ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

遺留捜査 第6話 銀粉蝶、櫻井淳子、上川隆也、栗山千明、永井大、宮﨑香蓮… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…

『遺留捜査 #6』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 美沙子
  2. 紀香
  3. 砥石
  4. 姉さん
  5. 靖之
  6. 夏江
  7. 息子
  8. 路花
  9. 茶碗
  10. マンション

f:id:dramalog:20180823215505p:plain

『遺留捜査 #6』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報の引用

 

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像がなければ味わえませんので、以下各社のVOD(ビデオオンデマンド)サービス利用をオススメします。

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(呼び出し音)
「こちら 緊急通報110番です」

「事件ですか? 事故ですか?」

「もしもし? もしもし?」

(鴻上紀香)義母が死んでます。

(パトカーのサイレン)

 

凄絶!!泥沼の資産家殺害!嫁姑バトルが生んだ悲劇か?それとも遺産相続殺人なのか?容疑者は…親族全員!?遺留品の“石”から紐解く鬼嫁の秘密とは…!?衝撃ラスト!

詳細情報
◇番組内容
資産家の鴻上美沙子(銀粉蝶)が撲殺された。第一発見者は、過去の深い因縁から美沙子と激しく対立していたという嫁の紀香(櫻井淳子)。嫁姑バトルが招いた殺人なのか!?それとも…。やがて事件現場から高級茶碗が無くなっていることが判明。親族達はそれぞれ金銭的に困窮しており、捜査チームは遺産目当てでの犯行の線で捜査を進めるが…!?そんな中、糸村は殺害に使われた“石”に興味を持つ。遺留品が導いた衝撃の真相とは…!?
◇出演者
上川隆也栗山千明永井大、宮﨑香蓮・梶原善甲本雅裕戸田恵子
【ゲスト】銀粉蝶櫻井淳子久世星佳、石田佳央、モト冬樹松本まりか、湖条千秋、鳩野景、こばやしあきこ、三浦由衣、谷口知輝 ほか
◇脚本
真部千晶
◇演出
匂坂力祥
◇音楽
吉川清之
◇主題歌
小田和正『やさしい風が吹いたら』『小さな風景』(アリオラジャパン
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子テレビ朝日
【チーフプロデューサー】佐藤凉一(テレビ朝日
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、丸山真哉(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/iryu_2018/
☆Twitter
 https://twitter.com/iryusousa_tva

 

(岩田信之)すっげえ家だな!

(佐倉路花)元々 鴻上家は
お公家さんで…。

お公家さん?

昔 京都に天皇がいた時代には
側近だったとか。

まあ ご立派な家柄らしいよ。
へえ~!

(路花)あっ そちらは?

(雨宮 宏)
第一発見者の鴻上紀香さんです。

(路花)どうも。
被害者とのご関係は?

あっ 嫁です。

週に一度
義母の様子を見に来てて。

(岩田)それで 遺体を発見した?
(紀香)…はい。

(神崎莉緒)鴻上美沙子さん 65歳。

10年前に
ご主人が亡くなったあとは

この家に一人暮らしでした。

一人息子の靖之さんも
5年前に亡くなったそうです。

じゃあ お嫁さんは
夫が亡くなったあとも

お姑さんの面倒を見に
通ってきてたんだ。 偉いわよね。

ん! 凶器は?

あっ これですね。

血痕がついています。

この石で頭部を殴られて
殺害されたと思われます。

(殴る音)

おい 行っちゃうぞ。

ちょっと…!
それ 鑑定に回すんですから!

(香取夏江)紀香さん!
ねえ 紀香さん!

あっ!
ねえ お姉さん死んだって本当?

叔母さん…。
(夏江)他の親戚には連絡した?

いえ まだ…。

もう 姉さんの言うとおり
本当 気が利かない嫁だわね!

あの… すいません。

この石は なんですか?
はっ?

この面が平らで
つるつるとしてます。

上に 何か載せて
使ってたんでしょうか?

いえ。 前は
そんな石なかったんですけど

先週 来た時に…。

お義母さん。
この石 なんですか?

(鴻上美沙子)
私が 何をお取り寄せしようと

勝手でしょ!

お取り寄せ? 石を?

