ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

相棒 season 17 第2話 石坂浩二、とよた真帆、利重剛、谷村美月、芦名星… ドラマのキャスト・音楽など…

『相棒 season 17 #2』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 鋼太郎
  2. 鐵太郎
  3. 遺体
  4. アライグマ
  5. 冨貴江
  6. 親父
  7. 記者
  8. 警察
  9. 祥さん
  10. 殺した

f:id:dramalog:20181024221039p:plain

『相棒 season 17 #2』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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dramalog.hatenablog.com 

 

 

相棒 season 17 #2[解][字]

特命係“反撃”開始!!
辞職に追い込まれた右京が、さらなる窮地に立たされる!?
資産家一族の完全犯罪は成し遂げられてしまうのか…
事件は、ついに最終局面へ!!

詳細情報
◇番組内容
第2話~拡大スペシャル 『ボディ~二重の罠』
国家公安委員・三上冨貴江(とよた真帆)の一家が起こした完全犯罪。冨貴江は離れ家を破壊され、甲斐峯秋(石坂浩二)にクレームをつける。そんな中、『週刊フォトス』風間楓子(芦名星)が警察非難の記事を掲載し、右京(水谷豊)は正式に辞表を書くよう上層部から迫られる。果たして、特命係は遺体を発見できるのか…!?そして、事件の深層に隠された驚くべき真実とは…!?
◇出演者
水谷豊、反町隆史
鈴木杏樹、川原和久、山中崇史、山西惇、浅利陽介神保悟志、田中隆三、小野了片桐竜次
杉本哲太石坂浩二
【ゲスト】とよた真帆利重剛谷村美月芦名星柄本明
◇スタッフ
【脚本】輿水泰弘
【監督】橋本一
◇音楽
池頼広
◇おしらせ
最新情報はツイッターでも!
ツイッターhttps://twitter.com/AibouNow
【番組HP】http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

 


(鑓鞍兵衛)本当に
鬼束鐵太郎からだったのかなあ?

(鑓鞍)
実は違ったんじゃないかなあ?

(杉下右京)殺人の線も

まんざらでは
なくなってきましたかねぇ。

(冠城 亘)いろいろ
怪しくなってきましたね。

(鬼束鋼太郎)
遺体は大丈夫だろうな?

黙ってたら あの2人
どんな無茶するか わかんねえぞ。

杉下右京
首をかけてますから。

(中園照生)何!?
(内村完爾)首だと!?

離れ家を壊せば遺体は出ます。
必ず。

♬~

(三上冨貴江)暴徒を2人
送ってよこした責任 重いですよ!

(甲斐峯秋)
相変わらず 辛辣だねえ。

(衣笠藤治の声)
出ませんでしたか…。

また基礎からやり直しですねぇ。

なんて言い草?

お詫びは また。

(甲斐)いや… 親切のつもりが
仇になってしまって

誠に申し訳ない事をした。

僕は 君を まんざら
知らないわけじゃないからね

君が馬鹿げた犯罪を犯すとは
これっぽっちも思ってないよ。

ただね

一方で
杉下右京という人物についても

評価してきたんだ。

彼は 馬鹿な間違いを
起こすような男じゃないよ。

一緒にいる冠城亘についても
そうだ。

お調子者を気取ってるが
非常に切れる男だ。

甲斐さんが

あのデストロイヤー2名を
かばいたい気持ちは

よくわかります。
部下ですもんね。

ハハハッ
デストロイヤーか。

僕はね 今 正直
混乱してるんだよ。

混乱?
うん。

君と杉下右京
がっぷり四つで勝負するなんて

想像をはるかに超えた異常事態に
見舞われてるんだからね。

(携帯電話の着信音)

すいません。
マナーにしとき忘れました。

うるさいから出ますね。

(呼び出し音)

(冨貴江)「ちょっと なんなのよ?」

いいかげんにしなさいよ。

(鋼太郎)どうしても
出てほしかったから 仕方なくさ。

今…。

「あの2人が謝罪に来てるよ」
えっ?

(鬼束 祥)
アンリ・ルソーって人の絵です。

ええ。
『馬を襲うジャガー』ですねぇ。

(祥)有名なんですか?

絵画に興味がおありならば
ご存じなんじゃありませんかね?

私は全く…。

ご主人の趣味?

いいえ。 2番目の奥様が
お好きだったそうで。

壁の汚れを隠すために
ずっと飾ってたんですが

リフォームで
きれいにしたけど

せっかくだから
飾っておこうかって。

これは『草上の昼食』
クロード・モネです。

確か 1866年の作品でしたか。

絵 お好きですか?

あっ… ハハハッ。

一枚一枚 拝見しているうちに

いつの間にか 大広間から
こんな所まで来てしまいました。

(鋼太郎)どれもレプリカですよ。
価値なんかない。

謝りに来た人 屋敷ん中
案内して歩いて どうすんだよ。

正直 謝罪の言葉なんかより

破壊した離れ家 なんとかしてくれ
ってのが本音ですけどね。

それ言われると 耳が痛いです。

あっ… 離れ家の建て直しは
いつ開始なさるんですか?

早くなさらないと

増殖して 手に負えなくなった

縄文土器の置き場にも
困るでしょうしね。

大きなお世話ですよ!

国家権力 盾にして

人ん家 ぶち壊しといて
何 言ってんですか!

