ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

僕とシッポと神楽坂 第3話 相葉雅紀、加賀まりこ、広末涼子、趣里、小瀧望… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『僕とシッポと神楽坂 #3』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. カナメ
  2. 千津
  3. 徳丸
  4. 徳丸先生
  5. 大地
  6. 本当
  7. 先生
  8. 堀川
  9. 鳴き
  10. 貴子

f:id:dramalog:20181027081624p:plain

『僕とシッポと神楽坂 #3』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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dramalog.hatenablog.com 

 

 

僕とシッポと神楽坂 #3[字]

コオ先生(相葉雅紀)と神楽坂の扇職人・千津(加賀まりこ)の約束…「また必ず会えますから」
千津と共に暮らす愛猫・カナメの病気が発覚!!飼い主とシッポの運命は!?

詳細情報
◇番組内容
トキワ(広末涼子)は、ひょんなことから扇店『かなめ屋』を営む小宮千津(加賀まりこ)と出会い、愛猫・カナメを残して逝くことになるかもしれないという千津の不安を聞き、達也(相葉雅紀)にそのことを話す。二人は、神楽坂で動物を飼うお年寄りのために往診をすることを考える。突然病院に姿を現した徳丸(イッセー尾形)は、二人の様子を見て安堵の表情を浮かべる。そんな中、千津の愛猫・カナメの病気が発覚して…!?
◇出演者
相葉雅紀広末涼子趣里小瀧望(ジャニーズWEST)、渚(尼神インター)、矢柴俊博、矢村央希、アトム、ミーちゃん、大倉孝二かとうかず子イッセー尾形
【ゲスト】加賀まりこ
◇原作
たらさわみち『僕とシッポと神楽坂』(officeYOU 集英社クリエイティブ)
◇脚本
国井桂
◇監督
深川栄洋
◇主題歌
嵐『君のうた』(ジェイ・ストーム
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子テレビ朝日
【プロデューサー】都築歩(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/shippo/
☆Twitter
 https://twitter.com/shippo_daikichi
☆Instagram
 https://www.instagram.com/shippo_daikichi/

 


(荒い息遣い)

(女性)おはようございます。
(高円寺達也)おはようございます。

東京マラソンに向けて
走ってるんですか?

いえいえ そんな…。

(荒い息遣い)

おっ!?

何するんですか!

お賽銭?

千津さん!

(小宮千津)早いのね。

おはようございます!

随分久しぶりね。
ええ。

えっ? ジョギングなさってるの?

あっ いや こっち帰ってきて

しっかり
ご飯食べるようになったら

なんか ちょっと…。

太るのも親孝行よ。
はい。

あっ そろそろ カナメちゃんに
会わせてくださいよ。

だって 予防接種 最後にしたの
徳丸先生のいた2年以上前ですよ。

わかりました 先生。

お待ちしてます。
はい。

さよなら。
はい さよなら。

(徳丸善次郎)〈現代の日本では

今や 動物たちは
ペットというより 家族そのもの〉

〈これは そんな彼らの大切な命を
守るために頑張っている

若き獣医師と
その仲間たちの物語である〉

(千津)ただいま カナメ。

(鳴き声)
(千津)ありがとう。

(荒い息遣い)

ただいま。

♬~

うっ! 何するんだよ!

(まめ福)きたな。
(すず芽)きてます。

やめろよ!
(すず芽)やばいですよ。

これも親孝行だよ。

意味わからへんねんけど。
そんなんじゃ歌って踊れませんよ。

いや 僕 獣医師だし…。

っていうか
これでも頑張ってるんだけどなあ。

(高円寺貴子)ご飯できたわよ。
(2人)はーい!

ああ 腹減った…。

(貴子)何 あんた 食べるの?
食べるよ。 決まってんじゃん。

(貴子)だって ダイエット
してるんじゃなかった?

