ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

遺留捜査 第9話 最終回 上川隆也、栗山千明、永井大、宮﨑香蓮・梶原善… ドラマのキャスト・主題歌など…

『遺留捜査 最終回2時間スペシャル #9』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 尚也
  2. 研究
  3. 糸村
  4. 小山
  5. 愛子
  6. 冨樫社長
  7. 岩田
  8. 叔父
  9. ヘスティアフーズ
  10. 酒井先生

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『遺留捜査 最終回2時間スペシャル #9』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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dramalog.hatenablog.com 

 

 

糸村、絶対絶命!科捜研の女も緊急参戦!?/最新バイオ研究を巡り、爆殺事件発生!遺留品のカラフルな鱗が暴く天才科学者の秘密とは!?そして糸村を爆風が襲い…衝撃ラスト!

詳細情報
◇番組内容
ベンチャー企業社長が爆殺された!彼は農林水産大臣・冨樫(大和田伸也)の息子で、酒井准教授(観月ありさ)の最新研究が生む巨額の利権を狙っていた。糸村(上川隆也)は現場に残されたカラフルな魚の鱗から、飼育員の高橋(三浦涼介)に辿り着く。やがて飼育員と科学者に繋がりがあることが分かり…!?その後、事件関係者が死亡…糸村にも絶体絶命の危機が襲いかかる!?そして、あの榊マリコ沢口靖子)が特対室に…衝撃ラスト!
◇出演者
上川隆也栗山千明永井大、宮﨑香蓮・梶原善甲本雅裕戸田恵子
【ゲスト】観月ありさ益岡徹三浦涼介、山口まゆ、水橋研二尾崎右宗小松和重あめくみちこ大和田伸也小林健、森下じんせい、畦田ひとみ、井上うた、高垣眞清 ほか【特別ゲスト】沢口靖子
◇脚本
大石哲也
◇演出
濱龍也
◇音楽
吉川清之
◇主題歌
小田和正『やさしい風が吹いたら』『小さな風景』(アリオラジャパン
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子テレビ朝日
【チーフプロデューサー】佐藤凉一(テレビ朝日
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、丸山真哉(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/iryu_2018/
☆Twitter
 https://twitter.com/iryusousa_tva

 


(村木 繁)糸村さんから
夕飯を誘ってくるなんて

もう どういう
風の吹き回しなんだ~?

いえ 村木さんには
いつも お世話になってますから。

えっ… 本当に思ってる? ねえ。
本当に 本当に思ってる?

どれぐらい思ってる?
どれぐらい…?

おっ…? おお…。

少ない! 少ないんだっ!

あそこですね。

(村木)ちょっと 高そうですけど
大丈夫ですか?

本当に高そうですね。

でも 初デートですから
これぐらいしないと。

な… 何?

(佐倉路花)
あれ? 糸村くんじゃない。

どうしたんですか?
2人そろって。

久しぶりに 何か美味しいものでも
食べようって話になって。

奇遇ですね。
僕も 村木さんと…。

ああ! じゃあ 今日
4人で親睦会なんてしませんか?

いいですね。
ちょっと待って ちょっ…!

なんか やったな?
あっ… そうだ 糸村さん!

ちょっと 例の件で相談が…。

ああ!
じゃあ 僕らは外さないと…。

えっ やだあ!
2人とも行っちゃうの?

佐倉さん せっかく誘ったのに
ごめんなさ~い。

このあとは 村木さんに
エスコートしてもらってください。

村木さん
よろしくお願いしますね。

では。
じゃあ。

じゃあ… 今日は 村木さんに
ごちそうになっちゃおうかな~?

はい。
糸村…!

(司会)では 早速 ご紹介致します。

酒井准教授の恩師であり
農学部の学部長でもある

和久井昌平学部長です。

(拍手)

(和久井昌平)皆様 本日は
私の教え子 酒井裕子の

ミルター賞受賞記念パーティーに
お越し頂き

心より感謝します。

この賞は ノーベル賞の登竜門と
言われており

優秀な若手科学者に
贈られるものであります。

近い将来 世界の人口は
90億に達すると予想され

食料不足が懸念されています。

彼女が取り組んでいる
この研究は

農作物の収穫量を倍増させ
その食料危機を救う

画期的な
バイオサイエンスであります。

では 酒井
皆さんに ごあいさつを。

(拍手)

♬~

(酒井裕子)ただ今
ご紹介にあずかりました

酒井です。

すみません。

(一同の笑い声)

私は 世界中の人たちに
食料を安定的に届けたい

という思いで
この研究に取り組んできました。

研究は順調に進んでおり

まもなく 良いご報告ができる事と
思います。

あと もうひと息 頑張りますので

今後とも ご指導ご鞭撻のほど
お願いします。

(拍手)

なんだか 気が引けます。

村木さんの事を
だましてしまったみたいで…。

私は 案外お似合いだと
思いますけど。

神崎さんは
誰と お似合いなんでしょう?

あっ 糸村さん それ セクハラ!
あっ すみません。

私にだって いますよ
デートの相手ぐらい。

…なるほど。
もしかして 疑ってます?

♬~

(冨樫一規)酒井先生
ミルター賞受賞 おめでとう。

あっ… 冨樫社長。
ありがとうございます。

この勢いを機に

研究のほうも加速してもらえると
ありがたいんだけどね。

全力で頑張らせて頂きます。

我々が求めてるのは結果だ。

一日も早く
実用化の許可が欲しい。

はあ…。

ただ
食の安全が保証されるまでは…。

こんな悠長な事 言わせてて
いいのかな?

のんきが過ぎると
足元すくわれるよ。

冨樫社長 困りますよ。

研究者に
そんなプレッシャーかけられては。

(一規)あんたが
そんな事 言う資格あんのかな?

♬~

フッ…。 冗談ですよ。

♬~

学部長…。

君は 何も心配しなくていい。

♬~

(小山 剛)社長
先ほどの話は 一体…?

のんきが過ぎると
足元すくわれるよ。

お前は 余計な口出しすんな。

あいつらは もう 俺の言いなりに
なるしかないんだよ。

親父には黙っとけよ。

♬~

(ドアの閉まる音)

うーん!

(作動音)

(爆発音)

うわっ…!
何? 今の。

糸村さん 戻りましょう!

(従業員)救急車 急げ!

(従業員)
ホテル内の客を避難させろ!

警察です。 通してください。

佐倉さん!

爆発は
その部屋で起こったようよ。

♬~

事故か何かですか?

いや どうやら
爆弾が爆発したようです。

爆弾!?

♬~

これは…?

♬~

♬~

(氏家隆明)冨樫大臣

わざわざ 東京から ご足労頂き
申し訳ありません。

早く 息子に会わせてくれ。

私がついていながら
申し訳ございません…。

息子を… 息子を殺した犯人は?

(氏家)現在 捜査中です。

一刻も早く 捕まえてくれ。

♬~

亡くなった冨樫一規さんは

農林水産大臣の冨樫由規氏の
息子で

彼が社長を務める
ヘスティアフーズは

インターネットを使って
食材を流通させる

ベンチャー企業よ。
彼らは

京都中央大学農学部
酒井裕子准教授の研究に

目をつけて 資金援助をしてた。

昨日は その酒井准教授の
受賞パーティーに

参加してたそうよ。

(岩田信之)その酒井先生は
どんな研究してるんですか?

