ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

獣になれない私たち 第3話 新垣結衣、松田龍平、田中圭、黒木華、犬飼貴丈… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『獣になれない私たち#03』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 呉羽
  2. 斎藤
  3. ハァ
  4. 深海
  5. 京谷
  6. 恒星
  7. 社長
  8. ドア
  9. 花井
  10. 晶さん

f:id:dramalog:20181024230126p:plain

『獣になれない私たち#03』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

☆無料で民放各局の動画視聴ができるTVerティーバー)!まずはココから!
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

※その他、無料お試し期間のあるVODサービス各社との比較について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

dramalog.hatenablog.com 

 

 

獣になれない私たち#03[解][字][デ]

ワンマン社長に謎の昇進をさせられて晶(新垣結衣)の業務改善の要求はうやむやに!?そして恒星(松田龍平)が抱える「失踪した兄の秘密」とは?急展開の第3話!

詳細情報
出演者
新垣結衣松田龍平田中圭黒木華/犬飼貴丈、伊藤沙莉近藤公園、一ノ瀬ワタル/菊地凛子松尾貴史山内圭哉田中美佐子 
【ゲスト】吉村界人、三浦誠己、大河内浩ほか
番組内容
ワンマン社長・九十九(山内圭哉)へ決死の業務改善要求をした結果、うやむやのまま「特別チーフクリエイター」に昇進させられてしまった晶(新垣結衣)。晶は、元彼女の朱里(黒木華)のことで疲れ切っている彼氏の京谷(田中圭)の前では自分のことは何も言えない…
一方、恒星(松田龍平)の事務所に、突然訪ねてきた叔父から告げられたのは、数年前から行方不明になっていた兄が東京にいるらしいという情報だった…
監督・演出
【演出】 相沢淳
原作・脚本
【脚本】野木亜紀子
音楽
【ドラマ主題歌】あいみょん「今夜このまま」(unBORDE / ワーナーミュージック・ジャパン
【ドラマ挿入歌】ビッケブランカ「まっしろ」(avex trax)
【音楽】平野義久
制作
【プロデューサー】松本京子、大塚英治(ケイファクトリー
【協力プロデューサー】鈴木亜希乃
【制作協力】ケイファクトリー
【製作著作】日本テレビ

 


(高梨)
今年も よろしくお願いします。

(根元恒星) ハッハハ。

安っ。

どうしましょうね。

(高梨) どうしようもありません。

始めた以上 やるしかないでしょ。

たかが300万で
粉飾決算に加担なんて

割が合いませんよね。

(高梨) 私に言われても…。

決算書類は 来月にお持ちします。

大変ですね
おにいさん思いなばっかりに。

家族は大事ですから。

(女2) ハハハ…!
(女1) 笑い過ぎだわ。

(女2) ハハハ…!

(女1) 最近 あの人 来てます?

会計士の事務所が近くにある。

(タクラマカン斎藤) えっ 根元事務所?
恒星ちゃんのこと?

その人。
(女2) 誰?

(斎藤) タップ・ワン
ロロビアのサワーセゾン。

(女1)
前に話した激烈最悪だった話。

フフっ ここで飲んでて
声 掛けられて

その時 彼氏もいなかったし

まぁ いいかなって
事務所まで行ったんですよ。

(女2) あっ あぁ!
(斎藤) えぇ!

最中に爆睡されたってやつ?
(女1) そ~れ!

(斎藤) あら~ ごめんねぇ。

彼 酒好きだけど
酒 強くないから。

しかも 朝起きて ひとの顔見て

「誰だか分かんないけど
帰ってくんない?」

…って最悪じゃないですか?
(女2) 最悪。

(斎藤) タクラマカンに免じて
許さなくていいから。

(ドアが開く音)
いらっしゃ…。

(ドアが閉まる音)

こんばんは。
恒星ちゃん いらっしゃい…。

え~ 俺は…。
(斎藤) 復興エールは?

あぁ じゃあ それで。
(斎藤) はい。

先に こっちのお会計
お願いしま~す!

(斎藤) あぁ はい… はいはい。

(女2) ごちそうさまでした。
(斎藤) はいはいはい。

もうね これ ちょうど…。

25円まけとく。
(女2) ホント?

はい じゃあ ちょうど…。
どうもありがとうございます。

ごめんねぇ。
(女2) 行こう 行こう…。

(斎藤) ありがとう。

また来てくださいね。

あっ 彼氏?
(花井京谷) えっ?