♬~

お義母さんの妹の
香取夏江さんです。

うちは 3人きょうだいで

美沙子姉さんが一番上で
真ん中が私

あと 弟がいたんだけど
もう亡くなってて

この子が弟の息子です。

香取清です。

(鴻上利勝)まったく
理不尽な世の中ですよね。

私が生まれ育った この家が
赤の他人のものになってしまう。

あなたは…?

(利勝)私は鴻上家の人間です。

鴻上利勝。

美沙子さんは
私の兄嫁にあたります。

兄が死んで 跡取りの靖之くんも
もう亡くなってるから

美沙子さんが死んだ今

うちのご先祖様が築いてきた
財産

この人たちが
遺産相続するんですよ。

由緒正しき鴻上家と
なんの繋がりもない

この連中がね。

遺産相続…。

(夏江)遺産なんか欲しくないわよ。

ただ 姉さんには
元気でいてほしかった。

姉さんを殺した犯人を
絶対に許さないわ!

フッ… しらじらしい。

あれ?

あれ? 茶碗がなくなってる!

茶碗ですか?

骨董品を集めるのが趣味だった
兄の自慢のお宝。

ずっと
あそこに飾ってあったのに…。

♬~

(村木 繁)付着していた血液は

被害者
鴻上美沙子さんのものでした。

頭部の傷口の形状とも
一致しています。

やはり この石が
殺害の凶器なんですね。

(村木)
指紋などは拭き取られていて

犯人に繋がる手がかりは
見つかりませんでした。

あしからず。

(滝沢綾子)犯行現場からは
複数の毛髪が採取されました。

被害者自身のものを
取り除いた残りが これです。

これから 家に出入りしていた
親族の毛髪と比較照合してみます。

さて 村木さん ここで問題です。
おっ! いきなりか。

仕事中だぞ。 出してみて。

鴻上美沙子さんは この石を

わざわざ取り寄せて
部屋に置いていました。

さて 美沙子さんは この石を
何に使っていたでしょうか?

はいはい! はいはい!
はい 村木くん。

えーっとですね
普通 石を室内に置くとしたら

お習字に使う文鎮か 観賞用か。

しかし
この面が人工的に切断されて

平らになっていますから

この上に
人形か何かを載せていた!

残念。 はずれです。
ああっ!

美沙子さんは この上に
何も載せていませんでした。

じゃあ 答え 何?
わかりません。

えっ!?
だから 調べてもらいたいんです。

なんでも構いません。 この石の
化学組成 結晶構造 産地…。

なぜ この面が平らなのか?

ノン! 嫌です。

村木は
そう簡単には動きません!

とか言いながら
やるんですよね。

ちょっと…。
仲いいよね あの2人。

(岩田)あの家から 唯一
なくなっていたのが この茶碗。

江戸末期の湖東焼の名品だそうだ。

骨董品としても人気が高く
200万円以上の値がつくんだと。

盗んだ人物が
現金化するかもしれないので

市内にある古美術商に
手配書を回しておきました。

犯人は この茶碗を盗むために

鴻上美沙子さんを
殺害したんですかね?

いや そうとは限らない。

鴻上美沙子さんが亡くなった事で
遺産の相続問題が発生する。

いい?
夫と息子は亡くなってるから

美沙子さんの遺産は

実のきょうだいのほうに
行く。

妹の香取夏江と弟に
2分の1ずつ。

でも 弟も

すでに亡くなっているから

その子供が代襲相続をする。

代襲相続

甥っ子の香取清が
遺産をもらえるって事よ。

紀香さんは?

(路花)この場合
お嫁さんには相続権はない!

(岩田)いくら姑に尽くしても

嫁は何ももらえない。
うちのが いつも そう言ってる。

鴻上側の親戚にも
相続権はないんですよね?

(路花)そう。

(岩田)この家の土地なら 5億?
いや もっとするか。

莫大な遺産を受け取る
妹の香取夏江と 甥の香取清には

被害者を殺害する動機がある。

司法解剖の結果 殺害されたのは

2日前の 月曜の午後3時から
6時くらいではないかと。

月曜日はダンスですね。
(路花・莉緒)えっ?

被害者の家から
持ってきちゃったんですか?

