ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

この世界の片隅に 第6話 松本穂香、松坂桃李、二階堂ふみ、田口トモロヲ、尾野真千子… ドラマの原作・キャストなど…

『日曜劇場「この世界の片隅に」⑥【激動の昭和20年―最愛の人との別離】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド)

  1. 晴美
  2. 大丈夫
  3. 空襲警報
  4. 周作
  5. お父ちゃん
  6. お母ちゃん
  7. サン
  8. リン
  9. 北條
  10. 綺麗

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『日曜劇場「この世界の片隅に」⑥【激動の昭和20年―最愛の人との別離】』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報の引用

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像がなければ味わえませんので、以下各社のVOD(ビデオオンデマンド)サービス利用をオススメします。

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(すず)
晴美さん もうすぐ学校じゃねえ

(晴美)
うち あんまり行きとうないんよ

えっ 何でですか?

うち ここらの子じゃないけえ

 

昭和20年、初夏。広島では空襲が日増しに激しくなり、かけがえのない笑顔が失われていく。そして来る、運命の日―。松本穂香 松坂桃李 二階堂ふみ 尾野真千子 伊藤蘭

詳細情報
番組内容
昭和20年4月、すず(松本穂香)と周作(松坂桃李)ら北條家一行は、お花見に出かけることに。一同とはぐれてしまったすずは、同じく花見に来ていたリン(二階堂ふみ)と出会う。桜の木に登り満開の桜を見上げる2人―
昭和20年5月、円太郎(田口トモロヲ)の勤める広の工場が空襲にあったことが知らされる。円太郎の安否を心配するすず、周作、径子(尾野真千子)、サン(伊藤蘭)。そんな折周作にある辞令が下りていて―
出演者
松本穂香 松坂桃李
伊藤沙莉 土村 芳 稲垣来泉  二階堂ふみ

榮倉奈々<現代篇>  古舘佑太郎<現代篇>

尾野真千子  木野 花 塩見三省 田口トモロヲ  伊藤 蘭
原作
こうの史代『この世界の片隅に』
(双葉社刊「漫画アクション」連載)
脚本
岡田惠和
音楽
久石 譲
スタッフ
演出:土井裕泰 吉田健
プロデュース:佐野亜裕美
公式ページ
◇番組HP http://www.tbs.co.jp/konoseka_tbs/

◇番組公式Twitter
@konoseka_tbs
https://twitter.com/konoseka_tbs/

◇番組公式Instagram
@konoseka_tbs
https://www.instagram.com/konoseka_tbs/

 

友達 おらんし

ほうか

友達 できるじゃろうか

できる できる

何で分かるん?
適当じゃねえ すずさんは

ありゃ すみません

心配せんでも

最初は知らんくても

すぐに仲良うなれますよ

うん

お兄ちゃんが使っとった教科書
送ってくれるんじゃと

ほう えかったですねえ

うん

すずさん これ
えっ?

うち すずさんみたいに
絵が上手になりたいんよ

教えてくれる?

(サン)径子
そろそろ時間じゃないん?

(径子)うん 分かっとる

(音が聞こえてくる)

そこ 閉めんさい!

晴美さん こっち
はい おいで 晴美さん

(成瀬)来よったど!

(周作)こりゃ いけんわ

晴美っ 晴美!

すずさんと 畑に

径子 ちょっと待ちんさい!

あっ ああっ 晴美 晴美

(北條)お~い!

お義父さん…

(北條)陰へ入れ 伏せえ!

早う 早う!
ああっ!

晴美さん!

(空襲警報)

い 今頃 空襲警報かいの

大丈夫ですか…
あっ じっとしとれ

砲弾の破片に当たる

(空襲警報)

径子 気いつけて

径子 気をつけんさい!

(空襲警報 解除)

晴美~!

あっ お母ちゃん

晴美!

あっ 晴美! 晴美

(泣きだす晴美)

大丈夫じゃった?

ケガしとらん?

お義父さんが来てくださって

えっ お義父さん?

お父ちゃん?

おじいちゃん?

お父ちゃん?

(イビキ)

えっ?

あっ?

寝とるん?

(イビキ)

もう!

(サン)いくら夜勤明けでも

空襲中に熟睡て!

おまけに
ガーガー 大きいイビキかいてから

(談笑する一同)

えっ 何で笑っとるん?

お帰りなさい 周作さん

ああ ただいま どがいしたん?

何がおかしいんじゃ どうしたん?