(路花)バイオサイエンス。 ほら!

あの 農作物の遺伝子組み換えとか
そういうやつよ。

とにかくね 数千億の価値がある
研究らしいよ。

数千億!?

(雨宮 宏)
その額が絡むとなると…。

利権を巡る殺人って線もあるな。
犯行に使用された爆弾は

光センサーで起動する
仕掛けだったそうです。

爆弾の原料は 尿素
硝酸アンモニウム アセトン…。

全部 ホームセンターやネットで
買えるものばかりだ。

おっ 随分と詳しいな。

彼女が
最近 家庭菜園にはまってて。

犯行現場の防犯カメラは?

客のプライバシーを守るという
名目で

VIPフロアには
設置してなかったようです。

えっ? 悪い事し放題だな…。

ただ 事件の起こった部屋は

ヘスティアフーズが
年間契約したものでした。

内部事情に詳しい者の
犯行ですかね?

岩田と雨宮は
まずは 会社関係をあたって。

神崎と糸村くんは 大学方面を…

って また どこか行ってるし!

(村木)
それは チョウザメの鱗でした。

チョウザメキャビアの?
(村木)ウイ。

硬鱗と呼ばれる
蝶の形をした鱗で

チョウザメの名前の由来にも
なっています。

ちなみに
京都近辺で飼育されているのは

滋賀県の近江博物館でした。

鱗に塗られていた塗料は
一般的な油性の絵の具です。

指紋は検出されませんでした。
ありがとうございます。

それより 糸村さん

昨日の食事の件ですが…。
ああ デートですね。

佐倉さんが どうしてもって
言うものですから。

お口に合いましたか?
ええ。

前菜は美味しゅうございました。
メインを口に運ぶ瞬間に

爆破が起きましたけどね。
ああ…。

今度は和食にしましょうね。
そうじゃない!

はめたな?

あっ やっぱり ここだ。

神崎さん これ チョウザメの鱗でした。
鱗…?

でも なんで
模様を描き込んだんでしょう?

そんな事 どうでもいいです!
聞き込みに行きますよ。

お待ちなさい!

あのね 言っておきます。
佐倉さんの事ですけど…!

次のデートは 事件が
解決してからにしてください。

松茸土瓶蒸し。

ちょっ… ちょっ…!
なんで 聞いてくれないの!

はあ~ これは
美味しそうなトマトですね。

糸村さん!

あっ 失礼しました。
京都府警の者です。

私の研究は
農作物の成長を促すものです。

これによって 農作物の収穫量を
通常の倍以上にする事が

可能になります。

♬~

うわあ…! へえ…。

ヘスティアフーズとの お付き合いは
もう長いんですか?

資金援助してもらうように
なったのは 3年前からです。

研究自体は 学生の頃から ずっと。

そんなに前から?

私の父が 食品メーカーで
同じような研究をしていたんです。

でも
志半ばで亡くなっちゃって…。

お父さんの遺志を
継がれたんですね?

ええ まあ…。

昨日の
祝賀パーティーの事なんですが

冨樫社長と
いさかいがあったとか…?

ああ…。

研究の実用化の催促で
ちょっと…。

以前から
催促は受けていたんですか?

いえ。 直接 言われたのは
昨日が初めてです。

ヘスティアフーズとの交渉は全て

学部長の和久井先生に
お願いしているので。

学部長に…?
あの… すみません。

これに見覚えありませんか?

いえ。 なんですか? これ。

チョウザメの鱗なんです。

チョウザメ
近江博物館にいるそうなんですが。

近江博物館…。
はい。

何か 気になる事でも?

あっ… いえ 別に…。

(和久井)確かに ここ半年

冨樫社長からは 実用化の催促を
毎週のように受けていました。

我々も 慈善事業を
やってるんじゃないんだ。

一日も早く
成果を出してもらわないと

困るんですよ!

ヘスティアフーズとは
資金援助の見返りに

独占契約を結んでいたそうですね。

酒井くんの研究が実用化した場合
それを独占できるというものです。

冨樫社長は 一刻も早く
利益を上げたがっていた…?

まあ
経営者としては当然でしょう。

ただ 酒井くんの研究は
大きなリスクを伴うものです。

下手に実用化を急いでも

取り返しのつかない事に
なってしまう。

もう一つ

冨樫社長は 気になる事を
言っていたようですね。

のんきが過ぎると
足元すくわれるよ。

さらに 秘書の小山さんには…。

あいつらは もう 俺の言いなりに
なるしかないんだよ。

それって
どういう意味か わかります?

さあ…。 私には全く。

(ノック)
どうぞ。

(小野まどか)失礼します。

学部長 事務局に

テクシーフーズの方が
訪ねてきてるんですが。

今日は予定が詰まってる。
お引き取り願って。

はい。 失礼します。

テクシーフーズって 確か
アメリカの食品メーカーですね。

酒井さんの研究について…
ですか?

ええ… まあ。

(岩田)冨樫社長は

経営権を持たない
雇われ社長だそうですね?

(海老沢久美)ええ まあ。

どういう経緯で
社長に就任されたんですか?

(ため息)

以前から親交のあった
冨樫大臣に

息子の面倒を見てくれって
頼まれたんです。

(岩田)えっ?
それで いきなり 社長に?

きちんと恩を売っておけば

事業の認可や 役所絡みの仕事で
便宜を図ってもらえますから。

へえ~!

それ また
随分と割り切りのいい事で。

爆破のあった部屋は この会社で
借り上げてたそうですね?

冨樫がプライベートで
勝手に使ってたんです。

ホテルのスタッフの話じゃ

いろいろな女性を
連れ込んでたそうです。

彼は
根っからの遊び人でしたから。

わかりませんね。

いくら 大臣に
便宜を図ってもらうためとはいえ

どうして 彼に そんな
好き勝手させてたんですか?

何か 弱みでも
握られてたんですか?

ありませんよ そんなもの。

じゃあ 冨樫社長に
恨みを持った方に心当たりは?

それは大勢いるでしょうねえ。

セクハラやパワハラの苦情は
絶えませんでしたから。

そんなにあったんですか?
ええ。

でも まあ 一番の被害者は
秘書の小山くんかな…。

先回りしろよ
先回り… 秘書なんだから!

使えねえな!

(小山の声)怒鳴られたり
頭を はたかれたりは

日常茶飯事でしたから。

よくもまあ 耐えてましたね。

冨樫先生から

一規さんを一人前にしてほしいと
頼まれた以上

それも仕事だと
割り切っていました。

小山さんは 元々

冨樫大臣の
公設秘書だったそうですね。

(小山)一規さんが こちらの会社の
社長に就任した際に

冨樫先生から

一規さんをサポートするよう
指示を受けたんです。

ふーん…。
それだけ信頼されていたわけだ。

で 今後は
大臣の元に戻られるんですか?

