ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

遺留捜査 第4話 松澤一之、中山忍、舟木幸… ドラマのキャスト・主題歌は?(見逃した方はネタバレ注意)

『遺留捜査 #4』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド)

  1. 志倉
  2. 加藤
  3. 村木
  4. 寛子
  5. 真里
  6. 修正ペン
  7. 遺体
  8. 岩田
  9. 志倉啓介
  10. 糸村

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『遺留捜査 #4』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

♬~

(糸村 聡)おおっ!
ハハッ! また来た。

うわあ!

すごいな 今日は。

いやあ でも 意外でした。

 

経営コンサルタント殺害…その凶器には、4年前に死んだ男の指紋が!?2人を繋ぐ謎の美人歯科医…遺留品の修正ペンが暴くその正体と事件の驚愕の真相とは!?

詳細情報
◇番組内容
経営コンサルタント・加藤(松澤一之)が殺害された。遺体から発見した修正ペンから、過去に加藤と交際していた歯科医の河原真里(中山忍)に辿り着く。一方、加藤は4年前に友人の妻・志倉寛子(舟木幸)から融資を受けていたことが判明する。
◇出演者
上川隆也、栗山千明、永井大、宮﨑香蓮・梶原善、甲本雅裕、戸田恵子
【ゲスト】中山忍、有薗芳記、松澤一之、舟木幸、森矢カンナ、松浦優樹、岡大介、木内義一、徳竹未夏、上田こずえ
◇脚本
山岡潤平
◇演出
濱龍也
◇音楽
吉川清之
◇主題歌
小田和正『やさしい風が吹いたら』『小さな風景』(アリオラジャパン)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)
【チーフプロデューサー】佐藤凉一(テレビ朝日)
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、丸山真哉(東映)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/iryu_2018/
☆Twitter
 https://twitter.com/iryusousa_tva

 

村木さんも
魚釣り好きだったなんて。

まあ 私は 最近
始めたばかりなんですけどね!

うん? ああ!

ですよね。

「ですよね」?
気になる言い方するね。

あのさ もう この前は
もう 大漁で…

困ったぐらい大漁 もう。

うっ! 来た~!

ストレス! もう…。

うう~ うっ…。

本当 休みの日に… 本当に…。

わっ! あっ 来た!
大きい!

カモーン!

大きい。 おお… おお 来た!
お… 大きい! 大きい!

手伝いますか? 大丈夫ですか?
だ… 大丈夫! 大丈夫!

でも フラフラですけど…。

いいの!
1人がいい 1人がいい!

村木の本気を…。

ああーっ!!

(サイレン)

(カメラのシャッター音)

まさか 遺体を釣り上げるとはね。

初めてです。

そりゃそうでしょう。
これは ある意味 大物だぞ。

(神崎莉緒)遺体の身元は
加藤明義さん 53歳。

(岩田)頭 割れてるな。

(雨宮 宏)殴られたか
あるいは 事故でしょうかね?

(路花)周辺の目撃情報と
遺体の詳しい身元を調べて。

はい!

うん?

何してるんですか?

これ…。

修正ペン?

あっ!

同じの?

「河原ビューティー
デンタルクリニック」…。

♬~

この間もテレビ出てましたよね
ここの院長。

美人すぎる歯科医で。

30歳で
ここを開業したそうですよ。

詳しいですね。

えっ? まあ。

(河原真里)
すいません お待たせして。

こちらこそ
お仕事中に すみません。

(真里)あっ いえ。 ちょうど
午前の診察が終わったので。

京都府警の神崎と申します。
糸村です。

どうも!
(村木)どうも。

ごめんなさい。 今度の食事
私から誘うって言っておいて

バタバタしてて…。

あっ いえ… いや…。

あっ いや あの…
食事といいますか

勉強会のようなもので…。

同じ科学に身を置く人間として…
意見交換を。

なんか あっぷあっぷしてません?

あっぷあっぷ…
あっぷあっぷしておりません!

河原さんは 警察歯科医も
やってらっしゃるんです。

それで知り合ったんです。 近い…。
ああ そうですか。

捜査協力 ありがとうございます。
あっ いえ。

今日も身元照合で?