いや~ どうもこうもないわ

まっ 皆
無事で えかったっちゅうことじゃ

えっ?

いよいよ来たな 呉にも

ああ…

「要一兄上様 呉にも」

「大きな爆撃機が
やってきました」

「B-29と
いうのだそうです」

「何だか嫌な感じのする名前です」

「沖縄も戦場になったとのこと」

「いよいよ
本土決戦が近づいとるようです」

「兄上様の無念を思うと」

「一層 気を引き締めていこうと」

「強く思います」

よいしょ
はい できた

おお~
おお~

お花見弁当ですねえ
う~ん

(幸子)どうも~
あっ 幸子さん

どうしたんよ

何よ はよ
入りんさい

やじゃ~
冷やかさんでよ も~う!

痛っ!
何も言うとらんわ

ちょっと すず
はい?

あんた よけた 今?
いえ!

ちょっと 今頃
調子乗っとるんじゃない? なっ

えっ どうでもええ そがなん
はっ?

何 くねくねモジモジしとるんよ

じゃって~

ああ~!
ああ~!

ほうか

成瀬君 紹介されるんじゃ
今日 ねえ それでじゃ

何のことですか
うちは お花見に行くんが

嬉しゅうて
そわそわしとるだけです

誘っていただいて
ありがとうございます

はいはい

(北條)え~っ 今になって何じゃあ

行くって決めたじゃろう

でも遠いし 自信ないわ やっぱり

おう

迷惑かけるの 嫌じゃしね

あんたが言うたんじゃろう

二河公園の桜
見てから死にたい

空襲で
桜の木が のうなってしもうたら

死んでも死にきれんて

そうじゃけど~ ほいでもねえ

いざとなったら
わしが おぶっちゃるけえ

なあ お母ちゃん 行こうや
う~ん…

お母ちゃん 行こう

ほんじゃ 行ってみようかね

よし 行こう また やめる
言いださんうちに はよ行こう

ほうじゃな

さあ お義母さん

うん
はい よいしょ

結構 来ちょるのう こん非常時に

同じじゃね 思うことは

ああっ はいはいはい

リンさん…

(サン)綺麗じゃねえ ほんまに
(北條)おう

ああ
もう いつ死んでもええわ

また そがいなことを

えっ?

(サン)ほんま
えらい綺麗じゃねえ

うん
(晴美)ねえ おなかすいた

ほうじゃのう 行こう行こう

うん
ほうじゃね

花より何とか いうやつじゃね

すみません

(幸子)おいしそうじゃね
おう 成瀬!

(成瀬)おう!

どうも ご無沙汰しております

ああ 成瀬君 変わらんねえ

元気そうじゃの

元気そうじゃねえ あんた

はあ

このご時世に元気で
おられるんは ええことじゃ

あんまり物考えん証拠じゃ

ああ…

(リン)すずさん
あっ リンさん

どしたん 一人?

えっ? あっ いえ ちょっと…

うちは慰労会でね

お得意さんと みんなで来とるんよ

聞いとる? すずさん

えっ?

登れるかな思うてね 見とったんよ

うちね 高い所 好きなんよ

こまい頃 屋根裏に隠れて

暮らしとったことも あったんよ

(リン)
また知らん顔しとる 聞いとらん

えっ あっ!

おいで すずさんも

木の上におったら
誰かに見られんで話せるし

あっ…

よいしょ

え~ よいしょ おっ ああ…

ああ あっ おう

紹介するわ

こいつが成瀬

ええやつじゃ

ほんま ええやつじゃ

で ちょっとバカじゃ

初めまして 成瀬です!

で こちらが刈谷幸子

あれっ すずさんは?

うん?
うん?

いやいや ちょっと
途中じゃけえ まだ

何か褒めんと うちのこと
ねっ ほら 褒めて

ああ
どこ行ったんじゃ すずさんは?

えっ はぐれたんじゃろ どうせ

(晴美)お寿司じゃあ 大好き

(リン)ええ眺めじゃねえ

うん

お茶碗
ありがとね すずさん

あっ おっ…

夫が

夫が昔 買うたお茶碗なん あれ

何か
リンさんに似合う気がしたけえ

あの…

ほら 嫌じゃろ 知らん顔されたら

あっ

風邪 治りんさったかね
あのおねえさん

ああ テルちゃん?

死んだよ

えっ?

