ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

dele/ディーリー 第8話 最終回 菅田将暉、大塚明夫、麿赤兒… ドラマの原作・キャストなど…

『dele/ディーリー #8』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. データ
  2. 辰巳
  3. 仲村
  4. 仕事
  5. ケイ
  6. 親父
  7. お前
  8. 祐太郎
  9. 辰巳仁志

f:id:dramalog:20180915002911p:plain

『dele/ディーリー #8』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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dramalog.hatenablog.com 

 

 

主演・山田孝之×菅田将暉依頼人のデジタル遺品に残された不都合な記録を内密に削除する最強コンビが誕生!遺留記録に秘められた様々な人間ドラマを1話完結で描く。

詳細情報
◇番組内容
祐太郎(菅田将暉)の妹・鈴の不審な死…それから9年。鈴が入院していた病院の弁護をしていた辰巳仁志(大塚明夫)が死亡した。しかも、辰巳が『dele. LIFE』に死後削除を依頼していた音声データには、“祐太郎の無念を晴らす真実”を示唆する大物政治家・仲村(麿赤兒)との会話が記録されていた!それを機に、あぶり出される祐太郎と圭司(山田孝之)の過去…。「dele」衝撃の最終回が、ついに幕を開ける―。
◇出演者
山田孝之菅田将暉麻生久美子
【ゲスト】麿赤兒大塚明夫
◇原案
本多孝好
◇脚本
本多孝好
◇監督
常廣丈太(テレビ朝日
◇音楽
岩崎太整、DJ MITSU THE BEATS
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日
【プロデューサー】山田兼司(テレビ朝日)、太田雅晴(5年D組)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://dele.life/
☆Twitter
 https://twitter.com/sudayamada
☆Instagram
 https://www.instagram.com/yamadasuda/

 


♬~

(真柴和人)また来年かな…。

(真柴祐太郎)
無理しなくていいよ。

鈴の墓の事は
俺が ちゃんとやっておくから。

来たい時に来ればいい。
命日に こだわらなくていい。

(真柴美紗子)
せめて命日くらいは

3人で会いに来てやりたいわ。

(車のエンジン音)

もう行って。

(美紗子)じゃあね。
体には気をつけてね。

うん。 わかってる。

♬~

(ため息)

♬~

(心電図モニターの音)

(辰巳仁志)何を…?

(仲村 毅)お前の事だ。

きちんと片付けているだろうが
念のためだよ。

気にしなくていい。

私の罪は…

私が… 持っていきます。

(仲村)わかってる。

お前は そういう男だ。

信頼してるよ。

(辰巳)けれど
あなたの罪までは…。

何をした?

あなたの罪は…。

委ねました…。

(せき込み)

(心電図モニターのアラーム音)

(赤城裕也)先生。

(せき込み)

(心電図モニターのアラーム音)

(ドアの開く音)

(受信音)

(坂上圭司)
依頼人は辰巳仁志 68歳。

24時間
パソコンが操作されなかった時

データを削除するよう
設定してある。

辰巳仁志って…
弁護士の辰巳仁志?

職業は書いてないな。
知り合いか?

こいつの死亡確認だね。

何を怒ってる?

(警告音)

ん?
どうかしたの?

端末との定期連絡もしてない
こんな時間に

トラフィックが異常に増えてる。

誰かが うちに
クラッキングを仕掛けてるらしい。

えっ?

どっかの暇人が アットランダムに
仕掛けてるわけじゃないな。

辰巳仁志のデータを探してるのか。

えっ それ
逆探知とかできないの?

それより わざとクラックさせて

ウイルスを仕込んで
持ち帰らせたほうが早い。

うまくいけば 相手の素性が
わかるかもしれない。

お前は死亡確認を取れ。

辰巳のデータは
こっちに移動させておく。

応答がない。 家 行ってくるよ。

(カメラのシャッター音)

死んでても データ消さないで。

♬~

♬~

(チャイム)

(辰巳陽一)「はい」
あっ すみません。

こちら 弁護士の
辰巳仁志先生のお宅でしょうか?