お気に障ったならば 謝ります。

(携帯電話の着信音)
あっ… すいません。

(携帯電話の着信音)

おはようございます。

鐵太郎さん本人から 着信が?

まあ
チラッと見ただけなんだけどね

間違いない。

なるほど。

三上冨貴江が
犯罪に手を染めるとは

どうしても思えんのだがね。

しかし そんな事は あくまで
個人的な心証に過ぎんからね。

ただ これだけは言える。

彼女は 侮れない女だよ。

♬~

(鋼太郎)よし いけ!
そのまま そのまま その調子!

上がれ 上がれ 上がれ!
よし そうだ!

そう 上がれ 上がれ!
やっぱり 「上」だな。

いける いける いける いける!
どんどん いけ いけ いけ…!

どんどん… 馬鹿!
何? 何? 下がるんじゃねえよ。

ほら
上がれ 上がれ 上がれ 上がれ。

駄目だって!
下がっちゃ駄目だって!

待て 待て ほら。 駄目! 上がれ!

上がれっつってんだろ 上がれ!
あ~!

ああ…!
やられた。 「下」だったか…。

わずか60秒で 100万スルなんて
どうかしてる。

その逆もあるんだ。

バイナリーオプションの醍醐味は
そこだ。

通算で
どれぐらい勝ってるんですか?

聞くな。 いずれ勝つ。

(携帯電話の着信音)
あっ…。

なんだ? 電源切るの忘れてた。

駄目ですよ 切っとかないと。

誰からだろう?

(電話が切れる音)
おっ…!

今度は 君 掛けてください。

えっ? 僕もですか?
せっかくですから。

番号 言います。
ああ ちょっと待ってください。

早く 電源…。
えっ? ああ…。

(携帯電話の着信音)
おっと…。

(呼び出し音)

(電話が切れる音)
あっ…。

電源 落としたようです。

そうですか。 さすがに
出るとは思っていませんが

これで我々の意図は
十分 伝わるはずですよ。

(鋼太郎)2件とも
表示されたのは携帯番号だ。

少なくとも 親父のこれには
登録されてない人物からって事。

しかも 立て続けに2件…。

気持ち悪いな。

(青木年男)こんな事 言うの
なんですが

いつまで居座る気ですか?

今 残務整理の最中なので…。

いたずら電話が残務整理ですか。

お前もするか?

馬鹿馬鹿しい。

(鋼太郎の声)
杉下右京と冠城亘の?

あなたから連絡もらって
急いで調べたら

2人の携帯番号だった。

なんで 親父の携帯に…?

バレてんのか 俺が持ってるの。

バレてるかどうかは
わかんないけど

挑発である事は
間違いないわね。

挑発?

いざとなったら 私が番号ぐらい
調べられるのを見越して

掛けてきてるのよ。

だからって 2人に
文句言えるわけないでしょ?

ですね。
それこそ やぶ蛇。

行方不明者の着信の履歴を
知ってるなんて おかしいもの。

確かにな。

口では
謝罪なんて言っておきながら

あの2人
ジワジワ圧力かけてきてるのよ。

そいつは間違いないな。

それより どうしよう 親父の携帯。

始末しようとするでしょうねぇ。

いつまでも持っているのは
危険ですから。

ええ。
しかし こういうプレッシャーは

疑心暗鬼を
呼ぶものですからねぇ。

捨てたくとも
さて どこに捨てるべきか

大いに悩むでしょう。

確かに。 下手な所 捨てて
発見されたら

目も当てられないですからね。

♬~

どうしたんですか?

考えてみると
意外と厄介だよな。

(ピアノの音)

こいつ。
(ピアノの音)

さっさと捨てちゃえば
いいじゃないですか。

どこに?
(ピアノの音)

ゴミ捨て場に。

ゴミ捨て場?

だったら 川とか海とか…。

俺 見張られてるかも
しれないだろ。

捨てた途端に お縄は嫌だよ。

(冨貴江)そもそも こんなもの
オモチャにするからよ。

つけ込まれる事になるんだわ。

(鋼太郎)
オモチャになんかしてないだろ。

親父が行方不明になるまでの間

生きてるように見せかけるために
使ったんじゃないか。

(冨貴江)
無事 行方不明になった時

お義父様に
戻せばよかったじゃない。

それをしないで持ち歩くなんて
オモチャにしているのと一緒よ。

(鋼太郎)う~ん もう…。

俺を非難するより
こいつの処分を考えてくれよ。

だから お義父様に戻すのが
一番いいでしょ。

所有者の手を離れて
携帯だけが出歩いてるのが

問題なんでしょうが。

遺体に戻せって事か。

そりゃそうだな。
それが自然だ。

おい 頼むよ。

あっ…。

俺が そんな気持ち悪い事
できるわけないだろう?

遺体を移す時 戻せばいいわよ。

移すんですか?
ええ。

どこへ?
もっと安全な場所。

いや 何も移さなくたって…
今だって見つかってないんだし。

ねえ この状況 わかってる?

もはや お義父様の生存か死亡が
確認されるまで

いつまでも
疑惑が くすぶり続けるの。

警察で失踪届が受理されて
名実共に死亡が認定されるまで

あと7年もかかるの!

その間 ずっと 遺体が
発見されるんじゃないかって

おびえるなんて ごめんだわ!

