ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

連続テレビ小説「半分、青い。」総集編(後編)永野芽郁、松雪泰子、滝藤賢一、佐藤健… ドラマの原作・キャストなど…

連続テレビ小説半分、青い。」総集編(後編)』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 鈴愛
  2. 結婚
  3. 和子
  4. 裕子
  5. 岐阜犬
  6. 自分
  7. ママ
  8. カン
  9. 漫画家
  10. 律君

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連続テレビ小説半分、青い。」総集編(後編)』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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dramalog.hatenablog.com 

 

 

連続テレビ小説半分、青い。」総集編(後編)[解][字]

連続テレビ小説半分、青い。」。漫画家の夢をあきらめたヒロイン・鈴愛の人生は…?後半の見どころを凝縮した88分の総集編後編。名場面が、鮮やかによみがえる!

詳細情報
番組内容
連続テレビ小説半分、青い。」。漫画家引退以降、後半の見どころを凝縮した総集編。何かを半分失っても、ほかのやり方で前に進めばいい…幼少時に片耳を失聴し、失敗や挫折をくり返しながらも、持ち前のユニークな発想とバイタリティで昭和・平成を駆け抜けるヒロイン、鈴愛(すずめ)の姿を描く。もうご覧になった方には懐かしく、ご覧でない方にはわかりやすく、名場面をまとめた見ごたえたっぷりの88分。
出演者
【出演】永野芽郁松雪泰子滝藤賢一佐藤健原田知世谷原章介中村雅俊豊川悦司余貴美子キムラ緑子麻生祐未斎藤工井川遥有田哲平小西真奈美嶋田久作若村麻由美,六角精児,中村倫也ほか
原作・脚本
【作】北川悦吏子

 


お嬢ちゃん 漫画描いてたんだよね?

はい。
へえ すごい。

お嬢ちゃん
100円ショップで働くの初めて?

ああ… 私 お嬢ちゃんじゃないです。

もう28です。

おばさん? えっ?
あっ…。

<1999年 漫画家をやめた鈴愛は

100円ショップで働き始めました>

ああ~。

(笛の音)

♬~

♬「おはよう 世の中」

♬「夢を連れて 繰り返した」

♬「湯気には生活のメロディ」

♬「鶏の 歌声も」

♬「線路 風の話し声も」

♬「すべてはモノラルのメロディ」

♬「涙零れる音は」

♬「咲いた花がはじく雨音」

♬「悲しみに青空を」

♬「つづく日々の道の先を」

♬「塞ぐ影に」

♬「アイデアを」

♬「雨の音で歌を歌おう」

♬「すべて超えて響け」

♬「つづく日々を奏でる人へ」

♬「すべて超えて届け」

♬~

あっ! おはようございます。

俺 あっ いや 僕
今日から ここでバイトの…。

あっ…。

よろしくお願いします。

どっちだ? どっち。

映画?
その 元住吉祥平さんっていう

コート・ダジュール映画祭の
その視点 賞を取った監督がいて

「追憶のかたつむり」知らないですか?

ツイオクノカタツムリ… あんまり。

それが すっごいよくて
今 2作ってるんです。

「追憶のかたつむり2」。

僕 その人について
助監督やってるんです。

まあ 僕は仕事ない時は
こうして短期のバイトしたり。

へえ~。 でも じゃ

涼ちゃんさんは
将来の映画監督さんってことですか。

あっ 「さん」いらないです。

あっ はい。 映画監督。

絶版になったら もう買えんくなる。
今のうちにな。

ハハハッ まっ 心配するな。

草太が会ってくるやろ。

あの子の10年は何やったんやね。

晴さん…。

東京出して 漫画家やめたら。

そんなふうに言ったらあかん。

晴さん。

どんな年月だって 意味があるんやぞ。

神様が そう決めとる。
人間は そう決まっとる。

ほうかね…。

自分の名前で本が出て 御の字やないか。

楡野さん 名前 何ていうんですか?

あっ ちょっと アホっぽい。 あんまり…。
えっ? まっ いいけど。

俺の好きな人と同じ名字なんです。
えっ?

あっ 好きっていうか 尊敬する人…。
へえ…。

漫画家です。
楡野スズメっていうんですけど

すげえ いい漫画描くんです。
え…。

「一瞬に咲け」って漫画が 俺 大好きで。

カメラオタクの女の子と
走り高跳びの男の子の話なんだけど

カメラオタクの女の子が
彼の跳ぶところを撮るんですよね。

それで 跳ぶ瞬間のことを
一瞬に咲けって いいでしょ?