「ええ」

あの… 私 以前 訴訟で

大変 辰巳先生に
お世話になった者ですが

先生は ご在宅でしょうか?

「辰巳は不在です」

「すいませんが
立て込んでおりますので

失礼致します」

(チャイム)

(陽一)「はい」

(男性)メモリアル竹井より
打ち合わせに参りました。

「どうぞ」

(ドアの開く音)

(陽一)どうぞ。

(ドアの閉まる音)

辰巳仁志 今回のうちの依頼人だ。

(坂上 舞)それが?

この名前を聞いた途端
あいつの態度が おかしくなった。

舞も この名前を知ってるんだな?

弁護を引き継いだ時に
祐太郎くんの過去は少し調べた。

ケイだって調べたでしょ?

そこまで詳しく調べなかった。
さっき 初めて知った。

辰巳は あの新薬の治験の時
病院側の弁護士だった。

どんな感じかしらね…

10代で妹を亡くすって。

そんなにも短い時間の中に

大切な人の人生が
すっぽり収まってしまう。

私なら
無力感で立ち直れなくなりそう。

あいつは 辰巳を恨んでた
普通じゃないくらいに。

あいつの妹の死因は 本当に
発表されたとおりだったのか?

どういう事?

被験者は
新薬を処方されるグループと

ブドウ糖を処方されるグループに
分けられ

亡くなった あいつの妹は
ブドウ糖を処方されたグループだった。

だから 彼女の死は
新薬の副作用でなく 病気のせい。

そう。 病院が 即座に
そう発表したおかげで

騒ぎは収束した。

病院が なんらかの
隠蔽工作をした可能性は?

当時 メディアも
そうやって騒いだよね。

でも 治験はプロトコルに従って
きちんと行われていた。

誰かを恨まなければ
やってられなかったのかも。

そのあとの成り行きは
見たでしょ?

娘の死を国の責任にして

遺族は 国に
賠償金を請求しようとしてる。

そんなアカウント稼ぎの

クソみたいなフェイクニュース
拡散した。

元々 メディアが食いついたのも

「新薬開発事業を
成長産業の一つの柱に」って

国が旗を振ってるさなかの
事故だったから。

開発から販売までを
短くしようとするあまりに

起きた事故じゃないかって

国の政策を非難するような論調が
先走った。

結果として それが

祐太郎くんの家族にとって
悪いほうに出た。

バッシングは
今でもネットに残ってる。

確かに 誰かを恨まないと
やってられなかったのかもな。

辰巳が うちに データの
削除依頼をしてきたのは偶然か?

(ノック)
はい。

あっ すいません…。

いいの。

それ…

もし 偶然じゃないとしたら
どうするの?

死亡確認は?

取れたよ。
辰巳の家に葬儀屋が来てた。

お前が辰巳に会ったのは
妹さんの事件の時か?

えっ?

お前が 初めてここに来た時
ネットで調べた。

そう。 まだ残ってるんだ。

ひどい言われようだったでしょ?

ネットの負の側面だ。

ひどいデマを流されたみたいだな。

うん…。

妙なタイミングでね。

あの時 病院の説明に
納得しなかった俺の両親は

病院を訴えようとしていた。

裁判をして

どうして妹が死んだのか
真実を知ろうとしてたんだ。

(祐太郎の声)
辰巳は 病院の弁護士として

俺たちの前に現れた。

(辰巳)このとおり

T023に投与されていたのは
プラセボ

つまり…

単なるブドウ糖です。

体に致死的な作用をする事は…。

(和人)T023じゃありません!

真柴鈴です。

♬~

(和人)病院側の代理人として
この件に関わるなら

その間 必ず
お持ちになっていてください。

わかりました。

(辰巳)内部調査を続けますので

提訴は しばらく
お待ち頂けますか?