いや それは してるけどさ
これから 仕事だから。

何よ めんどくさいわねえ。

これで太ったら ますます
お嫁さん来なくなっちゃうわよ。

これでって 何?
私は おなか出てて

髪の毛なくて 加齢臭きつくても
気にしませんけど。

(まめ福)すず芽
あんた 男の趣味 微妙すぎ。

(携帯電話の着信音)

ああっ 今朝もラブリー!

(キスする音)

ねえ まめ福 それ 彼氏?

逆。
はっ?

(すず芽)別れたんですよ
同棲してた彼と。

(貴子)親権争い
熾烈だったわよねえ。

同棲? えっ? ねえ 子供?
いつの間に?

この色気 大人の恋を経験してな
出えへんやろ。

見たい? うちの子。
いい いい!

(まめ福)遠慮する事ないやん。
ほら。

いや いいって… いいよ!

えっ…?
ジャックラッセルテリアじゃん。

かわいいやろ?
ラブっていうねん。

でも 取られた。

うちが忙しいから。

(すすり泣き)

まあまあ あの… ほら ご飯食べて
元気出そう。 ねっ?

あっ! あんた 駄目。
今日 あれじゃない。

あっ じゃあ あの…
ちょっとだけでいい。

(貴子)駄目 早く行きなさい。
おなか減った…。

(貴子)食べましょう 食べましょう
ほら。 いただきます。

(まめ福・すず芽)いただきます。

(町内会長)
神楽坂上二丁目の工事ですが

年内まで
道路拡張工事が続きますので

皆さん ご協力のほど
よろしくお願い致します。

すいません。

あっ ごめんなさい。
前 失礼します。

あっ ごめんなさい!
(椅子を蹴る音)

特に 坂の上動物病院さんや
かなめ屋さんの地域は

再開発業者がターゲットにしている
という噂です。

(町内会長)ですから 安易な
売買の勧誘にのらないように

気をつけてくださいよ。
はい…。

(町内会長)
徳丸先生にも言っておいて。

はい。

ん? かなめ屋さんは?

(加瀬トキワ)あれ?

(ドアベル)
おはようございまーす。

(物音)

あっ…。

コオ先生?

(物音)

(オギの鳴き声)

どっ 泥棒!?

(徳丸)泥棒だと?

この病院にはね
金目のものなんてないんだからね。

そもそも
現金なんて ちょっとしかないし。

(徳丸)
そんなに まずいのか? 経営。

そうよ! 院長がお人よしだから!

機材だってね
博物館レベルなんだから!

一円にもならないんだからね!
(徳丸)失敬な!

ちょっと動かないで!

警察… 110番…。

トキワさん 何やってんですか?

あっ コオ先生! 泥棒! 警察!

えっ 泥棒?

徳丸先生?

(徳丸)おい 頼むよ。

えっ?

丸善次郎です。

説明してないのか?

申し訳ありませんでした!

(徳丸)いやいやいや
いいんだよ いいんだよ。

黙って入り込んだわしも
悪いんだよ。

徳丸先生 こう見えて
すごい獣医師なんですよ。

南米調査隊にも
参加されてましたよね?

(徳丸)もう30年も前の話だよ。
南米…?

(徳丸)ああ 若かったね。
南米がね わしを呼んだんだよ。

(田代真一)トキワさんの
旦那さんも獣医師でね。

研修で行った南米で
乗った飛行機が消息を絶った。

(徳丸)興味ある? 南米。

あの… どうしたんですか? 急に。

お前が心配で来たんだよ。
どうなんだよ。

わしがいなくなって
客が減ってねえか?

まあ うーん…。
客って…。

それは まあ おいおい
営業努力っていう事で…。

(ミキ)こんにちは。
どうされました?

あっ 徳丸先生じゃん 久しぶり!
ちょっといい?

どうした? ハム太郎 元気か?
そうなの。

見て ちょっとね… 出せる?
おっ ちょっと ぐったりしてるな。

そう。 なんか
おなかの調子悪いみたいでさ…。

そんな事より…
妻子持ちと別れたか?