(携帯電話の着信音)

(鋼太郎)
ここで出りゃいいじゃないか。

仕事の電話なの。

だったら
構わないだろ ここだって。

どうせ ヤング・スワローさ。

こんなさなかに お盛んだね!

もしもし。

(中迫教之)すいません 夜に。
(冨貴江)どうしたの?

さっき 突然
『週刊フォトス』の記者が現れて…。

えっ?

風間楓子って記者。

(風間楓子)お目にかかりたいと
思っていた矢先

そちらから ご連絡頂けて
ありがたかったです。

お仕事でしょうから

あなたの行動にも
一定の理解を示すし

あれこれ言うつもりはない。

ただ ひと言…。

恥を知れ。

中迫教之さん。

先生のゼミの学生さんですけど
お付き合いなさってますよね?

(冨貴江)
ゼミの子だから 交流はあるわ。

男女の仲ですよね?

いいえ。

中迫さんも
否定なさってました。

そりゃそうでしょ。

こんなの
なんの証拠にもならないわ。

私たちが1枚しか写真を
持ってないと お思いですか?

どっちにしろ
記事にするんでしょ?

そっちがそうするなら

こちらも
対抗措置を講じるだけよ。

事と次第では…

引っ込めます。

何?

この件は 記事にはしません。

事と次第って?

♬~

(楓子の声)
警視庁の杉下さんと冠城さんが

お宅に興味を持ってますよね?

2人は お宅の何を
探ってらっしゃるんですか?

♬~

(楓子)
こう言ったら失礼ですけど

単なる行方不明案件に
のめり込むような

お二人じゃないんで。

(衣笠)『週刊フォトス』!

何が「家一軒 破壊」だ。
小さな離れ家だろうが!

(大河内春樹)こういう手合いの
雑誌の強みは

記事の正確性を 最初から
放棄しているところです。

ああ。
読者も 求めているのは刺激性。

正確性など 二の次だからな。

まさか 第二弾で

またぞろ
警察に喧嘩売ってくるとは

思いませんでしたが。

流行りの不倫ネタでも
やると思いました?

それにしても この
三上女史が語ったとされるくだり

殊に泣かせますねぇ。

「今回 あらぬ嫌疑をかけられて

乱暴とも思える家宅捜索を
受けましたが…」

(冨貴江の声)「わたくしは

正当な手続きによる
適正な捜査であったと

理解しています」

「警察が日夜

市民の安全のために
身を粉にして働いているのを

よく知っていますし

わたくしは
彼らの正義を疑った事は

一度もありません」

「今回の事も 確かに

警察の思い違いなどがあった事は
事実でしょうが

あくまでも 捜査上での事」

「わたくしが警察に恨みを抱く事は
一切ありませんし

国家公安委員という立場からも

警察への信頼は
揺るぎないものである事を

申し上げておきます」

(記者)先生! ちょっと
お話をお聞かせ願えますか?

こんな所にまで入ってきちゃ
駄目ですよ。

先生 警察に対して 本当に
怒りを感じてないんですか?

国家公安委員として
警察を許せるんですか?

(鑓鞍)ヘヘヘヘヘッ…。

ヘヘヘヘ…。

したたかだねえ~ フフッ。

ほら。

ハハハッ。

ハハハハ…。

(大河内)手続きに瑕疵はなく

捜査は適正であったと
認識しております。

家一軒 ぶち壊して 適正ですか?

(大河内)
家一軒というのは大げさであり

実態と かけ離れた表現ですが

何より 持ち主には
捜査が適正であった事も含め

十分なご理解を
頂いておりますので。

結果的に誤認であった事で
当該捜査員に懲戒処分などは?

捜査は
適正に行われておりますので

懲戒などは あり得ません。

(大河内)わかっていらっしゃる
とは思いますが…。

(角田六郎)
あれは あくまでも建前ですね?

ええ。 記者会見で 「懲戒処分は
あり得ない」と言ったのは

懲戒実施 イコール
捜査不適正となり

非を認めてしまう事に
なるからに過ぎません。

もちろん 承知していますよ。

わざわざ そんな事を?

(せき払い)
残務整理は いつ済むんですか?

まもなく 済む予定です。

正式に辞表をお書き頂けますか。

残務整理が終了し次第
受理します。

そうしろという
副総監のお達しなので。

警察のメンツを立てつつ
その動きを封じ込めた。

三上冨貴江に軍配だな。

なるほど。

(青木)辞表のテンプレありますよ。
用意しましょうか?

ああ 頼む。
手間 省けますもんね?

ええ。 ひとつだけ…。

いちいち先回りして
僕の代わりに返事をするの

やめて頂けますか?

あっ… 以後 気をつけます。
(せき払い)

海外じゃ

ホメロスでさえ 時には
居眠りをする」と言うそうだが

さすがのあんたも
今回は本当にしくじったのか?

それとも…。

♬~

♬~

いいよ いいよ
いいよ いいよ いいよ!

♬~

祥~!

来た!
コンクリと一緒に また現れた!

なんだ お前ら!
勝手に入ってきて!

いよいよ
コンクリートの流し込みですねぇ。

この日を待っていました。

今すぐ出ていけ。
ここは私有地だぞ!

基礎にコンクリートを流し込む

このタイミングしかないと
思っていましたのでね。

おい 人の話を聞け!

