ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

この世界の片隅に 第2話 松本穂香、松坂桃李、仙道敦子… ドラマの原作漫画・キャストは?(見逃した方はネタバレ注意)

『日曜劇場「この世界の片隅に」②15分拡大SP【小姑襲来!波乱の新婚生活の幕開け】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド)

  1. 径子
  2. 北條
  3. 周作
  4. 晴美
  5. サン
  6. キセノ
  7. お願いいた
  8. 志野
  9. 勝手
  10. 分からん

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『日曜劇場「この世界の片隅に」②15分拡大SP【小姑襲来!波乱の新婚生活の幕開け】』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

≪あんたを嫁にほしい
いう人が家に来とるんじゃと

(浦野)
呉の北條周作さん いう人じゃ

(すず)知らん

 

昭和19年、広島・呉。見ず知らずの家に嫁いできた少女すず(松本穂香)は慣れぬ家事に必死だった。そこへ小姑径子(尾野真千子)が出戻ってきて…!?松坂桃李

詳細情報
番組内容
結婚式から一夜明け、目覚めたすず(松本穂香)は周作(松坂桃李)の寝顔を見つめながら、結婚したことを実感する。母・キセノ(仙道敦子)に教わったように、朝食の支度をしようとするすずだが、勝手がわからず戸惑う。
そして結婚して一ヶ月が経った頃、周作の姉・径子(尾野真千子)が娘の晴美(稲垣来泉)を連れて北條家にやってくる。どうやらそれはただの里帰りではないようで・・・
出演者
松本穂香 松坂桃李
村上虹郎  伊藤沙莉 土村 芳 ドロンズ石本 久保田紗友 稲垣来泉  二階堂ふみ
<現代篇>
榮倉奈々  古舘佑太郎
尾野真千子  木野 花 塩見三省 田口トモロヲ 仙道敦子  伊藤 蘭  宮本信子
原作
こうの史代『この世界の片隅に』
(双葉社刊「漫画アクション」連載)
脚本
岡田惠和
音楽
久石 譲
スタッフ
演出:土井裕泰 吉田健
プロデュース:佐野亜裕美
公式ページ
◇番組HP http://www.tbs.co.jp/konoseka_tbs/

◇番組公式Twitter
@konoseka_tbs
https://twitter.com/konoseka_tbs/

◇番組公式Instagram
@konoseka_tbs
https://www.instagram.com/konoseka_tbs/

 

(すみ)こんとなとこまで
上がってきたんじゃねえ

周作です
すずと申します

よろしゅうお願いいたしま…

(北條)よろしく
(径子)何で あがいな

ボーッとした子 どこがええんじゃ

じゃあねえ

すずさん 母をよろしく

また来ます

(北條)嫁も来てくれたし

これからは
ゆっくり寝とられるのう

周作さん うちら

どっかで会うたんですか?

うん 会うたで

えらいこまい頃にの

すずさんは

わしに力をくれるけえ

あんたと
一緒に生きていきたいんじゃ

《(キセノ)すず》

《すず!》

《(キセノ)ねっ あんたが誰よりも
早う起きにゃいけんのよ》

《えっ?》
《最初が肝心なんよ 最初が》

鼻の穴 見よる場合じゃない

水 水

ありゃ

(北條)
あんたは寝とりゃええじゃろ

嫁も来たんじゃし

(サン)そうは言うても

勝手も分からんけえ

(北條)何とかするじゃろ
子供じゃないんじゃし

あっ
あっ

おはよう すずさん

おはようございます

あの…
お水じゃろ?

はい
江波の家は水道きとった?

