ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

獣になれない私たち 第8話 新垣結衣、松田龍平、田中圭、黒木華… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『獣になれない私たち#08』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 九十九
  2. 恒星
  3. 陽太
  4. ゲーム
  5. 兄貴
  6. 会社
  7. 斎藤
  8. 着信音
  9. ハァ
  10. カイジ

f:id:dramalog:20181129071924p:plain

『獣になれない私たち#08』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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dramalog.hatenablog.com 

 

 

獣になれない私たち#08[解][字][デ]

業務改善に燃える晶(新垣結衣)の会社に元カノ朱里(黒木華)が入社!?恒星(松田龍平)の行方不明の兄が犯罪者に!?更に遂に橘カイジと対面か!?急展開の第8話!

詳細情報
出演者
新垣結衣松田龍平田中圭黒木華/犬飼貴丈、伊藤沙莉近藤公園、一ノ瀬ワタル/菊地凛子山内圭哉松尾貴史
【ゲスト】安井順平、大河内浩、三浦誠己、池岡亮介難波圭一ほか
番組内容
晶(新垣結衣)は会社の業務改善に向けて積極的に動き出し、新入社員の採用を開始!しかし面談に現れたのは、京谷(田中圭)の元彼女でひきこもり中の朱里(黒木華)だった!
一方、恒星(松田龍平)は、呉羽(菊地凛子)の夫・橘カイジの会社の上場を手伝うことを決めるが、ドタキャン続きでなかなか会えず仕舞い…そんな中、行方不明の兄・陽太(安井順平)が警察に捕まったという連絡が!
監督・演出
【演出】水田伸生
原作・脚本
【脚本】野木亜紀子
音楽
【ドラマ主題歌】あいみょん「今夜このまま」(unBORDE / ワーナーミュージック・ジャパン
【ドラマ挿入歌】ビッケブランカ「まっしろ」(avex trax)
【音楽】平野義久
制作
【プロデューサー】松本京子、大塚英治(ケイファクトリー
【協力プロデューサー】鈴木亜希乃
【制作協力】ケイファクトリー
【製作著作】日本テレビ

 


(タクラマカン斎藤)
カイジ 取り上げられてたよ。

海外にもファンがいるんだって。

(深海 晶) へぇ~。

どんな人だった?
(根元恒星) ドタキャンされた。

ドタキャン?

今日 会う予定だったんだけど
リスケしてくれってメールが来た。

これで2回目。

恒星さんに
会いたくないんだったりして。

ん?

「上場するなら
恒星に頼めばいいじゃん」って

呉羽さんは気軽に言ったけど

カイジさんのほうは
恒星さんを意識して

本当は頼みたくない。

(斎藤) あり得るね。
だったら そう言えばいいだろ。

言えない人なのかも。
自分みたいに?

私は もう京谷と
はっきり別れました。

散々 グダグダやってたくせに。

会社のほうは?
考えたんですけど

仕事内容は嫌いじゃ ない。
うん。

上野君もやる気を見せ始めた。

松任谷さんも 少しは

手伝ってくれるように
なるような予感がしている。

(斎藤) なるような予感。
結構 遠いな。

継続中の案件が いくつもあって
取引先をむげにはしたくない。

システムエンジニアの佐久間さんにも
迷惑を掛けたくない。

いい人継続で
現状をダラダラ継続ですか。

フッ…。

懐に爆弾を。

爆弾?

(斎藤) 退職願。

常に懐に忍ばせておいて
いざとなったら出す。

いざとなったら?

バ~ン。
(斎藤) フフフ…。

(着信音)
タップ・ツー 下さい。

(着信音)
(斎藤) はい。

(着信音)

はい。

鏑木? 鏑木工産…。

あっ! あぁ はい。

家屋の解体。

はい 合ってます。

いえ… あの 頼んだの
だいぶ前だったんで。

家族も誰も
もう住んでないんで はい。

お任せします。

やっとだよ。
家の解体?

福島の実家。

避難指示区域内で
去年 解除されたんだっけ。

そうなんだけど 荒れ放題で
住める状態じゃなかったから。

人が何年も住んでいなければ
家は荒れるよね。

生まれて育った家?