俺 とにかく 楡野スズメ すげえ好きで

次回作
キリンになって待ってるんですけど

なかなか始まらなくて。

あっ キリンになってっていうのは
首長くしてってことです。

キリンに…。

えっ あれ? 何?

ごめんなさい。

次回作はありません。

楡野スズメは漫画家をやめました。

そして…。

こんな どんくさい女です。

ハ… ハンカチ!

あっ ティッシュ…。

あっ!

あの… これで。

拭かないか…。

あっ ここに。

俺 ファンなんで
握手してもらってもいいですか?

<それは 鈴愛が初めてした

自分のファンさんとの握手でした>

よかった…。

よかった。

描いててよかった…。

読んでくれとる人がおった。

もう やめてまったけど

あんなに苦しい思いして

描いとったかいがあった。

うれしい。

ああ 飲みましたね。
うん。

雨だ~。
うん。

左の耳が聞こえなくて。
はい。

傘をさすと
左側に降る雨の音が聞こえない。

ああ… そうか。

私の好きだった人は…。

「両側に雨の降るのって
どんな感じ?」って聞いたら

「傘に落ちる雨の音なんて

そんなに すてきじゃないから

片方くらいで ちょうどいいよ」
って言ったんです。

すてきな人です。

でも 結婚しました。

あっ そうだ!

えっ?

(涼次)ハハハッ うわ~。

鈴愛さん!

楡野鈴愛さん!

傘さしたら 片方だけど

ここに こうして 空の下に立てば

両方 雨降ります!

僕と一緒に雨に打たれませんか!?

フフッ…。

酔っ払い!

でも…

私も酔っ払いだ!

あ~!

踊ったりして。 こんなん。

雨に唄えば」 知らない?

フフッ。

♬~

はい!

ばっ!

おっ! ハハハハッ。

楽しい~!

両方に雨が降ってる!

両方に雨が降ってる!

♬~

好きです 鈴愛さん。

ミー トゥー。

鈴愛さん いっそ…

いっそ 結婚しませんか?

えっ…。

いや 私たち まだ出会って
1週間たってない…。

ロミオとジュリエット」も
5日間の話でした。

涼ちゃんさん まつげ長い?

まつげに 雨 引っ掛かっとる。

すごく好きなんで

結婚しませんか?

ずっと一生 一緒にいたいです。

了解… いたした。

(裕子 藤堂)マジ?
はい!

えっ 結婚って金要るんですか?

当ったり前だろ。

はあ… ただ籍入れて
一緒に暮らせばいいと思ってた。

お前は天涯孤独だから それで…
ごめん。

いえ 今更ですよ。

相手は ちゃんと家族がいるだろ。
名古屋だっけ? 岐阜です。

東海の方は派手だって言うぞ。
結婚式。

 

家からや! 今まで話してない。
居留守を使い続けた。

えっ!? もしかして まだ
おうちに話してないの?

漫画家やめたこと。

弟からは伝わってるはずだけど
直接は。

 

はい もしもし。
(晴)あんた 何やっとる!?

どうして 電話取らんの?

かあちゃん あんた
死んでまったかと思ったよ。

あ… お母ちゃん 心配かけて悪かった。

鈴愛は 私は…。

何い?

結婚します。

はあ!?

何事や?

結婚するって… 誰と!?

うん…。

へえ~!

うん。

あっ 分かった分かった。 うん。

おい 鈴愛 どんなやつや!?

だまされとらへんか!? 年上か? 年下?

初婚か? そいつ 初婚か!?

あっ お前… お金渡しとらへんやろうな!?

切れとるわ。

すてき…。

(晴)目がサファイアで 口がルビーや。

へえ~ すごい…。

かあちゃんが結婚してきた時に
おばあちゃんから もらった。

おばあちゃんが若い時に
使っとったらしい。

いいの?
うん。

あんたが結婚してく時に
あげようと思っとった。

ありがと。 大事にする。

お母ちゃん。
何い 気持ち悪い。

あんたは いつまで言うね?
いい年して お母ちゃんって…。

お母さんって言わせなあかなんだ。
甘かった。

甘ない。

ちょうどいい。

な~に この子は…。

何やね この子は…。

大きなってまって。

結婚してくかね。

♬~

おめでとう 鈴愛。

お母ちゃん…。

♬~

あっ!
ああっ!

鈴愛ちゃん 大丈夫?

あ…。

ああ… 恥ずかしくて見れん。

こういうのは 結婚して

何年もたってから見るもんや
きっと うん。

ん? 何だろ?

