ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ぬけまいる~女三人伊勢参り 第6話 田中麗奈、ともさかりえ、佐藤江梨子… ドラマの原作・キャストなど…

『ぬけまいる~女三人伊勢参り(6)まさかの再会!はまぐりが許さない!友の涙』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 團十郎
  2. 私たち
  3. 金太
  4. 桑名
  5. 成田屋
  6. 一同
  7. 笑い
  8. 善蔵
  9. 本当
  10. 春ちゃん

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『ぬけまいる~女三人伊勢参り(6)まさかの再会!はまぐりが許さない!友の涙』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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ぬけまいる~女三人伊勢参り(6)まさかの再会!はまぐりが許さない!友の涙[解][字]

桑名でお蝶(田中麗奈)お以乃(ともさかりえ)お志花(佐藤江梨子)は焼きはまぐりを食べながら、かつて無一文にさせられたおしゃま連を見つけ、懲らしめようと策を練り…

詳細情報
番組内容
桑名に着いたお蝶(田中麗奈)お以乃(ともさかりえ)お志花(佐藤江梨子)は名物の焼きはまぐりに舌鼓。そこで、川崎で宿代を肩代わりさせられたおしゃま連を見かける。巡礼をよそおう彼女たちはまた裕福そうな旅の老夫婦に目を付けたようだ。幼なじみの老夫婦四人組に忠告すると、おしゃま連を懲らしめる作戦に老夫婦たちも参戦。一緒に策を練る。いよいよ決行の前夜、老夫婦たちが旅に出た理由を知る。彼らの思いを胸に三人は…
出演者
【出演】田中麗奈ともさかりえ佐藤江梨子大地真央原日出子柴田理恵北見敏之六平直政
原作・脚本
【原作】朝井まかて,【脚本】小松江里子

 


おいしい蛤 いかがですか?
寄ってって! 寄ってって!

さあ 熱いうちに いっておくんなさいや!
(お以乃)うわ~ うまそう!

(3人)頂きま~す!

ん! んん~! ん~!

うん! うんうんうん!

熱っ! けど うまいねえ!
本当!

ちょっと あと2つ焼いとくれ!
はいよ!

よく食べるわねえ。

普通 恋煩いしたら
食べられないものなのに。

伊勢で落ち合うんでしょ?
長五郎さんと。

♬~

(せきこみ)

もう ほらほら 色気か食い気か
どっちかにしなさいよ もう全く。

ちゃんと かんでんの? もう。
うるさいなあ!

寄ってって! 寄ってって!

ありがとう。
ありがとう。

(にぎわい)

いらっしゃいませ! 焼き蛤だよ!

ここが伊勢の玄関 七里の渡し…。

どうかしたの?

やっと ここまで来たんだなと思ったら
何だか もうおなかいっぱいで…。

じゃ 私が頂いちゃおうっと!
ちょ… ちょっと!

色気より 今は食い気だよ。

いや そうじゃないって…。
ん?

やっぱり お志花
よっぽどの事情があるわよ。

そもそも 抜け参りしようって
言い始めたの お志花だし。

(鈴の音)

べっぴんさんがそろっての巡礼とは
珍しい。

今どきの若い娘さんが
感心なことですわなあ。

ちょっと あれ…!

(みすず)傑作よねえ あのおばさん。

ちょっと持ち上げてやったら
たちまち 財布のひも 緩めるんだもん。

巡礼の格好してるのは魔よけ。

5両と3分!?

(仲居)宿代を こちらの方たちが
喜捨代わりに お支払いになると。

(3人)おしゃま連だ…!

♬~

(金太)善ちゃん
桑名に着いたねえ やっと。

足元 気を付けなはれや。

(お春)ありがとう。

(お秋)いや~ ちょっと にぎやかだねえ!
(金太)桑名だねえ! 桑名 桑名!

(お秋)焼き蛤だって! 焼き蛤!
(金太)お~! 俺は大好物だよ。

親切ごかしに 手なんか引いちゃってさ。

(みすず)そうでごぜえますか。
路銀を積み立てて お仲間でお伊勢参りに。

(善蔵)ハハッ。 孫みたいな あんたたちに
世話してもらえるなんて 早速の御利益だ。

本当だねえ。 しかも こんな若い
かわいい娘さんたちだ。 ハハハハッ。

いいわねえ 若い人たちに囲まれるって。
こっちまで 若返っちまうわねえ。

ああ こらこらこら…!