俺は高校まで。

あとは 親父の葬式で行ったかな。

(斎藤) タップ・ツー
いわてビールのゴールデンエール。

最後に見に行かなくていいの?

兄貴だったら行って
涙の一つも流したかも。

知らせてあげないの?

失踪中。

現在 居所不明。

逃げてんだよ。

何から?

現実から。

(九十九) ちょいちょいちょい…
待て待て待て…。

(九十九)
給料を 今の1.3倍出す!

これがギリギリのラインや。
(佐久間)お金の話じゃないんだよ。

あぁ!?
まぁ 2倍出すって言われたら

心は揺らぐけど…。
金やないかい 2倍も出せるか!

もうね 空間がつらい!

みんなが九十九さんに 気 使って
いつ怒鳴られるかビクビクして。

ちゃう ちゃう ちゃう…
緊張感あって ええやないか。

わしが取って来た仕事で
社員全員 食わしとんねん。

仕事ってさ
人生の3分の1なんだよ。

その間 ず~っと緊張してたら
人は死んじゃうんだよ?

いや ちょっと…
人生ちゅうのはな

こう
緊張と戦いの連続の荒波をやね

どんぶらこっこと くぐり抜けて
ズバ~っと…。

それは九十九さんの人生でしょ?

言うとる意味 分からん。

九十九さん 経営者に向いてない。

え…。

社長!
秘書の採用は どうなりました?

せめて
アシスタントを入れてください!

もし通らないというのなら…。
増やしたらええがな。

えっ?
適当に やっといて。

やります…。

(夢子) SEも増やしたほうが
いいかもね 減っちゃいそうだし。

佐久間さんは辞めないよね?

いや まだ決めてないとは
言ってたけど どうだろう。

(上野) 監視カメラ
なくしてくれないかなぁ。

(夢子) 私 もう慣れた。
(上野) 大丈夫なんですか。

この前 カメラの前で踊ってみたけど
全然 大丈夫だったよ。

踊る?

金田さん
今 求人って どうなってます?

(金田) あ~ それが

転職サイトのクチコミがひどくて。
クチコミ?

(キーボードを打つ音)

(夢子) 「社長が
人を殺しそうな目をしている」。

「社長が怒鳴ると
心臓が きゅっとなる」。

全部 真実だね。
(夢子) うん。

「仕事 丸投げで お菓子食べてる
営業の先輩がいる」。

ん?
(夢子) 「Sさんは親切で女神」

…って これ 上野だろ! 上野!

応募 一人ぐらい 誰か…。

あっ そういえば
この前 1人来て

社長に報告 上げたんだけど
忙しいのか ほっとかれてて。

すぐ呼びましょう すぐ。

え~ お名前が

長門朱里さん。

何で?
(朱里) 採用募集してたから。

何で私がいる会社に… 偶然?

そんな偶然あるわけないじゃん。
知ってて何で?

あなた お人よしだから
何とかしてくれるかもって。

ブランク5年もあって

大した資格もなくて
三十路 過ぎると

応募できるとこも少ないんだよ。
(ドアが開く音)

あっ こんにちは ハハハ…
どうかな? うん。

行けそうかな? ん~ ん~…。

前職が… ブライダル?

何も関係あらへんがな。

でも ブライダルを
やってたってことは

臨機応変な対応ができる
っていうことで。

趣味 ネットゲーム!?

あんなもん何がおもろいねん!
ピコピコ ピコピコ…!

でも PCは余裕で使える
っていうことで。

(九十九) えらい 肩 持つなぁ
深海が気に入ったいうんやったら。

あっ いや… ただ単に
ちょっと知り合いなんで。

ちょっと繊細な方なんで 社長の
きつい物言いが どうかなって…。

(九十九) 知り合い!?

ええやんか 採用!
えっ?

知り合いのが信用できるやろ
うちは来るもん拒まずや!

まだ 部門も分担も…。

(九十九) そんなもんは
ひと通りやってみんことには

何が向いてるか
分からんやないか!

試用期間 設けて
深海が面倒見たれ!

やった!

私が働いたほうが
あなたも得でしょ。

私 京谷と別れた だから…。

いつ?

