ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

植物男子ベランダー SEASON2 第6話 田口トモロヲ、岡本あずさ、安藤玉恵… ドラマの原作・キャストなど…

『よるドラ 植物男子ベランダー SEASON2(6)「その男、茂木梅吉」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 盆栽
  2. アヤメ
  3. 先輩
  4. 痴漢
  5. 植物
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  7. sunshine
  8. wanna
  9. your
  10. 何だ

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『よるドラ 植物男子ベランダー SEASON2(6)「その男、茂木梅吉」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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dramalog.hatenablog.com 

 

 

よるドラ 植物男子ベランダー SEASON2(6)「その男、茂木梅吉」[字]

かつてBSで放送され熱狂的なファンを生んだ「植物男子ベランダー」そのSEASON2が初めて地上波に!植物をめぐる孤独な中年男の悲喜こもごもコメディ!音楽も注目!

詳細情報
番組内容
今回は待望のスピンオフ?!ベランダー(田口トモロヲ)の先輩で、盆栽を偏愛し、ことあるごとに「盆栽はいいよ~」と迫ってくる茂木梅吉(松尾スズキ)の家にベランダーが!ひとしきり盆栽についての講釈を聞いたりした後、ベランダーがなじみの花屋へ行こうとすると、茂木もついていく、という。花屋への道すがら、かつて会った路上派の美しい女性(中村ゆり)や例の女子高生たちに遭遇。しかしなぜ盆栽マニア茂木が花屋に?
出演者
【出演】田口トモロヲ岡本あずさ安藤玉恵小林竜樹谷内里早,渋谷さゆき,奥野瑛太中村ゆり松尾スズキ,【声】若本規夫,三井彩
原作・脚本
【原作】いとうせいこう

 


♬~

(茂木梅吉)<私の名前は茂木梅吉>

<盆栽一筋40年>

<どこぞの誰かと違って

私は
いい加減な世話なんかしない>

<これまでの人生 盆栽のために
全てを注いできたといっていい>

< そのため私は
町内会の温泉旅行にも

行った事がない>

<一日でも家を開けたら
世話ができず

枝のバランスが崩れてしまうからだ>

<温泉よりも盆栽>

< そんなストイックな私を
人は こう呼ぶ>

<そう 「ボタニカル・ダンディー」と…>

♬~

♬~

♬~

<盆栽は 鉢物と呼ばれる
植物の鑑賞法において

独自の地位を保っている>

< その目的は自然の風景を
植木鉢の中に作り出す事>

<枝ぶり 葉姿 根 および 幹

全てに神経をとがらせなければ
成立しえない>

<芸術作品といっても
過言ではない>

<盆栽は 平安時代
中国から入ってきて以来

庶民に広まったといわれている>

<だが 管理・育成には
時間と手間が必要なために

次第に愛好者は比較的余裕のある
熟年層が多くなった>

< そのため 年寄りくさい趣味と
やゆされる事もある>

< そんな私の脳裏に
最近 ある思いがよぎる>

<いっその事 盆栽など…

いや いかん…>

<私には使命がある>

<ソーシャルメディアを通じて
盆栽の魅力を

発信しなければならないという
崇高な使命が>

(シャッター音)

(茂木)こけびてるなう。

<盆 桜子

一体 何者なのか…>

先輩!

おはようございます。
あ!

<まさか 今のくだりを
見られていたのか?>

< そんな時は逆ギレして
ごまかすのが

私の常とう手段だ>

何だね 君は! ええ?

勝手に入ってきて!
失敬じゃないか!

いや… いや だって
先輩が遊びに来いって

誘ったんじゃないっすか。

え? そうだっけ?
いや… そうですよ~。

何度も呼んだのに
先輩 スマホに夢中で…。

あ これ お煎餅です。
あ ありがとう。

夢中って… え? 君!

僕がこんなものに
縛られてる男に見えるかね!

僕は ただ 18万人のフォロワーに
朝の挨拶をしてただけだよ!