(善蔵)やきもちでも
ごちそうしましょうか。

いらっしゃいませ。
(善蔵)10人前おくれ。

(みすず)そんな申し訳ねえっす!

(金太)ああ 荷物下ろしてよ。

ああん もう見てらんない!

あんな年寄り だまして
身ぐるみ剥がす気なんて…。

私たちにしたように。

年寄りがこたえるのは 懐だけじゃないよ。
気持ちがこたえるのが 気の毒だ。

かわいい見かけとは大違い。
ウブな娘に化けたワルどもです。

(善蔵)ここだ ここ。
(金太)うわ~ 立派だなあ!

(お秋)あら~!
(金太)いや~ すごいな!

もう おなかすいたよ。
いや~ 重い重い!

(お秋)もう うるさいよ あんたは!

潮屋… 私たちと同じだ。

もっけの幸い!

(善蔵)ありがとなあ。
失礼します。

気持ちいいなあ。

こんな所に お泊まりでごぜえますか。

お殿様しか
泊まれないような所でごぜえますなあ。

(おしゃま連)んだなあ。

お殿様がお泊まりなさるのは本陣。

ここは そのご家来衆が宿にされる
脇本陣ですよ。

だから 恐れ多いんですけどね

私たちのような町人でも
お金を出せば 泊まれるんですよ。

ご立派です。 なあ?
(おしゃま連)んだんだ。

どうぞ。
はあ~ 立派ねえ。

お客様 いい時に来られました。

ちょっと前なら お大名様のご参勤で
ご家来衆が お泊まりになっていたので

部屋を お貸しできないところでした。

いいわねえ。 でも そのご参勤の度に
いっぱいになるんでしょ?

ですが 困ったこともございます。
行儀の悪さです。

(3人)え?
ご家来のお侍さんたちですよ。

ここぞとばかりに 大酒飲んで
障子は破るわ 違い棚は壊すわ

あげくに 床の間の掛け軸や
煙草盆まで持って帰るわ。

出立されたあとは まあ イナゴにやられた
田んぼみたいなありさまで。

そんなに ひどいのかい?

そのくせ 何かというと あなた
身分を笠に着ての横柄さで 勝手のし放題。

まあ もう とっても やってられませんよ。

(2人)ねえ?
(ため息)

はあ…。

近頃のお侍ときたら
旅の恥までかき捨てなんて

恐れ入るわねえ。

(小声で)ちょっと お蝶…!

お侍 みんなが みんな
ってわけじゃないのよ。

妙な気遣いは ご無用。
いちいちが もっともだもの。

それに 大名のご家中だけじゃないのよ
武士が恥を忘れたのは。

(左膳)新しいお奉行様の奥方のご生家は

なんと 上様のご縁戚に
あたられるそうじゃ。

早速 ご挨拶に参じておくように。

はい。
それと…

前のお奉行様から
お能のお誘いがあるのだが…。

あちら様も もう出世は頭打ち。

お断りなされ。

分かっております。
私が言いたいのは

今年のお歳暮は
もう要らぬということでございます。

よいな。

はい。

お志花のご亭主
日和見殿って呼ばれてるんだって。

姑の嫁いびりだけじゃないかもな
お志花が家を出た訳。

まあね。 それに まだ
9つの息子もいるのよ。

お志花 あんなに かわいがってたのに
その息子も置いて出てっちゃうなんて…。

♬~

背後から打ちかかって
怪我をさせるとは

武士にあるまじき所業です。

あちら様に伺って おわびするのです。

なぜです! 我が家の方が格は上。

あやつの父は
父上の配下ではありませんか。

わびなど いりませぬ!

無礼な! 卑しい浪人者の娘のくせに!
世が世であれば

母上なんぞ 当家の女中奉公すら
かなわぬ身ではありませぬか!

♬~

一体 何だったのか この10年…。

≪ご無礼いたします。

さような訳で 私たちも
旅を続けるのに難儀いたしまして

お耳汚しとは存じましたが
こうして参じました次第にございます。

ああ…。

なるほどね。

人は見かけによらないってことは
よく承知しておりましたが…。

ちっとは気が付いてたかい? 金坊。
え?