(祐太郎の声)けれど 辰巳からは
なんの連絡もなかった。

そのうち
俺たちの写真がネットで拡散した。

(祐太郎の声)ひどいデマと一緒に。

♬~

ただいま。

(キーボードを打つ音)

無駄だぞ。 きりがない。

きりがないからって
放っておいたら増えるだけだ。

ネットで何を言われても
関係ない。

腹立たないの?

おかしい事 言われたら
それ おかしいって言い返そうよ。

逃げてたら
相手の言いたい放題に…。

逃げてなんかいない!

祐太郎
苦しいのは お前だけじゃない。

はあ?

だったら なんだよ!

家族で慰め合ってれば
誰かが助けてくれんのかよ!?

(美紗子)やめて!

(美紗子)もう やめて…。

(祐太郎の声)俺の両親は
辰巳に期待するのをやめて

訴訟準備を始めた。

そうしたら
相談してた弁護士が 急に

「勝ち目がない」って言い出した。

両親は 別の弁護士に相談した。

途中まではやる気だった
その弁護士も

ある日 突然 態度を変えた。

「勝ち目がない」って。

俺たちは 目を背けた。

辰巳の言うとおり

妹が死んだのは 新薬とは関係なく
病気のせいだったんだ。

それを事実として
無理やり のみ込んだんだ。

飲み込んじゃいけない毒を
飲み込んで

うちの家族は死んだ。

うちにクラッキングを仕掛けてきた
相手がわかった。

三波データサービス。

表向きは
ただのデータ管理会社だが

調べてみたら 社長は 以前

特殊詐欺で
逮捕された事がある男だった。

特殊詐欺って? オレオレとか?

そんな奴がIT企業の社長って?

名前だけ使って
飾りに据えられたんだろう。

会社ぐるみの犯罪がバレても
逮捕されるのは そいつまでだ。

実際に運営してる上の組織や
人間まで 害が及ぶ事はない。

上の組織や人間って…
あっ 暴力団

フロント企業ってやつ?

ダークウェッブなんかで
クラッキング

仕事として請け負ってる会社
なのかもしれない。

その場合は
他に依頼人がいる事になる。

辰巳のデータ 見せてくれ。

これだけ 音声データだ。

(キーを打つ音)

(辰巳)「本来ならば

遺族にきちんと説明し
賠償金を払い

処方の際の指針として
役立てるべき事例でした」

辰巳の声だ。

(仲村)「あの薬は

国産新薬開発促進の
最初の一歩だった」

「事故がわかれば 国家にとって
大きな足かせになっただろう」

(辰巳)「そのために
一つの家族を傷つけました」

「あなたが命じ 私が指揮した」

(仲村)
「多くの願いを叶えるために

わずかな犠牲が
必要となる事もある」

(辰巳)「政治家 仲村毅としては
何も悔いていないのですね?」

(仲村)「ああ。
何も悔いてなどいない」

(キーを打つ音)

真柴鈴じゃない。

T023だ。

♬~

お前の妹には
L12という薬が投与されていた。

♬~

(ため息)

やっぱり…。

鈴に投与されていたのは
新薬だったんだ。

これ そういう事だよね!?

(蹴る音)

自分が死んだら
消すつもりだったのか…。

ああ!? 卑怯者が…!

♬~

治験では 患者に

どちらの薬を投与するよう
割り当てられたのか

患者本人は もちろん
病院も製薬会社も知らされない。

それを逆手に取って

割り当てデータそのものを
改ざんしたんだろう。

その 相手の仲村毅って政治家
知ってる?

厚労族の大物議員だ。

地盤は九州。

厚生官僚から政治家に転身して
今 76歳だ。

貸しや恩義で人脈を作って

今では
仲村が首を縦に振らないと

厚生労働行政は一歩も進まないと
言われてるほどの実力者だ。

辰巳のデータを欲しがってたのは
そいつだよね?