いや しばらくは こちらに。

でも 冨樫社長が亡くなった以上
やる事ないでしょう?

酒井の研究を
売り込んだ者として

実用化までの道筋をつける
責任がありますから。

あの研究に目つけたの
あなただったんですか?

酒井とは
学生時代からの親友でして。

なんとか 力になれないかと思って
冨樫先生に相談し

海老沢会長
話を持ち込んだんです。

最近 冨樫社長の周りで

何か 気になる事
ありませんでしたか?

実は…。
なんです?

以前から
一規さんに付きまとってる

フリージャーナリストが
いたんですが

1週間ほど前に

一規さん その男と
トラブルを起こしてしまって…。

トラブル?

あの… すいません。
はい。

先ほど 「テクシーフーズの方が
訪ねてきた」と

おっしゃってましたよね?

お目当ては
やはり 酒井先生の研究ですか?

ええ。 酒井先生が
ミルター賞を受賞して以来

世界中の食品メーカーから
独占契約のオファーが殺到してて…。

独占契約…?

中には 「10億出してもいい」って
会社もあります。

10億!?

年末の
ヘスティアフーズとの契約更改も

この様子じゃ 億単位のものに
なるんじゃないでしょうか。

それ どういう意味ですか?

ヘスティアフーズとの契約は

3年ごとに更新する事に
なっていた。

つまり 冨樫社長が
実用化を急かしていたのは

その契約期間内に
実用化をしたかったから。

冨樫社長は
そのための切り札を握っていた。

あいつらは もう 俺の言いなりに
なるしかないんだよ。

何か 学部長の弱みでも
握ってたんですかね?

弱み?
例えば…

酒井先生と不倫関係にあったとか。

(糸村の声)
でも 学部長は独身ですし

酒井先生も
ご主人とは死に別れています。

もし あのお二人が
お付き合いしていたとしても

なんら 問題はないんじゃ
ないでしょうか。

もう一度
関係者を洗い直しますか。

そうですね。 じゃあ そちらは
神崎さん よろしくお願いします。

ん? ちょっと…!
糸村さん どこ行くんですか?

(石原太一)
あの部屋で爆死するなんて

あの男らしいや。

あなたは その爆死した冨樫社長に
訴えられて

仕事 干されてたんですよね?

あの馬鹿社長が

ホテルで大麻パーティーやってる
って噂聞いてさ。

で まあ 現職大臣の息子だし

金になると思って
取材していたら…。

コソコソ コソコソ
嗅ぎ回ってんじゃねえよ お前は!

(小山)社長 やめましょう 社長!
オラァ!

(石原の声)しかも あいつ
親の弁護士 使って

俺が仕事できなくなるように
出版社に圧力かけてきやがった。

ああ そう。
じゃあ 殺したくもなるわな。

えっ… 俺を疑ってんの?
勘弁してよ。

いやいやいや。
まあ 念のため…

あんた
昨夜の6時頃 どこにいました?

木屋町のバーにいたよ。
ベラーノって店。

じゃあ 他に 事件について
何か 思い当たるところは?

そういえば
冨樫を張り込んでた時…。

(一規の笑い声)

(カメラのシャッター音)

(一規)アヤちゃん 早く。
アヤちゃん 行こう。

はいはいはい…。
ちょっと ほらほらほら…。

♬~

(岩田)それ いつ頃の話?
10日ぐらい前かな?

男の特徴は? 顔は見たんですか?

年は30ぐらいかな…。

あっ 顔は
一瞬だったから はっきりとは…。

では 私はこれで。
ごちそうさまです。

(ため息)

VIPフロア以外の防犯カメラの
映像ってあったよな?

ええ コピーしてもらってます。

よし 帰って見てみるか。
30前後の男に絞って。

はい。 ごちそうさまです。
(ため息)

♬~

京都府警の者なんですけど…。

♬~

すみません。

チョウザメの飼育係の方ですか?

(高橋尚也)ええ そうですけど。
あの…

京都府警特別捜査対策室の
糸村といいます。

ちょっと
お話 聞かせて頂けますか?

これ…。

恐らく こちらで飼育している
チョウザメの鱗に

ペイントを施したものです。

昨日 コンベンションホテルで
起こった爆破事件の現場に

落ちていたものなんですが…。

見覚えありませんか?

さあ…。
うーん…。

では その鱗を

一般の方が手に入れる方法って
あるんでしょうか?

例えば
サメの体から剥がれたものを

お客様に
差し上げた事があるとか…。

いえ そういう事は 全く…。

うーん…。 あっ もう一つ…。

この方を見かけた事は
ありませんか?

知りません。

そうですか…。

お忙しいところ
ありがとうございました。

あの…。

警察って 普通
そんなものまで調べるんですか?

うーん どうでしょう…。

ただ これが なんなのか
どうして 現場に落ちていたのか

どうしても
気になってしまったものですから。

それが 何か?

あっ いえ…。

失礼します。
ありがとうございました。

♬~

あの… ちょっと すいません。

この肥料って…?

硝酸アンモニウムですけど…。

(莉緒の声)爆弾の原料は

尿素 硝酸アンモニウム
アセトン…。

♬~

(中村晴夫)尚也
昨日は休んでますね。

ここで働き出して
初めて取った有休ですよ。

最近 何か変わった様子など
ありませんでしたか?

特に気にならなかったけど…。

あいつ… えっ?
何か やらかしたんですか?

いえ 参考までに。

(織田)あいつ
ちょっと変わってるでしょ?

休憩時間も いつも一人だし。

でも 女 いるみたいなんだよね。
しかも 高校生。

そうなの?

前に 尚也に会いに来てるところ
見た事ある。

あいつ 慌てて追い返してたけど

時々 SNSでやり取りしてるの
その女の子なんじゃない?

高橋さんは
いつ頃から こちらに?

3年ぐらい前かな。

知り合いの刑事さんに
頼まれましてね。

刑事さん?

糸村さん なんなんですか?
こんな所に呼び出して。

ええ。 ちょっと
気になる人物がいるものですから。

えっ? あっ…。

(青山 亘)尚也と尚也のお姉さんは
幼い頃に 両親を事故で亡くし

父方の叔父の元で育てられました。

その叔父というのが
たちの悪い男でしてね。

家の中で 2人に
虐待を繰り返してたんです。

おい 何やってんだ お前は。
さあ 来い! オラッ!

こっちへ来い! オラ!

なんだ? その目は。 おい!

文句あるなら言ってみろ!
やめて!

やめてください!

(青山の声)
尚也の姉は 幼いながらも

懸命に 尚也を
守ろうとしてくれたそうです。

それから10年 叔父の暴力に
耐えかねた尚也は…。

おい!
な… 何してんだ? お前は!

(刺す音)
うわっ…!

あ… ああっ…!

♬~

少年刑務所から出たあと
尚也は飲食店で働き出しました。

でもね
あいつが いくら頑張っても

過去の過ちが
それを許そうとしない。

刑事の私が言うのもなんですが

一度 殺人犯というレッテルを
貼られた人間は

それを知られた途端
何もかも奪われるんです。

ただね あいつは その事で

恨み言なんか
言った事ありませんよ。

最初から諦めてるんです…。

青山さんは
度々 会ってこられたんですか?