目端の利く善ちゃんが
気が付かねえのに

俺っちが ピ~ンと来るわけねえだろ。
なあ お秋?

いいえ。 私たちは ちょいと怪しいって
にらんでましたよ。 ねえ お春ちゃん

そう。 巡礼さんにしちゃ
脚絆に泥一つ ついてないんだもの。

ねえ お秋ちゃん?
そう。 (金太)さすが お春ちゃん

目の付けどころが違うね。

あんたはもう 鼻の下 伸ばしちゃって。

そうそう 金坊ったら。
うるせえなあ。

私たち 幼なじみなんですよ。
同じ長屋で 産湯をつかった仲でしてね。

だから 還暦を過ぎても

みんな ちゃんづけで。
ちゃん ちゃん ちゃん。

そうなんですか。 実は 私たちもなんです。
江戸は馬喰町で育った幼なじみ。

ほう こりゃ お仲間だ。

けど 女3人で旅に出してくれるなんて

皆さん さぞ いいご亭主
お身内をお持ちなんでしょうねえ。

え? ええ まあ…。

さ~て そうなると どうやって断るかな
今日の見物。

やはり 約束なさったんですか?

ええ。 あと もうちっとで
迎えに来るんですよ。

行ったらどうかなあ?
(一同)ええっ?

何 言ってんの。 だまされに行くなんて。

それで油断させてさ
こっちの懐に飛び込ませるっつうの?

そんなことしたら ご隠居さんたちを
巻き込むことになります!

そうそう!
そっか…。

何か 策をお持ちなんですか?

いえ まだ何も。

ですが あの子たちは
大人をだまして 楽しんでいるんです。

私たちが作った借りは
ここ 桑名で きっちり返すつもりです。

それ 乗った!
うん 交ぜて~!

また始まった…。

え?

いえね 女房たちときたら
せっかくの旅なんだから

ただの物見遊山じゃあ 面白くないって
事あるごとに はめを外したがるんですよ。

新居の関所じゃ
まんまと関所抜けしちまうんですからね。

(3人)関所抜け!?

(笑い声)

(お秋)お春ちゃん 早く!

誰も見てないだろうね…。

おい 1両もやんのかよ!
しょうがねえだろ こんな時に。

何 言ってんだ お前
捕まったら… 磔だぞ!

早く早く… 早く行け!

あん時の怖さといったら
もう胸がドキドキして。

ねえ お春ちゃん
本当。

でも 楽しかったわあ。

また やりたいわね お秋ちゃん。
(お秋)うん!

じゃあ 決まりね。

(3人)お見それしました。

ねえ どうすんの? どうすんの?

失礼いたします。
巡礼の娘さんたちが お見えですが。

来た~!
さ 芝居の始まりだ。

いいかい?
カモは カモらしく振る舞うんだよ。

おう あたりき車力 車引き!

(お春)あの子らと遊んで
探りを入れなきゃ!

(お秋)桑名も面白くなってきたねえ。
ワクワクしちゃうよ!

(金太)じゃあね!
(3人)行ってらっしゃい…。

おったまげたね。
おったまげよ!

その間に 策を練りましょ。
(2人)うん。

(トンビの鳴き声)

(善蔵)今日も長いこと ありがとうね。

(みすず)では 私たちは ここで。
失礼しやす。

ありがとね。
ありがとね。

金坊…。
ああ。 ありがと ありがと。

あの楽隠居のじいさん ばあさん
たんまり銭持ってるわよ。

ねえ みすずちゃん おねだりして
私たちも ここに泊まらせてもらおうよ。

はなから そのつもりよ。

私たちのこと
もうすっかり信用しちゃってるから

な~んでも 言うこと聞くわよ。

みすずちゃん 私にも貸して。

駄目よ。 大事な手拭いなんだから。

帰ったぜ。

春ちゃん? お春ちゃん
春ちゃん

(金太)お春ちゃん
大丈夫か?

≪ご無礼いたします。
おう。

いかがなさったんですか?

ご心配なく。 ただの暑さ負けですよ。

起きて大丈夫かい?
平気よ こんくらい。

それより 今日の成果をお伝えしないと。

そうだな。
(金太)さあ 入って 入って。

入って。 うん 入って。
さあさあ…。

今日も 見事な化けっぷりでしたよ
おしゃま連は。

参勤途中のお殿様も立ち寄られるっていう
桑名一の料理茶屋で 昼げをとってね。

帰り道も ついて離れないので
土産まで持たせてやりましたよ。

いけずうずうしい連中だね 全く。
まあまあまあ そのおかげで

ありゃ 俺たちを
相当なお大尽だと値踏みしたねえ。

それに 面白いことも聞き出せたし
ねえ お秋ちゃん?

