ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

dele/ディーリー 第5話 朝比奈秀樹、山田孝之、菅田将暉、橋本愛… ドラマの原作・キャストなど…

『dele/ディーリー #5』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 聡史
  2. ケイ
  3. 真柴
  4. データ
  5. 今日
  6. 婚約者
  7. 百合子
  8. 依頼
  9. 宮田
  10. 携帯電話

f:id:dramalog:20180825003551p:plain

『dele/ディーリー #5』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報の引用

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像がなければ味わえませんので、以下各社のVOD(ビデオオンデマンド)サービス利用をオススメします。

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(実況)「ゴール!」

(歓声)

ねえ 飲もうよ。
(宮田 翔)俺?

こっち こっち こっち。
(女性)飲もう 飲もう。

 

主演・山田孝之×菅田将暉依頼人のデジタル遺品に残された不都合な記録を内密に削除する最強コンビが誕生!遺留記録に秘められた様々な人間ドラマを1話完結で描く。

詳細情報
◇番組内容
『dele. LIFE』にデータの死後削除を依頼していた聡史(朝比奈秀樹)のパソコンが、操作されなくなった。圭司(山田孝之)の指示で死亡確認に向かった祐太郎(菅田将暉)は、聡史が事故で意識不明状態だと知る。しかも、聡史の幼なじみで婚約者だという百合子(橋本愛)からは、削除依頼を取り消すと言われ…!一方、圭司は元恋人・明奈(柴咲コウ)と1年ぶりに再会するのだが…!?
◇出演者
山田孝之菅田将暉
【ゲスト】柴咲コウ橋本愛渡辺大知、朝比奈秀樹
◇原案
本多孝好
◇脚本
本多孝好
◇監督
常廣丈太(テレビ朝日
◇音楽
岩崎太整、DJ MITSU THE BEATS
◇スタッフ

【ゼネラルプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日

【プロデューサー】山田兼司(テレビ朝日)、太田雅晴(5年D組)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://dele.life/
☆Twitter
 https://twitter.com/sudayamada
☆Instagram
 https://www.instagram.com/yamadasuda/

 

聡史くーん!

ノリ悪いねえ!

今日に限った事じゃないけど。

ってか お前
昔っから そうね。

(天利聡史)ああ そうだね。

婚約の件?
ん?

その冴えない面の理由だよ。

俺 やっぱり 彼女に言おうと思う。

(宮田)よせよ。

かえって
彼女を傷つけるって事もある。

(歓声)

(実況)「ゴールキーパー アルベルト
ファインセーブだ!」

(実況)「この位置から
打ってきた 打ってきた…」

(歓声)

そんじゃな。

なあ…!

(真柴祐太郎)う~ん…。

何 それ~。

(ドアの開く音)

何 着替えたの? デート?

えっ…?

マジで? そうなの?
えっ 相手 どんな人?

(坂上圭司)デートじゃない。
知り合いと会う約束がある。

知り合い? ええ~?

…にしては
ちょっと決めすぎじゃない?

普通だろ。
お前の服装がガキっぽいだけだ。

ええ~?

ねえ ここでさ 猫 飼わない?

なごむよ~。

なごんでるお前を見て
腹が立つ予感しかしない。

(受信音)

♬~

依頼人は 天利聡史 27歳。

72時間
パソコンが操作されなかった時

データを消去するよう
設定してある。

死亡確認。
はい。

なんか 嫌な感じ。
留守電にもならない。

(カメラのシャッター音)

行ってくる。

俺 27歳に見えるかな?

服装がガキっぽくて
27歳に見えない27歳になら

見えるかもな。
小学校の同級生か?

うん… そうだね。
中学は覚えてるでしょ。

学区を調べておく。
頼むよ。

あっ それから…。
うん?

確認が取れたら
今日は帰っていい。

えっ? あっ デートね。

わかった。 頑張って。

♬~

(振動音)

♬~

うーん…。

(楠瀬百合子)何?

あっ… こんにちは。
ここの家の人ですか?

ごめん。 違う。

えっ?

えっ?

