ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

dele/ディーリー 第2話 コムアイ、山田孝之、菅田将暉… ドラマの原作・キャストは?(見逃した方はネタバレ注意)

『dele/ディーリー #2』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド)

  1. 詩織
  2. 本当
  3. 友達
  4. データ
  5. 音楽
  6. 沙也加
  7. ケイ
  8. 依頼人
  9. 宮内詩織
  10. 彼女

 f:id:dramalog:20180804075257p:plain

『dele/ディーリー #2』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像がなければ味わえませんので、以下各社のVOD(ビデオオンデマンド)サービス利用をオススメします。

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♬~(ヘッドホンから漏れる音楽)

♬~(ヘッドホンから漏れる音楽)
(指で机を叩く音)

♬~

♬~

(真柴祐太郎)
ケイ おは…。

 

主演・山田孝之×菅田将暉!依頼人のデジタル遺品に残された不都合な記録を内密に削除する最強コンビが誕生!遺留記録に秘められた様々な人間ドラマを1話完結で描く。

詳細情報
◇番組内容
『dele. LIFE』にスマホ・データの死後削除を依頼していた詩織(コムアイ)が突然、「やっぱりデータは消さないでください」と書き残して死亡した。詩織の心変わりの理由を探ろうとする圭司(山田孝之)と祐太郎(菅田将暉)は…
◇出演者
山田孝之、菅田将暉、麻生久美子
【ゲスト】コムアイ(水曜日のカンパネラ)、石橋静河、中村育二
◇原案
本多孝好
◇脚本
渡辺雄介
◇監督
常廣丈太(テレビ朝日)
◇音楽
岩崎太整、DJ MITSU THE BEATS
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)
【プロデューサー】山田兼司(テレビ朝日)、太田雅晴(5年D組)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://dele.life/
☆Twitter
 https://twitter.com/sudayamada
☆Instagram
 https://www.instagram.com/yamadasuda/

 

♬~

♬~

♬~

ん~!

ねえ… ねえ ケイ。

(坂上圭司)
「ケイ」って なんだ?

ケイはケイでしょ。

ねえ… ねえ ケイ
何 聴いてたの? セイ。

お前が 毎朝 ここに来る事に
慣れてないし 慣れたくない。

だから ノックぐらいしろ。

したよ。
気づかせろ。

ええ~ どうしよっかな~。

(受信音)

あっ…。

また誰か死んじゃった?

宮内詩織 26歳。

48時間 自分のスマホが
操作されなかったら

スマホのデータを
全て削除するよう設定してある。

死亡確認。
駄目だ。 留守電。

勤務先は書いてないな。
職業も わからないって事?

死亡確認が取れたら
すぐ連絡しろ。

はい~。
(カメラのシャッター音)

帰ってきたら
絶対 ノックするんで。

もう マジで 絶対に
100パーセント ノックするんで。

いってきま~す!

(受信音)

♬~

(坂上 舞)うん?

え…?

♬~

(チャイム)

管理人さん!
(ノック)

管理人さーん!

あっ… ご無沙汰してます。

あの… 201号室の
宮内詩織の弟なんですけど

あの…。 あっ…
き… 聞こえてます?

あっ 聞こえてるんですね。

2日間ぐらい 姉ちゃんと
連絡 取れてなくて

「家に行ってこい!」って
親に言われて 来たんですよ。

(管理人)はい?
えーっと… すいません。

何号室?
ああ 201号室の宮内です。

久しぶりだなあ
姉ちゃんち 来るの。

(チャイム)

(ノック)
姉ちゃん。

(ノック)
姉ちゃん?

最近 姉ちゃん 見ました?

いや…。

…っていうか
姉ちゃんの顔 わかりますか?

(管理人)
あんまり見かけませんので。

(ドアの開く音)

あっ… すいません!

あの… 最近
姉ちゃんの事 見ました?