そうそう。 あのおしゃま連を束ねてんのが
みすずっていう かわいい娘っ子でしょ?

その娘がね
大層 芝居が好きらしいんですよ。

成田屋の大のひいきで
構わぬの文様の手拭い 使ってんですよ。

でも 出羽の国から
出てきたはずの巡礼が

あんな はやりの手拭い
持ってるなんてねえ。 本当。

おかしいと思わないのが 子ども。

成田屋って 今 江戸で大人気の
八代目 市川團十郎ですよね。

♬~

成田屋ねえ…。

ところで いい思案は練れましたか?

はい。 懲らしめ方は

私たちがやられたのと 同じようにしよう
ということになりました。

つまり 私たちの宿賃を
あの子たちに付け替える。

ですが それを どうやって仕掛けるかは
策がまとまらなくて…。

あ! その成田屋を使わない?
(一同)え?

近々 大坂の道頓堀で
芝居をするっていう噂があるじゃない?

それは 私たちも耳にしましたけど。

その成田屋
道中で お伊勢参りをするとなると…

どういう筋書きになると思う?

…ああ!
ああ!

ああ!
…え?

私たちは 別の旅籠に移んないと。
ええ。

あの子たちも
ここに泊まりたがってましたからね。

うん それがいいわ!
そうとなったら

忙しくなるわよ!

(笑い声)

…え? え?
え?

ごゆっくり。

ありがとう。

ああ おねえさん お団子いかが?
寄っていかない?

是非是非 奥にどうぞ。

♬~

(あくび)

(せきばらい)

ああ ごめんなさいね。

どうしても ここに座ってなきゃならない
事情があんのよ。

アハハッ! どうぞ どうぞ。

あっ 引… ですか?

やだもう ちょっと!

実はね ここだけの話…

ひいきの役者が来るって聞いてね。

役者?
成田屋よ。

えっ あの成田屋!?
シッ!

お忍びらしいから ないしょね。

ないしょですよ。

えっ じゃあ 潮屋に!?

まあ どうし…!

えっ ちょちょ… ちょっと…!
あっ ねえ ちょっと あんた…!

そんな 騒ぎになったら困ります!
え~ でもさ ちょっと あんた…!

あっ ねえ ちょっと…!
えっ 何 何 何? えっ 團十郎!?

ア~ッ!

えっ あ… あの團十郎
この桑名に!?

あと2~3日で着く… らしいわよ。

来るんだって 團十郎

それ聞いた! 潮屋に泊まるって。

あの噂 本当だったんだ!

♬~

ああ もう おなかが タッポタポ…。

あっ また来た…。

厠はと…。 厠! 厠!

すみません! 厠 近くにある?

厠なら この通りの3軒先にあるよ。

♬~

お凛さん?

まあ お蝶さん!

あ~! ハハッ。
ねえさんたちも 桑名に?

そうなの。 やっと ここまで来て。

あっ その蛤 おいしいでしょ?
うん うまいねえ。

「膝栗毛」では 弥次喜多
食べてるからねえ。

こんなとこで会うなんて…。

お凛さんの その三味線も
また聞きたいわ。

「その手は桑名の焼き蛤」ってね。

悪いけど 急ぐんだよ。
次の宿場で 客が待っててね。

ああ もう そりゃ残念!

あ…。
ほらほらほら 漏れちゃうよ。

じゃ また どこかでね。
うん。

ああ こっちだよ!

厠! 厠!

あたしゃ
物見遊山の旅じゃないってんだよ。

あのお気楽なおねえさん方とは
違うんだから。

ちょいと 食べ過ぎちまったかね…。

急がないと。

邪魔よ どいて!
もう おばさん!

な… 何すんだよ! 危ないじゃないか!
全くもう…。

何なんだい? この騒ぎは。

團十郎だよ!
ここの潮屋に泊まるんだって!

えっ… 團十郎

お… お待ち下さい!

私たちの部屋は どこ?

ご隠居さんが とってくれてるはずよ!
お… お待ちを! ちょっと!