恐らくな。

そのデータ 公表させてくれ。

相手は 影のキングメーカーとさえ
言われる大物だぞ。

慎重にやらないと潰される。

その間に仲村が死ぬかもしれない
辰巳みたいに。

それでも真実は明らかに…。

そんな事 どうだっていい!

ケイは そいつと喧嘩すんのが
怖いんだね?

どうするつもりだ?

これ 親父が使ってたやつか?

いいえ。

似てるけどな。

前のは捨てたわ。

そう ケイと同じ。

…知ってたのか。

スマホ パソコン タブレット

突然死んだにしては

どれも きれいに
整理されすぎているように見えた。

弟は 父親のデジタルデバイスから
何を消したのか。

なぜ消したのか。

舞や おふくろに
知られたくなかった。

親父は立派な弁護士だった。
残すのは その記憶だけでいい。

随分お優しいのね。

父さんの本当の姿を
受け入れられなかったのは 誰?

舞は受け入れたのか?

受け入れて 葬ったわ。

デスクを捨てて
スタッフを一掃して

企業法務専門から

個人向けに特化した法律事務所に
生まれ変わらせた。

なんで あいつを連れてきた?

2人にとって
いい事に思えたから。

今でも そう思ってる。

舞は何をしたいんだ?

ケイがどうするのか 知りたいの。

(呼び出し音)

あっ もしもし?

(解錠音)

うーん…。

あっ。 あー…。

(蓮見)あの 何か?

ん? 仕事の依頼。

誰と話せばいい?

(蓮見)アポイントは?
そんなもの ないよ。

ああ なんだっけ?
ダークウェッブ?

そういうところで
アポイント取ればいいの?

俺 そういうの苦手だからさあ。

(蓮見)どこか別の会社と
お間違えでは?

うーん…。

(蓮見)ちょっと!

(ドアノブを回す音)

あの… イテッ!
なんなんすか? あんた。

うわっ!

うるせえな。
離せ…!

ああ? 使えねえな 下っ端!

(畠田)てめえ おい!
(関)あ?

なんだ? お前。

仕事の依頼。
あ? どんな仕事?

ここに仕事を依頼した人について
証言してほしい。

はあ?
昨日だよ ハッキング。

あっ いや。 悪い人がするのは
クラッキングっていうんだっけ?

失敗したろ?

dele.LIFEにクラッキングしろ
って依頼したのは

仲村毅だろ?

あっ いや まあ
本人が直接って事はないか。

まあ でも
誰か依頼した人がいるんだよね。

それ 証言して。
証言?

うん。

で やった奴を
警察に自首させてさ。

誰? どうせ 腕の悪い奴なんだろ。

だったら しばらく
会社休んでもいいだろ?

いくらで やってくれる?

業務命令で
社員に自首をさせろってか?

うん。
帰れ。 ほら。

(関)イテッ!

(関)てめえ コラ…!

うわっ…!

(関)おい… おい 待て!

返せ…!

♬~

返せ!
やめろ 離せ! おい コラ!

(ドアを叩く音)
(解錠音)

(警察官)大丈夫ですか!?
(警察官)おい 何やってるんだ!

おいおい。 誰が警察呼んだ!?

ハハハハ…。

はあ… はあ…。

(キーボードを打つ音)

(キーボードを打つ音)

きりがないな。

あまりに簡単に増殖する。

(ノック)

(男性)
すいません。 お届け物です。

うっ…!

♬~

ううっ…!

♬~

(赤城)届かない場所にあるものを
取ろうとするな。

(赤城)迷惑だ。

いや 俺が持ってたパソコン
調べてくださいよ。

あ… あいつら
あくどいハッカー集団なんですよ。

絶対 その証拠があるはずだから。

あと あいつらに
仕事を依頼してた人の情報も

探してください。
(机を叩く音)

(原田)
ごめんな。 こっちも忙しいから。

もう帰って。
待ってよ!

だって おかしいだろ?