あっ あの…。

あっ… イテッ!

あれ…? あっ お邪魔します…。

新聞? もう取ってるから
いらないと思うよ。

あっ いや そうじゃなくて…。

何?

あの 俺 真柴祐太郎っていいます。

北瀬小学校の時の
聡史くんの同級生で。

えっ?

ああ 俺 4年の時に
引っ越ししたんです。

で 今日は たまたま
近くで用事があって

わあ 懐かしいなと思って
ぶらぶらしてたんです。

この家にも
以前 来た事があって…。

真柴くん?
はい。

私の事 わかる?
えっ?

楠瀬百合子。

いや…。
私も。

真柴くんの事 全然覚えてない。
えっ?

私の家 あっち。

聡史とは幼なじみで
同級生だから

真柴くんとも
同級生のはずなんだけど

全く記憶にない。

覚えやすそうな顔だけどな。

うーん… まあ 4年の時に
引っ越しちゃったから

同じクラスでなければ
覚えてないよ。

まあ そうかもね。
うん。

あの… 聡史くんは
やっぱり 仕事?

真柴くん 今日 時間ある?
あっ うん あるけど。

じゃあ 聡史に会いに行く?

♬~

ただいま。

(聡史の母)ああ 百合ちゃん
ありがとね。

あっ 真柴くん。 私たちの同級生。

4年生で
引っ越しちゃったんだけど

今日は たまたま こっちに来る
用事があったんだって。

時間あるっていうから
連れて来た。

ありがとう。
こういう偶然って

何か いい事を
起こしそうな気がして。

ああ こんにちは。
こんにちは。

あの… 聡史は?

うん… 3日前に事故に遭って。
意識が戻らない。

真柴くんも 声かけてあげて。
絶対 聞こえてると思うの。

えっ?
「さっさと起きろ!」って。

そこ座って。

あ… お… 俺… 真柴祐太郎。
わかるかな?

みんな 待ってるから。

早く こっちに戻っておいでよ。

(聡史の母の嗚咽)

大丈夫よ!
昔から寝起き悪かったでしょ。

そうね。 そうよね。

目覚めるのに時間がかかるのよね
聡史は。

(百合子)そうそう。

百合ちゃん
今日は もう帰っていいわ。

追い出そうったって
そうはいきません。

帰るなら
おばさんと一緒に帰ります。

ありがとう。
でも 少し息抜きしなさい。

うん わかった。 そうする。
うん。

ああ 百合ちゃん
これ… なんだか わかるかしら?

これ これ。
このお金 何かわかる?

さあ… 私にも わからないですね。

あっ ちょっと…。

ああ…。

俺 ちょっと電話してくる。
あっ うん。

♬~

(携帯電話の振動音)

聡史は事故で意識不明。
今 本人を確認した。

「だったら 削除は必要ないな。
今日は もう帰っていいぞ」

わかった。 それじゃ。

ありがとう。

真柴くんの声
きっと 聡史にも聞こえたと思う。

ああ… だといいけど。

今度は 真柴くんに付き合うよ。

ん? あっ いや 俺の事は…。

17年ぶりの奇跡的な再会でしょ?
遠慮すんな!

あっ…。

(チャイム)
どう? 懐かしい?

いや そんなに記憶にないから
こんなんだったっけな~って感じ。

まあ 15年以上前だもんね。

あの 聡史は だいぶ悪いの?

医者は
覚悟はしておいてくれって。

覚悟って… なんなんだか。
ねえ?

ほっ! よーっと!

フフ…。

♬~

ほっ!

おお… ナイス!
(百合子)イエーイ!

すげえ…。

よし…。
(百合子)おっ!

(百合子)いけー!

イエーイ!

うまいね! バスケやってたの?

♬~

…ん?

ああ… いや
バスケは やってない。

元々 運動神経がいいわけね。

ん? ああ…。

おお…!

ああ…!

真柴くんは 小学生の時
何かやってた?

バスケじゃないなら
サッカーとか 野球とか?

ああ サッカーちょっとだけ。

ああ だから
聡史と仲良かったの?

