ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

dele/ディーリー 第1話 山田孝之、菅田将暉、麻生久美子… ドラマの原作・キャストは?(見逃した方はネタバレ注意)

『dele/ディーリー #1』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド)

  1. 安岡
  2. データ
  3. 片山
  4. 依頼人
  5. 削除
  6. 記者
  7. 息子
  8. 部屋
  9. お前

f:id:dramalog:20180728070334p:plain

『dele/ディーリー #1』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

(警察官)おい 待て!

待て!

(刑事)止まれ!

(真柴祐太郎)うわっ…!

おとなしくしろ!
ああっ…。

 

主演・山田孝之×菅田将暉!依頼人のデジタル遺品に残された不都合な記録を内密に削除する最強コンビが誕生!遺留記録に秘められた様々な人間ドラマを1話完結で描く。

詳細情報
◇番組内容
被告人として出廷した何でも屋・真柴祐太郎(菅田将暉)に興味を持った弁護士・坂上舞(麻生久美子)は、すぐさま保釈手続きを取り、彼に仕事を紹介する。それは舞の弟・坂上圭司(山田孝之)が「dele. LIFE」という会社を立ち上げ単独従事している秘密裏の仕事で…
◇出演者
山田孝之、菅田将暉、麻生久美子
【ゲスト】江口のりこ、般若
◇原案
本多孝好
◇脚本
本多孝好
◇監督
常廣丈太(テレビ朝日)
◇音楽
岩崎太整、DJ MITSU THE BEATS
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)
【プロデューサー】山田兼司(テレビ朝日)、太田雅晴(5年D組)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://dele.life/
☆Twitter
 https://twitter.com/sudayamada
☆Instagram
 https://www.instagram.com/yamadasuda/

 

犯人確保!

助けて…。

もう 知らない人についていっちゃ
駄目だよ。

お父さんの所に帰ろう。

(男の子)僕を助けてください!
(刑事)えっ?

僕を助けてください!

(検察官)それで
君は なぜ 逃亡したのかな?

ああ… 追いかけられると
逃げたくなっちゃうたちで。

なんか 猫みたいな?

うちに タマサブロウっていうのが
いるんですけど

そいつも そうなんですよ。
普段 自分から来るくせに

こっちが ああ~ タマサブロウ!
って行ったら

ウワーッと行って シャーッと。
なんだ お前 シャーッて…。

(裁判官)被告人は
聞かれた事だけに答えてください。

あっ はい…。 ごめんなさい。
(傍聴人の笑い声)

(検察官)それで… 仕事は

雑事代行のサービス業という事で
いいのかな?

いや そんな難しいのじゃなくて
ただのガキの使いです。

いろんな人から
いろんな頼まれ事をされて

それで ちょっと
お金をもらっています。

(検察官)ガキの使いね…。
まあ いいでしょう。

被告人は 6歳の子供を

父親のもとから連れ去りましたが
それは…。

あっ それは
母親に頼まれたんです。

(裁判官)
被告人は 検察官の言う事を

最後まで聞くように。
(傍聴人の笑い声)

(検察官)夫の暴力に耐えきれず
母親はアルコール依存症になり

強制入院させられた。

子供が 今
夫から暴力を振るわれている。

だから 助けてくれと?
そうなんですよ!

俺は 警察に届ければいいって
思ったんですけど

でも その母親が
それじゃ駄目だって。

自分が何を言っても
信じてもらえないし

子供は 父親を怖がって
何も話さないだろうって。

誘拐すれば 父親からも守れるし
警察が追っかけてくれれば

みんな
君を助けたいと思ってるよって

あの子に
わからせてあげる事もできる。

ねっ? いいアイデアでしょ?

(検察官)
当時 親権は父親にある事を

君は知っていた?
そんな事は知らないけど…。

でも あのお母さん 俺に頼む時に

子供と夫を助けてくれって
言ったんです。

だから 俺 この家族
まだ間に合うなと思って。

あっ…
あの子 今 どうしてます?