え~ 鈴愛さん この度は
おめでとうございます。

せっかく いろんな人 来てくれてるんで

あの~ 最後に ひと言ずつ
もらおうと思います。

すいません。

鈴愛~。
鈴愛ちゃ~ん。

(裕子)かわいかったよ~。
(藤堂)かわいかった~。

(裕子)おめでとう。
(藤堂)おめでとう。

楡野 おめでとう。

人生も また 物語だ。

今日から君は 毎日毎日
少しずつ ペンを入れて

森山鈴愛という物語を
描き続けることになる。

この物語に締め切りはない。

一コマ一コマ 丁寧に 大切に…

描きなさい。

(菱本)鈴愛さん。

まさか あなたに先を越されるとは
思ってなかったけど

ご結婚 おめでとう。

スズちゃん 大好きや!

(菜生)幸せになりゃ~よ。

まあ… 幸せになれよ。

鈴愛ちゃん 幸せにね。 祈っとる。

<鈴愛は
一番 おめでとうと言ってほしい人に

言ってもらえてないことに
気が付きました>

律…。

私 結婚したよ。

<2年後 鈴愛は女の子を出産>

(晴)かわいい。

<涼ちゃんも
映画監督の夢に見切りをつけ

2人で子育てに励むうち
5年がたちました>

(光江)これが生まれた時。

ほんで これが1歳。

ほんで これが2歳!

毎回 ちゃんと
誕生日に取ってたんだもんね~。

カンちゃん お誕生日
ペンキを手に塗ります!

冷た~い!

ほんで これが3歳です。
ほんで 4歳です。

5歳!
(麦 めあり)いっちゃって下さい!

(光江)どうぞ。

(拍手と歓声)
上手~!

え…? えっ? 今 何て?

別れて… ほしい。

女の人?

え?
最近 帰り遅かったから。

いや… 違うよ。

ホン書いてたんだ。 映画のホン シナリオ。

意味分かんないんだけど。

(涼次)俺のホンが認められて 映画になる。

ますます分かんない。

監督デビューするんだ。

昨日見た夢の話?

早く 目 覚ましなよ。
今日 23日だよ。 花野の誕生日。

これ パパとママに見せてくる!

カンちゃん。 あかんわ。
これ拭いてから 拭いてから。

花野のために諦めたんじゃなかったの?

私たち家族のために

安定した生活
選んでくれたんじゃなかったの?

そのつもりだった。
でも 佐野弓子先生に

俺のホンじゃなきゃ
駄目だって言われて…。

ああ 俺 需要あるんだって。

認められてるんだって思って。

ほら みんな 母屋で待ってるから行くよ。

待って 鈴愛ちゃん!

夢の話じゃないんだ。 本当の話なんだ。

佐野弓子先生の
「恋花火」って小説があるんだ。

孤独な中年が昔の同級生に出会うんだ。
憧れてた女性。

俺 この世界を この小説の世界を
立体にできるって思った。

空いた時間に大納言で
趣味だって自分に言い聞かせて

シナリオ書き続けた。
書いて直して 書いて直して

そしたら 4年たってた。

書き上げた時には どうしても
自分で撮りたいって思ったんだ。

私が花野のおしめ替えるのと

一日7回も8回もミルクあげるので
いっぱいいっぱいで

耳うるさいのに夜泣きされて

それは 裏切りじゃないのか?
何で言わなかった!?

言えなかった。

(涼次)鈴愛ちゃんは漫画を諦めた。

僕は 映画を諦めた。

そして 家庭を持った。

夢を引き返してはいけない
と思った。

だったら…

だったら 夢 諦めてよ。

(涼次)
でも 映画の世界が僕を呼ぶんだ。

僕の完成した原稿を見て
弓子さんは気に入ってくれて

俺が撮りたいって言ったら
是非にって話になったんだよ!

俺 やっと デビューできるんだ!

映画監督デビュー!

待って。 話 どこまで進んでるの?

(涼次)年明けには準備に入る。
大納言も辞める。

そんな勝手な…。

結婚したまま撮るわけにはいかないの?

退路は断ちたい。

(涼次)これ 一本で終わる気はないんだ。
この先 何本も撮る。

そのためには生活は不安定になる。

僕は定職につかない。 フリーターになる。

家族は 邪魔になる。

鈴愛ちゃん
僕は今度の映画に賭けてるんだ。

もし 本当に納得のいくものが撮れれば…。

漫画を描くって 物語を作るって…。

それは それは僕の人生を超える!

人を感動させるって 人生を超えてる!

あん時の私だ。

涼ちゃんは あん時の私だ。

みんな自分に返ってくる。

罰が当たったんだ。

こんな涼ちゃんは涼ちゃんじゃない。

私の涼ちゃんは
私の知ってる涼ちゃんは

私の愛した涼ちゃんは
こんな涼ちゃんとは違う!

