ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

dele/ディーリー 第4話 野田洋次郎、山田孝之、菅田将暉、松本若菜… ドラマの原作・キャストなど…

『dele/ディーリー #4』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド)

  1. 日暮
  2. 美香
  3. 自分
  4. 依頼人
  5. 鎌田
  6. 松井
  7. 本当
  8. ケイ
  9. 母親 

f:id:dramalog:20180818064117p:plain

『dele/ディーリー #4』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報の引用

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像がなければ味わえませんので、以下各社のVOD(ビデオオンデマンド)サービス利用をオススメします。

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(ノック)

日暮さん いるんでしょ?

いい加減にしてくださいよ。

残ってるのは
もう お宅だけなんですからね。

あと1週間ですよ。
もう お願いしますよ。

 

主演・山田孝之×菅田将暉!依頼人のデジタル遺品に残された不都合な記録を内密に削除する最強コンビが誕生!遺留記録に秘められた様々な人間ドラマを1話完結で描く。

詳細情報
◇番組内容
あるファイルの死後削除を『dele. LIFE』に依頼していた日暮(野田洋次郎)が、葛藤に満ちた不可解な文章と、描きかけの絵を遺して死亡した。日暮はかつて天才超能力少年として一世を風靡し、圭司(山田孝之)も心酔していた人物。だが25年前、ある霊視に失敗し、メディアから姿を消していた…。圭司と祐太郎(菅田将暉)は、日暮の最期の思いを紐解こうとするが…!?
◇出演者
山田孝之、菅田将暉、麻生久美子
【ゲスト】野田洋次郎(RADWIMPS)、矢島健一、松本若菜
◇原案
本多孝好
◇脚本
瀧本智行
◇監督
瀧本智行
◇音楽
岩崎太整、DJ MITSU THE BEATS
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)
【プロデューサー】山田兼司(テレビ朝日)、太田雅晴(5年D組)

 

(ため息)

(日暮裕司)
〈人は二度死ぬと言う〉

〈一度目は肉体の死を迎えた時〉

〈二度目は
誰からも忘れられた時〉

〈だとしたら

僕はもうすぐ訪れる
肉体の死より先に

一度死んでいることになる〉

〈僕のことなど
もう誰も覚えていない〉

〈呪われた力を持った僕は

誰からも顧みられることなく
この世から消えた方がいい〉

(日暮のせき込み)

(血を吐く音)

(荒い息)

(荒い息)

〈そう思う一方で…

あれまで消えてしまうことが
正しいことなのか

僕にはわからない〉

〈あの時は
そうすべきだと思った〉

〈その後の彼女の
幸せな暮らしぶりを見ても

あの判断は
間違っていなかったはずだ〉

〈でも 本当にそうなのか?〉

〈僕にはもう 何もわからない〉

♬~

(かしわ手)

(真柴祐太郎)ご苦労さまです。
どうも。

あらっ 舞さん?
(坂上 舞)シーッ。

「シーッ」?

えっ? 何? 何?

(坂上圭司)やわらかい。 硬くない。

すごくやわらかい。 全然硬くない。

スッと曲がる。
リラックス。 リラックスして。

スッと曲がる。 力はいらない。

力いらない。 いらない。

力はいらない。 スッと曲がる。

スーッと曲がる。 スッといく。

全然硬くない。
スッ… スッと曲がる。

スーッ。 スーッ…。

(笑い声)

あまりに必死だから
声かけられなくて。

この子ね 子供の頃
スプーン曲げられたのよ。

ええっ!?

一時期 はまっちゃったのよね
超能力。

へえ… 意外。

ケイが
こんなインチキに はまるなんて。

いや インチキじゃない。

確かに インチキも多いが
中には 間違いなく本物もいる。

世界の権威ある機関が
研究してるし

警察だって
捜査に活用している国だってある。

大体 今の科学で
説明がつかないから

全否定するなんて
そんな傲慢な考え…。

まあいいや。
お前には理解できない。

へえ… で?
緊急の呼び出しなんだろ?

1時間ほど前に信号が来た。

依頼人は 日暮裕司 35歳。

「人は二度死ぬと言う」

「一度目は肉体の死を迎えた時」

「二度目は誰からも忘れられた時」

遺書みたいな文面。

「呪われた力を持った僕は

誰からも顧みられることなく」…。

なんか 危ない人っぽいね。

「その後の
彼女の幸せな暮らしぶりを見ても」

この「彼女」って誰の事?