質問を終わります。

念のため…。

現在 子供は
児童相談所に保護され

父親には 綿密な事情聴取を
行っている事を報告致します。

ありがとうございます。

(拍手)

(所員)刑事事件ですか…。
この真柴祐太郎というのは?

(坂上 舞)ちょっと 面白い子でね。
変な事件を起こしてた。

(所員)先生が
その弁護をなさるんですか?

わざわざ
国選弁護人から引き継いで。

(所員)どなたかのお身内ですか?

ううん。 一目惚れしただけ。

保釈請求書 急ぎでお願い。

♬~

ありがとう! 保釈金
本当に払ってくれたんだね。

俺 弁護料も払えないのに…。

その分は 働いて返してもらう。
それでいいのよね?

いいけど 俺 何もできないよ。

今 25歳だったよね?

いつまでも ガキの使いを
しているわけにもいかないでしょ。

そろそろ 居場所を見つけないと。

居場所って…。 そういうのは

誰かに必要とされている人に
用意されるものだよ。

君の場合は 必要とされるのを

避けているだけじゃないかって
気がするけど?

試してみてよ。
意外に居心地いいかもしれないよ。

ここ?

君に働いてほしいのは…。

(アナウンス)「ドアが閉まります」

♬~

坂上圭司。 私の弟。

(坂上圭司)何?

1人じゃ 何かと不便でしょ?

彼 真柴祐太郎くん。
使ってみない?

今 忙しい。 あとにして。

忙しい時だからこそでしょ。

わかった。

お前 この女を
部屋の外に連れ出せ。

それが終わったら 帰っていい。

あっ…。

これまで 何人 連れてきた?

どれも使えなかったよ。
こいつは何ができる?

人を 少しだけ
優しい気持ちにする事ができる。

彼で最後だから使ってみて。

でないと 私は
このビルのオーナーとして

先月の家賃の話を
しなくちゃならなくなる。

最後って言った?
ええ。 彼が最後。

わかった。

よかった。

(コードを挿す音)

じゃあ 今から働いてもらう。

デスクは… いらないかな。

そこのソファ あれ 私のだけど
君のにしていいから。

ああ…。

あの 働くって…
ここ なんの会社?

(受信音)

人が死んだあと
誰にも見られたくないデータを

その人のデジタルデバイスから
削除する。

それが うちの仕事だ。

デジタルデバイス?

主に
パソコン スマホ タブレット。

誰にも見られたくない
データって?

あっ… エッチなやつ?

まず 依頼人は
俺が作ったアプリをインストールする。

アプリはデバイスに常駐して

うちのサーバーと
信号をやり取りする。

依頼人が指定した時間以上
デバイスが操作されなかったら

サーバーが反応して
モグラに信号が来る。

モグラ?

ふーん…。

スマホとかパソコンとかが
長い時間 放っておかれると

その子たちに代わって
そいつが鳴くって事?

信号が来たら 依頼人が
本当に死んだのかを確認する。

確認が取れたら
指定されたデータを削除する。

でも 依頼した人は
死んじゃってるでしょ?

データが本当に削除されたか
確認できないよね。

この会社は
うちの事務所と提携している。

それが この会社の
信用保証になっている。

ふーん…。

それで? 今回の依頼人は?

三神学 62歳。

48時間 ノートパソコンが
操作されなかったら

そのパソコンから フォルダを
削除するように設定してある。

いきなり 大物がきたね。
大物って?

最近 死んだっていうなら
映画監督の三神学でしょ。

ほら 3年前に
フランスで賞を取った…。

知らない?
知らない。

契約の際 依頼人には
氏名 生年月日 住所

それと 携帯番号なり
緊急連絡先しか求めてない。

任意で勤務先を書く人もいるが
三神学は書いてないな。

これだけでは 死んだ映画監督と
同一人物か同姓同名かは

判断がつかない。

依頼人が本当に死んだかどうかを
確認しろ。

ただ
削除依頼の事は 絶対に秘密だぞ。

はい。

依頼人の携帯にかけた。
えっ?

あっ… あっ…
三神さんの電話ですかね?

ああ…。

(せき払い)

あの… 私 三神さんに
金を貸してた者なんですけど。

返済 どういう事になりますかね?