あれ? 前は15万人って
言ってませんでしたっけ?

い… いちいち細かい事を
気にしないでいいんだよ!

あ… すいません…。

<アイコンの写真を
デヴィッド・ボウイに変えたら

フォロワーが増えた事は
内緒にしておこう>

♬~

それにしても大きなうちですね。

まあね 代々 住んでるからね。

見事に盆栽ばっかりで。

いけないのかい?

いや… 別に そういうわけじゃ…。

じゃあ 何かい?
僕が庭で盆栽をいじるたびに

国民に信を問わなきゃ
いけないのかい? え?

そんな事 言ってませんよ~。
面倒くさいな…。

あれれ? あれ… これは?

え! あれ?
ちょ ちょ… 返して 返して…。

ちょっと パイセン!
パイセンって何だ!

温泉に行くんですか?
行くわけないじゃないか!

これはね こっから もう一度
ここに捨てるために

ここに捨てといたんだよ!
あ~…。

当たり前じゃないか!
僕が温泉なんかに

大体 行ったらね
これの世話 誰が見てくれんだよ!

あ? 君が見てくれるのかい?
いやいや…。

盆栽は いいよ~。

盆栽は いいよ~。 盆栽。
出た…。

<私は思わず盆栽攻撃を繰り出し
ごまかした>

これはまた いい木ですね。
木枠は いいよ~。

<今はまだ気付かれてはならない>

<私の心に渦巻く 闇の存在を>

盆栽は いいよ。

盆栽が呼んでるよ~。

合うな~ 木枠に。

木枠に合うのかい?
煎餅ってのは。

僕も食べてみようかな。
ご一緒に。

木枠に合うね。
合いますね。 ね。

合いますよ~ これ。
気付かなかったな。

いい木枠だ。
はい。

♬~

♬~

♬「haha
花咲けば咲けよ咲かせよう」

♬「スリリングに真紅の祈り捧げよう」

♬「水無き月に湧き上がる
madな衝動」

♬「emotionalな感情
You know? 初夏の紅一点」

♬「ルビーレッドの輝き 上機嫌」

♬「無数に内包 種のエキシビジョン」

♬「子宝の象徴 Congratulation!」

♬「真っ赤な果実の栄養価
お前らにも教えてあげようか」

♬「炭水化物 食物繊維
sweetな糖分で カラダ満たし」

♬「汚れっちまった心を溶かす」

♬「ビロードの暗闇に光照らす」

♬「Wack! 蹴散らす
you は燃える太陽」

♬「空 sky に High な上昇」

♬~

♬「世界の果てまで叫びたい」

♬「I wanna be your sunshine」

♬「この思いを誰かに伝えたい」

♬~

♬「世界中に広がる柘榴の輪」

♬「古代ローマのヴィーナスも愛した」

♬「past と future を繋ぐ花」

♬「1 for the brother
2 for the 柘榴」

♬~

♬「これを煎じて飲みゃ 重宝
body は快調 everyday 上等」

♬~

♬「まるで魔法のreflection」

♬「湯気の中でも clearでしょう
留まることしらねぇ使用法」

♬「暑さや寒さに負けずに育つ
終始強靭な柘榴の木」

♬「そういうものに俺はなりたい」

♬「I wanna be your sunshine」

♬「世界の果てまで叫びたい」

♬「I wanna be your sunshine」

♬「この思いを誰かに伝えたい」

♬~

♬「つまり万能 ミソハギ科ザクロ属
熟すと赤く硬い外皮が裂け」

♬「こぼれ出る果肉は多汁性」

♬「I wanna be your sunshine」

♬「世界の果てまで叫びたい」

♬「I wanna be your sunshine」

♬「この思いを誰かに伝えたい」

♬~

これ全部 先輩が一人で
世話してるんですか?

まあね。

どうだい? この松。
すばらしいでしょ。

あ~ 何か よく分かりませんが
すごいですね!

あれ? ここ 枝が
白くなってますけど病気ですか?

あ~ 神ね。
神?