…さん? あっ 晶さんの。

あぁ あぁ… はい。

お仕事 何されてるんですか?

あぁ あの…

樫村地所です。

大手 エリートですね。

いえ そんな…。

そちらは…。

会計士です。
ですよね。

えっ?
いや 何か その…

近くに事務所があるって…。
(ドアの開閉音)

もう~ 恒星ちゃん。

何だよ?

いいんだけどね 恒星ちゃん。

軽々しく呼ぶなよ 何だよ?
(物音)

あっ スーツケース…
これ邪魔だから ちょっと

向こうで預かっときますね。
すいません。

出張ですか?

あ~ いえ あの…

晶の家に泊まりに。

お泊まり いいですね。

いえ。

単に自宅に問題があって…。

(ドアが開く音)

(斎藤) いらっしゃ~い。
(深海 晶) こんばんは。

ごめん お待たせ… 残業で。

分担が ままならなくて。
分担?

特別チーフ… アドバイザー?
に昇進して。

おめでとう。
おめでたくはないの。

ないの?
ない 疲れた。

(斎藤) 晶ちゃん 何にする?
え~ じゃあ…。

(斎藤) はい。

漏電ですか?
はい?

何か 日本のメーカーの家電でも

中のパーツが海外の工場で

安いクズパーツに
すり替わっちゃってて

気付かないまま使ってるうちに
漏電して発火。

サイレントチェンジっていって
問題になってるみたいですよ。

電機メーカーにとって
死活問題だよなぁ。

家電の話 してたの?
いや。

彼 自宅で問題があって
帰れないんだって。

漏電かと思って。

えっ? そりゃ大変だね。
あぁ いや あの…。

やっぱり帰ろうかな…。
(斎藤) えっ?

ちょっと疲れちゃった。

帰る… あっ ごめんなさい。

ねっ。

でさ その女のコのほうがさ
「最中で寝られた」とか言って

俺 ビール噴いちゃったよ。

あ~ 恒星さん
そういう人だからね。

えっ 何 最中で寝る人?

それは知らない
適当に女のコに声掛けて

適当に
お持ち帰りしちゃうような。

あぁ 女のコのほうも
軽そうだったもんな ないなぁ。

おっ!

(鍵が開く音)

(ドアが開く音)

よいしょ。

着替え 何日分持って来たの?

おっ…。

ごめん 晶も仕事あるのに。

部屋 どれぐらいひどい?

(花井の声) ハリケーンの後?

(花井の声) 俺の顔見ると
物 ぶん投げるから

家にいたら 部屋が破壊される。

(晶の声) 何で そんなことに。

来月までに引っ越して

仕事 真面目に探せ
って言ったから。

(晶の声) 何とかなりそう?

(花井の声) なるといいけど…。

♬~

大変だったね。

あ~… 晶がいなかったら
俺 ストレスで死んでる~。

あ~ 癒やされる~。

俺が来た時 いた女?

連れ込んどいて覚えてないの?

はぁ~。
えっ?

あっ。

(斎藤) ん?
ごめん 客 減らしたか。

いやいや あんまり来ない
お客さんだから いいんだけどね。

1周年の時は来てくれてて。

周年…。
(斎藤) うん。

あぁ。
思い出した?

あの日 俺 記憶飛んでてさ。

ベロベロだったもんね。

あいつ 晶のことを誘ったらしい。

誰が?
俺が… ひと晩どうですかって。

え~ やめてよ。

問題なし あっさり断られて

その覚えてない女に行ったみたい。

何?

晶ちゃんのこと
キモいとか何とか言って

ホントは好みなんじゃないの?

え~?

いや ないな。

まず ない。

だったら 何で誘ったの?

何でだろ?


♬~

(筧) 今朝 駅で
花井さん見掛けたんですけど

電車 いつもと逆でしたよね?

ハァ… ちょっとな。

深海さんの家に
泊まったんですか?

まぁな。

えっ 何? はぁ? えっ あ…。

やっぱり 花井さんのマンションに
住んでるの

深海さんじゃないんだ。
ちょちょちょ…。

は? えっ? 何 言ってんの?

バーベキューの時の電気代の話。

「あんまり暑いから
クーラー つけっ放しで

電気代がオーバーして怒られた」。

怒られました

(筧) でも 俺が花井さんから
同居人のせいで

電気代が すげぇかかったって
愚痴を聞いたの冬です。

今年の2月。

何で 部長たちに

深海さんと同棲してるなんて
うそついたんですか?