(ミキ)それ 大変だったの。
聞いてよ。

向こう行って 聞こうか。
(ミキ)あっ 本当? それがね…。

(徳丸)スパッといけ スパッと。

(ミキ)いや それがさ できたら
こんな悩んでないから。

(徳丸)だからさ ちょっと待って。
(ミキ)あっ 閉めて閉めて。

(チャイム)

(宅配業者)宅配便でーす。

はーい。

(ため息)

お昼ご飯です。 はい どうぞ。
いつも すいません。

はい ありがとう。 よいしょ…。

おっ! これ あんたが?

よかったら どうぞ。
はい。

あの 本当によかったらで。

えっ… えっ?

あっ いや すいません あの…
僕 お茶いれますね。

すいません。
いただきます。

徳丸先生。
ん?

南米に行かれてたんですよね。
うんうん。

どんな所ですか?
うーん…。

暑い。

危ない。

でも 飽きないんだよ。

へえ~。

あっ 3Aですね。
ああ うまいね。

(ドアベル)

(すず芽)
達也さーん 差し入れですよ~!

あっ たぬき親父。
(徳丸)すず芽か。

少しは色っぽくなったか?

ちょっと もう!
セクハラって言葉 知らないの!?

うん。
えっ?

相変わらず 茶色っぽいお弁当。

はい 達也さん!

ポークピカタ 季節の野菜添え
すず芽スペシャル~!

おおっ…。

お弁当は 色じゃないと思います。
味で勝負です。

勝負できる味にしてから
言ってくれます?

はあ~?

うまい。

どっちが 美味しい? 私よね?

私ですよね?

うーん… うーん…。

えっ?
うーん…。

なんで 一緒に出てくんの?
そっちが出てきたんでしょ!

引き分けって…。

火に油を注ぎましたね。

元はいえば
お前が優柔不断なせいだよ。

なんで 僕がいけないんですか?

お前は どっちがいいんだよ?

ピチピチの芸者と
熟れた動物看護師。

はあ? 何 言ってるんですか?

亀の甲より年の功。

わしには わかっちゃうんだよ
どっちが お似合いか。

聞きたいか? 言いたいぞ。
いやいや 結構ですよ。

だって すず芽ちゃんは
妹みたいなもんだし

トキワさんは同僚… っていうか
そもそも 人妻ですからね。

あらっ 人妻… 燃えるな。

何するんですか!

っていうか トキワさん
子供だって いるんですからね。

(加瀬大地)呼んだ?

大地 早いな 今日。

誰?
(徳丸)ん?

ああ~ 腹立つ! 生意気 言って!

いつまでも若いと
思ってんじゃないわよ。

茶色くたって
美味しいものは あるっつうの!

(店員)お待たせ致しました。
はい。

(千津)カナメ。

カナメ~。

カナメ!

カナメ。
あの どうされました?

あっ あの 宅配便の人が来たら
急に飛び出しちゃったんです。

猫ちゃんですか?
ワンちゃんですか?

猫です 猫。
あの カナメっていうんです。

時間 どれくらい経ってますか?

うーん… 10分ぐらいですかね。

手伝います。 一緒に捜します。
はい すいません。

猫ちゃんの名前
呼び続けてあげてください。

はい。
飼い主さんの声 聞いたら

安心して出てくる場合が
ありますから。

カナメ~! カナメ!

カナメちゃん?
(千津)カナメ。

カナメ…。

どこ行っちゃったの? カナメ。

カナメちゃん。

♬~

カナメちゃん…。

あっ いた!

えっ?
いました。

あっ! カナメ! カナメ!

怖くないよ。
おいで。

こっち おいで。 おいで。
お母さんよ。

ほら ああ…。
(鳴き声)

あっ… ああ よかった。

よかったねえ。

はい。
はい。

室内飼いの子は 野良猫なんかに
追いかけられない限り

隅っこで じっとしてる事が
多いんです。

よかったねえ カナメ。

本当に お世話かけました。
とんでもないです。

ありがとうございます。

(千津)タッちゃんのところで
働いてらしたなんて。

偶然。
タッちゃん?