えっ 弁護士? えっ?

あっ…。

監督が死んだとわかったら
まず金か! って 怒鳴られた。

事務所に来い!
弁護士が対応する! って。

残念。 もう弁護士ついてるのね。

なんで 金貸しだった? 今。

誰にとっても
一番 関係を切りたい人でしょ?

その人が死んだって伝えるのに
一番 ためらわない相手だから。

このフォルダか…。

(キーを押す音)

えっ? 今 削除しちゃったの?

それ 今 撮ってる作品に
関わりのあるものとかだったら

どうするの?
死亡確認が取れたら

依頼どおり データを削除する。
中身は関係ない。

確認ぐらいしてもいいのに。

じゃあ 頑張ってね。
まだ公判は終わっていないし

私の弁護料は 安くないわよ。

ういーっす…。

(ドアの開閉音)

(バスケットボールをつく音)

(バスケットボールをつく音)

(バスケットボールをつく音)

うるさいな。

すんません…。

(受信音)

また誰か死んだの?
そういうペース?

いや 一日に2件は めったにない。

今度は どんな人が死んだの?

安岡春雄 44歳。

自分のスマホかパソコンが
36時間 操作されなかった時

パソコンから フォルダを
削除するように設定してある。

死亡確認 取れ。
あっ… はい。

♬~

駄目だ… 留守電。

勤務先は 出版社になってるな。

♬~

『週刊シンソウ』…。
依頼人は週刊誌の記者みたいだな。

♬~

ゴシップ専門か。

ふーん…。

死亡確認。

あっ…。 はい。

あっ… すんません
『週刊シンソウ』の安岡さんと

お話ししたいんですけど。

ああ… 用件は あの… ええー…。

あっ ネタを買い取ってくれるって
言うから… はい。

えっ?

あっ… ああ~ はあ はあ…。

あっ ネタは
会社のホームページから…。

はい。 ああっ ちょっと待って…!

おとといから出社してないし
いつ出社するかもわからないって。

いつもの事みたいな
口ぶりだった。

うちに信号が来たんだから

いつもとは違う何かが
起きたんだろ。

住所。

えっ? 行けって?

♬~

(操作音)

(チャイム)

(操作音)

(チャイム)

(安岡 俊)せいっ!
痛っ! えっ 何?

おう…。

(安岡由季)
俊! コラ 何やってるの!

ごめんなさい。
あっ いえいえいえ…。

何?
こいつ 怪しい。

うちの番号 押してた。

怪しいって…。
(由季)えっ? うちにご用ですか?

あっ 安岡さんの奥さんですか?
(チャイム)

あっ…。
(操作音)

俺 真柴祐太郎っていいます。
会社の後輩なんですけど

俺の名前 安岡さんから
聞いた事ないですかね?

(由季)さあ…。 覚えがないです。
ああ…。

あっ 安岡さん
誕生日 2月15日ですよね。

俺も2月なんですよ 誕生日。

だから 毎年 2月に 必ず
2人で誕生祝いをするんです。

会社の近くの居酒屋で。
ああ… そうですか。

はい!

ああ… 安岡さん すごいですよね。
俺の目標なんです。

俺も
ああいう スクープを連発する

すごい記者になりたいなって
いつも思っていて…。

(由季)
それで ご用件は なんですか?

あの… 安岡さんと しばらく
連絡が取れないんですけど

今 どこにいるか
知りませんかね?

そちらで わからないんだったら
私 知るわけないです。

すいません。

(解錠音)

行くよ。
あっ…。

あの… ええ…。

父ちゃん すごい記者なのか?

おう! すごい記者だよ。

スクープ記事を
たくさん書いてる。

俺も あんなふうになりたいって
思ってる。

俺もだ。
えっ?

俺も大きくなったら
父ちゃんみたいな記者になるんだ。

おう!
(由季)俊!

ごめん すぐ帰るから
ちょっと 先に上がってて。

いい加減な事
言わないでくださいよ!

