ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ぬけまいる~女三人伊勢参り 第4話 田中麗奈、舘ひろし、渡辺えり、ともさかりえ… ドラマの原作・キャストなど…

『ぬけまいる~女三人伊勢参り(4)あんたと心中?朝顔男が女を勝負に駆り立てる』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 江戸
  2. 亭主
  3. お蝶
  4. 本当
  5. 商売
  6. 心中
  7. 朝顔
  8. ケン
  9. 子ど
  10. 蝶さん

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『ぬけまいる~女三人伊勢参り(4)あんたと心中?朝顔男が女を勝負に駆り立てる』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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dramalog.hatenablog.com 

 

 

ぬけまいる~女三人伊勢参り(4)あんたと心中?朝顔男が女を勝負に駆り立てる[解][字]

お蝶(田中麗奈)は男(舘ひろし)が川に入るのを止めて心中と間違われる。朝顔と心中しようとした男を江戸の品評会に送り出し、お蝶はある狙いで女三人留守宅に移り住む。

詳細情報
番組内容
島田の茶店でお蝶(田中麗奈)は隣り合わせた男、伊作(舘ひろし)が川に入るのを止めて心中と間違われる。伊作は大事に抱えた朝顔と心中しようとしたという。営む小間物屋は閑古鳥だが、三人の子供と朝顔の世話に夢中で、隣に別の店を開いた女房のおたつ(渡辺えり)には三行半を書けと迫られる。お蝶は、朝顔の品評会に挑戦しろと伊作を江戸に送り出し、お以乃(ともさかりえ)、お志花(佐藤江梨子)と留守宅に乗り込んで…
出演者
【出演】田中麗奈ともさかりえ佐藤江梨子福士誠治舘ひろし渡辺えり,西山水木,三宅弘城三浦透子川野太郎
原作・脚本
【原作】朝井まかて,【脚本】小松江里子

 


(にぎわい)

(お蝶)嶋田って
江戸を思わせるほど にぎやかな町ね。

(お志花)大井川が 雨で川止めになると

何日も 逗留する人も多いから。

今頃 どこかしらねえ。

長五郎さん。

伊勢に用事で行くと言ってたから
また会うかもねえ 長五郎さん。

長五郎さん。

小娘じゃあるまいし
名前を聞いただけで赤くなるなんてさ。

そもそも 相手にされるわけ
ないじゃない?

あんないい男に
そんな引っ詰め髪で 色気もなくて。

お蝶 言い過ぎ。
いいのよ これくらい。

相手にされたきゃ
もっと女を磨かなきゃ 私みたいに。

ハッハ~ アハハハッ!

≪(女中)失礼いたします。

こちらに お以乃さんは
いらっしゃいますか?

私だけど。
誰から?

ここにいること 知ってる人いるの?
よいしょ。

長五郎さんだ。
え?

おとといから この嶋田宿にいるんだって。
今日 会えないかって…。

見せて。

♬~

本当だ 引の誘いだ。
どうしよ…。

迷うふりなんてしないで
さっさと会いに行けば?

どうせ 示し合わせてたんでしょ。

示し合わせた?

いいのよ。 ここから先 長五郎さんと
旅を続けたければ それでも。

私やお志花には お構いなく。

あ~あ 女3人の旅なんて
つまんないわよね。

所詮 女の友情なんてさ ゴミにたかった
ハエみたいなもんだわよねえ。

痛っ! もう何すんのよ!?

私が猪鹿蝶より
男を取るっていうのかい?

そうやって ムキになるのが
何よりの証しだね。

この子 こうなると
手がつけられないんだから

もう お志花 なんとかしてよ!

悪いのは お蝶です!

もう…!

でも どうしようもないんだよ…。

会いたくて… 会いたくて…!

え…。

(女中)お客様です。

(政)おお えらくお取り込み中で。

♬~

長五郎に 本気でほれちゃったかもね。

お以乃は 何にでも まっすぐですから。

けれど 相手は
カタギの人ではないようですし

ここに 私たちがいることも
どこで知ったのか。

旅先で拾った恋
心配してやる筋合い ないわよ。

あ~ くさくさする!

あっ 買い物でも行かない?

