ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

遺留捜査 第3話 上川隆也、栗山千明、永井大… ドラマのキャスト・主題歌は?(見逃した方はネタバレ注意)

『遺留捜査 #3』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド)

  1. 野口
  2. 戸川
  3. カブトムシ
  4. 徳山
  5. 桑原社長
  6. 岩田
  7. 社長
  8. 美晴
  9. 会社
  10. ドナー

f:id:dramalog:20180727112352p:plain

『遺留捜査 #3』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

(小島千鶴)美晴
ちゃんと寝てなきゃ駄目でしょ。

(小島美晴)お母さん
私 いつになったら退院できるの?

もう少し 病気が良くなったらね。

 

<幼い命を救え!掟破りの入院捜査!?赤い目のカブトムシの謎>パワハラ社長が殺害される!逃亡中の容疑者には白血病の娘が…。特対は娘と接触すると睨み潜入捜査を試みる!!

詳細情報
◇番組内容
派遣会社社長・桑原が殺害される。彼から酷いパワハラを受けた元部下・野口明(黄川田将也)が容疑者と見られ、逃亡を続けていた。白血病で入院中の娘のドナー検査をするため、野口が病院を訪れると睨んだ佐倉路花(戸田恵子)は、同室に入院して潜入捜査を行うことに。
◇出演者
上川隆也、栗山千明、永井大、宮﨑香蓮・梶原善、甲本雅裕、戸田恵子
【ゲスト】益岡徹、高橋光臣、黄川田将也、乙葉、牧芽依奈、津村和幸、岩瀬晶子、増田修一朗、瀧川英次、五頭岳夫、鈴木康平
◇脚本
大石哲也、真部千晶 ほか
◇演出
長谷川康
◇音楽
吉川清之
◇主題歌
小田和正『やさしい風が吹いたら』『小さな風景』(アリオラジャパン)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)
【チーフプロデューサー】佐藤凉一(テレビ朝日)
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、丸山真哉(東映)
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/iryu_2018/
☆Twitter
 https://twitter.com/iryusousa_tva

 

(佐倉路花)こんにちは。

今日から お世話になります
佐倉です。

(千鶴)どうも。
こんにちは!

ああ こんにちは! 元気ね。
お名前は?

小島美晴です。
美晴ちゃんか。 いい名前だね。

(看護師)はい 佐倉さん。
(路花)はい。

お薬の時間ですよ。
え~ いきなりですか?

私 薬 苦手なんですよね。
(看護師)いい年して甘えないの。

ぐわあ…。

(ノック)
(神崎莉緒)失礼します。

佐倉さん
仕事の引き継ぎに来ました。

あっ わかった。
じゃあ あっち行こうか。

美晴ちゃん またね。

野口 本当に現れますかね?
(路花)絶対 来る。

だって あんなかわいい一人娘が
白血病で苦しんでるのよ。

見過ごせるわけないじゃない。

(氏家隆明)1カ月前
人材派遣会社の社長 桑原達也が

自宅で殺害され
金庫から 多額の現金が盗まれた。

(氏家の声)犯行現場から

犯人のものと思われる
毛髪や指紋が検出され

直ちに被疑者が判明した。

名前は野口明。

被害者の経営する人材派遣会社に
勤めていた営業マンだ。

桑原の会社は
典型的なブラック企業だ。

野口は 桑原社長に
ひどいパワハラを受け

事件の発生する1カ月前に
会社をクビになってる。

(桑原達也)
お前 違えだろ。 違えだろ。

おい 土下座の時
なんて言うんだよ!?

(野口 明)すみませんでした。
聞こえねえよ!

(路花)つまり
動機は怨恨って事ですか?

恐らくな。

事件後 野口は行方をくらまし

いまだに
その足取りはつかめていない。

これは…?

野口には かつて交際していた
小島千鶴という女性との間に

娘が1人いるそうだ。

その子が 今
急性白血病にかかって

鴨川総合病院に入院している。

急性白血病…?