いえ。 今日は…。

実はですね 仙神川で
男性のご遺体が上がったんですが

その人が
これを持っていたんですね。

(真里)ああ! これは…。

うちの病院で
患者さんに配ってるものですね。

どうぞ。

白くするという意味で
シャレですけど。

ああ! 歯を白くにかけた
ダジャレですね。

そこ 噛みしめるの
やめてもらえませんか?

恥ずかしいので。

村木さん ダジャレ…。
お黙り。 クッ!

亡くなったのは
加藤明義さんという方なんですが

ご存じですか?

いえ。

こちらの患者さんでは
ないですか?

一応 調べてみますね。

♬~

加藤さんは
ここの患者じゃなかった…。

なら どうやって
これを手に入れたのか。

しかも 新品じゃなくて
使いかけを…。

調べましょう。

えっ 自分から?
なる早でお願いします。

(路花)加藤明義の死因は
頭部を殴られた事による脳挫傷。

凶器は 例えば 石のようなもの。

殺人ですか…。
うん。

被害者についての情報は?

加藤明義
経営コンサルタント会社社長。

独身 家族なし。

4年ほど前に
一度 倒産しかけたそうですが

その時は ある女性の融資で
なんとか持ち直したそうです。

ある女性?
うん。

最近も 経営が
厳しかったようですね。 それで…。

(加藤明義)私の言うとおりに
して頂ければ

絶対に大丈夫ですから。

年商100億も夢じゃないですよ。

(岩田)傾いた経営を
持ち直すために

かなり強引な営業をして

馬鹿高いコンサル料
ぶんどってたって話だ。

ふ~ん…。

年商100億を約束してくれる
経営難の経営コンサルタントね。

それで まあ いろいろと
トラブルもあったみたいだな。

4年前に融資してくれた女性
っていうのは?

志倉寛子という女性です。
(路花)加藤とは どういう関係?

いや そこまでは まだ…。

じゃあ 加藤が抱えていた
トラブルについて詳しく調べて。

(雨宮)はい。

神崎たちは
4年前に 加藤に融資してくれた

その志倉寛子っていう人から
話 聞いてきて。

わかりました。

糸村さん。

今は 消せるボールペンが
普通にあるのに

いまだに修正ペンっていうのは
人気があるんですねえ。

私が子供の頃はさ 絶対
書き損じなんかしないように

丁寧に慎重に書きなさいって
言われてたけどねえ。

…って まだ 修正ペン?
だから 修正ペンは

村木さんが 珍しく 自分から
調べてくれてるじゃないですか。

村木さんが? 自ら?
そうなんですよ。

村木さんと美人すぎる歯科医さん

ご飯行ったりするぐらい
仲いいみたいで。

へえ~。

ほら 行きますよ。
はい。

ふ~ん…。

(岩田)加藤さん つい最近も

クライアントに
訴えられてたそうですね。

(米原大志)はい。

(岩田)まあ
それは まあ そうですよね。

高いコンサル料 取って
適当な事やられたんじゃ。

他にも トラブってる人
いたんじゃないですか?

(米原)適当だなんて…
そんな事ありません。

告訴についても クライアントとは
和解もしています。

社長を殺すほどの恨みを
持った人なんて

いないと思います。

じゃあ
なんで殺されたんでしょう?

何か気になった事は
ありませんか?

加藤社長の周辺で。

関係あるかどうかは
わかりませんが…。

(加藤)飯でも どうだ?
久しぶりに。

もう一回
やり直したいと思ってるんだよ。

本気だって。 なあ?

(加藤)
話だけでも させてくれよ。

女性に復縁を迫っていた?

女性に全く執着するタイプの人
ではなかったので

ちょっと驚きました。

その相手は 4年前に
融資してもらったっていう

志倉寛子さんですか?

いえ。 河原真里さん。

最近 テレビに
よく出られてる方です。

美人すぎる歯科医の?

えっ? 神崎の話じゃ 加藤とは

面識ないって言ってたよな?
(雨宮)はい。

♬~

(志倉 優)
フフフフ… 1 2…。

(志倉さなみ)フフフ…
何やってんの?

お家に帰ろう。
フフフ…。

今日 何 食べる?

