ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

遺留捜査 第5話 斉藤陽一郎、小野武彦、上川隆也、栗山千明、永井大、宮﨑香蓮… ドラマのキャスト・主題歌は?

『遺留捜査 #5』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド)

  1. 本当
  2. お母様
  3. 有名
  4. 皆さん
  5. 結構
  6. 結婚
  7. 行く
  8. 色んな
  9. 当時

f:id:dramalog:20180816213402p:plain

『遺留捜査 #5』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報の引用

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像がなければ味わえませんので、以下各社のVOD(ビデオオンデマンド)サービス利用をオススメします。

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♬~

(神崎莉緒)あなたが第一発見者?

(里中浩平)そうです。
そうですか…。

ご苦労さまです。

「アトリエ井波」…。

ご苦労さまです。

 

カリスマ衣装デザイナーが殺害された!対立していた美術監督が犯行を認めるも、証言には「空白の2時間」を巡る矛盾が!?遺留品のヤスリから紐解いた、切なすぎる真相とは!?

詳細情報
◇番組内容
世界的衣装デザイナー・井波(斉藤陽一郎)が殺害された!制作映画の方向性を巡り、美術監督の山野辺(小野武彦)と対立していたという。現場で糸村(上川隆也)が発見した金属製のヤスリが山野辺のものと判明。彼にそれを話すと、あっさりと犯行を自供する…
◇出演者
上川隆也、栗山千明、永井大、宮﨑香蓮・梶原善、甲本雅裕、戸田恵子
【ゲスト】小野武彦、西原亜希、斉藤陽一郎、一條俊、安田愛里、濱口秀二、平岡秀幸 ほか
◇脚本
青木江梨花
◇演出
濱龍也
◇音楽
吉川清之 

◇主題歌

小田和正『やさしい風が吹いたら』『小さな風景』(アリオラジャパン)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)
【チーフプロデューサー】佐藤凉一(テレビ朝日)
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、丸山真哉(東映)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/iryu_2018/
☆Twitter
 https://twitter.com/iryusousa_tva

 

(佐倉路花)遅いよ…。

ご苦労さまです。

(岩田)殴られたあとに
首を絞められたか…。

(雨宮 宏)
被害者の名前は井波幸俊。

今を時めく衣装デザイナーです。

(岩田)そんなに有名なの?
(路花)うん。

最近 海外の映画賞にノミネートされて
話題になったわよね。

(岩田)
へえ~ すごい人だったわけだ。

死亡推定時刻は?

昨夜の
8時から9時の間だそうです。

佐倉さん。
はい。

第一発見者の里中浩平さんです。

井波のチーフアシスタントの
里中です。

(路花)ちょっと…。

あの… 遺体を発見した時の事を
詳しく教えてもらえますか?

はい。

今朝 7時過ぎに出勤してきたら
部屋の鍵が開いていたんです。

それで おかしいなと思ったら
中で井波さんが…。

井波さん 何かトラブルを
抱えていたなんて事

ありませんでしたか?

仕事上の意見の対立は
しょっちゅうある事で。

でも 殺されるほどの事は…。

ちなみに 一番最近の揉め事は?
(里中)昨日ですけど。

(路花)昨日…?
はい。

(路花)相手は?
美術監督の山野辺さんです。

(山野辺達仁)こんな建物は
この時代には存在しないよ。

(井波幸俊)だから…!

俺は
そういう固定観念に縛られない

新しい世界観の映画を
作りたいんですよ!

そうじゃなければ
俺が関わる意味がない。

(山野辺)ちょっと… 待てって!

これは あんただけの作品じゃ…。

文句があるなら
辞めてもらえますか?

代わりは いくらでもいるんで。

待て…!

山野辺さん 落ち着いてください!
山野辺さん!

山野辺…?

でも それは あの…

あくまでも 作品を
良くするためのものですから。

それに そのあと
折り合いもつけてましたし。

浩平さん もう時間が…。

それじゃあ 急ぎの作業があるので
これで よろしいでしょうか?