神様の神と書いて神。

盆栽の一部が枯れると
こんなふうに

枝が白い所が
むき出しになる事があるのよ。

で それを枝の時は神。

幹の方は舎利と呼ぶんだよ。

何か おすしみたいですね。

君は 何を言ってるんだね。

今の流れで どうして
ボケる必要があったんだよ。

あ~… ちゅんまちぇん。

神や舎利は自然現象だけど

中には彫刻刀なんかで削って
あえて作り出す人がいるほど

すごい技なんだよ。
へ~…。

<盆栽のだいご味は 絶えず
成長を続ける植物の形を

いかに整えるか それに尽きる>

<剪定を施したり

枝を針金で固定し
屈曲させたりと

さまざまな技巧を
駆使しなければならないという

実に面倒くさい… いや

やりがいのある作業が
必要とされる>

じゃあ そろそろ 失礼します。
寄る所があるんで。

どこへ行くんだ?

はい… ちょっと なじみの花屋に。

ふ~ん。

僕も行っていいかな?
え?

な… 何だ。
行っちゃいけないのか?

僕が花屋に行くと何だい?
死人がよみがえったりするのか。

いやいや… 分かりましたよ。
分かりましたから もう…。

行っていいの?
はい。 はいはい…。

着替えてくる!
はい はい…。

<なぜ 盆栽マニアの私が
花屋についていくのか

疑問に思った人もいるだろう>

< その理由は…>

あ!
(山咲香澄)あ~ あの時の。

お久しぶりです。

え? ここ もしかして…。

あ… はい そうなんです。
小さいんですけど。

すてきなお店ですね。
ありがとうございます。

あの… この美しいお方は?

あ… 以前
ちょっとお会いして あの…。

あ 山咲香澄です。
香澄さん。 いい名前だ~。

茂木梅吉です。
趣味は盆栽。 独身です。

う~ん スリーサイズはですね…。
いやいや… ちょっと 先輩!

いらないから そんな情報!
そうなの?

(香澄)フッ… フフフ。
あ すいません。

<花を育てていると
こんな男でも

きれいな女性と
知り合いになれるのか>

♬~

あ… やばっ!

どうしたんだね 急に。
シーッ!

(すみれ)あ!
(葵 すみれ)痴漢のおじさん!

いや だから違いますって!
何? おじさんも痴漢仲間?

痴漢? 何を言ってんだね 君は!
え?

この男だけならまだしも
私を痴漢呼ばわりするとは

何事かね! 失敬じゃないか!
いや だから 僕も違いますって。

<これが今どきの
JKというやつか>

<何て無礼な小娘たちだ!>

大体 君たち女子高生ってのはね

こんな短いスカート
はいておきながらだよ

エスカレーター上る時だけ 後ろ
こうやって こうやって

隠すじゃないか。 え?
だって見られたら 嫌だもん。 ね?

そんな事されちゃあね こっちは
見る気もないんだけどさ

やましい気持ちになっちゃうよ!
そうだ そうだ!

初めて意見が合った!
え~ やだやだ。

中年っていうのは
すぐ説教したがるんだから。

何かされたら嫌だから
もう行こう!

何を… じたばたするなよ!
言っちゃって下さい! もう!

君のおかげで
痴漢呼ばわりされたんだよ。

いや 僕のおかげって そんな…。
この借りは返してもらうからね。

借りも何もあの子たちが勝手に…。
痴漢は黙ってろ!

いやいやいや
だから痴漢じゃありませんから!

黙って痴漢しろ!
いやいや… 痴漢じゃないから!