あなたこそ 聞きなさい!

いったん調べの入った ここ以上に
安全な場所はない。

そう考えて ゆうべ
移し替えたのではありませんか?

無事にコンクリートが流されれば
半永久的に発見されないと。

どうですか?
ああ…。

言われて よく見たら
ここんとこ ちょっと変だな。

掘ってもらえますか?
うん。

(鋼太郎)お… おい おい よせよ!
や… やめろって!

どんな権限で掘り起こすんだ!

それは 工事を請け負った職人の
権限でしょ。

あっ 責任ありますもんね?
そりゃそうよ。

変なもん埋まってたら
基礎の強度に影響すっからさ

コンクリ流せねえもん。

♬~

うん? なんだ? こりゃ。

慎重に お願いします。

♬~

竹林に埋まってたって
言ったよね?

ええ ゆうべまで。

今朝は
離れ家の基礎部分ですけど。

どちらにせよ 土中って事ね。
ええ。

ずっと 土の中って考えると
死後2カ月ってとこだね。

死因は?

(伊丹憲一)
縄文の壺で 頭部を殴打した…。

(伊丹)そういう事ですか?
ええ。

(芹沢慶二)ご主人が?

そうです。

ソファクッションで
窒息させた?

ええ。

(芹沢)奥さんが?
そうです。

夫婦で
言い分が食い違ってるのか?

(芹沢)ええ 真っ向から。
お互い 殺したのは相手だと。

もう一人
若い後妻は なんと言ってる?

(伊丹の声)殺したのは
三上冨貴江だと言ってます。

鋼太郎の供述と同じか…。

おい… 何やってんだ? お前!

(鬼束鐵太郎のうめき声)

やめろ 馬鹿!

ううっ…。

(鋼太郎)馬鹿! 何やってんだ…。
(冨貴江)ああーっ!

死んじゃうだろ!

♬~

(鋼太郎)祥! 祥!

(鋼太郎)親父が死んだ!
息してないよ!

♬~

鐵太郎さん…。

(鋼太郎の声)祥が
必死の救命措置を施しましたが

親父は息を吹き返す事なく…。

嘘よ そんなの!
全くの でたらめだわ。

私が お義父さんをだなんて…
冗談じゃない!

(芹沢)まあ まあ まあ まあ…
興奮なさらずに。

解剖の結果
死因がわかりましてね

窒息死でした。

えっ?

「ちなみに 被害者の頭部に
外傷はありませんでしたよ」

(伊丹)「解剖の結果からは

先生の 縄文の壺で殴った
って供述のほうが

でたらめって事になりますね」

「(ため息)」

君の大好きな状況に
なってきましたねぇ。

ええ。 カオスですね。

(ドアの開く音)

誰か来ましたよ。
(記者)誰か来た。

(記者)誰だ?
(記者)誰? 誰?

誰だ? 誰だ?

(善波圭佑)中は誰もいませんから
お帰りください。

あなたは?

わたくし
鬼束学園の顧問弁護士です。

(記者)お名前は?
(記者たち)お名前は?

はい はい はい はい…。

(記者)名刺ください!
(記者)はい! はい! はい!

(記者)
ください 名刺。 名刺ください。

(記者たち)ああ~…。

(善波)はい はい はい はい…。

マスコミの皆さんで
仲良く情報共有してください。

問い合わせには応じますが
まだ何も お話しできません。

とにかく ここからは
一刻も早く お引き取りを。

どちらへ?
クライアントの所へ。

指紋は ひとつも検出されず?

(益子桑栄)きれいさっぱり
拭き取られてるな。

持ち主の指紋すら
ないっていうのは

勝手に使ってた奴が
拭き取ったからですよね?

持ち主の指紋だけ残して拭き取る
なんて芸当は できないから。

こいつは困ったな…。

いや… 当然 奥様と鋼太郎さん
そして 祥さん

お三人の弁護をするつもりで
参ったんですが

お話 聞いたところ
む… 無理だな。

えっ?
(善波)利益相反になっちゃう。

おっしゃってる事が
完全に対立してます。

だったら あなたの事務所から
もう一人 出して。

うちの事務所から出しても
同じ事ですよ。

どっか よその弁護士 頼まないと。

とにかく
誰でもいいから 連れてきて

向こうに あてがって。

(ため息)
わかりました。

ねえ 私
このまま帰ってもいいわよね?

だって
任意で 聴取 受けてるのよ。

帰るなんて言ったら
途端に 逮捕状 取られますよ。

死体遺棄容疑は明白ですから
強制的に勾留になるでしょうね。

この私に
ブタ箱に泊まれって言うの?

どなたであろうと
遺体を隠したりすると

ブタ箱に泊まる事になります。

(机をたたく音)

失礼しました。

鑓鞍先生に連絡して。
言付け お願い。

どうぞ おくつろぎください。
鑓鞍は まもなく参ります。

ありがとう。

(内村)ふん… いいご身分だな。

逮捕状を取ってしまうという
選択肢もありましたが

事情聴取には
100パーセント応じる

無論 証拠隠滅の恐れもない
という事から 特別に…。

「泣く子と地頭には勝てぬ」か…。

(冨貴江)
ずうずうしいお願いをして

申し訳ありませんでした。

いや なんの。

あたしも あんたと内密で
話したい事があったんでね。

(冨貴江)内密で?

