ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

あなたには渡さない 第3話 木村佳乃、萩原聖人、萬田久子、水野美紀… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『あなたには渡さない #3』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 八重
  2. 自分
  3. 鶴代
  4. 多衣
  5. 本当
  6. 愛人
  7. 女将
  8. 前田
  9. 花ずみ
  10. 予約

f:id:dramalog:20181125000623p:plain

『あなたには渡さない #3』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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dramalog.hatenablog.com 

 

 

あなたには渡さない #3[字]

夫の愛人(水野美紀)から借りた6000万で、平凡な主婦から料亭『花ずみ』の女将へと華麗に変身した通子(木村佳乃)。しかしそこに愛人がもう一人現れ、修羅場と化す!

詳細情報
◇番組内容
料亭『花ずみ』の女将として順調なスタートを切った通子(木村佳乃)。しかしそこに“もう一人の愛人”が出現!その女性は、旬平(萩原聖人)の父親で先代板長の愛人・鶴代(萬田久子)。そしてその後ろから、旬平を通子から奪った多衣(水野美紀)までもが現れる!義父の愛人だった鶴代と、夫の愛人だった多衣…。最初は別々の場所に座っていた鶴代と多衣だが、やがて2人の愛人は通子を巻き込んだバトルを展開し始め…!?
◇出演者
上島通子…木村佳乃
矢萩多衣…水野美紀
矢場俊介…青柳翔
立石佐知子…宮地雅子
上島一希…山本直寛
上島優美…井本彩花
前田秀治…柴俊夫
堀口八重…荻野目慶子
吉岡鶴代…萬田久子
大角六扇…横内正
笠井芯太郎…田中哲司
上島旬平…萩原聖人
◇原作
連城三紀彦『隠れ菊』(集英社文庫刊)
◇脚本
福田卓郎
◇演出
Yuki Saito
◇音楽
沢田完

【主題歌】chay feat. Crystal Kay『あなたの知らない私たち』(Warner Music Japan)
【オープニングテーマ】FAKY『Last Petal』(rhythm zone
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日
【プロデューサー】川島誠史(テレビ朝日)、清水真由美(MMJ)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/anawata/
☆Twitter
 https://twitter.com/anawata_ex
☆Instagram
 https://www.instagram.com/anawata_ex/

 


(矢萩多衣)わたくし
ご主人をいただきにまいりました。

〈夫 旬平の裏切りを知った
通子は

多衣からの6000万と引き換えに
離婚して 夫を彼女に渡し

女将として 新生「花ずみ」を
経営する事を選ぶ〉

〈まもなくして 先代からの上客
大角六扇がやって来た〉

(大角六扇)あんたの中の女を…
本当の姿を描いてみたい。

(上島通子)
あの離婚届は偽装なの?

(上島旬平)ああ。

〈その言葉を信じた通子だったが

旬平が 多衣のマンションに
通っているという

現実を突きつけられ…〉

「ここは限られた者しか使わない」
って。

〈通子は 自分の心の動揺を
自覚せざるを得なかった〉

お待たせを致しました。

〈カウンターの大きさは
変わっていないはずなのに

旬平が昨日までよりずっと
遠くにいるよう…〉

(立石佐知子)女将さん。

大丈夫?

…ああ 大丈夫 大丈夫。

すいません。
いえ。

(堀口八重)
今日は2階も予約でいっぱい。

頑張りましょう。
はい。

すいません。
はい ただ今。

はい。
(男性)銀だらの西京焼きを1つ。

はい。

♬~

お先に上がらせていただきます。

お疲れさまでした。

〈その敬語が痛かった〉

〈私たちは
もう どこまで行っても

従業員と社長なのだ〉

〈この人は 今日も
彼女の所へ行くのだろうか…〉

(電話)

どうだい? 店のほうは。

先生の書のおかげで大盛況です。

そうか。 なら いいが…。

私の杞憂だったか。

何か?

八重とかいったな…
あの女には用心したほうがいい。

あの日 偉そうに
嫌みを言ってた男がいただろう?

(前田秀治)
自分だけの工夫しないとね。

前田さんですか?

八重は前田とデキとる。

えっ? まさか…。

(物音)

私は見たんだよ。

嫌み言うために来たんなら…。

(六扇の声)あれは 前田の体に
慣れ親しんだ女の手だった。

信じられない…。

(八重)ああ…。

(六扇)「どうも あんたは 太っ腹で
人の良すぎるところがあるな」

「用心するんだな」

♬~

♬~

〈六扇の電話から半月

盛況だった花ずみから
客足は ぱったりと遠のいた〉

明日の予約は入ってますか?