もうすぐ 團十郎が来るのよ。
必ず ものにしてみせる!

お待たせいたしました。

ああ それ 運び終わったら こっちに来て。
帯締めるの 手伝って~。

私も!
はいはい。

♬~

(笑い声)

というわけで 2~3日したら
また戻ってくると言っておきました。

ありがとうございます。
あとは 私たちにお任せを。

それにしても 一体 皆さんは
どういったお方たちなんですか?

ただ者じゃないような…。

(笑い声)

俺っちは しがねえ船頭だが
善ちゃんは 大した商人でね

深川で 魚屋をね。

魚屋? 善ちゃん…

あっ もしかして 魚善の!?

そう!
魚善っつったら

魚の振り売りから身を起こして 今じゃ
公方様の御用も務める大店じゃないか!

そう! 金坊は 本当 口が軽い。
あれだけ 口止めしたのに。

いや この人たちにゃいいだろ?
同じ幼なじみ同士だ。

よいしょ…。

(一同)ああっ!

いやね 大変なんだよ
こうも 幼なじみが出世しちまうとね。

ひょっこり訪ねでもしたら

酒代を せびりに来たって
思われやしねえかって

いろいろ 気を回してね。

ほら もう あんた
ほら いい加減にしな ほら。

気が付いたら 会わなくなって
40年もたっちまった…。

でも こうして仲よく
旅に出てるじゃありませんか。 ねえ。

お春が 一緒に旅をしたいと言いましてね。

死出の旅は どうでも
この4人じゃなきゃ嫌だって。

死出の旅?

私はね もう長くないんですよ。
胃の腑がやられてるようで…。

♬~

(戸をたたく音)

はい。
誰だろ?

(金太)40年ぶりに

幼なじみが 夫婦そろって
訪ねてきてくれたと思ったら

一緒に旅に出てほしいって頼まれて。

つまんねえ意地 張ってよ

いっち大事なものを
遠ざけて生きてきたかと思うと

自分が情けなくて しかたなくてよ…。

お春の胃の腑には これくらいの
しこりが出来てるらしいんです。

私は 江戸中の名医のもとを
駆けずり回ったんですよ。

でも どこでも サジを投げられて…。

若い頃 こいつには苦労のかけどおしで

魚の振り売りを始めた頃はね

体よりも おっきな桶を持たせて
一緒に歩かせもしました。

私は 商いを大きくするのが面白くて
たまらなかった。

でもね 奉公人のしつけから采配まで
こいつに任せっきりだったんです。

こいつが病になったのは…

私が無理をさせたからなんだ…。

だから 病を治してやりたくて。

魚善の身代の洗いざらいを
注ぎ込んでも構わねえとね。

それで ようやく
腕のいい蘭方医を見つけたんで

いっそ 腹を切り開いてもらおうと
こいつを説得したんです。

けどね… 「そこまでして
私を死なせたくないってのは

あんたの欲だ」って
そう言われたんですよ。

だってねえ
誰だって いつかは死ぬんですから。

それでね この人に頼んだんですよ。

そんなことより
幼なじみと旅がしたいって。

最後に楽しい思い出を持って
あの世に旅立ちたいって。

路銀は 全て持たせてほしい。

だから 私たち夫婦と一緒に
旅をしてくれないか?

後生だ!

(お秋)そしたら うちの亭主の言うことが
振るってんですよ。

分かったよ。

(お秋)分かった。
おめえが そこまで言うんなら

大威張りで おごられてやらあ。

大威張りで おごられてやらあ!

そんかわり もし… もし 旅先で
春ちゃんが逝っちまったら

お経代だけは
俺っちに持たしてくれいって…。

フフッ ハハハハッ…!

そいで この人 その日っから
お経の稽古してんの!

けちくさいったら ありゃしない!
べらぼうめ!

どこの誰だか分かんねえ生臭坊主に
あげられるくらいなら

俺っちのお経の方が 喜んでくれると
思ったからじゃねえか。 な お春ちゃん

うん ありがとう。
でも 金坊のお経じゃ

私 三途の川で迷ってしまいそう。

(笑い声)
ほら~!