そう。

(冨貴江)なんでしょう?

辞表を書いてくれるかい?

国家公安委

辞任してちょうだいな。

サインしてくれるだけでいいよ。

こういうのは
早いとこ済ませたほうがいいから。

ここ 好きに使って。

もちろん
ルームサービスもいいよ。

あたしのおごり。

(鑓鞍)ああ 時間に正確だね。

(鑓鞍)甲斐さんとこの若い衆。

ああ… 知ってるか。

ホテル泊まりの件
甲斐さんと相談したのよ。

甲斐さんも あんたの力になりたい
って言っててね。

この2人 役に立つってさ。

便宜供与は お嫌いなんじゃ?

なんとでも言って。

実は 我々

鐵太郎さんの携帯の
通信記録を調べましてね。

発見された鐵太郎さんの
ご遺体と一緒に

携帯電話もありましたけど

あれって ずっと
誰か お持ちだったでしょ?

指紋が全て拭き取られてたんで

あとから戻したのは
間違いないと思いますが。

まあ 我々は

鋼太郎さんではないかと
思っているのですが。

6月7日
午後1時32分を皮切りに

断続的に 鐵太郎さんは
あなたの携帯へ発信し

7回目に
1分17秒 通話しています。

これは あなたが

国家公安委員会の定例会に
出席していた時の事ですが

覚えてらっしゃいますよね?

この通話の最初

驚いたように 「あなたなの?」と
通話相手に問いかけたのを

鑓鞍先生が
お聞きになっています。

鐵太郎さんの名前が表示された
電話に出たのに

先の問いかけは奇妙ですねぇ。

すなわち 鐵太郎さんではなく
鋼太郎さんだったのでは?

♬~

だんまりですか…。

今 あなた
かなり状況不利ですよ。

何しろ 2対1ですもん。

鋼太郎さんと祥さん2人が
先生の供述を否定してる。

いいですか
国家公安委員という特権も

歴然たる犯罪の前では
通用しませんよ。

フッ…。

もはや 私は
社会的には破滅した人間。

だけど やってもいない
殺人の罪を負うのは ごめんだわ。

ならば
本当の事をお話しください。

おっしゃるとおり
義父からの電話だと思って出たら

主人だった。

あなたなの? なんで?

(鋼太郎)「驚くな。 親父を殺した」

えっ!?

「殺した」と はっきり
そうおっしゃったわけですね?

そうじゃなきゃ
泡食って帰ったりしないわ。

おかえり。

ああ…。

君のためだよ。

(冠城の声)
「あなたのために殺した」と

そう言ったわけですか。

それにしても
なぜ殺さなきゃならなかったと?

義父が 不倫を理由に

私を家から追い出そうと
してたからだって。

不倫の相手は
中迫教之くんですよね? ゼミの。

ええ。

鐵太郎さんが
調査会社から受け取っていた

あなたの不倫に関する報告書が
お宅から押収されてます。

そして

その殺さなければならなかった
理由は

そっくりそのまま
あなたの殺害動機になりますねぇ。

ご主人は こう供述してます。

犯行前夜 あなたは

鐵太郎さんから
不倫の事実を突きつけられ

鋼太郎さんとの離婚を迫られた。
嘘よ。

その翌日 鐵太郎さんが
高血圧で倒れた事を連絡すると

あなたは
仕事を切り上げて帰宅した。

ちょっと
びっくりしたんですけどね

慌てて帰ってきたんで。

まあ 前夜の事もあるから

殊勝な態度で看病でもするのかな
って思ってたら

鎮静剤で寝てる親父の顔に
クッションを押し当てて殺すとは…。

嘘っぱちよ。
何もかも でたらめ!

しかし 鐵太郎さんの遺体からは
鎮静剤の成分が検出されています。

血圧で
ちょっと 倒れちゃったんで

そのお薬 飲ませて
ソファで休ませていたんです。

検出された成分は
間違いなく処方薬であり

主治医からも 確かに処方した
という証言が得られています。

そして 祥さんは
こうも言っています。

ソファで眠っていた
鐵太郎さんを…。

逆上した冨貴江さんが

クッションで殺したって
聞きました。

私は 呼ばれて
部屋に駆けつけたんで

その瞬間を見ていたわけじゃ
ありませんけど。

嘘 嘘 嘘! 全て嘘!

義父は
じゅうたんの上に倒れてて

そのじゅうたんには
大きな血痕があって

そばには
割れた土器が落ちてたの!

鐵太郎さんの頭部の傷は
ご覧になりましたか?

傷? いいえ。

祥が 血まみれの父をきれいにして
寝かせたって言ってたから

あえて 傷は確認しなかった。

たとえ そうじゃなくたって

傷なんか いちいち確認しないわよ
そんな状況で!

おっしゃるとおりかも
しれませんが

事ここに至っては

確認なさらなかったのは
痛恨の極みですねぇ。

何しろ 犯行現場である大広間は
リフォームされてしまい

血痕のあるじゅうたんも
割れた縄文土器

何もかも残っていませんから

あなたの供述を裏付ける証拠は
何も…。

リフォーム言い出したの
私なの。

自分で
自分の首 絞めたようなもんね。

お気の毒です。

だけど あなたみたいに

知性と教養に満ちあふれた人が
なぜ?

