ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

科捜研の女 第6話 岩松了、渡辺梓、沢口靖子、内藤剛志、風間トオル… ドラマのキャスト・主題歌など…

科捜研の女 #6』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 年前
  2. 花森教授
  3. 教授
  4. 平良圭介
  5. アサギマダラ
  6. 蒲原
  7. 宮内
  8. 世界
  9. 平良
  10. 呂太

f:id:dramalog:20181129205557p:plain

科捜研の女 #6』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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dramalog.hatenablog.com 

 

 

科捜研の女 #6[解][字]

狙われた天才昆虫学者!そこには裏の顔が…!?彼の言う過去の罪とは何なのか?現場には、羽に記号が描かれた一匹の渡り蝶が…。蝶の鑑定でマリコが明かした衝撃の真相とは!?

詳細情報
◇番組内容
昆虫学者の花森栄一(岩松了)が襲われ、意識不明の重体に。花森は「6年前の罪を自白する」と話していたという。現場には羽に記号が描かれた蝶の標本が。その蝶は、花森の教え子・宮内あすか(小池里奈)が抱えていた難病の克服を願い、6年前に放たれたものだった。一方、現場付近から6年前の現金輸送車襲撃事件の容疑者・平良圭介の指紋が発見される。花森との接点は!?マリコ沢口靖子)が蝶の鑑定で明かした衝撃の真相とは!?
◇出演者
沢口靖子内藤剛志風間トオル斉藤暁渡部秀山本ひかる石井一彰
【ゲスト】岩松了、渡辺梓、小池里奈三浦孝太山下裕子、関秀人、細川洪 ほか
◇脚本
岩下悠子
◇監督
兼﨑涼介
◇音楽
川井憲次
◇主題歌
番匠谷紗衣『ここにある光』(ユニバーサルミュージック
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】関拓也(テレビ朝日
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、中尾亜由子(東映)、谷中寿成(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/kasouken18/

 


(ガラスの割れる音)

(虫の鳴き声)

(カメラのシャッター音)

(蒲原勇樹)襲われたのは
この研究室の教授

花森栄一さん。

一命は取り留めたものの
まだ昏睡状態です。

(榊 マリコ)花森栄一教授…?

(橋口呂太)
マリコさん 知ってるの?

日本の昆虫学の権威よ。

私たちが使っている
昆虫分布のデータベースは

花森教授が 作成者の一人に
名を連ねているわ。

へえ~。

(蒲原)第一発見者は
被害者の同僚 磯辺准教授。

(磯辺礼子)
私が入った時には もう…。

(蒲原)生前検視については
今 令状を請求しています。

そろそろ
許可が下りると思うんですが…。

♬~

(涌田亜美)
うわあ きれいな蝶ですね。

でも なんで 羽に字が?

「2012年9月3日 JH」

「宮内あすか」

♬~

(田中寿和)脳に
損傷は見られませんでしたが

頭部から脊椎周辺にかけては

一切 刺激を加えないよう
お願いします。

わかりました。

(宮内あすか)田中先生!

花森先生が大怪我したって

本当なんですか?
大丈夫なんですか?

(田中)休憩室で待ってなさい。
あとで説明する。

今 警察の方が
いらしてるところだ。

花森教授の元教え子の一人です。

(宇佐見裕也)
そういえば こちらの病院には

小児科患者のための
支援学級があるんですよね?

ええ。
教授は ご自身の研究の傍ら

うちで 理科の授業を
してくださってました。

捕れた!

(花森栄一)お~!

はい 今の技が ハヤブサ一文字。

気配を消すのがポイントよ。
フフッ…。

はい。
じゃあ ちょっと 失礼しますよ。

よし… ほら!

(一同)お~!

(花森)
秋の風物詩 アキアカネくん。

じゃあ この前の授業でやった
呼吸のための気門は どこかな?

えっと… ここ?

(花森)そのとおり!
(トンボの羽音)

おお
アキアカネくんも感心してるね!