私は この先の道中の段取りを考えます。

あっそう。

猪鹿蝶も おしまいね。
男に持ってかれるわ つきあい悪いわ…。

♬~

嶋田って 本当 にぎやかねえ。 フフッ。

けど 暑っ…。

ちょいと どこかで一服…。

♬~

あっ 麦湯 お願いね。
はい。

さすが 天下に聞こえた大井川ねえ。

はい お待ち。
あっ ありがとう。

ちょいと ごめんなさい。
煙草盆 貸して下さる?

朝顔ね。
珍しいわね そんな色。

(伊作)何色に見えますか?

は? 紫でしょ。

(ため息)

紫だって。

なあ よしよし…。 ごめんよ。

お前は この世に二つとない
黒い朝顔なのに…

ごめんな。

黒い朝顔? そんなのあるの?

幻の花なんですよ。
まだ 誰も作ったことのない。

へえ~。

工夫を重ねに重ねて…

ようやく この色に たどりついたんです。

8年かかりました…。

8年も!? その花 一つに?

なのに この子は まだ黒じゃない。

もう行き詰まりだ…。

ちょっと 何を…。

まさか… 身投げ!?

♬~

ちょっと!

よ… よしなさいって!

死なせて… 死なせて下さい!

死なせて下さい!
ちょっと! ちょっと…!

死なせて下さい! 死なせて!

何してんだ!?
こんなとこで心中すんな!

心中!?
心中はやめろ!

死なせて下さ~い!

(役人)大井川で心中しようものなら
両岸に 1, 000人近い旅人の足が止まり

大騒動になるのだぞ!

ですから 私は心中なんか…!
(役人)黙らっしゃい!

証人も こんなにおるのだ。

ねえさん どうせなら
もっと川下でやってくれよ。

そんなことになったら
こちとら 商売あがったりなんだよ!

だから 私は この人を止めようと!

もう ちょっと なんとか言いなさいよ。

はい…。

心中しようとしました。

ちょっと 何 言ってんの あんた!

もう… 違います!
違います 違います 違うんです。

でも…

この子となんです。

なあ よしよし…。 ごめんなあ。

よしよし。

…ねえ。

全くもう とんだとばっちりだわ もう!

また お取り込みでしたね。

何で 私が あんなうだつの上がらなそうな
男と心中なのよ。

あの男 まだ絞られてるはずよ。

そいつは とんだ災難でしたね。
うん。

で お以乃は?

ああ 無事に親分の所まで
お送りいたしやした。

まあ 今日 明日は
帰ってこないと思いますぜ。

2人でシッポリか…。 いいわね。

けど お蝶さんも
うちの親分に気があったとは…。

そうじゃないの。
…というと?

猪鹿蝶のお蝶は
昔から いっち モテてたの。

通りを歩けば 男が声をかけてきて…。

なのに 私が本気でいいなと思った男は
何でか お以乃を好きになるの。

それもあって 私は女を
磨きに磨いてきたってわけ。

なのに ここに来て
また持ってかれちゃって…。

やきもちは やきもちでも
お以乃へのやきもち。

そういうことでしたか。
そういうこと。

じゃ あっしは どうですか?
ん?

いや うちの親分には
負けるかもしれないけど

ま なかなか いい男ですぜ?

初めて お蝶さんに出会った時から…

ほれてやした。

あら… そう?

へい。

♬~

やっぱり 私は いけてるわ。
まだまだ これからが女の花盛りよ。

もう一度 言っておくけど
この旅で 私 独り身で通すからね。

分かってます。

でも 変ねえ。
まだ何か?

亭主の次兵衛よ。

そろそろ 抜け参りだと気付いて
追いかけてきてもいい頃なのに。

「頼む お蝶さん
一緒に帰っておくれ!」って…。

フフフ フフフッ。

「お蝶さん 帰っておくれ!」。

ハハハハッ…!

失礼いたします。
ごちそうさま。

どうぞ ごゆっくり。

お以乃が戻るまで
ここを動くことも できないわねえ。

ええ。 出立は戻るのを待ってからです。

ねえ お志花
あんた 本当に家に文も出さないつもり?

はい。

姑に いびられるくらい
あんたなら 何でもないはずでしょ。

もっと 別の事情があるんじゃないの?