えっ 2週間くらい前。

私だってバイバイしたのに。
えっ?

(朱里)
京ちゃんのほうが出てった。

私にマンションくれるって言って
バカだよね。

あんたたち 何やってんの?

より戻せば?

自分で決めたことだから。

(ドアが開く音)

うわ~! うわっ ちょちょ…!

な… 何だよ!

(男) 経理の不正の件は
どうなりました?

いくら待っても
何の調査も入らない!

何にも変わらない!

あっ あんた
ドアにメモ挟んだ人?

痛て…
あの 俺らがやってんのは

財務諸表監査で
不正調査は管轄外。

訴えたかったら 社内の通報窓口に
いってもらえます?

(男) それができないから
メモを入れたんです!

いや 知らねえよ
俺 ただのヘルプだし。

(男) 出任せ言うな!
いやいや 出任せじゃないから。

俺自身は個人でやってて

監査法人の人間じゃないの。

ほら。

ねっ?

だから 俺じゃなくて
他の人に言ってもらえます?

(人が入って来る音)

あ…。

(野沢)
これで問題ないと思いますけど。

堀田さん。
(堀田) ん?

経理部で 小柄な…。

このぐらいの背格好の
枯れた感じのおっさん

誰だか分かります?
(堀田) ん~ 大熊さん?

大熊?
(堀田) うん。

フッ。

堂々たる名前だな。

大熊さんが どうかしたんですか?
(着信音)

いや…。
(着信音)

早速かよ。
(着信音)

すいません。
(着信音)

もしもし? あんたね…。
何やってんだ…。

(男) 恒ちゃん?
えっ?

亮一だけど。

あっ… 叔父さん。

どうしたの?

おにいさん 見つかった。

え?

陽太君が見つかった。

♬~

すいません。

(根元亮一) 陽太君

いなくなってる間

日雇いの現場を転々として
暮らしてたみたいなんだけど。

確認して。

(亮一の声) ケンカに巻き込まれて
ケガをして

先月から働けなくなって

食べるのに困って。

♬~

(亮一の声) 起訴か不起訴かは

検察の判断待ち。
(警官)おい!

(亮一の声) 被害者の意向とか
余罪を調べてから決まるみたい。

その間 うちに置いてあげられたら
よかったんだけど

うち 受験生いるもんだから。

恒ちゃんなら一人でしょ。

埼玉の奥さんは?

妻子にだけは
連絡しないでくれって

陽ちゃん 刑事さんに
泣いて頼んだんだって。

1年以上 姿 消してる身で

今更 会いにくいんだろうなぁ。

(ドアの開閉音)

何やってんだよ。

迷惑 掛けないでくれよ。

こっちだって
手いっぱいなんだから。

食えないならさ
山形で母さんと一緒に

親戚の世話になればいいじゃん。

それか埼玉の…。

何だっけ? 奥さん
真美さんだっけ。

えっ?

うわっ。

何なんだよ 今日は。

うおっ!
うおっ… えっ?

うお~。
えっ?

あっ。
えっ どうしたの?

今 暇?
えっ?

これ持ってて 事務所の鍵
入ってて待っててくんない?

あっ… 兄貴 見つかったんだけど
連れて帰って 逃げられた。

あいつ 金ないし
戻って来るかもしれないから。

よろしく!

頑張れ。

ハァ ハァ ハァ…。


ハァ ハァ…。

あ~。

ハァ…。

警察に言って 捜してもらったら?

ダメ。

兄貴は 窃盗罪で起訴か不起訴か
待機中の身だから。

優等生って言ってなかった?

あぁ かつてはね。

(根元の声)
震災で 親父から継いだ

海産物の加工工場
回んなくなって

自転車操業
何年も続けた揚げ句

最後は 借りてはいけない所から
金を借りた。

会社は倒産
兄貴のプライドもズタズタに。

それで 行方をくらまして
現在に至る。

私に似てるって言ってたよね
おにいさん。

「いつも笑顔の人気者で
本気で大嫌いだった」。

そんなこと言ったっけ?
言った。

恒星さんは酔っぱらって
適当にパラパラ話して

覚えてなくても
私は全部 覚えてます。

ゲームの話って したっけ?