はい。 美沙子さん
趣味の多い方だったんですね。

ダンスにゴルフ それにコーラス。

はあ…。 じゃあ
犯行のあった月曜の午後

関係者たちの行動を確認して。
(一同)はい。

(夏江)ワン ツー スリー。
ワン ツー スリー。

福澤さん 頭 入ってる。

ワン ツー スリー。
ワン ツー スリー。

ワン ツー スリー。
ワン ツー…。

松井さん 姿勢悪い。
もっと引き上げて。

被害者は 妹が教えている教室に
通ってたんですね。

お相手してください!
私と踊りましょうよ!

いや ちょっと…
うちら そういうのじゃないから。

ぜひ お願いします!

(女性)ぜひ 私と!
(女性)ぜひぜひ 私と…!

(女性)私と! 私と…!
(雨宮)わかりましたから!

なるほどね。
わかりました わかりました。

ごめんください。

(清)返済は もう少しだけ
待ってもらえますか?

すいません。
金が入るめどは立ちましたので。

はい。 はい すいません。
失礼します。 はい。

社長 お客様です。

月曜日の午後は
営業回りをしていました。

どなたかと ご一緒でしたか?
いえ 1人で…。

美沙子さんと最後に会われたのは
いつですか?

ああ… 先々週の定休日。

火曜日に
ゴルフ練習場で会いました。

カレンダーに書いてありましたね。
火曜日はゴルフって。

清くん!

伯母さん。 今日
ルフレッスンの日でしたっけ。

ねえ あなた

ゴルフしている場合じゃ
ないでしょ。

会社が うまくいってないって
夏江が言ってたわよ。

そんな事ありませんよ。

お休みだからって遊んでないで。

仕事もらいに
歩き回りなさいよ!

(清の声)
おせっかいが過ぎるというか

口うるさい人でした。

けど なんで伯母さんまで
殺されてしまったんだろう。

まで?

他にも
誰かが殺されているんですか?

息子の靖之くんですよ。

月曜日の午後は
ご自宅にいらした。

それを証明できる人は?

(夏江)いないわよ。 独り身だもん。

大体 私が
姉さんを殺すわけないでしょ?

きょうだい
とっても仲良かったんだから。

(雨宮)でも あなた
お姉さんに

たびたび 金の無心をして
断られてますよね?

(夏江)姉さん 姉さん。
ちょっと話があるの。

どうせ また お金の話でしょ?
お断りよ。

(岩田の声)あなたは 一昨年まで

桂坂で ダンスホール付きのお店を
やってたんですよね?

でも 経営不振で店を手放し

今は ダンス教室で教える事で
収入は得ているものの

経済的には かなり苦しかった。
違いますか?

私なんかより
嫁の紀香さんを調べなさいよ。

姉さんと しょっちゅう
いがみ合ってたんだから。

いがみ合ってた?
(夏江)そうよ。

姉さんは あの嫁の事を憎んでた。

何しろ 息子を殺した女だからね。

♬~

こんにちは。
(紀香)ああ こんにちは。

お姑さんが
亡くなったばかりなのに

お仕事ですか?

ああ…。 うちは
ネット販売もやってますから

毎日 対応しないと。

こちらのお店は 8年前

あなたと ご主人の靖之さんとで
始められたそうですね?

ええ。 会社は
その前から やってましたけど…。

会社?

うちは
ただの雑貨店ではありません。

アフリカの国々との
フェアトレードをやっている

窓口なんです。

フェアトレードって
発展途上国で作られた商品を

適正な価格で取引するっていう
仕組みですよね?

はい そうです。

独身時代 私は
アフリカの難民キャンプで

ボランティア活動をした事が
あるんです。

その時に ただ援助するだけでは
駄目だと思いました。

フェアトレードによって
現地の人が自立できれば

貧困の連鎖は断ち切れる。

(紀香)それで 仲間たちと
会社を立ち上げる時に

相談に乗ってくれたのが
銀行に勤めていた主人でした。

あなたとの結婚を機に

靖之さんは銀行を辞めて
活動に加わった。

そして 5年前
事件に巻き込まれて

殺されてしまったそうですね。

買いつけに出向いたアフリカで

強盗に襲われて
拳銃で撃たれたんです。

(銃声)

(美沙子)ああ! ああ ああ…!

あなたなんかと結婚しなきゃ

この子が
危険な所に行く事もなかった。

(泣き声)

♬~

靖之が死んだのは
あなたのせいよ!

