ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

さくらの親子丼2 第2話 真矢ミキ、尾碕真花、岡本夏美、相島一之… ドラマのキャスト・主題歌など…

『<オトナの土ドラ>・さくらの親子丼2 #02【「おいしい」を取り戻せ!】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 玲奈
  2. 由夏
  3. 嶺井
  4. 川端
  5. 鍋島
  6. 桃子
  7. マジ
  8. 自分
  9. 拓士
  10. ハチドリ

 

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『<オトナの土ドラ>・さくらの親子丼2 #02【「おいしい」を取り戻せ!】』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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<オトナの土ドラ>・さくらの親子丼2 #02【「おいしい」を取り戻せ!】[字][デ]

さくら(真矢ミキ)は、子どもたちに食べたいものを食べて欲しいと、投票形式で夕食のメニューを決めることにした。一方、玲奈(尾碕真花)に大変な事態が迫りつつあった。

詳細情報
番組内容
シェルターの子どもたちにも、親子の絆がきっとあるはず…。そのことを確かめるため、「ハチドリの家」に残ることにしたさくら(真矢ミキ)は、食事を作るだけでなく、子どもたちの日々の生活にもあれこれと口を挟むようになる。子どもたちは誰もが迷惑顔だが…。
玲奈(尾碕真花)と由夏(岡本夏美)が鍋島(相島一之)の付き添いでショッピングモールに行く。服を選んだ玲奈が試着室に入ると、以前働いていた風俗店の元客である
番組内容2
彼氏が待っていた。玲奈は育児放棄した母親に、借金返済のため無理やり働かされていた風俗店を逃げ出していた。玲奈は、店がやっきになって自分を探していることを知る。盗癖のある玲奈には、実は大変な秘密があったのだ。
さくらは食事を用意しても、子どもたちがあまり興味を示さないことが気にかかる。シェルターに来る子どもたちの多くが、まともに食事を与えられたことがないという鍋島の言葉に愕然とするさくら。
番組内容3
自分で食べたいものを食べて欲しいと望むさくらは、夕食のメニューを投票で決めることにした。その殆どが白紙の中、「おでん」に1票入る。
同じ鍋を皆でつつくことを嫌がる子どもたちだったが…

一方翌日、玲奈の身に大変な事態が…。
出演者
九十九さくら: 真矢ミキ 
川端哲也: 柄本時生 

古井戸貞子: 井頭愛海 
新城由夏: 岡本夏美 
井口茜: 柴田杏花 
藤島玲奈: 尾碕真花 
小宮山詩: 祷キララ 
白鳥マリア: 日比美思 
中里拓士:浦上晟周 
大豆生田香: 塩野瑛久 

鍋島真之介: 相島一之 
谷桃子: 名取裕子
スタッフ
【企画】
横田誠(東海テレビ

【企画協力】
古賀誠一オスカープロモーション

【原作・脚本】
清水有生

【音楽】
富貴晴美

【主題歌】
RINA「光」(South to North Records)

【チーフプロデューサー】
市野直親(東海テレビ

【プロデューサー】
河角直樹(東海テレビ) 
浦井孝行(オスカープロモーション) 
村山太郎(オスカープロモーション

【演出】
谷川功(5年D組)
スタッフ2
【制作著作】
オスカープロモーション

【制作】
東海テレビ放送

 


(さくら)おいしくなーれ。

(さくら)ちょっと。
ちゃんと 手 洗った?

(さくら)ねえ。
いただきますって 言うでしょ?

大豆生田 香君。

(香)いちいち
フルネームで 呼ぶんじゃねえよ。

いただきますは?
(香)いただきます。

そうよ。
(香)ああ。 こっちも。

こらこら こらこら。
一つ 食べたら 一つ 取る。

(由夏)あの ばばあ。
何で 戻ってきたの?

(玲奈)さあ?

(由夏)何か ムカつくんだよな。

(香)うわ! 出た!
静かにしなさい。 大丈夫?

気を付けて。 ねっ。

(玲奈)[うちが 暮らしているのは
子どもシェルター ハチドリの家]

[ハチドリ?
何だ? ハチドリって]

[まっ いいや]

[でね この家
どこに あるかっていうと…]

[秘密なの。
誰にも 言っちゃ いけないんだ]

[なぜかっていうと
この家は

親とか ヤバい連中から
逃げてきた子が

暮らしてるからなんだ。
例えば うちなんか…]

[母親の借金 返すために
風俗で 働かされてたんだけどさ

もう マジで 無理だったから
逃げたのね]

[必死で 走ったよ]

(男性)《おい》
(男性)《ああ》

[で この家に やって来たの]

[もう 2週間になるかな]

[みんなが 何で ここに いるかは
分かんない]

[そういう 身の上話は

しちゃいけないことに
なってるから]

玲奈ちゃん。
(玲奈)何?