なんで 会社 侵入して
暴れた男を許すの?

調べられるのが嫌だから

何もなかった事にしましょう
って事だろ?

わかった! わかった。

じゃあ ここ開けとくから…

勝手に帰って。

(足音)

ケイ。

ケイ?

ああっ…。

ああっ…。

なあ。

えっ?

自分の死後
お前だったら何を消す?

恥か? 罪か? 嘘か?

そんな事 考えた事ないよ。

ここで働いてて
考えないわけないだろ。

本当 考えた事ないよ。

ケイが
どうして この仕事 始めたのか

ずっと不思議だった。

俺なら きっと
反対の仕事すると思うから。

反対の仕事?

「あなたが
この世界に残したいもの

俺に預けてください」。

「俺は
それを全力で守ります」って。

フッ…。

♬~

坂上真一。

5年前 心筋梗塞で死んだ時
まだ63歳だった。

ケイのお父さん?

親父の死後 俺は
遺品のデジタル機器を調べた。

放置したら
誰かに迷惑がかかる情報がないか

チェックするつもりだった。

その時 親父の汚れた仕事の証拠を
見つけた。

ある企業から
ある政治家に対する贈賄。

真っ黒な案件を
どうにかグレーに見えるように

塗り替える仕事だ。

とっさに 俺は
そのデータを削除した。

正義感にあふれた有能な弁護士。

親父を
その姿で葬ったつもりだった。

まさか こんな形で
化けて出るとは思わなかったな。

化けて出るって?

その ある政治家が仲村毅だ。

辰巳と同じだよ。

企業法務に明るかった
うちの親父。

医療関係に強かった辰巳仁志。

仲村のために働く犬が
他にも もっと大勢いるはずだ。

お父さんは
なんで そんな仕事を?

わからない。

もっと金が欲しかったのか
強い権力に近づきたかったのか。

もう 仲村と戦える武器は
ないんでしょ?

辰巳のデータ
取られちゃったんでしょ?

これには
気づかなかったみたいだな。

5年前 親父のパソコンから
削除したデータを ここに移した。

どうして?

親父の汚い姿に耐えられず

俺は全てのデータを
見る事ができなかった。

でも いつか 全てを
見なきゃいけないと思ってた。

ここには 仲村に命令されて
親父がやった事の証拠がある。

真っ黒の贈収賄

グレーの迂回献金として
処理した証拠だ。

メディアに流せばいい。

いいの?
ああ。

報道されたら お父さん
きっと ボロクソに言われるよ。

死んでるから反論もできない。

事務所を継いだ舞さんも
ダメージを受けるし

ケイの仕事だって
多分 やっていけなくなる。

なんにも知らない人たちが

一斉に お父さんやケイや舞さんを
責め始めるよ。

信じられないぐらい
ひどい言葉で。

いいんだ。

お前には それを使う権利がある。

ケイは きっと…

お父さんを恨む事になるよ。

俺が そうだったから。

あんな妹じゃなければよかった。

あんな病気じゃなくて
あんな治験に参加しなくて

あんな死に方をしなければ…

俺や父さんや母さんは

こんなつらい思いを
しなくてよかった…。

辰巳の何が許せないってね

鈴のたった一人の兄貴を
そんな兄貴にした事なんだよ!

(鼻をすする音)

俺は ケイには
そんなふうになってほしくない。

だから 見なくていいよ。
消せばいい。

きっと
お父さんも そう望んでるよ。

ケイ。

俺が ここに来たのは
偶然じゃないんだよね?

迷惑をかける。

それだけ言いに来た。

わかった。

フフッ…。

とても嬉しい。

♬~

(読経)

仲村先生だ。

(読経)

(運転手)いいとこ突いてくるね。

でも あの馬
ちょっと 使い詰めだからな。

15番から流せば間違いないよ。

枠順なんて関係ないって。

もしも~し…。

(読経)

(女性)失礼致します。
前のお席へご案内致しますか?