美沙子さんの家に通っていたのは
その償いのため…。

償い?

なんで 私が
償う必要があるんですか?

私のせいで死んだなんて
義母が勝手に思ってるだけです。

(ため息)

私が あの家に行くのは
主人に頼まれたからです。

週に一度は 義母の様子を
見に行ってくれって。

あの… すいません。

これって 予防接種を受けられた
証明書ですよね?

はい。

そろそろ また現地に行って
交流の幅を広げようと思ってます。

主人も そうしろって
言ってくれてるような気がして。

(路花)5年前の息子さんの死で
姑は嫁を恨んでいた。

2人の仲は
相当悪かったようです。

(紀香)ご苦労さまです。

そろそろ
お茶でも いかがですか?

ちょっと! ねえ。

もっと気の利いたお菓子を
買ってきなさいよ。

でしたら ご自分で買ってくれば
いいじゃないですか。

そうやって 口答えばっかり。

嫁のくせに 生意気よ。

私は 靖之さんの事が
好きだったから 結婚したんです。

あなたの嫁になりたかった
わけじゃありません。

(路花の声)すごいわよねえ 彼女。

お姑さん相手に平気で言い返す。

嫁と姑が
互いに戦闘モードに入ったら

もう 手がつけられない…。

実感こもってるね。

間に入る俺の身にも
なってみろよ…。

フフフッ…。
えー 今の段階で

被疑者は3人。

妹の香取夏江は
金に困ってます。

甥の香取清も 銀行への返済が
滞っているようです。

遺産目当てに
この2人のどっちかがやった。

あるいは

被害者に感情的に対立していた
鴻上紀香か。

まあ この3人を
徹底的にマークして。

どっかでボロを出すかもしれない。
(3人)はい。

これは

水晶と同じ成分である石英
大量に含まれた

珪質粘土岩の中でも
風化が進んで

砥石に適した性質になったもので

「砥石型珪質頁岩」と
呼ばれるものでした。

砥石って
刃物を研ぐ あれですか?

そう! これは

砥石に使われる石だったんですね。

それで
この面が平らなんですね。

京都市の北西部や亀岡市などには
砥石に適した地層があるんです。

京都に?
知りませんでした。

その地層は 2億5000万年前には

太平洋の赤道近くの
海底だったと言われています。

2億5000万年前って 古生代…。
想像もつきません。

想像を絶する時間をかけて

海の底にあった堆積物が
地殻変動

京都付近の地表に運ばれてきた。

ああ~ なんというロマン!

♬~「タ~ラ~」

それを 刃物を研ぐのに
ふさわしい石だと気づいて

採掘を始めたのが
鎌倉時代じゃった~。

京都の天然砥石の
始まり~ 始まり~。

砥石って 普段 使いますか?
♬~「トゥル~」

いいえ…。 どうやって研ぐのかも
わかりません。

ですねえ。
京都周辺で採れる天然砥石は

希少価値もあって
非常に高価なんですが

中でも
被害者の家にあった この石は

「内曇」という名前の

最高級品の砥石じゃった~。

ネットで調べたところ

この大きさで
20万円もするそうです。

20万!? 高い…。

アァ~!

あった…。

ん?

全部 セラミック。

砥石は必要ない…。

(物音)

♬~

何なさってるんですか?

あんた 誰だ?
あっ…。

京都府警 特別捜査対策室の
糸村と申します。

事件現場となった この家は まだ
立ち入り禁止のはずなんですが。

ん? これ…

美沙子さんのご主人が集めていた
骨董品ですねえ。

あっ… ちょっと失礼します。

はあ…。

持ち出そうとしてたんですか?

そういえば 茶碗がなくなったって
聞きましたねえ。

あれも あなたが?

いやいやいや 違う!
あれは…

あれは… きっと 嫁が盗んだんだ。

紀香さんが?
どうして そう思うんですか?

前に 美沙子さんが言っていた…。

ねえ 私の指輪 知らない?

(紀香)知りませんよ。

あなたが来ると
いつも 何か なくなってるのよ。

(利勝の声)あの嫁は

この家から 金目のものを
盗み出すのが目的で 来てたんだ。

でなきゃ 仲の悪い姑のもとに
通ってなどこない。

(携帯電話の着信音)
あっ… ちょっと すいません。

糸村くん 今 どこ?