出しっ放し。 ほい。

(玲奈)マジ?
マジ。

それからさ
余計なことかも しれないけど。

食パンに ソースだけって
どうなの?

ねえ。 もっとさ おいしいもん
いっぱい あんだよ。

この おにぎりとか。
(玲奈)いらない。

[ホント 余計なことだよ]

[何 食おうと
こっちの勝手じゃん]

これ。 あっち。
わあ。 やだ。 汚い。

由夏ちゃん。 由夏ちゃん。

(由夏)ああ…。
汚いよ。 こういうとこ

誰も 歩けなくなっちゃう。
(由夏)ああ そう。

あっ。 詩ちゃん。
どうして そっち 向いちゃうのよ。

ねえ。 寝てんの? やだ。
おはようございます。

おはようございます。
(落ちる音)

ほら。 落として。
風邪ひいちゃう。

[この おばさん。
さくらさんって いうんだけどね

何か めんどくさいの]

使ったものは 元に戻す!

(桃子)どうしちゃったの?
昨日までって 約束だったのに。

ご迷惑ですか?
(桃子)ううん。 その逆よ。

さくらさんが 手伝ってくれるなら
大歓迎だわ。 ねえ?

(川端)はい。
子供たちも 喜ぶと思います。

その逆みたいだけど。

(桃子)えっ? 何があったの?

何か あのまま帰ったら
悔いが残りそうで。

《茜ちゃん?》
(茜)《寒いね》

《どうした?》

どんなに ひどい親でも

自分が おなかを痛めて産んだ子は
大事にするはず。

子供だって どこかで 親を
信じようとしてるに 違いない。

私は そう 思ってました。

(由夏)《最初っから
こうなることぐらい

分かってたよ》

《母親なんて信じた 茜が
バカなだけだよ》

《何てこと 言うの?》

(由夏)《何が 親と子 一つで
親子丼だよ?》

《何で 親なんかと 一つに
なんなきゃ いけねえんだよ?》

(桃子)言ったでしょ。
シェルターに やって来る子は

親を 信じる気持ちなんて
これっぽっちも ないって。

でもね 桃子先生。
私 それでも 信じたいの。

親も 子供も
どこかで お互いを 求めてるって。

そのことを ハチドリの家に
残って 確かめたいんです。

それって サハラ砂漠で 落とした
指輪を 見つけるようなものよ。

そうなのかも しれません。

でも あのまま帰ったら
私の やってたこと…。

今まで やってきたこと
何なんだろうって。

分かった。 で 九十九堂の方は?
大丈夫なの?

ええ。 娘に 頼みました。

それに 手伝いの人が
何人か 来てくれるそうなの。

親子丼 始めて 15年でしょ?

(川端)おとといから
気になってたんですけど。

九十九堂の 親子丼って?

(桃子)おなかを すかせて
非行に走る子供や

家が 貧しくて
行き場をなくした 子供たち。

みんなが 親子丼を食べに
集まってくるの。

(川端)へえー。
知りませんでした。

(桃子)ねえ。 半端な気持ちじゃ
できないわ。

すごいんだから。 さくらさん。

(川端)僕も さくらさんの考えに
賛成です。

私の?

(川端)親子が どこかで お互いを
求め合ってるっていう。

ああ。

(川端)桃子先生は
甘いって 言うんですけどね。

でも やっぱり 信じたいんだよな。
親子の絆みたいなもの。

うん。

あっ。 今日は
茜ちゃんと 面談ですか?

彼女の外出に 付き添います。

こういうときは 外に出て
気分転換してもらいたいんで。

ああ。

(詩)お先に。
いってらっしゃい。

(鍵の締まる音)
(鍋島)お待たせ。

(玲奈)ああ もう!
先生。 遅いよ。

(鍋島)ごめん ごめん。
さあ 行こうか。

(玲奈)ねえ。 何で うちら
付き添いが いて

詩は いないわけ?
(鍋島)ああ。

(鍋島)詳しいことは
言えないけど

詩さん しっかりしてるから。
(玲奈)はあ?