ええ。 時々 一緒に飯を食いながら
相談に乗ってました。

(糸村の声)
博物館の仕事を紹介したのも

青山さんだそうですね?

(青山の声)
あいつ すごく喜んでました。

「魚や動物は
俺を色眼鏡で見ない」って…。

あの…
尚也くんのお姉さんというのは?

ああ…
今 大学の先生やってます。

大学の先生?

あっ ほら… ノーベル賞への
登竜門みたいな賞を

取った女性がいたでしょ?

まさか 酒井裕子さんですか?
(青山)そう。 その人。

(解錠音)

(ノック)

(裕子)愛子 いるんでしょ?
ここ開けて。

愛子…。

(酒井愛子)勝手に入らないでよ。

3日間も どこで何してたの?
電話にも出ないで…。

お母さんが どれだけ心配したか
わかってる?

どうせ
研究室に こもってたんでしょ?

今さら
母親面なんかしなくていいよ。

私 もう とっくに諦めてるから。

愛子…。

お母さんには 立派な仕事がある。
それで十分じゃない。

確かに お母さん 仕事にかまけて

あなたと
ちゃんと向き合ってなかった。

でもね あともう少しなの。

あともう少しで
大勢の人が救われるの。

私の事は
救ってくれなかったくせに。

(裕子)愛子! 待ちなさい!

愛子!

私の事なんて ほっといてよ!

切り捨てるのは得意でしょ?

♬~

♬~

(岩田)冨樫社長をつけ回していた
30前後の男

小山さんに聞いてみましたが
思い当たる節はないそうです。

(雨宮)ホテル内にある
防犯カメラの映像を

片っ端から調べてみます。
(路花)はい よろしく。

佐倉さん!
はい。

ちょっと気になる人物が…。

チョウザメの鱗を調べに
博物館に行ってきたんですが

そこの飼育係が

酒井裕子准教授の
弟さんだったんです。

えっ!?
名前は 高橋尚也。

16の時 養父だった叔父を
ナイフで殺害し

少年刑務所
6年間 服役しています。

つまり 酒井裕子には

殺人の前科がある弟が
いたって事?

そういう事になります。

(岩田)糸村。
はい。

この弟の年は?
32です。

ドンピシャだ。 ああっ!

こいつ バイク バイク バイク
バイク バイク乗ってるだろ?

すいません そこまでは…。
(雨宮)冨樫社長をつけてた

30前後の不審な男が
目撃されてます。

(岩田)まさか 冨樫社長が
握っていた弱みっていうのは…。

酒井裕子の弟って事…?

確かに そんな事が公になれば

酒井裕子の研究そのものが
ポシャる可能性がありますね。

叔父さん。

何しに来た?

最近 メールしても
返事が来ないから…。

二度と会いに来るなって言ったろ。
早く帰れ。

どうして そんなに急に冷たいの?

今まで たくさん
相談に乗ってきてくれたじゃない。

やっぱり…
私がお母さんの娘だから?

お母さんの事 まだ許せないの?

♬~

叔父さん…。

(小山)愛子ちゃんが家出?

私が悪いの。

ここのところ 仕事の追い込みで
家を空ける事が多かったから…。

座ろうか。

あの子 まだ恨んでるのよ。

私が夢を取り上げちゃった事。

体操クラブ?

(裕子の声)あの子
着地に失敗して骨折して

私 怖くて 続けさせられなかった。

愛子は あんなに
やりたがっていたのに…。

愛子ちゃん あの怪我で
腕が少し曲がらなくなったろ?

あのまま続けてたら
きっと もっとひどい怪我してた。

そのうち 親心だったって
わかってもらえるよ。

ありがとう。

小山くんに話したら
ちょっと 気が楽になった。

酒井先生 おはようございます。

あっ 刑事さん。

ちょっと 弟さんの事で お話が…。

じゃあ 俺 また顔出すわ。

弟が 何かしたんですか?

実は 冨樫社長が殺害された日

弟の尚也さん
仕事を休んでたんです。

しかも 尚也さんの仕事場には
爆弾の材料が…。

まさか 弟を疑ってるんですか?

最近 尚也さんに会ったのは
いつですか?

答えてください。

答えたくありません。

♬~

30代… 30代…。

岩田さん! この男!

(雨宮)VIPルーム直通エレベーターに
乗り込みました。

時間は?
え~… 「17時35分」。

(雨宮)爆破が起きる25分前です。

この映像 拡大できます?

やってみます。
お願いします。

♬~

(中村)この奥を真っすぐですね。

すみません
高橋さんは 今 どちらに?

あっ 今なら あの…
魚たちの餌の準備中ですよ。

♬~

(着信音)

もしもし。

(電子音)

(携帯電話の着信音)

(携帯電話の着信音)

はい 糸村です。

爆破が起こる25分前

VIPフロアに侵入する
不審な男を確認した。

その男は…

高橋尚也だ。

すみません 高橋さんは?

なんか
電話があって 帰らせてくれって。

ありがとうございます。

♬~

岩田さん!

♬~

よし…。

♬~

(携帯電話の着信音)

(愛子)「警察に追われている。
助けてくれ」

(サイレン)

ご苦労さまです。

ご苦労さまです。

♬~

(雨宮)こちらです。

(岩田)高橋尚也だ。

(岩田)高橋尚也だ。
自殺だな。

死亡推定時刻は
昨日の午後5時から7時の間。

死因は
出血多量によるショック死です。

メモに 冨樫一規を殺害した経緯が
書かれてる。

「一ヶ月前…」

(高橋の声)「水族展示室で

迷惑行為をする男を見かけ
注意したところ

突然 因縁を吹っ掛けられました」

ああっ? おい!

(高橋の声)「殴られ…」

なんだ? その目はよ!
客だぞ お前!

(高橋の声)「蹴られ それから…」

謝れ! 謝れ 土下座して!

(高橋)申し訳ありませんでした。

(高橋の声)「それ以来

その男に復讐する事を
考えるようになりました」

「男の素性をつかみ
行動を監視し…」

♬~

(作動音)

(爆発音)

「警察に疑われ

捕まるのは時間の問題だと
悟りました」

「でも もう二度と
刑務所には戻りたくない」

「だから 死をもって罪を償います」

本当に そんな理由で…?

(ドアの開く音)
愛子…。

どうしたの? そんな青い顔して。

(裕子)愛子?

(愛子)入ってこないでよ!

しばらく 一人にして。

♬~

(携帯電話の着信音)

もしもし。

尚也さんが
遺体で発見されました。

スマホ

冨樫一規さんの殺害を
認めた遺書が…。

ご苦労さまです。

これは…?

♬~

本当に
尚也が犯人だったんですか…?

尚也さんが働いていた博物館で

冨樫社長と
トラブルがあったようです。

遺書には そう書かれていました。

(裕子)叔父に受けた
虐待の痕です。

(机を叩く音)

何度も何度も
同じ事を言わせるな!

お前は いつになったら学ぶんだ!
コラッ!