痴漢はしゃべらないの。
いやいや もう…。

♬~

<私が花屋についてきた理由

それは盆栽以外の植物を
育てたくなったからに他ならない>

<私だって 松とか
こけばかり相手にしてないで

たまには花を育てたいのだ>

<私のお目当ては アヤメだった>

<とはいえ
いきなり「下さい!」では

あまりにも はしたない>

<私は しばらく
静観の構えをとる事にした>

(立花)あ いらっしゃいませ。
えっと…。

あ 僕が以前 勤めていた
会社の先輩で茂木さん。

御機嫌よう 茂木です。

どうも。 じゃあ 僕はこれで…。

何だ?
彼 随分そっけないじゃないか。

何かしたのかい? 君。
あ いや… 特に その…。

あれじゃないですかね。
いやいや ほら

僕が先輩と一緒にいたんで
あれしたんじゃないかな。

あの… ジェラスー ジェラスー…。

<痴漢をしたり
男性に好かれたり

この男の私生活は
一体 どうなっているのか>

(木下 楓)いらっしゃいませ。
うわ… ど ど… どうも。

やあ 楓さんと言ったかな。

御機嫌よう 茂木です。

どうも 御無沙汰してます。

盆栽は いいよ~。
ちょ…! ちょ!

ちょっと先輩
何するんですか いきなり!

何って何だよ!
挨拶しただけじゃないか。

いけないのかい?
やめて下さいよ!

あ あの…
今日は何をお探しですか?

アヤメは ありますかな?
え?

いや この男が
アヤメ買いたいって言うから。

いやいやいや… 僕は…。

アヤメは ありますか?
アヤメですか。

ちょっと
店長に聞いてきますね。

少々お待ち下さい。
いやいや 楓さん 違う!

言っただろう?
借りは返してもらうって。

あ! ずるっ!

<どうやら作戦は成功したようだ>

<あとは 彼に買わせ
私が それをもらえばいい>

<ハハッ… ハハハ>

あ…。

悪い顔!

どうしてアヤメを?

何で そんな事を
君に言わなきゃいけないんだい。

え?
僕がアヤメ買っちゃいけないって

モーゼの十戒に記してあるとでも
言うのかね? え?

そんな事 言ってませんよ!
ったく…。

でも まさか
盆栽に飽きたなんて事は?

そ そ… そんな事
あるわけないじゃないか!

君ね…!
あ あ…。

(藤村杏子)いらっしゃいませ。
アヤメは…。

あ! こないだの盆栽男!
御機嫌よう。

いや この男がね
どうしても欲しいっていうから

つきあいで… ハハハハッ。
ちょ… ちょっと いいっすかね?

すいません ちょ… ちょっと。

<アヤメ科 アヤメ属の多年草 アヤメ>

<はっ! 何という美しさだ>

いや 君 良かったじゃないか。
はい。

じゃあ 僕は失敬するよ。

あとで僕んちに届けてくれたまえ。
頼むよ。

え? あの… お金は?
わっ 早っ! え?

ちょ… 何やってんですか
こそこそと。

いやいや いや 別に。
あ! あ! 戻って…。

あ いや 迷ったんですね。
あの人 連れてこないで下さい。

迷ってます。
方向感覚が… ないんだね。

また帰ってきた!
え?

つきあってないっすよ!
つきあってないから。

いや 別につきあってないから。
疑ってないよね。

おかしいでしょ!
あの人と つきあうの。

おかしいっすよ。

<ウェルカム カム 海の底へ>

<ワカメだよ ワカメちゃん>

<日本や朝鮮半島周辺が
原産さ>

<昆布じゃねえぞ
昆布じゃ!>

<似ちゃいるが あいつとは違う
生命だっぺら~!>

<おや お魚さん その疑い深い
お目めは な~に?>

<へっ! 私は褐藻類>

<だからして 植物じゃないとでも
言いたげだっち~>

< それは人間どもが
勝手に決めた事で

私だって ちゃ~んと
光合成するんだってば~!>

<植物らしくしているんだから
硬え事 言うんじゃなかば~い>

< それより 私はこうして
海流に身を任せながら

フィーバーするのが大好きぱっぱ~
ハラショー>

<だから
ほっといてくれんちゃ~い>

(愛人ワカメ)キャー!
助けて あんた~!