うわっ 低っ!

こんな低かったっけ? すげえ…!

うわ~ ちっちゃ!

俺 そんなに
仲良かったわけじゃないんだ。

ただ 聡史の家に
何回か行った事がある程度で。

聡史って サッカーやってたっけ?

一応 やってはいたんだよ。

聡史 ほら
運動神経めちゃくちゃ悪いから。

あっ そう。 そうだった。
あいつ 運動神経 最悪だった。

足も遅いし。
そう! そうだった。

明るさだけが取りえだった。

ハハハ…。
まあ 男は愛嬌でいいんだよ。

そういう真柴くんは 足速い?
ん? まあまあだと思う。

よかった。 じゃあ 走ろう!
えっ?

(教師)おい そこ 止まれ!

立派な不法侵入だぞ!
卒業生か?

ごめんなさい!
あの… すぐ出ますから。

ハハハ…。

ああ… やばい…。

はあ… 暑い…。

じゃあ 俺 そろそろ。

おいおい 1人にするな!
夕ご飯まで付き合ってよ。

いや… ちょっと予定あるから。

婚約してるの 私と聡史。

婚約!? ああ… そう。

今 1人はしんどい。
もうちょっとだけ付き合ってよ。

(沢渡明奈)相変わらず。
何が?

約束の10分前には
席についてるくせに

何も注文しないで待ってる
そのわかりにくーい律儀さ。

今 来たんだよ。
(明奈)いいえ 10分前よ。

(店員)失礼致します。

コーヒー ホットで。
(店員)はい かしこまりました。

私も。 おかわりください。

15分前から そっちにいた。

意地が悪いな。 観察してたのか?

そっちが
気づかなかったんでしょ?

ずっと 念は送ってたわよ
「こっちを向けー!」って。

普通に声かけろ。

思いつきもしなかった
そんなつまんない事。

ボーッとしてたけど
何を考えてた?

待ち人の事?

仕事の事。
出がけに1つ動きがあった。

いいの? 出かけてきちゃって。

今 人を雇ってるから
そいつに任せてきた。

ああ… ちょっと意外。
何が?

仕事を誰かとしている事も
仕事を誰かに任せる事も。

拾った猫を押し付けられた。
その猫が なぜか居ついた。

それだけ。

ふーん… その言い方って…。
なんだ?

先生 嫉妬しそう。

♬~

仕事は?
相変わらず。

来る日も来る日も
ニキビ面の高校生に

音楽を教えてる。
なかなかの苦行。

最近の子は難しい?
うーん… そこは変わらないよ。

こんな事より もっと
大事な事があるんじゃないか…。

高校生なんて いつだって
そう思いながら教室に座ってる。

ケイだって そうだったでしょ?

覚えてないよ。

あの時は 私も大学生だったし

生徒の内面に気を回す余裕なんて
なかったけど。

そりゃあそうだ。
たかだか3週間の教育実習だ。

たかだか3週間。

そこに こんな出会いがあるとは
思ってもみなかった。

人生最大の落とし穴。

ひどい言われようだな。

(男性)えっ? この前も
すごい怖がってたじゃん。

(女性)ええ~ そんな事ないよ。
(男性)怖がったじゃん。

(女性)そうかな~?

(明奈)ねえ 少し歩こう。

久しぶりに
ケイの隣を歩きたくなった。

(百合子)
ここ よく2人で走ったな。

へえ~ 聡史と?

中学生の頃。
早朝にランニングしてた。

聡史は忙しくなっちゃったし

その時ぐらいしか
話す時間なかった。

雨が恨めしかったな。
ハハハ…。

聡史 忙しくなっちゃったって
何か始めたの?

クラブチームで

中1にして レギュラーに
なっちゃったからね。

えっ?
遠征とか いろいろあったし。

ん? クラブチーム?

聡史 小さい頃から
運動神経だけは良かったから。

シャイで口下手だったけど
サッカーは抜群にうまかった。

中学で あいつ 女子から
なんて言われてたか知ってる?

えっ…?