明日もか…。

原因は わかってる。

(六扇の声)八重は前田とデキとる。

(矢場俊介)まんま
うちのまねじゃないですか!

ひどい 秀さん
こんなの許せないわ!

〈経営が苦しくても
私は返済を滞らせたくなかった〉

これ 今月の200万円です。 どうぞ。

お確かめください。

今月も頑張ったのね。

でも 無理しないほうが
いいんじゃないかしら?

それは… どういう意味ですか?

あなたは まだ1年生。
何が起こるか わからないでしょ。

〈店の現状を 旬平から
聞いているのだろうか…〉

通子さん

私が想像してたよりずっと
女として甘いと思う。

その甘さが
商売の甘さに繋がらないか

心配なのよ。

あなたとは 女としては敵だけど
商売の利害は一致してる。

そこのけじめは
はっきりさせておきたいの。

だから 何か困った事があったら
相談してね。

いいえ 大丈夫です。

来月分も きちんと
お支払いさせていただきます。

♬~

(上島一希)何? それ。
ん? これはね

おばあちゃんの時代の
お客様リスト。

全員に出すには
何日もかかりそう。

(一希)優美
お母さん 手伝ってあげなよ。

(上島優美)無理。

(戸の閉まる音)

しょうがねえな あいつ…。

なんで それを早く言わない!

八重さんと前田さんが
グルだっていう証拠はないのよ。

六扇さんが言ってる事だけで
十分だ。

うちの新しいメニューが
勝浪に筒抜けなのも

そういう事なら納得がいく。

あの人には辞めてもらおう。

いいえ
八重さんは辞めさせません。

何言ってんだ。 いくら
給料を払わなくていいったって

スパイなんだぞ。

私はね
むしろ ちゃんとお給料を払って

雇いたいと思ってるの。

まさか
あの人を二重スパイにして

利用しようと
してるんじゃないだろうな?

ハハ… そんな恐ろしい事。

八重さんと私には
共通の敵がいるから。

亡くなったお義母さんよ。

八重さんは おふくろに
かわいがられてたんだぞ。

いいえ。

お義母さんが亡くなったあと
八重さんが女将をやって

痛いほど
自分の負けを感じたと思う

一人の女としても。

私も お義母さんには
負けたくないと思ってる。

それなら 八重さんは
私の敵じゃなくて 味方でしょ?

うまくやれば 八重さんは

あなたよりずっと心強い味方に
なってくれるんじゃないかしら。

お前…

おふくろの事を嫌ってるくせに
なんだか似てきたな。

どうだ?

教わったとおり
牛肉を おからに漬けてみました。

これ いけますよ。 絶対
新しい名物料理になりますって。

だといいがな。

(矢場)お願いね。
(優美)はい。

〈用事で休む佐知子に頼まれ
優美が店を手伝っていた〉

〈しかし それは
佐知子の気遣いだった〉

(佐知子)優美ちゃんと
うまくいってないんだって?

そういう時はね
親の苦労をわからせるのが一番よ。

(矢場)上がったよ。
(優美)はい。

(男性)前の店より
今の花ずみのほうがいいよ。

ありがとうございます。
全ては板長の腕のおかげです。

あっ いや… 全部 女将の魅力で
成り立ってる店ですから。

おいおい… 夫婦で褒め合うかね。

いくら店でも
他人行儀すぎるんじゃないのか?

ハハハハ…。

あの… おかわり いかがですか?

(男性)うん 頼むよ。
ただ今。

♬~

〈何もかもうまくいかない状況が
苦しくて

私は 思わず笠井さんの所に
来てしまっていた〉

(笠井芯太郎)みっちゃん!

(笠井)ハハ…。
嬉しいなあ 来てくれたんだ。

近くまで来たから。

そっか。
お店 大盛況みたいじゃない。

俺の余計のお世話なんて
必要なかったかな?

えっ?

友人の社長に声を掛けてたんだ
花ずみをよろしくってね。

でも いつもいっぱいで
予約取れないって

こっちが怒られた。

その予約って
いつなのか わかりますか?

おとといだけど…。

〈そんなはずはない〉

〈今週の予約は
3日前の1件だけ…〉

(笠井)みっちゃん?