うちらだって しっかりしてます。
ねえ?

(由夏)どうだろう?

あんた ヤバいやつに
追い掛けられてるでしょ?

(玲奈)さあ?
何の話ですかねえ。

(嶺井)見つけれねえだと!?
ぶち殺すぞ こら!

(男性)すいません。
(嶺井)こら!

小娘 一人だぞ! こら!
てめえも 何やってんだよ!?

見てんじゃねえ! こら!
おら!

♬~

[シェルターでは
外出は 自由にできる]

[ただし スタッフや
弁護士さんの おまけ付き]

[うちらに 親とかが
近寄らないように

ガードしてくれてるの]

(川端)あした お母さんに

何で 君に 暴力を振るったのか
聞いてみるつもりなんだ。

(茜)いいよ もう。
ホント言うとね

ちょっと 分かってたんだよね。

また 殴られるんじゃ
ないかなって。

えっ?

(茜)川端さん。
(川端)うん?

(茜)ああいうのってさ
家族で 乗るんだろうね。

お父さんが
ビデオなんか 撮ってさ。

お母さんと 子供が
「イェーイ」みたいな こんな感じ?

(川端)さあ? どうかな。

(川端)乗ってみる?
(茜)えっ?

(川端)乗ってみようか?

(桃子)よく 眠れた?
(マリア)うん。

(マリア)あいつらが いないから。

(マリア)《やめて!》

(母)《お前のせいだ。
この野郎!》

(桃子)取りあえず

あなたの これからについて
話しておくね。

(桃子)ここに いられるのは
原則 2カ月です。

2カ月? ここに
ずっと いちゃ 駄目なの?

ここは 傷ついた羽を
休める場所なの。

あなたが どう 生きていくのかが
決まったら

ここから 羽ばたいていかなきゃ
いけないのよ。

お母さんには 連絡しといた。

あなたを ここで 保護してるって。
(マリア)えっ?

心配しないで。
お母さん。 あなた 帰せって

怒ってたけど でも 私たちは
全力で あなたを守るから。

これからのことは
一緒に 考えましょうね。

でも その前に あなたに
覚えておいてほしいことがあるの。

あなたの人生は
あなたしか 歩けないの。

だから あなたが 選んでいいの。

自分で 選んでいいの?
(桃子)そう。

それが あなたの権利よ。

気を付けてよ。
大事な体なんだから。

温かいミルク。

♬~

♬~

(玲奈)ヒロト

(ヒロト)声が でけえって。

(由夏)ああ。 ちょっと。
あっち 見たいんだけど。

(鍋島)うん?
(由夏)あっち。 ちょっと 来て。

(玲奈)それで?
店の連中 どうしてる?

(ヒロト)マジで
お前のこと 捜してるよ。

そっか。

(ヒロト)心配すんな。
俺んとこ 来ても

絶対 黙ってるから。
(玲奈)うん。

(ヒロト)で?
これから どうするんだ?

ほとぼり 冷めるまで
シェルターに いるよ。

あそこは 絶対 安全だから。

(玲奈)さっきは
ありがとうございました。

(由夏)うん。
あの人 玲奈の彼氏?

(玲奈)まあ そんなもんですかね。

♬~

(玲奈)《おなか すいた》

(玲奈)《おなか すいた》
(母)《自分で 何とかしろよ!》

(母)《玲奈》

(母)《これもね》

♬~

(せき)

(由夏)うん?
(マリア)どういうこと?

だから 晩ご飯 何 食べたい?

ねえ。
晩ご飯 何 食べたい?

(拓士)何って 言われてもね…。

何か あるでしょう?
食べたいもの。

例えば ハンバーグとか
空揚げとか。

(鍋島)あの子たちは
小さいときから

「何 食べたい?」って 聞かれた
経験が ほとんど ないんです。

だから そう 聞かれると

どう 答えていいか
分からないんです。

母親に 聞かれたことが
ないんですか?

どうせ 何 言っても
作ってもらえませんからね。

それに 「あれ 食べたい。
これ 食べたい」なんて 言ったら

殴られちゃうから
黙ってるんです。

そもそも あの子たちには
食べ物の引き出しが ないんです。

何か 悲しいわね。

自分が 何 食べたいか
分からないなんて。

(詩)投票?
そうよ。

今日の 晩ご飯 何が食べたいか
これに書くの。

好きでしょ?
投票で 決めんの。

これに 食べたいもの 書くの。
分かる? 貞子ちゃん。

(茜)貞子っていうの?