1 2 3 4…。

よいしょ。
はい 入った 入った。

ただいまー。

(志倉寛子)おかえり。

(寛子)警察の方。

(寛子)加藤さんが亡くなったって。

(さなみ)よし 手 洗おう。
こっち。

(寛子)すいません。

それで 加藤さんとは
どういうご関係で?

加藤さんは
主人の高校時代からの友人で…。

4年前 加藤さんの会社に

あなたが 多額の融資をしたと
伺ったのですが…。

融資というよりは

主人が加藤さんに借りたという
お金をお返ししたんです。

ご主人が借金を?

主人は 父親から

自動車修理の工場を
引き継いだんですけど…。

(寛子)お疲れさま!
(志倉啓介)ああ。

(寛子)お弁当。
(志倉)あっ ありがとう。

今日はね さなみが作ったの。
はい。

(志倉)おお…。

(寛子の声)でも
経営が かなり厳しくなって…。

銀行だけじゃなくて

加藤さんにも
助けてもらっていた事が

亡くなったあとに
わかったんです。

亡くなった…?

4年前に亡くなりました。

その保険金で
加藤さんに借金を返したんです。

それは いくらくらい…?

3000万円です。

今 工場は?

もう 工場も家も 全て売りました。

それでも まだ 借金は
完済できずに残ってるんです。

ご主人は 病気か何かで…?

いえ…。

山の中で
遺体で見つかったんです。

えっ?

ある日 主人が
仕事から帰らなかったんです。

それ以来 連絡がつかなくて

それで 行方不明者届を…。

(寛子の声)それから1年して

遺体が見つかった
っていう連絡があって…。

死後半年以上が経過しています。

歯の治療痕から

志倉啓介さんである事が
判明しました。

(さなみ)
病気かなんかだったんですか?

(女性警察官)足に骨折の痕が…。

恐らく
滑落したものと思われます。

事故…?

その可能性が高いかと…。

信じられない…。

ふざけんな…。

(さなみ)お母さん。

失踪した理由は
なんだったんですか?

わかりません。

(ふすまの開く音)

逃げたんです。
私とお母さんを置いて。

えっ?
(寛子)さなみ…。

逃げたというのは…?

経営に失敗して 借金作って

それを 全部 私たちにかぶせて
自分だけ逃げたんです。

払うてもらおうか。
(寛子)すいません。

必ず… 必ずお返しします。

ごめんなさい!

あと3日…
いえ 1週間 待ってください!

ごめんなさい!
頭 上げておくなはれな。

お金さえ払うてもろうたら
それでよろしゅうおます。

(さなみ)あの人のせいで
私たちが どれだけ苦労したか。

やめなさい。
(さなみ)だって そうじゃん!

あの人の借金のせいで
私 離婚までしたんだよ。

せめて 自殺ぐらい
しておいてほしかったです。

家族残して 揚げ句の果てに
足滑らせて死ぬとか

本当 どうかしてる。

なんて事 言うの。
(さなみ)なんで かばうの?

お父さんのせいで
お母さんだって 加藤に…。

(寛子)やめなさい!

加藤は死んだんですよね?

本当… 本当 死んでよかったです
あんな奴。

(ふすまの閉まる音)

ありがとうございました。

さなみさんは 加藤に対しても

かなりの恨みを
持っていたようですね。

うん…。

何か気になる事でも?

加藤さん なぜ 修正ペンだけ
持ってたんでしょうね?

えっ? そこ?

ボールペンだけなら
わかるんです。

でも 修正ペンだけって
珍しくないですか?

確かに そうですけど…。

あっ ボールペンも一緒に
胸ポケットとかに挿してて

ペンは 流されちゃったんじゃ
ないですか?

ですかね…?

♬~

あなたの気持ちもわかる。

でも もう 昔の事だから。

加藤さんの事も忘れて。

(寛子)あっ これ なんだ?
カニ?

(優)亀さん。
(寛子)亀さんだ。

こんにちは。
(滝沢綾子)あっ こんにちは。

(綾子)修正ペンについては
私が調べてますので ご安心を。

あの… 村木さんは?

外出中です。

どちらに?

(ため息)

村木さん!