あっ いけない。

ごめんなさい。 高円寺先生って
お呼びしなきゃいけないわね。

昔から ご存じなんですか?
先生の事。

はい。

小学校に入っても
おねしょが直んなくて… フフッ。

貴子さんに叱られては

「おばちゃーん!」って
泣きついてきたのよ。

フフッ…。
うちの子でも幼稚園で直ったのに。

あらまあ。

あなた
お子さん いらっしゃるの?

はい。

10歳の生意気盛りです。

(大地)散歩 行ってくる!

車に気をつけるんだよ。
(大地)はいはい。

で あの子の親父は どんな奴だ?

僕らと同じ獣医師だそうです。

ふーん…。

でも…。
ん?

行方不明になって
7年になります。

南米で珍しい動物を
たくさん見てくるんだって

子供みたいに目を輝かせて
飛行機に乗っていって…。

それっきり…。

苦労なさったのね。

苦労だなんて。

息子と…
あっ 大地っていうんですけど

毎日 ギャアギャア バタバタ
やってます。

なんか 湿っぽくなっちゃって
ごめんなさい。

これ お礼です。

もらってください。

そんな…
こんな高価なもの 頂けません。

私の気持ちだから。
受け取ってね。

じゃあ… ありがとうございます。

あっ かわいい…。

これ カナメちゃんですよね。

あっ そういえば 確か
ここの部分って

要って
言うんじゃなかったでしたっけ?

扇を束ねている
とっても大切なもの。

うちの人ね 扇職人だったの。

私が絵を描いて
あの人が扇にして。

3年前
交通事故で亡くなってしまったの。

そのお葬式の帰りにね

カナメを拾ったのよ。

私には 子供もいないでしょ。
(鳴き声)

だから 私の家族は カナメだけ。

この子
まだ 3歳にもならないのにね。

私の体が丈夫じゃないから…。

駄目ですよ
そんな弱気な事 言っちゃ。

カナメちゃんのためにも
まだまだ元気でいてください。

はい。 フフフ… そうね。

(電話)

(アナウンス)
「ただいま 電話に出る事が…」

いいんですか? お電話。

うん いいの。
いつも かかってくるから。

(発信音)

「小宮さん
大沢エステートの村川です」

「先日お伺いした土地の件ですが

今なら大変有利な条件で
購入をさせて頂きますんで

ご検討 お願い致します」

「また ご連絡します。 失礼します」

(通話が切れる音)

千津さん
ここ 手放されるんですか?

本当は 死ぬまで ここにいたい。

(大地)母ちゃん!

母ちゃん!

母ちゃん!

母ちゃん! 母ちゃんってば!

あっ 大地…。

あっ 大地… じゃないよ!
何 ボーッとしてんだよ。

もう 午後の診察 始まってるよ。

えっ…? えっ?

あっ やばっ!

やばっ!
バイバーイ。

頑張ってね~!

すいません! あっ…。

すいません。

通りがかりに 猫ちゃんが
逃げちゃったお宅があって。

見つかりました?
はい。

ああ よかった。

こっちは 徳丸先生が
いてくれたんで 大丈夫です。

人使いが荒いよ。 疲れた。

早く代われ。
すいません。

それが 昔から 先生の事
ご存じの方だったんです。

えっ?
扇 作ってる。

ああ 千津さんですか。

♬~

(荒い息遣い)

(鈴の音)

(カナメの鳴き声)

(鳴き声)
(千津)カナメ…。

おいで。 おいで。

(高円寺の声)本当に
再開発業者が狙ってるんですね。

マンション業者が
しつこいみたいです。

あっ すいません。

小さい頃
よく遊びに行ってたんですよね。

そうみたいですね。

あっ!

まさか もう直りましたよね?
おねしょ。

えっ?

まさか…。

いえいえ! えっ?

冗談ですよ。 フフフッ!