裏切り者! 許せない!

いつまで夢みてる!? 目ぇ覚ませ!

どういう… ことや。

責任は 自分で取るから。

どの口が言う!

あんたは父親やろ!

すぐ 鈴愛ちゃんとカンちゃんに
謝っといで。

誕生会の仕切り直し!

ほら!

年内で大納言を辞めさせてほしい!

何やて!?
光江ちゃん。

お店は私が出ても…。
私も出れる時は…。

大納言の話はええわ。
ちょっと あんた!

本気か?

本気で別れるつもりなんか?

はい。

ほな 何で結婚した!?
光江姉ちゃん!

繭姉ちゃんの代わりや!

出ていけ。 そんな人でなしは
ここのうちに住む資格はない!

出てけ!

<鈴愛は その番号を
もう覚えてしまっています。

なぜ 急に電話をしようなんて
思い立ったのか>

(呼び出し音)

はい もしもし。

もしもし 萩尾ですが。

えっ 誰?

あっ 和子さん
和子おばさん いますか?

ワコさん… あっ バアバか。
今 おつかい。

お父さん います。
お父さんでいいですか?

あ…。

あっ ううん。 いいです いいです。

あっ そうだ。 君 名前 何ていうの?

翼。 萩尾 翼 7歳です。

翼君か… いい名前だね。

あっ そうだった!

どちら様ですか?
ご用件があれば お伝えします。

いいです。 また かけます。

ありがとう。

律の子どもか…。

信じらんないなあ。

翼君。

ママ~!

やっぱりな また泣いてると思った。

また泣いてると思われてたか。 いかんな。

カンちゃん。

はい ママ!

ママか…。

私 ママだもんなあ。

ママだ。

<そして 律は いつの間にか
お父さんだ。

私たちに時は過ぎた>

(晴)は~い お待たせ。

おっ 来た来た! これこれ!

ブッチャー君 久しぶりやね。

いや 結構 仕事忙しくて。
おばさんも元気そうや。

お客さんに これ評判になっとって
食べに来た。

♬~
おっ。

「この土地は
お客様を待ってました!」。

あっ ほや! おばさん 見て。

この前 春休み
家族でハワイ行った時の写真。

<ブッチャー君
無事 菜生ちゃんと結婚しまして

今や 一男一女の父です>

ただいま!

ただいま~!

あんた どうした? いきなり…。
帰ってきました。

ほう~ 今年 正月
帰ってこなんだもんなあ。

おおジイジ寂しかったわ。
カンちゃん おいで!

おおジイジ~!
お~!

何や 鈴愛 いつまでおれるんや?

永遠に。
あ?

こんばんは~。

律…。

<鈴愛と律君 13年ぶりの再会でした>

結婚しないか?

ごめん。 無理だ。

遅かったな。
お~ 悪い悪い 仕事で。

(草太)律にいちゃんも カツ丼で?
あ~ お願い。

特盛りで。
あいよ~。 カツ丼 特盛り一丁!

<律君は心臓を患った和子さんを
看病するため

単身 梟町に戻ってきていました>

♬「うさぎ追いし かの山」

<梟町には 昔のように

明日またねと言える 菜生がいて
ブッチャーがいて

律もいて>

<ふるさとに帰ってきたんやなあと
思いました>

♬「めぐりて」

♬「忘れがたき故郷」

おじいちゃん。
うん?

おじいちゃん最近 五平餅作らんの?

ああ… まあ つくし食堂といえば
草太のカツ丼が有名になったでな。

私 つくし食堂2号店をやります!

そこで出すのは カツ丼やない。

おじいちゃんの五平餅や!

おじいちゃんの五平餅は絶対おいしい!

あの難しい秋風羽織が
大好きやったくらいや。 自慢や!

売れる。 もう一回 売れる。

ありがと 鈴愛。

ほやけどな わしも もう
80… むにゃむにゃでね。

何で家族の中でサバ読む?

四捨五入したないけど
すると 90に近いやもしれん。

最近 腰もあれやし
いや~ とても新しい店は…。

私がやる。

私が おじいちゃんの五平餅を引き継ぐ。

え?

おじいちゃんに直接 特訓を受けて

完璧におじいちゃんの五平餅を
譲り受ける。

おじいちゃんも もうすぐ90や。

いつ死んでもおかしない。
いや おいおい…。

「力石…。 バタン」。

あっ ごめんね 律君
見てもらっちゃって。

今 いいとこ!

俺 初めて
あしたのジョー」音読しました。

ハハハハッ! 続きは ちいジイジが。

律がいい!
えっ!?