かしこまりました。

(読経)

電話くらい出ろ。

(読経)

どうして ここがわかった?

仲村が現れる可能性がある中で
最も警備が手薄な場所は ここだ。

この先のプランは?

目の前に行って ぶん殴る。

それだけ。

そんな事だろうと思った。

なあ。

お前が うちに来たのは
ただの偶然だ。

居心地は悪くなかっただろ?

フッ…。

持っておけ。

仲村とは きちんと話をしろ。

はあ?

ぶん殴る前に
まずは きちんと話をしろ。

(読経)

仲村先生。

坂上と申します。

父の葬儀の折
ごあいさつさせて頂きました。

ああ… 坂上くんの息子さんか。

君は 辰巳くんとも面識が?

いえ 面識はございませんが

私がやっていた会社に
仕事のご依頼を頂いておりました。

仕事の?
デジタルデータの仕事です。

あいにくと 先日 辰巳さんから
お預かりしていたデータを

紛失してしまったのですが
我々の世界では

バックアップを取っておく事は
常識ですので。

中をご覧になられますか?

あっ それで
大変 厚かましいお願いですが

もし 先生にとって
価値のあるデータだった場合

辰巳さんに代わって
料金をお支払い頂く事は

可能でしょうか?

ああ… もちろんだよ。
喜んで そうさせてもらうよ。

あと頼むぞ。

では
向こうで お話ししましょうか。

(長門徹朗)
ドライバーと繋がりません。

すぐそこだ。 行こう。

念のため 様子を見てきます。
ここでお待ちください。

(物音)

(施錠音)

(ため息)

最初から言ってくれれば
値を付けたんですが…。

1000万。

データは
いくらでも コピーが作れる。

いえ。
1000万は こいつの値段ではなく

損害賠償です。

サーバーまで
めちゃくちゃにされましたからね。

妥当な値段でしょう。

これは売り物ではない。
中を確認してみてください。

うちから持っていったものとは
違うデータです。

仲村先生にとって
重要なデータである事が

わかるはずです。

値段は それからという事か?
話にならない。

俺は役に立ちますよ。

父より 役に立つ。

これにコピーはありません。

俺の事を
仲村先生に話しておいてください。

(ハウリング)

「仲村毅だな」

「俺が誰だかわかるか?」

なんでしょう?

どけ!

♬~

わからないか。

そうだよな。

じゃあ 9年前

治験で死んだ女の子の名前は?

答えろよ!!

「あんたと辰巳仁志とで
死因を偽装した

その女の子の名前だよ」

辰巳に何を言われたか知らないが

それは嘘だ。

あいつは 平気で嘘をつく。

(仲村)
「死ぬ前に保身に走ったんだろう」

「あんたのために働いてた男だろ」

金のために働いていた男だ。

誰の言う事だって聞いただろう。

あんたが命じたって証明する
音声データがある。

俺は 確かに この耳で聞いた。

今 そのデータは どこにある?

もう ないんじゃないのか?

仮に あったとしても

そんなもの
いくらでも書き換えてみせる。

なかった事が あった事になる。

あった事が なかった事になる。

(仲村)「覚えておけ」

「それができる力を
権力というんだ」

あんたと話しても
わかり合えるはずないよな。

(ドアを叩く音)

(男性)鍵を…!

記録は消せても 記憶は消せない。

(ドアを叩く音)

(陽一)仲村 出てこい!

親父の葬儀で 何…

何を言ってやがるんだ!
出てこい!

今の会話
みんなにも聞いてもらったよ。

もう なかった事にはできないぞ。

真柴鈴だ。

一生 その頭ん中 入れとけよ。

絶対 忘れんなよ!

この先
あんたが生きてる間 ずっと。

(解錠音)

おい! 何やってるんだ!

(陽一)仲村!

何やってるんだ おい!

いいから やめとけ。 陽一!

絶対に こっから消すなよ。

仲村先生!