あっ はい

ここは山の上じゃけえねえ
なかなか

はあ

裏に水くみの桶があるけえ

で 井戸は刈谷さんちの先の

堂本さんちの前にあるけえ

はい 分かりました

あっ あの 休んどってください

大丈夫です 分からんことが
あったら聞きますけえ

ありがと

行ってきます

あの ほんまに休んどってください

はいはい
行ってきます

よいしょ

はあ~

刈谷さん うん

ほっ ほっ ほっ ほっ…

おう ここじゃね

よいしょ よいしょ

よいしょ よいしょ

今日から よろしゅうねえ

よいしょ

あっ…

よし

あっ どうも おはようございます

あの うち すずと申します
北條の家に あの…

知っとります うちは刈谷幸子です
北條さんとは一番家が近いけえ

昔から親しゅうさせてもろう
とります 年は周作さんの2個下

こまい頃から周作さんには ずっと
優しゅうしてもろうとります

学校にも一緒に通うたし
一緒に遊んだし いわゆる幼なじみ

そして まだ嫁に行っとりません
幸せの子と書いて幸子なのに

幸せになっとりません
それには理由があったんですが

その理由はなくなりました 昨日で

あっ どうも

えっと あの…

何? あっ その理由?
知りたい?

あっ いや あの…

どっち?
あっ 知りたいです

教えん
えっ?

あ…

何ですか?
何で?

えっ? 何で?
別に

あ…
何?

あっ

ありゃ

わざと?
いやいや そんな

すみませんでした

ふ~ん

あ~ 冷やい

冷やい 冷やい 冷やい

あの!

これから
よろしゅうお願いいたします

こちらこそ

分からんことがあったら
何でも聞きんさい

ありがとうございます

そがな かわいい顔されても

はあ~

あっ よいしょ

おっとととと…

(水がこぼれる)

はあ はあ

お嫁に来たんじゃねえ

うちは

よいしょ

《(キセノ)ええ? すず》

《うちは 男一人 女三人じゃけど》

《あちらは男二人じゃけえね》

《少し多めにせんといけんよ》
《なるほど》

《(キセノ)それから台所は
それぞれの家で全然違うけえね》

《料理の仕方も違う》

《住んどるところで
違うたりもするし》

《その家の人の好みもある》

《それに
お義母さんのやり方もあるしね》

《(キセノ)
何が どこに置いてあるかも》

《家によって全然違うんよ》

《うちと ばあちゃんちだって
違うじゃろ?》

《とにかく 何でも
お義母さんに聞きんさい》

《勝手にやり方変えたら
腹立つけえ》

《ほうなん?》
《ほうよ》

《もし 要一にお嫁さん来て》

《台所 勝手にやられたら
うちは嫌じゃし》

《死んだ ばあちゃんも
そりゃもう細こうてえ》

《ハハ… とにかく》

《分からんことは
聞きゃあええってことじゃね?》

お母ちゃん 聞かれんよ

聞いたら お義母さん
働かすことになるじゃろ?

どうしよ

あっ お義母さん

何か おかしかったら
言うてください 教えてください

えっ あ…

ええんよ ええんよ

もう あんたの好きなように

えっ?
やってもらうんじゃけえ

文句は言えんよ

はあ そんな…

あの

大丈夫でしょうか?

うん?
ああ いえ

お口に合うかな思いまして

あっ
うん?

よう頑張ってくれとるよ
すずさんは

うん

はあ

うん うまい

のう?

行ってらっしゃいませ
お気をつけて

おう
うん じゃ

<そんなわけで兄上様>

<すずは
北條の家の嫁になりました>

<北條すず でございます>

<この辺は江波と違うて>

<海軍や軍関係のお仕事に
お勤めの方が多いようです>

<お義父さんは お隣の広にある
航空機をつくる工場で>

<エンジンなどの設計を
されているそうです>

<お義母さんは足が お悪くて>

<歩くのが しんどそうです>

<私が来たのですから>

<楽していただきたいと
思いますです>

<旦那様の周作さんは>

<呉鎮守府の軍法会議の録事>

<という仕事をされております>

<記録の「録」に「事」と書いて 録事>

<書記さんのような
お仕事だそうです>

(成瀬)北條
おう

どうじゃった 祝言は

まあの

これ 祝いじゃ とっとけ

えっ?
気にすんな

ほんまに少しじゃけ

わっ ほんまじゃ
じゃろ?