むっつりサッカー。

笑えない? アハハ…!
ハハ…。

はあ~。

それで 真柴くん 君は誰?

ああ… えっ?

ああ 俺は…。
「dele.LIFE」の人?

えっ…?

さっき
病院で おばさんが見せてくれた。

クレジットカードの
引き落とし明細。

どんな会社かは
ホームページで確認した。

聡史は何かのデータ削除を
おたくに依頼した。

…はい。
それ 取り消す。

いや どうなんでしょう…。

キャンセル料を払ってもいい。
とにかく やめて。

聞いてくれないなら…
弁護士を雇って訴えてやるから!

あ… ああ… ちょっと待って。

(明奈の声)
発病からだと… 16年になるのか。

(圭司の声)そうだな。

考えてみれば
もう 人生の半分 車椅子だ。

歩いてた事を忘れそうになる。

私 覚えてるよ。
ん?

遅刻しそうになって
校門に駆け込んでくるケイ。

友達としゃべりながら
階段を上るケイ。

部活でテニスをしているケイ。

おかしいね。 一番古いはずの
出会った頃の記憶を

一番鮮明に覚えてる。

(携帯電話の振動音)

なんだ?

つかぬ事をお伺いしますが
その…

依頼者様の婚約者様より
依頼の取り消しがあった場合

どのように対応すれば…。
「婚約者?」

お前 何やってんだ?

「聡史の婚約者に…」

依頼の事が… バレて
あと 俺の身元もバレちゃって

あの… どうすればいい?

聞かなかった事にして帰れ。

あっ…。
あのねえ!

本人が意識不明なんだから

代わりに誰かが
意思表示するしかないでしょ?

「私は依頼人の婚約者
楠瀬百合子です」

「依頼は取り消します。
わかりましたか?」

それが 本人の意思だという
証拠はどこに?

「私が そう聞いたの」

事故に遭う前

依頼は取り消すつもりだ
って 本人が言った。

嘘だ。

…むかつく! いい?

婚約者として 私は 今
本人の意思を伝えました。

データを削除したら
訴えるからね!

あっ…。

「単純な案件を
随分 面倒にしてくれたな」

任せる。 ちゃんとやっとけ。

あの…。 あっ ケイ!

(明奈)猫?
ああ。

なんだって?
何も。

ミャーミャー鳴いてただけ。

でも うまくやってそうじゃない。
どこがだよ?

ねえ…。

ケイの事務所 見せてくれない?
ん?

ケイが働いてる事務所
見た事ないから。

大した事務所じゃない。
見るようなものは何もないぞ。

怖い?
何が?

2人になるの。

♬~

聡史 小さい頃から 足速くて

運動会のリレーでも
サッカーでも

あいつだ
別の世界で動いてるみたいだった。

その頃から 聡史が…

聡史さんが好きだったんだ?

いつからだったのか わからない。

聡史は最初から
大切な人として 私の隣にいた。

そう…。

そういう人がいなくなった世界は
どんなふうに見えるのかな?

♬~

何も… 変わらない。

あんなにも大切な人が
いなくなったはずなのに

世界は何も変わらない。

昨日と同じ顔してる。

♬~

ああ… 映画で
そんなセリフがあった気がする。

そう。

そういうものかもね…。

ありがとう。

うわ~。
ハハハ…!

ここ。 この店。
私たちの初デート。

えっ? ここで?
中2の時。

他の人とデートする事になって
ここで待ち合わせて。

だけど 相手が来なかったの。
えっ ひどいね。

だから 聡史を呼び出したの。
「今日 暇でしょ?」って。

その日は クラブチームの
練習がないの 知ってたから。

あっ。 待って それ 作戦でしょ。

実は デートの約束なんて嘘で…。

ああ~ やっぱね。

「たまの休みくらい寝かせろ」とか
ぶつぶつ言ってたけど

聡史 来てくれた。

聡史… さんとは そこから?

もう 聡史でいいよ。
今さら さん付けも調子狂う。

うん。

そうだね。
その頃から なんとなくかな。

高校も 聡史の学力なら

もっと上の学校
行けたはずなのに

私に合わせるみたいに
同じ学校に行った。

楠瀬さん 頭 悪かったの?