最後に 昨夜8時から9時頃までの
あなたの行動を教えてください。

撮影所近くの

エピス ボヌールという
ビストロにいました。

失礼します。

(里中)ちょっと見せて。 うん。

関係者が亡くなっても
映画は続けるんですね。

そんなもんよ。

まあ やけに 対応がスムーズ
って気もするけど。

ん?
確かに…。

これは… ヤスリ?

♬~

こんにちは。

(村木 繁)
あ~ なんて忙しいんだろう!

なんて忙しいんだろう!

村木さん。 これ お願いします。

(村木)あのさ 今ね

「なんて忙しいんだろう!」
っていうの聞こえてた?

いいえ 聞こえてましたよ。

ですから
これ お願いします。

もう… 文章めちゃくちゃ!
あのね これね

鑑識さんが
一度 調べたものですよね?

それ以上 私に
何を調べろっていうんですか?

鑑識が調べたのは
指紋だけです。

ですから 村木さんには
なんでも構いません。

別の何かを
見つけてもらいたいんです。

コラーッ!

あのね いっつも
そうやって簡単に持ってきて

簡単に置いて 帰るけれども

ここは 仕事が山積みで

そのうち
村木はコロッといきそうです!

(手をたたく音)

村木さん 大丈夫です。
自信 持ってください。

村木さんにしかできない発見が
あるはずです。

だって 村木さんは…
村木さんなんですから。

やっぱり ここにいた!

糸村さん もう行きますよ。
はい。

なる早で お願いします。

♬~

あなた 昨日 井波さんと揉めた
って聞いたんですが。

あんな事は しょっちゅうですよ。

昨日も あのあと
すぐ 折り合いつけて…。

撮影所 出たのは?

確か 6時前だったかな。

そのあとは どうされてました?

家に帰りました。

と言っても 独り身なんで
誰も証明してはくれませんが。

清川さん あなたは?

(清川 勝)11時過ぎまで
彼らと一緒に撮影所にいました。

(北澤涼音)警察の方が 何か?

あなたが店長さんですか?

はい。

こちらのお店 撮影所の方が
よく見えるそうですね。

近所なので
ごひいきにしてもらってます。

衣装スタッフの里中浩平さん
よく こちらに?

ええ。 昨日も来てくれてました。

何時から何時までいたか
覚えていますか?

(涼音の声)えっと…
確か 7時過ぎくらいに来て

帰ったのは12時過ぎだったと
思います。

そうですか…。

浩平さん どうかしたんですか?

実は 里中さんがついている
デザイナーの井波さんという方が

今朝 遺体で発見されまして。

井波さん ご存じですか?

(三好真由)時々ですけど
浩平さんと一緒に来てました。

あの… 井波さんは どこで…?

ご自身のアトリエです。
アトリエ…。

もしかして
浩平さんが疑われてるんですか?

いえ。
関係者全員の 昨夜の行動を

確認させてもらっている
ところですが…。

何か そう思う理由でも?

いえ。 そういうわけでは…。

涼音さん 大丈夫ですか?

なんだか 顔色が…。

最近 ちょっと貧血気味で…。

でも 休めば
すぐに治まりますから。

あの… すいません。

この絵は…?

それ 山野辺さんに
描いてもらったものです。

ああ 美術監督の。 いい絵ですね。

糸村さん
それ 今 関係ないでしょ!

ですかね…。

井波さんとは
よく 一緒にお仕事を?

(外山ハルミ)最近は あまり。

(ハルミ)今回も 絡まずに済むかと
思ってたんですけど。

というと?

井波さん 出資者の人からの
指名だったらしいんですよね。

出資者?

じゃあ 皆さん 井波さんには

頭が上がらなかったんじゃ
ないですか?

確かに 才能はあるかも
しれないですけど

周りの人間を

自分の引き立て役としか
考えてなくって…。

なるほどね。

(雨宮)準備中の映画の関係者に
ついては

家にいたと証言している
人間以外のアリバイは

全部 確認できました。
指紋は?