もしかしたら 野口は

娘のために
病院に姿を現すかもしれん。

念のために
捜査員を張りつかせてるが

特対も力を貸してくれ。

部長 その捜査員
外してもらえませんか?

えっ?

警察がいると
野口も警戒して

病院には
近づかないかもしれません。

しかし それじゃあ…。

私が患者として
2人に張りつきます。

野口が現れたら
すぐに知らせますので

捜査員は 離れた場所で
待機をさせてください。

わかった。

桧山の代理は大変だろうが
よろしく頼む。

(大竹香澄)どうぞ。

うわあ 広い部屋!

リビングだけで
私の部屋 5つ分ありますよ。

(糸村 聡)桑原さん ここで
1人で住んでたんですよね?

(香澄)ええ。

若い頃 結婚に失敗して
一人暮らしが気楽でいいって

いつも おっしゃってました。

そんなセリフ
一度でいいから言ってみたい。

神崎さん
カブトムシが こんなに!

うん?

社長のコレクションです。

ご遺族から依頼されて
私が世話をしに来てるんです。

桑原社長は とても
用心深い方だったんですよね?

めったに
人を家に上げなかったとか?

ええ。

じゃあ
恨みを買っていた野口を

どうして
家に上げたりしたのか…。

うん?
この子だけ 目が赤いですね。

何? これ。

こんなカブトムシ
いなかったのに。

もしかして 幼虫だったのが
成虫になったとか…。

だとしても これは
社長のものじゃありません。

社長は ご自分が飼育されていた
カブトムシの種類と数を

全て記録してます。

でも この中に 赤い目をした
カブトムシなんていません。

もしかして 野口は

このカブトムシを餌に
家に上がり込んだ…?

♬~

(岩田信之)ところで 野口明は

徳山さんの
直属の部下だったんですよね?

(徳山 博)ええ。

あいつ 根は優しい奴なんですが

すぐに カッとなるところが
ありましてね。

お前の1個のミスで うちが
どんだけ損したと思ってんだよ?

(社員)申し訳ございません!
なんで泣いてんだよ?

泣いたら返ってくんのかよ!?
馬鹿野郎!!

社長! そんな言い方
ないんじゃないですか?

何やってんだ? おめえは。
いや 彼女だって さっきから…。

うるせえな! だったら
おめえが取り返してこいよ!!

わかりましたよ…。
行け!! じゃあ 行け!!

(徳山の声)
仲間をかばい立てしては

社長の怒りを買う事も
あったんです。

事件後 野口さんから
連絡ありませんでしたか?

あったら すぐに出頭するよう
説得してますよ。

(戸川次郎)徳山さん。

(徳山)ああ 戸川社長。
今日は どうされました?

いや 近くで
打ち合わせがあったもんで。

これ 差し入れ。

(徳山)あっ…
わざわざ ありがとうございます。

新しく派遣してもらった
プログラマー

あれ かなり使えるね。

(徳山)正当に評価して
ちゃんと お金を払えば

優秀な人材は集まるって事です。

その言葉…

桑原社長に
聞かせてあげたかったね。

来月から
派遣社員 増員してもらうから

使えそうな連中 見繕っといて。

(徳山)
期待に沿えるよう 頑張ります。

じゃあ。
(徳山)はい。

今のは?

戸川さんという

スマホ向けゲームの制作会社の
社長さんです。

桑原社長と同じく独身主義者で
お互い ウマが合ってたようです。

(徳山)おい 君 これ 頂いたから。

糸村さん
これは なんですか?

カブトムシですけど。

うん そうだね 知っている。
そこじゃない。

最先端の技術を擁する科捜研に

このカブトムシの どこを
どう調べろって言うんですか?

さあ
それは 僕にも なんとも…。

おいっ! おいっ!