そっか。 茜ちゃん
知らなかったね。

昨日 入居したの。

みんなの投票で 決めたの。
貞子って。

(茜)っていうか 何で 投票で
名前 決めてんの?

(詩)記憶がないの。 だから 自分が
誰だか 分かんないんだって。

マジ?
(拓士)しかも 妊娠 8カ月よ。

もうじき 母親よ この子。

(茜)へぇ。
お母さんに なるんだ?

にしても 貞子は ないっしょ。

(由夏)じゃあ あんたなら
何て 付けんの?

(香)うん。
(茜)そうだな。 うーん。

やっぱり 貞子かな。

(香)だろ? どっから
どう 見ても 貞子だよな。

はいはい。 じゃあ みんな 書いて。

♬~

ハチドリ。 ハチドリ。

いきます。
じゃあ 開票するね。

いきます…。

何も 書いてません。
はい。

次こそ…。
はい。

うーん。 書いてない。

次もかな?

親子丼。

親子丼。

…だけは 絶対 嫌。

(香)かーっ。
プラマイ ゼロ。

おでん。

さあ どうぞ。

ちょっと待ってよ。

そもそも この中で 誰かが おでん
食べたいって 書いたんでしょ。

えっ? 書いたんでしょ?

(香)じゃあ。

♬~

どう?

(香)うめえ。
うめえよ。

こんな うめえ おでん
食ったの 初めてだよ。

(由夏)お前が おでんって
書いたんだ?

(香)おれじゃ…。
(拓士)俺じゃねえって。

(由夏)じゃあ 誰よ?

ねえ? どうしたのよ? みんな。
ねえ。 ねえねえ。

おでん 嫌い?
(拓士)っていうか

おでんって
こうやって 食べるの?

そうでしょ。
(拓士)コンビニの おでんと 違うわ。

(詩)何か 抵抗感 あるんだよな。
みんなで 食べるのって。

何 言ってんのよ? みんなで
食べるから おいしいんじゃない。

一つの鍋を みんなで囲んで
食べるから 楽しいんでしょ?

食べること あるでしょ?

(詩)ないよ。
食べるのは いつも 一人。

そう。
(由夏)っていうか

取り合いになって
ケンカに なんじゃない?

そう。 好きなもん
取り合いっこに なんの。

でもさ そこで みんなで
譲り合ったりしてね。

ねえ。 例えば

「あなたに ダイコン 譲るから
私に タコ 食べさせて」なんて

話し合って 食べんのよ。 それとか
じゃんけんで 決めるとかね。

ねえ? 卵 食べたい人?
はい。 はい。 はい。 はい。

ねえ? いくよ。
じゃんけん ほい。

勝ってる。
(香)マジで?

(由夏)めんどくさい。

(玲奈)難しいんだね。
みんなで 食べるのって。

(由夏)まず どれ 取ったらいいか
分かんないしね。

好きなもの 食べれば いいのよ。
じゃあ 取ってよ。

自分で 取りなさいよ。
自分の お箸で。

自分の好きなものを 自分で選ぶ。

それが 大事でしょ。

(マリア)弁護士の人が 言ってた。

自分の人生は 自分で選べって。

それが あんたの権利だよって。

誰だよ。 こんな めんどくさいもん
食いたいっつったの。

♬~

ねえ? 何 これ?

ちくわぶよ。
(拓士)ふーん。

(一同)うわ!?
(茜)ちょっと。 危ないじゃん。

駄目でしょ。 拓ちゃん。
一度 箸 つけたら

自分で 食べなきゃ。
だって それ まずそうなんだもん。

だからって 戻すのは どうなの?

一度 選んだ以上
ちゃんと 食べるべきでしょ。

(マリア)かわいそうな ちくわぶ
嫌われちゃったんだね。

まずいか おいしいか
食べてみなきゃ 分かんないよ。

そういうことだよ。
ちくわぶだって

見た目で 決められちゃ
たまんねえって。

なあ。 おい。 拓。 お前なら

ちくわぶの気持ち
分かんじゃねえのか?

(由夏)確かに。
(拓士)何よ? みんなで。

(拓士)いいわよ。
食べれば いいんでしょ?

もう やだ。
こんな めんどくさいこと。

(香)よかったな。 ちくわぶちゃん。
(拓士)うっさい。

どう? 拓ちゃん。
おいしい?