(雨宮)
全員から採取して 今 鑑識で

遺体のそばに落ちていたヤスリの
指紋と照合してもらってます。

そのヤスリなんですが
どうやら 特殊なもののようです。

ですので 市内で扱ってる店を
しらみ潰しに回って

あたりたいと思っています。
えっ…?

どうした? 糸村。
えっ?

あっ… じゃあ
そっちは神崎たちに任せるわ。

はい。
ああ はい。

いってきます。
いってらっしゃい。

あいつ 珍しく

真っ当な捜査しようと
してないか?

最近 暑いからね。
暑いから…?

(店主)
これは普通のヤスリじゃないな。

普通じゃないというのは?
この目の感じは

どちらかというと
爪ヤスリに近そうだね。

爪ヤスリって

女性が 爪のお手入れに使う
あれですか?

そう。

私は お手入れなんてしてる
余裕がないので。

一般的なのは こういうの。

これは 恐らく 特注品だろうね。

あと ここ

うっすらと 銘のようなものが
入っているんですが…。

本当だ。

これは
多分 吉原さんとこのだな。

吉原さんというと?

中京区にある刃物屋さんだよ。

(吉原重雄)これは 確か
注文を受けて作ったやつだな。

できるだけ目が細かくて 細いのを
作ってほしいって言われてね。

目が細かくて細いの ですか…。
ええ。

このヤスリを注文した時の
伝票のようなものは

残っていませんか?
うん。 注文台帳なら…。

あっ これこれ。

失礼します。

ひと月前…。 山野辺さん。

井波さんと揉めたって
美術監督ですよね?

そうそう。 映画のセットかなんか
作ってるって言ってたね。

(守衛)井波さんですか…。

いやあ 毎日 たくさんの人が
出入りされますからね。

時間までは なんとも…。
すいません。

そうですか…。
ありがとうございます。

なんのための守衛さんだよ。

えっと… 井波が この撮影所に
確実にいたのが6時頃まで。

でも 出ていく姿を
目撃した者はいない。

それ以降 アトリエ周辺を含め

誰も 井波の姿を見た人はいない
って事になるんですね。

死亡推定時刻まで
空白の2時間って事か…。

(携帯電話の着信音)

はい 佐倉さん なんです?

えっ?

指紋が一致したってよ。

(路花)山野辺達仁さんですね?
(山野辺)はい。

(路花)
現場に落ちていた このヤスリ

ここから検出された指紋が
あなたのものと一致しました。

このヤスリは あなたのもので
間違いありませんか?

変わるもんだな 人は。

山野辺さん。

どこからどう見ても 刑事の顔だ。

もう一度 聞きます。
このヤスリは…。

私のだよ。

井波くんは 私が殺した。

間違いありませんか?
はい。

はい。 このヤスリから

ウレタンと有機溶剤の成分が
検出されました。

ウレタンと有機溶剤…?
いわゆる 油性ニスです。

油性ニス…?

それって
マニキュアとは違うんですか?

滝沢さん チェンジ!

マニキュアですか?
はい。

これ どうやら
爪ヤスリみたいなんです。

確かに マニキュアの成分と
ニスの成分は似ていますが

ウレタン入りのマニキュア
っていうのは

聞いた事がありませんね。

そうですか…。

あの日 井波くんと

準備中の映画のセットの事で
言い合いになったんだ。

でも そのあと すぐに

彼のアシスタントの里中くんが

衣装デザインを修正したものを
持ってきて…。

いいじゃないか。

これなら 衣装だけでも
かなり雰囲気 出せそうだ。

(里中)それじゃあ
セットは直さなくても…。

この方向で進めてくれ。
はい。

(山野辺の声)
ホッとしたのも つかの間

帰宅後 井波くんから
アトリエに呼び出された。

やっぱり
あのセット壊しましょう。

(山野辺の声)彼は いきなり

やっぱり あのセットを壊すと
言い出した。

それだけじゃない。

私のやり方は古すぎる。
この際だから引退しろ。

そうすれば

私のクビを切らずに済むと
ぬかしやがった。

あの瞬間

今まで抑え込んでいたものが
爆発した。

(ぶつかる音)

痛え…!

何すんだ この野郎!