あの子 父親が どんな記者か
知らないんです。

し… 知らないって…。

あの人 口だけは
ジャーナリストを気取って

いろんな事を言うもんだから
あの子 それ 信じちゃってて。

大きくなって
父親の記事を目にしたら

がっかりするのは
わかりきってるんですよ。

あんまり 変な事を
吹き込まないでください。

あっ 今日中に
記事を入れなきゃいけないんです。

帰ってくるまで ここで
待たせてもらってもいいですか?

えっ? あの人
もう ここ 住んでませんよ。

えっ?
別居して半年以上になりますけど

聞いてないんですか?
えっ…。

(由季)口では
ジャーナリズムの理想を語って

自分とのギャップに
勝手に溺れて

どうしようもなくなって
お酒に逃げて…。

このままじゃ
家族 みんな 駄目になる

そう思って 追い出しました。

汚い記事 書かせて

エース記者だとか おだてておいて
それで 陰では

下ネタばっかり書いてるって
馬鹿にしてるんでしょ?

いやいや そんな事は…。
はい。

今は ここで寝泊まりしてます。

うちには
二度と来ないでください。

(ドングリが当たる音)

♬~

(俊)お前
父ちゃんの所 行くんだろ?

誕生日プレゼント 忘れるなって
言っておいて。

おお! 誕生日か。 いつ?

(俊)来週 14日。

何が欲しいんだ?

あっ 待って! 当てる。
うーん…。

ラジコン!

違う? うーん…。

記者の七つ道具 その1。

俺も記者になりたいって言ったら

今年から 七つ道具を
1つずつくれるって。

その1っていうのは なんなんだ?

なんだろう?

(俊)望遠鏡かな?
望遠鏡じゃないかな?

双眼鏡だな それは。
オーケー! 伝えておく。

うん。 カラテキッドが
そう言ってたって 言っておいて。

おう。

♬~

(ドングリが当たる音)
いっ…!

お前な…。

あと 早く悪い奴をやっつけてって
それも言っておいて。

えっ?
(俊)父ちゃん 今度

悪い奴をやっつける
すごい記事 書くんだって。

それを書き終わったら
家に帰ってくるって。

そう言ってたのか?

うん。 それまで これで
悪い奴を追っ払っておけって

一緒に作ったんだ。

じゃあ きっと 今 父ちゃんは
そのすごい記事を書いてるんだな。

ハハッ… 楽しみだな。

うん!

♬~

(ノック)

安岡さーん!

(チャイム)

(チャイム)

♬~

すいません お邪魔しまーす。

(物音)

♬~

出たな。

自殺のわけないよ。

部屋に 遺書みたいなものは
なかった。

衝動的な
自殺だったのかもしれない。

何してんの?

お前が見た遺体は
確かに 安岡春雄だった。

死亡確認が取れたから
データを削除する。

いや ちょっと待って 待って…
待ってよ!

これ 自殺じゃないって!
安岡さん 息子に

悪い奴をやっつける
すごい記事を書くって

約束してたんだ。
書いたら 家に戻るって。

息子は
その約束を信じて 待ってる。

そんな息子を残して
自分勝手に自殺なんかする?

そういう事もあるだろう。

じゃあ せめて データ見せてよ。

駄目だ。 データは誰にも見せない。

このデータの中に
安岡さんは自殺じゃないって

思えるような何かが
あるかもしれない。

死亡確認が取れたら
即座に削除する。 そういう契約だ。

あんたは 安岡さんの事を
何もわかってないから

そんな事が言えるんだよ!

安岡さんの息子は 安岡さんを
立派な記者だって信じてた。

俺が安岡さんなら
息子に黙って自殺なんか

絶対にしない!
必ず 何か残すよ!

父親が 思いの全てを
息子に残す事なんか

できるわけないだろ。
大人は そんなに単純じゃない。

あんたにとっては
指先一つで消せちゃうデータでも

俊にとっては 一生を左右するかも
しれないデータなんだよ!

確認するだけでいい!