(上司)呉海兵団
沖原一等水兵の

戦時逃亡被告事件の
判決宣告を行う

必要な書類など まとめといてくれ
(一同)はい

(ラジオ)今こそ一億一心

総力を
結集すべきときであります

敵国アメリカは焼夷弾による

日本本土の空襲を
計画しています

そのため
防空都市をつくりあげるのが

急務であります

ほっ ほっ ほっ ほっ…

ほっ ほっ

ほっ ほっ よっ

お義母さん お昼にしましょう

あっ 大丈夫ですか?
うんうん

あっ こっち こっち

貸して

すみません

ありゃ~

どうですか?

う~ん ちょっと塩が足らんかねえ

ほっ ほっ ほっ ほっ…

あっ お帰りなさい

ただいま

ご苦労さまでした
うん

あっ

あっ
はい

うん うまいのう これは

すずさん

のう

それは お義母さんが
作りんさったけえ うまいはずです

えっ?

お風呂いただきました

うん

どうじゃった? 今日一日

はあ

大変じゃったか?

疲れたじゃろう

いえ

ほうか

はい

こう思うとるんじゃないか?

母ちゃんの足が悪うて

しんどうて

家のことする人間が欲しゅうて

せいて
嫁が欲しかったんじゃないか

そのために
自分は来たんじゃないんか

じゃけどの すずさん

それじゃ いけんのですか?

えっ?

うちは それで嬉しいですよ

うちが必要じゃ
いうことですよね?

それは…

嬉しいです

ほうか

はい じゃけえ疲れとらんです

ほうか
はい

全然 疲れとらんです

うん

じゃけどの すずさん

家の事情としては
確かにそういうこともある

それは確かじゃ

でも わしは あんたに

単に働き手として
来てもろうたわけじゃ…

疲れとらん
言うとらんかったか?

よいしょ

おやすみ

う~ん
痛っ

あっ

いただきます
(三人)いただきます

周作さん

鼻 どうかしんさったんですか?

えっ?

あっ いや

何じゃ 鼻血か?

若いのう ハハハハハ…

(サンのせきばらい)

ハハハハハ…

鼻血ですか?

違うわ

行ってらっしゃいませ
お気をつけて

おう
じゃ

おはようございます
おはよう

おう サチ おはよう
おはよう

あっ
あ?

嫌じゃ 鼻血?
あっ

ほうなんよ
はあ? 何よ そがなときだけ

(北條)うん?
「うん?」じゃなかろう

いやらしい
うわっ

何がじゃ

(北條)巻き添いじゃ

ええ天気じゃね
はい

ここは高いとこじゃけえ

空が近い気がします

へえ~

(タキ)おはよう
アッハハ

タキさん おはよう

おはようございます
はいはい 来ましたよ

ほれ
ありがとうございます

えっと…
すずさんじゃろ?

はい よろしゅうお願いいたします
ええ

悪いね いつも よろしゅうね

任せてちょうだい フフフフ

えかったねえ サンちゃん

こがあな かわいいお嫁さん
来てくれてえ

うん ほんまよう フフフ

うちゃあ また てっきり
あれかと思ったんじゃけどね

うん?
まっ こればっかりはねえ

(笑う二人)