あっ… ああっ…!

(山野辺の声)
思わず 首を絞めて…。

気がつくと
あいつは ぐったりとなってた。

自分のしでかした事の重大さに
あとから気づいて

とにかく その場から逃げた。

時間は?

アトリエに行ったのが

確か 8時くらいだったと
思います。

(ノック)

失礼します。

糸村くん!
なんの用だ?

はい。 山野辺さんに ちょっと
お聞きしたい事がありまして。

取り調べ中だぞ!
お構いなく。

山野辺さん これ…

山野辺さんのものだそうですね。
はい。

ちょっと 爪を失礼します。

爪?
はい。

なるほど…。
ありがとうございました。

おい。 どういうつもりだよ?
はい。

このヤスリを
刃物店の方にお見せしたところ

ヤスリの目の具合から

爪ヤスリではないかと
言われたんですね。

爪ヤスリ?
でも 今 拝見したら

山野辺さんは
爪の手入れをしているようには

見えませんでした。

これで
一体 何を磨いていたんですか?

何って…。
なんでもいいだろう そんな事。

でも このヤスリから
ニスの成分が検出されたんです。

爪ヤスリから ニスって
不思議ですよね。

いいかげんにしろよ 糸村!

ようやく まともな捜査すると
思ったら 結局はこれか!

こっちはな もっと重要な事
聞かなきゃいけないんだよ!

糸村さん
一体 何にこだわってるんです?

このヤスリは特注品でしたね。

この発注書によると

ヤスリの目は 一番細かい「油目」。

形状も 幅や長さ
それに刃の厚みに至るまで

実に 細かく指定されています。
まあ そのようですね。

ここまで条件を出して
特注したのならば

これを使って磨きたい
特別な何かが

あったはずだと思うんです。

(路花)
はあ…。 山野辺が全面自供した。

手分けして
供述の裏取りをお願い。

岩田と雨宮は 井波のアトリエで
殺害時の状況を再確認。

糸村くんと神崎は
撮影所で 関係者の証言。

明日から 早速 取りかかって。
(一同)はい。

お先に失礼します。

(路花)はい お疲れさま。
(岩田)お疲れさまです。

取り調べ中
ずっと気になってたんですが…。

(路花)うん?

山野辺達仁とは
お知り合いですか?

(路花)うーん…。

実は
うちの父親 大部屋俳優でね。

私も 小さい頃から 撮影所に
よく遊びに行ってたのよ。

その頃からの知り合いだから
もう40年以上かな…。

40年?

本当に よく遊んでもらったのよ。

一緒に お絵描きかなんか
してもらったりして。

そうだったんですか…。

まさか こんな形で
再会する事になるとはね…。

(ハルミ)山野辺さんが井波さんを?
本当なんですか?

それを
今 確認しているところです。

山野辺さんと井波さんって

以前から そんなに
いがみ合ってたんですか?

いがみ合うというより
井波さんが

一方的に喧嘩を売っていたような
気がしますけど。

山野辺さんの仕事ぶりって
どうだったんでしょう?

よかったと思いますよ。
とっても よく勉強して

とことん リアリティーを
追求する人だって

感心してた監督さんも多かったし。

ちょっと失礼します。
え…?

ああ
外山さんは 爪 おきれいですね。

えっ?
あの…。

この爪ヤスリに
見覚えありませんか?

(ハルミ)これ 爪ヤスリなんですか?

ちょっと変わった形で
見た事ないんですけども…。

これ 実は
山野辺さんのものなんです。

山野辺さんの?
はい。

あの人
爪の手入れなんかするんだ。

それが そうでもなさそうなので
困ってるんですよ。

それじゃあ…
もしかして 娘さんの形見とか?

はっ?

形見…?

それじゃあ
山野辺さんの娘さんって…。

ええ。
亡くなったんですよ 事故で。

5年くらい前だったかな…。

そうだったんですか…。

でも それはないと思います。

これを山野辺さんが注文したのは
ひと月ほど前なので。

こんぐらい ほら
ダミー つけちゃっていいから。

こんな事を言うと不謹慎ですが
結果的に 浩平くんは

山野辺さんに
救われたんじゃないかな。

どういう意味ですか?