お前が余計なこと言うからさ…。

(筧) 本当は…。
シッ!

誰と住んでるんですか?

座敷わらし。

(筧) はぁ…。

♬~

(朱里) 安っ。

出たよ 「経験者」。

フフっ。

おい おいおいおい… おいおい。

うわぁ…。

お前 高いねぇ。

私より高いよ。

ヒュヒュ ヒュヒュヒュ。

(ボタンを押す音)

あっ 303の花井なら うちです。
(チャイム)

(宅配業者) あっ 花井さん
サイン お願いします。

は~い。

煮干し。

おかき。

ピーナツせんべいは セーフ。

(朱里) ん?

よいしょ。

「晶」。

♬~

上野君 用があるなら どうぞ。

普通に… 普通に どうぞ。

(上野)
ミヤコ特産の件なんですけど…。

あっ はい どうぞ。
(椅子をたたく音)

ハァ… ハァ…。

ECサイトのリニューアルを
うちに任せるに当たって

何か もうひと押し欲しい
って言われて。

ゴーヤーを使った
何かキャッチーなものっていう要望が。

社長が そういうのは
深海さんが得意だから

一緒に考えてもらえって。

得意って どこから そんな話が…。

特別チーフクリエイターの

「クリエイター」の部分だって
言ってました。

その広範囲な肩書
私 まだ納得してないんだけどな。

やっぱり迷惑ですよね
僕となんて…。

あっ そうじゃなくて
迷惑とかじゃなくて…。

私はただ 仕事の分担が…。

分かりました 一緒に考えます。

いいんですか?
はい…。

写真 撮らせてもらって
いいですか? はい… はい?

深海さんの写真
スマホの待ち受けにしたくて。

毎日眺めれば 好きって気持ちが
盛り上がるんじゃないかなって。

好きじゃないものを
無理して盛り上げなくてもねぇ。

(上野) 社長も飾ってますよね
原 節子さん。

(上野) 見習えば あれくらい
傍若無人に生きられるのかなって。

上野君 社長の傍若無人
原 節子さんには

何の関係もないと思うよ。

(カメラの連写音)

(夢子) ばっちり! どうせなら
ツーショットでしょ。

送ってあげるから
待ち受けに使いなよ。

松任谷さん…。

僕が僕の顔を見て
どうするんですか!

スマホを開くたびに
自分の顔なんて… 地獄です!

僕は深海さんのワンショットが
欲しいんです!

深海さんを
待ち受けにしたいんです!

声が大っきい…。
(夢子) え~ 私は いつも

彼氏とのツーショットだよ。
うわ~…。

(夢子)
見るたびにハッピーになれるよ。

(上野) 自分基準で
考えないでもらえますか?

(夢子)
自分基準以外で何を考えんの?
2人とも 仕事中。

(九十九) お前ら‼

仲ええやないか!

営業部も ようやく まとまり
っちゅうもんが出て来たな!

深海の特別チーフクリエイター就任は
大正解や!

新しい肩書入れた名刺な
早 作っとけ。

ほな 行って来る!

(社員たち)
いってらっしゃいませ。

(カメラの連写音)

これは?

素晴らしいです!
送ってください。

あっ 上野君のアドレス知らない。

(上野) 早急に 至急。

グレた~い。


(岡持) えぇ~~~!

恒星さん… これ 何すか?

うっせぇな。

それ?

(岡持) 札束に見えるんすけど…。

ゴミ箱に札束入れるヤツは
いないだろう。

あ… じゃあ これ
ゴミ箱に見えて金庫のやつだ!

だとしたら
随分 フリーダムな金庫だな。

(ノック)

≪すいません≫

どうぞ。

あ…。
(根元亮一) 恒ちゃん 久しぶり。

どうしたんですか?

(亮一) 最近 こっちに
おかあさんから連絡 来た?

俺の母親のことですか?
そう 奈保子さん。

いえ 来てないですけど。

どうぞ。

叔父さんに
連絡があったんですか?

うん 陽太君のことで。

奈保子さん 陽太君のこと
諦め切れないみたいで。

(岡持) えっ! 陽太って
恒星さんの隠し子か何かですか?

何でだよ! 兄貴 俺の。

(岡持)
えっ! おにいさん いたんすね!

どんな? 似てます?

似てはないですね。
答えなくて大丈夫です。

ほら 丼持って 帰れよ!