じゃ。
うん。

ありがと 律。

うん。 いや… あれだな。

あそこに 店の本棚に
鈴愛の漫画 並んでないんだな。

「一瞬に咲け」。
うん。

やめてもらった。

昔 漫画家だったんですとか
やなんだよね。

ふ~ん…。

じゃあ カンちゃんも知らないんだ。

ママ 漫画描いてたこと。
うん。

ふ~ん… そうか。

じゃ おやすみ。
うん。

<律は こういう時 いつも言葉少なで

人の心に踏み込んでこない。
間違わない。

そういうとこが好ましい
と思ったり

寂しいと思ったり…>

さてと 後片づけするか。

えっ…?

だからね
この前 婦人会があったの。 菱松電機の。

その時に 中川部長の奥さん
カオリさんがいてね 聞いたの。

スタンフォードに行く話が
あったんでしょ?

あ… 聞いたんだ。

中川部長 残念がってたって。
せっかく声かけたのにって。

や… 大阪戻るよ。

これ以上 より子と翼
2人きりにしておくわけにいかない。

私は スタンフォード行った方が
いいと思うのよね。

え…?

だって 中川部長の推薦よ。
断るなんて 今後に響くと思うの。

今後?
出世よ。

私は 少なくとも
部長夫人以上にはなりたいわ。

よく考えて。

ほしたら おかあちゃん
先にお風呂もらうね。 は~い。

♬~

ツグミや…。

カメコや…。

♬~

さすが 上手やな。

絵 カンちゃんに
描いてやればええやないか?

喜ぶぞ カンちゃん。

漫画家やったってのも
ばれてまったんか 今日。

うん。 そこで止まっとったら
よかったけど

そのあとが かっこ悪い。

やめてまった。

かっこ悪いことは知られたない。

かっこ悪いか? かっこ悪ないぞ。
ママ 頑張ったんや。

結果は どうでも
それが一番 かっこええことやないか?

おじいちゃんは
お前が頑張ったのを よう知っとる。

私 ま~ あかんかもしれん。

そうかあ。 漫画家 ま~ あかんか。

(仙吉)なんてな フフッ。
かっこええこと言ってるけど

お前の気持ちは よう分かる。
ん?

おじいちゃん すねてまって
五平餅作るの 嫌になってまった。

ほやったの?

ほりゃ ほうや。
こっちで五平餅焼く横で

「カツ丼! カツ丼!」って
客に言われてみ?

まあ ええか。
もう作らんでもええかってなるわ。

子どもみたいやな。
ハッハッハッハッハッ。

鈴愛 教えたるわ。

人間っちゅうのは
大人になんかならへんぞ。

ず~っと子どものままや。

競争したら勝ちたいし
人には好かれたいし

お金は欲しい。

フフフッ。
ハハハハッ。

何やそれ。

ほやで お前が
2号店って言ってくれて

おじいちゃんの五平餅継ぐって
言ってくれて

うれしかった。

おじいちゃん…。

(仙吉)五平餅焼いて
おいしいって食べてくれる人がいて

うん こいで よかったんやって思った。

そいだけのことや。

そいだけのこと… か。

そいだけのことや。 忘れたらあかん。

♬~

(拍手と歓声)

(晴)ええやないかねえ!

(健人)ワンダフル!
お~ ワンダフル!

ええな! ええな! なあ!
この 電車 「ドンキッコ」やろ。

では いきます。

<つくし食堂2号店は 無事 オープン>

(一同)お~!

<でも そこに
仙吉さんの姿は ありませんでした。

お久しぶり 仙吉さん>

(仙吉)<早い! 早いって!

まだ ひっくり返したあかん 鈴愛!>

<センキっつぁん うるさいわ。
細かいことは ええやないかね?>

<はあ?>

うん… 大丈夫やよ。

いつもの発作が ちょっと来たね。

ここに犬を置く。

うん。
犬?

うん。 この店 この辺りが
何か寂しいと思っていた。

商売繁盛 招き猫か何かを
置こうと思っていたが 犬にする。

電車には 犬がつきもの。
忠犬ハチ公しかり。

なるほど。
忠犬ハチ公だけじゃね?

渋谷駅だけじゃね?
その名も岐阜犬。

岐阜県
いや 岐阜犬。

岐阜犬。

お母ちゃん。

私 和子おばさんもやけど…。

律を助けたい 少しでも。

私は小さい頃から
律に助けてもらってばっかやった。

マグマ大使の笛吹いて 律 呼んで。

ううん。 和子さん 言いよったよ。

マグマ大使に見立ててもらって
律は英雄になれる。

強くなれるって。

本当?
うん。

この人を支えたい 助けたいと思うと
自然と強くなる。

あんたを産んだ時が そうやった。

この子のために この子 守るために
自分が強くならなかんと思った。

ほやったか…。

律君 奥さん
うまくいっとらんのやろか?

