ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

ドロ刑 第6話 余貴美子、中村倫也、江口のりこ、中島健人、石橋杏奈… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『ドロ刑 ‐警視庁捜査三課‐#06』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 和子
  2. ハァ
  3. 瑤子
  4. 美希
  5. 皇子山
  6. 刑事
  7. 会社
  8. 逮捕
  9. 大丈夫
  10. 引き当たり

f:id:dramalog:20181117230003p:plain

『ドロ刑 ‐警視庁捜査三課‐#06』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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dramalog.hatenablog.com 

 

 

ドロ刑 ‐警視庁捜査三課‐#06[解][字][デ]

主婦は大泥棒!?不敵に笑う女性窃盗犯との旅の行方は?新米刑事と女性刑事の直感であぶり出された本当の家族愛と衝撃の結末とは!?刑事×泥棒の最強バディが事件を解決!

詳細情報
出演者
中島健人(Sexy Zone)、遠藤憲一石橋杏奈、  中村倫也、 江口のりこ野間口徹田中道子、生島翔、丸山智己板尾創路稲森いずみ

【第6話ゲスト】余 貴美子、川島海荷、伊藤正之、森下能幸
番組内容
主婦は大泥棒!?不敵に笑う女性窃盗犯鳥飼和子(余 貴美子)と刑事たちの旅の行方は?万引き主婦が総額1500万円の窃盗の余罪を自供、それは”無錠の空き”の犯行と重なる。三課が真相を確かめるべく被疑者と犯行現場に検証に向かう。皇子山(中村倫也)と瑤子(江口のりこ)の厳しい追及をよそに和子は新米刑事斑目中島健人)と美希(石橋杏奈)を手玉にとる。斑目と美希の直感で判明した本当の家族愛と衝撃の結末とは!?
監督・演出
【演出】高橋朋広
原作・脚本
【原作】福田秀「ドロ刑」(集英社週刊ヤングジャンプ」連載)
【脚本】林宏司
音楽
【主題歌】Sexy Zone「カラクリだらけのテンダネス」
【音楽】木村秀彬
制作
【プロデューサー】能勢荘志、次屋尚、関川友理
【製作著作】日本テレビ
【制作協力】The icon
おしらせ
【公式HP】https://www.ntv.co.jp/dorokei/
【公式Twitter】@dorokei_ntv
【公式Instagram】dorokeinsta_ntv

 


♬~

♬~

(美希) ハァ…。

(瑤子) 朝から やめろや ため息。

あっ おはようございます。

(瑤子) お前ら 若い者は
すぐ顔に出すな。

それで ひとが察してくれんのを
待ってんねん 悪い癖やで。

いえ そんなわけじゃ…。

何や 悩んでんのか?
あっ!

じ… 実は…。
知らん!

え~?
軽々しく打ち明けんな。

簡単に ひとを信用すんな
甘いねん お前らは人間が。

そんな…。

(ドアが開く音)
(斑目 勉) おはようございま~す。

(美希) おはよう。

♬~

ハァ~。

お前より ひどいの来たな。

深呼吸みたいな ため息やで。

(美希) 全身で 悩んでますって
アピってますね。

(瑤子) 無視や 声掛けたら
どこまでも追って来る。

捨てられた犬と一緒ですね
了解です。

振り返ったら負けやで。

♬~

悩んでます。

(瑤子) 言うたで!

(斑目の声) 引き当たり捜査?

(鯨岡千里) そう これ見て。

(細面) 泥棒は
いろんな場所で盗みを働く。

都道府県をまたがって
泥棒行脚する者も少なくない。

(左門)
泥棒が どこで盗みを働いたか

刑事が泥棒を連れて行って
一件一件 確認する。

それが 引き当たり捜査。

裏付け 確認するわけですね。

僕に対する期待の大きさは
痛いほど分かります。

でも いくら何でも 大役過ぎます。

もうプレッシャーで
悩んじゃって…。

うちのホープだもん
あなたが必要なの。

僕の腕が でしょう? だけど…。

違うわ あなたの足が。

足?