あっ そうじゃ
すずちゃん これ回覧板ね

はい
ほんで 今から配給あるし

隣組 集まるけえ 一緒に行こ

えっ あっ

お願いいたします
はいはい うん

はいはいはい…

はい 行こ行こ行こ行こ
はいはいはいはい

じゃ 嫁さん 借りてくよ
サンちゃん

お手柔らかにね
はいはい

ほれ すずちゃん ほれほれ
はいはい

(タキ)
サンちゃんもかわいそうにね

元気で よう動く人じゃったのに

すっかり引っ込んだ人に
なってしもうてねえ

あっ あの畑はね

この辺りのみんなでやっとるんよ

へえ~

あっ じいちゃん

こちら 北條さんのお嫁さん

すずちゃん

どうも

気にせんでええよ 行こ行こ

すずちゃん ほらほら 行こ行こ

はいはい すずちゃん連れてきたよ

はいはいはい
あっ どうも

北條すずと申します

えっと 忙しいし時間もないけえ
一気に紹介するけえね

はい
はい はいはい

これが私の娘・幸子

うちには亭主と
この子の兄がおってね

で こっちが堂本さん

美津さんと お嫁さんの志野ちゃん

ここんちは おるんかおらんのか
分からんような旦那と息子

志野ちゃんの旦那ね
その息子は今 出征中

で この人は知多さん
名前はハルさん

え~ 旦那と息子
息子はね 仕事で広島で暮らしとる

そんだけかな はい そんだけ

あっ あと
堂本さんとこのじいちゃん

さっき会うたでしょ
はい

あっ 皆さん
よろしゅうお願いいたします

(ハル)よろしくね
よろしく

はい
まっ これがまあ 大体の

隣組の上班

色々 協力し合うてやっとるけえね
はい

あっ じゃ 配給の準備
志野ちゃん お願いね

(志野)お嫁さん同士
仲良うしましょうね

嬉しい
嬉しいです

よろしゅうお願いいたします
色々教えてください

うん
悪いね お嫁さんじゃのうて

色々教えてあげられんで
いえ

嫌みなんじゃけど

(笑いだす志野)

あっ すずちゃん ほいじゃやろう
はい

よろしゅうお願いいたします
次 二人です

<そんなわけで兄上様>

<隣組の皆さんとも
仲良くなりました>

<ありがたいです>

♬~夜になった カラス

♬~空になれぬ ウサギ

♬~水になりたかったのに

♬~野に咲く 花たちよ

ちょっと すず
何ね そのへっぴり腰は

すんませ~ん

フフフ…

楽しみじゃねえ
うん

カブは早いけえね 育つの

まっ ちいとは腹の足しになるしね
はい

お茶にしようか

ええね
ええですね…

ほうですか

手紙 来んのんですか
うん 全然

こっちからの手紙
届いとるんかね

ほうですねえ うちの兄からも全然

まあ あの人の場合 そもそも
手紙を書くとも思えんのですが

そうなん?
はい

どんな人なんですか?
志野さんの旦那様は

う~ん

どう言うたらええんじゃろ

ええ人よ 優しいし真面目

ちょっと無口かもしれんけど
口下手いうか

ほう
ちょっとどころじゃないよ もう

へえ~

ほいじゃけど
優しいとこあるんよ

あっそう 勝手にしんさい

幸子さんは
どんな男の人が好きなんですか?

えっ?

(むせる)

どしたんですか?

あ… あのさ すず

ここに来て
1カ月くらいたつ よね?

全然気がつかんかった?

何をですか?

鈍感 夫婦そろうて鈍感

えっ?
幸子ちゃんは

ずっと周作さんのことが
好きじゃったんよ

ほいで いつかお嫁さんになりたい
と思うとったんよね ずっと

ほいじゃけど
周作さんは全然その気のうて

近所の妹みたいに
思うとったみたいで ねっ

ほうほう
何か楽しそうなんじゃけど

そがあなこたあないよ

え~っ
こっちが え~っ じゃ

ほいじゃ何? すずは うちのこと
何じゃと思うとったん?

単に いっつもツンケンしとる
いなげな女?

はい
はあ?

え~っ

じゃあ 何かすみません うち…

え~っ

おかしゅうないけど
すみません

(幸子と志野が笑う)

何?
何?

いやいや すみません

あっ それは…

あの 立たんでください

あ… 下の引き出し

下 はい すみません

お義姉さんですか? これ

フッフフ うん

お義姉さん かっこいいですね

ああ 子供の頃から

シャレっけ いうんかね

新しいもん好きで

言うこと全然聞かん子でねえ

結婚相手も
自分で勝手に決めてきたんよ

へえ~ 進んどってんですねえ

そうなんかねえ

まあ 何でも勝手に
自分で決めるけえ

楽じゃったけど
はあ

はっきりしとるけえね

嫌なもんは嫌

へえ~

周作のほうが
もの言わんけえ

何考えとるか
分からんところはあるね

はあ

まあ 男の人は
大抵そうじゃね

大事なことは口にせんけえ

分からん

なるほど

この頃が一番
幸せじゃったんじゃないんかねえ

旦那も生きとったし

好きな服も着れとったし

それがねえ

何でじゃろうねえ

口は悪いけど

優しい子なんよ ほんまは

すずさんにも

きついかもしれんけど

こらえてやってえね

いえ とんでもないです はい

風が強いねえ

ですねえ

春の嵐いうんかねえ

はあ

あっ お母ちゃん
(タキ)うん?