内申が悪かったの!

すぐ先生に噛みつく
かわいい中学生だったから。

やっぱり 頭 悪かったんだ。
うるさいな! この野郎!

♬~

真柴くんみたいな同級生が
本当にいたら よかった。

ん?

聡史とも仲が良くて
私の話も聞いてくれて…。

そういう同級生。

いなかったの?

聡史の友達って

ほとんど サッカーの仲間ばっかり
だったからね。

まあ 普通のっていうか…
学校の友達は?

仲いいのが1人いた。
うん。

宮田翔くんって人なんだけど。

小学校から高校まで
同じだったけど

私と聡史が話してると
遠慮して 絡んでこなかったし。

近すぎたんだと思う。
私と聡史は。

確かに 無敵かも。

入り込む余地ないよな。
幼なじみで恋人じゃねえ。

ちょっと トイレ。

(携帯電話の振動音)

いいの?

うん いいんだ。

(携帯電話の振動音)

出てよ。

(携帯電話の振動音)

「ねえ 切った? 今 切った?」

済んだのか?

「いや それが まだ…。
楠瀬さん 婚約者だし

データ見たいって気持ち
わかるし」

依頼人の気持ちは無視か?

「中身がわかれば
俺が うまい事 伝えるから」

「データ 見てくれない?」

データは見ないし
依頼人が死んだら削除する。

「ああ 待って!
じゃあ せめて1つだけ」

なんだ?

聡史の親友で
宮田翔っていう人がいるんだ。

「聡史とも 彼女とも
小学校から高校まで

ずっと一緒だった」

「その人と どうにかして
連絡を取ってくれない?」

なんのために?

今 彼女に必要なのは

聡史との思い出を
ちゃんと持っていて

聡史の事を
きちんと語り合える人だ。

彼女と引き合わせたい。

それに聡史は まだ生きてる。

どんな気持ちで聡史を見送るかで

楠瀬さんの この先の時間は
全然違うものになると思うんだ。

中学も地元だな? 高校は?

「ああ… 地元で一番の
高校じゃないのは確か」

「そんなに下でもないと思う」

それは情報のつもりか?

「すいません」

SNSを軽く さらってみる。
それで わからなかったら諦めろ。

「うん ありがとう」

♬~

気にしないで 続けて。

すぐ終わらせる。

いいの。
そういうところが見たかったの。

♬~

(打球音)
イエーイ!

ナイス バッティング!

(打球音)
イエーイ! よっしゃ!

(打球音)

うまいね!

ここも 学生時代には
しょっちゅう来てたから。

へえ~!
違う大学 行ったから

昼には
あんまり会えなかったんだけど

連絡 取り合って
よく 夜に ここで。

へえ~! よし!
おっ!

イエイ!
ファイト! フゥ フゥ!

(携帯電話の着信音)
んっ? あ あ あっ…。

ちょっと待って。 なんだ?

(携帯電話の着信音)

はいはい。 もしもし。

宮田翔にメッセージを送ったら
返事が来た。

家の近くのバーにいるらしい。

すぐに来るなら話をしてもいいと
言っている。

お前は 坂上法律事務所の人間
って事になってる。

(打球音)

ちょっと用事ができた。

(百合子)逃げる気?
聡史のデータの件は?

逃げない。
ちゃんと戻ってくるから。

あとで電話する。

♬~『ショパン:ノクターン第21番 ハ短調

(店員)いらっしゃいませ。

宮田さん…? 宮田翔さん?

あっ… メッセージをくれた
真柴さん?

そうです。 すみません 突然。
(宮田)いえ…。

♬~

えっ 弁護士さんですか…?

…の使いっ走りです。

人使いの荒い事務所に勤めてます。

あの… 同じのを1つ。
(宮田)いい。

これ よかったら。

いいんですか?
どうぞ。

あっ じゃあ…。

♬~

(せき払い)

天利聡史さんが事故に遭った事は
知ってますよね?