ん? 君 運転手だけど?

はっ?

引き当たり
やってもらうのは美希ちゃん。

うちのホープ
あら~。

でも 美希ちゃん
免許持ってないから

どうしても 足が必要なの。

な~るほど…。

で 女性被疑者なんで
巫女さん ついてって。

うちのことか?
フッ 久しぶりに呼ばれたな。

蛇男にも ついてってもらうから。

(勝手田)
はい! 任せてください!

お前 蛇男ちゃうやろ?
えっ?

顔的に あいつやろ。

(勝手田) あいつが美希ちゃんと!?

(左門) 泊まりがけになるな
この引き当たりは。

と… 泊まりがけ!?

(煙 鴉) で 結局 お前は
運転手 兼 何だよ?

写真係です。

鑑識の代わりに
写真 撮るそうです。

要するに 雑用ですよ。

フッ 引き当たりってのはな

被疑者と何日も
寝食を共にすることになる。

人間をじっくり見れる
チャンスじゃねえかよ。

んなこと言ったって
刑事がついて来んだし

お気楽旅行!
みたいな感じでしょ?

と同時に

被疑者にとっては
逃亡できるチャンスでもある。

気を付けろよ。

ケムさん…。

そんなに…。

寂しいんですか? 俺がいなくて。

いや すぐ帰りますから
それまで我慢しててくださいよ。

マスターで! なんちゃって。

お前な…。

殺すぞ。

フッ フフフ…。
でしょ?

フフフ…。
フフフ…。

あ痛い 痛っ。

(皇子山の声) 鳥飼和子 55歳。

初犯。

初犯だが
自供している窃盗件数は65件。

被害総額 およそ1500万円。

今まで捕まらなかったのが
奇跡のような窃盗犯だ。

この女 何食わぬ顔で
専業主婦を装いながら

盗みを繰り返していた。

手口は無施錠。

鍵を掛けていない窓を開けて
空き巣に入るというもの。

「無錠の空き」と呼ばれ

無施錠のドアを見つける嗅覚が
一目 置かれていた。

ところが うっかりスーパーで
万引したところを逮捕され

取り調べで 思わぬ余罪を
告白したってわけだ。

(皇子山) 俺が取り調べをしたが
この女 相当に頭がいい。

窃盗犯は 記憶力がいいのが多いが
こいつは抜群だ。

でも 主婦でありながら泥棒って…
どういうんでしょうね。

会社に行ってるふりして
家族をだまして

何十年も盗み働いてるヤツもいる
珍しい話じゃ ない。

ふ~ん。

回る家は13軒か。

引き当たり捜査は

被疑者が我々を案内するという
形を取る。

それ忘れんなよ
俺と宝塚は あくまで補助だ。

は~い。

でも 皇子山さん
随分 やる気ですね? 最近。

さぁ 荷物 チェックしよう!

何も見えてないんだな

もう一度 ドロ刑
勉強し直したほうがいいよ

チッ! ハァ…。

おい。
はい?

窃盗に入られた家を回るんだ。

たかが盗みと言えど
犯人を恨んでる者もいる。

あ~ はいはい 気を付けま~す。

殺したいほどにな。

ほれ。

こ… こ… こ…。

えっ? ニワトリ?

これより 本件被疑者

鳥飼和子の引き当たりを行います。

こ… こちらが皇子山警部補。

こっちが 斑目です。

ん? 呼び捨て?
(皇子山) よろしくお願いします。

よろしくです
いいドライブ日和ですね~。

空 見えへんやろ。

行くぞ。
じゃあ。

ほいじゃ ナビ入れますねぇ。

え~っと 長野県信濃市。

あ痛っ。
アホか!

被疑者に案内させるのが
引き当たりや。

ナビ入れて どないすんねん。

ああ…。

(和子) 長野県信濃市まで
行ってください。

そこからは随時 案内します。

…って言えばいいんだよね?