どうも。

何やってるんですか?
こんな所で。

仕事ですよ。

遺体が どこから川に流されたのか
捜してるんです。

でも 鑑識の皆さん もっと下流で
作業してましたけど…。

ですから 私は 皆さんが
見ていない所を捜してるんです。

なるほど。

でも どうして村木さんが?

殺された加藤さんが 真里さんに
復縁を迫っている事がわかって

真里さんが
疑われてるそうなんです。

あの2人 面識があったんですか?

そう! ですから 私は

真里さんの潔白が証明できる
物証なりを捜してるんです!

なのでね 私はね こうやって…。

あれ?
えっ? はい?

村木さん これ…。

(路花)仙神川の上流で見つかった
石についていた血痕は

殺された加藤明義のものと一致。

それと 石から

犯人のものと思われる指紋が
検出された。

で その指紋は
照合できたんですか?

指紋は

志倉啓介のものと一致した。

えっ?
えっ?

待ってください。

志倉啓介さんは
4年前に死亡が確認されています。

(岩田)そんな馬鹿な話があるか?

じゃあ
幽霊が殺したって事ですか?

そんなわけないじゃない!
幽霊だったら

石なんかで殴らないで
呪い殺せばいいじゃない。

ああ そっか…。
何 納得してるんだよ。

はい はい 集中!

4年前 加藤の会社は
傾きかけていた。

それを救ったのは
志倉啓介の保険金だった。

ちなみに 志倉啓介の遺体は
白骨で発見されて

歯型鑑定で志倉だと判明した。

その歯型鑑定をしたのが
河原真里。

えっ?

(路花)河原真里は
以前 加藤と交際していて

最近 復縁を迫られていた。

じゃあ 何か?

加藤は
保険金目当てで志倉を殺し

それに この美人すぎる歯科医が
関わっていた。

で 今度は その事で脅されていた
この河原真里が加藤を殺した。

その可能性はありますね。

でも 見つかった石の
志倉さんの指紋は

どう説明するんですか?

それは何かの間違いに
決まってるだろう。

志倉は死んでるんだよ。
もう一度 鑑識に調べさせる。

あの…。

この石に 志倉さんの指紋が
ついていたという事は

一番シンプルに考えるのなら

志倉さんは生きている
という事になりませんか?

(携帯電話の着信音)

もしもし 糸村です。

修正ペンについて
いろいろとわかりました。

まず ペン自体は
結構古いものでした。

4~5年ほど前のものだと
考えられますね。

で 気になるのは
中身が半分以上減っているのに

ペン先に インクが
一つもついていないという事です。

ん? それは つまり

字を消すために使われたわけでは
ないという事ですか?

そこまでは わかりませんが

インクの代わりに ペン先から
繊維片が見つかりました。

繊維片?
(綾子)それと

キャップに
部分指紋がついていました。

指紋は 石についていた指紋と
ほぼ一致。

じゃあ この修正ペンは
殺された加藤のものではなく

志倉さんのものだったって事?

(村木)それから

指紋以外にも 容器の表面から

シクロヘキサンとイソヘキサンが
検出されました。

これらは ブレーキクリーナーの
成分と考えられます。

ブレーキクリーナー?
(村木)ウイ。

自動車整備工場などで使われる
部品の洗浄液です。

クリーナーのメーカーも
特定できました。

そのクリーナーを使ってる
整備工場をあたりましょう。

あっ あの…。

真里さんは
まだ疑われているんですか?

なんらかの形で
事件と関わってると思われます。

(ドアの開閉音)

♬~

(川谷信彦)橋本が
なんかやらかしたんですか?

橋本?

ここで働いていたんですか?

今も働いてるよ。

今 どちらに?

ここ2日ほど休んでるな。

体調崩したとかで。
どちらにお住まいか

ご存じですか?
ああ。

歯の治療痕による
身元鑑定というのはですね

発見された行旅死亡人の
歯型のデータが取られ

まずは
近隣の歯科医に送られるんです。

で 各歯科医の患者のデータと
照合するわけだ。

(村木)ウイ。
(岩田)はあ~。

でも 歯型だけで そんなに正確に
身元が特定できるのか?