はい。

(岡持) ありがとうございました。
泥棒。

置いてけ。

(岡持) ヘヘっ。

すいません。
(ドアが閉まる音)

それで?
(亮一) うん 陽太君の居所をね

東京の興信所に頼んで
調べてもらってくれって

これ 送って来て。

今 東京にいるんですか?

陽太君 会社つぶしてから
作業員してたでしょ?

その時の同僚が
こっちの日雇いの現場で

似た人を見掛けた
って言ってんだって。

奈保子さん どうして
恒ちゃんに頼まないで

私に送って来たんだか…。

母は 兄が行方をくらましたのを
俺のせいだと思ってるんです。

まぁ 実際そうなんですけど。

(亮一) でも 恒ちゃんは
陽太君の借金を助けたんだよね?

私は そう聞いたけど。

兄は子供の頃から優秀で
みんなの人気者だったから

弟の俺に助けられたのが
我慢できなかったんです。

それで姿を消した。

でも 恒ちゃんが陽太君を
助けたのは間違いないんだから

責任を感じることなんて…。

責任は感じてません。

ただ いっときの感情で
バカなことしたな

…と思ってるだけです。
(亮一) バカなこと?

叔父さんは 父の弟ってだけで
母とは関係ありませんし

無視して大丈夫です
父は もう死んだんだし。

まぁ そういうわけにもね…。

いなくなったのは
兄の意思ですから。

僕は 家族として

兄の意思を尊重したいと
思ってます。

(呉羽)
まだ全部来てないけど 一点物は
すぐ なくなっちゃうから

選ぶなら今 服は一期一会。

一期一会。
「これ着たい!」と思った時に

すぐ買わないと。
瞬発力が必要ですね。

今は? どういう服が欲しい?

強そうなやつを。
(呉羽) 強そう?

傍若無人な社長に勝てそうな。

ん~…。

あっ これは?

いいね~ セクシー!

もう少し布があったほうが…。
(呉羽) えっ そう?

あっ でも 原 節子から離れるには
これぐらいのほうがいいのかも。

原 節子?
精神的な女神です。

いいじゃん 女神! 自由の象徴!

自由… これ?
これ。

自由の女神って
結構 険しい顔してんだよね。

好きだったなぁ~。

本物 見たんですか?

(呉羽) 2年ちょい住んでた。
へぇ~。

自由を手に入れるには
必要なんだよ~ 戦いが。

あっ! これは?

戦闘力 高そう。

これにします。

お買い上げ
ありがとうございます。

まだ レジないから

イベント始まってから
値札だけ持って来て。

いいんですか?
そんな ツケ払いみたいな。

(呉羽) 恒星の友達でしょ~?
袋 入れるね~。

友達というほど友達でも…。

行きつけのお店が同じ
っていうだけで。

面倒くさいヤツだけど
よろしく頼むよ~。

恒星さんと呉羽さんって…。

最初はね 持ち帰ったの。
あぁ そういう…。

私が。
「私が」?

そう! 恒星が その辺にいて
暇そうだったから。

意外と続いたんだよね
長く 緩~く 付かず離れず。

まぁ 何にもなければ

今も続いてたかも。
何も?

車がさ ビュンビュン行き交ってる
道路で

信号も 何もないんだけど

わ!って飛び出して わ~って

反対側まで渡りた~い
って思うことない?

危ないですよね 迷惑だし。
それな。

それで お持ち帰り?
まぁ… その時は そうかな。

でも 渡り切ったつもりで
渡れてなかったんだよ。

渡り切るより前に すんごい所から
すんごいスピードの車が

わ~って突っ込んで来て。

まぁ 軽いケガで済んだんだけど

この道ではない… みたいな。

今のは…?
恒星と別れた理由。

難しくて よく…。

これ着て 走って!
ド~ンと 渡り切れ!

渡る前に 大きな障害物が…。

(呉羽) ムカつく社長なんて
ぶん殴れば?

今のは 社長じゃなくて
彼氏の話で。

(呉羽)
彼氏? 彼氏をぶん殴りたい話?

殴りたいんじゃなくて
むしろ… 逆なんですけど。

(ドアが開く音)

おかえり。
ただいま。

おかえり。

ただいま。

子供ってさ 何で あんなに
目がキレイなんだろうな。

白目がクリアで濁ってなくて。

お肌もスベスベだよね。
うん。

生まれたまま
キレイでいられたらいいのに。

晶 キレイじゃん。

子供 かわいいだろうな 晶の子。

でも 女の子だと…
心配だよな 何かと。

男がいいか… いや!