(カメラのシャッター音)

挫創は 頭頂部に1カ所のみ…。

マリコさん これ…。

索条痕?
(カメラのシャッター音)

♬~

(呂太の声)
現場に落ちてた消火器に

被害者の血液が付着してたよ。

これが凶器で間違いないね。

(日野和正)現場に付着してた
指紋は どれも不鮮明で

残念ながら
手掛かりにはならなかった。

(呂太)あっ あと

床と窓枠から水砕スラグの粉末が
採取できたよ。

水砕スラグ…
路面の舗装に使われる人工砂ね。

(呂太)
窓枠にくっついてたって事は

犯人 窓から逃げたのかもね。

生前検視の結果は?

(宇佐見)被害者の指に
付着物がありました。

成分を調べたところ

ライジン ライム

それに 抹茶の粉末などでした。

変わった組み合わせだね。

抹茶を使ったカクテルかも。
出してるお店 調べてみます。

頭頂部に挫創がありました。

それと 首に索条痕があって

シルクの繊維が
わずかに付着していたの。

(亜美)って事は 犯人

最初は 花森教授を こうやって
絞殺しようとしてたのに

激しく抵抗されて…。

で その場にあった消火器で
頭を殴った。

うわっ。
…って事ですか?

恐らく。

だとすると
執拗な殺意を感じるわね。

にもかかわらず
花森教授は生きていた。

虫が助けてくれたのかもよ。
(宇佐見)えっ?

ほら
昔話とかに よくあるじゃん。

生き物に優しくすると
恩返ししてくれるんだ!

あったね…。

(蒲原)あなたも
花森教授と同じように

付属病院で
授業をなさってるそうですね。

はい。 花森先生は理科で
私は国語を教えてるんです。

ゆうべは 論文を書いてて
遅くなってしまって…。

(虫の鳴き声)

(礼子の声)
虫たちが 訴えかけるみたいに

激しく鳴いてたんです。

(虫の鳴き声)

(礼子の声)花森先生の研究室に
明かりがついてるのが

なんだか 気になってしまって…。

(ノック)

花森先生?
いらっしゃるんですか?

(物音)

花森先生。

花森先生?

花森先生!

(虫の鳴き声)

ああいうのも

虫の知らせって
いうんでしょうか?

(シェーカーを振る音)

(グラスに注ぐ音)

(マスター)当店オリジナルの
抹茶カクテルです。

その材料です。

(亜美)ジンに抹茶…。

全部 一致します。

(土門 薫)あの…

この男性 ゆうべ
こちらに来ませんでしたか?

女性とご一緒でした。

♬~

やっぱり 自白しようと思う。

6年前の罪の事。

6年前の罪?
そう言っていたらしい。

今 6年前に全国で起きた
未解決事件を洗ってるところだ。

6年前っていうと 2012年…。

どうかしたか?

事件現場に落ちていた蝶の標本

日付と名前が書かれてなかった?

そういえば
2012年の日付だったな。

確か 名前は…。

宮内あすか。

♬~

(男性)すいません。
(あすか)はい こちらで…。

彼女が宮内あすかさん…。

知ってるのか?

花森教授の元教え子の一人よ。

アサギマダラという
蝶だそうですね。

はい。
6年前 私を救ってくれた蝶です。

(礼子)ヨーロッパのロマン主義

日本の詩人たちにも
大きな影響を与えたの。

じゃあ この詩を…
宮内さん 読んでくれる?

はい。

「わたしみづからのなかでもいい」

「わたしの外の せかいでも いい」

「どこにか

“ほんとうに 美しいもの"は
ないのか」

♬~

アサギマダラは渡り蝶なんだ。

秋になると 南に向かって
何百キロも旅をする。

海を越える事さえあるんだよ。
(少年)すご~い。

でも どうして 旅してるって
わかるんですか?

ナイスクエスチョン!

その秘密はね…。

マーキング追跡。

標識コードは…。

そうだな
城南病院だから JHにしようか。

JH…。

あとは 自分の名前ね。

字を書いても
ちゃんと飛べますか?