糸村さん
やっぱり帰りましょう。

いくらなんでも
カブトムシって…。

でも 村木さんなら

何か わかるかもしれないじゃ
ないですか。

それに これ
犯人の遺留品かもしれないんです。

気になりませんか?
レイ! あ~たね

科捜研を コンビニか何かと
勘違いしていませんか?

ここは…!

そんな フラ~ッと現れて

お気軽に利用できるような
場所ではないんです!

あまたの凶悪犯罪の証拠品鑑定を
待っている人たちが

他にも 大勢いるんです!

まあ まあ まあ まあ まあ…。

それだけ 村木さんの事
信頼してるって事ですよね?

糸村さん。
ええ。 村木さんですから。

何? そのタッグ感。
いやらしい!

フッ…。

(美晴)地球から見える星座は
全部で88個あるの。

今の季節は わし座や こと座
はくちょう座が見えるんだよ。

へえ~ すごいね!
美晴ちゃん 詳しいんだね。

私ね 大きくなったら
宇宙飛行士になるの。

だから 早く病気を治して
お勉強たくさんするの。

そっか~。
なれるといいね 宇宙飛行士。

(携帯電話の振動音)

美晴
ちょっと 先生の所 行ってくるね。

(携帯電話の着信音)

もしもし。

はい わかりました。
すぐに向かいます。

糸村さん。
はい。

佐倉さんから招集がかかりました。
ああ そうですか…。

行きますよ。

(ため息)

鑑定結果が出たら
必ず合流してくださいよ!

はい もちろんです。

はい。

これは

レッドアイカブトムシという名の
カブトムシです。

主な生息地は中国地方ですが

兵庫県との県境でも
生息が確認されております。

以上 村木がお伝え致しました。
アデュー。

うん?

「暁の森」って

野口明が生まれ育った町の
すぐそばだ。

(岩田)野口が?

(路花)小島千鶴が
担当医に相談したそうよ。

今晩 父親が来るから
骨髄の型を調べてくれって。

検査が始まる前に
野口を確保するんですか?

何か問題なのか?

骨髄の型が一致している事が
明らかなら

人道的措置として
手術のための一時釈放も可能です。

でも 逮捕されたあとでは

その検査が認められるかは
わかりません。

それって

美晴ちゃんが助かる可能性が
なくなるって事?

ええ…。

野口を逮捕するのは
検査が終わってからよ。

(路花)可能性があるなら

私も
美晴ちゃんを救ってやりたい。

♬~

神崎!?

1係のあんたが
なんで こんな所にいるの?

いやあ… 胃の具合が悪くて…。

あんた 嘘つく時
必ず 首かくよね?

(路花)1係の刑事が?

刑事部長の指示で 病院の周りを
張り込んでいるそうです。

もう… 捜査員は遠ざけてくれって
言っといたのに!

結局 特対の事
信用してないって事じゃない。

どうします?

ないてるね いつも。

♬~

(西本)あの時の明か。
よ~く覚えてるよ。

小学生の頃 友達と よく

捕まえたカブトムシやクワガタ
売りに来てたよ。

友達?
(西本)うん 年下のな。

おっ すごいな。

よし! 2人で500円だ。
はい! はい!

(2人)ありがとう!

(西本の声)
森の中で たまたま出会ったって。

虫捕り用の蜜

明の亡くなった父親が
考えたものでね。

それは もう よく捕れた。

はあ…。

子供思いの
いいお父さんだったんですね。

それは どうだかね。
はっ?

父親は大工の棟梁だったが
かなりの遊び人でね。

外に何人も
愛人 作ってたんだ。

そのせいか
家も裕福じゃなかったね。

だから 昆虫 捕まえて
小遣い稼ぎしてたってわけさ。

そのメール 野口に打ってるの?

嘘ついて ごめんなさい。

私…

こういう者なの。

(千鶴)警察が張り込んでる?

(路花)このままだと

検査を受ける前に
野口は捕まってしまう。

それどころか
張り込みに気づいたら

病院に来ないかもしれない。

そんな…。

心配しないで。

私が 検査を受けられるよう
なんとかするから。

佐倉さん…。

野口と連絡取ってくれる?