知っているも何も

聡史 僕の目の前で
ひかれたんです。

そ… そうだったんですか。

ああ… お見舞いには?

行こうと思うんですけど
なんだか怖くて。

でも
行ける時に行っておいたほうが

いいかもしれませんね。

♬~

あの… 今日 時間ないですか?
もし よかったら

婚約者の楠瀬百合子さんと一緒に
病院へ行きませんか?

楠瀬さんも 宮田さんから
いろいろ お話聞きたいと思うし。

えっ… 楠瀬さんが婚約者って
聡史のですか?

誰が そんな事?

誰がって…。

えっ 違うんですか?

はあ?

♬~『ショパン:ノクターン第21番 ハ短調

ここ いいね。 落ち着く。

時間が止まってるみたい。

去年 言ってた ビオラ奏者は?
まだ付き合ってるのか?

別れた。

どうして?

君のために音楽をやめて

きちんとした会社に就職するって
言い出したから 思わず…。

そこ 喜ぶとこだろ。

そう言っておいた。

それを聞いて 喜ぶ人と
付き合い直してって。

そっちは?

去年 何か言ってたよね。
生ぬるーい話。

忘れた。 どんなだった?

私だって忘れたよ。
あまりにエピソードがなくて。

フッ…。

なんかあったのか?

どうして?

ここに来たいだなんて初めてだ。

見てみたかったのよ ケイの今を。

話で聞くだけじゃなくて。

こんなので ご期待に沿えたか?

ねえ。

もし その病気がなかったらって
考える事ある?

以前は考えた。 今は考えないな。

私は 今も考える。

もし ケイが病気じゃなかったら

私たちは
うまくいってたかもしれない。

でも もし
ケイが病気じゃなかったら

ケイは そもそも
私を求めなかったかもしれない。

そう考えると 私の居場所は

最初から ケイの心の隙間にしか
なかったのかなって。

なあ。
ん?

どうして 俺だった?

もっと 普通の男がいただろ?
こんな扱いづらいのじゃなくて。

フッ…。

そんなの 何度も考えたよ。

もう そういう事 考えるの
やめたいの。

♬~(音楽)

♬~

(滑り台をたたく音)

わっ! 本当に戻ってきた。

ここには
2人の どんな思い出が?

社会人になってからは

バッティングセンターも
ちょっと違うよなってなって

よく ここで会ってた。

かき氷に線香花火とか

缶コーヒーに… フフッ
おしくらまんじゅうとか。

仕事の愚痴を言い合って
励まし合って。

それも嘘?

…えっ?

今 宮田翔さんと会ってきた。

聞いたよ。

楠瀬さんと聡史は
婚約なんてしてないって。

楠瀬さんの婚約者は他にいるって。

なんで こんな嘘を?

聡史が…

死後 誰にも見られたくないと
思ってたデータを見たかった。

婚約者って言えば
契約を破棄できるかなと思った。

今までの話も 全部 嘘?

ううん。 全部 本当だよ。

でも 私と聡史が恋人になった事は
一度もなかった。

聡史の気を引きたくて
男の人と付き合った事もある。

高校時代に1人 学生時代に1人。

でも 聡史
何も言ってくれなくて。

自分から言えば よかったのに。

言って フラれたら

全部なくしちゃう。

幼なじみも 親友も 大好きな人も。

社会人になって

会社の先輩から
付き合ってほしいって言われた。

だから
この人の事を聡史に話して

それでも
聡史が何も言ってくれないなら

私は 本気で
この人と付き合おうって…。

それで 聡史は?

「いい人そうじゃない」。

「今度こそ 頑張って」…。

フフ… フフッ…。

(ため息)

言ってくれるぜ。

本気で 全力で…

彼と付き合おうと思った。

本当に いい人だった。

本当に好きになった。

でも…。

聡史よりは好きになれなかった。

婚約の事
聡史には話したんだよね?