ゲーム?
ボードゲーム

うちにあったんだよ。

あの…
生き残り頭脳ゲームってやつ。

(根元の声) 相手の球を落として
生き残ったほうが勝ち。

兄貴と毎日のように
やってたんだけど

どうしても勝てなくて
悔しくてさ。

だけど ある時から
いきなり勝てるようになって。

最初は うれしかったんだけど…。

よ~し! 勝ったぞ

(根元の声) 途中で気付いた。
もう一回やろう!

兄貴 わざと負けてたんだ。

悔しがってる俺を
ふびんに思って。

私はゲームで そんなことしない。

じゃあ 高校の時

兄貴は成績優秀で
みんなの人気者。

同じく成績優秀で
人気者の彼女がいたんだけど

俺に寝取られた。
最低。

フッ… そう 最低。

だけど その時
兄貴は言ったんだよ。

「彼女の心をつなぎ留められ
なかった俺が悪かった」って。

気味悪いだろ。

そう言うしか
なかったんじゃない?

いや 理解できない。

わざわざ そんなことする
あなたが理解できない。

それは… 若気の至りだって。

でも 恒星さん おにいさんの
ピンチを助けたんでしょ。

そのせいで
粉飾決算に手を貸して

今年も手を貸すよう
誰かに脅されている?

今までの話を集めると そうなる。

ハァ…。

俺 もう少し 酒の飲み方
考え直したほうがいいな。

そうだね
特に酔わない人の前では。

じゃあ 飲みますか。
また~。

走って疲れたんだよ。
ハハ…。

(冷蔵庫の扉を開ける音)

兄貴は会社を続けることに
こだわってたから。

従業員もリストラできなかったし。

はい。

いい人の末路は悲惨。

そんな おにいさんを助けた
恒星さんも

いい人ってことになるけど。

いや 俺は いい人じゃなくて

俺に助けられたら
兄貴は どんな顔をするのか…。

「見てみたかったから助けた」
って言ってたけど…。

ハッ… それも言ったか。
うん。

ハァ…。

おにいさんを
助けた理由なんている?

助けたかったから助けた。

それでいいと思うけど。

男の人のプライドって
面倒くさいね。

帰る もらってく。

おやすみ。

(ドアが閉まる音)

クソっ。

(社員たち) おはようございます。
えっ?

ん~ だから
起きたら今の時間で

今からだと
2時間 3時間かかるから

いっそのこと休んだほうが…。

初日から休んじゃうと
来にくくなるよね?

お昼 12時からでいいから
頑張って来ようか。

服は何でもいい スエットでも。

大丈夫 来て 絶対。

初日リタイアって初じゃない?

(上野) 僕よりダメな人がいるって
ホッとします。

何か変な女の人がいるんだけど。

変な女の人?

こっち はい。

開発したシステムの
テストをお願いします。

担当者が有休消化中で
ちょうどよかった。

やり方は緑川さんが
教えてくれます。

(緑川) よろしく。
(朱里) よろしくお願いします…。

え~っと。 お願いします。
あっ はい。

えっと このサイトのバグの…。

(九十九) どや! 新人は。

バリバリ ジャンジャン
仕事 覚えて…。

あ~! 今 教えてますから
大きい声 出さないでください!

(九十九) 自分やん
大声 出してるの自分やん。

何やねん。

ああいう人 入れると大変だね。

なじめるように協力してね。

(上野) 深海さん。
はい。

花井さん来ました。
えっ?

(上野) 捺印した契約書
持って来てくれて。

(花井京谷)
失礼します 樫村地所の花井です。

(九十九) 花井さん!?

え~ どうされました?
あっ いえ。

あぁ。

(朱里) 何で?

うち 樫村の仕事もしてて。

私 いないことにして。

(九十九)
新人さん! お客さんにお茶!

あの新人 名前 何や?

(上野) えっ…。
(夢子) あっ! 確か なが…。

あぁ! 私がお茶を入れます。

あっ あっ… あの 今日は契約書を
持って来ただけなので

この後 次の予定もありますし
ここで。

あの… 確認お願いします。

あっ ありがとうございます。
(九十九) ほな お土産さん!