♬~

(千鶴)この子が おなかにいるって
わかったの

野口さんと
別れたあとだったんです。

でも 私 もう気持ち冷めてたし

父親なんて
いなくてもいいと思って

知らせなかったんです。

じゃあ
美晴ちゃんの事 彼は…。

知りませんでした。

なのに 子供が病気になった途端

都合よく頼ろうとするなんて

最低ですよね 私。

(ため息)

(携帯電話の振動音)

野口さんからです。
今 病院の近くにいるって。

♬~

(岩田)待て 野口!

(岩田)何やってるんだ?
こっちだ こっち!

そいつを逃がすな~!

待て~!
野口!

マジかよ!

待て!
待て 野口!

野口!

(岩田)ハハハハハハ…
捕まるなよ。

野口さん…。

♬~

この子が美晴か?

うん。

♬~

すぐに検査してもらおう。

♬~

野口は?
今 検査室へ入っていった。

そうか。

そういえば
糸村って 何してんだ?

それが全然つかまらなくて。

あれ~?

この道 さっきも通ったような…。

そろそろ検査が始まる頃よ。

あっ 神崎!
は… はい!

あっ 千鶴さん!

(岩田)野口! 野口!

何があったの!?
わかりません。

ドクターの説明を聞いていたら…。

急に部屋から飛び出していって…。

馬鹿もんが。 現場から
捜査員を遠ざけた揚げ句

野口を取り逃がすとは
何 考えてんだ!

申し訳ありません。
病院周辺に

捜査員を張り込ませたのは
特対をフォローするためだ。

君に指揮を執らせた 私のミスだ。

♬~

あっ 佐倉さん!

検査結果が出ました。

野口が 美晴ちゃんのドナーとして
適合しました!

よし! 必ず捜し出すわよ。

はい!

誰か 彼の行方を知っている人に
心当たり ありませんか?

1人だけ…。

何かあったら相談しろと
言われてる人がいます。

(三田尚弥)野口くんとは
大学時代からの友人です。

以前 私は 桑原さんの会社の
税理士をやっていまして。

その関係で
野口くんを桑原さんに紹介し

雇ってもらったんです。

三田さんは
野口の持っている携帯の番号を

知ってると伺ったんですが。

たとえ 知っていたとしても…

警察に言うつもりはありません。

野口の娘さんは 今
白血病で苦しんでます。

野口が その娘さんのドナーとして
適合したんです!

えっ!?
お願いです!

その子のためにも

出頭するよう
野口を説得してください!

♬~

わかりました。

♬~

(三田)もしもし 僕ですが。

あなた 一体 誰ですか?

えっ? 糸村?

ちょっと
その電話 貸してください。

もしもし 神崎ですけど…。

糸村さん!?

なんで
神崎さんが この携帯電話に?

それは こっちのセリフです!

この電話 野口のものですよね?
今 どこにいるんです?

暁の森です。

レッドアイカブトムシの手掛かりを探して
ここに入ってきたんですが

どこからか 携帯の着信音が
聞こえてきたものですから。

それで 野口は?

ああ… 残念ながら…。

腹部に
刃物でできたような傷があって

死亡しています。

えっ!?

神崎さん
大至急 鑑識を呼んでください。

♬~

レッドアイカブトムシ…?

はい お願いします。

えっ!? またカブトムシ?

えっ!? 前回と一緒?

いえ 前回とは違います。

今回は また別の
レッドアイカブトムシです。

何を言っとるんだね。 あのね

こんなカブトムシ 何度調べたって
一緒に決まってます!

村木さん。
既成概念にとらわれるのは

他人の言葉で生きているのと
同じだ。

…って 誰かが言ってました。

なんか わかんなくなっちゃった。

村木さん。
ん?

もう1回だけ やってあげません?

他の仕事は
私がフォローしますから。

ありがとうございます。
ハハハハハ。

甘いなあ! 滝沢さんは甘いなあ!