今だから言うんですけど
井波さんのデザイン

数年前から 実際に描いてたの
浩平くんなんです。

お待たせしました。
できたの?

はい。

(井波)いいんじゃないの?

つまり 井波さんは

里中さんのデザインを
自分のものにしたって事ですか?

ええ。 だから 才能があるのに
あいつ 独立を認めてもらえず…。

あれじゃ
まるで 井波さんの奴隷ですよ。

そうだったんですか…。

(里中)すごく良くなった。

もしもし。
あっ お世話になってます!

はい。 ああ! はいはいはい…。

どうりで
妙に生き生きしてるわけだ。

あの… 清川さん
これに見覚えありませんか?

それ 確か 山野辺さんの…。
はい。

山野辺さん 最近 これで
何かを磨いていたはずなんですが

お心当たりありませんか?

それなら 多分 何かのケースだと
思うんですけど。

ケース?

これぐらいの大きさの。

少し前まで
仕事の合間に作業してたのを

何度か見ました。
これ ニス塗られてます?

どうだったかな…。
今 どこにあるんでしょう?

もしかしたら
美術品倉庫にあるかもしれません。

山野辺さん
あそこにも 私物 置いてるんで。

(涼音)こんにちは。
エピス ボヌールです!

ありがとう。
あとは 俺がやるから。

すいません。
こんにちは。

ああ…。
今日は 顔色 良さそうですね。

おかげさまで。
なんかあったの?

この間 ちょっと
貧血気味になっちゃって。

あんまり無理すんなよ。

大丈夫。

うーん ないなあ…。

あの…! 山野辺は
もう 全面自供してるんですよ?

それなのに 今さら
そんなケースなんか捜して

どうするんですか?
山野辺さんが

井波さんの殺害現場に
あのヤスリを落としたという事は

その直前まで
あのヤスリを使っていた事は

間違いないんです。

それなのに どうして
その事を隠そうとするのか…。

これで
一体 何を磨いていたんですか?

なんでもいいだろう そんな事。

神崎さんは気になりませんか?

そう言われると まあ…。

蝶番…。

買ったのは一昨日。
一昨日?

…って
井波の事件があった日ですよ。

(岩田)おのれ~!
(雨宮)ああっ…!

おっかしいな。
山野辺の供述だと…。

この辺りなんだけどな。

特に 血痕が付いてる様子は
ないですね。

あれだけ 血がにじんでたら

血痕が付かないわけ
ないんだけどな。

山野辺の記憶違いですかね。
(ため息)

(舌打ち)
全部 調べ直すしかないだろ。

あっちだ。
向こうも?

おのれ~!
うわあ~! うっ!

(路花)血腫?

(ドアの開く音)
(村木)失礼致します。

あっ… 糸村さんは?

出かけてますけど。

あっ そうですか!
じゃあ 忘れていった報告書

こちらに置いときますね。
あっ 村木さん!

あの ちょっと これ
ちょっと これ ちょっと これ…

ちょっと見てもらってもいい?

なんでしょう?

あのね あのね… ここに

被害者の側頭部には
外傷の内側に

血腫があったって
書いてあるんだけど。

この血腫の大きさだと

相当な力が加わったと
思われます。

この方は 放っておけば

遅かれ早かれ 亡くなっていた
という事ですね。

じゃあ
わざわざ 首を絞めなくても…。

(村木)うん。
亡くなっていたでしょうね。

その場合 血腫が
人為的要因によるものなら

死因は撲殺という事です。

じゃあ 山野辺は
その事を気づかずに首を絞めた…。

うーん…

気づかないなんて事が
ありますかね?

血腫が形成された時点で

被害者は 激しい頭痛と吐き気を
訴えたはずです。

素人目に見ても
相当まずい状況だという事は

十分わかったと思いますよ。

はあ…。

(店員)ああ… これなら

山野辺さんが
一昨日 買っていらしたもので

間違いありません。

少し前ですが きれいな木の箱を
持っていらして…。

これと同じもの ありますかね?