♬~

自分が帰ってくるまで これで
悪い奴を追っ払っておけって

安岡さん 俊と一緒に
パチンコを作ったんだ。

このままじゃ 俊は 一生
ドングリで悪い奴と戦う事になる。

俊に伝えられる事がないか
データ 確認させてくれ。 頼むよ。

一度 会っただけで
よく そこまで深く関われるな。

依頼人は このフォルダを
削除するように設定してた。

ありがとう。 よし…。

取材中のネタだな。

ん? このじいさん
どっかで見た事あるな。

大御所の落語家だな。

はあ~ こんな若い女と…。
ちょっと うらやましいよね。

そういう無責任な反応が嫌で

依頼人は
データを削除しようとしたんだろ。

消すぞ。
でも 安岡さんは

追っていたネタのために
殺されたかもしれないだろ?

この中に 犯人がいるかも!

ねえ これ どうやって開くの?

ああ… スマホのデータを
パソコンに入れたんだな。

エミュレーターが入ってるから
それを使え。

えっ? エミュ…?

そのOS上に 仮想的に
スマホと同じ環境を作り出すんだ。

アカウントに紐づいてない
データだったら

それだけで見られるはずだ。

一番簡単な方法を教えてください。

そこをどけ。
はい。

♬~

えっ? 何してんの?

おお すごい! 開いた!

スケジュールアプリだな。

♬~

「片山薫」…?

最近 この人と頻繁に会ってるな。
誰だろう?

「城南署」…?

♬~

この警察署の刑事って事?
さあな…。

♬~

そんなので
個人情報は出てこないよ。

それは 俺だって知ってる。

何を個人情報と言うのか
その線引きは 人によって違う。

♬~

例えば この程度の情報だったら

第三者に見られても
問題ないと思う人もいる。

うん…。

あっ! これ 本人かな?
同姓同名とかじゃなく?

ずーっと下 見てみろ。

♬~

片山薫さんと安岡さんは
大学の同じゼミだったのか…。

でも これだけじゃ
なんにもなんないよ。

ここから先は得意だろ?

(手をたたく音)
オーケー!

♬~

(せき払い)

ああ… 守谷ゼミですか?

私 OBの…

福岡雅彦です。 はい。

君は ゼミ生? うーん… そっか。

それじゃあ
ちょっと悪いんだけれども

13期生の名簿を見て

片山薫さんという卒業生の住所を
教えてもらえるかな?

ちょっと 仕事で世話になって
お礼状を書きたいんだけれども

住所を聞いたはずのメモが
見当たらなくてね。

ああ… オンライン…。

ん?
卒業生なら 誰でも見られる?

うーん… それは
わかっているんだけれども

パスワードを忘れちゃってねえ…。

ん? あっ 「moriya」?

ああ~ そうだった。 ありがとう。
守谷先生によろしく。 はい はい。

♬~

会計課か…。 事務職員かもな。

♬~

「ギター ミシン
ゲーム機などの…」

(チャイム)

あっ すいません。

安岡春雄さんについて
お話 聞きたいんですけど…。

(男の声)
「あー… えー… どちらさん?」

片山薫さんですか?

最近 安岡さんと
よく会ってましたよね?

安岡さんが死んだ事は
知ってますか?

(携帯電話の着信音)

お前 今 何やってる?

「あっ 今 片山さんから
安岡さんの話 聞くところ」

何やってんだよ。

「依頼人との関係は
気づかれないようにって

言ったよな?」
大丈夫。

どんな関係かは
しゃべってないから。

「関係そのものを
気づかれるなって意味だ」

あのデータに
隠しフォルダを見つけた。

中には 安岡が片山にインタビューしてる
音声データがあった。

安岡が本当に殺されたなら
片山も狙われている可能性が高い。

接触してしまったなら
しばらく保護しよう。

彼女 こっちに連れて来られるか?

彼女?
(ドアの開く音)

(男)「片山薫です。
あの お話なら 中で…」

逃げろ 今すぐだ。

どうぞ 中へ。
ああ… いや…。

ちょっと それは…。

ハハハハハ…。

うわっ! あっ…!

♬~

♬~

(安岡春雄の声)
「じゃあ 録音させてもらうよ」

(片山 薫の声)「緊張するなあ」

(安岡の声)
「3月15日 城南署会計課

片山薫さんへのインタビュー」

「片山さん 最初に
裏金に気づいたのは いつ?」

裏金って?