こんなカブトムシね… な…。

甘い?

ん?

なんかね 甘いにおいがするの。

(村木)なんか 食べた?

(ドアの開く音)
(路花)うわっ 何? このにおい!

(岩田)な…
何やってんだよ おい!

遺留品であるカブトムシの口から
微量な蜜が検出されたんです。

村木さんによると
缶詰の桃を裏ごしして

シロップを足して
煮詰めたものだそうです。

さすが村木さん 優秀ね。
痛っ!

そんなもの作って
なんの役に立つんですか?

野口さんの死亡推定時刻は
今朝の6時から9時までの間です。

ゆうべ 病院から逃亡した
野口さんが

なぜ わざわざ
こんな手間のかかる蜜を作って

レッドアイカブトムシを
捕まえに行ったのか。

気になりませんか?

ええ まあ…。

確かに
奇妙と言えば 奇妙ですよね。

いずれにしても
殺人事件の被疑者が殺されたのよ。

捜査を
仕切り直すしかないでしょう。

野口は この1カ月 偽名を使って
宿を転々としていました。

最後に泊まった宿を調べましたが

所持品の中に
盗んだ金は見当たりませんでした。

…って事は共犯者がいるのかもよ。

そいつが野口の口を塞いで
金を独り占めした。

もう一度 桑原社長の周辺を
洗い直したほうがいいですね。

そのあたり ちょっと
気になる話があるんだけど。

えっ 何?

桑原コーポレーションで半年ほど前
ちょっとした内紛があったらしい。

内紛?
うん。

今 実質的に会社を仕切ってる
徳山博は

元々 桑原コーポレーションに
買収された会社の社長だったんだ。

んなもんだから
2人はウマが合わず

経営方針で
かなり もめてたらしい。

なるほどね。
じゃあ 引き続き その線を調べて。

あーっ!
(岩田)今度は なんだよ?

いや… この蜜と同じレシピの蜜が
登場する

スマホゲームがあるんです。

えっ?
これ。

『さがしものの森』って
いうんですけど。

(岩田)このゲーム作ってる会社

あの戸川って奴の会社だよな?

(雨宮)戸川? ああ…。
ほら。

桑原コーポレーションの
取引先だよ。

♬~

確かに この蜜のレシピは
僕が作ったものです。

戸川さんは
このレシピを どこで?

子供の頃
よく一緒に虫捕りをした友達が

教えてくれたんです。

それって 野口明さんの事じゃ
ありませんか?

ええ…。
でも どうして その事を?

野口さんが少年時代

捕まえたクワガタやカブトムシを
持ち込んでいた

駄菓子屋のご主人が
教えてくれたんです。

野口さんには いつも一緒にいた
仲のいい友達がいたって。

ああ そうだったんですか。

いや 実は 桑原社長とも
その蜜の事では盛り上がって。

彼も カブトムシのコレクションを
してたんですよ。

だから
このレッドアイカブトムシの

さなぎをプレゼントしたんですが
すごく喜んでくれて。

それって いつ頃の話ですか?

え~ 殺される…
1週間ぐらい前だったかな?

じゃあ あのカブトムシは

野口が持ち込んだものじゃ
なかったんだ。

野口さんとは
森の中で出会ったんでしたね?

うちは母子家庭で

母親は
いつも遅くまで働いていて

僕は いつも 1人で
おなかをすかせていました。

そんな時 たまたま明と知り合って
仲良くなったんです。

(戸川の声)一緒にカブトムシを捕っては
お金に換え

駄菓子を買って食べるのが
何よりも楽しみでした。

ろくでもない子供時代の

唯一の楽しかった思い出です。

彼が あの会社で働いてた事は
ご存じだったんですか?