もし そうだとしても
今は話せません。

本当に本当 猪鹿蝶も おしまいね。

また買い物でもして
江戸に送りつけてやるか…。

あ…。

へえ~ はやってるわね。

にぎわってんな おい!
ああ。

(おたつ)さあさあ
今から四半時の間に限って

5箱 お買い上げのお客様に
もう一つ おまけを おつけいたしますよ。

旅の帰りをお待ちのおかみ様方
ご近所様にも

喜ばれること 請け合いでございますよ。

(助三郎)買わはった品物は
飛脚で お宅までお届けしてくれはります。

お土産なら 嶋田一の品ぞろえ。

櫛に簪…。
これじゃ 笑いが止まんないわねえ。

いい商売だ。

何これ? 出来が悪い安物じゃない。

あっ これも。 あら これも…。

ぼったくりもいいとこ。

こんなの 土産物にしたって
誰も喜ばないっていうの…。

冷やかしの客なら お断りだよ。
え? ほら さあ 邪魔邪魔!

痛っ!

あらら つい この手が…。
ごめんなさいねえ。

フフフッ フハハハッ…!

何 あれ!

意地の悪い顔して
客を いいようにあしらって…。

同じ商売人として許せない!

♬~

お隣は閑古鳥?

(ケン)父ちゃん お水あげていい?

いいよ。 ちゃんと話しかけながら
あげるんだよ。 よしよしって。

(ケン シン)は~い!
よしよし?

よしよし。

あ!

漏らしてるわよ!

あ… 昨日は どうも
ご迷惑をおかけしまして。

(ケン シン)誰? このおばちゃん。

おばちゃ…!
命の恩人だよ 父ちゃんの。

確か…。
それより だだ漏れだって!

えっ 何?
ああん もう!

ああああ…!
ああああ ああああ もう!

もう 何で 私が こんなこと…。

ケン シン あっちで遊んどいで。
(ケン シン)は~い!

昨日といい 今日といい…

本当に すいません。

もういいですって。
まあ こっちも ついの出来心。

人助けってもんは そんなもんよ。

じゃ 頂きます。

すごいわね。
これ 全部 あんたが? あっ はい。

好きなのねえ 朝顔が。

はい。 最初は祭りの市で買った
たった一鉢だったんですがね

種を採って 翌年まいたら

色違いのが出来て それから…
やみつきになったんです。

江戸でも えらく
はやってるみたいだけどね。

毎年 この季節
花競べまで開かれてんのよ。 はい。

それぞれが 自慢の朝顔 持ち寄って
競い合うんだって。

よくご存じで。
亭主が…。

ああ! ま あんたならいっか。

私 江戸に亭主いるのよ 番頭上がりの。

その亭主が 盆栽に凝っててね。

(留)何にも言わずに 旅に出ちまうなんて。

あんだけ好き勝手してて 何が不服なのか。

(お菊)まあ いいじゃない。

私も こうして
気兼ねなく里帰りできるし。

まあね。 一家みんな
あの子の顔色見て 暮らしてるから

その分 気を遣わなくて済むけどね。

お義兄さんも
のんびりできていいわよねえ。

まあ…。

もの足りないんだよ あの亭主じゃ。

この子を 江戸の花競べに出すのが
私の長年の夢なんですよ。

そうなんだ。

黒い朝顔を作ったら… 賞を取れます。

黒ってのは 天下広しといえども

まだ 誰も作り出したことがない
色なんです。

だから…!

紫だって。

でも 身投げだなんて…。
子どもたちもいるのに。

つい ふらっと…。

一つのことに夢中になると
周りが見えなくなるんです 昔から。

だから 女房にも愛想を尽かされて…。

え? いや 出ていかれちゃったの?

はあ…。

まあ しょうがないかもね。

あっ うちと同じだ…。

江戸は浅草の
お伊勢講ご一行様でございまっせ。

(おたつ)まあまあ
いらっしゃい いらっしゃい!

どんどん 買って下さいよ。
お安くしときますから。

櫛に簪 千代紙に財布
根付けもございますよ。

こら 待てって! 返せよ!

こら! ちょっと ちょっと
ちょっと ちょっと! ケン シン!

何度 言ったら分かるんだ!

お隣さん うるさいわねえ。
もう暑苦しいったら ありゃしない!

はい。 ですが 大したものです。

何が 大したものよ?
あこぎな商売して。

江戸で あんな商売したら
3日と もたないから。

ごうつくばりもいいとこよ
あのおばさん。 はあ…。

態度がでかいし 面の顔も厚そうだし。
はあ…。

それに あの濃い化粧
もう白粉 どんだけ はたいてんだか…。

すいません…。

私の女房なんです。
え?