(お春)死ぬ時は 誰でも独りぼっち。

名や銭が いくらあっても
そんなもの 何の役にも立ちやしない。

何にも持っていけないんだから。

でもね 思い出だけは
あの世に持っていける。

そう思うんですよ。

♬~

善蔵さんに お春ちゃん
金太さんに お秋ちゃん…。

いい思い出が いっぱい出来るといいわね。

できるさ あの4人なら。

いいものね 幼なじみって。
ウフフフフッ…。

(笑い声)

なんて あったかい死出の旅だろ…。

伊勢への旅は 出会いと別れの旅ね。

縁を結ぶために旅に出る者もいれば
その縁を切るための旅もある…。

私は…。

本当はね 一人で旅に出るつもりだったの。

そんなこと もうとっくにお見通しよ。
何年つきあってると思ってんのさ。

お蝶… お以乃…。

ごめんなさい。 もう少し待ってて。
伊勢に着いたら みんな話すから。

いつでもいいわよ。
ずっと話さなくてもいいしな お蝶。

ええ。 何があっても
私たちは お志花の味方だから。

ありがとう。

ごめんなさい…。

もう 泣いてなんかいられないわよ。

明日は 威勢よくいくんだから。
この桑名で しっかり しとめないとな。

♬~

こちらでございます。

≪(みすず)何 言ってんのよ!?
出てけって どういうことよ!

始まってるわよ!

今日明日にも 團十郎
来るかもしれないのよ? もうすぐなの!

そう申されましても

本日までのご宿泊代を
お支払いになって頂きませんと

これ以上 ご逗留頂くわけには
まいりません。

だから それは ご隠居さんたちが!

いいえ。 出立された
ご隠居さんたちからは

自分たちの分も おしゃま連様が
お支払いになる 伺っております。

えっ 出立!?

どういうこと?
まさか あのじいさんたち

私たちを だましたの!?

もしや お金を
お持ちでないんじゃないでしょうね。

ちょっと待って! ちゃんと払うから。

家に文を出して
すぐに お金を届けてもらうから!

あっ あった!

私 困る! 親に 私たちのやってること
バレちゃうじゃない!

きっと 江戸に連れ戻されちゃう!

金輪際 家から出してもらえなくなる!
何 言ってんのよ!

最初で最後の娘旅なのよ!

こんな所で終わってたまるか!

ねえ お願い このとおり!

私たち 悪くないの!
私たち だまされたんです! お願い!

「その手は桑名の焼き蛤」。

あんたたち…!

さ 観念するんだね。
もう逃げられませんよ。

もしかして あんたたちが仕組んだの?

何のこと? ここに泊まりたかったのは
あんたたちでしょ。

いつか会えるといいわねえ
な り た や に。

(笑い声)

まさか 成田屋まで仕組んだんじゃ…!

そんな… 私 どうしたらいいの!

だから 「その手は桑名の焼き蛤」だっての。
泣きマネなんか駄目。

そのとおり!
さあ 宿代 働いて返してもらうからね。

飲み食いした分も
たんまりあるんだからね。

♬~

おばさんたち 一体 何者なのよ!?

何者でもないわ。
でもね コケにされたら 黙っちゃいない。

そういう大人もいるってこと。
精進なさい!

こんなことになったのも
みすずちゃんのせいよ。

あのじいさんたち
はめてやろうなんて言うから。

あんたたちだって
面白がってたじゃない!

ほら 手を動かす! ほら!

はい~。
しっかり拭いて ほら!

はい…。
ほらほら 力を入れなさい 力を!

おしゃま連たちも 骨身にしみたはずよ。
何事も修業ね。

汗水流して働けば すぐに返せるよ。

團十郎 まだかなあ?

でも… この人たち どうするんです?

♬~

(お凛)ちょいと ごめんよ。
前 開けとくれ!

ああ 待ち遠しいねえ…。

おったまげ~!

あ…。

いや… いえね 考えたら
そう急ぐこともないしって思ってね。

それより 團十郎だよ! 團十郎

(一同)團十郎 團十郎 團十郎…!

ちょ… ちょいと ごめんね。
ちょいと ごめんよ。

いいのかい? ほっといて。
嘘だと言ったら どうなる?

(一同)團十郎 團十郎 團十郎…!

團十郎~!
(一同)團十郎 團十郎 團十郎…!

とにかく 伊勢へ…。
(3人)あ 抜け参り~!

團十郎 團十郎~!
(一同)團十郎 團十郎 團十郎…!

 

♬~