和子さんが言いよった。
「離れとるとあかんかなあ」なんて。

お母ちゃん。

私は 律の家庭も
うまくいくとええと思っとる。

ほうか。

あんたは ええ友達を
ええ親友を持ったな。

律は 友達…?

親友…?

何やろ もっと特別や。

そういうのは
人生には あんまりないことや。

大事にしなかん。

うん。

私が その岐阜犬を…?

うん。 和子おばちゃんにしか できん。

何で?
私の読みでは

センキチカフェに来る お客さんたちは
やがて その 岐阜犬に悩み相談を始める。

悩める小羊たちを岐阜犬は救うんや。

こりゃまた 壮大な…。

ほう。

和子おばちゃんは
昔から語りたがりやった。

金八先生みたいやった。

(金八先生のモノマネで)このバカチンが!

おっ!

今 うまくできたんやない?
似とったんやない? 律!

(せきばらい)
お母さん。

これが その岐阜犬や。

はあ~ かわいいなあ!

ワン!
楡野花野! カンちゃんです!

岐阜犬です ワン!

う~っ! かわいい!

岐阜犬 ギュ~していいですか?

い~よ~。

ギュ~ッ!

(小声で)ギュ~されとる。

ワン!
え…。

岐阜犬だワン。

今 イチゴを買ってきて
2個食べたところです。

お疲れさま。

岐阜犬君。
はい。

僕は 和子さんの子どもで 幸せだ。

え…。

僕は 和子さんの子どもで幸せだった

し… 幸せだ。

あなたの息子で 本当に本当に よかった。

大好きだ。

面とは向かって言えなくて ごめん。

ありがとう。

今も 何をどうしてやったらいいか
分からんくて…。

何をどうしてやったらいいか分からん。

ふがいない息子で申し訳がない。

弱虫の息子でごめん。

もう遅いよ 帰っておいで。

ワン!

♬~

律…。

♬~

お母さん…。

♬~

<そして その8日後

満月の夜に和子さんは逝きました>

今日 川 流れ速いな。

うん。

♬~

<私たちは 生きている限り
なくし続ける。

何かを なくし続ける>

<私は 9歳の秋に左耳の聴力をなくし

律は 昨日 和子さんを亡くした>

<そして そんな時も
私たちは 2人でいた>

<それから 2年後の2010年。

2人は 別々の人生を送っていましたが…>

お~ 本当や。 五平餅の屋台や。

律君 岐阜弁なっとる。
へえ~。

あ~ じゃ 生2つ!
あいよ。

え…?
お帰り 律。

お前…

おばさんになったなあ。

やってまった。

<律君は リーマンショックのあおりで

ロボット開発の道を断たれ

夫婦仲も うまくいかず
離婚していました>

風の音が聞こえん。

<あっ ついでに この人とも再会。

相変わらず ゆるふわです。

そして 鈴愛は…>

(津曲)ヒットエンドランという会社のですね
社長をやっております。

ピッチャーが投げたと同時に
ランナーが走るというですね

一回のヒットでチャンスが拡大。

<津曲という怪しい男に
岐阜犬のアイデアを認められ

再び 東京へ>

「ま~あかん!」って
叫ぶと…。

<しょうもない商品を
開発しては

在庫の山を
抱えていました>

「ふぎょぎょ」。
「きれいだね~」。

<津曲の妹 恵子のように

ひとりで ものを作って売る
ひとりメーカーを

目指していたのです>

お前の人生 大丈夫?

うちは ジリ貧です。

どこで そんな言葉。

ママが言います。
ジリ貧です。

あっ 俺 まだ いい方なのかもしれない。
え?

いや ロボット部閉鎖。
2年の研究 水の泡。

てか 俺のロボット人生 水の泡。

妻にも逃げられて
俺も終わったなあと思っとったけど

お前も相当だな。

ああ その件は ご愁傷さまでした。
ちと待て。

ああ ごめん。
一応 あらかじめ 予備知識として

鈴愛ちゃんには入れときました。

<そんな ある日 鈴愛のもとに 岐阜から

晴さんが ガンになった
という知らせが入りました>

かあちゃんな 今度 手術する名北病院
名古屋駅から近いのは ええんやけど

周りビルばっかや。

何も見えん。 風も入らん。

ほうか?

(晴)まあ 病院やでな。 贅沢は言えん。

<入院する晴さんに そよ風を届けたい。

鈴愛は
全く新しい そよ風の扇風機の開発を

律君と一緒に始めました。

しかし…>

…って もともと 168! 全然駄目!