心配ご無用。

蝶の飛行にも健康にも

マーキングは 一切 影響しない
っていう事がわかってる。

よし。 これを誰かが捕獲して
研究機関に届け出てくれれば…。

どれくらい飛んだかわかる!

そういう事! フフフ…。

(あすかの声)
あの日 思ったんです。

この蝶が無事に旅を終え
新しい世界にたどり着けたなら

私も きっと 病気を克服できる。

生きていける。

(あすか)頑張って! 生き抜いて!

その蝶を
教授が持っていたという事は…。

種子島の民宿の方が 研究機関に
届け出てくださったそうです。

(礼子)種子島のサトウキビ畑で
発見されたんだって!

700キロ近く飛んだんだね。

偉い! よく頑張った!

(あすか)この蝶が 私に
生きる力と勇気をくれました。

花森教授は 事件直前…。

女性と共に 大学近くのバーを
訪れていました。

女性の素性は わかっていません。

念のため お聞きしますが
一昨日の夜9時 どちらに?

自宅に… いましたけど…。

(呂太)犯行があった
昆虫学研究室が ここだから…。

(宇佐見)犯人が
窓から外に逃げたとすると

正門とは反対方向の
西門に向かった?

(亜美)そう思って
西門周辺を調べてみたんです。

この門 夜間は閉鎖されてて

外に出るには
柵を乗り越えるしかないんだ。

で その柵をよじ登った時の指紋が
ばっちり残ってた。

(亜美)おっ。
(呂太)おっ。

で 前歴者データベースに
見事 ヒット!

平良圭介…。

(亜美)沖縄県那覇市を拠点とした

不良グループ バジリスク
元リーダーで

地元では
有名なワルだったみたいです。

この男…!

6年前の未解決のヤマの一つだ。

発生当時 平良圭介が
容疑者として浮上した。

「現金輸送車襲撃事件」…。

ああ。
2012年 福岡市博多区の路上で

現金輸送車が

宝石店の売り上げ8000万を
銀行に運ぶ途中

覆面の2人組に襲われた。

あっ… あっ…。

(土門の声)襲われた
警備会社の職員によると

犯人の一人は 手首近くに
ヘビの入れ墨があったそうだ。

平良圭介には
同じ場所に 同じ入れ墨がある。

でも 決定的な証拠がなく
犯人逮捕には至らなかった…。

ああ。

襲撃犯は2人組。

一人は平良圭介。

で もう一人が
花森栄一だったとすれば…。

大学教授と
不良グループのリーダーが

共謀して
8000万を奪ったっていうの?

そう考えれば
いろいろと説明がつく。

花森は 6年前の犯行を
警察で自白しようと考え…。

やっぱり 自白しようと思う。

6年前の罪の事。

だが 共犯者だった平良圭介は

なんとしても
その自白を止めたかった。

だから
教授の口を封じようとした?

(蒲原)平良圭介の隣にいるのは
黒竜夫さん あなたですね?

あなたは かつて

バジリスクのリーダーだった
平良の側近と呼ばれていた。

(石黒竜夫)まあ 昔の話っすよ。

(蒲原)平良圭介の居場所に
心当たりは?

(石黒)本土に来てから
一度も会ってないんで。

噂は たまに聞くけどね。

すっかり
おとなしくなっちまったってさ。

昔は 狂犬だったのにねえ。

狂犬?

怖かったよ~。

調子のってる奴は
容赦なくボコってさ。

でっかい米兵にも
しょっちゅう 喧嘩 吹っかけて。

(飛行機の飛行音)

(石黒)イケてたよな
あの頃の圭介さん。

(呂太)現場で採取された

犯人由来と思われる
水砕スラグだけど

京都市近郊で
地面に使われてる場所は

ざっと こんな感じ。

チャッチャと絞り込めそうですね。

(日野)しかし
どうも しっくりこないね。

教授が
6年前の現金強奪犯というの。

お金目的で 罪を犯す人じゃ
なさそうなんだよね。

よっぽど お金が必要な
切羽詰まった事情があったとか?

切羽詰まった事情…。

(蒲原)女の正体が
つかめればいいんですが…。

(呂太)事件前
教授がバーで飲んでた相手?