<日本人め~ 私の愛人を

太陽に さらしやがってからし
この~!>

<まあ ワカメちゃんは
食するってえと

まんず うめえからよ~>

<日本では1, 000年以上も前から

食材として使われているし
ばってん!>

<あ 仕方のねえ事よ 奥様>

<が しかし 近頃 外国では

流れ流れて
なぜか私の胞子が増殖し

海を荒らしていると
聞いたぞいや!>

<ほらほら とっつぁんも
困っているだろう>

<しまいには この私が
世界の侵略的外来種

選ばれる 嫌われようさ~>

<だから
世界中の私の同志たちよ

耳をかっぽじって聞きたまえ!>

<我々にとって日本はパラダイスだ!>

<ここに来て 私と
フィーバー フィーバーしようじゃないの!>

<まあ 来たら来たで
食われるだけだけんどもよ>

<ついに これから
私の新しい人生が始まる>

<盆栽たちよ 許しておくれ>

<お前たちを
捨てたわけじゃないのだ>

<ただ 私は…>

≪(インターホン)

<来た!>

やあ 待ちわびたよ。
失礼します。

じゃあ えっと… これ。

君 このアヤメは
どうやって育てるんだい?

はい。
え~ 乾燥が苦手らしいんで

あんまり 日当たりの良すぎない
場所に置いて

水をたっぷり やって下さい。

え? それだけ?
はい。

剪定とかしなくて…。
はい。

じゃあ 針金とかで ぎゅうぎゅう
縛らなくてもいいの?

ちょっと パイセン!
盆栽じゃないんだから~。

マジで?
マジで。

<何という事だ。
そんな簡単に育てられるのか>

<今までの私の苦労は
何だったのか>

うん じゃあ あの…
君 帰っていいから。

いや~ いやいや お金は?
何言ってるんだ 君! え?

私はね 君のおかげで
痴漢の汚名を着せられたんだよ!

これに比べれば
安いもんじゃないか。

いやいやいや…。
じゃあ!

いやいや… ちょ… ちょっと
先輩! いやいや…。

<育て方さえ聞けば
もはや あの男に用はない>

≪まだ ここにいますよね。
シルエットが見えますよ。

<初めての水やりは
さすがに緊張で手が震えた>

<アヤメは ぬれていた>

<私は その葉から したたる
しずくの一滴一滴を眺めた>

<植物に水をかけるという行為が

こんなにも官能的だったとは…>

(マシンガンの音)

<アヤメは私を魅了した>

<フェンシングの剣を思わせる
しなやかな細い葉や

一直線に空へ向かう茎の在りよう>

<ああ… 風が吹くと
その茎は しなやかに揺れ

風がやめば姿勢を正して
天をさす>

<まるで幼子が寺子屋で 一心に

勉学にいそしんでいるかのような
いじらしさ>

<地球をくまなく覆う重力の幕に
一点の穴を開け

そこだけに反重力を
働かせるような立ち姿>

<見ている私には
その小さな反重力の穴に

吸い込まれそうな錯覚が起きる>

<私は ついついアヤメから
目をそらしては重力を感じ

また見ては 反重力を感じるという
遊びに興じるのだった>

♬~

<ふと私は このいとしいアヤメを

多くの人の目にさらしたいという
衝動に駆られた>

♬~

<断っておくが 私はただ息抜きに
花を育てたいだけなのだ>

<だが アヤメの妖しい魔力に溺れ
深みに落ちていく自分に

もはや あらがう事は
できなかった>

アヤメ! スパシーバ!

♬~

あ… 何だ!

あれ? パイセン…。
何だ?

アヤメ めちゃくちゃ
気に入ってるじゃないですか。

違う 違うよ
アヤメを気に入ってない私は…。

反重力を感じてんだ 私は。

ふわ~っとなるの これね。
吸い込まれるように

ふわ~っと
なってごらんなさいよ!

(2人)ふわ~。

って重力がドーン。
ドーン。

こっち また ふわ~。 で ドーンって。

いや 何なんですか? これ。
いや 何だろうね。

♬~

♬~