えっ… 誰?
宮内詩織です。 ここに住んでて。

ごめんなさい。
知らないです。

すいません。
いってらっしゃいませ!

あの 合鍵とかって…。

そういうのは
規約で禁止されてまして。

えっ! 嘘!?
あっ!

いいっすか?
えーっと…。

ノックしろ。

♬~

ニワトリ いないじゃん。

あいつ…

クビだ。

(管理人)大丈夫ですか!?
起きてください!

救急車 呼びます?

いや…。

死んでるんですか?

はい…。

警察 お願いします。

(管理人)ああ…
なんで こんな面倒な事…。

その遺体は 本当に宮内詩織か?
確認しろ。

♬~

(カメラのシャッター音)
「警察が来る前に立ち去れ」

「弟と名乗った以上

事情聴取されたら
面倒な事になる」

データは 今から削除する。

待って! この宮内さんって人…。

邪魔するな。

おい…!

祐太郎くん その部屋に
遺書みたいの ない?

遺書?

♬~

(管理人)若い女性なんですけどね。
こちらです。

♬~

やっぱり そうだ。

宮内詩織さん よく覚えてる。

半年前ぐらいかな
エンディングノートを残したいって

事務所に相談に来たの。
エンディングノートって?

死んだ時に備えて
自分の希望を書いておくの。

遺書とは違うわけ?

エンディングノートは
遺書みたいなもの。

でも 遺言書とは
似ているようで別物。

遺言書なら 法的な効力があるから
弁護士に相談してもいいけど

エンディングノートは
あくまで自分の希望だから

自由に書いていいわけ。
書式も なんだっていいの。

宮内さんにも そう伝えた。

(宮内詩織)そうだったんですね…。
そしたら 大丈夫です。

遺言書なんて そんな
大げさなものは必要ないんで。

失礼を承知でお聞きしますが
何か ご病気でも?

ああ… いえいえ。

前から 25歳になったら
エンディングノート書いておきたいって

すごい気軽に考えてただけなんで。

気軽に…?
気軽に残す? こういうの。

そう。 だから 印象に残ってて。

…で どうすんの?

削除する。
えっ!?

いやいやいや… 日本語 読める?

正式に 依頼を
キャンセルしてきたわけじゃない。

おい! さっきから…
もう少し丁寧に扱えよ。

これ 多分
わざわざ書き足してるでしょ?

そこに大事な意味があると
思わない?

大事な意味があるなら

正式な手続きを踏んで
依頼をキャンセルすべきだった。

…っていうか そんな暇
なかったんじゃないかな?

突然 死にそうになって
慌てて書き残した。

自殺じゃなかったって事か?

だって これ握ってたよ。

♬~

(舞の声)一度は
削除依頼しておきながら

どうして 死ぬ瞬間になって
思い直したのかなあ…。

ねえ?
…ねえ?

♬~

ちょっと! 私の話 聞いてた?

ここは 詩織さんの本心が
わかるまで いったん保留でしょ。

おお… 素直。

じゃあ どうやって
死んだ依頼人の本心を探る?

スマホ開いて 友達に連絡して
聞いてみれば?

それは契約違反だ。
そもそも 依頼人は

スマホのデータを全て
削除するよう頼んできたんだぞ。

ああ~…。

お前が 弟だなんて
辻褄の合わない嘘を言うから

もはや
依頼人の自宅にも入れない。

ネットで調べても
同姓同名が多くて

すぐには本人だと特定できない。

音楽?

うん?

詩織さん 作曲してたと思う。

ベッドルーム潰してまで
機材置いて 作業場にしてた。

♬~

本人?