(ぶつかる音)
あっ!

うっ…!
尚也 大丈夫?

もうやめてください!
お願いします!

ううっ…。
ちょっと待ってね。

ううっ…。

大丈夫?

ううっ… ああっ…。

冷やせば治るから。

捜査資料を読みました。

当時 あなたは

愛子さんを
妊娠していたようですね。

ちょうど 大学4年の時です。

結婚を約束していた彼に
弟を引き取りたいと相談したら

快く受け入れてくれて…。

でも それを知った
あなた方の叔父は逆上して

刃物を振りかざした。

(路花の声)尚也さんは それを
必死で止めようとして過って…。

尚也…!

遺体は 葬儀会社の手配をして…
引き取りに来ます。

(氏家)残念ながら

被疑者を生きて逮捕する事は
できませんでした。

息子さんの無念を晴らせず
申し訳ありませんでした。

あんな息子を哀れむ必要はない。

無能は罪だ。

今回の事件には
まだ不可解な点があります。

これから 裏付け捜査に入り…。
もういいでしょう。

時間の無駄だ。
(氏家)いや しかし…。

捜査は
打ち切って頂いて結構です。

(ドアの閉まる音)

刑事部長…。

ちょっと 気になる情報がある。

これ以上 警察の捜査が及ぶ事は
ないはずだ。

お気遣い ありがとうございます。

で 酒井裕子の研究のほうは
どうだ?

それが 実証実験に
もう少し時間を費やしたいと…。

だが
もたもたしてる時間はないぞ。

外資の連中も
彼女の研究を狙ってるんだ。

それは 重々…。

どんな手を使っても構わん。

彼女の研究を丸ごと奪え。

はい。

裏付け捜査を打ち切れって?

自分の息子が
殺された事件ですよ?

そんな あっさり 幕を引いて
いいんですか?

(岩田)大臣の息子の一規は

叩けば いくらでも埃の出る
どら息子だ。

これ以上 突っ込まれたくない
って事だろ?

それが それだけでもなさそう。

冨樫大臣は ヘスティアフーズの
大株主だそうよ。

守りたかったのは
息子の名誉じゃなくて

ご自分のお金だったわけだ。

今回のスキャンダルが
表沙汰になれば

株価は暴落しますからね。

しかも 冨樫大臣にとって
息子の一規はアキレス腱だった。

見切りをつけて
口を塞いだとも考えられる。

まさか 自分の息子を…?

裏付け捜査に
ストップをかけたのは

それに気づかれるのを
恐れたからかもしれない。

なるほどねえ。

よし みんな
もう一度 事件を洗い直すよ。

まずは 高橋尚也の遺書の
裏付けを取ってきて。

(雨宮)はい。
はい。

っていうか 糸村くんは?
(ため息)

それが また 何か気になる
遺留品があったみたいで。

これ 高橋尚也の遺留品です。

これが なんなのか
調べてもらえませんか?

あのね もう 被疑者は
特定されたんですよね?

こちらは
防犯カメラの映像を分析し

爆薬の成分も鑑定致しました。

これ以上 どうしろと
おっしゃるんですか?

なぜ 彼が
こんなものを持っていたのか…

気になりませんか?

それはね 単なる あなたの好奇心。

捜査に なんの関係もナッシング!

「好奇心こそが
科学する心の源泉である」って

誰かが言っていました。

どんな些細な事でも

好奇心という名の情熱を持って
取り組む。

それこそが 犯罪と科学で向き合う
科捜研の魂ではないでしょうか?

客とトラブル?

高橋さんが土下座する
騒ぎがあったと聞いたんですが…。

そんな事あったか?
聞いた事ないですね。

何か トラブルがあれば
必ず報告があるはずですよ。

尚也さんと冨樫社長のトラブル

博物館の総務課は
把握していませんでした。

えっ?
尚也さんがスマホに書いた遺書は

偽装されたもの。

何者かが 尚也さんを
自殺に見せかけて殺害し

遺書を偽装した可能性があります。

昨日の夕方 5時から7時の間
どちらにいらっしゃいました?

私を疑ってるんですか?

この前 聞かれましたよね?

最近 弟に会ったのは いつかって。

ええ。

10年前です。
10年前?

あの子が
少年刑務所から出た頃です。

ふざけんなよ!
今さら 何しに来たんだよ!

刑務所出てから

俺が どんな思いしたのか
わかってんのか?

尚也…。

みんな 俺から目を背ける。

存在すら許されない。

あんたも
俺と同じくらい傷ついてみろよ。

不幸になってみろよ。

そしたら わかるから。

とっとと消えろ。

今度 俺の前に現れたら

あんたの家族
むちゃくちゃにしてやるからな!

(裕子の声)
愛子に何かあったらと思うと

それから怖くて
会いに行けなかった。

薄情な姉ですよね。

♬~

(石原)こいつだよ こいつ。
冨樫のあと つけてたの。

間違いないよ。

(雨宮)神崎からの報告じゃ

博物館でのトラブルは
実際なかったっていうし…。

高橋尚也は なんの目的で

冨樫一規を
つけてたんでしょうかね?

あれ?
あなた カメラ買い替えた?

ああ…。

仕事 干されてるのに
よくまあ そんな余裕ありますね?

まあ 冨樫も死んだし
そろそろ 出禁も解けるでしょ。

(携帯電話の着信音)

こっちの用件は済んだんで
出てもらっていいですよ。

いや あとでかけ直すよ。

さっきの着信名 見たか?
(雨宮)誰だったんです?

(岩田)和久井昌平。

(雨宮)和久井?

ああ 農学部の学部長。

あたってみるか?
はい。

はい。

これは ガス会社が採用している

ポリエチレンという素材の
ガス管でした。

ガス管?

ポリエチレンは伸びが大きく
破断しにくいため

地震による損傷を
最小限に抑えられるんです。

しかも 金属製の配管と異なり

土の中でも腐食しな~い!

でも これ
ガス管としては短すぎませんか?

それに 彼は なぜ こんなものを
持っていたんでしょう?

ハッハッハッ フンッ!

知りたいですか?
知りたいです。

実は これ ガス会社のイベントで
配られてるものなんです。

ガス会社のイベント?

♬~

万華鏡…!

使われなくなったガス管を
リサイクルして

ガスエネルギーについて
学びながら

万華鏡を作るというイベントが
各地で開催されています。

じゃあ これも万華鏡の材料だった
って事ですか?

でも 高橋尚也は なぜ 万華鏡を
作ろうとしてたんでしょう?

う~ん…。 いい年をした男性が
自分用に作るとも思えませんし

誰かにプレゼントするつもり
だったんじゃありませんか?

なるほど。 では
引き続き よろしくお願いします。

はい?
完成品 見てみたいんで。

あっ それで
私が あなたにプレゼントする?

絶対しな~い!

愛子。

愛子 いるんでしょ?