例の茶碗に関する情報提供が
あったよ。

神崎と合流して。

(店主)お待たせしました。
この手配書が回ってきたので

ご連絡したほうがいいかと
思いまして。

この茶碗を持ち込んできた客が
いたんですね?

(店主)本物かどうか鑑定してくれ
って言われました。

その人物は…

この中に いますか?

いえ。 身元確認を求めたら
この名刺を…。

(包丁を研ぐ音)

(戸の開閉音)

(石倉杏里)あなた

警察の方が…。

石倉和輝さんですね?

(石倉和輝)はい…。

砥石で研いでるんですねえ。

ああ… はい。 料理人は皆
砥石で包丁を研ぎますよ。

それ あとにしてもらえません?
はい はい。

この茶碗は 美沙子おばさんに
もらったんです。

鴻上美沙子さんとは
どういうご関係ですか?

鴻上靖之くんと僕は 幼なじみで。
靖之くんが亡くなったあとも

おばさんは
よく来てくれてたんです…。

この前 テレビ見たわよ。

美味しいお店って紹介されて
お客さん 増えたでしょう?

でもね 思い上がっちゃ駄目よ。

んっ… このお茄子の炊いたん
味 ねぼけてる。

えっ…。
(茶碗が割れる音)

(杏里)あっ…。

ごめんなさい。

(和輝の声)そしたら 先週…。

この前 奥さんが割ってしまった
お碗の代わりに使いなさい。

こんな高価なもの
頂けません!

フッ… どうせ偽物よ。

そう言われましたが
念のため

専門家に
鑑定してもらいに行きました。

う~ん…
よくはできてるけど…。

これは贋作ですな。

でも 偽物ってわかって
ちょっと安心したわよね。

だからって また割るなよ。

せっかく おばさんに
もらったんだから。

あの すいません。
美沙子さんのお宅にですね

こんな砥石があったんですが…。

ああ 茶碗と一緒に
おばさんが持ってきてました。

えっ? この砥石 こちらに
持ってこられてたんですか?

なんのために?

刀を研いでくれって
言われました…。

(美沙子)一番高い砥石を
取り寄せたの。

これが…

研いでほしい刀。

昔 主人が買った骨董品で
なんの手入れもしていないから

さびだらけ…。

ほら。 フフフッ…。

僕に 刀は研げません。

いつも
包丁を研いでるじゃないの。

この高い砥石を使えば
刀だって研げるわよ。

無理ですよ…。

刀を専門に研ぐ人がいますから
そこに頼んでください。

美沙子さんは なんのために

刀を研ぐ必要が
あったんでしょう?

なんか
護身用だって言ってました。

護身用?

財産を狙ってる連中が

いつ襲ってくるか
わからないから…。

自分の身は
自分で守らなきゃ。

自分の身を守るために… 刀を?

手土産 買って
誰と会うつもりなんだ?

♬~

鴻上紀香ですよ。

♬~

(夏江)ああっ…!

ええっ!?
香取夏江の容体は?

(雨宮)
「足をくじいただけです」

ええ。

私は 日頃から鍛えてるから
この程度で済んだのよ。

ご自分で
足を滑らせたくせに。

紀香さん…
ねえ 紀香さん!

あっ… ああっ…!

あなたが とっとと行っちゃうから
いけないのよ!

私のせいにするんですか?

(ため息)

大した事ないみたいなので
私は帰ります。 じゃあ。

(雨宮)ちょっと待ってください。
紀香さん…。

(岩田)おい。
いいよ いいよ いいよ。

彼女の家に
行くつもりだったんですか?

うん…。
話し合おうと思って。

私は 姉さんの思い出を
守ってあげたいからさ。

思い出を守る?

姉さんは
二十歳で あのお屋敷に嫁いで。

道楽好きの旦那に
手を焼きながら

お舅さんたちの面倒を見て
頑張ってきた。

息子の靖之くんとの思い出も
あの家には いっぱい詰まってる。

だから 私が相続しても

あの家と庭は そのまま
残しておこうと思ってるの。

なのに… 紀香さんは あそこに
マンションを建てようとしてる。

(2人)えっ!?

マンションを建てるなんて

お嫁さんが そんな勝手な事
できないですよね?