最後に ここで会った時に話した。

そしたら 聡史

いきなり私を
ギュッて抱きしめたの。

「遅いよ 馬鹿野郎!」って
そう思ったけど

泣きたいくらい幸せだった。

でも 聡史 私の耳元で言ったの。

「おめでとう」って…。

結局 聡史にとって

私って なんだったんだろう?

それが知りたかった。

だから データを。

でも 宮田翔さんが…。

依頼どおりに
必ず 削除してください。

楠瀬さんにとっても
そのほうがいい。

聡史の事なら
全部わかってると思ってたのに…。

♬~

(ため息)

(ため息)

♬~

真柴くんは 誰を亡くした?

えっ?

その人がいなくなっても

世界が何も変わらなくて

苦しい思いをしたんでしょ?

♬~

…妹だよ。

そう。

絵 描くのが好きでさ。

描きたいものが見つかると
すぐに描き出すんだ。

手首のゴムで 髪 結んで…。

♬~

フフフフ… そう。

あとは もう 一心不乱。

いつ?

9年前。 まだ14歳だった。

真柴くんは…

いいお兄さんだった?

(携帯電話の着信音)

もしもし。 おばさん?

えっ… 急変?

(医師)30分後にバイタル測定。
(看護師)はい わかりました。

(百合子)おばさん。
ああ 百合ちゃん。 ごめんね。

(百合子)聡史 どうなんです?

それがね さっき 動いたの。

ほんのちょっとなんだけどね

確かに 私が握っていた手を
ギュッと握り返して…。

じゃあ…。

聡史は…?

宮田くん。
来てくれたのね。 ありがとうね。

聡史 動いたって。

(聡史の母)先生もね 昨日より
希望が出てきたのは確かだって。

みんなで 声かけてあげて。

(聡史の母)真柴さん
あなたも お願いします。

あなたの呼びかけが
聞こえたのかもしれない。 ねっ。

(心電図モニターの音)

(百合子)聡史!

聡史 わかるかい?

(聡史の母)ああ…!

(心電図モニターの音)

聡史…。

ああ よかった。

(聡史の母)先生を呼んでくるわね。

(ドアの開閉音)

(心電図モニターの音)

(宮田)聡史…! よかった!

♬~

遅いよ…。

馬鹿野郎…!

(明奈の声)最初に この仕事の話を
ケイから聞いた時

依頼する人の気持ちが
わからなかった。

でも 今は ちょっとわかるかな。

自分じゃ消せないデータって
確かにあるね。

それを消したら

自分が自分じゃなくなるように
感じるデータ。

あるのか?

待ち合わせは
今年で終わりにしよう。

♬~

…わかった。

長くは待たないよ。

え?

私から データ削除の依頼が来たら
もう他人だと思って。

♬~

(ドアの開閉音)

(エレベーターの到着音)

(アナウンス)「ドアが閉まります」

あの… ケイの彼女ですか?

いいえ。

ああ そうなんですか。
えっ? じゃあ…。

近いうちに依頼人になるかも。

♬~

聡史 持ちこたえたよ。
意識 戻った。

そうか。
うん。

あのまま 聡史が死んじゃってて

俺たちが データ
削除しちゃってたらって考えると

やっぱり ちょっと怖いね。

データの内容が わかったのか?
いや…。

でも 大体 想像つく。

多分 愛の証しだよ。

だから 消さなくてよかったよ。

だって 俺たち

誰かの大事な愛の証しを
消すために

この仕事してるわけじゃ
ないもんね。

ん?

データは元に戻す。

ああ… うん。 そうして。

近いうち 聡史
依頼キャンセルすると思うよ。

あっ そうだ!

今 そこで ケイの彼女に会ったよ。

彼女じゃない。 古い知り合いだ。

えっ そうなの?

今のところは…。

♬~

(坂上 舞)家出した14歳の女の子が
死体で発見されたの。

(石森俊一)学校での いじめだと
思ってます。

この子たちすごく嫌な感じだった。
(生徒たち)飛べ! 飛べ!

やばいものが入ってたから
消したのかもしれない。

純子ちゃんが死んだ事で
この世界のバランスが

おかしくなっちゃったんだよ。
全部復元して 謎を解いてやる。