(裕子)あなたの言うとおりよ。

確かに私は尚也を切り捨てた。

もし 殺人の前科がある
身内がいるって知られたら

また 偏見にさらされて
研究ができなくなるかもしれない。

お母さん それが怖かったの。

だから 尚也に突き放された事を
言い訳にして

会いに行こうとしなかった。

でもね

本当は
ずっと 尚也に会いたかった。

会って謝りたかった。

一人で つらい思いさせて
ごめんねって。

私の研究が手から離れたら

尚也に会いに行くつもりだったの。

でもね まさか…。

こんなに早くに尚也が死ぬなんて
思いもしなかった。

なんの償いもできずに
死なれるなんて…。

(裕子)人の運命なんて
わからない。

お母さんだって
いつ どうなるか。

だからね もう後悔したくないの。

愛子と昔みたいに笑い合いたい。

(裕子の声)
嬉しかった事 悲しかった事

なんでも話し合えたあの頃に
戻りたいの。

(裕子)お願い 愛子。

お母さんのほう…。
(ドアの開く音)

私…

叔父さんを殺した犯人に
されるかもしれない。

どういう事!?

これ… どうしたの!?

昨日の夕方
叔父さんからメールがあったの。

(携帯電話の着信音)

(愛子)「警察に追われている。
助けてくれ」

♬~

うっ…!?

♬~

ああっ!!

叔父さん…?

♬~

本当に何も覚えてないの?

どうして そんな所に行ったの!?

叔父さんの力に
なりたかったんだもん。

(ため息)

尚也とは いつから?

1年くらい前。

お母さんと
喧嘩ばっかりするようになって

叔父さんなら 私の気持ち
わかってくれるんじゃないかって

博物館に。

それから SNS
やり取りするようになって。

叔父さん

私の話 ちゃんと聞いてくれて。

(携帯電話の着信音)

♬~

何!? これ…。

♬~

(着信音)

もしもし。

(ボイスチェンジャーの声)「映像を見たか?」

「あの映像を警察が見たら
どう思うだろうな?」

私たちを脅迫しようとしたって
無駄よ。

正直に全部話せば
警察だって わかってくれる。

「だったら ネットに流すさ」

「あの画像が拡散すれば

必ず誰かが お前の娘と特定し
疑惑が広がる」

「一度 レッテルを貼られた人間が
どうなるのか

あんたなら わかるよな?」

私は どうすればいいの?

「研究の権利を全て
ヘスティアフーズに譲渡しろ」

♬~

相手 誰だ?

戻りました。
(路花)あっ 遅くまでお疲れさま。

どうだった?
尚也の遺書の事 何か わかった?

その事で
気になる事があるんです。

もしかして 酒井裕子?

冨樫一規は殺される直前
こう言ってました。

あいつらは もう 俺の言いなりに
なるしかないんだよ。

その脅迫のネタは

高橋尚也の過去だと
思っていました。

でも もう一つ
考えられる可能性があります。

何?

16年前の事です。

16年前 叔父を殺したのは

本当は酒井先生のほう
だったんじゃないでしょうか?

えっ!?

当時 彼女のお腹の中には
愛子さんがいました。

小さい頃から
姉に守られてきた尚也が

姉の身代わりになったとしても
おかしくありません。

それに もし そうだとしたら

今度は 酒井先生が

殺人者の烙印を
押されてしまいます。

じゃあ 冨樫一規を殺したのも

酒井裕子のほうだって?

♬~

おはようございます。
ああ おはよう。

高橋尚也のスマホ
調べてみましたが

やはり 酒井先生との通話記録は
ありませんでした。

って事は
彼女の証言に嘘はないって事か…。

おはようございます。
あっ 糸村さん!?

ちょっと 糸村くん!
一体 今までどこで何してたのよ!

お構いなく…。

あれ? それ もしかして

高橋尚也のスマートフォンじゃ
ありません?

ええ…。
よかった。

これ ずっと探してたんですよ。

ちょっとお借りしますね。
あっ…。

糸村くん
一体 何をつかんだの?

高橋尚也の自殺は

何者かによって
偽装された可能性があります。

えっ!?

これ 万華鏡なんです。

彼は 誰かの誕生日に

これを
贈ろうとしていたようなんです。

だから 自殺などするはずがない。

少なくとも彼には

思いを伝えたい誰かがいたんだと
僕は思うんです。

彼が
万華鏡を贈ろうとしていた相手

誰だったんですか?

高橋尚也にはSNSを通じて

やり取りをしていた人物が
いました。

まだ素性は わかっていませんが
恐らく その人物です。

お母さん?

♬~

履歴が全て消されています。

彼の登録名は?

「Taurus」
ラテン語で牡牛座です。

星座で登録してたってわけね。

相手の誕生日は?

8月29日。

って事は乙女座。

ラテン語で virgo…。

いました。

(携帯電話の着信音)

♬~

(愛子)「あなたは誰ですか?」

「我々は警察です」

「高橋尚也さんの死の真相を
追っています」

「どんな些細な情報でも
構いません」

「お話を
聞かせてもらえませんか?」

「彼は
あなたへの誕生日プレゼントを

用意していました」

何かトラブルに

巻き込まれているなら

必ず 私たちが

力になります。

「信じてください」

♬~

(着信音)

来ました!

♬~

酒井くん さっき
海老沢会長から電話があった。

研究の権利を全部 ヘスティアフーズに
譲渡するって 本当か?

ええ そのつもりです。

なぜだ? あと少しで
研究は完成するんだぞ。

なぜ このタイミングで
権利を手放すんだ?

実証実験は
私なしでも できます。

ここより もっと広く
きれいな研究室を用意し

スタッフ全員
引き継いでくれるそうです。

頼む。 なんとか考え直してくれ。

今 権利を全部 ヘスティアフーズに
渡されたら 困るんだよ!

学部長…。

このとおりだ!

申し訳ありませんが
もう決めた事なので…。

私は認めないぞ。

そんな勝手な事
絶対に許さないぞ!

やめてください!
やめてください!

(雨宮)コラッ!
(和久井)あっ…!

うっ… イテッ!

大丈夫ですか?
ええ。

和久井さん あなたが
昨夜 密談していた相手

テクシーフーズの
専務さんですよね?

(雨宮)相手を追及したら
全部 吐いたよ。

3億で酒井先生の研究を
横流ししてもらおうとしてたって。

学部長… それ 本当なんですか?

安く叩かれたもんだな。

話は あとで
ゆっくり聞かせてもらいますよ。

来い! オラッ!

(岩田)はあ…。

あの… あなたの研究の権利

ヘスティアフーズに渡すって
本当ですか?

あなたの研究
手放しちゃって いいんですか?

失礼します。

なるほど。
事情は大体わかりました。

お母さんは 何者かに脅迫されて
家を出て行ったんですね?

私は どうすればいいの?

(ボイスチェンジャーの声)「研究の権利を
全て ヘスティアフーズに譲渡しろ」

♬~

わかった。
言うとおりにする。

代わりに
愛子の映像データを返して。

(通話の切れる音)

お母さん…。

あなたは何も心配しなくていい。

でも…。

愛子 お母さん これから ずっと
あなたのそばにいるから。

お母さん…。

これは宿命なの。

宿命?
(愛子)私が悪いんです。

私が あんな映像 撮られたから…。

それは違う。

自分を責めるのは筋違いよ。

愛子さん
今回の事件の黒幕は

尚也さんに冨樫社長を殺させ
その上で尚也さんを殺害。

さらには あなたを利用して
お母さんを強請ってきました。

ただ 一つだけ
わからない事があるんです。

尚也さんもお母さんも
どうして

そこまで 犯人に従わなければ
ならなかったんでしょうか?