(蒲原)うん。 その女は

教授の罪について
知っているはずです。

(あすか)礼子先生。

うん?

私に隠してる事ありませんか?

(虫の羽音)

虫?

(虫の羽音)

あっ 先生の顔に…。

大変…!

あっ!
あっ!

(蒲原)平良圭介さん。

花森栄一 城南大学教授。

昆虫学者だ。

お前 面識は?

(平良圭介)虫は嫌いだよ。
えっ?

(平良)たまにさ

飛行機みたいな音出すやつ
いるでしょ。

飛行機?

(平良)
ずっと遠くを飛んでる飛行機。

すんげえ遠いのに
姿は見えないのに

音だけは聞こえてくる。

事件があった大学の西門に

なぜ あなたの指紋が
付着していたんです?

(平良)酒飲んだ帰りに
敷地ん中 突っ切ったの。

近道だと思って。

そんだけ。

おい。 まだ 聞く事あるんだよ。

教授が襲われた研究室から

あそこにあるのと同じ
人工砂が採取された。

おたくらも 虫みたいに
ブンブンうるさいね。

うん?

(作業員)圭介!
いつまで 油 売ってんねや。

はよ戻らんかい!
すいません。

(携帯電話の振動音)

土門だ。

わかった。 すぐ戻る。

花森教授が
意識を取り戻したそうだ。

これで 真相に近づけそうですね。
ああ。 行こう。

(花森)う~ん…。

頭殴られた弾みに
忘れちゃったのかな。

犯人の顔を
よく覚えてないんだよね。

事件直前
女性と バーを訪れた事は

覚えてますよね?

その席で あなたは

6年前の罪という言葉を
口にした。

ミノムシってさ
結構 動き回るんだよね。

はあ?

ミノから体を出して

葉っぱを集めたり
餌を探したり…。

でも 冬が近づくと
ミノを枝にくくりつけて

中に閉じこもっちゃう。

こんなふうに。

花森さん…
花森教授 何やってるんですか?

(ノック)
ねえ。

(ドアの開く音)

(田中)これから検査ですので
そろそろ お引き取りを。

失礼。

(呂太)あっ マリコさん!
来て来て 来て来て!

(亜美)花森教授の
切羽詰まった事情 見つけました。

「あすかさんを救う会」?

(宇佐見)6年前のサイトが
今も残っていました。

当時 宮内あすかさんは

ヴィーラント症候群と
闘っていたんです。

確か 心臓の…。
ええ。

あすかさんが助かる道は
アメリカでの移植手術のみでした。

それには 1億3000万円が必要で

家族が中心となって
寄付金 集めてたみたい。

ああ…
で これ見て 当時のブログ。

(あすかの声)「今日
贈り物を届けてくださった方へ」

「おかげで目標額に達することが
できました」

「本当にありがとうございました」

特定の人物から
寄付があったのね。

記事の日付は 2012年10月6日。

10月頭の時点で

寄付金は 9000万近くに
達していたようですから…。

一気に目標額に到達って事は
その時の寄付 なんと 4000万!

福岡の事件で奪われたのって

8000万円でしたよね。

仮に 花森教授が
犯人の一人だったとして

奪った8000万円を
平良圭介と分けたとすると…。

手に入ったのが4000万。

寄付額と ぴったり一致!

しかも この日付
福岡の事件の翌日だわ。

(呂太)教授と平良の共犯説
がぜん 信憑性が出てきたね。

だよね 所長!

うん? 何?

所長?

所長 疲れてるんじゃないですか?
(日野)うん?

ちょっと 休憩しましょうか。
お茶いれます。

チョコあるよ。 食べる?
うん。

(あすか)
寄付金が入っていたかばんです。

メモと一緒に 病室の前に
置かれていたんですね?

はい。

ああ もう消えちゃったな。
えっ?

あの頃は
海のにおいがしたんです。

♬~

バッグから
ヒナヒルギの片鱗が出ました。

トカラ列島より南の島嶼部に
ごく局地的に生息する植物です。

教授は
海浜性昆虫の研究のため

度々
南西諸島を訪れるそうですね。

6年前 4000万の入ったバッグを
病室の前に置いたのは

あなただったんですね?