(拓士)全然。

(由夏)とか 言って。
顔に うまいって 書いてある。

茜ちゃん!?
どうした?

いいもんだなぁ こういうのって。

テレビとかで
見たこと あったけどさ

こうやって お鍋 囲んで
家族団らん みたいなの。

(詩)家族団らんか。
そんなの 幻想だよ。

(由夏)懲りないね お前も。

いいじゃない。
夢 持つの 茜の 勝手でしょ。

(由夏)夢? あんたの夢
悪夢の連続でしょ?

いいから 食べなさい。
(由夏)それにさ

夢 かなわないから。
(香)確かに。

(茜)かなうもん。
(マリア)私 夢 かなったよ。

(香)マジで?
(玲奈)どんな夢?

親と 離れて 暮らすのが
夢だったから。

(香)なるほどね。
よかったな。

(拓士)玲奈。 何 笑ってんの?
きもいわね。

(玲奈)うち?
うちも 夢 かなうかもね。

(由夏)どんな夢?
(玲奈)秘密です。

[ここだけの話 おでんって
書いたの うちだったの]

♬~

(従業員)《おい。
こら。 待ちなさい。 こら》

《放せ!》
(従業員)《じっとしなさい》

(従業員)《でもね お母さん。
お宅の お嬢さんが

この電話番号
教えてくれたんですよ》

(従業員)《もしもし?
違うって 言われてもね》

☎(通話の切れる音)
(従業員)《もしもし? もし…》

《切られちゃったよ》

《それは うちの子じゃないの
一点張りだよ》

《どういう母親なんだよ?》

(従業員)
《食べたかったんでしょ?》

[あのときは 怖くて
おでん 食べられなかったんだ]

♬~

♬~

[たぶん おでん 食べたの
生まれて初めてだと 思う]

[あったかくて おいしかった]

♬~

何?

(香)いや。 別に。

(香)あのさ。
何よ?

(香)うまかった。
うん?

おでん!
あっ そう!

(香)うん。

♬(ハミング)

(由夏)ねえ?
玲奈って 少年院に いた?

(玲奈)何でですか?

(由夏)口の利き方で 分かるよ。
私に 敬語 使うし

鍋島のこと 先生って呼ぶでしょ。
(玲奈)ああ。

(由夏)前にも そういう子
いたんだけど

そいつも 少年院に いたから。

何 やらかした?

(玲奈)軽く 窃盗ですよ。
バイクとか これ専門。

(由夏)ふーん。

(由夏)またかよ。
もう ねえよ 金。

(玲奈)由夏さん。
ここ 出たら どこ 行くんすか?

(由夏)ここ?

(玲奈)みんな 行くとこ
違うんですよね。 施設とか

住み込みで 働くとか。
(由夏)うーん。 分かんない。

玲奈は?
(玲奈)アパート 借りて

一人で 暮らします。
(由夏)アパート?

あっ。 もしかしたら
彼氏も 一緒に。

(由夏)へぇ。 それが
さっき 言ってた 夢?

(玲奈)違いますよ。
(由夏)じゃあ 何?

お店を持つんです。
(由夏)店?

(玲奈)カワイイもの 集めて
売るんです。

洋服とか 小物とか。
(由夏)あんの? そんな店。

(玲奈)これから 作るんですよ。
できれば 原宿あたりに。

(由夏)ふうん。
(玲奈)マジですよ。

(由夏)店って 金 掛かんだよ。

あるんですよね これが。

♬~

≪(女性)《ないって
言いましたよね?》

《これ ホントに ふざけてない?
触んな! 変態》

(怒声)

♬~

(男性)《待て おら!》
(男性)《金 返せ! 貴様 こら》

♬~

(玲奈)わあー。 痛っ。

どこが いいかな?
(ヒロト)腹 減ってねえか?

(男性)おい! 答えろ!

(ヒロト)痛ててて。
(嶺井)おい 坊主。

正直に言え。 玲奈 どこだ?
(ヒロト)知らないっす。 マジで。

(嶺井)お前 知ってんだろ?

あいつが うちの金
持ち逃げしたのよ。

(ヒロト)さあ?
あっ!?

(嶺井)居場所 教えてくれたら
やるよ。 100万円。

(ヒロト)マジっすか?