少なくとも 死体遺棄について
否定のしようがない。

そんな馬鹿げた事を…。

甲斐峯秋も戸惑ってます。

恋々としたくなるような地位を
得た人間ならば わかるはずよ。

仮に 自分の過ちで失うのだって
我慢できないのに

ましてや 人の落ち度で
それを失うなんて

我慢できるわけないじゃない!

人の落ち度…
すなわち ご主人のって事ですね?

あの人のせいで

私のキャリアが
台なしになるなんて

真っ平だったのよ!

♬~

(チャイム)

♬~

事情聴取に伺いました。

どうぞ。

(伊丹)失礼します。

(ため息)
どうも。

特命…。

出張事情聴取 ご苦労さまです。

(伊丹)何やってんだよ? ここで。
もう おいとまするところです。

いや それじゃ
答えになってないでしょ。

どうも。

どいた どいた…。

♬~

あなたの供述は
鋼太郎さんのものと

非常に
よくマッチしているのですが

素朴な疑問が ひとつ。

ご主人を殺した人物と結託して
死体遺棄という罪を犯した点です。

どういう思考の変遷があると
そんな具合になるのでしょうねぇ。

普通ならば 殺した人物を
告発してしかるべきです。

愛する人
殺されたのですからねぇ。

端的に申し上げれば

三上冨貴江さんを
殺人犯として訴え出なかったのが

不思議なんですよ。

そればかりか
遺体を隠す事にまで加担して。

鋼太郎さんに
泣いて頼まれてしまって…。

はい?

(鋼太郎の声)なあ 祥 頼む!

(泣き声)

俺は あいつを殺人犯で
社会的に葬ってしまうのは

忍びないんだよ。

だって
喧嘩を売ったのは親父のほうだ。

追い出すなんて言われたら
誰だって逆上するさ!

かわいそうすぎるだろ。

なんとか助けてやりたいんだよ!

(泣き声)

なあ いいだろ?

お前だって そもそも 金目当てで
親父と一緒になったんだから。

(冠城の声)金目当て?

ええ。 70過ぎの老人と
愛し合ったとでも?

そうあってほしいと思ってました。

俺 こう見えて
ロマンチストなんで。

すみません ご期待に沿えずに。

つまり あなたにとって
夫 鐵太郎さんの死は

それほど悲しい事ではなく

当然 殺した相手への怒りも
それほどでもなく

むしろ 殺した相手を
かばおうとしている

鋼太郎さんに
ほだされてしまったと?

(冠城の声)しかしですよ

あなた 間男されたんですよね。

自分を裏切ってた妻を
かばおうと思いますか?

むしろ 率先して
破滅させてやりたいと

思うんじゃありません?

そりゃ 不倫の事実を知った時は

はらわたが
煮えくり返りましたけどね。

それで 相手を憎めりゃ
苦労しませんよ。

惚れた弱みってやつかな…。

惚れた弱み?

わかります?
フッ… わかりますよ。

俺 こう見えて
ロマンチストなんで。

(笑い声)

(鋼太郎)
いっそ 心底 あいつを憎めれば

こんな事にはならなかったのに。
ねえ?

まあ 惚れた腫れたは
いったん おくとして

鐵太郎さんの
携帯なんですがねぇ…。

(杉下の声)あれ
お使いになってましたよね?

鐵太郎さんの死後。

フフフッ…。

うーん…
実は 親父の携帯 使ったのも

惚れた弱みの一環でね。
はい?

いや 確かに
偽装工作に使いましたけど

一方で 冨貴江との連絡用に。
ええ。

っていうのも
僕の携帯から電話しても

あいつ 出ないんですよ。
無視。

ひどいでしょう? ハハハッ…。

まあ そんなふうに虐げられても

僕は なんとかして
あいつを助けてやりたかった…。

そういう事です。

それほど ぞっこんだった奥様は

あなたから 鐵太郎さんを殺した
という電話を受けて

血相を変えて帰宅したと
おっしゃっていますよ。

あなたの供述とは
随分違いますねぇ。

はあ… ハハハハ…。

ここは 僕 妻に対して
怒っていいとこですよね?

人殺しの濡れ衣まで
着せられてるんですもんねえ?

ええ。

でも 怒れないのよねえ…。

それが惚れた弱みなんだろうね。

(月本幸子)惚れた弱みですか…。

好きって感情は
時に人をおかしくする。

一種の副作用なんですかね
恋愛の。

女将さんが言うと
妙に説得力ありますね。

そんなの嘘っぱちですよ。

うん?

鬼束鋼太郎の言ってる
惚れた弱みなんて。

あそこの夫婦は
冷め切ってますから。

その証拠に
鋼太郎と鬼束祥はデキてる。

祥と…?

君が言うと 妙に説得力あるけど。

なるほど。 それが本当だとすると

やはり 惚れた弱みなのかも
しれませんねぇ。

♬~

(冨貴江の声)義父は
じゅうたんの上に倒れてて

そのじゅうたんには
大きな血痕があって

そばには
割れた土器が落ちてたの!

いくら力説されたところで
何も残っちゃいないですからね。

(善波)どちら様?

まあ
一般の方とは思いませんけど。

警視庁の冠城です。
こちらは 杉下。

鬼束学園の顧問弁護士を
務めております 善波です。

よろしくどうぞ。

ぶっちゃけ
殺人での立件は可能ですか?