さあな。
じゃあ…

「あれまで消えてしまうことが
正しいことなのか

僕にはわからない」の「あれ」は?

えっ 開けんの!?
今回は特別だ。

特別!? ふーん…。

恐らく これだろうな。

なんじゃ? こりゃ。

どれも 子供が描いた絵みたい。

うーん
さっぱり意味がわからない。

まあ じゃあ とりあえず
死亡確認と…。 電話番号は?

かけたが 繋がらなかった。

あっ そう。

じゃあ 住所は?

俺が把握してるから大丈夫だ。

えっ? ケイも行くの?

今回は特別だ。

ここだ。 こんなボロいアパート
まだあるんだ。

うわあ… 孤独死パターンかな。

この部屋だ。

(ノック)

日暮さん。

(たたく音)

日暮さん。

他に誰も住んでないみたいだし…

いっちゃう?

お邪魔します。

日暮さん。

日暮さん。

日暮さん?

絵だ。

おおっ!

♬~

あっ…。 ごめんなさい。

これを描いてる途中で
死んだんだね。

♬~

おっ 戸が開いてるな。

えっ?

あっ… どうも。
あっ どうも。

あっ…。

あっ あっ あの… これには
込み入った事情がありまして…。

ああっ ああっ…
ああ ああ ああっ…!

不法侵入するなんて
何考えてんだか。

こいつが勝手に。
あっ 俺のせいにする気?

俺は 鍵を壊せとは言ってない。
うなずいたじゃん!

うるさい!

病死って判明したから
今回は お咎めなし。

病死って?

末期の肺がんだったみたい。

病院に行った形跡はないらしい。

相当苦しかっただろうね。

かわいそうに…。

何? それ。

日暮さんが死ぬ間際に描いてた絵。

勝手に持ってきちゃったの?
それ 窃盗。

依頼されたデータも
手描きの絵だったじゃん。

なんか意味あるのかなと思って。

あのデータの絵に見覚えがある。
んっ?

俺は 依頼人を知ってる。

正確には 25年前の依頼人を。
25年前?

日暮裕司は かつて

天才超能力少年として
世間の注目を集めた男だ。

なんか聞き覚えのある名前だと
思ってたのよ。

どうりで積極的なわけだ。

ん? どういう事?

依頼人は
この子の憧れのヒーローだったの。

(圭司の声)日暮少年は
飛び抜けた霊視能力を持っていた。

いわゆる
サイコメトラーってやつだ。

行方がわからなくなった人の
写真に触れていると

その人がいる場所が見えた。

彼は
脳内に映った風景を絵にした。

あるバラエティー番組で

彼が絵に描いたとおりの場所で
失踪していた人が見つかった。

テレビや雑誌が こぞって
日暮少年の能力を取り上げる

一大ブームが起こった。

これは 彼が出た最後の特番だ。

この少女が 失踪した自分の母親を
捜してほしいと

番組に依頼してきた。

♬~

確かに同じ人間が描いてる。

でも 描かれてる絵は全然違うね。

このデータも 失踪した誰かの
居所を霊視した絵なのかな。

なんか 悲しそうな顔してる。

で 結局 見つかったの?
この女の子のお母さん。

過剰な演出で煽りまくって
結果は 完全な空振りだった。

で これが最後の出演に?

この記事のせいだ。

以前の番組で 体調が悪くて
霊視がうまくいかない日があった。

それでも 収録は待てない。

だから ディレクターは
無理やり指示をした。

やらせ。

記者に囲まれて
日暮は その事実を認めた。

(舞の声)覚えてる。 子供相手に
すごいバッシングが始まって…。

(圭司の声)それ以来

メディアの前から
一切 姿を消した。

ふーん…。
やっぱ インチキだったわけか。

違う。 彼の能力は本物だ。

最初は みんな それを面白がった。
だが 次第に怖くなった。

自分たちの常識で
説明ができないからだ。

だから 難癖を付けて
社会から抹殺した。

魔女狩りの時代から
人は変わってない。

(読経)

あっ…。

あの… 日暮裕司さんの火葬は?