年齢的には合ってるな。

うん… 多分 本人だと思う。

15年前のサイトか…。

個人情報が どうこう言われる
時代じゃなかったからな。

住所も親の名前も書いてある。

(宮内康子)どうぞ。

すいません…。

(康子)詩織。
お友達の方が来てくれたよ。

急性心不全です。

確かに 小さい頃から
体が弱かったのですが

本当に 突然だったみたいで…。

残念です…。

でも お友達の方に来て頂いて
よかった。

詩織さんから

お父さんが 東都フィルハーモニーの
指揮者だと聞いてまして

楽団の方に連絡をして

それで ご実家の電話番号を
教えてもらいました。

詩織さん
最近 連絡が取れなくて

友達も みんな心配してて…。

詩織は
父親の事を話していたんですか?

はい。 同じ音楽家として
尊敬していると。

(康子)嘘でも嬉しいです。

この子が 音楽を
続けているわけがないですし

父親の事を
友達に話していたなんて…。

(康子)詩織の事
教えてくれませんか?

えっ?

何も知らないんです 詩織の事。

どんな仕事をして
どんな友達がいてとか

そういう事 何も…。

ですから 連絡頂いて
本当によかった。

ああ いえ…。

(康子)詩織が
どこまで 私たちの事を

お友達に話しているか
わかりませんが

私たちは 本当にひどい事を
詩織にしてしまったんです。

ごめんね 詩織… 本当に。

明日が お通夜です。

もし よかったら お友達を連れて
いらして頂けませんか?

親族以外 誰も来ないお葬式なんて
この子が不憫すぎて…。

わかりました。

「わかりました」じゃないだろ。
勝手に承諾するな。

宮内の友達が どこにいるか
知ってるのか?

そう言うしかない空気って
あるじゃん?

というわけで
詩織さんのスマホから

友達の連絡先を…。
それは契約違反だ。

あれ? 待って…。

よく考えたら
葬式って まずいのか。

どうしよう…。

どうもしない。 それは
あくまで宮内本人の希望だ。

俺たちが守る義務はない。

んー… でも なんで
葬式 嫌だったんだろ?

葬式なんて
俺だって してほしくない。

友達いないから?

そういう事じゃないが
そういう事でもある。

へえー。

奇遇だね。 それ 俺もだわ。

葬式とかは…。

それで 詩織さんのお友達
どうやって探そうか?

おい 待て。
趣旨が変わってるぞ。

俺たちが考えるべきなのは

依頼人が死の直前 どうして
削除依頼を思い直したのかと…。

おおっ! 見て…。

「bar GAFF」

♬~(オルゴール)

(宮内正路)お前は
余計な事をしなくていいんだ。

でも 詩織だって

お友達もなしに見送られるのは
寂しいでしょう?

あいつに友達がいたのか?
会った事もない。

(康子)でも 亡くなったって事は
お伝えしないと…。

うるさいんだよ!!

お前まで
俺に口答えするのか。

やめましょう…
詩織の前で こんな事。

葬式は 身内だけでやる。

「GAFF」

♬~『Pretend』

いらっしゃいませ~。

お客さん 来たよ~。

(春田沙也加)いらっしゃいませ。
あっ…。

あの うち ガールズバーですけど
いいですか?

あっ… そうなんすね。 はい。
はい。 どうぞ。

はじめましてですよね?
はい!

♬~『Pretend』

いい曲っすね! これ。
ああ… ありがとうございます。

彼女のバンド。

ええっ!? マジで…?

いいから そういうの…。

ええ~ すげえ!
今度 買います。

(沙也加)何にします?
(カメラのシャッター音)

あーっと…。

これ以外には 小瓶のビールと

あと言ってくれれば
簡単なカクテルなら作れます。

あれ? うち来た事あった?
ん?

えっ…。

ああっ!
これ 宮内詩織さんのもので。

えっ?

えっ…?

えっ… 知ってます?

うん…。

えっ… ちょっといい?
うん。

詩織さんに なんの用?

ああ…。

亡くなったのは知ってる?

やっぱり そうだったんだ…。

えっ… 「やっぱり」?