ちょっと 子どもたちの面倒見てよ!

こっちは 猫の手も借りたいぐらい
忙しいんだからさ。

父ちゃんとこ 行っといで!

あら お客様?

あんた さっき うちの店で見た顔だね。

はは~ん。 もしや 探りに来たんだね。
うちの商売 盗もうって。

盗む? 誰に向かって 物 言ってんの?
私はね 江戸は日本橋…。

それで 三行半 書いてくれたの?

あ それは…。

早く書いて
ちゃんと私と離縁しておくれよ。

何や こんなとこで油売ってんのかいな?

あんた…。

女主が店にいんと
商売あがったりやないか。

ごめんよ。 すぐに戻るから。

私にとっては
なくてはならないお人だもの。 フフッ。

俺にとってもやがな。

行こか。
(笑い声)

よくやるわ 亭主が見てる前で。

私が悪いんです。

朝顔にかまけてばかりで
ふがいないばっかりに…。

父ちゃん!
父ちゃん!

よしよし よしよし。

よしよし よしよし よしよし…。

よし!

ただいま~。

あ~ 腹減ったなあ。 朝飯は?

勘弁してよ。
2日も留守にして悪かったよ。

嫌みを言われる前に謝っとくよ。

あんたなんかに構ってらんないの!

え?
私 決めた!

江戸? 江戸に行け!?

でも 花競べに出しても
この子は まだ黒朝顔じゃ…。

ちょっと見て。

何色に見える?
えっ 黒じゃ…。

じゃあ… これは?

紫?
そう!

色なんて そんなものなのよ。

着物の色でも 軒の下で見るのと
外で見るのじゃ違うんだから。

ああ…。

昨日 日陰で見た時

この子 黒く見えたのよ。

だから なるたけ
日の陰ってる所に置いてやれば

あとは見る人が 何色だと思うかだけよ。

えっ でも…。

ここで男上げないで どうすんの!

このまま 女房の言いなりに

三行半を書くの? あっ はあ…。

いえいえ! ですが きっと まだ無理です。

もう少し 手を加えないと…。

じゃ いつになったらいいの?

それは…。

(赤ちゃんの泣き声)

あっ… よしよし よしよし。

朝顔のせいじゃないでしょ。

花競べに出して
もし 賞が取れなかったらって。

自分の値打ちを突きつけられそうで
怖いんじゃないの?

(赤ちゃんの泣き声)

はあ… もう。

逃げちゃ駄目!

一世一代の大勝負に賭けるのよ。

一世一代の…?
そう。

男の人生
ここで勝負に出なかったら どうするの!

♬~

何だよ 話って?
あっ 江戸に行ってきます。

え?
それで…

もし 花競べで この子が賞を取れたら…

よりを戻してほしい。

はあ?

♬~

いいよ。

(助三郎)ええのんか? そんな約束して。

いいの いいの。

あの亭主 賞なんてものには
縁もゆかりもないんだから。

すごすご帰ってきたら
店を明け渡させて 出ていかせる。

そうか。 そらええわ。

店 広げたら
今までの倍 もうかるってもんや。

その時は
晴れて あんたの女房にしておくれよ。

分かってるがな お た つ。
フフフフッ。

あんた~。 ウフッ。

伊作さんがいない間
店に住み込むだなんてね。

お蝶の気まぐれにも 困ったものね。
いつだって そうだよ。

何でも言うことを聞いてくれる
番頭さんと夫婦になって

少しは ましになるかと思ってたのに
ますます やりたい放題になってさ。

知ってた?
ん?

お蝶 子ども産んでるのよ。

ええっ!?

これはね お蝶さんが
旅先から送ってくれたんだよ。

面白いだろ?

やっぱり お姉ちゃんも
この子が かわいいのよね。

自分のおなかを痛めた子なんだもの。

私に子どもが出来ず
離縁されそうになったせいで…。

いいんですよ。

私たちの子どもを養子に出そうと
決めたのは お蝶さんですから。

でも この子がいたら
お姉ちゃんも 今みたいには…。

私のせいです。
私が ふがいないばっかりに…。

私は お蝶さんにとって
ふさわしくない亭主なんです。

自分でも分かってます。

ハハハハッ…。

♬~

そうなんですか。 お蝶さん
日本橋の大店の女主なんですね。

そう。 私の細腕一本で立て直してね
大きくしたの。

そんなお蝶さんが
私のために どうして ここまで?