もう お骨上げが
終わってるかもしれませんけど。

えっ… 役所の人に聞いたら
11時からって…。

ご遺族が
早く済ませたいという事で…。

あっ… ご遺族…。

(日暮恵子)そうなのよ。 役所が
火葬代まで出せって言うのよ。

20年会ってなかった甥っ子よ?
もう 冗談じゃないわよ。

だからさ 山ちゃん ちょっと
お金 融通してほしいのよ。

ちょっと 何ボーッとしてるのよ。
もう さっさと済ませなさいよ。

(恵子)うん。 10でいいからさ…。
7。 じゃあ 5!

悪いわね。 助かる!

まあ 骨はさ 兄貴の墓に
入れるしかないんだけどさ。

なんで 私が面倒見なくちゃ
いけないのって話よ。

いくら 縁切ったからって
実の母親 まだ生きてるんだから。

私の兄貴の子。

この子が中学の時
兄貴が借金抱えて自殺して

私が2年間預かってやったの。
ああ…。

あっ でも さっき
「まだ実の母親は生きてる」って…。

(ため息)

兄貴とは とっくに離婚して
新しい家庭 持ってたのよ。

(たたく音)
いるんでしょ? 出てきなさいよ!

ちょっと…
自分の腹痛めて産んだ子供だろ!

この人でなし! 出てこい!

帰ってください!
その子とは縁を切りました。

お願いですから
もう帰ってください!

(恵子の声)引き取ってくれって
頼みに行っても

「裕司は呪われた子だから
絶対に嫌だ」って言われて。

呪われた子…。

(恵子)あんたたち この子が
昔 有名だったの知ってる?

天才超能力少年。

兄貴と離婚したのも
そのおかしな力のせい。

怖くなったんだって
腹を痛めた息子の事が。

自分は 悪魔を
産んでしまったんじゃないかって。

母親に捨てられたのよ この子は。

(祐太郎の声)かわいそうすぎるね
日暮さん。

このまま消去ってわけには
いかないでしょ。

ケイの憧れのヒーローなんだもん。

♬~

すいません こんにちは。
こんにちは。

あの… 鎌田さんって人に
会いたいんですけど。

どちらの鎌田でしょうか?
えーっとね… 鎌田直樹さん。

25年ぐらい前に
超能力番組をいっぱい作ってた

ディレクターさんなんですけど…。

常務取締役の鎌田でしょうか?

ああっ… 偉くなっちゃったんだ。

はあ…
まあまあまあ そりゃそうか。

お約束は?

ああ…
お約束はしてないんですけどね。

でしたら
お取り次ぎ致しかねます。

あっ まあまあ
そんな固い事 言わずに…。

あっ あの人?

あの…

鎌田さん 鎌田さん こんにちは。
はじめまして 俺 あの

日暮裕司さんの
知り合いなんですけど

ご存じですよね?
天才超能力少年。

実は 先日 亡くなったんです。

(鎌田直樹)死んだ?

はい。 それで
こんなものが出てきたんで

お話を伺いたくて…。

話す事はありません。

えっ えっ
ちょっと待ってくださいよ。

失礼だろ!
日暮さん 死ぬ時まで

この絵を大事に残してたんですよ。
見てもらうだけでいいんで…!

ちょっと待てよ! ねえ!

あんた 一緒に
番組 何本も作ったんだろ?

子供に やらせまでさせて…。
日暮さん 死んだんだよ!

おい!
ちったあ気にならないのかよ!

放せよ!

(携帯電話の着信音)

はい もしもし。

松井美香の行方がわかったぞ。

「松井?」

母親の行方を捜してた
あの少女だ。

(美香)
そのお花 全部 父なんですよ。

へえ…。

(美香)近所に住んでいて
定年退職して暇なものですから

しょっちゅう
顔出しに来るんです。

まあ 孫の顔が見たいだけ
なんですけどね。 フフッ…。

今も
保育園のお迎えに行ってます。

いただきます。
どうぞ。

日暮さんとは
どういうお友達だったんですか?

ああ… まあ なんていうか
飲み仲間っすかね。

くだらない馬鹿話して みたいな。

ねっ。
ああ。

すいませんね 愛想悪くて。

別に 根はね
悪い人間じゃないんですけどね。

日暮さんが
お亡くなりになったのは

残念ですけど

仲のいいお友達がいらして
せめてもの救いですね。

テレビ出演のあと
お会いになった事は?