詩織さんは うちの店員です。

体調不良とかで無断欠勤する事は
多かったんですけど

3日連続というのは
初めてだったので

も… もしかしてって…
最悪な事も考えてました。

自殺じゃないですよね?

はい。 突然死みたいな感じで。

で お兄さんは 詩織さんの…?

あの… いとこです。 母方の。

でも 詩織さんの仕事とか
友達関係とか全然わからなくて。

それで あの…
明日 お通夜があるんですけど…。

申し訳ないけど 詩織さんの事は
私も よく知らない。

友達とか そういうプライベートを
話す人じゃなかったし

仕事も
この店だけだったかもしれないし

他に何かやってたかもしれないし
わかんない。

そうっすか…。

(ひかる)
ああ~ 男が帰ってきた!

(安奈)しかも あれ? よく見たら
結構 かわいくない?

やめとけ ヤリマン。
性病 うつされますよ。

だから 処女だし!
いやいやいや…。

(操作音)

(沙也加)詩織さん
やっぱり死んでたって。

自殺じゃなくて。

心不全で突然死。

(安奈)…で?

「で」?

私たちに
葬式 出てほしいって。

(安奈)いやあ…
それは さすがに厳しいよね。

だって 親御さんと会っても
話す事ないもん。

気まずいだけじゃん。

うん…
うちらは行かないほうがいい。

おかわり!
は~い。

(注ぐ音)

それで
エンディングノートの事は?

聞ける空気じゃなかった。
また空気か…。

案外 そういうの
気にするタイプなんだな。

じゃなくて。

店の人も お客さんも
本当は悲しがってたと思う。

…っていうか

元々 詩織さんが死んだ事
知ってたんじゃないかな?

ん?

俺が店に入った時は
静かだったのに

詩織さんの名前を出してから
戻ってきてみたら

あえて明るく振る舞ってたからさ。
空元気ってやつ?

どうして そうする必要がある?

それを知るためには やっぱ

詩織さんのスマホのデータ
開けてみない?

駄目だ。
なんでよ~。 詩織さんのためだよ。

それは お前のためだ。
お前が真相を知りたいだけだ。

お前 彼女の秘密を背負えるのか?

そこまで言うなら 一緒に来てよ。

♬~

お焼香だけでもと…。

(康子)ありがとうございます…。

あっ… 彼も詩織さんの友人で。

(康子)2人だけですか?

…はい。

あまりに急な事だったので

みんな
間に合わなかったみたいです…。

ほら見ろ。

詩織の父です。

来てくれたあなたたちには
申し訳ないが

友人が死んだというのに
通夜にも顔を出さないなんて

それが友人だと言えますか!?

ちょっと…。

なんという世の中だ…。
ちょっと。

すいません…
私たちも少し疲れてまして。

いえ…。

もう時間です。

焼香するなら どうぞ。

そちらこそ
よく それで親だと言えますね。

…何?

彼女は
二十歳を超えた立派な大人だ。

もう子供じゃない。

彼女が どう生きようと
どんな友人を作ろうと勝手でしょ。

実の親だろうと 文句を言う資格は
ないと思いますが。

♬~

ご愁傷さまでした。

♬~

言いすぎ。

嫌いなんだよ
ああいう子供みたいな親が。

お前の頼みは聞いた。

♬~

お父さん 暴力は…!
君!

友達なら 私たちが

どうして 詩織と疎遠になったか
知ってるんだろ?

だから 私を非難するのか!

いえ 何も聞いてませんよ。

彼女は ご両親について
何も話してなかった。

彼が ご実家にたどり着いたのも

ネットで調べたから
わかった事です。

とはいえ 想像はつきますが。

まあ クラシックの英才教育でも
したんでしょう。

期待を込めて育て
それで失敗した。

彼女は 親元から逃げ出し
あなたは怒った。

それで絶交。 親子の縁を切った。

だから あなたたちは当然

彼女が音楽をやめたものだと
考えていた。

でも そんな事は
どこにでもよくある話だ。

どこにでもよくいる親子だ。

自分たちだけが
特別だと思うなんて…。

(ドアの閉まる音)

行くぞ。

おい!