径子さんじゃ 晴美ちゃん連れて
えっ?

おお ケンカして出てきたね
あの顔は

えっ 晴美ちゃんだけ連れて?

息子は渡さんじゃろ
あちらさんも

タキさんの思うたとおりよ

やっぱり

どう? 周作の嫁

えっ ああ うん 頑張っとる

そう

何かねえ ぼんやりしちょるよねえ

まあ はっきりは しちょらんよね
そうようなこと

もっと早う
こうしとりゃあよかった

そしたら周作も
あがあな嫁もらわんで すんだのに

ねっ サチ
えっ?

あっ じゃ かなりしばらく
おることになるけえ

また ゆっくり
はいはい

じゃあね じいちゃん

(径子)ただいま

お義姉さん

まだ おったん?
へっ?

ん…

はあ~ 冴えん

えっ?

冴えんなんて お義姉さん お米は
きょうび貴重品じゃないですか

冴えん言うたんは
あんたのことじゃけど

ありゃ

何ね
その継ぎはぎだらけのモンペは

みっともない

すみません 今 こんなもんしか…

恥をかくのは
この家と周作なんじゃけえね

すみません

なかったら作れ
今すぐ

はい
どしたん?

お母ちゃん 聞いてえや

聞くけど

晴美
(晴美)えっ?

おとなしゅう
しとらにゃあいけんよ

その米は土産とは違うけえ

うちと晴美の分じゃけえ

(サン)どしたん? 一体
(径子)どうもこうもないわ もう

絶対帰らんけえ あがあな家

う~ん

作れと言われても

はあ~

すずです よろしくね

黒村晴美です よろしくね

いくつ?
じき6歳になります

ほう
(サン)もういっぺん

話し合うてみたら?
(径子)嫌よ 顔も見とうない

(サン)あ~ よいよ

裁縫は得意?

うちも 苦手

でもね ここに お嫁に来る前に

ばあちゃんの特訓 受けたんよ

《(イト)
下手じゃねえ すずちゃんは》

《分かっとるよ》

《(イト)でも やるしかないんよ
嫁に行くんなら》

《はあ~》

《下手でもええ》

《大事なのは 大切にすること》

《これからは 今よりも》

《もっと物を大事にせにゃあ
いけんようになる》

《もっとね》

《じゃけえ 切れ端一枚》

《ひもの一本も》

《大切に大切にすることじゃ》

《出来栄えは不細工でも構わん》

《だんだん慣れる》

《うん》

《フフッ》

《うん うん》

よいしょ

あんまり上手じゃのうて悪いけど

はい
ありがとう

どういたしまして

お母さんは上手?

う~ん

あんまりやらんけど

うまいよ
ほう

(柱時計が鳴り)
あっ そろそろ配給 よいしょ

配給の時間?

はい
私が行くけえ

えっ?
(径子)切符と財布

はい

すずさんにもろうた

そう
うん

ありがと

いえ

ほら 行くよ
うん

(ため息をつく)

(ため息をつく)

(玄関が開く)

お帰りなさい

しけとるねえ 配給

はあ

私やる
えっ?

いや でも…
ええけえ 私がやるけえ

晴美 手伝うて

じゃあ お願いいたします

2つに折って

(サンと径子の笑い声)

(径子)ほんまに?
(サン)ほんまよ

(晴美)うちもやりたい
(径子)ダメよ こぼすけえ

(サン)できるよねえ
(晴美)うん

ただいま

(径子・晴美・サン)お帰り

姉ちゃん 来とったんか

おっ 晴美 元気じゃったか?