伊作さん見てると
うちの番頭上がりの亭主を思い出すの。

私が何をしても
文句の一つも言わなくてさ。

いつも お蝶さんの好きにすれば
いいんですよって ニコニコして。

おかげで 好き放題してたわよ。

気付いたら 家の中に
私の居場所がなくなってた…。

みんな 私に気兼ねして暮らしてんのよ。

本当 やんなっちゃうわよね。

別にいいんだけどね。
商売好きだし

町を歩けば 男たちは ほっとかないし。

毎日 楽しく過ごしてるからさ

家に居場所があろうが
なかろうが 関係ないし。

よしよし。
え?

強がらなくていいんですよ。

辛いことや悲しいことも
いっぱいあったでしょうに…。

頑張ってきたんですね。

よしよし よしよし。

よしよし。

♬~

よしよし。

よしよし。

後のことは心配しないで。

それから… これ。

牡丹に蝶…。

私のお守りよ。

それじゃ 行ってきます。

あいよ! 行ってらっしゃい!

あ それから…

その黒朝顔の名前
墨の墨… 墨田川にするといいわ。

お江戸でウケるから。

はい。

よしよし よしよし。

よしよし。

今のが伊作さんかい?

お蝶から聞いていたのとは
何か様子が違うわね。

いい男よ。

ほ~ら おいでなすった。

ちょっと 入ってて!

行ってて 行って!
いいから いいから いいから…!

♬~

ちょっと あんた!
人の家に上がり込んで 何してんだよ?

亭主は どこにいんのさ?
子ども 押っつけて。

江戸に行ったわよ。

江戸!?
私は その間

留守番 頼まれたの。
これが証文。

家じゅうのお金 集めても
5百文ちょっと。

だから 私の有り金はたいて
路銀を貸してあげたの。

そのかわり 留守番がてら
ここで寝泊まりする。

ついでに 小間物屋の商いも
お任せしますなんて文言も書いてある。

亭主が借りた金は返してやるよ。
だから 今すぐ ここから出ていきな。

少しは 色をつけてやるからさ。

お断り。 嫌なこった。

何だって!?

私はね あんたと違って
もう何でも持ってるわけ。

店は 江戸の女なら
誰もが知ってる大店だし

器量は見てのとおり。

あんたみたいに
白粉 塗り込めなくたって

ちょいと町を歩けば
若い男が 何人も声をかけてくるの。

だから 留守番は ただの暇つぶしよ。

ひ ま つ ぶ し!

下手に出てれば 図に乗りやがって!

覚えておいで! こっちだってね
おめおめ 引き下がる女じゃないんだよ!

上等じゃない?
相手してやろうじゃないの。

今の言葉 忘れるんじゃないよ!

そっちこそ 猪鹿蝶のお蝶を
なめんじゃないよ!

お蝶 あんた ケンカ売ったね。

でも この店で商いするなんて…。

最初から決めてたの。

伊作さんを江戸に行かせたあとは
この店を立て直そうってね。

あんな あくどい商売して
ぼろもうけだなんて 許せない!

本当の商いってものを見せて
おったまげさせてやる!

商売魂に火がついたね。
ええ。

ま 急ぐ旅でもなし。

目いっぱい お蝶には頑張ってもらって
路銀を稼ぐのもいいですね。

でも 見なよ。
ここの品 皆 ホコリまみれだよ。

こんなんで大丈夫かい?
仕上げを ご覧じろよ。

はいはい。

おいで。

こっちがよければ
一緒に留守番しててもいいのよ。

おいで おいで。 フフッ ほら。

あっちじゃ よほど邪険にされてんだ。
かわいそうに…。

あ~ よしよし よしよし。

うん? おなかすいてない?
よしよし よしよし。

うん お肌 スベスベだねえ。

ウフフフフッ。 よしよし よしよし…。

あっ…。

♬~

ああっ あああっ…!

どうしよ…。
お志花!

ぞ… 雑巾 雑巾 雑巾持ってきて!
えっ どこ!?

♬ 

 

♬~