理事長が殺された事は
間違いないとしても

犯人 特定できないでしょ?

ええ 非常に難しい状況です。

互いに 相手が殺したって
言い合ってますからね…。

頭を痛めています。

立場上 弁護
お引き受けになるんですよね?

ええ。
どちらの?

両方は無理ですよね?

鋼太郎さん側の弁護をします。

奥様からは

自分のほうの弁護をしろと
言われていたのですが

諸々 検討の結果

奥様は
別の弁護士にお任せしようと…。

(冠城の声)なるほど。

ところで このお屋敷には

小動物の類いは
現れませんかねぇ?

なんです? やぶから棒に。

やぶから棒ならぬ
竹林からタヌキなどを期待して

実は 先日
お屋敷を歩いたのですが

とうとう
何も出なかったものですからねぇ。

前にアライグマが出ましたよ。

おやおや アライグマが?
そうですか…。

今は出ませんかね?

いやあ… そのアライグマもね
悪さするんで

業者に頼んで
取っ捕まえてもらいましてね。

駆除したわけですか?

いや ところがね 最初は
そのつもりで頼んだようですけど

結局
ペットとして飼う事になって…。

ペットで…?

まあ 日本のアライグマなんて

元々
ペットが野生化したわけだから

まあ そういう対処もありかと。
話 聞いた時は 笑いましたけどね。

で そのアライグマは
今は どこに?

(善波)ああ… ああ…。

ここで飼ってたんですけどね…。

(善波)
凶暴で人に懐かないみたいだし

気をつけてくださいね。

狂犬病 大丈夫でしょうね?
シャレにならないですよ。

ちゃんとやってます。

私 まんざら
素人じゃありませんよ。

(鳴き声)

いなくなっちゃったなあ…。

ああ…。

(善波)ああ ありました。
これです。

おや?

アライグマのもの
でしょうかねぇ?

…みたいに見えますけど。

そんなに
アライグマが気になりますか?

ええ とっても。

行方不明なのが
大いに気になりましてね…。

ご存じありませんか?

知らないわよ。

祥が飼ってたんだから
祥に聞けば?

ケージと首輪は
納戸にありました。

首輪に残っていた毛を
調べたところ

アライグマのものだという事が
判明しています。

間違いないよ アライグマだよ。
だから なんだよ?

どこへ
行ってしまったのでしょうか?

大事なペットですよね?

(鋼太郎のため息)

今度は
行方不明のアライグマ捜しですか。

つくづく わかんない人だな
あなた方は。

なんなら
また 離れ家でも壊したら

出てくるんじゃないですか?

なるほど。

不謹慎ながら 鐵太郎さん同様
アライグマは

もう死んでるんじゃないかなんて
言ってたんですけど

今のは
それを裏付ける発言ですね。

ええ。

揚げ足取りも いいとこだよ!

あなた 殺しましたね?

何 言ってんだ あんた!

大体 アライグマの生き死になんて
どうだっていいじゃないか!

アライグマではありませんよ
鐵太郎さんです。

あなた 殺しましたね?
鐵太郎さんを。

なんなの? 突然。

突然のように
お感じになりましたか?

アライグマの話題が振られた時
ここへ帰結すると

お思いになったんじゃ
ありませんかね?

何回 同じ事 言わせるんだ!

親父を殺したのは冨貴江だって
言ってるじゃないか!

(冨貴江)あなたでしょう!?
(鋼太郎)いいや 君だ!

ゲスだと思ってたけど
ここまでゲスだと…。

(芹沢)はいはい はいはい!
落ち着いてください!

よろしいですか?

三上先生が連絡を受けて 帰宅して
その目で見たという遺体の状況と

実際に発見された遺体の状況で
最も大きく異なるのは 血です。

血 わかりますか? 血液。

外傷のない窒息死の遺体が

三上先生によれば
大量の出血をしていた。

そうです。
適当な事 言ってるんだよ。

なんで…。
なんだよ?

そういう観点で改めて調べたら
遺体から血が検出されたんです。

肉眼ではわからないけど
血液成分が付着していた。

それも 人の血じゃない。

アライグマの血でした。

♬~

遺体は 土器で頭部を殴られて

死んだように
偽装されたわけですよ… ねっ?

遺体は偽装されていた
という可能性を考えた時

真っ先に浮かんだのは
血のりが必要だという事でした。

それも リアルなものが。

まさか ケチャップじゃ
だませませんからねぇ。

その血のりをどう調達したか。

そんな時
アライグマの存在を知ったのです。

鐵太郎さん本人の血を抜いて使う
なんて事も

検討されたかもしれませんが

遺体に
無用な傷を付けたくなかった。

(冠城の声)気の毒に
ペットが犠牲になった。

(杉下の声)無論 相手は

顔に似合わず凶暴と言われる
アライグマです。

簡単には殺されないでしょうから
恐らく

鐵太郎さんの鎮静剤を使って
目的を果たした。

(冨貴江)私が
まんまと だまされたとしても

どうして 殺したのが
主人じゃなくて 祥なの?

それこそが惚れた弱みなんですよ。

2人… そうだったの?