女の子も捨て難いなぁ…。

うちの妹 小笠原にいる。

子供の頃は かわいかったんだよ。

今じゃ
生意気なことしか言わない。

言ってなかったけど この前ね…。

同僚の男の人から

「深海さんのこと好きになっても
いいですか?」って言われた。

ん… どんな人?

営業部の
入ったばっかりの若いコ。

年下?

えっ 何て答えたの?

付き合えないけど
そのコが勝手に好きな分には

私が とやかく言うことじゃ ない
って。

あ… だよな。

それだけ?

だって 晶 そいつのこと
好きになんないだろ?

ならないけど…。

ん?

(着信音)

誰だ? こんな時間に。
(着信音)

ん? おふくろ?
(着信音)

(着信音)

(花井千春)
ねぇ 晶さん お金に困ってる?

はぁ?

(千春) ほら 晶さんのお母さん
マルチ商法

晶さんのお金 勝手に使い込んだ
とか言ってたじゃない。

また何か
そういうの あったんじゃない?

いや?

えっ… 何で そう思ったの?

サキちゃん! 地元の
サキちゃんから電話もらって

「この変な魚の絵 ちーちゃんの
へしこマンじゃない?」

…って言って来て。

ん? ん…? 地元って
母さんの福井の?

それと晶が 何?

ネットオークション?

♬~

ん~… 即決来た~!

♬~


(堀田) 根元!

あ… すいません
お待たせしました。

(堀田) 急に悪いな。

予習ゼロですけど
どんな会社ですか?

毎年 大きな問題なしの
無限定適正企業。

あ~ じゃあ楽ですね。

そろそろ事務所 畳んで
うちに戻れよ。

フッ… 人 足りてないんですか?

人はいるが 使えるヤツがいない。

嫌ですよ~ そんな監査法人

年俸 弾むぞ~?

俺 入れたら後悔します。

(堀田) 毒舌ぐらいは我慢する
限定付き適正意見。

いや~ それだけじゃ
済まないですねぇ。

えっ?

どれぐらい?

不適正意見。

そりゃダメだ。
フフ…。

えっ 調べたの?

俺が調べるって言ったじゃん。

(千春)
だ~って気持ち悪いじゃない!

配達した人の話だとね
マンションの下で

「花井は うちです」って言った
若い女がいるんだって。

はぁ… 気持ち悪いわよねぇ。

そういうの ほら… 宅配便泥棒
みたいなのじゃないかって。

警察に届けて
ちゃんと調べてもらわないと。

け… 警察は待って。
(千春) えっ?

あっ いや… 俺のほうで…。

隣の人かもしれないし。

とにかく 俺が調べるから
余計なことはしないで。

余計なことって。

私が悪いことしたみたい…。

ハァ…。

(花井凛人) ちーちゃん。
うん。

じぃじ ス~ハ~してない。

ス…。

(千春) ハァ… ハァ…。

ハァ ハァ ハァ…。

ハァ…。

寝てるだけ! フフフ…。

ほら おいで ハァ…。

(千春) フフっ。

よっ!

じぃじね

体 動かなくて

すご~く すご~く
弱くなってるから

ス~ハ~する息もね

ほんの少しなの。

じぃじ シセツに行かないの?

施設?

シセツに行ったほうがいいよ。

誰かがそう言った?

そうすると
みんな 幸せなんだって。

♬~

じぃじね…。

弱いけど 息してるの。

お話しもできないし

ごはんも食べられないけど…。

克己さんは ちゃんと生きてる。

かつみさん?

うん。

ちーちゃんの だ~い好きな人。

はい おはようさん!
(社員たち) おはようございます。

おはようございます。
何や 自分 また反抗期か。

いま一度 私の担当を
確認したいんですが…。

みんな よう聞いてや!

近日中に 鶴丸食品さんの
専務さんと会うことになった!

天草製薬さんの紹介や!

業界最大手の鶴丸食品さんの
仕事 取れたら

これ 大っきいで~!

忙しなんで~!

そん時は担当 松任谷!
えっ!

(九十九) で 上野!

リーダーに深海!

頼んだで!