あの ゴーヤーさんの
何か いろいろあったやろ!

あの 新人さん!
ちょお来て お土産 手伝って!

私が詰めます はい。

(九十九) ほな こっちで ちょっと
お待ちください。

これ? これ?

あっ…。
(九十九) お茶 どうぞ。

お気遣いなく 大丈夫です。
(夢子) あっ どうぞ。

ありがとうございました。
花井さん お帰り お見送り!

はい。
(九十九) 足元 気ぃ付けて…。

大丈夫です。
(九十九) 引っ掛かることが多い。

気ぃ付けて
すいません ボコボコで。

いえいえ とんでもないです
ありがとうございました。

深海! お土産さん まだ?

すんません 時間ないのに。
あぁ いえいえ。

あぁ 来た来た…。
(朱里) お待たせいたしました。

ありがとうございます…。

(九十九) ご苦労さん。

お疲れさまでした。

(九十九) どうぞ どうぞ…。
あっ はい…。

(九十九)
開けますね 開けます… これね
珍しいの入ってますねん。

ゴーヤー麺…。

(朱里) 見た?

見た 二度見した。

してた。

フッ。

フフフ…。
フフフ ハハハ…。

(ドアが開く音)
(晶:朱里) ハハハ…。

(九十九) 何や 仲ええな。

ブッ! フフっ。
フフっ。

よう。

≪あのね みんなで進めてる≫

≪私と こっちは大丈夫なんだけど
こっち こっち≫

≪こっち お願い≫

(スタッフ) カイジさん もうすぐ来ます。
(呉羽) ありがとう。

(スタッフ) 実は…。
(呉羽) ん?

(スタッフ)
呉羽さんのことが記事に出ます。

あん?

何だ これ。

(スタッフ) カイジさん
これまで私生活を

表に出して来なかったので

騒がれちゃいそうで。
ふざけてる!

(スタッフ)
すいません 止められなくて。

あの 私 36だし

モデルってだけで
デザイナーって書いてないし。

ブランド名 書いといてくれれば
宣伝になったのにね~。

はぁ。

カイジさん お疲れっす≫
≪お疲れさまです≫

カイジ お腹すいた ごはん行こう。

あ~。

今日はバタバタだった。

社長さんのむちゃぶり。

そっちじゃないんですけど。

あっ 恒星ちゃんのお兄さんの話
聞いた?

捜してるって。
はい。

私も行き帰りには
注意して見てます。

(ドアの開く音)

いらっしゃい。
(ドアの閉まる音)

あれ…。

久しぶり。

あ… 昼間 会ったけど。

(斎藤) タップ・スリー
宮崎ビール 月のダークラガー。

ごゆっくり。

いつの間に 朱里と?

流れで?

マンション出たことも聞いた。

おとうさんのお葬式
行けなくて ごめんね。

あっ ううん 平日だし。

千春さんは?

まだ 沈んでるみたい。

晶は気にしなくていいよ。

四十九日 過ぎたら
俺から話す 晶のこと。

朱里のことも。

あれから ずっと考えてる
晶が言ったことの意味。

俺は 晶に
何を求めてたんだろうなって。

ねぇねぇ 1つ聞いてもいい?

嫌です。

あぁ いや…。

聞くだけなら聞いてもいいよ
答えるか分かんないけど。

お… おぉ じゃあ 聞く。

はい。

あの 恒星って人と付き合うの?

その発想は なかった。

ないの?
うん。

ただの飲み友達。
飲み友達…。

気を使う必要もないし 楽しいよ。

斎藤さん。
(斎藤) ん?

タップ・スリー。
は~い。

あんたか。

(大熊)
話だけでも聞いてください!

お引き取りください。

お~ またかよ!

あの… 根元さんですか。

私 恒星さんの知り合いで。

(根元陽太) 失礼します。
あっ…。

すいません! あの…。

ハァ ハァ…。

手を貸してください。

(陽太) はい?

ハハっ…。

経理部長が
1000万の横領でしたっけ。

(大熊) 3000万です。

経理部長ってとこは
否定しないんですね。

メモには 「経理部の人」としか
書いてなかったんで。

鎌かけないでください。

会社に相談できる人
いないんですか?