(薫の声)「今年度の会計処理を
見直している時に…」

組織ぐるみの横領だな。

ありもしない支出を偽装して
金を着服する。

全国の警察で行われていて
国会でも取り上げられたが

結局 うやむやにされた。

それが
城南署でも行われてたって事?

会計課だった片山は
それに気づいて

大学で同じゼミだった安岡に
情報をリークした。

はあ~ 安岡さんは 警察の不正を
告発しようとしてたんだね。

かっこいいな。

裏金作りをしていたのは
組織犯罪対策課の この4人だ。

隠しフォルダの中に
データが入ってた。

あっ この 牧野って奴だよ
片山さんの部屋にいたの。

データには もう一つ この…

小池が写っている
写真があった。

この2人 誰だろう?
まだ わからない。

片山さん 無事なのかな?

情報提供先である
安岡の死を知って

慌てて逃げたんだろう。

うーん… 牧野は あの部屋で
何をしてたんだろう?

片山が部屋に戻ってくるのを
待ってたか…。

いや さすがに それはないか。
何か別の理由だろうな。

受信メールが
残ってるかもしれないな。

受信メール?

片山が 安岡に
メールを送ってるかもしれない。

これは 安岡が緊急連絡先として
うちに登録していたメールだ。

パスワードは…。

誕生日…。

誕生日と名前の組み合わせ…。

もっとすごいハッカーなのかと
思ってたよ。

魔法使いみたいにさ

どんどん いろんな秘密を
のぞけちゃったり…。

あっ いや…。

デジタル世界で ある特定の部屋を
のぞこうとする時

何が必要になるか わかるか?

うーん… 知識とか 技術とか
そういうんじゃないの?

あっ…
ひらめきとか そういうもの?

社交性と機動力だ。
えっ?

その部屋の主が
どういう人なのか

社会的に どういう地位で
どんな人生を歩んできたのか

何を大事にしているのか
どんな性格なのか…。

それを知って
無限にあり得る可能性の中から

その人が決めたセキュリティー情報を
あぶり出していく。

その人の事を調べ
周囲の人から話を聞き

時には本人にも接触する。

ああ… アナログなんだな。

技術や知識やひらめきは
前提でしかない。

それだけでは
その先に進めない。

社交性と機動力か…。

俺は ハッカーでも
クラッカーでもない。

ただのプログラマーだ。

…俊だ!

ん?
息子だよ。

多分 安岡さんの一番大事なもの。

誕生日 来週って言ってた。
来週 14日。

4月14日。 年は?

うーん 10歳とか11歳ぐらいかな。

2007年か2008年…。

安岡は依頼の際 任意記載事項まで
きっちり書いてきた。

デジタル世界に対する警戒心は
高くない。

息子が安岡にとって
大事なものなら

パスワードに絡んでいる可能性は
高いが…。

(エラー音)

うーん 駄目か…。

さすがに 誕生日と名前はないか。

…カラテキッドだ。

あ?
カラテキッド。

安岡さんは 多分
ふざけて 息子を そう呼んでた。

♬~

きた! よっしゃあ!!

これか。

安岡さんの死体が見つかる前だね。

未読って事は…

この時には
もう 安岡さんは死んでたのか。

「データの受け渡しを急ごう。
何か方法を考えてくれ」

これが 安岡が片山に送った
最後のメールだ。

データって なんの事だ?

片山は 裏金作りの証拠となる
データを持っていて

それを安岡に渡そうとした。

あいつは それを
片山さんの部屋で探してたのか。

見つけたのかな?

いや 見つけてたら
お前の事は やりすごす。

お前がデータについて 何か
知ってるかもしれないと思って

聞き出そうとしたんだろう。

じゃあ データは
まだ片山さんが持ってるんだ。

あいつらより先に
片山さんを探し出さなきゃ。

慌てて逃げたなら
現金は用意してないか…。

カードを使われたら まずいな。

カード?
スマホの位置情報と違って

カードの使用履歴は
裁判所の令状がいらない。

警察だけで照会をかけられる。
どうすんの?