でも ずっと
気にはなっていたんです。

時々 「あの人は今」みたいな特集に
取り上げられて

随分と すさんだ生活を
しているように

書かれていたので…。

母の捜索が
うまくいかなかった事で

その後の人生を
変えてしまったんだとしたら

本当に申し訳なくて…。

気にしすぎじゃないですかね。

お母さんの行方は まだ…?

もう とっくに諦めてます。
骨でもいいから

見つかってくれれば
いいんですけどね。

多分 番組に出た時点で
母は死んでいたと思うんです。

おはようございます。
おはようございます。

(鎌田)日暮くん。

日暮くん。

(鎌田)こちらが
依頼者の松井美香ちゃんと

お父さんの重治さんだ。

(松井重治)はじめまして。
(美香)よろしくお願いします。

じゃあ こちらへどうぞ。

(日暮)あの…。

僕も お母さんと
離ればなれに暮らしてるんだ。

だから 君の気持ち よくわかる。

会いたいよね。
(美香)うん。

僕も会いたいんだ。 とっても…。

♬~

(荒い息)

どうした? 見えたのか?

(荒い息)

じゃあ 描いて。

♬~

(鎌田)どうした?
描いて 日暮くん。

(美香の声)あの時 きっと
日暮さんには

母が死んでいる姿が見えていたと
思うんです。

そういう事か…。

あの番組のビデオ見て

なんか すげえ
悲しそうな顔してるなと思って。

死体が見つかったら 私が傷つく。

そう思って 嘘の絵を
描いたんじゃないかって…。

ずっと そんな気が…。

実は 彼 小さい頃に描いた絵を
大切に残していたんです。

あっ あの これなんですけど…。

何を描いた絵だか わからなくて。

これ…。
見覚えありますか?

もしかして
内房にある水族館じゃ…。

子供の頃 父と母と3人で
何度か行った事が…。

ああ…。 えっ じゃあ あの
他の絵とかは?

あっ…。

わかりません。 でも これは…。

ごめんなさい。 私の勘違いですね。

ああ… いいえ。

(ドアの開閉音)
(沙羅)ママ ただいま!

(美香)おかえり。
あっ… あの 父です。

どうも。
真柴さんと 坂上さん。

日暮さんのお友達。
昔のお話を聞きにいらして。

こんにちは。

(美香)ああ…。
あら 嫌われちゃったかな。

(美香)沙羅 ごあいさつは?

こんにちは。

こんにちは! よく言えたね
沙羅ちゃん 偉いね。

(松井)日暮さんって あの時の?

(美香)ええ。 この間 がんで
お亡くなりになったそうなの。

そう… 亡くなったのか。

じいじ お絵描きしようよ。
(松井)ハハハ… そうだね。

じゃあ すいません。
よいしょ! ごゆっくり。

バイバイ!
(美香)ウフフフ…。

珍しい。 あの子 人見知りなのに。
ああ…。

もしかしたら… これも
勘違いかもしれないんですけど…。

えっ?

ひと月ほど前…。

美香のだぞ。
ああ 美味しそう!

ハハハハ… よく焼けてる。

お義父さん ウィンナー
焦げてるんじゃない?

ああ 本当だ 本当だ。
熱っ! 熱い 熱い…。

(美香)沙羅。 何してるの?

おじさんに手振ってたの。
えっ?

(美香の声)
あの丸まった背中を見て

私 なぜだか 日暮さんじゃないか
って思ったんです。

25年も経ってるし

直感って言うしか
ないんですけど…。

あっ ごめんなさい
変な事 言って。

いえ…。

♬~

この「彼女」は
美香さんの事だったんだね。

じゃあ 「あの判断」は
番組で嘘の絵を描いた事?

えっ だったら…

これが お母さんの
本当の居場所って事なの?

えっ そんな事ある?

ねえ 人の話 聞いてる?

…そういう事か。

ん?

あの水族館
20年前に全面改装してる。

えっ!?

♬~

まあ とりあえず
来てみたものの…。

あ~… どうするの? これから。

大体さ 俺 信じられないんだよね
その霊視ってやつ。

写真に触れただけで
風景が見えるって

やっぱ おかしくない?

ん?

♬~

どうする?

とりあえず
この道を進んでみよう。

♬~

♬~

♬~

(遮断機の警報音)

あと2枚か。

なんなんだろうねえ
この… 建物?