うん
「来とったんか」じゃない

「帰っとったんか」が正解じゃね

うん?
お帰りなさい ご苦労さまでした

うん

(北條)にぎやかでええのう

そうじゃねえ

ほうですねえ
にぎやかで おいしいです

ねっ

おいしい
フフフッ

フフフ…

一応 報告しとくけど

どしたん?

離縁するわ 私

えっ?
何で?

何でも

ほうか

このまま戻らんってことか? もう

そうはいかん 今回は

久夫 連れてこれんかったけえね

冗談じゃない

うちが産んだ子じゃ
連れ戻しに帰る

はあ

(径子)そういうことじゃから

よう考えたら

そもそも
お母ちゃんの具合のことがあって

周作には結婚してもろうたけど

私が ここにおるんなら

嫁に来てもらうのを
せく必要はなかったねえ

何 勝手なことを

すずさん
はい…

あんた 広島に帰ったら?

姉ちゃん 何 言いよるんな

そうじゃね
母ちゃん…

いっぺん
ちょっと帰ってきたら 広島に

たまには ええんじゃないん
帰ってきたら

径子もおってくれるんじゃし なあ

そうじゃのう
皆さんによろしゅうな

すずさん 羽伸ばしてきたらええ

いや うちが言うとるのは
そういう帰ればじゃないけど

ほんまですか?

えっ?

ありがとうございます お義姉さん
えっ?

そうさせていただきます
(北條)ほうか

(径子の苦笑い)

うん これ おいしいですね

うちが作ったけえねえ

うん

(径子)そういう
帰ればじゃないんじゃけど…

のう すずさん

無理して帰ることないで

わしが姉ちゃんに…

(キセノ)すず

すず

(浦野)どしたん?
いや…

苦労しとるんじゃろうねえ

どしたん?

ううん

すず!

いつまで寝とるんね

帰ってきてから ずーっと

(キセノ)そりゃあ
帰らされたんじゃないん?

暇を出された
いうことじゃないん? すず

さあ どうじゃろ

まだ ひと月しか たっとらんのに
何やっとるんじゃ まったく

あの義姉さん ひどいんじゃないん
腹立つわあ

ほうよね
悪い人じゃないんよ

大変なんよ お義姉さんも
はあ?

うちが おらんほうが
のびのびしてんじゃないかな

思うたけえ ほいじゃけえ

じゃけえ言うて
あんたが実家に帰ってどうするん

どうするん言うたって

分からん

離縁か

え~っ

周作さんは?

帰ることないって
言うとったけど

何ね 頼りないねえ

そがあなことはないよ
はあ?

まあええ とりあえず
2~3日 ゆっくりせえ

それから考えりゃええ

うん

これ全部 千人針か?

うん あっ
あとで お姉ちゃんもやってえね

うん 分かった

多いねえ

ほうじゃねえ

すず 要一にハガキ出したんか?

うん 何べんか出したよ

でも まだ何も返ってこん

遠いけえ 時間かかるんじゃろ

お兄ちゃん 筆不精じゃしね

うちにも返事来んよ
ほう

ごめん 帰ってきて

アホ 心配しとるだけじゃ

食え
食べんさい

うん

すみちゃん
うん? 何?

挺身隊はどんな?
工場行っとるんじゃろ?

うん だいぶ慣れたよ

危ない仕事なん?

まあねえ

ほいでも
のりの仕事ほど寒うないしね

ええこともあるよ
ええこと?

うん 美男子の少尉さんが

お?

こっそり食堂の食券くれたりね

おお ホホホホッ

相変わらずモテるねえ
すみちゃんは

お姉ちゃん
うん?

お嫁さんは大変?

う~ん

ほうでもないけどね
嘘~

何で?
じゃって…

うん?

じゃって…

うん?

寝よ
えっ?

すみちゃん?

ハゲ できとるよ

えっ?

え~っ!