鴻上紀香は
すでに遺産を相続していたんだ。

どういう事ですか?

10年前に 美沙子さんの夫の
鴻上利之さんが死亡した時に

遺産相続が発生しているのよ。

相続したのは 妻の美沙子さんと
息子の靖之さん。

(岩田)その時に 土地の名義を

母親と息子で半々にした。

(路花)そう。 そして 5年前に

靖之さんが亡くなった。

彼の遺産を 妻の紀香と

母親の美沙子さんが
相続した。

妻は 夫の遺産の3分の2を
受け取れるから

靖之さんの名義だった
鴻上家の土地の一部が

彼女のものになったのよ。

(雨宮)そこに マンションを
建てようとしている。

低層型の小規模なマンションなら
十分に建てられる広さだから

すでに 建設会社と
交渉を始めていたらしい。

けれども
姑は それに大反対!

マンション建てるには

庭を壊さなきゃいけない
っていうのよ。

そんな事… 絶対にさせないわ。

今回 反対していた姑が死んで

マンション建設の障害は
なくなったわけよ。

そのマンション建設には
香取清も関わっています。

自分の会社を使ってくれるよう

紀香に
働きかけているようなんですよ。

こいつは 遺産がもらえる上に
会社の仕事も増える。

被害者の死で
二重に得しているわけだ。

じゃあ 今回の殺人は
鴻上紀香と香取清の共謀ですか?

でも 証拠がないのよね…。

ただいま戻りました。

糸村くん
もう どこ行ってたのよ!?

刀剣研ぎ師の所へ。
刀剣研ぎ師?

はい。 日本刀を研ぐプロです。

日本刀の研ぎには
何段階もの工程があって

それに合わせて 何種類もの砥石を
使うんだそうです。

美沙子さんが
お取り寄せをしていた

この 内曇砥石。

これは
日本刀の仕上げ研ぎには

欠かせないものだという事が
わかりました。

それで なんなんだよ?
先週 美沙子さんは

その刀剣研ぎ師に脇差しの研ぎを
依頼しているんです。

できるだけ早く
仕上げてくださいね。

美沙子さんは その刀を

護身用にしたいと
思ってたみたいで。

財産を狙ってる連中が

いつ襲ってくるか
わからないから…。

事件当日 現場周辺で

鴻上紀香か香取清を
目撃した者がいないか

捜してみる。 行こう。
はい。

私たちも。

あっ 今日は土曜日ですからね。

土曜日?

♬~「のぼりくだりの 船人が」

失礼します…。

♬~「櫂のしずくも」

失礼します…。

♬~「花と散る」

♬~「ながめを何に」

コーラスを聴きに来たわけじゃ
ありませんよね?

美沙子さんは なんのために
脇差しが必要だったのか…。

それを誰に聞くんですか?

はい 今日は ここまでです。
お疲れさまでした。

お疲れさまでした。
お疲れさま。

お疲れさまでした。

あの…。
ちょっとの間 すみません。

鴻上美沙子さんの
お友達の方ですよね?

(牧野邦子)ええ…。
なんなの? あなた。

突然 すみません。

警察の人!?

美沙子さんが殺された事件の
捜査ね!?

もう ニュースで見て 驚いたわ!

この前
偶然 美沙子さんに会った時に

なんか変な事を言ってたから
私 ちょっと気になってたのよね。

変な事?
いつ会われたんですか?

ああ… 神崎。

はあ…。
暑い…。

事件のあった
月曜日の午後2時頃

美沙子さんは このベンチに
座っていたそうです。

(邦子)あらっ!

美沙子さん
こんな所で何してるの?

あの女が 嫁にふさわしくない事を
暴いてやるの。

そう言って 美沙子さんは

ずっと あっちの方向を
見ていたようなんです。

行ってみるか?
はい。

♬~

ちょっと失礼します。

すみません。
(森田雅代)はい。

鴻上美沙子さん ご存じですよね?
ええ。

事件の日 鴻上紀香は
ここにいたんでしょうかね?

それにしたって
嫁にふさわしくない事って

何やってたんだ?

ん?

岩田さん!
ん?

♬~

おおっ!

すぐに 持ち主 調べろ。
はい。

ふーん
そういう事だったんですか。

最近の車って
カメラが付いているでしょ?

