ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

植物男子 ベランダー 第11話 田口トモロヲ、中村ゆり… ドラマの原作・キャストは?(見逃した方はネタバレ注意)

『よるドラ 植物男子 ベランダー(11)「“遠い日の花火”の巻」』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 植物
  2. モミジ
  3. 暑い
  4. 盆栽
  5. 見て
  6. 自分
  7. 青年
  8. 存在
  9. 一緒

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『よるドラ 植物男子 ベランダー(11)「“遠い日の花火”の巻」』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

(セミの声)

♬~

<暑い。 それにしても暑い。

エアコンが壊れ 部屋が
電子レンジの中みたいな状態に

陥ってしまった。

 

都会の片隅のベランダで植物の生育に一喜一憂する孤独な中年男ベランダー(田口トモロヲ)の生態を植物知識を織り込みつつコミカルに描くドラマ。今回のゲストは染谷将太

詳細情報
番組内容
あまりに暑いのにクーラーが壊れたので、修理の間、男(田口トモロヲ)は下町へ。道端に植物を置いているかれんな女性(中村ゆり)に一瞬心奪われたりしつつ町を歩くと、路上に植物を並べている不思議な雰囲気をもつ青年(染谷将太)がいた。以前から気になっていた青年だ。男は青年のもっていたモミジにくぎづけになってしまい、それを買おうとするのだが…。やがて男はあの強烈な先輩、茂木梅吉(松尾スズキ)を呼ぶことに。
出演者
【出演】田口トモロヲ中村ゆり小林竜樹谷内里早,渋谷さゆき,松尾スズキ染谷将太
原作・脚本
【原作】いとうせいこう

 

俺は 冷凍食品か!

…と叫んだところで
涼しくなるはずもない。

それで 修理をしている間
俺は散歩に出かけたという訳だ。

俺は この機会に

街なかの植物の状況を
観察しようと試みた。

そうした使命を 自分に課す事で

暑さという現実を
忘れたかったのだ>

暑くない?
暑い。

あっ アイス売ってるじゃん。

あっ!

(2人)あっ 痴漢のおじさん。

そんな… 痴漢じゃありませんよ!

じゃあ ここで 何してたのよ?

女の子を物色してたんでしょう。
物色なんて そんな…!

それより 君たち
その服装は 何?

いくら暑いからって
肌が出過ぎ!

あっ また 嫌らしい目で見てる。
この変態!

へ… 変態って!

あっ! ア… イス~!

♬~

♬~

<たまには こうして

ベランダの植物どもと 距離を置くのも
いいものだ。

始終 一緒に暮らしていると

お互いの悪いところばかりが
目につき

出会った当初の新鮮さを
見失いがちだからだ>

♬~

<街を巡ると 家の前に
鉢を置いている光景を見かける。

下町に多いケースだ。

俺は それを路上派と呼び
勝手に親しみを感じている。

以前は それを ささやかな自慢と
解釈していた。

しかし 考えてみれば
俺も 無意識に

きれいな花を ベランダの最前線に
配置していた。

植物どもは 突如として
生の供宴を開始し

短い時の中で散っていく。

俺たちは
そんなやつらを前にして

自分だけでは 存在の重みが
釣り合わないと考える。

一人の人間では
この奇跡を受け止めきれない。

そう感じるからこそ
他者の目に 花をさらすのだ>

<俺は 路上の植物たちに
夢中になるあまり

気が付くと 知らない路地に
迷い込んでしまった>

♬~

こんにちは。
あ… ど どうも…。

こんにちは!

暑いですね。
そ… そうですね。

お散歩ですか?
あ… ええ まあ。

<行きずりの女性にまで
動揺してしまうとは…>

(小声で)近づいちゃったりして…。

<俺は そんな みっともない自分を
ごまかすべく

植物の事について話しかけ
冷静さを保とうとした>

花 お好きなんですか?
はい。

僕も好きです。

あ はい。

えっと え~ これは…。

<初めて見る花だ。

しかし いきなり知らないでは
あまりにも かっこ悪すぎる。

俺は いかにも知っている体で
その場をしのぐ作戦に出た>

確か これは え~…。

アプテニアです。
あっ。

ええ アプテニア。 はいはい。
原産は 確か…。

え~っと インド。
あっ そう インド。

…じゃないや。
あれ あの~ 南アフリカです。

ですよね。

僕も 南アフリカじゃないかなって
思ってたんです。

ハッハッハッハ。
フフフ。

<どうやら うまくいったようだ>

♬~

随分 多いですね。

お花屋さんやるのが 夢なんです。

お一人でですか?
いえ 主人と2人で。

あ~ そうですか。
ご主人と。 ハッハッハッハ。

なので 今 2人で働いて
お金ためて

来年辺りには
お店 出せそうなんですよ。

そうですか。 それは よかった。

あっ ありがとうございます。

どうして お花屋さんを?