社長!
(九十九) あっ せや。

来週の金沢出張の
飛行機と宿 取っといて。

あの…。
(九十九) 佐久間と俺と2人な。

で 周辺に めぼしい企業
どっかあったら

スケジュールと合わせて
まとめといて。

もし私が営業のリーダーなら

そうした秘書業務は
他の方にお願いします。

何でもかんでもは…。
そうかて 他のもんに頼んだら

飛行機の席も 部屋の場所も
うまいこと行かへんねん。

そのたんびに
俺の士気が下がんねん。

これ どういうことか分かる?
機会損失や。

ですから 早く秘書を雇って…。

何遍も言うな 分かっとるわ!
今 探してんねん!

探してんねんけど
マシな人材がおれへんねんもん!

ですが分担が…。

ブンタン ブンタン
ブンタン ブンタン 何やねん!

俺はザボン派や!

柑橘類の呼び名の話ではなく…。
(九十九) ザボンの話は

俺の貴重な時間を消費するほど
価値のあるもんなんですか?

俺の1分に対する費用対効果は
なんぼなんですか?

俺の時間を使うた暁には
でっかい でっかい見返りが

頂けますのんか!?

答えてよ!

見んといて!

あんなのと戦えない…。

(夢子) ドンマイ。

あの勢いに勝つには
どうしたらいいと思う?

深海さんが分かんないこと
うちらが分かるわけ

ない ない ない。

松任谷さんは
仕事 つらくないの?

そりゃ 社長は あんなだし
嫌だけど

深海さん いるから。

辞めちゃった営業部長も 多分

深海さんがいれば何とかなる
って思ったんだと思う。

何ともならないし なってない。

(夢子) なってる なってる!
自信 持ちなって。

さっき来てたよ 新しい名刺 はい。

誰が頼んだの?

(夢子) さぁ?

♬~

ハァ…。

ハァ…。

わっ!

(佐久間) はい。

あ… ありがとうございます!
(佐久間) うん。

特別チーフクリエイター
なんていう

何だか分からない役職に
なってしまって

今まで以上に何でもかんでも
やらされる未来しか見えません。

(佐久間)
社長の下 誰も続かないからな~。

あの人は 頭の回転が速過ぎるのが
不幸なんだよ。

常人のCPUが
シングルコアなところを

トリプルコア?

社長は社長で
つらいんじゃないかなぁ。

佐久間さん。
うん?

もし そうだとしても

私に そういうこと
言わないでもらっていいですか?

えっ ごめん… 何? 何で?

(構内アナウンス)
各駅停車 谷中銀座行きが
8両編成で到着します。

黄色い線の内側に
お下がりください。

2番線に
谷中銀座行きがまいります。

(構内アナウンス)
ご乗車ありがとうございました
新京橋 新京橋に到着です。

2番線に到着の電車は
谷中銀座行きです。

(発車のベル)
(構内アナウンス) 発車します。

閉まるドアにご注意ください。

こんばんは。

あっ こんばんは。

電車通勤 知らない人かと
思ってました。

えっ?
自由そうだから。

会社勤めしてましたよ 監査法人

今日は 古巣の先輩に
ヘルプで呼ばれて。

へぇ~。

電車のホーム 怖いですよね。

何か飛び込んじゃいそうで。

飛び込みそうになったこと
あるんですか?

俺はないけど

担当してる会社の経営者から
聞くことがあって。

怖いから
いつも柱にしがみついてる。

聞いてもいいですか? あの…。

飛び込もうと思ったことなんて
ありません。

はい。

いや 何で声掛けたのかなって。

全然 覚えてないんだよ。

5tapの周年で
俺が晶さんを誘ったって話。

あぁ。

好みじゃないし…。

それは どうも。

キモいって思ってたし。

ありがとうございます。

俺が誘ったってホント?

そんなうそ つきません。

だよね。

あっ もしかして
この前のことも覚えてない?

事務所の前で
「寄ってかないか?」って。

「ここから始まる恋も
あるかもしれない」とか何とか

寒いこと言ってたけど。

ここから始まる恋も
あるかもしれない

それは覚えてる
あん時は 晶さんが

「恋したいの」とか言い出したから
誘ってんのかなって。

今は恋がしたい

誘ってません。

1周年の時も いきなりでしたよ。

晶ちゃん お待たせ

ありがとうございます

あら いらっしゃい

おめでとう~!

拍手

(斎藤)じゃ~ん!
ナインテイルドキャッツ!

お~! すご~い!
拍手と歓声

はい 2本~!