酒井裕子さんの行き先が
わかったわ。

ヘスティアフーズよ。

酒井先生は研究の権利を

全て ヘスティアフーズに
譲渡する契約を交わすそうよ。

今 岩田と雨宮は
ヘスティアフーズに向かってる。

学部長の和久井は
全部 吐いたんですか?

ええ。 冨樫社長に
脅迫を受けていたのは彼だった。

和久井さん 裏でテクシーフーズと
接触してるそうですね。

おおかた 研究の横流しでしょ?

フッ… ハハハ!

いやいや それを
止めるつもりはありませんよ。

その代わり 口止め料として

5000万 お願いします。

そんな事して
そっちは大丈夫なんですか?

しょせん
私は雇われ社長ですから。

会社が いくら 利益を上げても
私の給料が上がるわけじゃない。

和久井は 冨樫社長を追ってた
ジャーナリストの石原にも

その秘密を知られ
金をせびられていた。

冨樫社長と
高橋尚也の殺害については?

そっちは否定してる。
アリバイもある。

じゃあ 2人を殺した黒幕は…。

(小山)本当に いいのか?

お前の夢じゃなかったのか?

もう決めた事だから…。

それにしても驚いたわ。

あなたが自分の研究の権利を
全て うちに委ねるだなんて。

本当に感謝するわ。

♬~

(携帯電話の着信音)

はい もしもし。
(岩田)「ひと足 遅かったようです」

酒井裕子は もう ここ出てます。

えーっ!? で 向かった先は?

「いや そこまでは…」

(ため息)
わかった。

佐倉さん 権利さえ取ってしまえば
酒井先生は用なしです。

呼び出されて
命を狙われる可能性もありますよ。

呼び出すって どこに?

安心こそ
最も身近にいる敵である。

…って 誰かが言ってました。

えっ?

相手に警戒心を持たせずに
呼び出すのなら

相手がよく見知っている

安心できる場所が
最適なんじゃないでしょうか?

♬~

(ボイスチェンジャーの声)
「大学の地下の倉庫に

お土産を置いておく」

「これで 永遠に
あんたたち親子とは お別れだな」

(作動音)

♬~

あっ! 糸村さん!?

♬~

糸村さん…!
とにかく 酒井先生を。

ちょっ… ちょっと!
すいません。

♬~

先生! 逃げてください!

♬~

(爆発音)

これ… 糸村さん…!

糸村さーん!!

(岩田)海老沢会長

一連の事件を仕組んだのは
あなたなんですよね?

何を馬鹿な事を…。

証拠は あるんですか?

(雨宮)犯人は 酒井先生に

研究の権利の全てを

ヘスティアフーズに譲渡しろと
要求しています。

つまり 一連の事件の真犯人は
この会社の関係者だって事です。

実際 あなた 酒井先生と
契約を交わしてるんですよね?

ええ 交わしたわ。

海老沢会長なら
信頼して譲渡できます」。

「ぜひ 有効利用してください」
って

彼女 確かに そう言ってたわ!

…だってさ。

私 そんな事
ひと言も言ってませんけど。

あなた… 無事だったの…?

ええ。 糸村さんのおかげで。

外に逃げる暇ないなと
思ったものですから とっさに。

先生!

逃げてください!
えっ…!?

♬~

(爆発音)

酒井先生のスマートフォンに送られた
殺害現場の映像を

科捜研に提出し
解析してもらいました。

その映像から
隠し撮りをされた場所を特定し

再び 現場検証して
現場に落ちていた髪の毛を採取。

それを鑑定してもらったところ
ある一人の人物と一致しました。

それは あなたです。

小山さん。

一連の事件の黒幕は
小山さん あなただったんですね。

まさか
あの爆発から生還するとはね。

どうして… どうして 小山くん!

いつも 私の事 元気づけて
励ましてくれたじゃない!

それは お前のためじゃない。

俺自身のためだ。

お前の研究を いつか
利用してやろうと思ってた。

小山くん! 私はどうなるの!?
ねえ 私…!

我々は一蓮托生。

最初に そう約束しましたよね?

(岩田)会長 こうなったら
洗いざらい しゃべりましょう。

♬~

(岩田)海老沢久美

お前に言われるまま
動いただけだと供述している。

全て お前が計画を立て
実行したと。

長年 冨樫大臣に尽くしてきた
あなたが

なぜ こんな真似を?

長年 尽くしてきたから
わかったんです。

力というのは

持つべき者が持たないと
意味がないと。

冨樫一規は
その器じゃなかったって事?

先生に頼まれて

なんとか一人前に育て上げようと
努力しました。

でも すぐに無駄だとわかった。

(小山の声)こいつが
先生の後釜に座るくらいなら

私のほうが ふさわしいと。

先生の政治理念 行動力…

それを継げるのは私だと
確信したんです。

事件を計画したきっかけは
なんだったの?

一規さんの
学部長への強請りです。

裏でテクシーフーズと
接触してるそうですね。

(一規)口止め料として
5000万 お願いします。

(小山の声)つくづく
救いようがないと思いました。

それで
酒井裕子と その弟を巻き込む

今回の犯行を思いついたんです。

私にとっては

先生の後を継げる資格が
本当にあるのか

自分自身への試験のつもりでした。

爆弾を作り

裕子の弟に爆弾を運び込ませ…。

(作動音)

(小山の声)
彼の部屋から盗んでおいた

チョウザメの鱗を置き

彼が疑われるよう仕向けました。

(爆発音)

(小山の声)
で 爆弾の材料を部屋に置き

彼に殺人の容疑がかかっていると
伝え

私が なんとかするから
身を隠せと指示しました。

(小山)まあ 座れ。

(小山の声)隙を見て…。

高橋尚也くんの犯行に
見せかけるため

偽装工作したのは お前だな?

(岩田の声)そして
酒井裕子さんの娘を呼び出し…。

(岩田の声)酒井さんを脅迫する
ネタにしたのも…。

(小山)あの映像を警察が見たら…。

(ボイスチェンジャーの声)
「どう思うだろうな?」

(岩田の声)そして
大学の倉庫に爆弾を仕掛け

酒井さんを殺害しようとした。

でも どうしても
一つだけ わからない事がある。

尚也さんと裕子さんは

どうして そこまで
あなたの言いなりになったの?

(路花)あなた

16年前の事件の真相
知ってたのね。

どうかなあ…。

こんな所までお呼び立てして
申し訳ありません。

いえ。

この度は いろいろ
ご迷惑をおかけしました。

ああ…。 どうぞ。

あっ…。

小山は 全ての犯行を認め
来週には起訴されます。

尚也くんの事は 残念でした。

私のせいで 最後の最後まで
ひどい目に遭って…。

16年前の あの日から

尚也は ずっと
私の事を恨んでいたと思います。

酒井先生。

16年前 叔父さんを殺害したのは
本当は尚也くんではなく

あなただったのでは
ありませんか?