あのあと
肺炎 起こして こじらせてね

あっという間に死んでしもうた

喜んどったよ ザボンもろたこと

おいしかった
嬉しかった言うとった

ずっと言いよった

《(テル)嬉しか》

そうじゃ

これ

テルちゃんの

すずさん これ使うてあげて

ああ…

綺麗にし

みんな言うとるよ

空襲に遭うたら

綺麗な死体から順に
片付けてもらえるそうじゃ

できた

綺麗な

ありがとう

ねえ すずさん

うん?

人が死んだら

記憶も消えて のうなるじゃろ

うん…

秘密も なかったことになるね

うん

それは それで
贅沢なことかもしれんよ

自分専用の
お茶碗と同じくらいにね

えっ?

さてと

そろそろ戻らんと

逃げたと
思われるわい

うん またね リンさん

よいよ どこ行ったんじゃ

いや~
綺麗な桜じゃったですねえ

うん 綺麗じゃった

もう今頃は倹約じゃ倹約じゃ…

あっ
あっ

何やっちょるん? すずさん

いやいや えっと…
うん?

いや えっと
はぐれてしもうたので

どこにおるか捜そうか思て
登ったらですね

下りられんのか?

いえ 下ります

大丈夫か? ほれ
自分で下ります

うわっ 痛~っ

ほ~れ うん?

すみません

友達を見かけて

そしたら
皆さんと はぐれてしもうた

ほうか
うん…

皆 最後かもしれんけえ

見に来とるんじゃろうの 桜

ええ

何じゃ不思議な日じゃ

わしも今 知り合いに会うた

笑うとって安心した

どしたん?

うちも

うちも周作さんが
笑うとって安心しました

そういや
どうしたん? これ

気づきましたか
ああ

ほい
はい はい

「要一兄上様」

「戦況は ますます」

「厳しくなってきておりますが」

「すずは頑張っております」

「警戒警報が
発令されたら どうするか」

「まず 防空服装」

「非常袋の整備点検は必須」

「水は常に
なるべく多く くんでおいて」

「あちこちに配置」

(サン)こっち? あっ…
あっ 痛っ

あっ あっ…
(サン)痛っ ちょっと

落ち着けって もう 痛っ!

何… 痛っ
あんたね?

姉ちゃん ちょっと

夜間は白い鉢巻きを締めて

行動するいうんは
いかがでしょうか

おうおうおう
どうじゃろうねえ

ほうじゃのう
うん そうしよう それがええ

「空襲警報が鳴った場合」

「全員 防空壕へ素早く避難」

「仮に焼夷弾が
落ちてきたら」

「とにかく
素早く消火」

「ちなみに 焼夷弾に備えて」

「天井は外します」

周作さん 早う
おう

(空襲警報)

お父ちゃん
おう

(飛行機の音)

あっ そういや この間

不思議なもんを見まして
はっ?

ああ…

(北條)それは 飛行機雲じゃな

飛行機雲?
ああ

つまり
高空の大気が寒冷かつ多湿の場合

飛行機の
排気中の水蒸気が凝結して

航跡に生ずる
いわば人工雲というわけじゃ

あっ はあ…
(北條)飛行機の高度を…

何で ここで こがな話させるんよ

(タキ)止まらんけえの
円太郎さんの化学話は

うん ごめんね
逃げ場がないわ ここは

そうじゃねえ すず
(北條)大気中の水蒸気が

急激に冷やされて 氷の粒に

姿を変えて
そんなこと言うても

雲になるんじゃ
ああ…

あるいは
機体の周辺の空気の乱れによって

続けるんじゃ

生まれる場合もあるが
後方に生じる渦が…

♬~朝に星をいただきて

♬~夕に
月の影ふみて

♬~勤しむ技術に
こもれるは

♬~世界平和の光なり

♬~全力集中

♬~一念に

♬~尊き使命

♬~果たさばや

臨時ニュースを申し上げます

今朝 広の十一航空廠の工場に

多量の爆弾が投下され
火災が発生するも

迅速な消火活動により
被害は極めて軽微

死傷者 行方不明者
合わせて調査中であるが

甚大な被害ではないと
推測される…

おじいちゃん 大丈夫なん?

うん

どうじゃろうねえ

ただいま

お帰りなさい

お父ちゃんは?

まだ

ほうか

まだか

だいぶ やられたんかね 工場

詳しゅうは わしも分からんよ

うん ほうね

どうしました?

いや 見とった

はあ…

うん?

ええもんじゃ

何がですか?

さあ

何じゃろな

うん?
うん?

(笑う二人)

うん?

どうしました?