駐車場に止めてる時も

動くものに反応して
自動録画するカメラも

あるんだって。

知ってた?

車の持ち主に頼んで

月曜日の午後に
駐車場で録画された映像を

見せてもらいました。

そこには
あなたが映っていました。

衝撃映像だったわよ。

人妻のあなたが…。

衝撃映像だったわよ。

人妻のあなたが…。

♬~

相手は 元彼だそうですね。

あの駐車場のすぐ近くに
部屋を借りている。

不倫してたのね。

美沙子さんは その現場を
押さえようと 見張っていた。

あの女が
嫁にふさわしくない事を…

暴いてやるの。

嫁にふさわしくない女って

あなたの事だったんですね。

おばさんが見張ってた?

知りません そんな事。

美沙子さんの家に行った事は?

ないです。 うちのお店以外で
会った事 ありません。

(路花)じゃあ なんで あなたの
髪の毛があったのかしら?

髪の毛…?

ご主人が あなたのヘアブラシを
提供してくれました。

美沙子さんが殺害された部屋から
採取された毛髪の中に

あなたの毛髪がありました。

(路花)美沙子さんの家に行き
彼女を殺害したのは あなたね!

前から 口うるさい
おせっかいババアだと

思ってたんだけどさ。

(杏里の声)まさか あんなとこ
見張られてたなんて。

ちょっと!

あなたが
男の人とベタベタしながら

車から降りてくるところを
見かけて。

(美沙子の声)戻ってくるまで
2時間 ずっと待ってたのよ。

どうして
そんな事するんですか?

和輝くんは
うちの息子の大切な友達だった。

その嫁が
ふしだらな事をするなんて…。

許せないわ。

二度と彼には会いませんから…。

和輝さんには黙っててください。

全て話します。

お願いします。
言わないでください。

お願いします…!

秘密を抱えたまま

夫婦を続けていくのは
良くないわ。

2人で きちんと話し合いなさい。

大体 あなた

料理人の嫁としての自覚
なさすぎるのよ。

こんな うっとうしい髪形して…。
これ もっと こう

きちんと縛るとか 切るとかして
パッと こう…。

やめろ…! 触らないでよ!

(割れる音)
(杏里)あっ…。

(杏里)ごめんなさい。
気をつけなさい。

そんな爪してるからよ。

(舌打ち)

いっつも いっつも
ごちゃごちゃ ごちゃごちゃ…。

この前 奥さんが割ってしまった
お碗の代わりに使いなさい。

うぜえんだよ!

和輝くんに 全て話します。
待って 待って…。

話しますよ!
待ってください。

待ってください!
やめてよ!

(杏里)待てって言ってんだろ!

(殴る音)
あっ!

(杏里)フッ… クソババア!

(杏里の声)あの人が

余計な おせっかい
してこなきゃ…

こんな事には ならなかった…。

(路花)
あなたには わからないわよね。

おせっかいを焼くのは

愛情があるからだって事。

(夏江)姉さんの有価証券を
現金に換えて

全て 紀香さんにあげるわ。

えっ?

その代わり
あなた名義の土地を返して。

ここに マンションを建てるのは
私も反対だ。

お金さえ手に入れば

もう マンションを建てる必要も
ないでしょ。

それは違います。

紀香さんがマンションを
建てたいと思ったのは

お金のためじゃなく
美沙子さんのためなんです。

えっ?

建設会社の人から聞きました。

いずれ 美沙子さんも年を取って

この広いお屋敷で
1人で生活するのが

大変になる時が
来るかもしれない。

バリアフリー
マンションを造って

いつでも移れるように
しておこう。

紀香さんは
そう考えていたんです。

はあ… 何 言ってるの?

あの姉さんが 大嫌いな
あなたの造ったマンションに

移るわけないでしょ?

それも違うんです。

もう… あんた 親族会議に
いちいち口を挟まんでくれ。

3分でいいんです。

僕に 時間を頂けませんか?

これは 内曇という
京都で採れる天然の砥石です。

美沙子さんが
この砥石を取り寄せたのは

そもそも 紀香さんのためでした。

えっ? 私のため?

どういう事ですか?