拍手と歓声

(晶の声) 斎藤さんが
ビンテージビールを開けて

お店が わ~って盛り上がって。

あっ!
思い出した?

ナインテイルドキャッツ!

俺が飲むって言ったの
勝手に開けやがって。

(斎藤) 自分が酔っぱらってるのが
悪いんじゃない。

私も飲みたかったなぁ。

(斎藤) あれ?
晶ちゃん 飲めなかったの?

ひと口も?
はい 飲みそびれて。

次の周年まで お預けだね。
はい。

周年…?

じゃあ どうすれば
よかったんだよ?

お前には関係ない!


♪~

朱里! 母さんからの荷物
勝手にオークションに出したろ?

そういうことするか? 普通。

(朱里) すごい
出品したの よく分かったね。

物は? 早く出して。
即決で売れたから送っちゃった。

マジかよ? なぁ 大体さぁ…。

足元! 危ない。
足?

何だよ…?

何だよ これ!

引っ越すにしても ペット可の物件
探し直さなきゃね。

フフフ…。
え…。

あれ 何か深刻?

千春さんに何て言う?

お酢が ウサギさんに化けた?

千春さん
介護で毎日 大変なんだよね?

俺たちが結婚するのが
今 唯一の楽しみだって。

言えないよなぁ…。

はぁ?
だから 住んでんの。

彼氏の家に元カノが。

え~?

それ バラしちゃっていいの?

(呉羽)
えっ? 口止めされてない。

もうすぐ4年だって。

4年?
(呉羽) うん。

まぁ デッカい事故でも
起こんない限り

続くんだろうねぇ うん。

もう起きてんじゃない? 事故。

千春さんは 京谷が
1人暮らしだって信じてる。

私も千春さんに
うそつくしかない。

これ いつまで続ける?

別れたい?

その聞き方は ずるい。

ごめん。

おっす! 呉羽 来ました。

あのバカ…。

怖い 怖い 止めて 止めて。
無理無理無理…。

要は どうしたいかって話
あんたが。

はい?
呉羽さん…。

今 あんたがやってることは

不倫男が 「妻とは別れるつもりだ
信じてくれ」って言いながら

ずるずる ずるずる ずるずる
二股掛けてんのと同じなの。

呉羽さん…。
二股は掛けていません。

結婚してないし 不倫でもない。

似たようなもんでしょ
2人の女とやってんなら。

やってません!
やってないの。

(呉羽) えっ レス?

いや… やってますけど。
やってます。

やってんじゃん。
いや 違くて!

もう一人のほうとは この4年
キスはおろか

手も触れてもいなくて
実質無関係の ただの同居人で。

えっ 触りもしない女と
何で住んでんの?

それは…。
京谷の責任感です。

責任!? 取れてないでしょうが。

呉羽。

結果的に そうだけど

元は彼女が仕事つらくて辞めたい
っていうのを ほっとけなくて

京谷が家に住まわせてあげて
っていう

流れが… 事情があって。

当時は私も他に彼氏がいて
でも 京谷と2人で

お互いに相手と別れて付き合おう
って決めて

ちゃんと話して 京谷も彼女と
別れることになって…。

でも 彼女が

「仕事が見つかるまで
少しだけ待って」って。

「別れるけど
それまで待ってくれ」って。

だから京谷は 強引に
追い出すことができなくて…。

だって そうですよね。

貯金もない 仕事もない
自分が家に呼んだ彼女を

他の人を好きになったからって
ほっぽり出せますか?

出せないよ
それができる人は いいよ。

好きに
自由に生きてるんですよね。

でも できない人もいるの
私もそう 京谷もそう。

今の状況がおかしいことも
お互いに分かってるの。

分かってる。

♬~

バカ。

♬~

ハァ…。

♬~

ごめん かばわせて。

京谷のためじゃ ない。

京谷は悪くないって
そう思わないと

気付いちゃうから。

京谷に
ないがしろにされてるって。

本当は…

愛されてないって
そう思っちゃうから。

認めたくないから
惨めになりたくないから

かばうしかないんだよ。

愛してるよ!

ねぇ…。

大事だよ 晶のこと。

今日は帰って。

うるさくして ごめんなさい
先 帰ります。

また来てね。

(ドアの開閉音)

♬~

送って。
えっ?

私のせいなんだから フォロー。
何で俺が?

(呉羽) いいから。

どこまでも勝手だな。

足 速っ!

呉羽が反省してる。

代わりに ごめんね。

ハァ…。

どいつも こいつも。

謝ればいいと思うな!