あっ もちろん 可能な場合は
DNA鑑定も行いますが

歯の治療痕というのは
その人特有のものですから。

ふ~ん。

でも 鑑定した歯科医が

見間違えるって事も
あるわけだろ?

あるいは 一致したって
嘘つく事もできるわけ?

そ… それは
どういう意味でしょうか?

そのまんまの意味だよ。
死んでもいないのに

死んだって でっち上げられるのか
っていう意味。

それは犯罪です!

わかってるよ。

だから それができるのかって
聞いてんの。

できる… と思います。

よし わかった。

(ドアの開閉音)

(真里)志倉さん!

♬~

志倉啓介さんは
死んでいなかった。

橋本と名前を変えて
ここで暮らしてた…。

使ってませんねえ。

何がです?

見てください
このカレンダーのメモ。

書き損じに
修正ペンが使われてません。

えっ?

字を消すのに
使っていなかったとすると

何に 修正ペン
使ってたんでしょう?

(携帯電話の着信音)

すいません。
(携帯電話の着信音)

はい 神崎です。

飛び降り!?

♬~

志倉啓介だ。

あそこから落ちたみたいだな。
もしくは 突き落とされたか…。

ん?

これ 誰かと争った痕でしょうか?

(雨宮)うん
できて間もない傷のようだね。

これで はっきりしたな。

4年前の歯型鑑定は
でっち上げだ。

雨宮
美人すぎる歯科医の所に行くぞ。

(雨宮)はい。

ん?

♬~

ありました。

えっ?

修正液。

どうして 手ぬぐいに?

さあ…。

あなたは
志倉啓介 加藤明義と組んで

保険金詐欺を行った。

(路花)5年前 志倉は
あなたのクリニックを訪れ

歯の検診と治療を受けた。

(真里)4まで健全歯。
5 6 FCK。

7 健全歯。

(路花の声)その後 志倉は失踪。

そして 1年後 山の中で
遺体となって発見された。

(岩田)だが 本当は
志倉は死んではいなかった。

現場の遺体は 行旅死亡人。

つまり 身元のわからない遺体だ。

あんたは その遺体の歯型を
志倉啓介のものだと偽り

志倉啓介の遺体として
でっち上げた。

そして
志倉の家族におりた保険金を

加藤が巻き上げ あんたと
山分けしたんじゃないのか?

違います!

どう違う?

私は 何も知らなかったんです!

加藤が
志倉さんを死んだ事にして

保険金をだまし取っていたのを
知ったのは

つい この間の事なんです。

どういう事?

1カ月ほど前です。

いきなり
加藤が連絡してきたんです。

(加藤)「久しぶりだな。
飯でも どうだ?」

(真里)えっ…?

もう一回 やり直したいと
思ってるんだよ。

(真里の声)最初は
復縁を望んでいるような

口ぶりでした。

違ったの?

加藤は また新たに 保険金を
だまし取ろうとしていたんです。

(加藤)こいつ 覚えてるか?
島崎って男だ。

少し前に
診察しに来た人ですか?

今 失踪した事になってる。

俺が匿ってるんだけどな。

先月見つかった 行旅死亡人だ。

こいつの歯型を
島崎のものだと言え。

何 言ってるの?
そんな事できるわけないじゃない。

やるんだよ。

前にも やったんだから。

(真里)そこで聞かされたんです
志倉さんの事を。

以前 加藤は
私と付き合っていた時に

勝手にクリニックに入って
志倉さんの歯のデータを

警察から依頼されていた
行旅死亡人のデータと

すり替えたんです。

(真里の声)それに気づかず
私は歯型鑑定をし

遺体を 志倉さんだと
断定してしまったんです。

それをネタに脅され
今回も協力しろと…。

そのあとすぐ
加藤が殺されたと聞いて

もう どうしていいか
わからなくなってしまって…。

で 志倉を捜し 会いに行った。

こうなってしまったのは
私にも責任がある。

そう思ったら いてもたっても
いられなくなって…。

(真里)志倉さん!

加藤が そんな事してるなんて
知らなかったんです。

ごめんなさい!

私が…

私が あなたが生きている事を
証明します。 だから…。

今さら
表に出られるわけないだろ。

でも… ちょっと待ってください!
離してくれ!