社長さんのお名前
教えてください。

お詫びしないと…。
うん。

〈その予約を受けたのは
佐知子さんではなかった〉

〈犯人は一人しかいない…〉

今まで ありがとう。

これ ほんの気持ちです。

私 大した事してませんし…。

そうね。

お給料は うちより勝浪から…

前田さんからもらうのが筋ね。

八重さん。

私 あなたと前田さんの関係
知ってるの。

あるお客様がね
予約は取れたけど

あとから キャンセルの電話が
かかってきたとおっしゃってた。

でも 書いてない。

あなたが予約を受けたふりして
あとでキャンセルしてたのね。

どうりで予約が入らないはずだわ。

前田さんから頼まれたの?

雑誌に載ってた前田の笑った顔
覚えてます?

私にも あんな笑顔するんです。

あなた 旦那さんがいるじゃない。

好きなんだから仕方ないでしょ。
だからって…!

私が苦しんでないとでも
思ってるんですか?

あの人と間違いを犯した
最初の晩から…

あの10年前の晩から
今日までずっと…!

申し訳なくて…。

苦しくて 自分が許せなくて…。

毎日 別れなきゃいけないって
思ってますよ。

じゃあ なぜ?

私の女の部分が
あの人を求めるの。

心じゃ あらがえない…
もう どうしようもないのよ!

あの人 去年の秋頃から

勝浪の若い仲居に
手を出してるんです。

だから 私 繋ぎ留めるために
気を引かなきゃって…。

今度の事も
自分から言い出したんです。

馬鹿ですよね!

別れなきゃって思いながら

予約 取り消したりして
必死で機嫌取ってるんですから。

通子さんは
本当に優しくしてくれました。

亡くなった女将さんみたいな
口先だけの優しさとは全然違う。

だから 前田と別れるためにも

この店で一生懸命働かなきゃって
本気で思ってたのに…。

申し訳ありませんでした!

どうせなら
爆弾でも投げ込むような

もっと大きな事を
やってほしかったな…。

八重さん。

私 商売の事も男女の事も
素人だから

あなたが馬鹿な事をしてる
としか思えない。

でもね 八重さんが
正直に全部認めてくれたら

今まで一生懸命働いてくれた分で
今度の事は帳消しにして

ちゃんとお給料を払って

一から働いてもらいたいと
思ってたの。

甘いのは わかってる。

でもね それで突っ走るのも
いいじゃない。

私 八重さんは私の味方だ
っていう気持ち

まだ持ってるから。

あの人が つけ込んできます…。

今 決心がつきました。

この店 辞めて

前田と別れます。

〈とはいえ 不振の原因が

全て八重さんにあるとは
思えなかった〉

〈その証拠に

一度来て それっきりというお客が
たくさんいたのだ〉

(戸の開く音)
いらっしゃいませ。

いらっしゃいま…。

知ってる人?

死んだ親父の愛人だ。

(佐知子)いらっしゃいませ。
いらっしゃいませ。

〈先代の愛人と

その息子である旬平の愛人が
鉢合わせた〉

♬~

どうぞ 焼きごま豆腐です。

(吉岡鶴代)フフ…。

そんな顔しなくても
いいんじゃないの。

それにしても 暇そうね。

お客紹介しましょうか?
わたくし 顔は広いのよ。

ねえ 佐藤さんの銀行でも
使ってあげてくださいよ。

(佐藤)ああ。

私ね ここの
亡くなったお父様とお母様には

随分 お世話になったんですから
ねえ いろんな意味で。

ごあいさつが遅れました
女将でございます。

あら。

あなたが 花ずみのお嫁さん?

わたくし 吉岡鶴代。
お義母様から聞いた事ない?

いいえ。

私は 前の花ずみからは
一切 締め出されてましたし

嫌われてましたから。

あら そう。

わたくしも
随分 ひどい目に遭ったのよ。

〈間違いない

お義母さんが
一番憎んでいた女だ〉

〈花ずみに現れて 玄関で
お義母さんに追い払われた愛人〉

うーん…。
先代のお父さんの味に比べると

コクがないのよね。

まあ 色気がないのよ。

女遊びするぐらいの
甲斐性があったほうが

包丁にも
つやが出るんじゃないの?

本当に!
私も そのほうが逆に安心です。

どこかに知らない女でも
いてくれたらいいんですけど。

♬~

ああ…。

どうぞ。

(佐知子・通子)
ありがとうございました。

一緒に帰ってもらったほうが
よかったんじゃない?