木の箱… ですか?

ええ…。 あっ これです。

金具の色が
少し くすんでしまったからと

それと同じものを
取り寄せたんです。

ああ これだ これ。

その時 山野辺さん
何か話していませんでしたか?

その木の箱を
どうするつもりだとか…。

いえ 特には…。

でも なんとなく

プレゼントかなとは
思いましたけど。

ちなみに 山野辺さんは
一昨日の何時頃 こちらに?

夜の7時頃だったと思いますが。

という事は 山野辺は

7時過ぎに ここを出て

井波さんのアトリエに向かった…。

…って 糸村さん
どこ行くんですか?

あっ 僕 ちょっと
調べる事がありますので。

えっ? ちょっと 糸村さん…!

…ったく 出たよ。

(岩田)戻りました。
(路花)お疲れ! どうだった?

いやあ アトリエ内を
くまなく調べましたが

頭を打ちつけた痕跡が出てこない。

もしかしたら あそこは

犯行現場じゃないのかも
しれませんね。

うん…。 その事で

一つ 気になってる事があるの。
これ見て。

(雨宮)井波の解剖鑑定書ですか?

うん そう。

これには 井波の側頭部には

外傷の内側に血腫があったって
書かれてる。

(岩田)血腫ができるほど
強く殴られたって事か。

それも
山野辺の仕業って事ですか?

ただね 血腫ができたのは

少なくとも 死亡推定時刻の
1時間以上前と推定されるって。

1時間以上前?

死亡推定時刻の
1時間以上前って事は

7時より前って事ですよね?

井波が 最後に
撮影所で目撃されたのは6時頃。

でも 撮影所を出ていく姿は
見られていない。

って事は 井波が殴られたのは
6時から7時の間。

その時間なら 山野辺は
宇治市の金物店にいました。

えっ? それ 本当?

店まで行って確認したので
間違いありません。

宇治だと 撮影所から
1時間以上はかかりますよね。

とすると なんだ?
井波が殴られたのは撮影所で

殴ったのは
山野辺とは別の誰かって事だ。

もしかしたら 首を絞めたのも
そいつなんじゃないでしょうか?

殺意を持って井波を殴ったが

しばらくして息を吹き返したので
とどめを刺した… とか。

その後 事件の発覚を恐れて

遺体を撮影所から
アトリエへ運んだ。

そうなると 6時以降の
井波の足取りがつかめないのも

腑に落ちますね。

でも 山野辺じゃないなら
一体 誰が…?

もう一度 撮影所を調べるよ。

(莉緒・雨宮)はい。
(岩田)またか…。

おい 雨宮。 科捜研行って
あれ借りてこいよ 早く。

(ドアの開く音)

山野辺さん

本当に
あなたが犯人なんですか?

何を言い出すんだ? 今さら。

確かに 井波さんの直接の死因は

首を絞められた事による
窒息死でした。

でも 解剖鑑定書によると

井波さんは その前に

致命傷になるほど
強く頭を殴られている。

いや だから
それは私が首を絞める前に…。

そうじゃない。

井波さんが殴られたのは
それよりも ずーっと前。

あなたが宇治市の金物店にいた頃
なんです。

残念ながら
あなたには井波さんを殴れない。

♬~

違うな…。

♬~

あっ 糸村さん!?

ああ…。
お前 何やってんだよ?

ちょっと探し物で。
じゃあ 失礼します。

ちょっと…。
ったく 何やってんだよ。

どうにかしろよ 神崎!
すいません。

…って なんで
私が謝らなきゃなんないのよ。

どう?

あと 可能性が残ってるのは
このスタジオだけだ。

山野辺さんは?

相変わらず
「自分がやった」の一点張りよ。

(雨宮)ありました!
えっ!?

(岩田)
おお… こりゃ 間違いないな。

(路花)すぐに鑑識呼んで。
(雨宮)はい。

ん?

佐倉さん こんなものが…。

あっ ちょっと すいません。
(清川)はい。

ここ 井波さんの事件以降
誰か立ち入りました?