あっ はい。

分っかりました 出発進行!

あ痛い… フッフ。

♬~

(和子) 緊張してんの?

いや… まぁ…。

怖い? 犯罪者が真横にいて。

あなた 何年目?

からかうな。

腰掛けだ すぐに辞める。

へぇ~ そ~う。

あ~ でも かわいいもんね。

刑事とかって柄じゃないね
確かに。

あなた 生まれつき 刑事?

かましいわ
そんなヤツ おるか!

ハッハハ。

あ痛っ。
あ~ ウケたね。

笑ってる 運転手さんも フッ。

♬~

 

え~っと… そこを右。

あっ 違った 左。
えっ?

あっ そこの角を左。

…と思ったら右だ。
え~?

ここ!
おっ!

(皇子山) ここか。

おい カメラ。
あっ はい。

あ~ら よく働くわね あのコ
アルバイト?

いや むちゃくちゃ刑事です!

さっき 紹介…。
さぁ 始めましょう。

事前に連絡させてもらった通り
これから

引き当たり捜査を始めます。
はい。

(和子) 5月20日
この家に侵入しました。

(シャッター音)

(和子) ちょっと いいの撮れた?

ええ まぁ。

見ます?
どれ。

はい。

これなんか 目線決まってますよ。
笑顔がなぁ…。

もう1回 撮ります?
うん。

痛った!

(和子) 私は 1階の
鍵の掛かってない窓から入り

リビングのタンスの3段目から

中にあった
指輪とネックレスを盗みました。

はい 撮りま~す!
(シャッター音)

はい もう1枚!
(シャッター音)

はい こっち 目線下さい!
カメラ小僧か お前は!

その後 この窓から外に出て

家の裏手に回り
東側の道路に出ました。

そして 走って逃げました。

≪泥棒!≫

返せ! 盗んだ指輪…。
(瑤子) まぁまぁ… おかあさん。

ご協力 ありがとうございました。

(皇子山) 次は 信濃北署。

そこで いったん休憩だ 運転手。
いや 刑事です。

(女性) ≪キャ~!≫

どうした!?

(和子) あ~ ごめん ごめん。

このコ
気分悪くなっちゃってさぁ。

大丈夫?

はぁ…。

チッ 何だよ…。

(美希の声)
今は大丈夫ですけど…。

すいません…。
ううん。

何で警察官になったの?

(皇子山の声) プレッシャー?

(瑤子の声)
万一 失敗したらどうしようと

プレッシャーから吐いたんやて。
(皇子山) ハァ…。

ひ弱だねぇ 近頃のは。

でも 何か 取調室で昼食って
味気ないっすね。

当たり前だろ 被疑者なんだから。

でも 何か
悪い人には見えないけどなぁ。

アホか!

余罪65件や!

今まで捕まらんかったんが
不思議なぐらいやで。

飛んだよ。

今日日の若者は無防備過ぎんねん。

ちょっと優しい言葉 掛けられたら
すぐ ええ人やと思いよる。

はいはい。

(皇子山) お前。

簡単に 心 許すなよ。
えっ?

相手は 海千山千の窃盗犯だ。

お前らなんか 赤子の手を
ひねるようなもんだからな。

フッ 何 言ってんすか
交代 いってきます。

へぇ~ 刑事になったばっかり
2人とも。

フッ まぁ とはいっても
捜査三課の刑事だから。

そのへんの刑事とは違うから。

ハッ 何?

だと思ったわ。
えっ?

見た目からして 全然 違うもの
立派ねぇ。

いや~ ただのカメラ小僧じゃ
ないと思ってたわ。

そう?
(和子) うん うん…。

全然 違う。

ここだけの話ねぇ

先輩刑事より光ってるわよ
あなた。

やっぱり?

で 何? 何か悩みでも?

実はですね…。
赤子より簡単やったな!