追われてまずい情報があるなら
同じ情報を追えばいい。

片山のカードの使用履歴を調べる。

どうやって?

カード会社のサーバーに
聞いてみるんだよ。

えっ ハッキング?

だって
自分は ただのプログラマーで

ハッカーでも
クラッカーでもないって…。

技術と知識とひらめきだけじゃ
駄目だって…。

えっ!?
さっき言ってなかったっけ?

それは正面入り口の話だ。

昔 開けておいた裏口があるなら
話は別だ。

裏口? 裏口って…。
一度 入った部屋には

次 楽に入るために 別の入り口を
作っておくものなんだ。

ん? つまり

前に カード会社のシステムに
侵入した事があるって事?

それ ハッカーじゃん!

プログラマーなら
みんなやってる。

言っちゃったよ~ それ。
「みんなやってる」!

みんなやってるなら
何やってもいいんですか?

ええっ!? この会社 大丈夫なの?

いちいち うるせえな…。

お前 免許持ってるよな?

部屋番号までは
わかんないよね?

フロントを騙して
聞き出してる暇は なさそうだな。

(カメラのシャッター音)

カード使ったのが ばれたんだね。

(牧野)表 固めとけ。
(三浦)はい。

まずいよ…。 どうする?
(カメラのシャッター音)

(携帯電話の振動音)

(薫)えっ… 安岡くん?

♬~

(携帯電話の振動音)

♬~

片山薫さんですか?

乗ってください。

あの 安岡くんは
ひょっとして 生きて…。

♬~

(牧野)
「品川301 わの919」…。

(薫)報道は された途端に
事実になってしまう。

だから 慎重に
裏付けをしなければいけないって。

安岡くんは 裏取りしているのを
奴らに気づかれて…

殺されたんだと思います。

安岡さんは やっぱり
立派な記者だったんだね。

(薫)学生時代から真面目で
正義感の強い人でした。

でも 最近は 息子に見せられない
記事ばかり書いてるって

なんだか
投げやりになっていました。

私は もう やめます。

やめるって?

安岡くんは殺されたんですよ。

これ以上 関われば
私も殺される。

まあ 怖いのはわかるけど
やめて どうするの?

海外に逃げます。

あなたが思ってるほど
いい思いつきじゃないよ それ。

あいつらが悪い事をしてた
証拠を集めたんでしょ?

過去3年間の
不審な支出をリストアップして

偽物だと思える領収書を
画像データにしました。

だったら それ 公表しようよ。
データ持ってるんでしょ?

持ってないです。 まとめたデータを
どうやって持ち出すか

安岡くんとも
相談していたところだったんです。

セキュリティーが厳しくて
外部デバイスにコピーもできないし

ネットで送信もできない。

俺たちが取りに行きますよ。
どこにあるんですか?

無理です。 取ってくるどころか
近づくだけで危険です。

♬~

♬~

♬~

例の車 見つけました。
それが…

うちの署の近くなんです。

(店員)ありがとうございました。

そろそろ動いていいぞ。

「了解」

(解錠音)

あれだ…。

(ぶつかる音)

よいしょ…。

片山さんの言ってた事
本当かな?

パソコン内のデータは
コピーできないし

外部に送信できないって…。
厳しすぎない?

無理にコピーしようと思えば
できるが それくらいなら

物理的にハードディスクを
持ち出したほうが早い。

「ケースを開けろ」

えっ?

あら? ネジ…。 何? これ。

「(物音)」
どうした?

ネジ 変な形してる。
ドライバー 入んないよ。

4人が署に向かってる。
戻れ。 出直そう。

パソコンごと持っていくのは?

「見られた時
ごまかしようがなくなる」

「早く そこを出ろ」

あっ…。

♬~

あった。

もう 署に入るぞ。

もうちょっと…。

今すぐ そこを出ろ。

「本当に もうちょっとなんだ」

(小池)どこまで確かな話だ?

(牧野)
ナンバーの4桁は同じですが

絶対に同じ車かと言われると…。

(小池)
今夜 部屋に人が入ってるか

キーのログを当たれ。 急げ。
(三浦)はい。

(内海)誰かが来たとして そいつは
何をしに来たんでしょう?