いや

心配ですね お義父さん

ああ

ラジオじゃ

被害は軽微 言うとったようじゃが

広の工場は壊滅的じゃ聞いちょる

えっ!?

無事じゃとええが

はい…

(戸を開ける)

何て日じゃ

よりによって

えっ?

どういう意味ですか?

何じゃ思う?

軍服じゃ

えっ?

今度 法務一等兵曹になる

来週から海兵団で

軍事教練を受けることになった

三月は戻れん

そのあとは?

戻ってこれるんですか?

たぶん

文官から
武官へ肩書が変わるだけじゃ

心配いらん

すずさん…

すずさん

大丈夫かのう

わしも
お父ちゃんも おらんことになって

こんうち 守り切れるかいの?

無理…

無理です

絶対 無理!

ごめんなさい

嘘です

ごめんなさい

周作さん

うちは あんたが好きです

ほいでも

三月も会わんかったら

周作さんの顔

忘れてしまうかもしれん

じゃけえ 大丈夫

大丈夫です

このうちを守って

このうちで待っとります

うん

このうちに おらんと

周作さんを
見つけられんかもしれんもん

ありがとう

ただいま

お帰りなさい
お帰り

全然 手がかりないわ

色んな病院 訪ねてみたけど

お父ちゃんらしい人 おらん

うん ほっか

(径子のため息)

また明日も行ってみる

うん 悪いね

お帰りなさい お母ちゃん

ただいま どうじゃった? 学校

お絵描きしたんじゃ
ほう

どこ行っても おらんわ

うん
ありがとう

ほうね

遺体や 遺品の安置所にも
行ってみたんじゃけど

何もない

てことは あれじゃね

ねえ

死んだんかねえ

えっ?

死んだんかねえ あの人

ねっ

ええ男に描けたか?

あっ 起きとったんですか?

何か じーっと
見られちょる気がしてのう

ああ…

描いたら忘れんでおってくれるか
わしんこと

あっ あれは たとえ話いうか

話のあやというかですね

どれ 見してみ

嫌ですよ
何よ

駄目です
ええじゃろが ほれ

貴様! これは軍事機密であるぞ
見てはいかん

誰のまねじゃ それ
分からん

ほれ
まだ できとらんけえ

途中でもええけえ ほれ

じゃ 行ってくるわ

気いつけて
うん

頑張れ

あんた 意外と運動神経ないけえ

うちのが えかった

うるさい!

晴美 学校
勉強 頑張れ

うん

あっ…
そこらまで行っといで

はい…

大げさじゃ

頼むな すずさん

はい

頼むな 周作さん!

じゃけえ 誰じゃ それ

何か
よう分からんよう なってきた

(笑う二人)

(節子)ありがとう
(佳代)あっ いえ そんな

(節子)私もね 被爆者なんよ

こんな小さな時に

あんまり覚えてないんじゃけどね

(江口)えっ?

暑いねえ 8月の広島は

ほいでも

暑うて しんどいと

生きとるいう感じがする

(佳代)ああ~
なるほど

ああ~
ああ~

これもまた
生きとるいう感じがするね

確かに

あっ
メールありがとうね 佳代ちゃん

嬉しい
あの家で暮らしてくれるって

嬉しい

本当ですか?

うん 嬉しい

でも 大丈夫?

あんな へんぴな所で

ですよね きついっすよね

うん? 人には言われとうないねえ

あっ すみません

自分で言ったんじゃないですか

どこだっていいのよって
生きていく場所は

そんなこと言うたっけ? 私

《ふ~ん ほうね》

《あっ すみません 私》

《見ず知らずの人に
ベラベラと自分のこと》

《しかも 大したことない
悩みっていうか… すみません》

《ううん
悩みに大きいも小さいもない》

《何かと比べて
大したことないとか》

《思う必要なんて ないんよ》

《無責任なことは言えんけど》

《居場所は どこにだってあるよ》

《どこだってええんよ》

《決めた所で
頑張るのも それはそれで偉い》

《でも 逃げ出したってええんよ》

《生きていく場所なんて
どこでもええん》

ああ ほんまじゃ 言うたね

そっか

(江口)そっかあ

あっ それでね

カフェにするんでしょ

私…

ちょっと 色々
考えてみたんじゃけど

見てくれる?

え~っ 嘘っ

マジで? うわっ すげえ!

(節子)絵 得意なんよ

(佳代)ほんとだ すごい 節子さん

お母ちゃんに教わったん

すずさん?