あいつ見てると
赤子が大人に見えるな。

何の話をしてた?

この仕事 私に向いてるかどうか。

はぁ?

何や 嫌なんか? 仕事が
代わったろか?

あっ じゃあ お願いします。

…って アホか!
お前の仕事じゃ!

これが例の資料。

捜査一課時代の資料もあるのか。

もちろん
相当 厳しい調べだったみたい。

そうか 分かった。

また頼む。
(男) うん。

言われたことだけ
やってちゃダメよ。

えっ? そうなの?

これだから 若い人は。

仕事は はみ出すものなの。

そっから 何か生まれるの。

なるほど。

いいこと言われた気が。

…って でもさ
そういう和子さんは

何で泥棒なんかしちゃったの?

やる必要なくない?

うん…。

何でだろうな。

何で?

私さ…

最初の会社で
上司と付き合ってさ。

そしたら そいつ 奥さんがいて…。
うわ!

社内で バレて

なぜか私が辞めるハメに
なっちゃって。

マジ?

それから いいこと
あんまりなくてさ。

へぇ~。

派遣で働いて

50も近くなって

仕事も いろいろ厳しくて。

親も死んじゃって…。
うん。

何となく 私の人生
このまま終わるのかな

って思ってた時にさ…。

(修)あっ!

(修)あ~! すいません…

すいません すいません
お体は大丈夫でした?

いや 大丈夫です
私もボ~っとしちゃってて

(修)
眼鏡 こんな なっちゃって

ホント すいません
弁償しますんで…

すいません!
いや~ あの… 別に あの

100均で買った老眼鏡なんで

えっ?
だから 別に

ホントですか?

私も

これ 100均です

(和子)アハっ
(修)ハハハ…

色違い
ウフっ

(和子の声)
モノクロだった私の人生に

色が付いたんだ。

よかったじゃないですか。

うん…。

何で? なおさら 盗みなんて。

だって 結婚生活も
楽しかったんでしょ?

うん…。

最高だった。
うん。

でも 旦那はバツイチで

前の奥さんとの間に
1人 子供がいて

娘さん パパっ子でね。

こんな おばちゃんに
取られたのが悔しいのよね。

全然 懐いてくれなくて。

(和子) むしゃくしゃするのよね。

それで 気付いたら

スーパーのものを
自分の袋に入れたりして。

そのうち 盗みも…。

そのスリルを
味わっている時だけ

何もかも忘れられたんだよね。

(瑤子の声) 窃盗症?
(斑目の声) ええ。

いわゆる クレプトマニアです
盗みをしちゃう精神疾患ですよ。

病気やっちゅうこと?
だって 和子さん

どう見ても
本物の窃盗犯らしくないでしょう。

「和子さん」なんて言うな
「鳥飼」や。

で お前 何が言いたい?
いや つまりですね

検察の人に伝えたほうがいい
ってことですよ。

病気なら罪に問われないですし。

んなこと言ったら
窃盗犯 全員無罪だ。

そういうこと平気で言うんだ
あいつらは。

あいつらって…。
(皇子山) いいか?

犯罪者は

親しくなった刑事を
取り込もうとする。

一線を越えて来る。

取り込まれたら終わりなんだよ。

♬~

お前は それを忘れんな。

(瑤子) 行くで 準備しぃや。

皇子山さんの
一課時代の取り調べって

えげつなかったって聞きました。

犯罪者を敵視し過ぎなんじゃ
ないんですか。

ほら
『北風と太陽』って話もある…。

(ドアが閉まる音)

んだけどな…。

…って 行っちゃった。

(トイレの水洗音)
(美希) 娘さん?