当時 事件を担当した青山刑事に
話を聞きました。

尚也くんを逮捕した時

彼は 人を殺したとは思えないほど
落ち着いていて

一方 お姉さんは
ただ 茫然と震えていた。

その時
青山刑事は思ったそうです。

もしかしたら 尚也くんは
お姉さんをかばって

身代わりに
自首したんじゃないかと。

しかし 青山刑事は それ以上
何も言えなかったそうです。

なぜなら お姉さんのお腹の中に

新しい命が宿っている事を
知っていたからです。

16年前の あの日
私は 叔父に打ち明けたんです。

お腹に恋人の子どもができたって。

そして 彼が
尚也を引き取ってもいいって

言ってくれてるんです。
(机を叩く音)

勝手な事ばかり
言ってるんじゃない!

お前たちを育てるのに

一体
いくらかかったと思ってんだ!?

お金は ちゃんと返します!

だから もう
私たちを自由にしてください!

出て行きたかったら勝手にしろ。

ただし 尚也は人質だ。

ちゃんと金を返すまで
あいつには…

お前の分まで
地獄を味わわせてやる。

ハハハハハ…!

(叔父の笑い声)

♬~

やめて…。

もう あの子に手を出さないで!

うわあっ! お前らは…!

離せ これを!
ううっ…!

返せ お前…!

(刺す音)
ううっ…!?

あっ…!

♬~

姉ちゃん…!

あんたに地獄を味わわせるって
言われて…。

叔父さんは
俺が殺した事にするから

姉貴は何も心配するな!

何 馬鹿な事 言ってるの!?

そんな事したら あんたの人生が
台無しになるのよ!

お腹の子
人殺しの子にしていいのかよ!

俺 ガキの頃から ずっと
姉ちゃんに守ってもらってきた。

だから 今度は
俺が姉ちゃんを守る番だ。

尚也…。

そんな顔するな…。

結局 私は 尚也に甘え
罪を被ってもらったんです。

尚也は出所したあとも ずっと

その罪に苦しめられていました。

とっとと消えろ。

今度 俺の前に現れたら

あんたの家族
むちゃくちゃにしてやるから!

(裕子)尚也に そう言われた時
私 思い知ったんです。

私が
尚也の人生を狂わせたんだって。

それは違います。

尚也くんは

あなたの事を 恨んでなんか
いなかったと思います。

下手な慰めなんか
やめてください。

あなたに 尚也の
何がわかるっていうんですか?

3分で結構です。

僕に時間を頂けませんか?

あなたの同級生だった小山は

16年前の事件の真相に気づき
今回の犯行に利用しました。

尚也くんが
小山の指図に従っていたのは

16年前の事件の秘密を
守るためです。

あなたの名誉を守るために

尚也くんは あえて
小山に利用されたんです。

えっ…?
尚也くんは 知っていたんです。

(糸村の声)
あなたが 自分の代わりに

夢を叶えてくれた事を。

それから…。

これです。

万華鏡…?

はい。

この 爆破現場に落ちていた鱗は

その万華鏡に使うために
尚也くんが持っていたものでした。

尚也くんは この万華鏡を

愛子さんの誕生日に
プレゼントしようとしていたんです。

これは 青山刑事に
尚也くんが打ち明けた話です。

あなたと尚也くんが
生まれ育った町には

有名な花火大会が
あったそうですね。

それを家族そろって見に行くのが
毎年の夏の楽しみだった。

ところが 叔父さんの家に
預けられるようになってからは

花火大会はもとより

外に出る事も
許されなくなってしまった。

寂しがっていた尚也くんに
あなたは

花火の模様がのぞける万華鏡を
作ってあげたそうですね。

尚也くんは それが
とても嬉しかったそうです。

尚也くんにとって あなたは
姉であり 母親でもあった。

この模様 花火だったんです。

尚也くんは あなたにもらったのと
同じ万華鏡を

愛子さんに贈ろうとしていました。

それは あなたからもらった
嬉しかった思い出も 深い愛情も

忘れていなかったからでは
ないでしょうか。

尚也くんが
あなたを遠ざけたのは

あなたの代わりに捕まった事を
恨んでいたからではなく

あなたと愛子さんに

迷惑をかけないように
したかったからなんです。

…姉ちゃん ごめん。

そして
尚也くんは 尚也くんなりに

一生懸命 あなたたちを
守ろうとしていたんだと

僕は思います。

♬~

きれい…。

(打ち上げ花火の音)

♬~

♬~

♬~

尚也…。

(すすり泣き)

糸村さん。

私 これから警察に行き

全てを話し 罪を償います。

ご一緒します。

♬~

大臣 ご子息を殺した真犯人が
捕まりました。

余計な事してくれた。

無能なご子息より

有能な秘書を失うのが
痛いですか?

何?

小山は
素直に事情聴取に応じています。

全ての罪を計画し 実行したと。

ところで 大臣

あなた ヘスティアフーズの株を
17パーセントも所有している

大株主だそうですね。

小山の犯罪計画が
円滑に進んでいれば

あなたは莫大な資産を手にできた。

小山を ご子息のところに
秘書として送り込んだ時から

あなたは 小山の取る行動を

予測していたんじゃ
ありませんか?

何が言いたいんだ?

私は
これで済むとは思っていません。

氏家くん。

できるものなら やってみなさい。

冨樫大臣 辞任したんですね。

(雨宮)この「健康上の理由」
っていうのが胡散臭いよな。

(路花)何か もっと

後ろめたい事でも
あったんじゃないの?

ああ見えて
刑事部長も しつこいから。

(村木)失礼致します。

あの~ 糸村さん…。

村木さん どうしたんですか?

あのね ちょっと 糸村さんに
釘を刺しておこうと思いましてね。

なんでしょう?

私 明日から
バカンスでハワイに行きます。

ついに…!
なので

あなたからの無茶な注文には
一切 応えられませんので

そのおつもりで。

その間は 私が対応しますので。

わかりました。
気をつけて行ってきてください。

こんにちは。

あれ? 科捜研の女じゃない?

マリコさん。 珍しいですね
特対室に来るなんて。

(榊 マリコ)村木さんが
こちらにいるってお聞きして。

あっ はい!
村木繁 ここにおります。

よかった!

村木さん 実は ちょっと

お手伝いしてほしい仕事が
あるんです。

お力 貸してもらえませんか?
(村木)えっ?

ああ マリコちゃん
無理 無理 無理 無理 無理…。

村木さん
明日からハワイ行くんだって。

だから 「アフイホウ~!」よ。
タイミング悪かったですね。

そうなんですか…。

はあ… 残念だけど
仕方ないですね。

いえ… やります。

喜んで やります…。

えっ? でも ハワイは…?

ハワイは いつだって
ハワイにありますから!

今は マ…。

参りましょう。 どうぞ。

どうぞ。
お足元 お気をつけて…。

糸村さん!

村木さんの片思いの相手って
もしかして…!

なるほど。

繋がりましたね。