この最後の瓶の絵さ

この下に 美香さんのお母さんが
埋まってるって意味なのかな?

ずっと疑ってたんだけどさ

本当にあるのかもしんないね
超能力。

♬~

おい!
うわっ なんで? えっ なんで?

なんで?
ど… どうやった? 今。

はあ!?
な… 何やった?

何やった?
な… なんにもしてないよ。

何もしてないわけないだろ!
なんにもしてない!

俺 こうやってただけだもん!
(マスター)大丈夫ですかー?

(マスター)大丈夫ですか?

(マスター)あれ? その絵…。

えっ?

明方山のふもとの
キャンプ場だろ?

明方… 明方山のキャンプ場?

ああ とっくに
閉鎖されちゃったけど。

懐かしいなあ。

昔 子供を連れて
よく行ったよ。

あっ あの…
これ どこにあるんですか?

(鳥の鳴き声)

あの森の中だね きっと。

(深呼吸)

美香さんのためにも
見つけてあげなきゃ。

森っていっても
結構広いからな。

そう簡単には
見つけらんないだろう。

はい。

いいから とりあえず行くよ。
はい。

俺をおぶって森の中 歩くの
大変だろ 一人で行け。

何言ってんの?

ケイの憧れのヒーローが託した
データでしょ?

自分の目で見届けないで
どうすんの。 はい 行くよ。

あれだ。
足手まといになりたくないな。

こういう時だけ
障がいを利用するなっつうの。

はい 行くよ。 せーの…。

(鳥の鳴き声)

超能力 信じてる人間が
なんでビビリなんだよ。

どうした?

(木々のざわめき)

…なんだよ?

(木々のざわめき)

お おい…
なんで そっち行くんだ?

いやあ なんとなく…。

♬~

どうした?

なんだよ?

♬~

あっ… あった。

♬~

(雷鳴)

あっ…!

えっ これ…。

(刑事)超能力なんて
にわかに信じがたい話でねえ。

私だって信じられないですよ。

でも 実際
依頼人が描いた絵を頼りに

たどり着いちゃってるんです。

とにかく あの2人は
善意の第三者なんです!

弁護士さん そんなに
キャンキャン吠えなくても

聞こえてるから。

松井美香さんと
連絡が取れました。

あ?
2人が言ってる事

本当のようです。

だから
ずっと そう言ってるでしょ。

ぜひ DNA鑑定を
お願いしたいという事で。

あ そう。

じゃあ
もう連れて帰っていいですね。

まあ 今日のところは
お引き取り願います。

ただ 鑑定結果次第じゃ
また話を聞かせて頂きますので。

いいですよ。

でも
もし DNA鑑定が一致したら

dele.LIFEの名前も
依頼人の名前も

表に出す事は
一切 許しませんからね。

遺族だって 面白おかしく
騒がれたくないだろうし。

情報管理 徹底してくださいね!

(美香)「母が帰ってくるなんて…」

ええ ええ。

とにかく うちは
一切 取材には応じませんから。

失礼します。

(美香)「母も これで安らかに…」

あのクソ刑事
あんだけ釘刺したのに。

(リポーター)「おつらかったですね」

(美香)「家族の支えも
ありましたから

なんとか やってこれました」

(リポーター)
「これで日暮さんの超能力が

本物だったという事が
証明されましたね」

「私は日暮さんの能力を
疑った事はありません」

(美香)「ずっと信じてました」
(電話)

はい。

(事務員)「今度はテレビ局から
取材依頼なんですが…」

もう電話は
一切 取り次がないで。

まったく
面倒ばっかり押し付けて

あの2人 どこ行ったのよ。

友達だなんて嘘ついて
すみませんでした。

いえ 母が帰ってくるなんて
諦めてました。

お二人には
なんとお礼を言っていいか…。

ああ 気にしないでください。
これも仕事のうち

…じゃないですけどね。

昨日はマスコミに囲まれて
大変でしたね。

ひどいですよね。

日暮さんの事を
あれだけバッシングしておいて

手のひらを返したように
また持ち上げるんですから。

そういう連中ですからね。

まあ 名誉回復されたって事で
よしとしません?

日暮さんには
心から感謝してます。

私を気遣って あんな嘘を…。

今の私だから
母の死を受け止められますけど

10歳の自分だったら
どうなっていたか…。

今日 沙羅ちゃんは?