(路花)その直後 志倉も死んだ。

(岩田)加藤と志倉がいなくなって

あんたの罪を知る者は
いなくなった。

口封じのために
2人を殺したのか?

私は 誰も殺してません!

加藤と志倉の死亡推定時刻

どっちも
あんたのアリバイがないんだよ。

私じゃありません…!

(寛子)ああ… なんで…。

(寛子のすすり泣き)

(寛子)うう…!

5年も どこにいたんですか?

以前の正確な足取りは
わかりませんが

半年前から 左京区のアパートに。

(寛子)そんな近くに…。

志倉さんから この5年
一度も連絡はなかったですか?

ありません。

どうして… 生きてるなら
言ってくれればよかったのに…。

もう どうでもいい あんな人。
さなみ。

だって こんな近くにいながら

私たちが
加藤にいいようにされてても

助けてもくれなかった。

「私たち」? どういう事?

加藤は お母さんだけじゃない

私にだって…。

♬~

なんですか?

こんにちは。

こんにちは。

かわいいな 息子。

女一人で育てていくの
大変だろう。

助けてやろうか?

もう二度と
私たちの前に現れないでください。

えっ…。

そんな…。

(村木)糸村さん。

ん?

(村木)糸村さん。

ん?

村木さん 何してるんですか?

何って…

真里さんが人を殺すなんて
考えられません。

それって
何か根拠があるんですか?

ありません…。
えっ?

でも そう思うんです!

村木さんらしくありませんね。

でも いいと思います。

何か事件の手掛かりになるものが
ないか 捜してみましょう。

志倉さんが落下したのは
この辺りでしたね。

(管理人)警察の人?
(村木)うわあ!

(管理人)この人
よく ここへ来てたんですよ。

よく?
ええ 3日に1度は必ず。

こんな事なら 屋上のドアに
鍵をかけとくべきだったわ。

志倉さんは いつも
あの辺りにいたんですよね?

いえ 逆です。
えっ?

あっちですよ。

いつも 何か
遠くのほうを見てましたよ。

志倉さんは
ここから何を見てたんでしょう?

あっ 目! 目!
あっ 目 やった。 目 やった。

なんか見えた? 見えたの?

ええ。
えっ 何が見えたの?

えっ… ちょっと待って…
ちょっと待って…。

ああ… ああ… 糸村さん。

あのね どうして今朝は
こっち側に来たんですかね?

今日の朝
何か いつもと変わった事は

ありませんでしたか?

そういえば 事故がありました。

事故?

この近くで
小さい子が 車とぶつかって。

神崎さんには
連絡しておきましたから

村木さんは
そちらをよろしくお願いします。

はい。

あっ…。

糸村さん。
はい。

ありがとうございました。

♬~

ん?

♬~

スプーン…?

失礼します。
(岩田)なんだよ。

村木さんが話したい事があると…。

事件の真相が わかりました。

(岩田)真相? どういう事だ?

真里さんは誰も殺してません。

加藤さんを殺したのは
志倉さんです。

わあ~! 気持ちいい!

冷たい~!

バシャン!

(寛子)刑事さんが
私たちに話があるって。

あの人の事なら
もう聞きたくないんですけど。

3分でいいんです。
僕に時間を頂けませんか?

これは 志倉さんが使っていた
修正ペンです。

それが何か?

志倉さんが この修正ペンで
何を消していたのか

最初は わかりませんでした。

でも 調べていくうちに
いろいろと わかったんです。

なんでしょう?

5年前の志倉さんの死は

寛子さんと さなみさんを
守るために

偽装されたものだったんです。

…えっ?

その頃 工場の経営は傾いて
借金が膨れ上がっていました。

このままでは
家族を路頭に迷わせてしまう。

そこで 志倉さんは
親友を頼ったんです。

準備はできた?

家族のためだ。 覚悟を決めろ。

(糸村の声)志倉さんは
自分の保険金を家族に残すために

失踪しました。

でも それは
お二人が保険金で借金を完済して

幸せに暮らしていけるようにと

ただただ願って
行われたものだったんです。

どういう事…?

工場の借金は 確かにありました。

でも 志倉さんは

加藤さんに借金なんか
していなかったんです。

えっ…?