そ… そんな

オオクワガタみたいな目で
見つめないで。

仕事柄 蝶に触れる機会も
多いですよね。

バッグには アサギマダラの鱗粉も
付着していました。

アサギマダラは
鱗粉が少ない蝶です。

しかし ファスナーの部分に
ごく微量に…。

そうか…。

そういう事か。

昆虫には
いつも真実を教えられる。

僕らが知っている世界は

世界の一つの姿に過ぎない。

それは どういう意味ですか?

昆虫は
人間が見る事はない光を見て

人間には聞こえない音を聞いて

僕たちより ずっと広い世界を
生きている。

そして 彼らには
世界を美しくする力がある。

世界を美しくする力…。

♬~

索条痕から採取した繊維

シルクの種類から
メーカーが特定できました。

「エトラ・プレミア」…
高級ブランドだね。

ネクタイとスカーフの
最新ラインアップに

同じシルクが使われていました。

やれやれ 思ったとおりだった。
みんな ちょっと。

所長 何を調べてたんです?

ちょっと引っかかる事があってね。

宮内あすかさんの
移植手術後のブログなんだけど。

(宇佐見)
手書きのメッセージですね。

「これまで支えて下さった
みなさんへ」

「今日 無事に退院の日を
迎えることができました」

メッセージの最後
あすかさんの署名があるでしょ?

筆跡が 同一人物じゃない気が
したんだよね。

この字と。
(キーを打つ音)

(亜美)それって…。

(日野)この蝶

あすかさんが飛ばした蝶とは
違うね。

(照屋江美子)
ありがとね。 フフフッ。

島で待っとんど。
ウフフフフ。

あっ ありがとう。

はい ありがとね。
待っとんだからね。

お疲れさま。

照屋江美子さんですね?

(江美子)はい。

(日野)このアサギマダラ

本当は 花森教授が
用意したものだったんじゃ?

えっ?

(日野)マーキングの筆跡が

教授の字と一致しました。

教授は 当時
フィールドワークのために

度々 種子島を訪れていた。

その際には あなたの民宿を
定宿としていたそうですね。

あっ…。

教え子をね…
励ましたかったんだって。

(あすか)
また 同じ夢を見たんです。

アサギマダラが 海に落ちて

死んじゃう夢…。

(江美子)島で見つけたって
言えばいいのね?

うん。 恩に着るよ。

(江美子の声)
で 研究機関に嘘の報告をしたの。

蝶が無事に海を越えたと信じた
あすかさんは

自信を持って移植手術に臨み
病気を克服した。

嘘も方便 病は気からってね。

私は
悪い事をしたとは思ってない。

でも あの人
言い出しっぺのくせに…。

やっぱり 自白しようと思う。

6年前の罪の事。

罪だの 自白だの 大げさだねえ。

大げさじゃないよ。

偽の飛行データ
提供しちゃったんだから。

ごめんね アサギマダラのみんな。

僕 昆虫学者を名乗る資格
ないよね。

照屋江美子さんによれば

教授は 10月2日から6日まで

種子島で フィールドワークを
行っていたそうよ。

福岡の事件は5日ですから
アリバイ成立ですね。

でも 教授が現金強奪と
無関係だったとしたら…。

事件直後に届いた寄付金は
一体 誰が…。

(宇佐見)その事ですが
このバッグから

ヒナヒルギの片鱗が出ていますよね。
ええ。

ヒナヒルギは 島嶼部でも
ごく限られた地域にしか

生息しない植物です。

群生が確認されている場所は…。

(蒲原)そこ…。

どうかしたの?
沖縄県名護市照喜名。

平良圭介の出身地です。
(一同)えっ?

まさか あのバッグを
病室に持っていったのは…。

平良圭介だった可能性も
あるのでは…。

沖縄の不良グループのリーダーが

京都で闘病する女の子のために
現金輸送車を襲った?