仲村 てめえ…!

(陽一)真柴さん。 真柴さん。

辰巳仁志の息子です。

父は あなたが 今 どうしているか
調べていました。

父は 最後に あなたに
データを託したんだと思います。

父は 卑怯な嘘つきだったかも
しれません。

それでも 父は 私にとって…。

♬~

(ため息)

(祐太郎の声)
あなたの頭の中にいるお父さんが

本当のお父さんだと思います。

♬~

よかった。 使わずに済んだんだね。

少しは すっきりしたか?

うん。

♬~

(記者の声)今になって

5年前に亡くなった
坂上真一弁護士のデータが流出し

仲村議員の関与が
明記されています。

(記者)特捜が捜査を開始した
という報道もありますが?

(記者)あの流出したデータが
本物であれば

収賄すら疑われます。

坂上弁護士とは どういった関係
だったんでしょうか?

(祐太郎の声)
もう 誰も憎まなくていいし

責めなくていい。

これからは ただ純粋に
お前の事 思い出すよ。

これまでより
もっといっぱい 思い出す。

♬~

じゃあ 行くよ。

俺にも行く当てができたんだ。

(舞の声)祐太郎くんは どこ?

(キーボードを打つ音)

(ため息)

上の事務所は どうなんだ?

あ… それ聞く?

ここ3日で 依頼者の3分の1が
逃げ出したわ。

まだまだ逃げられそう。

あんなデータを
出してしまったからな。

坂上法律事務所 先代の黒歴史

取っといた親父のデータ
最後まで見たよ。

汚れ仕事のデータのあとに

俺の病気に関わりがありそうな
新薬のデータがあった。

親父は 俺のために

新薬開発促進の旗を振ってた
仲村に近づいたのか?

そうかもしれないし
違うかもしれない。

それは 誰にもわからないわよ。

仲村毅もやっつけたし
よしとしよう。

あんなもんじゃ終わらないだろう。

記録は 消さなきゃ消えないが
記憶は ほっとけば薄れる。

世間が忘れた頃に戻ってくる。

そうなったとしても
もう悪い事はできない。

もし また やったら
また とっちめてやればいい。

(指ではじく音)

…そうだな。

ここは どうなの?

応急処置で復旧はしたが
客の大半は契約を打ち切ってきた。

坂上法律事務所の名前が絡んだ
データ流出は

さすがに まずかった。

うちには 一番見られたくない
データを預けてるからな。

姉弟そろって 瀕死の重傷ね。

今は? 何をしてた?

アプリを作ってた。 暇潰しだ。

どんなアプリ?

指定された条件をクリアした時

指定されたデータを
指定された宛先に送信する。

ん?

死んだ時 削除してほしい
データだってあれば

死んだ時に 誰かに届けてほしい
データだってあるだろう。

いいね それ。

なんか 少しだけ優しい気がする。

祐太郎くんは
この先 どうするのかな?

また 危なっかしい事は
したりしないかな。

しょうがない。 それが あいつだ

危なっかしくて単純で。

どこでも
そうやって生きていくんだろう。

また会えるの?

どうだろうな?

あいつにしてみれば 俺は
敵のために働いてた男の息子だ。

恨まれてるとは思わないが
もう会いたくはないだろう。

そうよね…。

(ドアの開く音)

んっ…。

舞さん どうも。

これ ドーナツ よかったら。

で ケイ 何から始める?

お前 辞めたんじゃなかったのか?

うん。
だから しばらく給料はいいよ。

事務所 立て直して

稼げるようになったら
また雇って。

頑張って立て直そう。

あっ 俺 ちょっと
考えたんだけどさ ビラ配りとか

意外に いいんじゃないかなって
思うんだよね。

「あなたのデータ
削除します」って。

ねえ ビラ作ってみない?

ビラはいい。

まずは そうだな…。

(受信音)

♬~

まずは 死亡確認を取れ。
うん。

(カメラのシャッター音)