(和子) 白鳥町って隣でしょう?
結婚して そこに住んでんの。

(鍵が開く音)

(和子)
3か月前に孫が生まれてさぁ。

へぇ~ そうなんですか。

それは おめでとう…。

あっ…。
(和子) フッ。

そう ちょうど逮捕された後。

でさ 当たり前のことかも
しれないけどさ

怒っちゃってさぁ。

それ以来 音信不通なのよ。

そうですか。

私は いいんだけどさ

再婚してから
旦那のことまで怒っててさ。

ほら 旦那 今 入院中だから

せめて孫の写真ぐらい
見せてやりたいなぁって。

(勝手田の声) 心配だ。

美希ちゃんが心配で
何にも手に付かない。

ダメよ
仕事しない言い訳にしちゃ。

だって そうなんだもん!
開き直ったな。

そうだよな?
なっ? なっ? おい!

はっは~ はっは~…。

(沙織) これ 依頼されてた資料。

首締める時は

こうして… こう!

頸動脈… ねっ。

あっ… ハァ…。

はい すいません。

(沙織) ハァ…。

皆さん ちょっと
これ見てください。

デカ。
何だ?

あの鳥飼和子って
ただ者じゃないですね。

何で?

同立大学の心理学科を
トップの成績で卒業してる。

(左門) それで?

いや… 引き当たりって 実質

美希ちゃんと斑目君が
やるんですよね。

あの2人を手なずけるくらい
わけないんじゃないですか。

♬~

(幸恵) よだれ出てる。

(美希の声) 娘さんに連絡?

でさ 引き当たりの場所だけ
知らせておいて

そこに来てくれれば
会うことぐらいできるでしょ。

だけど 被疑者と会わせるって…。

それぐらい大丈夫でしょ。

だって あの人
多分 病気だからさ。

かわいそうじゃない。

彼女の窃盗した合計金額は
およそ1500万円。

だけど それ 何に使ったのか
覚えてないって。

多分 飲食じゃないかって。

盗ったものについては
興味がない

窃盗症の特徴。
そう。

俺 病気のことは
本社に戻って係長に伝えてみる。

とにかく 連絡 取ってみよう。

うん。

♬~

(和子の声) 入って来た時と
同じように ここから出ました。

(シャッター音)
OK 以上やな。

(男性) ≪おい!≫

(男性) 出てけ!

すいません すぐ失礼しますんで。

悪かったな 次から注意するから。

別に…。

行きましょう 早く。

(和子の声)
ここから現金を盗りました。

詳しい金額は覚えてません。

♬~

(女性) ダメ こっち来なさい。

♬~

(皇子山) 大したもんだな。

とても初めての引き当たりには
見えないな。

窃盗犯よ
あれぐらい当然でしょう。

ハァ~ さぁ 行きましょう。

はい。

間違いないのか?
(男) 蛇みたいに執念深い男だよ。

相当な恨みを持ってる。

下手すりゃ 一気にやるぜ。

足取りは つかめるか?

やってみるよ。

ほ~う
あんたが働いてた会社の支社か。

その前でやるとは大胆だな。

まぁ 支社だから関係ないか。

さっさと終わらせましょう。

(皇子山) 行くぞ。

撮ります。

(シャッター音)

(幸恵) はぁ?

あっ いや ですからですね
おかあ様が近くにおられるので。

(幸恵) それ
あの人からの差し金ですか?

いやいや… 全然
そういうわけじゃなくて。

ただ まぁ
お顔見せてあげたらな~ なんて。

(幸恵) お断りします。

いや でもですね
入院されてる おとう様とも

会ってないんでしょ? ちょっと
かわいそうじゃないですか。

初めての孫だし…。

あの女が来るまで
お父さんとも仲良かったの!

あの女が
全部ぐちゃぐちゃにしたの!

揚げ句に 逮捕だよ。

私 今 どんだけ
肩身狭いか分かる?

私の人生も ぐちゃぐちゃに
なりかかってんの!

孫の人生まで ぶち壊す気?
いいかげんにして!

(通話が切れた音)

(赤ちゃんの泣き声)

(泣き声)

(幸恵) 怒ってないよ。
(泣き声)

(車のドアが開く音)
(瑤子) こら!