で その事実を
花森教授に知られて…。

口止めを企てた。

確かに 筋書きとしては
成り立ちますけど…。

ただ 若い2人の接点が
見つからない事には…。

平良圭介は
以前 京都に住んでた事ある?

いや ないはずです。

資料によれば
平良の母親は那覇市の会社員で

米兵の子を身ごもって
彼を産んでいます。

しかし 3年後に病気で他界。

平良は 親戚の間を
たらい回しにされて育ち

度々 大人たちから 暴力を
受けていた事がわかっています。

中学も途中で行かなくなり

14歳でバジリスクに加わって以来

ずっと
夜の街で生きてきたはずです。

宮内あすかさんは 生まれも育ちも
京都なんですよね?

うん。 小学6年で
ヴィーラント症候群を発症。

その後は
ほぼ入院生活だったらしい。

2人に面識があったとは
到底 思えませんね。

このバッグには もう一つ
微細証拠が付着していたわ。

あっ… アサギマダラの鱗粉?

その事を花森教授に伝えた時

教授は何かに気づいた様子だった。
そして 言っていた。

昆虫には
いつも真実を教えられる。

全く別の世界で生きてきた
あすかさんと平良圭介。

2人を結びつけたのは
もしかしたら…。

♬~

♬~

♬~

実はね 僕

君に嘘をついてたんだよね。
6年前…。

アサギマダラの事… ですよね?

えっ?

それなら
最初から知ってましたよ。 先生。

えっ?
(あすか)だって あのマーキング

私の字じゃなかったから。

(花森)700キロ近く 飛んだんだね。

(あすかの声)
でも 私 嬉しかったんです。

私は独りぼっちじゃない。

みんなの優しさや 思いやりに
支えられてる。

初めて
そう気づく事ができたから。

あの時から
私の世界が変わったんです。

花森さん!

バレちゃってたよ
僕たちのお芝居。

(2人)えっ?

アハハッ。

やだ… もう~。

♬~

6年前 アサギマダラの
マーキングに使ったペンを

あすかさんは
大切に保管していました。

ペン先から 当時の鱗粉が
微量に採取できました。

その鱗粉のDNAを
鑑定したところ

寄付金が入っていたバッグに
付着していた鱗粉と

同一個体のものでした。

やっぱり…
やっぱり そうだったんだ。

6年前
あすかさんが放した蝶は…。

(花森の声)遠くへ…

種子島より ずっと遠くへ
渡ってたんだ。

1200キロの海を越えて

沖縄本島まで。

そして 2つの人生を
結びつけたんですね。

生い立ちも境遇も全く異なる
2人の若者を。

昆虫には
世界を美しくする力がある。

お前は 物心つく前に
母親を病気で亡くしている。

ヴィーラント症候群
だったそうだな。

同じ病気と闘う少女を
助けたかったのか?

なんの話?

6年前 お前は

敵対するグループとの抗争で
怪我を負い

生まれ育った名護市の照喜名に
戻っていた。

そこで
一匹の蝶に出会ったはずだ。

♬~

♬~

(土門の声)羽に書かれた名前が
気になったお前は

その名前をネットで
検索したんじゃないのか?

そして 宮内あすかを救う会
サイトを見つけた。

(あすかの声)昨日 国語の授業で
大正時代の詩を習いました。

(あすかの声)一つの作品が
ずっと心を離れません。

(あすかの声)
「わたしみづからのなかでもいい」

「わたしの外の せかいでも いい」

(あすかの声)「どこにか

“ほんとうに 美しいもの"は
ないのか」

(あすかの声)「それが
敵であつても かまわない」

(あすかの声)
「及びがたくても よい」

「ただ 在るといふことが
分りさへすれば」

(あすかの声)「ああ ひさしくも
これを追ふにつかれたこころ」

(蒲原)このネクタイ
エトラ・プレミアの最新作ですね。

花森教授は エトラ・プレミアの製品で
首を絞められていました。

平良圭介の所持品にしては
高級すぎます。

教授の首を絞めたのは
平良とは別の人物かもしれない。

そう思って 大学周辺の
防犯カメラを調べてみたんです。

大学に向かってる この人物

あなたですよね?