詩織さんの家 行きましたか?
行ったなら わかりますよね?

お父さんだけが行って お母さん
まだ行ってないんですね。

じゃあ もう お父さん
知ってるじゃないですか。

詩織さんが
音楽 続けてたって事。

本当なの?

♬~

節介が過ぎる。
ケイもね。

(宮内)見ろ。

(康子)本当だ。 あの子…。

(宮内)
こんなもの 音楽とは言えない。

そんな古臭い事 言って。

時が止まってるのね。

(宮内)
当然だろ 時が止まるのは…。

実の娘に縁を切られて
出て行かれたんだぞ。

♬~(ヘッドホンから漏れる音楽)
(机を叩く音)

♬~(ヘッドホンから漏れる音楽)

えっ 何? 姉弟そろって。
わざとでしょ?

何?

宮内詩織さんの相談カード
探してきたから。

ほら 見て ここ。

うちに来た理由は
「友人の紹介」だって。

「紹介者は春田沙也加さん」

そう。
で 春田沙也加さんの資料が これ。

春田沙也加さんは
ミュージシャンになりたくて

芸能界に入って まずは
グラビア活動をしてたんだけど

その時 関係者から
セクハラされたみたいで。

それを SNS使って
勇気を出して告発したんだけど

そしたら いわゆる
干されちゃったってやつ。

で 強制引退。

うわあ… そういうの最低だな。

元の所属事務所とか
セクハラした男とかを相手取って

裁判起こそうとして うちに来た。

示談金で話はついたけど

結局 沙也加さんが
ミュージシャンになる事は

できなかったわけ。

この人が沙也加さん。

で 沙也加さんに教えられて
詩織さんは うちに来たって事。

あれ? あれれれ?

見覚えあるのか?

詩織さんの働いてた
ガールズバーの人。

あっ! っていうか
ミュージシャンやってるよ この人。

このバンド
沙也加さんのバンドだって。

店の中で曲流してて
聴き入っちゃって…。

おい。

はい…。

♬~(ヘッドホン)『Pretend』

あっ これ! この曲!

かっけえ! すげえいい曲。

The Mints。

えっ?
はっ?

The Mintsは
正体不明のユニットで

刺激物だらけの
デザートみたいな音楽が多い中

本当の音楽をやろうとしている
稀有な存在。

特に この曲はやばい。

初めて聴いた時 衝撃で
立ち上がる事もできなかった。

いや 違う 逆だ。

逆に 立ち上がってしまうんじゃ
ないかと思った。

なのに 本人たちは
あえて ガールズバンドと称して

音楽を楽しんでるところが
また いい!

その店 本当に
この曲 流してたの?

うん。

♬~(ヘッドホン)『Pretend』

♬~『Pretend』

ほら! 同じ曲でしょ?

あっ…
曲 止めてもらっていいですか?

(操作音)

春田沙也加さんですか?

…はい。

何 緊張してるの?
してない。

えっ… このバンドのメンバーの
春田沙也加さんですか?

これ
ファンクラブ限定ジャケット…。

はい ファンです。

ありがとうございます。
いえ…。

大丈夫です。 誰にも言いません。

えっ… 芸能界 干されて

本名でも素顔でも
活動できないから

顔隠して 正体隠して?

これが私で これが詩織です。

えっ!?

ガールズバー兼
ガールズバンドなんです 私たち。

えっ じゃあ この2人も
この間の店員さん?

作詞が私で
作曲が… 詩織でした。

どうして 嘘ついたんですか?

詩織さんとは
仲良しじゃないふりしてた。

そちらも
親族というのは嘘ですよね?

えっ… ん? あっ…。

deleなんとかの方でしょ?