いつまで業務連絡しとんねん
終わってもうたやろが。

すいません…。

(小林) あら 和子さん?

あっ…。

(瑤子) あっ こんにちは
お知り合いの方ですか?

(小林) ええ。

(美希) あっ!

(瑤子) おい!

あっち頼む!
あっ はい! ちょ…。

大丈夫?
(瑤子) 待て こら~!

待て!
(皇子山) チッ!

ハァ ハァ…。

(瑤子) 待て!
ハァ ハァ ハァ…。

(瑤子) 痛ぇ。

(自転車のベル)
(男性) うわ~! あ~!

ハァ ハァ…。

(男性) あ痛てて…。
(瑤子) すんません。

(和子) ハァ ハァ ハァ…。

ハァ ハァ ハァ…。

はっ!

ハァ…。

ハァ ハァ ハァ…。

暴れんな。
(和子) うぅ…。

(皇子山) チッ。

(瑤子)
アホんだら! 娘に連絡したぁ?

何 勝手なことしとんねん。

そんな隙 見せるから
逃げられるんやろが!

すいません。
すいません。

これで よう分かったやろ?

隙 見せたら逃げる
それが犯罪者や。

これが現実や。

あいつは病気でも何でもない
ただの窃盗犯や。

仲良くなったふりをして
逃げる機会をうかがってた。

お前ら 利用されてん。

ヤツらは徹頭徹尾
自分のことしか考えてない。

で どうすんねん?

あの肘打ちは
立派な公務執行妨害や。

罪状に加算できるで。

いえ あれは…

偶然 肘が当たっただけなんで。

ハァ… 言う思たわ。

優しいなぁ お前ら!

自分に。

えっ?

自分が ええ人やと思われたい
だから ひとに優しくする。

それだけや。

そんなもん
本物の優しさと ちゃう。

ひとに優しくするのも
罰するのも

強くなかったら できへんで。

(ドアの開閉音)

どこに逃げるつもりだった?

何回も言わせないでよ。

昔の同僚に ばったり会って
恥ずかしくなっただけ。

そうは思えんな あの肘打ちは。
ハァ…。

それに恥ずかしいってタマか?
あんたが。

女は見えで生きてるからね。

もう大丈夫 逃げないからぁ。

あと1件でしょ?
さっさとやって帰りましょうよ。

痛いんだけど…。

♬~

娘に会いに? ハッ あり得ない。

鳥飼は継母だ 仲が悪い。

その娘に
子供が生まれたからって…。

じゃあ 何や? 逃げた目的は。

最初から どっかで
逃げるつもりだったか…。

どうする?
始末書は書かなアカンとして

引き当たりは中止か?

あと1件だ… 終わらせよう。

そう…
わざわざ連絡してくれたんだ。

けんもほろろでした。
斑目君…。

もう二度と会う気はないそうです。

おとうさんとも。

はみ出したんだ 仕事。

引き当たりの準備 して来る。

旦那がね
私のこと かばうのよ いつも。

だから おとうさんまで
嫌いになっちゃったんだよねぇ。

胸…。

大丈夫だった? ごめんね。

♬~

刑事課長に あいさつ。
あっ 俺も。

でもさぁ…。
(美希) うん。

何か 腑に落ちないよね。

(美希) うん…。

♬~

(和子) この引き出しから
現金15万円を盗りました。

(シャッター音)

マズいな。

ああ 急いだほうがいい。

また何かあったら連絡してくれ!

♬~

ありがとうございました。
(着信音)

(着信音)

まただ。
(着信音)

(着信音)

はいはい。

美希ちゃんは?
美希ちゃん 無事か?

もう… 夜も眠れないよ!

先輩 何回目ですか?
仕事してください。

切りますよ。
あぁ ちょっと待って 待って!