祥さんが鐵太郎さんを殺したと
知った時

鋼太郎さんは驚愕したでしょう。

そして とにもかくにも

祥さんを守るには
どうすればいいかを考えた。

真っ先に選択肢から外れたのは

鐵太郎さんの死亡を
通報する事です。

例えば 病死を偽って。
これは相当のリスクを伴う。

変死扱いで
警察が来てしまいますからねぇ。

殺害が露見する可能性が
非常に高い。

すなわち
通報は避けたいのですが

それには 三上先生を巻き込む
必要があります。

しかし 祥さんが殺したのでは
三上先生を巻き込めないんですよ。

だって 祥さんが殺したのならば
先生 喜んで告発するでしょ?

通常ならば 鐵太郎さんの遺産を
半分相続する権利のある祥さんが

その事で
相続人から外れるわけですから。

早い話 祥さんをかばういわれは
これっぽっちもない。

そこで 鋼太郎さんは
捨て身の作戦に出ました。

自分が殺したと伝えたわけです。

鋼太郎さんが殺したとなると

簡単に告発というわけには
いきませんもんねえ。

鋼太郎さんに相続権がなくなると
祥さんが遺産を総取り。

さすがに それは
我慢ならないでしょう。

不愉快。 まるで 私が
お金のためだけに

今回の事 しでかした
みたいな言い方。

夫の落ち度なんかで
地位を失うのが嫌だったのは

もちろん
そのとおりでしょうけど

遺産の問題も
大きかったんじゃありません?

そもそも 鬼束家の
遺産相続権のない先生にとって

夫 鋼太郎さんは
頼みの綱ですから。

いずれにせよ…
あえて申しましょう。

冷め切った夫婦の利害が一致して

鐵太郎さんの行方不明と
遺体の秘匿が実行されたんです。

さて 死体遺棄については

素直に お認めになっている
3人の供述どおり。

遺体の秘匿については
三上先生の主導で行われましたが

鋼太郎さんは 最初から
万が一の時の保険をかけていた。

それが つまり 遺体の偽装でした。

運悪く 遺体が発見されてしまった
場合には

罪を 三上先生に
なすりつけられるように

工作を施した。

ええ… お二人で。

(鋼太郎)おい。

何やってんだ? お前!

馬鹿! な… 何してんだよ お前!
やめろって。

何してんだよ… 馬鹿。
離せ。

死んじゃうだろ!

(鋼太郎)痛っ…!

息してないよ…。

親父 死んじゃったよ!

人工呼吸しろよ お前!
できるだろ お前!

したければ 自分でしてください。

俺は嫌だよ!
親父に そんな事できねえよ!

どうすんだよ!?

鐵太郎さんが悪いんです。

私 奥さんなのに

お金を ちっとも
自由にさせてくれないから…。

(鋼太郎)祥…。

どうしよう…。

落ち着け。

うん… なんとかしよう。
なっ?

2人で考えれば
なんとかできる。 なっ?

(鋼太郎)なんとかしよう。

(伊丹)っていう事で

3人とも まずは
死体遺棄容疑で逮捕します。

これで 皆さん 正式に被疑者。

これ 令状です。
確認します?

うん…。

あとで 改めて また
ゆっくり お話はお聞きしますよ。

先生も 特別扱いは終了。

いや 違うんだよ。
あの… 俺が殺したんだよ。

あの… 冨貴江に電話したとおり
祥は無関係なんだよ。 うん…。

(芹沢)行きましょう。

(伊丹)先生も どうぞ。

あっ ひとつ…。

三上先生 あなたが 遺体を
土の中に隠してくれたおかげで

こんな季節にもかかわらず
腐敗の進行が遅れて

調べを進める上で
大いに助かりましたよ。

フフ…。

(芹沢)さあ…。

(ヒグラシの鳴き声)

過ちを償う機会を与えて頂いて

お礼を言うべきなのかしら?

僕はね しくじりに対して
どんどん寛容になっている。

それこそ 前は
しくじる人間は許せなかった。

失敗する奴は それまで。

そこで終わり。

やり直せるなんて
思っちゃいなかったんだよ。

今は違うって事ですか?

再チャレンジをする事を
すすめたいと思う。

心底ね。

(たたく音)

フッ… フフッ…。

勝手なもんだね 人間なんて。

♬~

♬~

噂では聞いていたが
確かに やる事が幼稚だな。

(青木)副総監…!?

♬~

一応 約束は果たされたものと
認めよう。

それは どうも。

(紙を丸める音)

くだらんものは撤去しろ。

お前は どう取り繕おうと
今は特命係だ。

あの…。

辞表 破いてもらえますか?

辞表は預かっとく。

お前は クビになる事など
屁とも思わないのだろうが

そうはいっても
その切り札を俺が握っているのは

不愉快だろう?
だから 預かっておく。

無論 しかるべき時には
躊躇なくクビにしてやるから

そのつもりでいろ。

♬~

♬~

だそうです。

なるほど。

〈それぞれ10名様にプレゼント〉

〈詳しくは番組ホームページまで〉

まさに 辞書の神様です。

(大鷹公介)いいかげんにしろ!

取り逃しちゃったじゃないか!
どうしてくれるんだ!

(国島弘明)言葉に
取り憑かれてるだけなんですよ。

「まじまんじ」 君 わかりますか?
(伊丹)めった刺しだな。

必ず見つけます。
緊急配備をお願いします。