加藤に だまされてた
って事ですか?

志倉さんは
半年前に京都に戻ってきて

加藤に だまされていた事を
知りました。

そして その事で
加藤に詰め寄ったんだと思います。

(志倉)俺の保険金は どうなった?

借金返して 残りは
家族に渡してくれるはずだったろ。

お前 俺をだましたのか?

(加藤)手数料だよ。

それに 家族も ちゃーんと
かわいがってやったから

感謝しろよ。 おお~!
(石が水面を跳ねる音)

(殴る音)
うわっ!

ああ…!

志倉…!

(川に落ちる音)

失踪していた5年間 志倉さんが

寛子さんや さなみさんの事を
思わなかった日は

なかったと思います。

志倉さんの鞄の中には
これが入っていました。

これ…

さなみが生まれた時に作った通帳。

♬~

その口座に
毎月 お金が振り込まれています。

いつ また会えるのかも
わからないのに

毎月毎月 少しずつ…。

お二人と
孫の優くんの事を思って。

優の事?

志倉さんが失踪した時

優くんは まだ さなみさんの
お腹の中にいたんでしたね?

はい。

志倉さんの持ち物の中には
こんなものも ありました。

スプーン?
銀のスプーンです。

銀のスプーンを贈られた子供は

一生 食べるものに困らないと
言われています。

これは 志倉さんから優くんへの
プレゼントだったんでしょう。

それで ようやくわかったんです。

志倉さんが なぜ
修正ペンを持っていたのか。

銀製品が黒ずみやすいのは
ご存じのとおりですが

そのスプーンからは

志倉さんの指紋と
修正液の成分が検出されました。

志倉さんは その修正ペンの液で

スプーンを
こまめに磨いていたんです。

いつか 優くんに渡せる日を
夢見て…。

とはいえ 志倉さんのした事は
許される事ではありません。

皆さんに会えない事も
よくわかっていたでしょう。

それでも 家族の姿を
確認せずにはいられなかった。

だから 京都に戻ってからは

ひそかに
遠くから見守っていたんです。

遠くから?

とあるマンションの屋上です。

(子供たちのはしゃぎ声)

(糸村の声)その場所からは

優くんの通う保育園が
見えるんです。

(糸村の声)それだけでも
志倉さんにとっては

十分 幸せだったんじゃないかと
僕は思うんです。

ところが あの日…。

加藤さんを殺してしまった
志倉さんは

もう家族には会えないと思い

再び京都を去る決意を
したんでしょう。

そして 最後の最後に
娘と孫を ひと目見ようと

マンションの屋上へ上った。

(車の急ブレーキ音)
(衝突音)

(女性の悲鳴)

(村木の声)まさかとは思いつつ

優くんの身に何かあったのかと
心配になり

急いで 反対側へ
近づいたんだと思います。

(衝撃音)

♬~

ああ…!

そんな…。

♬~

♬~

♬~

一度でいいから…

一度だけでいいから
優を抱きしめてほしかった…。

(2人の泣き声)

♬~

はい。

加藤殺しは 被疑者死亡で
処理される事になったわ。

(岩田)いやあ しかし
今回 村木さん 大活躍だったね。

いつもより
事件に前のめりでしたもんね。

それって やっぱり
あの美人歯科医に

気があるからなんじゃ
ないですかねえ。

♬~

でも よかったですね。

村木さんの気持ちが
伝わったみたいで。

ええ。

えっ? 気持ちって何?

えっ?
村木さんの思ってる人って

真里さんじゃなかったんですか?

いやいや いやいや…!
違いますよ!

彼女は 確かにきれいですけど

本当 同志というか
仕事仲間ですから。

引いてますけど。
引いて 引いて…。 ええっ!?

ちょっ…! ちょっ…!

手伝いましょうか?

村木の本気 見せちゃおう…!

(糸の切れる音)

(山野辺達仁)私が殺した。
ずっと目障りだった。

(机をたたく音)
いい加減にして!

空白の2時間って事か…。

(路花)でも 山野辺じゃないなら
一体 誰が…?

(店主)これは
普通のヤスリじゃないな。

これで 一体
何を磨いていたんですか?