<そう うまくはいかず>

悪いことは言わない。 やめとけ。

何? 急に…。

ここは楽しそうに見えるかもしれん。
でも 誰かが売ってくれるわけやない。

自分で作ったものを自分で売らなかん。
それが楽しいんやないの?

私を見て分からんか?
在庫の山や。 カツカツや。

律は 菱松におった方がいい。

何で?

律には いっつも看板があった。

西北大学だったり 京大の大学院
そして 菱松電機。

律は 看板に守られて生きとる。
看板をなくしたらあかん。

黙れ。

人の心の中に土足で踏み込んでくんな。

今回のことは 本当にごめんなさい!

私が悪かった。

役に立つことを言おうとして間違えた。

私は 律を応援したい。

律は 私が漫画家になる時
あんなに応援してくれたのに。

でも まあ
お前の言うことも一理あんだよな。

正直 自分でも揺らいどる。

俺は飛べん鳥みたいなとこがある。

何てたって 名前も律や。 律するの律。

律。 律は 英語で言うと リズムや。
えっ?

軽やかや。 弾む感じや。

どっかで まだ
会社辞めることも びびってる。

意気地なしや。

そうか…。

俺は もう
鈴愛のマグマ大使じゃないんすよ。

ダサくて 情けないんすよ。

違う 律。

律は 私のマグマ大使や。

私のマグマ大使は 律だけや。

この先 何があっても。

誰と出会っても。

そう… か。

頑張るか。

お母ちゃん!
晴さん!

よく頑張りましたね。
手術うまくいきましたよ。

<ガンを取り除く手術は成功。

それでも 5年生存率は
50%と告げられました>

どうした? こんなもん。

うん?

あんた 9歳の時
片耳聞こえんようになった時

これ 作ってくれて…。
ああ 律とな。

雨の日の遠足の朝に言よらした。
ん?

黄色い傘さして 言よらした。

あっ お母ちゃん!

面白い! 半分だけ雨降っとる!
右だけ雨降っとる!

そうか。 左 聞こえんもんねえ。

鈴愛の左側は いつだって晴れやね。

半分 青い。

半分 青い。

うん。

半分 青い。

…って あの時 思ったんや。

何や すてきやな。

あんたが教えてくれたことや。

ほりゃあ おかあちゃん

ガンやってよかったとは とても思えん。

健康な方が ええに決まっとる。

当たり前や。

ほやけど
今まで見えんかった景色が見えてくる。

半分 青いって言った あんたみたいに。

これが私の人生や。

ほう思うと
どんな大変なことがあっても…。

愛しいな。

うん。

<その後も扇風機の開発に邁進した2人。

それは 幼い頃
一緒に もの作りをしていた頃のようで

夏から秋 秋から冬

気が付けば 半年以上がたっていました>

おはよう。

おはよう。

今 何時?

8時。 まだ早い。

入る?

何これ…。

(笛の音)

律…。

♬~

≪(クラクション)

音は怖い。

ん…。

左が聞こえないから

何の音か すぐ分からなくて。

♬~

音は怖く。

風は優しく。

律は あったかい。

そう?

♬~

[ 回想 ] 律~!

(笛の音)

♬~

(拍手)

私たち スパロウリズムは
この度 そよ風の扇風機を開発しました。

(拍手)

おっ 五平餅食べるか?

鈴愛も呼んだるか?

そうか…。

<君がいなくなって
私の世界は半分になった>

(裕子)あげる それ。

今度は看護師さんとして生まれるんやね。

(裕子)うん。 頑張る。

<もう 君の見ることのない この世界>

<ユーコが死んだ>

ん?

ちょっと 食べた方が
ええんやないかと思って

おじや作ってきた。

無理して食べんでもええ。

食べたなったら 箸つけてみて。

お母ちゃん。

(晴)ん?

ちょっと おって。

うん…。

ユーコの名前

誰が付けたんかなあ…。

ん?

やっぱり

お母さんかなあ…。

♬~

でも 鈴愛ちゃん一人で行かせて
大丈夫だったの?