あの… 心が きれいに
なりたいんだったら

たくさん
きれいなものを見なさいって

小さい頃から
両親に言われてまして。

それに

つらい事があると 嫌な事ばっか
考えちゃうじゃないですか。

だから お花に囲まれてたら
人に優しくできるかなって。

それに きれいな花は
たくさんの人に見てもらって

育ててほしいですから。

♬~

あ…。

ご主人 いらっしゃるんですよね?

はい。
はい。

お気を付けて。
はい。

<俺は 丁寧に挨拶し
その場を後にした>

♬~

(風鈴の音)

<「心をきれいに」か…>

♬~

♬~

<それにしても この暑さ
どうにかならないものか。

すると 俺の目の前に
銭湯が現れた>

<暑い時に 熱い風呂に入る。

これこそ 最高ではないか>

こんにちは。 1人。

あっ。

どうも。
約束 覚えててくれたんですね。

や… 約束?

言ってたじゃないですか
こないだ。

一緒に サウナ行きましょうよって。
えっ?

<ま… まずい。
これでは 勘違いされてしまう。

いくら イケメンで
細マッチョだからって

俺は 男に興味はない。

なんとか 切り抜けなければ…>

立花君 サウナ 行ってて。

僕 コーヒー牛乳 先に飲む派だから。

そうですか。
じゃあ 待ってます サウナで。

♬~

やっば!
あ… 急用 出来たんで。

やっば!

やっば!

やっば! ギリギリ セーフ!

<花の名前が付いた名曲たち。
今回は この曲です>

♬~

♬「忘れはしないよ 時が流れても」

♬「いたずらなやりとりや」

♬「心のトゲさえも
君が笑えばもう」

♬「小さく丸くなっていたこと」

♬~

♬「かわるがわる のぞいた穴から」

♬「何を見てたかなぁ?」

♬「一人きりじゃ叶えられない」

♬「夢もあったけれど」

♬「さよなら
君の声を 抱いて歩いていく」

♬「ああ 僕のままで」

♬「どこまで
届くだろう」

♬~

<街には 路上派から派生した

ネオ路上派ともいうべき存在が
たまにいる。

ミニ観葉植物や
小さな鉢植えを売る輩の事だ>

<俺には 以前から気になっている
ネオ路上派の青年がいた。

いつもは 遠目から
見るだけであったが

もっと間近で
植物を見たい

…という衝動を 今日の俺は
抑える事ができなかった>

<ふと見ると ひときわ
俺の目を引く植物がいた。

モミジである。

糸のように細い茎に
緑の葉。

しなやかな枝に宿る
確かな生命。

俺は 即座に 欲しいと思った。

小さいながらも
凜とした たたずまいに

俺は すっかり
魅せられていたのだ>

こんにちは。

こんにちは。

いつも ここで
店 出してますよね?

はい 時々。

お店じゃないんですが。

えっ 店じゃない?
じゃあ なぜ ここに?

人や植物が存在するのに

理由が必要ですかね?

ここに並べているのは
売り物じゃありません。

見てもらってるんです
歩いてる人たちに。

見て?

<ただ見てもらうためだけに
こうして並べているとは…。

まさに 路上派のヌーベルバーグ。

とはいえ 俺も 都会のベランダー。

ここで
引き下がる訳にはいかない>

♬~

このモミジ 譲って頂けませんか?

売り物じゃないんで。

そこを なんとか。

♬~

駄目ですか。 分かりました。

大事にしてくれますか?

えっ?

大事にしてくれますか?

もちろんです。
でも どうして?