もう千津さん…。

千津さん

今は カナメちゃんだけが
家族だからって。

先の事 すごく心配してました。

家族だから

カナメちゃんを残して
先に逝く事になったらって

思っちゃってるんでしょうね…。

面倒見てくれる人が
決まってなければ

そりゃ 不安ですよね。

そういう悩み抱えてる飼い主さん
最近 多いみたいですよ。

なんか できる事ないのかなあ…。

僕たちにできるのは

シッポの健康を
守る事ぐらいですけどねえ。

そうだ! 今度 往診しませんか?

ここまで来る事ができない
お年寄りのために。

いいですね それ。

♬~

(鳴き声)

(大地)美味しい!
(千津)よかった。 美味しい?

大地 もうお行儀悪い。

普段から美味しいもの
食べさせてないみたいでしょ?

ちょっと~。

もう…。

えっ? あ…。

うん… うーん 美味しい!
この里芋の煮っころがし!

本当?
私も よく作るんですけど…。

全然違う~。

大地 あとで覚えときなさいよ。

これね きび砂糖を使ってるのよ。

きび砂糖?
そう。

隠し味にね
それから ちょっとだけ蜂蜜を。

蜂蜜だって。

私もやってみよう!
(千津)うん。

食べすぎだよ 大地。
フフフ…。

(名倉雅彦の声)神楽坂は
今 人気のエリアだからな。

(名倉)売りたくなくても
子供がいない家とかさ

いても帰ってこない家も多いし

相続税払えなくて売る人も
いるしな。

お前のとこの病院だって
やべえぞ。

いや でも それは
売りたくないって言えばさ…。

馬鹿だな お前。

徳丸先生 死んだら
どうするんだよ?

息子さん 千葉だろ。
そっか。

病院だけじゃねえ。
お前んちだって わかんねえぞ。

うち?
うん。

うちは大丈夫でしょ。

だな。 おばさん すんげえ…
すんげえ元気だしな。

すんげえ元気。

でもさ そういう事も考えなきゃ
いけなくなってくるんだろうな。

それが 大人になるって事さ。

(携帯電話の振動音)

あ~… なんだよ またかよ。

かわいくねえ女だな。

えっ? 彼女?

元な。

ええっ!?
ん?

別れたのに なんだかんだ
俺に未練たらたらだよ。

なんだよ! 見んな!

いや… お前 いつから
そんな大人になったんだよ?

大人って…。

馬鹿じゃん
お前 見るんじゃねえよ。

お前だって
好きな女の一人や二人いるだろ。

いや…。

今だって
仕事で いっぱいいっぱいだから。

その前は だって 仕事覚えるのに
いっぱいいっぱいだったから。

(ため息)

みんな 僕の知らない間に
大人になってるんだ。

いや 大人って。

お前はな 尻尾のある生き物を
相手にしすぎなの。 ねっ?

少しは
人間の女にも目を向けなさいよ。

そうすれば お前みたいな草食系も
いいって言う女もいるかもよ。

遠い目をするなよ。

(いびき)

(ドアをたたく音)
(女性)すいません!

猫が具合悪くて!
(ドアをたたく音)

すいません 誰か!
誰か いませんか!?

待ってろ! すぐ開ける!

留守中 ドアが閉まっちゃって
水 飲めなくなっちゃってて…。

ごめんね タマ。

(徳丸)何遍 閉め出すんだよ
あんたは本当に もう…。

大丈夫だよ。
軽い熱中症。 すぐ治る。

よかったあ。 でも まさか
徳丸先生がいると思わなかった。

ぶっちゃけよ ここの評判どうよ?

(女性)いいわよ。 最初は
ちょっと頼りないかと思ったけど

腕はいいし 優しいし
何より 一生懸命。

それに イケメンだしね!
顔は関係ねえよ 獣医師に。

あるわよ。
あるか…。

(女性)あるでしょ。

(徳丸)だから
俺も評判よかったのかな。

(女性)悪かったんじゃない?
イケメンじゃないよ。

徳丸先生じゃねえか!
帰ってきたのか。

おう。
どこ行くんだ?

お医者さんごっこ
おう そうか。

本気にするなよ。

あらっ!