僕が コーラスの会に伺った時

どなたが
美沙子さんのお友達なのか

すぐにわかりました。

(糸村の声)
紀香さんの店で売っている

籠のバッグを持っていたからです。

ルフレッスンのお仲間も
同じでした。

(糸村の声)嫁の店で
売っている商品だからと

プレゼントして
もらったんだそうです。

フフ! ちょっと 見て見て。
えっ?

これ。 うちの嫁がね

アフリカの人たちのために
頑張ってるのよ。

いいもの いっぱいあるの。

(雅代)かわいいですね これね。
(美沙子)きれいでしょ?

お店を宣伝する事で

紀香さんの力になろうと
していたんです。

お義母さんが…?

(夏江)でも 姉さんは いつも
紀香さんと喧嘩ばっかり…。

楽しかったんです きっと。

えっ?

美沙子さんは…
それに 紀香さんも

思った事を はっきりと
口にする性格のようですね。

いわば 似た者同士。

歯に衣着せず

遠慮なく ものを言い合える相手が
いる事が 楽しかったんです。

(雅代)水曜日とか どうですか?

ああ 水曜日は駄目。

嫁が来る日なの。

週に一度。
楽しいわよ 嫁と喧嘩するの。

(2人の笑い声)

そうなんですか?
本当よ。 ハハハ!

嫁のくせに生意気よ。

私は 靖之さんの事が
好きだったから 結婚したんです。

あなたの嫁になりたかった
わけじゃありません。

♬~

お義母さんが…。

喧嘩するほど仲がいい。

紀香さんは 先日
予防接種を受けましたね。

(紀香の声)はい。

その事を 美沙子さんも

ご存じだったのでは
ありませんか?

そういえば…。

今日は
少し早く帰らせてください。

なんか 用事があるの?

予防接種 受けに行くんです。

(糸村の声)その時 美沙子さんは

紀香さんがアフリカに行こうと
している事に

気がついたんです。

息子さんを死に追いやった
強盗がいるような 危険な国に

紀香さんも行こうとしていると。

息子と 同じような目に
遭ってしまったら どうしよう…。

(糸村の声)ご主人が集めていた
骨董品の中に

脇差しがあった事を
思い出した美沙子さんは…。

脇差し? 刀か?

はい。

しかし 長い間 押し入れに
しまわれていた この脇差しは

残念ながら さびだらけでした。

だから 美沙子さんは
この砥石を取り寄せたんです。

最初は 知り合いの料理人に
頼むつもりでした。

でも 断られてしまった。

だから 刀剣研ぎ師に
研ぎを頼んだんです。

この脇差しは
紀香さんがアフリカに行く時に

護身用に持たせようと
したものだったんです。

バッカじゃないの? こんなもの
持っていけるわけないじゃない!

そうですよね。 刀を武器として
持ち歩く事はできません。

許可なく海外に持ち出す事も
禁じられています。

でも 美沙子さんは

自分にできる事は何かないかと
一生懸命 考えて

この脇差しを
持っていってもらおうと

思ったんです。

ただただ
紀香さんの事が心配だったから。

それだけ 大切だったからと
僕は思います。

(夏江)
まったく… 姉さんらしいわね。

(利勝)ああ。
あの人は そういう人だったな。

(紀香)もう…
いっつも そうなんだから!

指輪 ありましたよ。

あら!

あ…。

あっ ねえ 眼鏡 知らない?

あなたが来ると いっつも
何か なくなってるのよ。

(紀香)眼鏡なら
ここに入れてあります。

いちいち片づけなくったって
いいわよ!

はあ…
じゃあ もう片づけません!

散らかったまんまに
しておきます。

ああ…。
ったく かわいくないわね。

♬~

大福 あるけど… 食べる!?

1個だけですよ。

お茶 淹れますね。

嫌になるくらい おせっかいで

やらなくてもいいような事
やって…。

本当 面倒くさい人だった。

でも…。

もっと もっと お義母さんと…。

(泣き声)

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

ドーピング… ですか。
(宇多田貴史)何かの間違いです!

(横山保)俺の顔に泥塗りやがって!
何が入っていたんでしょう…?

(花村友梨)
手に掛けると思うのかしらね。

(岩田)「裏切り者は許さない」って
言ってたんだよな。

(宇多田里美)
捨てたものだとばかり…。

これで
謎が解けるかもしれません。