データだろう。
片山が持って逃げたんじゃなくて

データは まだ ここにあった。

(解錠音)

♬~

入り口と反対側の窓の下
どうなってる?

コンクリートだ。
5階から落ちたら 割と痛いぞ。

隣のビルの屋上があるが
飛び移るのは難しいだろう。

「とにかく隠れてろ」

♬~

(牧野)
パソコンケースのネジです。

まだ近くにいるかもしれない。

追うぞ。
(牧野)はい。

(携帯電話の着信音)

え? 一度入って 出てない?

(小池)出てこい!

片山か? 違う人間か?

(小池)取引しよう。

♬~

ヘヘヘヘ…。

(牧野)お前 誰なんだ?

あっ… えーっとですね…。

ううっ!

おおっ…! ああ 高え。

っしゃあ!!

あっ いってえ…!

お前 重力って知ってるか?

えっ? 何?
「知らないならいい」

「走れるか?」
もちろん!

走れ。
はい!

♬~

追ってください。
俺 車 押さえます。

(小池)行くぞ。
(内海)はい。

車だ。 急げ。

いたっ…。

すいません。 大丈夫ですか?

すいません。

邪魔なんだよ。

ちょっ… ちょっと…。

ああっ! ああ あああ…!

ああっ… うわっ!

謝ったじゃないですか。

(荒い息)

(ざわめき)

♬~

無事か?

うまくいったね!
見つかるとまずい。 さっさと行け。

カメラの回収は今度でいい。
えっ 回収すんの?

(ドアの開閉音)

(足音)

祐太郎くんは?

給料 前払いでくれって言うから
少し金渡したら どっか行った。

城南署 大騒ぎね。

ああ。 これから何が出てくるか…。

ん? 何か出てくるの?

依頼人のデータの中に
3人が写っている写真があった。

一人は 今回 逮捕された小池。
もう一人は城南署の副署長。

で 最後が
古参の都議会議員の秘書。

この議員は 警察・消防委員会の
委員長もやってる。

上層部も絡んだ悪事を
他にもしてるだろう。

それ むしろ 何も出てこない
パターンじゃない?

今回の依頼人は

随分 大きなものを敵に回して
闘っていたわけだ。

立派なジャーナリスト
だったんだね。

それはどうかな?

どういう事?

依頼人の
隠しフォルダに入ってたデータは

それだけじゃなかったからな。

よう!

会社の父ちゃんの机から
これが出てきたんだ。

誕生日プレゼントじゃないかと
思うんだよ。 開けてみ。

おおっ!

父ちゃん 俊が欲しがってたもの
わかってたんだな。

ほら 見てみ?

わっ!

父ちゃんみたいな
すごい記者になるんだろ?

頑張れよ~。

いろいろ入ってたよ。
売れてる芸人が

AV女優と偶然出会うように
仕組んだ証拠とか

売れてる俳優が

売人と繋がりのある店に
行くように仕向けた証拠とか

ストーカーになりかけていた
元彼に

アイドルの現住所を教えた
証拠とか…。

依頼人は 自分で種をまいて

事件を育てて
それを記事にしてた。

依頼人が
本当に消したかったのは

そっちだった?

それ 祐太郎くんには?

見せないよ。
どうして?

こんなの見せたら あいつ
本気で泣き出す気しない?

♬~

ほら。
ん?

言ったでしょ?

人を 少しだけ
優しい気持ちにする事ができる。

♬~

ああ そういえば
あいつについて調べたよ。

♬~

…ああ 知ってた?

今の祐太郎くんからは
想像できない。

確かに 人って

何人もの自分を持っているものね。

…そうだな。

その中から
残したい自分を選んでもらう。

それが うちの仕事だ。

♬~

♬~

データは 今から削除する。
待って。 遺書みたいの ない?

エンディングノート?
多分わざわざ書き足してるでしょ。

突然 死にそうになって
書き残した…?

依頼人が 死の直前 どうして

削除依頼を思い直したのか…。
詩織さんのスマホのデータ

開けてみない?
彼女の秘密を背負えるのか?