(鶴代)あ~ 本当…。

大丈夫。
お義姉さん 今日 先に上がって。

(鶴代)だからさ あんな こう…
鬼みたいな女がついていたから

お父さん…。
(机をたたく音)

(鶴代)早死にしちゃったんだよ。

なんだか偉そうな事
言っちゃってさ

お父さん 死んだら
花ずみも しぼんで…

終わっちまったじゃないか!

本当に…。 ハハハ…。

あっ! 大丈夫ですか?

酒持っといで。
えっ?

いいから酒持っといで!

はい ただ今。

大変お待たせを致しました。

その着物 あの女将さんのだろ?

あんたじゃないよ

あの女将に その着物に
浴びせたんだよ。

私はね あの女将に門前払いされた
その仕返しさ!

これで
少しは気が治まるのでしたら

また どうぞ。

今度は もっと安い着物で
お待ちしてますから。

帰る。 勘定しとくれ。

勘定 100万はもらいなさいね。

なんだよ あんた。

通りすがりの客です。

あなたは着物に詳しいようだから
おわかりでしょ?

その結城 100万は下りませんよ。

それを承知で
おやりになったんだとしたら

そこに100万
お持ちなんでしょうね?

聞かせてもらいましたけど

愛人が奥さんの元に乗り込むなら

門前払いされるぐらいの覚悟で
行かれたらどうです?

それを逆恨みするなんて
愛人の風上にも置けやしない。

無関係な小娘が 私にお説教?

上等じゃない!

100万だって200万だって
払ってやるよ!

ただし 今日のところは ツケ。

あの… 今のは
こちらのお客さんの冗談ですから。

その代わり 今日のお代は
ツケにさせていただきますので

どうぞ また いらしてください。

♬~

ありがとうございました。

♬~

「愛人が
奥さんの元に乗り込むなら

門前払いされるぐらいの
覚悟で」…。

私が言うとはね。 フッ…。

お勘定お願い。
はい。

(矢場)かっこいい人っすね…。
誰なんですかね?

「笹流れ」の社長だ。

えっ?

(八重)相手は 「笹流れ」の
やり手社長らしいからね。

あの女の事は

亡くなった女将さんから
いろいろ聞かされてたから

黙っていられなかったの。

まだまだですね 私。

明日か あさってにでも

あの鶴代って人の所に
謝りに行くといいわ。

えっ?

あの人 元芸者なの。

今でも顔が広いっていうのは
嘘じゃないと思う。

味方にするべきよ。

じゃあ どうして あんな事を?

計算よ。

雨降って地固まる。
私が悪者の雨。

私に怒りを向けた分

花ずみや あなたへの恨みは
消えたと思う。

そんな簡単な事かしら…。

あの人 私と似てるんだもの。
だから わかるの。

ここからは
あなたの腕の見せどころよ。

なんでも 利用できるものは
していかないと。

お店 大変なんでしょ?

私 精いっぱい
やってるんですけど…。

それが
いけないんじゃないかしら?

えっ?
精いっぱいがいけないんですか?

うちの者が言ってたわ。

あの店は サービスもいいし
味もいい。

値段も高くないから
文句のつけようがないんだけど

そこが かえって息苦しいって。

最近では サービス攻めに
あってるような気がするって。

♬~

では ここで。

通子さん。

私が 6000万を賭けたのは

壁があれば
その壁に自らぶつかっていく

一人の女です。

今の
中途半端なあなたじゃなくて。

それとも
私の見込み違いだったかしら?

♬~

〈中途半端という言葉が
私の心に突き刺さった〉

優美 ちょっといい?

書く手伝いなら嫌だから。

あなた お母さんに
言いたい事があるんじゃない?

別に…。

ごまかさないで
ちゃんと話してほしいの。

話したら どうかなるわけ?

借金のために
形だけ離婚するなんて

全部 嘘っぱちじゃない!

優美 それは違うのよ…。

何が違うの!?

あんたが
そう思いたいだけでしょ?

お父さんの事を
気持ちじゃ許せないくせに

体は しがみついてるから
本気で別れられないだけでしょ?

私 毎朝
あんたの体がいらだってるの

感じてるんだから!
やめなさい!