詩織から聞いてました。

残ってたスマホのデータは
全て削除してくれましたか?

い… いや それが…。

えーっと… はい まあ。

本当に突然死だったんですよね?
自殺じゃなくて。

本当の事は わかりません。

彼女の両親の説明を
信じてるだけです。

♬~

ケイは 詩織さんが自殺したと
思ってるの?

エンディングノートを残してた。
死を意識していた事は間違いない。

そんな…。

でも 関係ない。
突然死だろうが自殺だろうが。

重要なのは
どうして 詩織さんが死の間際

あのメッセージを残したかだ。

ケイ。
んっ?

今 初めて 詩織さんって呼んだ。

Mintsの人だぞ。
リスペクトせざるを得ない。

♬~

少々 お待ちを。

♬~

(すすり泣き)

♬~

♬~『Pretend』

詩織さんが残したデータ
開けてみない?

中身が わかれば

なんで 詩織さんが
こういうメッセージ残したのか

判明できると思うんだよね。

彼女の秘密を背負う覚悟は
あるのか?

あるよ。
簡単に言うな。

本気なんだけどな。

わかってない。

どんなデータが残ってるか
興味ないの?

俺が知りたいのは

依頼人が どうして死の直前に
思い直したのかだ。

そっか…。

ケイは人間に興味があるんだ。

♬~

あれ? なんか刺さっちゃった?

初めてだからな。

一度は削除しろと言っておいて

死を前にして
それを撤回しようとした依頼人は。

あのさ ケイはさ

見なきゃよかったとか
知らなきゃよかったって思う事

これまでも あった?

♬~

そういう事がない人間なんて
いないだろ。

うん。

詩織さんも そうだと思うんだよ。

削除依頼しなきゃよかったって…。

死ぬ間際になって思い直して
これを残したんだ。

それって つまりさ

残された人たちに

あのデータを開けてもらいたい
って意味なんじゃないかな?

♬~

♬~

(エレベーターの到着音)

(アナウンス)「ドアが閉まります」

お忙しい中 ご足労頂き
ありがとうございます。

彼らは
私どもの法律事務所が提携し

信用保証する形で

依頼人が残した
デジタルデバイス内部のデータを

依頼人の死後
削除する仕事をしています。

依頼人から大事な秘密を預かり
死後に責任を持って消去し

世に出さないようにする仕事です。

それじゃ あとはお願いね。

失礼致します。

(ドアの開閉音)

嘘ついていて すいませんでした。

詩織さんも 僕らの依頼人でした。

彼女も スマホに
大事なデータを残していたんです。

詩織さんは
ご自身が死ぬ事を悟った時に

僕らに依頼した事を
思い出したんだと思います。

その ひと言があったので

申し訳ないですが データの中身を
確認させて頂きました。

どんなデータが
残っていたんですか?

詩織さんの真実です。

ご覧になる覚悟は
できていますか?