私は どちらかというと

一匹おおかみタイプで。

おおかみ?

むしろ 羊でしょう。

羊は羊らしく

分不相応な正義感は捨てて…。
正義感じゃ ない。

部長に
一矢報いてやりたいんです。

怨恨?

ずっと 苦しめられて来たんです。

フッ…。

一矢報いたい相手が
目の前にいて いいですね。

(大熊) えっ?

経理部長が気に入らないなら
声 上げればいい。

殴ればいいじゃないですか
目の前に敵がいるんだから。

分かりやすい。

ホントに苦しいのは
敵が誰か分からないことですよ。

誰に 一矢報いたらいいか
分からない。

誰に怒ったらいいか分からない。

消化できない怒りのことですよ。

(陽太)助けてくれなんて
俺は言ってない

じゃあ どうするつもり
だったんだよ

お前には関係ない!

親父の会社だろ?

あんなことさえなきゃ

震災なんてなけりゃ!

あんな事故が起きなければ

あそこで 生きて行けたんだ

おいしい?
おいしい。

≪はい 上がったよ≫
(岡持) は~い!

≪餃子も食べる?≫
≪うん≫

(岡持) はい ラーメン2丁
お待たせしました。

どうも。

ヘヘっ ヘヘっ…。

はい。

(岡持) ヘヘっ。

フフっ。

手を貸してくれっていうのは…。

このお店 1人だと入りづらくて
誰か一緒に来てほしいなって。

(陽太) あっ 私 お金が…。
あっ。

1杯頼むと もう1杯付いて来る券
持ってるんで

問題なしです フフっ。

(陽太) 恒星の彼女ですか。
飲み友達です。

おにいさんの話は聞いてます。

生き残り頭脳ゲーム
…が強かったって。

いただきます。

あれは 恒星のほうが強かった。

私 恒星より2歳上なんですけど

途中から 一切勝てなかったな。

あいつ そういうとこあるんです。

超然と かっさらってく。

真面目にやってるほうが
バカみたいで。

分かります。

おにいさんと私
似てるって言われました。

優等生のお人よしだって。

そうですね。

真面目に生きて来たんですけどね。

誰にも迷惑掛けずに。

それが今や…。

(陽太) 3万2000円
貸してもらえますか?

3万2000円と583円。

ずうずうしいお願いだ
っていうのは分かってます。

すいません。

ただ あなたが私に似てる
っていうもんだから。

自分だったら お金を貸す?

(陽太) はい。

確かに
頼まれると聞いちゃいますよね。

(陽太) もしかして さっき

手を貸してくれって言ったの…。
ハハっ はい。

私に似てるなら
来てくれるかなって。

あっ あっ 恒星さん!
こっち こっち…!

こっちです…!

こっち こっち…!
はぁ?

ふざけんな。

何 のんきに食ってんだよ。

悪い 面倒かけた。
ううん。

さっき おにいさんに
お金 貸したんだけど…。

貸した? あいつ…。

私が貸したくて貸したの
恒星さんには関係ない。

いや 関係なくないだろ。
金額が

3万2583円。

端数まで きっちり。

何だと思う?


冷蔵庫から何か適当に食べて。

夕方には戻るから。

出掛けたいんだけど。

どこに?

言いたくないなら いいけど。

逃げんなよ。

戻って来るよ。

はい。

♬~

左へ曲がって 50mぐらい。

♬~

現金書留。
送ってた。

3万2000円を送るためには
封筒代込みで583円かかる。

宛先までは見えなかったけど。

それ もしかして
真美さんじゃない?

真美さん?

あっ 別居中の奥さんか。

(根元真美)
はい 毎月3万2000円
送られて来てました。

お疲れさま。

(真美) でも 先月分は届かなくて。

(真美) 何か あったんですか?