入ってないはずです。

あの時点で もう
セットは完成してましたから。

じゃあ これは…。

(清川)あれ? これ…!

♬~

♬~

取りに行くから よかったのに。
いいから。

それより 体調は大丈夫?

(ドアの開く音)

お邪魔します。
お邪魔します。

刑事さん…。

こんな所まで なんの用ですか?

実は 里中さんに
お伺いしたい事がありまして。

私にですか?

これと同じものを
あなたも持っていますよね?

そんなもの どこで…。

井波さんが致命傷を負ったと
思われる場所に落ちていました。

里中浩平さん あなたは

井波幸俊の
ゴーストデザイナーだった。

ずっと独立したかったのに
させてもらえなかった。

あなた 自分の手元に縛りつけて

利用し続けようとした
井波さんの事

相当
恨んでたんじゃありませんか?

(路花)みんな言ってますよ。

井波さんがいなくなったのに

クオリティーは下がるどころか
むしろ上がってるって。

そりゃそうよね。

ようやく 自分のデザインを

自分の名前で発表できるように
なったんだから。

どうなの? 今 後ろに隠したもの
見せてください。

浩平…。

あっ…!

もういい! やめて!

(路花)やっぱり…。
現場に落ちていたのは

涼音さん
あなたのものだったんですね。

(里中)涼音 何も言うな!

浩平… ごめん…。

あの人に…

この子を殺されると思いました。

父親は 里中浩平さんなのね?

浩平は 私との結婚を機に

今度こそ 井波さんから
離れるつもりだったんです。

でも それを知った井波さんは

全部 私が浩平を
たぶらかしたせいだって…。

井波さん。

これ以上 里中に
関わらないでもらえませんかね?

えっ?
あいつは 確かに才能がある。

あんた なかなか見る目あるよ。
それだけは褒めてやる。

でもな…

はっきり言って 目障りなんだよ!

♬~

あいつは 一生 俺のためだけに
生きてればいいんだよ。

♬~

(井波)うっ!

(涼音の声)気づいたら 井波さんが
動かなくなってしまっていて…。

怖くなって逃げました。

遺体が発見されたのは
井波さんのアトリエだって聞いて

驚いたけど
ちょっと ホッとしたんです。

井波さんが死んだのは
私のせいじゃないんだって。

でも 本当は やっぱり…

私のせいだったんですね…。

あった…。

(路花)北澤涼音さんが
全部 話してくれました。

山野辺さん 本当は

井波さんと涼音さんの間に
何があったのか

全部
知っていたんじゃないですか?

その上で
あなたは井波さんの首を絞めた。

あの日 あなたは

金物店からの帰り
セットに立ち寄った。

そして そこで

倒れている井波さんを
見つけたはずです。

(山野辺)井波くん?

おい どうした?

井波くん! おい!

うっ うう…!

一体 何があったんだ?

あの女…!
女?

ビストロの女だ! ああっ…!

涼音さんか?

あいつ
いきなり殴ってきやがった…。

ふざけやがって…
絶対許さない…!

殺人未遂で訴えて… ううーっ!

おい 大丈夫か? おい!

あ… 頭が割れそうだ…!

(山野辺)動くな 動くな。 なっ?

ちょっと待ってろ。

(井波のうめき声)

(路花の声)そして
涼音さんが殴った事で

すでに瀕死の井波さんの首を
死因を偽装するために絞めた。

井波くん 許してくれ。

(井波)うっ…。

(路花の声)その後 涼音さんに
容疑がかからないように

遺体をアトリエへ移動させた。

(路花の声)あのヤスリも 本当は

自分に 確実に
疑いが向くようにするために

わざわざ置いた。 違いますか?

どうして 私が
そこまでする必要がある?

涼音さんのため…
としか考えられない。

考えすぎだよ。

あれを落としたのは
全くの計算外だ。

そもそも 私は

横柄で鼻持ちならない
あいつの存在が

ずっと目障りだった。

どうにも腹に据えかねて
あの日 我慢できずに手をかけた。

(机をたたく音)
いいかげんにして!