フッ…。

なんで 俺が
大学の先生 襲うんだよ。

教授が 6年前の真相に
気づいたからです。

2012年に福岡で起きた
現金輸送車襲撃事件。

犯人は平良圭介と…
あなただったのでは?

よっしゃー!
8000万 ゲット~!

アハハハハ!

(蒲原の声)平良は すでに
6年前の犯行を認め

供述を始めてます。

今頃は あなたの事も

しゃべってくれてると
思いますけど。

(石黒)オラーッ!

あっ…!
(亜美)ヤーッ!

ああーっ! うっ…!

うわっ! ううーっ!

6年前 お前は

不良仲間の石黒竜夫を誘って
現金輸送車を襲撃

8000万を手に入れた。

そして 金は折半して…。

ギャンブルに使ったよ。

人助けなんかじゃない。

ギャンブルに使ったんだ。

花森教授が
全て語ってくれました。

福岡の事件の翌日

寄付金を持ってきた
あなたの姿を

あすかさんの病室の前で見たと。

♬~

ヘビの入れ墨が
印象に残ったそうです。

おい ちょっと 君。

♬~

後日 教授は テレビの情報番組で
福岡の事件の詳細を知った。

8000万を奪った犯人の一人に

ヘビの入れ墨があった事実を。

そして 6年が過ぎ…。

♬~

(石黒)4000万なんて

あっという間に
溶けちゃいますよね…。

圭介さん また一緒に
パーっとやりましょうよ。

前に 一度 会ってるよね?

なんだよ? おっさん。

君に聞きたかったんだ。
6年前の福岡での事。

あっ そうだ。

一度 僕の研究室に遊びにおいで。

♬~

圭介さん
なんなんすか? あいつ。

俺らがやった事
バレてんじゃないっすか。

6年前の犯行が
花森教授に知られている

そう思ったあんたは
彼の口を塞ごうと考えた。

俺がやるしかなかった。

♬~

うっ!

♬~

(殴る音)

♬~

(平良)やめろ!
馬鹿な事してんじゃねえよ。

離してくださいよ!

(ノック)

(礼子)花森先生?
いらっしゃるんですか?

♬~

花森先生?

花森教授は

自分を襲ったのが あなただと
勘違いしていたそうです。

だから 目を覚ましたあと
何も語ろうとしなかった。

あすかさんの命の恩人を

警察に
突き出したくなかったんですね。

4000万はギャンブルに使った。

お前 そう言ったな?

宮内あすかが生き抜くほうに
賭けたのか?

彼女が生き抜いたら
自分も生まれ変われる。

時々 変な感じがする。

昔とは別の世界で
生きてるみたいな…。

何も変わっちゃいないのに。

♬~

あなたにとっては

あすかさんが
アサギマダラだった。

何を語るかは お前の自由だ。

いらっしゃいませ。

どうぞ お手に取って
ご覧ください。

俺の手… 汚い。

どうぞ。

♬~

前にも 一度
いらっしゃいましたよね?

まだ 私が働き始めた頃。

あの時も すぐに
出ていってしまわれたけど。

なんで覚えてんだよ。

海のにおいがしたから。

♬~

平良圭介を虫捕りに?

いつか連れていこうと思うんだ。

あっ アキアカネだ。

ほら 構えて。
えっ?

持ってるから。 ほら。
はい!

ハヤブサ一文字のコツは
気配を消す事。

はい 息を止めて。 はい。

ひざのバネを使って
腕を こう シュッと振る!

あっ…。

榊 あっちだろ。

アハハハ!
笑ってないで…。

あそこ あそこ あそこ。

(亜美)紹子さんは
自然を愛するナチュラリスト

絵美里様は都会セレブ女子。
(銃声)

(日野)殺したいほど
憎んでいたのかもしれないね。

(呂太)ブログに載ってた
紹子さんの銃と同じだよ。

このライフル
鑑定させてもらいましょう。

これで
犯人がわかるかもしれない。