徳丸先生 お久しぶりです。

いやあ 千津さん
相変わらず 美人だな。

まあ…。

ちょっとね
そこまで来た用事があったんでね。

どうぞ。 どうぞ お入りください。

いや なんだったら 失礼するよ。

いやいや そんな…。 どうぞ。
いやあ…。

じゃあ 失礼します。 わあ!

一度 病院で診てもらったほうが
いいね。

この子 どっか悪いの?

いやいや いやいや…。

ほら わしも 引退した身だから
念のため。

うん。 わかりました。

近いうちに行こうね 病院ね。
行こうね。

先生 ゆっくりしてって。
今 お茶いれてくる。

ありがとう。

(襖の開閉音)

ちょっと もう一度 見せて。

ん?

(徳丸)あっ…。

♬~

お待たせ。
(徳丸)ああ 悪いね。

♬~

千津さん
神楽坂 出ていくのかい?

♬~

このままだと 私
一人で死んでいく事になるでしょ。

誰にもね
迷惑をかけたくないのよ。

ここ どうするんだい?

再開発業者が狙ってるらしいね。

ああ… ここだと
高く売れるのかな?

このまんまで住んでくれる人に
買ってほしいって思ってるの。

私 嫌なのよ
この街が変わっていくのはね。

わかる。 わかるよ。

猫っぽくなった。

(徳丸の声)わしも 病院
あのままの形で残したかったんだ。

先生は いい後継ぎが
見つかったじゃない。

そうなんだよ!
いいんだ あいつ なかなか。

ハハハ…。 いただきます。
はい。

(徳丸)うん…
すっかり お邪魔しちゃった。

じゃあ 行くわ。
(千津)じゃあ

私も そこまで送っていくわ。
いい いい。 暑いんだから いいよ。

(千津)あっ… ああっ…。

あっ…。

(カナメの鳴き声)

(徳丸)どうした?
どうした? 千津さん。

どうした?

まずいな…。

救急車…。

(呼び出し音)

(千津)先生…。
(徳丸)ああ…。

まだ 私 生きてる?

当たり前じゃないか。

軽い不整脈だったって。
うん すぐに良くなる。

夢 見てたの…。

(千津)あの人とね
扇を作ってた…。

(徳丸)そうか…。

(千津)死ぬのは
ちっとも怖くないんだけど…。

(千津)一つだけ どうしても
あの子の事が気になるの。

ねえ…。
(徳丸)うん うん うん…。

うん… まあ… うん…。

大丈夫 大丈夫。 大丈夫。

(堀川広樹)
どうですか? こんな感じで。

いいねえ。 あっ この文字
もっと大きいほうがいいかな。

オッケーです。

できました?
いい感じですよ。

本当だ!

いいですよね。
うん。

しかし この病院って
ここまでやるんですか?

フフ…。

直すところがあったら
言ってくださいね。

本当に いいんですか?
カナメちゃん 手放しちゃって。

うん…。

不動産屋さんから連絡あってね

家を買いたいっていう夫婦が
いるそうで…。

あとは カナメの新しい飼い主さえ
見つかればな。

(千津)優しい人だといいね。
うん。

♬~

ありがとうございました。
はい どうも。

失礼します。

(堀川)ありがとうございました。
あっ ご苦労さまです。

見つかるといいですね。
絶対 見つかりますよ!

めちゃめちゃかわいいし
いい子なんで。

(徳丸)問題はさ
こっちが目立つんだよ。

(店主)こっちは
剥がせないんですよ。

(徳丸)そりゃ そうだよ
まつり剥がしちゃ駄目だよ。

考え方 変えよう。

せんべい のぞくだろ?
ここに貼ろう。

(堀川)そうはいっても
難しいんですよね 成猫の場合は。

(徳丸)頑張ろうよ 若者。

わかりましたよ。
SNSにも載せてみます。

あと ナルタウンにも
置かせてもらえるようにします。

じゃあ 僕 研修の時間なんで…。
ありがとう。

あっ 今度 お弁当 作ってあげる。
(堀川)はい。

(徳丸)見つかるといいな。

なんとか頑張ってみます。

あんたの旦那もな。

捜索は
もう 打ち切られたんだろ?