失礼します。
糸村くん。

ようやく わかったんです。

山野辺さんが なぜ特注までして
このヤスリを作ったのか。

そんな事 今さら持ち出して
どうするつもりだ?

そうおっしゃらず

僕に3分だけ
時間を頂けませんか?

山野辺さんには
娘さんがいらっしゃいましたね。

(路花)佑美さん…。

早くに奥様を亡くされてから
山野辺さんは 佑美さんの事を

とても かわいがって
いらっしゃいました。

(山野辺佑美)
お父さんよりは早いと思うわよ。

あっ そう。
じゃあ いただきます。

いただきます。

(糸村の声)でも 5年前

佑美さんは
突然 亡くなってしまった。

(路花)結婚式まで
あと数日って時に…。

不幸な事故でした。

佑美…!

(泣き声)

佑美…!

それからの山野辺さんは

あまり人と交わろうとせず

仕事が終わると 涼音さんのお店に
ふらりと現れては

カウンターで 一人
黙々と絵を描いていた。

最近 すっかり
そこが指定席ですね。

そう言われてみれば…。

悪いね 居座っちゃって。

そんな事ないです。

この感じ 不思議と落ち着くんで。

すいません。 変な事 言って。

小さい頃から
家に男の人がいなかったから

最初は こういう距離感
ちょっと苦手だったんですけど…。

もしかして
娘さん いらっしゃいます?

…うん。
だからかな?

時々ね こうしてると思うんです。

家に お父さんがいたら
こんな感じなのかなって。

お父さん…。

娘さんがうらやましいです。

こんな 優しそうで
立派なお父さんがいて。

涼音さんにとっては

何げなく言った
ひと言だったのかもしれません。

でも 佑美さんを亡くしたばかりの
山野辺さんの胸に

その「お父さん」というひと言は
深く響いたのではありませんか?

お父さんよりは早いと思うわよ。

(糸村の声)それから 涼音さんは
山野辺さんにとって

娘のような存在になっていった。

♬~

これは?

山野辺さんが 佑美さんの
結婚祝いのために作ったものです。

(山野辺の声)佑美。

結婚祝いは何がいいんだ?

うーん… じゃあ 宝石箱がいい。

しかし この宝石箱が

佑美さんの手に渡る事は
ありませんでした。

山野辺さんが このヤスリを
注文したのは ひと月前。

それは 涼音さんが

浩平さんとの結婚と
お腹の中に赤ちゃんがいる事を

山野辺さんに話した時期と
ちょうど一致します。

山野辺さんは 特注したヤスリで

この宝石箱を磨いていたんです。

それじゃあ これは…。

山野辺さんから涼音さんへの
贈り物です。

山野辺さんは 涼音さんに

伝えたかったのでは
ありませんか?

浩平さんと一緒に

この宝石箱が
いっぱいになるぐらい

たくさんの幸せを
手に入れてほしいと。

そうしたくて
でも そうできなかった

佑美さんの分まで。

山野辺さんが 全てわかった上で
井波さんの首を絞めて

その死因を
すり替えようとしたのは

佐倉さんの
推理のとおりなんでしょう。

でも それは
たとえ正当防衛とはいえ

これから幸せになるべき
涼音さんに

人を殺してしまったという罪を

背負わせたくなかったから
なんだと 僕は思うんです。

山野辺さん あなたは

ご自身の
残る全ての人生をかけて

涼音さんの幸せと
お腹の赤ちゃんの未来を

守ろうとしたのでは
ありませんか?

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

大した想像力だ。

架空のストーリーにしては
よくできてる。

だが 現実は

殴ったのも 殺したのも 私だ。

私だけが犯人なんだ。

♬~

♬~

(鴻上紀香)義母が死んでます。
この石が殺害の凶器なんですね。

(鴻上美沙子)何を
お取り寄せしようと勝手でしょ!

嫁のくせに生意気よ。

(紀香)あなたの嫁に
なりたかったわけじゃありません。

(美沙子)靖之が死んだのは
あなたのせいよ!

嫁にふさわしくない事を
暴いてやるの。