すいません…。

ちょっと言いたくなっただけです。

呉羽さんは正しい。

間違ってるのは私たちです。

まぁ 完璧な財務諸表は
ありませんからね。

あ~ 財務諸表は

企業が業績を表すために作る
会計書類で…。

それは分かる。

どんな会社の財務諸表も必ず
何かしらの瑕疵はあるわけで。

無限定適正意見の場合…。

無限定適正意見は
監査用語ですけど

投資家の意思決定に影響しない
小さな瑕疵。

要するに 小さな欠点や問題に
関してはOKとする。

え~…。

御社の場合

4年にわたり元カノと
同棲しているという問題は…。

ちっとも小さくないと思う。

ですよね。

…とすると次のケース。

限定付き適正意見になりますね。

限定付き?

一部はおかしいけど
全体としてはセーフという意見。

京谷が別の女と暮らしてても

それ以外に問題がなければOK?

フッ。

OKかどうかは
ご自身で判断していただいて…。

周りが どう言おうと
2人がよければ いいんじゃない?

よくない。

ちっとも よくない
どう考えても よくない!

ですよねぇ。

えっ?
送ります。

いいよ 帰れる。
呉羽の指令だから。

ありがとう。

…と 呉羽さんに。
はい。

あっ 思い出しました。

俺が晶さんを誘った日のこと。

聞きます?

一応。

俺には兄がいるんだけど

子供の頃から優秀で
両親の自慢の兄で。

俺は そんな兄貴に
いつも指導されて

助けられる立場で。

でも 一度だけ
俺が助けるチャンスがあって。

おかげで足を滑らせることに
なったんだけど

感謝されるどころか…。

(根元陽太)助けてくれなんて
俺は言ってない

じゃあ どうすれば
よかったんだよ?

(陽太)お前には関係ない!

親父の会社だろ?

俺は ずっと… これまで ずっと
やって来たんだ

あんなことさえなきゃ

(根元の声) 恨まれて

揚げ句に とんずらされました。

そんなことがあった日に
5tapでやけ酒あおってたら

晶さんがいた。

2本~!
うわ~!

晶ちゃん 手伝って
は~い

すごい!
うまい!

いいな… あっ はい
お願いします

(根元の声)
何か 兄貴みたいだなぁ。

いつも笑顔の人気者。

ハハハ…

♬~

おいしいでしょ?
すごい もう贅沢

貴重ですよ これは
ねぇ 大丈夫ですか?

こんなに奮発しちゃって
大丈夫 大丈夫

来年もやるから

(根元の声) それで

心から… 嫌いだなって。

はい?

俺は子供の頃から
兄貴のことが嫌いで

嫌い嫌いも好きのうち
なんて話じゃなくて

ホントに この世で一番嫌いで。

あいつの会社がつぶれそうだって
聞いた時も

あの優等生が俺に助けられたら
どんな顔すんだろうなって

見たくなったからなんだ。

フッ。

俺もバカだよな。

そんなことで一生を棒に振って。

あの すいません
話 戻してもいいですか?

はい。

この世で一番嫌いなヤツに
私が似てたから誘ったんですか?

そういうことになりますね。

ひねくれ過ぎじゃない?

だね。

痛い思いさせたかったのかな?

ホントに最低。

フッフフ…。

まぁ 何事もなかったし。

それは 私が断ったから
事なきを得たんです。

フッ 確かに。

晶さんは 男見る目あるわ。

♬~

何 情けない顔してんだか。

自業自得でしょ。

自業自得…。

なのかなぁ…。

あ?

だって どうしたら
よかったんですか?

朱里 放り出せばよかった?
晶と別れればよかった?

そんなの何度も思いましたよ。

初めから朱里のこと 家に
住まわせなければよかったって。

だけど タイムマシンないんで。

ドラえもんは いないんだよ
引き出し開けたって。

面倒くさっ!

俺だって面倒くさいよ。

(車のクラクション)

ハァ… 愛されてないなんてさ~。

何で そんなこと…。

ハァ…。

ねぇ…。
はい?

何?

いいから。
よくないよ。

ちょちょ… よくない!
よくない!

(車のクラクション)

感じ悪ぃ。

ここでいいです。

そう?

じゃあ。

一応 言っとくけど

今は そんなに嫌いじゃないよ。

どっちでもいいです
ただの客同士だし。

じゃあ 5tapで。

5tapで。

♬~