うん そう

(息切れと走る足音)

あんな じいちゃん…
(堂本)うん? どうしたん

うん?
あっ あとで 先にお母ちゃん

えっ!?
海軍病院におった

元気じゃ 大丈夫 会うてきた

頭と腹をやられとったらしいわ

で ずっと意識がなかったらしいわ

ほうね

もうすぐ
退院もできるいうことじゃった

ほっか

明日にでも行こうか お母ちゃん

えっ?
ほうですね

行かんわ うちは

何で? 足のことなら…

女房は足が悪いんじゃ

とっとと自分の力で帰ってこい
言うてやって

はっ? はあ…

何じゃ もう

もうっ

お母ちゃん?
来んでええ 一人にして

泣くんじゃけえ 一人にして

もう…

バカなんじゃけえ!

ほんまに もう…

泣いとるん? あれ

怒っとるような

笑っとるような?

なっ 女は分からんね

ほうですね

ほうじゃねえ

えっ?

(志野)どうしとるかねえ 旦那様

心配じゃね

ほうじゃね

ほうじゃね 心配

うん?

うん? 同じ気持ち 一緒一緒

あっ 成瀬さんも
うちの人と一緒じゃったね

ほうなんよ

まだ嫁入り前じゃろ 幸子ちゃんは

一緒一緒
軍事教練から帰ってきたら

祝言 挙げることになっとるしね
へへっ

え~っ!
えかったねえ

こうやって 三人 同じ気持ちに
なれて嬉しいわ うちは

うん
うん

心配じゃね ねっ

何か嬉しそうな心配じゃねえ

でも
ちょっと まいってしもうてね

何?
不満あるん?

不満いうか
ベタボレすぎて あの人 うちに

ちょっと まいったなって

勝手にしんさい

ですよね

そういうの されたかったん

冷やかされて
叩かれてとか そういうの

ほいじゃ…

えい!
ええわ~

痛いわ!

(サン)時計?

ほうなんよ
その腕時計が空襲で壊れたけえ

直しに出せって お父ちゃん

はっ

のんきじゃねえ 全く

これは あれじゃろうか

あれって?

いや ほれ 久夫

下関へ疎開したじゃろ

ほいで
遠いし なかなか会えんけえ

時計を修理に出すということで

下関へ行け

久夫に会いに行ってこい いう

父親の
さりげなく深い いうか

そういう意味じゃろうか

ああ なるほど
なあ?

ないじゃろ 意味は

単に壊れたけえ
直してくれ言うとるだけじゃろう

ああ…
何じゃ!

お兄ちゃんとこ行くん?

ああ…

えっと…

行ってきたらええ

えっ?
行ってきたらええ

会いとうなったんじゃろう

世の中 もう

どうなるか分からん

会える時に会うといた方がええ

うん…

うん

そうする

うん

えかったですね 晴美さん

うん
うん

ねえ どんだけ待ちゃええん?

まいったねえ

いつになるんじゃろう これ

すず 晴美とお父ちゃんのお見舞い
行ってきてくれる?

切符 買うて
三人で一緒に 思うたけど

ここで待っとるけえ

まっすぐ行って 右じゃ

はい 分かりました

うん 頼むね 晴美

うん 分かった 任しといて

え~っ

頼もしゅうなったなあ

じゃ よろしくね
はい

すずさん
ちいとだけ海の方 行ってもええ?

友達に話したいんよ 自慢したいん

う~ん

ちいとだけですよ

うん すずさん こっち こっち
はいはい

(空襲警報)

ありゃ いけん

≪空襲警報 発令!

あっ すみません
入れてもろてもええでしょうか

ええよ はよ入り
子供を先に

すみません ありがとうございます

ええから はよ入れ

ううっ
お母ちゃん 大丈夫じゃろうか

大丈夫ですよ

来るど! 耳塞げ

口 開けい
目 飛び出るで!

(爆発音)

(悲鳴)

晴美さん 晴美さん

(せきこむ すず)

晴美さん

大丈夫? 晴美さん

よいしょ

あの
お水 いただいてもええですか?

どうぞ ええよ

ありがとうございます

はい すずさん

あっ ありがとう

ありがとうございました

ありがとうございます

ほいじゃあのう
気いつけんちゃいよ

はい 行こう

汽車 出てしもうたじゃろうか

汽車も動かりゃせん

お母さん 待ってくれとりんさるよ

おなか すいたねえ

お母さんが おにぎり

持っとってじゃ

ねえ すずさん
うん?

今度 うちのこと描いてね

危ないっ こっち!