(子供たちのはしゃぎ声)

なんですか? 話って。

それ あなたのものです。

奥さんの遺骨と
同じ場所に埋まってました。

(ため息)

あの時 落としたのか。

全然気づかなかった。

あなたが奥さんを?

つまらない…

本当につまらない喧嘩が
きっかけで…。

(松井の声)あの頃の私は
仕事に追われて…。

あの夜 たまたま
美香が林間学校でいなかったから

妻は日頃の不満を爆発させて…。

(松井恭子)聞いてよ!
(松井)うるさい!

(松井)おい… 恭子?

恭子? 恭子!?

(松井の声)何度も警察に
電話しようと思いました。

何度も何度も…。

でも できなかった。

言い訳に
聞こえるかもしれませんが

母親が殺されて
父親が その犯人だとわかったら

美香は どうなってしまうのか。

そう考えたら どうしても…。

(松井の声)妻の遺体を
どうにかしなければと

私は必死に車を走らせました。

あの辺りには土地勘がありました。

妻と美香を連れて
何度か遊びに行きましたから。

でも
実際 人を埋める場所となると…。

♬~

(遮断機の警報音)

ううっ…!

♬~

(嗚咽)

次の日 失踪届を出し
警察に事情を聞かれました。

私は 突然
妻がいなくなった事に戸惑う夫を

懸命に演じました。

しばらくしてから

私は日に日に 罪悪感に
苦しめられるようになって…。

だから 美香さんに
あの番組に出たいと言われて

受け入れたんですね。

自分の罪を暴かれてもいいと。

(荒い息)

(鎌田)どうした? 見えたのか?
じゃあ 描いて。

(松井の声)あの時 彼には

私が恭子を殺してる姿が
見えたんだと思います。

それ以降 私は美香のために
生きる事に決めました。

あの子を幸せにする事だけが
私に与えられた使命だと

自分に言い聞かせて…。

警察には まだ?

僕たちは
それを届けに来ただけです。

どうするかは
ご自分で決めてください。

ただ 我々の依頼人は

あなたが
美香さんの幸せを守り通す事を

望んでいると思います。

♬~

沙羅ちゃん…。

おじいちゃんのお迎え
待ってますよ。

♬~

♬~

掃除ぐらいしろっつうんだよなあ。

あのおばさんが
するわけないだろ。

こうやって
死んだ人は忘れられるのか。

「人は二度死ぬ」か…。

日暮さん 俺たちがやった事
どう思ってるかな?

死んだ人間は何も思わない。

でも 霊とか魂って あるじゃん。

俺 森の中で感じたんだよね
日暮さんの霊っつうか…。

なんか
導かれてるような気がしてさ。

スプーン曲がったのも
あん時だけだし。

霊なんてものは
存在しない。

あら~? だったら
なんで あんなビビってたの?

霊だの魂だのは 宗教家が
儲けるために作り上げたものだ。

超能力は信じるのに
そっちは信じないんだね。

ケイって
本当ひねくれてるっつうか…。

もう一カ所 行きたいとこがある。
行くぞ。

えっ どこ?

ケイ どこまで行かせるんだよ。

どこ行くのか 行き先ぐらい
教えてくれたって いいだろ?

もうすぐ着く。
黙って運転しろ。

ったく こんな田舎まで
何しに来たんだか…。

えっ!?

あそこに
日暮裕司の母親が住んでる。

(祐太郎の声)
日暮さん 死ぬ間際に

自分を捨てた母親を
思い出してたわけか…。

なんだか切ないね。

どうする?

帰るぞ。

うん そうだね。

俺たちが覚えておけばいい。

マザコンの
元天才超能力少年の事を。

そうすれば まだ日暮裕司に
二度目の死は訪れない。

ケイ そういうキザなセリフは
言っちゃうんだ。

早く出せ。
はい。

♬~

♬~

依頼人は天利聡史。
(楠瀬百合子)3日前に

事故に遭って 意識が戻らない。
私は依頼人の婚約者。

依頼は取り消します。
依頼の事 ばれて…。

お前 何やってんの?
(沢渡明奈)ちょっと意外。

仕事を誰かに任せる事も。
もし ケイが病気じゃなかったら

私たちは
うまくいってたかもしれない。