これが 詩織さんが残したかった
データです。

(安奈)「では 続いて

ラストの友人代表のスピーチ!
じゃなかった…」

(男性)「結婚式じゃねえぞ!」

「大丈夫か?」
「しっかりしてくれ!」

「弔辞のあいさつです」

「これが大ラス! お別れの言葉!」

「春田沙也加さん お願いします」

(男性)「待ってました!」
(男性)「沙也加!」

(安奈)「みんな シーッ!
シーッ! シーッ…」

えー… 宮内詩織さんは…

詩織は 最高の友達でした。

詩織と私は
この店で出会いました。

たった2年の関係です。

でも 音楽が嫌いになりかけた
っていう

共通の過去がありました。

(沙也加)私たちは
すぐに仲良くなった。

本当に 最高の友達。

だけど…

どんなに感謝を伝えても
相手が死んでからじゃ遅い。

死んだ人の事を いくら褒めても
葬式の場では遅すぎます。

命ある時に言うべきです。

(沙也加)「大切な人に
感謝の言葉を伝えたい」

(沙也加)「当たり前の事だけど
なかなか伝えられない」

「だから もし 自分の葬式に
参列する事ができたら…」

それは
どんなに素晴らしい事か。

最前列で 自分に捧げられる
友達たち一人ひとりの言葉を聞く。

もし 詩織が
今 私の言葉を聞いているのなら

心から感謝を伝えたい。

友達になってくれて ありがとう。

(詩織)このお葬式で
皆さんのお話を聞いて

宮内詩織さんって

本当にいい人だったんだなと
思いました。

(一同の笑い声)
(男性)自分で言うか。

皆さんも知ってると思うけど

私は
両親と うまくいかなくて…。

「人生 独りぼっちだなって
悩んだ時期もありました」

(詩織)「でも 今は ここにいる
みんながいます」

とっても幸せな人生でした。

本当に死ぬのは まだまだ
ずっと先の事になりますが

これからは
ここにいる みんなを

家族だと思って生きていきたい。

そういう決意で
生前葬をやらせてもらいました。

馬鹿な私のわがままに
付き合ってもらって

ありがとう。

でも みんなも
相当な馬鹿だと思います。

(男性)おい 馬鹿って…。
フフフ…。

えー… みんなと出会う前の私は
死にました。

でも 今の私は
こうして ここに生きています。

だから… こんな私でよければ

いつまでも 友達でいてください。

「(拍手)」

「ありがとう」

詩織さんは 生前
すでに葬式をあげていた。

だから エンディングノートに
葬式をあげないでほしいと書いた。

これは
詩織さんが お二人ではなく

友人たちを家族に選んだ映像です。

だから お二人には
この映像を見てほしくなかった。

だから うちに
削除依頼をしてきた。

でも 突然 心不全になり

苦しみの中
必死の思いで書き加えた。

詩織さんは 最後の最後に

お二人に
この映像を見てほしくなった。

知ってほしくなった。

お二人と疎遠になったあとでも

自分の人生が
いかに充実していたのか…。

どれだけ素敵な友人たちに
囲まれていたのかを。

詩織さんは幸せな人生だった。

あの生前葬の映像を
残してほしいって

死ぬ直前になって
書き残してたんだって。

(ひかる)どうして?

(安奈)ご家族に
見てほしかったのかもね。

じゃあ
俺たちが他人行儀にしてたの

意味なかったって事?

あ~あ 最後まで振り回されたね。

でも なんか…
全部が詩織らしい。

(安奈)本当 それ。

(ドアの開く音)

(沙也加)いらっしゃいませ。

(沙也加)うち ガールズバーですけど
いいですか?

っていうか
ガールズバーって わかります?

宮内詩織の親です…。

詩織の告別式は
ひとまず中止にしました。

焼かれる前に あいつに…

あいつに会ってやってください。

お願いします!

あの… お父さん
頭を上げてください。

お願いします…!

娘の事を教えてください…。

詩織の事を知りたいんです。

♬~

…はい。

私たちも もっと早く

詩織の事を
ご両親に伝えたかったです。

♬~

詩織さんを生んでくれて
ありがとうございます。

♬~

よかったね 詩織さん。

本当に そう思うか?

よかったでしょ。

自分の幸せな人生を
ご両親に知ってもらえて。

もし 俺が彼女だったら

両親に映像を見せたかった
理由は…。

理由は?

復讐。

まあ その辺は よくわからない。

♬~(ヘッドホン)『Pretend』

お疲れさまでした。

(ドアの開閉音)

♬~(ヘッドホン)『Pretend』

♬~

♬~

削除後に
データのコピーとバラを?

(浦田文雄)バラの花と一緒に
ある人に届けてほしいんです。

浦田さん 自殺だった…。
(江角幸子)寂しいですね。

依頼人が死んだ途端に店を畳んで
行方くらますなんて…。

バラって
本数に意味があるんだって。