(戸川)いえ。

僕が桑原コーポレーションと
取引を始めたのは

半年ほど前ですが その時は全然。

でも…

あいつ 僕の所に来ましたよ。

いつですか!?
おとといの夜です。

俺だよ。 野口明。

ほら ガキの頃
よく一緒に カブトムシ捕った。

ビックリしたよ。
お前の居所 探してたら

ゲーム会社の社長やってるって
いうじゃないか。

立派になったな。

すいませんが
誰かと勘違いしてませんか?

ちょっと待てよ!

覚えてないわけないだろ?

ちょっとさ
折り入って 頼みがあるんだ。

お前にしか頼めない事なんだよ!
すみませんが 急いでるんで。

(野口)おい! 次郎!

(戸川の声)あいつが
桑原社長を殺した容疑で

逃走中だって事は知っていました。

きっと 逃走資金欲しさに
泣きついてきたんでしょう。

でも 野口さんとは

大切な思い出を共有する
友達だったんですよね?

あいつね 来なかったんですよ。

来なかった?

あいつと知り合って1年ほどして
母が亡くなって

遠くへ引っ越す事になったんです。

(戸川の声)でも
最後に会おうと約束した日

あいつは来なかった。

お互い
名前しか知らなかったから

できれば
連絡先を交換したかったんです。

でも あいつにとって
僕と過ごした時間は

ただの暇潰しでしかなかった。

高校へは行かず
働きながら起業しました。

多額の金が
入ってくるようになると

昔 自分と母親を
ないがしろにしていた親戚連中が

金を無心するために
群がってきました。

きっと あいつも
同じ事を考えてたんですよ。

♬~

(路花)どう?
美晴ちゃんの具合は。

先生は なんて言ってるの?

ドナーの適合者を探すには
時間がかかる。

当面は 抗がん剤と
放射線治療するしかないって。

子供にとっては
どっちも つらい治療ね…。

あの人 やっぱり最低でした…。

美晴のためなら なんでもするって
父親面して

結局 警察に捕まるのが怖くて
逃げて…。

期待なんて
するんじゃなかった…。

(泣き声)

(雨宮)徳山さん。

刑事さん。 今日は何か?

いやね 徳山さんが
一部の社員を扇動して

社長の退陣を画策したって噂が
ありましてね。

誰が そんな話…。

デタラメですよ。

くだらん詮索は よしてください!

かなり動揺してますね。
図星だったか。

となると やっぱり

徳山が野口と共謀して
桑原社長を殺害した。

その罪を野口にかぶせ

会社と金を奪い取った。

(雨宮)その線で調べましょう。
(岩田)おう。

おい!
そこで お前 何やってんだ!

さっきから
俺たちの事 監視してたでしょ?

あっ いえ 別に私は…。

いやいや いやいやいや…。
逃げる事ないだろ?

ゆっくり 話 聞かせてもらおうか。

なんなんだ? あんたら。

すいません。
私ら こういう者でして。

(岩田)国税!?

戸川さんと野口さんは

最後に あの森で会う約束を
していたそうなんです。

でも 結局
野口さんは やって来なかった。

ただ 野口さんが
その約束を忘れていたとは

僕には
どうしても思えないんです。

ああっ! 確か あの時

明 入院してたんだよ。

入院?

夏休みの終わり頃だ。

(西本の声)
明と ばったり会ってね。

最近 なんで 店に来ないんだって
聞いたら

あいつ
しばらく入院してたって。

そうだったのか…。

国税が
会社を嗅ぎ回ってますよ。

徳山さんが
桑原社長ともめていた原因は

脱税だったんでしょ?

(徳山)
2カ月前 経理の担当者から

3年もの間
会社の金が抜かれていると

相談を受けました。

その金を 社長は自宅の金庫に
隠してるというんです。

俺の会社の金だ。

俺が どう使おうと勝手だろ。

しかし 社長!

それでは 社員が…。

(岩田)それで 野口と共謀して
桑原社長を殺害したんですか?

そんな事で殺したりはしない!

私が何より大切に思ってるのは
この会社だ!

(岩田)徳山さん

徳山さん以外に 桑原社長の脱税を
知っている社員は?