みんな 出かけてしまうんじゃねえ

当たり前じゃ
この非常時に お前だけじゃ

お母ちゃんも?
ほうよ

婦人会の内職 忙しいんよ

すんませんね

すず
はい

小遣いじゃ たまにゃ

町でも行って
好きなもんでも買うたらええ

ええよ
ええけ

とっとけ

ほいじゃあの 行こうか
うん

じゃあね
じゃあね

ありゃ

はい
ありがとうございます

う~ん

《(キセノ)
すずの大好物じゃもんねえ》

《(浦野)そうじゃのう》
《(キセノ)喜ぶわ》

《ほうですか》

《うちら
どっかで会うたんですか?》

《会うたで》

《えらいこまい頃にの》

《う~ん》
《う~ん》

《何で諦めとるんですか?》

《こんなん納得できん》

《何とかせんと》

《お前のおかげじゃ》

《わし 諦めとったけえ》

《ありがとのう ウラノスズ》

《すずさんは》

《わしに力をくれるけえ》

《あんたと
一緒に生きていきたいんじゃ》

《よう来てくれたのう》

ただいま

すず~

あれ? おらんの?

「かへります」か

頑張れ すず

晴美 いつまで
はぶてとるんね?

早すぎたかねえ

帰ってきたん?
とか言われそうじゃねえ

ありゃ

よう すずさん

お帰り

どうも

えかった 帰ってきてくれて

ほうですか?

ああ 明日迎えに行こう思いよった

えっ?

何じゃあ
うん?

じゃ 待っとればよかった

うん?

何でもないです

悪かったのう

はっ
どしたん?

どうもせんです

おっ 見てみい

巡洋艦じゃ
ほう

ありゃ 愛宕

摩耶かのう

向こうは駆逐艦

雪風じゃろうか

こっちのんは 両方とも輸送船で

ほれ めじろが飛んどるで

はあ

あれじゃ あれ
見よります!

おお
えっ?

すずさん 見てみい!

ありゃ 何ですか?

ありゃ 大和じゃ すずさん

大和…
ああ

よう見ちょってくれ

あれが東洋一の軍港で生まれた

世界一の戦艦じゃ

大きいですねえ

大きいのう

こまいこと気にするの
アホらしゅうなってこんか?

はあ

お帰り~!

大和~!

お帰り~!

すずさ~ん!

はっ

ああ…

すずさん 大丈夫か?

はい

あっ ハハハハ…

泥だらけじゃ

あっ

しもうた

気にせんほうがええよ
えっ?

気にすると
大きゅうなるけえ

ハゲは

気づいとりましたか

お帰り

ただいま

立派じゃのう

ほうですねえ

(佳代)見てたんだよねえ
ここからの眺め

すずさんも
(江口)まあ そうなんだろうね

だいぶ違うんだろうとは思うけど
その頃とは

そっか

あっ でも海はね よっ

そんなにはね
変わってないんじゃないのかな

フフッ ありがと

優しいね

本気なの?
本気でここで暮らすつもりなの?

うん あの家をさ 改造して

カフェとか民宿にするとか

どうかな?

いや どうかなって

そんなに嫌なんだ?
つらいんだ?

自分のいる場所

うん

ダメ?

俺は そういう逃げるみたいなの
好きじゃないけど

≪水原
(水原)うん?

日本に戻ったら どうするんじゃ?

どうするって?

好きな女とか
会いたい女とかおらんのか?

好きな女は
嫁に行ってしもうたらしいわ

≪そっか

(リン)
ありがと また来てつかあさいね

おう

≪おい 北條!

≪北條 ちいと待ってくれ

すずさんと
あいびきしよう思うての

(径子)恋してしもうとる
ってことなんじゃね 周作に

キャッ

あんとき結婚せんで
えかったんかもねえ

(幸子)好きになった人がおって
当たり前じゃろ

(径子)晴美!
(晴美)うちは ええんじゃね

(径子)バカじゃねえ

しょせん代用品です

(空襲警報)

うわ~!

勘弁してやってください
生きては帰れんかもしれんのです

水原さん
お前に会いに来たに

決まっとろうが わしが死んでも

ずーっと この世界で

普通で まともでおってくれ

(リン)誰でも何か足らんくらいで

この世界に居場所は
のうなりゃせんよ

すずさんを選んで
幸せじゃ思うちょる

忘れません 今日のこと 絶対

貴様 何をしとるか!
すず あんた どうしたん?