いや…。

何か…
ケガして稼げなかったみたい。

(真美) もう お金は送らなくて
いいって言ってください。

代わりに…。

離婚届を送るよう伝えてください。

家賃?
そう。

妻子残して失踪したくせに

家賃の3万2000円だけは
毎月 現金書留で送ってた。

どんな形でも つながっていたいと
思ったのかもしれないね。

もう ぶっ壊れてんのに。

現実 見ろって話だよ。

(客)
現実だけじゃ生きて行けません。

人の脳はね

ストレスフルな環境じゃ
うまく働かない うん。

負荷が強ければ強いほど
機能しなくなる。

そんな時は 夢が必要なんです。

夢じゃ食えませんよ。

聞いてた通りの人だなぁ
恒星さん!

(斎藤) あっ お知り合いですか。

いや 知らない。
会うのは初めてです。

私 橘です。

橘…。

カイジ
(橘カイジ) はい!

カイジです! はじめまして。

すいません
ペロっと サクっと入っちゃって。

スケジュールが押せ押せで
2回もドタキャンしちゃって

「お詫びしたいな」って言ったら

恒星さん この店に
ほぼ毎日いるって くれちんが。

くれちん?
くれちん?

あっ 同じの お代わり下さい
黒くて おいしい。

(斎藤) あぁ… はい。

(橘) くれちんとは
友達の紹介で会ったんです。

ゲームの女性のキャラの衣装の
アドバイスもらったりして。

くれちんの洋服の話
面白いですよね~!

オリジナルの生地を編んでもらうのに
3か月かかるとか

糸の展示会!

イタリアは水がいいから
糸の色の発色がいいんだって。

いや~ 水のことなんて
考えたこともなかったなぁ~!

そうやって
いろいろと話してたら

僕も頑張らなきゃなって思えて。

いつかはって考えてた会社の上場
やってみようと思ったんです。

それと
プテロン・オンラインをやめる。

人気のゲームだったんですよね。

(橘) だったんだけど

作った僕の手を離れて だんだん

課金させるためだけのゲームに
なって来ちゃったんです。

まぁ 商売としては儲かるから
いいんだけど

夢がない!

僕はね そういうゲームは
好きじゃ ない!

上場するのにも
少なくとも3年はかかる。

だったら 思い切ってやめて

新しいゲームで
会社をつくり直す うん。

新しいゲームも商売ですよね。

(橘) 会社だからね
社員 養わなきゃいけない。

けど 運営と方針次第で
できることはある。

僕ね 昔
ぶっ壊れたことがあるんです。

少しでも 現実から遠ざかりたくて
ひたすら家でゲームやってた。

世界中には 今でも
昔の僕みたいな人がいて

僕たちは その人たちのために
ゲームを作る。

これね その人たちが

どんなに回り道しても

夢を持って
明るい所へ向かえるように。

夢。
(橘) はい。

ようこそ 新しい世界へ!
ハハハ…。

おとぎ話ですね。
えっ?

住む家を理不尽に奪われて。

風評被害で 会社つぶれて
3万2000円すら

工面できなくなった男が
この世にいて。

どんな夢を語る? ゲーム?

フッ… ないだろ。

「昔は苦労した」 そんな話ね

どん底にいる人間からすりゃ
成功者のざれ言ですよ。

♬~

(着信音)

ん?
(着信音)

(着信音)

今度は誰だ?
(着信音)

(着信音)

はい。

はい。

あぁ… はい そうです。

根元陽太の身元引受人。

はい。

あぁ… ありがとうございます。

検察から連絡あった。

食ったら行くぞ。

♬~

♬~

埼玉?

検察庁に向かってんだよな?

不起訴になった。

余罪もないし
初犯だから起訴猶予

前歴は残るけど
前科には ならないって。

今 向かってんのは
あんたの妻子の家。

降りる。

あっ 痛って…。
降りません 走ってください。

ちょ…! 止めてください。

止めなくて大丈夫です。
いやいや… 止めてください。

真美さんが

離婚届 送れって。

夢なんて みじんもねえよ。

毎月 家賃払ってるからって
意味ねえんだよ。

止めて! ちょっと 止めてくれ!

おい!

(運転手) いや…。

(運転手) お客さん お金! お金!

連れ戻すんで待っててください。

家賃 払ってるからって
家族 守ってるつもりかよ!

あんた 昔から
ピントずれてんだよ!

なぁ?