私と経理部長だけです。

野口は?

この事を知ってるのは
私たち以外には

会社の税理士 それから

過去の経理を問い合わせた
前の税理士だけです。

桑原社長が以前契約していた
税理士って…。

野口の大学時代の友人だ。

三田さん
どこかへお出かけですか?

あっ… いや ちょっと 旅行に。

ん?
(においを嗅ぐ音)

あれ?
どうかしましたか?

糸村の作った蜜のにおいがする。
え?

(においを嗅ぐ音)

あんたの上着からだ。

(岩田)「あんたの荷物から

桑原社長の自宅の
金庫の鍵が見つかった」

「あと 3億円もの金の入った
通帳もな」

「それから
この上着に付着していた蜜

野口明が昆虫採集の時に
使っていたものと一致した」

(岩田)お前は 野口と一緒に
桑原社長の自宅に押し入り

社長を殺害した。

そして 野口の口を塞ぎ

桑原社長殺害の罪を
かぶせようとしたんだろ?

現場では

犯人のものと思われる髪の毛も
採取されてる。

これ以上
しらを切っても無駄だぞ。

あなたは徳山さんから連絡を受け

桑原社長が多額の金を
脱税している事を知った。

そして その金を奪うつもりで
家に上がり込んだんじゃないの?

以前 桑原社長と飲んだ時
聞いた事があったんですよ。

大事なものは

カブトムシの飼育箱に
隠してるって。

(三田)脱税の話を聞いた時

金庫の鍵は絶対そこにあるって
思いました。

最初から 罪は全部
野口に着せるつもりでした。

桑原社長 いいんですか?

会社の金をこっそり抜いてる事
全部 ぶちまけますよ。

(笑い声)

やれるもんなら やってみろよ。

そんな脅しに
俺が屈するとでも思ってんの?

おいっ!

あなたはどこまで…!

(桑原)わかんねえ奴だな!

(野口)うっ!

(野口)全部ぶちまけるぞ!
うわっ!

社長… 社長!

落ち着け!

後始末は俺がやる。
お前は早く逃げろ。

でも…!
いいから!

早く行け!

ううっ…。

(桑原)うわっ!

(たたきつける音)

♬~

(携帯電話の着信音)

もしもし。

(野口)新聞 読んだ。

なんで
俺一人の犯行になってんだよ?

奪った金ってなんだよ!?

野口 ごめん!

実は 俺のおふくろ
そう長くないらしいんだよ。

(野口)「全部 片付いたら 必ず…」

必ず警察に ちゃんと話すから!
野口 ごめん…!

わかった…。

(ため息)

(路花)あんたに病気の母親が?

ハハッ… とっくに死んでますよ。

あいつを騙すための嘘でーす。

(三田)そうこうしてるうちに

野口の昔の彼女が
あいつを捜してるって話を聞いて。

なんか 野口との間にできた娘が

白血病で苦しんでるってわかって。

野口が
「娘に会いたい」って言うのを

なんとか止めようとしました。

でも あいつは

娘のために 病院に
出向いたんですよ わざわざ!

これは もう…
殺すしかないなと思いましたよ。

罪は俺一人でかぶる。

だから 金を少しだけでも
千鶴と美晴にやって…。

(刺す音)
うわっ!

なんで…?

♬~

あんた 知ってたんでしょ?
美晴ちゃんの病気!

なのに どうして?

なんで あの子から
希望を奪ったの?

野口が生きていたら
あの子の病気は治ってたのよ!

ええっ!?

♬~

(氏家)見苦しい取り調べだったな。

捜査に私情を挟むと
冷静な判断を下せない。

それが お前と桧山の
大きな違いだ。

でも それが 私のやり方です。

野口の娘のドナー
早く見つかるといいな。

♬~

戸川さん

野口さんを殺害した犯人が
判明しました。

そうですか。

あ 待ってください。

野口さんについて もう一つ
お伝えしなければならない事が

あるんです。
明の話は もういいです。

3分でいいんです。

僕に時間をもらえませんか?