♬~

♬~

(チャイム)

(男性)ちっす。 宅配便です。
(川端)はい。 お待ちください。

(嶺井)どうも。
ちょっと お邪魔しますよ。

(川端)何ですか?
(嶺井)ここに住んでる子に

用事が ありましてね。 玲奈って
いるでしょ? 藤島 玲奈。

(川端)さあ?
人違いじゃ ないですかね?

(川端)ちょっと。
ちょっと 何 やってんですか?

やめてくださいよ。 これ以上
すると 住居侵入罪ですよ。

♬~

(嶺井)兄ちゃん。 悪いが
熱い お茶 一杯 もらえるか?

(川端)すぐに 出ていきなさい。
でないと 警察に 通報するからな。

(嶺井)そんな いきり立つなって。

こっちは 用事が終わったら
さっさと 帰るよ。

(男性)何してんだ?
おい こら。 おら!

(嶺井)物分かり 悪いね。

用事が終わったら
帰るっつってんだろ。

(香)ああー うるっせえな!
(拓士)何!?

(嶺井)おい。 玲奈 どこだ?
いるんだろ? ここに。

(由夏)さあ?

(玲奈)何? 何? 何? 何? 何?
マジ?

(玲奈)マジ?

(嶺井)玲奈。 捜したぞ。

一緒に 行くぞ。
(玲奈)やだ。

待ってください。

ここの ホーム長をしている
鍋島といいます。

ホーム長?
(鍋島)簡単に言えば

ここの責任者です。

(鍋島)玲奈さんに
どういう ご用件なんでしょうか?

(嶺井)用なんか ねえよ。

ただ こいつを 連れて帰る。
それだけだよ。

申し訳ありませんが
それは できません。

お引き取りください。

渡辺さんよ。
(鍋島)鍋島です。

(嶺井)そう 言われて 「はい
そうですか」ってわけには

いかねえんだよ! うちは 玲奈の
母親に 貸した金があってよ。

全部で 300万。
その金を 玲奈が

うちで働いて 返すって
約束になってんだよ。

その契約書だって
ちゃんと あんだ!

どうしたの?

玲奈ちゃんを
追い掛けてきたみたいです。

これ?
はい。

(嶺井)それだけじゃないんですよ。
(川端)さくらさん?

(嶺井)ここが 一番
大事なんですけどね。 渡辺さん。

(鍋島)鍋島です。
(嶺井)こいつ

店の金 持ち逃げしたんですよ。

1, 000万円。
(鍋島)1, 000万?

(嶺井)玲奈。 お前 ホントに
賢いよな?

大金 持って 逃げ込むのは

こういうとこが
一番 安全だもんな。

渡辺さん。 こいつが やったことは
窃盗ですよ。 立派な。 えっ?

あんたら 窃盗犯
かくまっちゃうんですか?

玲奈さん。 本当なのか?

(玲奈)さあ? 何の話だか。

早く 金 持ってこい。

だから 知らねえっつってんだろ。
(嶺井)てめえと遊んでる暇

ねえんだよ。 さっさと持ってこい。
(鍋島)やめ…。

(香)てめえら いいかげんにしろ。
こら!

(嶺井)しょうがねえな。
こっちで 捜させてもらうぞ。

(嶺井)邪魔すんなよ! ばばあ。

(嶺井)てめえ!

幸二郎!

この顔 忘れたか?

さくらさん?

ったく! あれから
ずっと 来ないから

どうしてんのかと 思ったら。
何 やってんのよ? あんた。

風俗の店長?
しょうもないこと やって。

で 何?
さっきから 黙って 聞いてりゃ。

何? あんた ずいぶん
立派なこと 言ってたじゃないの。

えっ? 母親に貸してた お金を
玲奈に 返させてるですって?

いつの時代の 話よ?
時代劇か!

(嶺井)いや。 それは…。
しかし

あんた ずいぶん 偉くなったね?

中学んときは 給食の牛乳
飲めなくて いじめられてさ

いつも 私んとこ 来ちゃ
めそめそ 泣いて

親子丼 食べてたね。
えっ? どうした?

ねえ? 牛乳 飲めなくて
泣いてたのよ。 こいつ。

幸二郎。 さくらさんが
あのとき言った言葉 覚えてるか?

いじめたやつらを
見返してやれって。

でっかい男になって
いつか 見返してやれって。

ああ。

それが この ざまか? 幸二郎。

子供に いかがわしいことさせて
あくどい お金もうけして

今の あんた いじめたやつら
見返せんのか?