あれだ あん時。

俺が生徒会長の弟ってだけで

因縁つけられて
跳び蹴りされた時。

(陽太) どの時?
小4だよ 兄貴が小6。

次の日の全校集会で
あんた 何ってった?

「弱い者いじめは やめましょう」。

その日から 俺は

弱っちぃ いじめられっ子の
かわいそうな弟になったんだよ!

(陽太) あっ お前 それ言ったら。
何だよ?

(陽太) お前が

俺の彼女に 手 出して
で クラス中にバレて!

俺はな かわいそうな寝取られ兄貴
って言われたよ!

やっぱり気にしてんじゃねえかよ。
いや するだろ!

だから 俺が学校サボって
映画 見に行ったの

親父にチクったんだろ!
サボるほうが悪いだろ!

(運転手) ちょっと お客さん…。

親父の葬式。

あん時のお前の態度は何だ?
話 飛ばしてんじゃねえよ!

まだ 高校の時の話だろ!
親父つながりだ!

俺が会社を継ぐって言ったら…。

就職先 見つかんなかったから
継いだんだろ!

親父が死んで
大義名分が出来て よかったな。

お客さん。

俺は 自分で決めて継いだんだよ!

だったら あん時 そう言えよ!

喪主がケンカできるわけ
ないだろ! 喪主だぞ!?

そういう勝手なとこが
ダメなんだよ お前は!

お客さん
いいかげんにしてください!

(陽太:根元) うるさいな!
今 兄貴とケンカしてんだよ。

誰に怒ったらいいか
分かんないから!

お互いに向き合って
怒るしかないんだって!

(根元の声) 実家。

根元家の解体 完了したって。

(陽太) そうか。

報告の写真 見る?

(陽太) いいや。

いつかは見る。

(陽太) 恒星
会社の借金 助けてくれた時

何か ヤバいことした?

はぁ?

何の話?

ハァ…。

やっぱり 離婚かな。

離婚だろ。

まぁ 消費税ぐらいは

希望もあるんじゃない?

知らねえけど。

(陽太) 5パー?

3パー?

(真美) そうそうそう…。

(真美)
あっ うまい うまい うまい…。

(陽太の娘) パパ!

(陽太) ハハハ…!
パパ!

(陽太) フフフ…。

フフフ…。

(陽太の娘)
ママ! パパ 帰って来たよ!

♬~

(真美の泣き声)

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~


あっ。

おにいさんは?

ネットオークションで買った。

兄弟対決 今 やったら
どっちが勝つか。

差し入れも… 重い。

おにいさんは?

ハッ…。

兄弟対決は終わった。
えっ?

次は 晶 vs 恒星 やろうぜ。
えっ。

ビール冷えてないけど いっか。
うん。

うわ~!

ヤベェ 懐かしい。

同じやつ? こんなだった?

どうぞ。
ありがとう。

うわ~!

生き残り頭脳ゲーム

え~ どうしようかな。

あっ 橘カイジ
ふざけたヤツだったわ。

会ったの?
うん。

本気で 夢 語るようなヤツで

俺が兄貴のことで
八つ当たりしたら

「毒舌でいいね
信用できる」だって。

あれは 呉羽と気が合うわ。

よっ。
あっ。

よっしゃ。

よし。
2対2。

俺 呉羽のこと好きだったんだな。

今頃?
ん?

丸分かりだったよ。
フッ。

そう?

俺 ダサっ。
ダサくはない。

よっしゃ。

そうですか。
うん。

え~… ここ。

あっ。
よし。

1対1。

引く…。
さぁ。

いや 押す…。
押す。

絶対うそだな。

さぁ 生き残れるのは
どっちかな~。

黙ってもらえるかな?
はい。

あっ!
おっ!

あ~!

ほら だから言ったのに。

恒星さんが うるさいから!
ハハハ…。

あっ そうか。
そうそう 私ですよ。

さっき 俺やったよね。
行きますよ 行くぞ。

フフフ…。
ハハハ…。

はい お~!
お~ 1個。

行ける行ける 行くよ。

おっ!
おぉ!

♬~

♬~

晶さん。

これ 兄貴から。

フッ あら。

♬~

よっと…。

♬~

♬~