(鳥のさえずり)

ここは…。
はい。

戸川さんと野口さんが子供の頃
一緒に過ごした場所です。

フフッ…
今更なんで こんな所に?

戸川さん
あなたが引っ越す事になった時

最後に 野口さんと
会う約束をしていたと

おっしゃっていましたね。

ええ。

見事に
すっぽかされましたけどね。

実は野口さんには

どうしても来られない理由が
あったんです。

来られない理由?
野口さんは あの時

ウイルス性の肝炎にかかっていて
病院に入院していたんです。

えっ…?

最後に戸川さんを
見送れなかった事

野口さんは
とても後悔していたそうです。

そして 先日

野口さんは
戸川さんの所に行きましたね。

あれは お金を無心しに
行ったんじゃないんです。

野口さんの娘さんの

骨髄移植のドナーとしての適性が
あるかどうか

検査を受けてほしいと
頼みに行ったんです。

娘のドナー?

以前付き合っていた女性との間に
子供がいる事を

知らされていなかった野口さんは

あの日 戸川さんと会う前に
娘さんと初めて対面をしました。

そして その時に

骨髄移植のドナーの適合検査を
受けたんです。

しかし お医者さんからの
説明を受けた野口さんは

かつてウイルス性の肝炎を
患った事のある自分が

ドナーとしての条件を
満たしていない事を知ったんです。

だから 戸川さんに

ドナーの適合検査を
受けてほしいと

頼みに行ったんです。

しかし 野口さんは誤解され
門前払いを受けてしまいました。

(野口)おい! 次郎!

(糸村の声)
野口さんは 戸川さんに

どうしても自分の事を
思い出してほしかったんです。

だから 必死に

レッドアイカブトムシを
捕まえたんです。

(戸川の声)なんで そこまで…。

だって
僕がドナーになる可能性なんて

ほとんどゼロじゃありませんか。

大体 僕らが
この森の中で出会ったのも

たまたまだったわけで…。
違います。

戸川さんと野口さんが
出会ったのは

偶然なんかじゃなかったんです。

は?

あなた方2人は
血のつながった兄弟だったんです。

当時 野口さんのお父さんには
愛人がいて

その人との間には
認知されていない子供がいました。

それが戸川さん あなたです。

その事を知った野口さんは

こっそり
あなたに会いに行ったんです。

そこには 自分と同じように
寂しい思いをしていた

男の子がいました。

放っておけなかった野口さんは

赤の他人のふりをして近づいて

まさに 弟のように
かわいがっていたんです。

ほら おっきいだろ?
うん!

やっぱり カブトムシって
かっこいいな。

あなたが作ったゲーム
『さがしものの森』の主人公は

なくしてしまった大切なものを
捜しに 森の中へと向かいますね。

そして 森の中で家族と出会い

孤独だった魂を鎮めていきます。

戸川さんにとって野口さんは

森の中で出会った
かけがえのない

お兄さんだったんじゃ
ありませんか?

♬~

(すすり泣き)

そして 野口さんにとっても
戸川さんは

かけがえのない
大事な弟だったんだと

僕は思います。

♬~

このレッドアイカブトムシは
野口さんが託した希望です。

戸川さん どうか
骨髄移植のドナーの適合検査

受けてもらえませんか?

♬~

♬~

おっ すごいな。

(2人)ありがとう!

(野口)次郎 どっちがいい?

(野口)こっちも美味しいね。
うん!

♬~

ありがとうございます!

♬~

♬~

♬~

♬~

(路花)年商100億…
経営コンサルタントねえ。

(岩田)あんたの罪を知る者は
いなくなった。

(河原真里)
私は 誰も殺してません!

(志倉さなみ)本当
死んでよかったです あんな奴。

4年前に死亡が確認されています。

(志倉啓介)お前 俺を騙したのか!?
(村木)事件の真相がわかりました。