♬~

〈優美は気づいていた〉

〈私自身にも見えない

体の中で 白蟻のようにうごめく
いらだちに…〉

♬~

〈私は決意した〉

〈自ら捕らわれた無間地獄から
這い上がるために…〉

今日は お詫びに来ました。

あの時 失礼な事を言ったのは
うちの店と訳ありな女ですから。

(鶴代)あら 売れ残り?

(鶴代)まあ もらっておくわ。

でもね
失礼なのは あの女じゃなくて

あんたよ。
えっ…?

口先だけで謝ったり
格好だけで 頭 下げたり。

でも 目は私を許してなかった。

だから 私
本当に 腹立てちゃったのよ。

前の女将にそっくり。

目つきなんて
本当の娘みたいに似てた。

あのキクさんに…。

では キクに代わって謝ります。

どうか 許してください。

私 鶴代さんの

顔が広いという言葉を信じて
来たんです。

他に頼るところがなくて…。

ああいうタイプは 情にもろくて
頼ってくる相手には弱いのよ。

お客を 1人でも
紹介していただきたいんです。

せっかく始めた店を
やめたくないんです。

(鶴代)そういうところも嫌い。

自分が全部 背負い込んだみたいに
いい子ぶっちゃって。

あっ… あの生意気な小娘は
訳ありな女だって?

(多衣の声)私を悪者にして
味方につけなさい。

本当の事を打ち明けて

相談相手として
すがってしまいなさい。

正直に言います。

〈通子は 全てを鶴代に話した〉

〈多衣から
アドバイスされた事まで全て〉

(鶴代)やっぱり あんた
いい子ぶってるわ。

えっ…?

亭主と愛人の関係を許すような
そぶりを見せて

自分が いい子になって
亭主を いつまでも

自分に縛りつけておこうと
してるだけよ。

そんなあなたには
協力したくない。

私 精いっぱい…。

それが
いけないんじゃないかしら?

でしたら
別のお願いの仕方をします。

私 あなた以上に
上島キクを憎んでいます。

鬼の顔を隠し続けていた姑を
嫁として…

あなたと同じように
負けたくないと思って

店も その意地で始めたんです。

ですから
あなたも あの女の事が嫌いなら

私に手を貸してくださっても
いいと思うんですけど。

(鶴代)ふてぶてしい。

いい顔してるじゃない。

まあね… 嫁と姑も
本妻と愛人みたいなものかもね。

どっちが本妻か わからないけど。

そういえば 私 ずっと
夫の本妻は お義母さんで

自分は 日陰の愛人のような気が
してました。

やっぱり あんた
妻より愛人向きの女ね。

えっ?

本妻は 夫が絶対に戻ってくると
信じてるものよ。

あのキクさんだって。

お義母さんは強い人でしたから…。
(鶴代)ううん。

強すぎよ。 一流料亭の女将が
あんな事までするかね?

あんな事って?

キクさん 店を大きくするために
女の部分を使ったって。

私も 相当強いとは思うけど

あの女将とは
一つだけ違うところがある。

私は 心のどこかで
この人は私のものじゃない

奥さんの所に帰ったほうが
幸せかもしれない… って

そう思ってた。

まあ 結局 男っていうのは
自分を完全に縛りつけてくれる

強い女の腕の中にいるほうが
安心で

結局 そっちに戻っていくものよ。

それが 本妻…。

あんたの旦那が
その多衣っていう女と出会った時

この女は まるごと
自分をつかんでくれる女だって

そう思ったのね。

その女のほうが
本妻みたいなもんでしょ?

はあ… 私が愛人向きなの
なんだか わかる気がします。

馬鹿! わかっちゃいけないわよ。

そういうところが
あんた 変よね。

でも なんだか 私

あなたの味方
したくなってきちゃったわ。

いらっしゃいませ!
いらっしゃいませ。

〈鶴代ママの効果は
すぐに表れた〉

なんだか
急に忙しくなっちゃったわね。

ウフフ…。

おい なんかあったのか?

私ね
あなたの愛人とだけじゃなく

あなたのお父さんの愛人とも
手を組む事にしたのよ。

はっ…?