お土産は
あんこ系が 俺は好き…。

(通話を切る音)

音 消しとこ。

(瑤子) 早 せぇや。
あっ ごめんなさい。

(瑤子) しゃあないなぁ…。

(呼び出し音)

何やってんだよ…。
(呼び出し音)

車 回して来る ここにいて。

はい。

(呼び出し音)
クッソ~。

(着信音)

はい。

気を付けろ 狙われてる。

(和子) 危ない!
(美希) あっ!

(美希) うぅ…。

てめぇ 何してんだ こら~!

(瑤子) どないしたんや!

(男) うっ! うぅ…。

うっ! あっ…。

大丈夫?

(男) あぁ…。

お前…!

(細面の声) 男は 島袋といって

捜査一課時代
皇子山君が傷害で逮捕した。

そのせいで
ひどく恨んでいたようです。

出所して 情報を収集し

最近 よく一緒にいる美希ちゃんを
恋人だと勘違いした。

皇子山君の目の前で

美希ちゃんを殺めようと
たくらんでいたようです。

(勝手田) よかった…。

美希ちゃんが無事で よかった!

(細面) あの… さっきから
何やってるんですか?

ほっとくと 美希ちゃん
抱き締めてしまいそうだから

あらかじめ 押さえておいてくれと
本人のリクエストだ。

自制できないんだ!
捕らわれのキングコングやな。

とにかく 引き当たりも終わったし
無事でよかったわ!

さぁ みんな!

精算 出してよ~。
(手をたたく音)

(手をたたく音)

13係の誰かが狙われている
という情報があった。

皇子山の…
しかも恋人が狙われてると。

で さらに調べて行くと
ああいうことになった。

ハァ… そう…。

っていうか お前
着信 鳴らせよな。

ちゃんと電話 出ろ!

ケムさん。

何で そんな
心配してくれるんですか?

みんなのことまで。

ちゃんとしてもらわなきゃ
困るからだよ。

お前らには。

で あっちの件
どうなったんだよ?

まだ引っ掛かってんのか?

腑に落ちないんですよね。

何が?

和子さん 逮捕のきっかけは
スーパーの万引。

800円のお弁当1個でした。

それが?

プロは 腕が衰えたりしない限り

やり口を変えたりしない。

だとすれば

「無錠の空き」が
何で万引なんかしたのか。

最初 僕は窃盗症のせいだと
思ってたんですけど…。

フッ。

成長したな お前も。

盗みに入る目的は

99% 金目的だ。

だが 何か特別な理由がある時も

中には ある。

(小林)和子さん?

ひょっとして…!

払っといて ケムさん!

♬~

♬~

♬~ ひょっとして…。

♬~

ハァ…。

♬~

(ドアが開く音)

さっき 斑目君から連絡があって

やっぱり…。

そうか…。

係長に話そうと思います。
分かった。

俺も一緒に行こう。

結婚!?

じゃないかな?
あの雰囲気だったら多分

係長に仲人を頼みに行ったかと。
はぁ!?

ついに この13係から
夫婦ができたか!

(瑤子) そりゃ めでたいなぁ
ええ奥さんなるで。

毎朝オカリナで目覚めたりしてな。
(瑤子) なっ。

あぁ…。

(瑤子) おい! 大丈夫か?

ダメだ!

取りあえず 椅子に
体 縛り付けてくれ。

もう… 何をするか
自分でも分からない!

(左門) よっしゃ!
はい。

はい はい はい…。
(細面) あの~

係長って 独身ですよね?

仲人できるんですか?
(瑤子) ギュっと ギュっと…。

もっとギュっと もっとギュっと。
(左門) よし… よし!

(瑤子) よし!

分かった。

それで?

「無錠の空き」は
誰が取り調べるの?

私に やらせてください。

♬~

(和子) 何なの!? 取り調べは
とっくに終わったでしょう!

はっきりさせましょう。
何を?

