じゃないか

ほら

今日は火星がよく見えるだろ

ホントだ

いつか人類が
あそこに立つ日が来るのかな…

ああ きっと来る

俺は間に合わないけど

お前の時代には

きっと来る