〈とはいえ 経営が苦しい事に
変わりはなかった〉

〈資金繰りも厳しく

今月は
返済も難しい状況だった〉

〈そんな時
私は六扇さんに呼び出された〉

ああ…
遠いところ よく来てくれたな。

さあ。
失礼致します。

うわあ…! 素敵。

ああ。 ここは
ある女との思い出の場所でね。

ああ…。
その方 愛されていたんですね。

その女と私とは 道ならぬ仲でな。

ある日 夜明けに気づいたら

布団から抜け出した彼女が

そこの椅子に座って
外を見つめていたんだ。

そして つぶやいた。

「死にますか 一緒に」ってな。

その数日後に彼女は自殺した。

それが 20年前の今日なんだ。

いやあ… あんたは
その女に本当によく似てる。

で 頼みっていうのは

あんたの絵を
この場所で描かせてほしいんだ。

私がモデルを? でも…。

頼む。 その女の供養のためにも
描かせてくれ。

その椅子に
座ってるだけでいいんだ。

♬~

♬~

先生 それ…。

(六扇)ああ…。 あんた

自分でも気づいていない
女の熟れを

肌の隅々にまで溢れさせている。

それが 服の隙間からのぞくんだ。

そこも あの女にそっくりなんだ。

買いかぶりすぎですよ…。

悪いが 脱いでくれんか?
えっ!?

悪いが 脱いでくれんか?
えっ!?

いや…。

あんたの体のやわらかさを

私のこの筆はうまく吸い取れんと
いらだってるんだ。

お願いだ!
着てるものを脱いでくれ。

先生…!
ああ ああ…。

体をくれと言ってるわけじゃない。

生涯最後の傑作を
描かせてほしいと頼んでるんだ。

先生! あっ…。

金は欲しいだけやる。

私の財産全部と引き換えに

あんたの体の全部を
見せてほしいと言ってるだけだ。

お願いだ。

私が触るのが嫌だったら
目だけでもいい。

目だけで抱かせてくれ。

キクさん 店を大きくするために
女の部分を使ったって。

おふくろの事 嫌ってるくせに
なんだか似てきたな。

毎朝 あんたの体がいらだってるの
感じてるんだから!

先生…
私 そんな女じゃありません!

おいおいおい… 君!

君! 待ちたまえ! おい…。
(戸の閉まる音)

♬~

〈私の女の部分を見透かされた〉

〈自分の半端さが

年老いた老画家の枯れかけた男を
呼び覚ましたのだ…〉

(チャイム)

♬~

どうしたんだ?

♬~

(施錠音)

♬~

これ… 多衣さんが買ったのね。

♬~

〈多衣さんが現れた事で
旬平も私も変わった〉

なんか
俺に言いたい事でもあるのか?

私ね これまで
怖くて聞けなかった事

聞きに来たの。

多衣さんと私
どちらを愛してるの?

なんだ… 俺に
まだ未練が残ってるのか?

てっきり 俺に見切りをつけて

お前の中では 偽装じゃなくて

本当の離婚になってるものだと
思ってた。

〈ずるい男…〉

〈でも 私は それすら
不思議な魅力と感じている〉

〈多衣さんへの対抗心が

私を ただの妻から
一人の女に変えてしまった〉

お前こそ 俺を愛しているのか
いないのか

どっちだ?

愛してるわ。

♬~

♬~

♬~

改めて結婚してもらう事にしたの。
だから来たのよ。

俺と よりを戻すつもりか?

違うわよ。

多衣さんと結婚して。

さっき愛してるって言ったのは
嘘なのか?

嘘じゃない。

でも もう半端はやめたの。

きっぱり
あなたにも けりをつけて

これからは 店と
子供たちのためだけに生きるわ。

半端…?

そうよ。 多衣さんだって半端よ。

人の夫を盗むなら
とことん奪っていくべきなのよ。

本当に…
本当に結婚してほしいのか?

だから 最後に もう一度だけ

私を抱いて。

俺は 多衣との事で
まだ お前に隠してる事がある。

2つも。

ハッ…
まだ だましてる事があるの?

だけど言いたくない。

お前がそういう気持ちなら
なんの意味もない。

いいわ…。
でも これだけは言っておくわね。

2人が結婚しても
店の借金は私が返し続ける。

あなたは
罪悪感を持たなくていいの。

私… 今晩ひと晩のあなたを

その6000万で買うつもりで
ここに来たんだから。

♬~

(雷鳴)

♬~

あっ…。

♬~

〈旬平との決着をつけ

胸の中の炎を消したつもりの
通子だった〉

〈しかし
いったん燃え始めた炎は

決して 消える事はなかった〉

浮気?
(笠井)本気で みっちゃんを

自分のものにしたいと
思ってる。

八重さん!? 八重さん…。
お前も逮捕するって。

私を逮捕する?

〈私は だまされた〉

〈許せない… 絶対に許さない!〉