鈴愛は一人で 裕子ちゃんに
向き合った方がいいと思った。

そうじゃないと
本当の意味で それを受け入れたり

乗り越えたり
できないんじゃないかって。

なるほど。
鈴愛は 裕子ちゃんにとって

ただの親友じゃない

特別な存在だったんだと思うんだ。

うん。

だから 俺は ここにいる。

律は 今までも 遠くにいたり
近くにいたりしながら

鈴愛ちゃんを守ったんだな。

俺の生まれた意味は それなんで。

あいつを守るためなんで。

もう 電話は
イカレてしまってたんだけど

中に 録音したものが残っていて…。

録音?
はい。

裕子が その…

遺言と言っていいのかな…。

え~っと 裕子です。 フフッ。

あんまり暗くなりたくないな。 フフッ。

言いたいこと 言います。

クウちゃん ママがいなくなっても
しっかり生きるんだよ。

絶対 君は大丈夫だからね。

洋二さん ごめんなさい。

私 患者さんを置いていくこと
できません。

クウちゃん よろしく。

今まで ありがとう。

ボクテ ちゃんと漫画描きなよ!

私たちの中で唯一の生き残り。
売れっ子。 頑張れ。

鈴愛。 鈴愛 生きろ!

最後に暑苦しいこと言って申し訳ないが

私の分まで生きてくれ!

そして 何かを成し遂げてくれ。

それが 私の夢だ。

生きろ 鈴愛。

浅葱さ~ん!

(裕子)は~い!
あっ 呼ばれてる。 じゃあね!

最後まで慌ただしい…。

♬~

♬「あなたの事思うと」

♬「すごく胸があつくなるの」

♬「いつもは ユーウツな雨も」

♬「サンバのリズムにきこえる」

ユーコ…。

歌ってよ。

♬「それが私のすてきなゆめ」

♬「ユメ」

♬「ユメ」

♬「ユメ」

♬「ユメ」

♬~

律 そよ風ファンなんやけど。

名前 マザーや。 マザー。

(晴)ありがとう。

あんたらが 手術の前に病院に来て

そよ風の扇風機作るって言って

私は うれしかったけど

まさか 実現すると思わなんだ。 不思議や。

あかん 私 もう こういうの苦手やわ。

律君。
えっ 俺?

あ… これは 自分の話になってまうけど

もし 和子さんが生きとったら

この風を浴びさせてやりたいと思って

ずっと作っとった。

この風は 僕は 天にも届くと思っとる。

これを作ってる最中に 鈴愛の親友の

僕の友達でもある裕子ちゃんが

震災で亡くなりました。

鈴愛は よく頑張った。

きっと 裕子ちゃんに
これを届けるために頑張ったんだと

僕は隣で見て 思ってました。

死んでしまった人たちは
死んでしまったわけだけど

その思いは残ると ずっと残ると

そして 僕たちは
それを受け継いで生きていくんだと

僕は マザーを作りながら思ってました。

鈴愛が何か しゃべりたそうなんで
代わります。

(龍之介)よっ 鈴愛!

(拍手)

何にも… 何にも言えん。

ありがと。

みんな ありがと。

ユーコも 和子おばさんも

ここにおる人も おらん人も。

違うよ 鈴愛。 みんな おるよ。

ほやな…。

みんな おるな。

♬~

よっしゃ~! 乾杯や!

何で あんたが言うの!?

今日はね 鈴愛ちゃんと
律君のお誕生日でもあります。

乾杯しようかね!
(拍手)

(弥一)よし 乾杯しようや!

♬~

ごめんね 遅くまで手伝わせて。
ううん。

明日一番で東京戻る。
うん。

あっ そうだ。 これ。

えっ?

誕生日プレゼント。 傘。

傘?

おお…。

かわいい。

雨の音が きれいに聞こえる傘。

雨の音が きれいに聞こえる傘。

いいな それ。
じゃあ 律 作ってよ。

あ… どうしよう。

プレゼントなんて
交換したことなかったから…。

や… 小学校の時はあったけど
それっきりなかったから

私は何も用意しとらん。

ううん もう もらった。 あそこで。
え?

というか 盗んだ。

あ… またしても盗まれた。

「リツのそばにいられますように」。

読むな。
よう書いたな こんな短冊に。

俺でいいの?

律しか駄目だ。

私の律は律だけなんで。

一人だけなんで。

♬~

じゃあ 俺の願い事も言っていいすか?

うん。

鈴愛を幸せにできますように。

♬~

<でも 雨は なかなか降らなくて
私は雨を待つ。

雨の音を想像する>

<そして 想像するのも楽しい。

律は いつも 私の知らない 幸せをくれる>

雨や。 天気雨や。

♬「線路 風の話し声も」

♬「すべてはモノラルのメロディ」

♬「涙零れる音は」

♬「咲いた花がはじく」

あっ。

♬「悲しみに青空を」

♬「つづく日々の道の先を」

♬「塞ぐ影に」

♬「アイデアを」

♬「雨の音で歌を歌おう」

♬「すべて超えて響け」

♬「つづく日々を奏でる人へ」

♬「すべて超えて届け」

♬~

雨のメロディや。