さくらさん。 あんたに
こんなこと させるために

親子丼
作ってきたんじゃないのよ。

悲しいよ。 うん。

悲し過ぎるの。

さくらさん。

玲奈。
はい。

盗んだ お金
ここに 持ってきなさい。

ここはね 盗んだ お金
隠すとこじゃないの。

みんなが
幸せになるための場所なの。

そんな 汚らわしい お金
返しちまいなさいよ!

♬~

間違いない?

ああ。

それから 玲奈の母親の
借金だけど

返済の義務
玲奈には ないから

請求は 母親にしなさい。

それで 間違いないですよね?
川端先生。

(川端)はい。

今まで 玲奈に 稼がせてた分
返して。

それから! この家のことは
誰にも 言わないこと。

(嶺井)ああ。
あんたたちもよ?

それから!

幸二郎が 牛乳 飲めなくて
いじめられてたって話も

言っちゃ 駄目よ。

それから!
まだ あんのかよ?

あのう。

ホーム長さんは 鍋島さんだから。
ああ。

待ちなさい! 幸二郎。
まだ あんのかい?

食べなさい。

どしたの?

俺だって つらかったんだよ。
さくらさん。

何やっても 誰からも
相手にされなくてよ。

やけになって 死にそうに
なったとこ 助けてくれたのが

今の社長だよ。

店 任せてくれたんだよ。
こんな俺に。

さくらさん 風俗を 悪く言うけど
俺は そうは 思わない。

うちの店が あったから

地獄に落ちずに 済んだ女が
たくさん いるんだよ。

その 玲奈だって そうだよ。

うちの店が
拾ってやんなかったら

とっくに 野垂れ死にしてるって。

それは 違うよ。 幸二郎。
あんたの やってることはさ…。

俺は 俺で
精いっぱい 生きてきたんだよ。

帰るぞ。

幸二郎。 今度 会うときは
ホントに でっかい男に なんだよ。

さくらさん
いつまでも 待ってるからね。

♬~

(男性)うまそうだったっす。
あの親子丼。

(嶺井)ああ。

(男性)いいんすか? 食べないで。

(嶺井)バカヤロー。

(嶺井)今の俺に
あれが 食えるか?

♬~

[何だか よく 分かんないけど

さくらさんが 親子丼を食べて
泣いている]

[どしてかな?
どして 泣いてんだろ?]

[マジ めんどくさい
おばさんだけど

うち さっき 怒られたとき

何か 胸が熱くなって
泣いちゃったんだ]

[あんなの 初めてだった]

困ったことに なったわね。

シェルターの場所は 外部には
絶対に 秘密になってないと

意味がないのよ。
あのう。 確かに 彼女のせいで

部外者が
侵入してしまったんですけど

でも 玲奈ちゃんは
付き合ってた 彼にも

絶対に ハチドリの家の場所は
教えなかったんです。

だから…。
(玲奈)もう いいよ。

いいって?
(玲奈)うち 出ていくから。

玲奈ちゃん。

(桃子)あなたが ハチドリの家を
出ていっても

何も 問題は 解決しないの。
それに 私たちは 絶対

何があっても あなたに
出ていけとは 言わない。

それを言ったら
死ねと 言ってるのと

同じことに なるから。

何のために シェルターが あるか
分かる?

あなたの命を 守るためよ。

だから 私たちは 絶対に
あなたを 追い出したりしない。

分かるわね?

(玲奈)ちょっと 聞いていい?
(桃子)うん。 いいわよ。

(玲奈)何で
ハチドリの家っていうの?

(桃子)そこか。

(桃子)えーっと。

(桃子)この本 読めば 分かるわ。

[『ハチドリの ひとしずく』]

[「いま、 私に できること」]

[「森が 燃えていました」]

[「森の生き物たちは われ先にと
逃げていきました」]

[「でも クリキンディという名の
ハチドリだけは 行ったり来たり」]

[「くちばしで 水のしずくを
一滴ずつ 運んでは

火の上に 落としていきます」]

[「動物たちが それを見て
『そんなことをして

いったい 何になるんだ?』と
言って 笑います」]

[「クリキンディ
こう 答えました」]

[「『私は 私に できることを
しているだけ』」]

♬~

「私は 私に できることを
しているだけ」

[よく 分かんないけど
ちょっと 分かった気がした]

はい。 今日の 晩ご飯
何が食べたいか 書いてください。

♬~

♬~