僕にも分かりません。

ただ あなたには
譲ってもいいような気がして。

植物を見る目が
ほかの人と違ってたから。

ありがとうございます。

おいくらですか?
お金は いいです。

いや…
でも こちらの気が…。

いいです 本当に。
でも…。

大事にしてやって下さい。

♬~

<彼は
いつまでも見送ってくれた。

その表情は
どこか寂しげであった>

♬~

<譲ってもらったものの
もし 枯らしでもしたら

彼の純情を踏みにじる事になる。

俺は かつてないプレッシャーを
感じていた。

選ばれし者の恍惚と不安。

2つ 我にあり>

<いい加減な世話がモットーだとはいえ
今回だけは その戒律を破り

俺は 丁寧に世話をした。

…はずだった>

♬~

<何日かたつと
モミジに 異変が起き始めた。

透明感のある緑の葉から
不穏な斑点が出てきたのだ。

いかん。 何かが起きている。

だが 俺は オロオロするばかりで

どうしていいのか分からない>

<どうやら
あの人に相談するしかなさそうだ>

やあ どうも どうも。
ごきげんよう

いや 珍しいね
君の方から連絡くれるなんて。

はい これ どら焼き。
ああ ありがとうございます。

実は 困った事が起きまして…。
何だね? 一体。

モミジの事なんですが。

モミジ。
そうか! ついに 君も…。

あ いやいや…
そうじゃないんです。

とりあえず 見て下さい。
はい はい。

せかすな せかすな せかすな。
ハハハッ。 ついに 君もね…。

いやいやいや…。 せいて せいて!
はい はい!

う~ん これは…。

はい。 最初は
元気だったんですが…。

君 これ ここに
ずっと置いてたのかね。 はい。

まずいよ それは 君。
半日陰は いいとして

もっと 風通しのいい所に
置いてあげないと。

すいません。

水やりは どれぐらい?

1日に 2回くらい。

辛いな~。

えっ
どら焼き 辛いですか?

君は 何を言ってるんだ。
ええ?

辛いっていうのは
水やりの回数が少ないっていう

盆栽用語だよ。
もっと多く あげないと。

モミジは 水を好むんだよ。

そうなんですか。 すいません。

これは… うどんこ病だね。

えっ うどん食べたい?
このタイミングで?

君は 何だい。
今日 ずっと ボケ続けないと

誰かに 殺すとか
言われてんのかね。 違うでしょ?

うどんこ病っていうのは

うどん粉みたいに
葉や茎が白くなる症状の事だよ。

放っとくと
光合成ができなくなって

枯れちゃうんだよ。
まだ初期段階だから

その葉は
ちぎって捨てなさい。

ありがとうございます。
先輩… 何か いつもと違う!

♬~

僕を見くびらないでくれたまえ。

僕が 何年 エア温泉で我慢して

盆栽なんかの…。
ぼぼ… 盆栽なんかじゃない!

盆栽の世話をしてきたと
思ってるんだい。

盆栽は いい…。

そうか…。
盆栽は いいよぉ~。

光合成できなくなっちゃうんだ。
そうか。

触ってるんだったら
葉 ちぎんなさいよ。 そうですね。

そばこ病ってのも あるのかな?
ないですよね?

ちぎんなさいよ!
あ~ はい はい。

<俺は 早速 風通しをよくし

斑点がついた葉を取り除き

水やりの回数を増やした。

このままでは
あの青年に 顔向けができない>

<あれから 何日か たって

残された葉に
緑色が戻ってきた。

そのうち こいつは

自分が どんな木として
生きるのかを示し

葉を しなやかに広げる事だろう>

<こいつは 自らの意思で

一緒に生きる事を
選んでくれたのだ>

♬~

はあ はあ はあ はあ はあ…。

♬~

<翌日 俺は
あの青年に会いに行った。

モミジが無事である事を
報告したかったのだ>

♬~

<しかし 彼の姿はなかった>

<まるで
最初から いなかったかのように>

♬~

<あの青年が どこに行ったのかは
分からない。

俺は俺で 植物という存在の
耐えられない重さを

今 ひしひしと感じている>

<愛情がなければ 育てられない。

だが 愛情だけでは 育てられない>

<悔恨の情と喜びは
いつも隣り合わせだ。

植物を愛するという事は
きっと そういう事なのだ>

(花火の音)

♬~

♬~