♬~

あなたは あのマンションの
引き当たり捜査の時

以前 勤めていた会社の同僚と
偶然 出くわし

逃走した。

水をかけられても
動じなかった あなたが。

あれは
恥ずかしかったからじゃ ない。

あの同僚に気付かれたら
困るからだ。

あのマンションに
盗みが入った日

あの日は かつての同僚の
送別会だった。

あなたも参加していた。

つまり あなたが あの日

あのマンションに
盗みに入ることは

不可能だった。

「無錠の空き」は
俺が所轄と組んで追っていた。

手口 出没場所
盗みに入りそうな家。

ようやく割り出し 100人体制で
警戒に当たっていた。

もし窃盗に来れば
いずれ捕まえられただろう。

しかし そんな時
あなたが逮捕された。

万引で。

(皇子山)
そこで気付くべきだった。

あなたは
どうしても逮捕されたかった。

なぜなら

本物の「無錠の空き」は…。

あなたの旦那
鳥飼 修だったからだ。

ハァ…。

♬~

(幸恵の声) そんな…。

ウソです
父は
ちゃんと会社に行ってました。

5年前までは。

♬~

5年前 転職されている。

だけど転職じゃなかった。

前の会社をリストラされて
仕方なく会社に行くふりをして

窃盗を。

だけど 会社は?

休眠会社
いわば架空の会社です。

名刺も持ってたし
電話をかければ 人が出た。

電話代行業者に
アリバイ工作させてたんです。

はい いってらっしゃい
いってきます

(斑目の声)
和子さんすら… 知らなかった。

(皇子山の声)
旦那さんが病気がちになり

会社に行けなくなり始めた
ある日

あなたは その事実に気付いた。

(皇子山)
ショックだったでしょう。

そして警察の手が伸びている
ことも知った あなたは

病気の修さんに成り代わり
窃盗犯になることを選んだ。

愛する夫のため。

いや…。

娘のために。

あなたにとって

理想のおとうさん
だったんでしょう?

それ 壊したくなかったんですよ。

和子さんは。

(和子)あっ 幸恵ちゃん
今日はシチューだからね

その人に ごはんいらないって
言っといて

お弁当!

♬~

会いに行きましょうよ。

だって…

親子でしょ?

♬~

(美希の声) 旦那さんは
必死で止めたそうです。

でも 和子さんは聞かなかった。

私さえ逮捕されれば
全て丸く収まるからって。

何も知らない娘のためにも
そうしたほうがいいって。

今までのお礼だからって。

♬~

話は聞いた。

何で彼女がウソついてると?

襲われた時

私のことをかばってくれました。

あれが ヒントになりました。

ようやった。

あとは うちが伝える。

私が伝えます。

私の仕事です。

分かった。

主人は どれぐらいの刑になるの?
ねぇ…。

ねぇ! 主人は どれぐらい…?

♬~

♬~ (ドアが閉まる音)

♬~

主治医の先生とも話をしました。

ご主人は

修さんは…。

逮捕されません。

えっ? 何で?

ご主人は すい臓がんで

急速に病状が悪化されてます。

主治医の見立てでは…

持って 3か月だろうと。

(美希) 被疑者の病状が
回復不可能な場合

逮捕できません。

取り調べができないので

被疑者死亡で

不起訴になるのを
待つことになります。

残念です。

(泣き声)

(泣き声)

(瑤子)
和子は窃盗犯じゃなかった。

あのコらの直感が正しかった。

『北風と太陽』か…。

♬~

(足音)

(ドアが開く音)
和子さん!

俺 幸恵さん 必ず連れて来ます。

そしたら きっと よくなりますよ
修さん!

はみ出し過ぎよ あんたは。

♬~

おはようございま~す!
何やねん 朝っぱらから。

今日 親子3人で…

いや 孫入れて 4人か。

4人で会いました。

そっか。

褒められたんですよ。

写真 うまいねって。

さすがカメラマンだね~って
フッフフ。

いや 刑事だし…。

しかも スマホの性能だし。

フフ…。

よかったな。

♬~

♬~

♬~

♬~