私 諦めが悪いんです。

本当は飛んでいって
自分の足で捜したいぐらい。

でも 待ってるしかなくて。

私が待ってる限りは
生きてるような気がして。

あっ… 3Aなんですよね?
そうだ。

暑い 危ない でも…。
(2人)飽きない!

暑い所で
楽しく生きてるんですかね?

そうだといいんですけど。

(大地)母ちゃん!

大地!
母ちゃん…!

ねえ おなかすいた。
ファミレス寄ってこうよ。

駄目だよ。
千津さんに教えてもらった

煮っ転がしが
いっぱい残ってんの。

え~! 母ちゃんが作ると
なんか違うんだけど。

え~! 何 言ってんの。

一緒です~!
違う~!

(古井)
お足元 お気をつけください。

古いですからね。
(吉岡)ちょっと…。

(吉岡の妻)こんな古いと
思わなかったんだけど。

すごくない? アハハッ。
ちょっと… ちょっと…。

(古井)失礼します。
どうも こんにちは。

こちらが続き間になっております。

(妻)いい場所ね 駅からも近いし。

(古井)あの… かなめ屋さんは

この家に住んでくださる方を
希望されていて…。

(吉岡)私たちなら
ご希望どおりですよ。

すぐに手付金 お支払いしますよ。
あっ…。

200万… いや 500万払ってもいい。

(吉岡と妻の笑い声)

どうぞ。

こちら…。

(貴子)千津さん
老人ホームに入るんだって。

仕事 辞めるんだって。

じゃあ 家を売ったんだ…。

寂しくなるわね。

神楽坂 支えててくれた人が
また一人いなくなっちゃう。

(貴子)一つ どう?

♬~

これかな?
(貴子)うん。

うん…。

(古井)かなめ屋さん…。

かなめ屋さんを裏切るわけには
いかないです…。

どうしましょう…。

どうしましょう…。

(携帯電話の振動音)

神主さん?

もしもし どうしました?

狙われてる?

(携帯電話の振動音)

はい。

えっ? 狙われてる?

じゃあ なんですか?

その夫婦が千津さんの家を買って
自分たちで住むっていうのは

嘘って事ですか?

(名倉)99.9パーセント嘘ですね。

その旦那っていうのがね
マンション開発業者の

大沢エステートの子会社に
勤めてるんですよ。

買い取って名義さえ変えちまえば
取り壊してマンション建てたって

法的には
なんの問題もないですからね。

(徳丸)いや 契約を破棄したんだ。
よかった 間に合って。

(千津)うん。

もう こんな古い家に
若い人は住みたくないって事

もっと早く気がつけば
よかったんですよね。

(徳丸)売り急いじゃったんだね。

カナメをもらってくれるって人も
現れないでしょ。

この間 テレビで

ペットの老人ホームっていうのを
見たの。

聞いた事あります。

だけど
すごくお金がかかるって…。

うん…。

私が こんなふうだから

カナメまで
元気なくなっちゃって…。

ご飯 食べてくれないのよ。

カナメちゃんは 今 どこに?

えっ? あら…。
カナメ? カナメ?

(徳丸)カナメちゃん。

(徳丸)トキワさん。
はい。

カナメちゃん…。
(鳴き声)

ちょっと 背中をつまんでね
離してごらん。

はい。

すぐ うちに連れていこうか。
はい。

♬~

これは…。

肝臓の腫瘍ですか。

堀川くん 診察中よ。

(堀川)カナメちゃんを
もらってもいいって人から

問い合わせがあったんですよ。
でも これって…。

かなり危険な状態だ。

肝門部に近いし 摘出は難しい…。

少し出血してるかもしれないな。

ええ。

お前だったら できるだろう。

そんな…
つらい思いさせるの嫌です。

カナメちゃんは まだ若いです。

手術をして腫瘍を摘出すれば
あと5年…

いや 10年だって
生きられる可能性があります。

そんなに…?

千津さん…

虹の橋って知ってますか?

虹の橋…?

ええ。

天国の手前にある橋なんです。

この世を去った動物たちが
行く所です。

そこには もう
病気も 老いもなくて

元気な姿で飛び回れるんです。

飼い主さんは
そこで 別れたシッポたちに

もう一度
出会う事ができるんです。

そしたら
もう 永遠に離れる事はない。

天国に向かって 一緒に
虹の橋を渡っていくんです。

私が先に逝っちゃったら?

その時は 虹の橋まで
迎えに行ってあげてください。

先生 優しいんだね。

♬~

カナメの事 助けてやって。

お願いします。

♬~

千津さんの気持ちは
受け取りました。

頑張ります。

肝臓外側右葉の
腫瘍摘出術を始めます。

徳丸先生 堀川くん
よろしくお願いします。

(堀川)お願いします。

♬~

(オギの鳴き声)

♬~

(堀川)すっげえ血…。

はあ… 右葉が見えないですね。

点滴 早めてください。
(堀川)はい。

癒着がある。
剥離は綿棒で丁寧にね。

はい。

♬~

カナメちゃんの手術
終わりました。

手術は 無事成功です。

先生 ありがとう。

カナメ… カナメ… よかったね。

カナメ よかったね。

よかった…。

(千津)よかった…。

(徳丸)千津さん カナメの事は
わしに任せてくれんかな?

(千津)えっ?
うん… 今 住んでる所に

飼い主をなくした動物の家を
作ろうって考えてるんだ。

飼い主がいなくても
動物たちが最後まで

幸せに暮らせる場所にする
つもりなんだ。

まあ カナメの事は
心配しないでいい。

わしが最後まで面倒を見る。
なっ。

だから 千津さん あんたはな…

一日でも長くな 元気でいろよ。

(徳丸)ねっ。

♬~

(千津の声)あなた

この家も見納めよ。

毎日 よくしゃべったわね。

よく笑い合ったわね。
フフッ…。

楽しい毎日でした。

カナメ

徳丸先生のお家に行ったらね

いい子にして
かわいがってもらうのよ。

(カナメの鳴き声)

カナメ…。

お母さん
なんだか くたびれちゃった…。

カナメ…。

虹の橋に行ったらね
お母さんの事 探してくれる?

私も カナメの事 探すからね。

♬~

あれ?

なんだ 不用心だな。

千津さーん。

(チャイム)
千津さーん。

(チャイム)

待ってるって
言ってたんですけどね。

ちょっと 先生?

あっ… お邪魔します。

千津さん…!

♬~

わかりました。
先生も お気を落とさないように。

(徳丸の声)千津さん

あんた 独りぼっちなんかじゃ
なかったじゃないか。

♬~

うん 美味しい。

でしょ?
うん。

新しいけど サービスもいいし

尻尾まで
あんこも詰まってるし。

♬~

♬~

♬~

♬~

(携帯電話の振動音)

徳丸先生からだ…。

♬~

へえ~。 カナメちゃんも
元気にしてるみたいです。

♬~

千津さんも
きっと 天国で安心してますね。

(携帯電話を閉じる音)
どうかしましたか?

いえ…。
何 書いてあったんですか?

いや なんも書いてないですよ。
いや そんな事ないでしょ。

今 なんか隠しましたよね?
隠してないです!

隠したでしょ!
隠してないです 隠してないです。

隠した!
隠してないです!

(徳丸の声)「お前には
熟れた動物看護師がお似合いだ」

本当に くだらない…。
余計 気になるじゃないですか。

出してください!
本当に… 本当に くだらない事…。

難しい手術になります。
この子を助けられる確率は

きわめて低いです。
(堀川)危険な事はわかってます。

でも チャレンジしたいんです!
(田代)無謀なチャレンジなど

あってはならない!
(女性)医療ミスがあったって…。

トキワさん?
(スタッフ)無理な手術をしたと噂に…。

(堀川)情報が拡散されて
あちこちで炎上しています。