ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

刑事7人 第2話 東山紀之、田辺誠一、倉科カナ… ドラマの原作・キャストは?(見逃した方はネタバレ注意)

 

『刑事7人 #2/7年前から届いた殺害予告―3億円事件に隠されたもう1つの真相』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 松原
  2. 野崎
  3. 息子
  4. 天樹
  5. 青山
  6. 松原祐二
  7. 年前
  8. 事件
  9. 鳥塚
  10. 真一郎

f:id:dramalog:20180718222038p:plain

『刑事7人 #2/7年前から届いた殺害予告―3億円事件に隠されたもう1つの真相』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

(天樹 悠)過去の事件を
過去完了形にしてはいけない。

(青山 新)
松原は 7年前の2011年5月

現金輸送車を拳銃で脅し 襲撃。

 

7年前の“3億円消失事件”を追う天樹(東山紀之)だが、秘密を知る犯人が突如殺されてしまう。さらに、捜査をかく乱する怪文書がマスコミにバラ撒かれ…?

詳細情報
◇番組内容
2018年夏、スペシャルチームが再集結。東山紀之主演ドラマ『刑事7人』待望の第4シリーズが遂にスタート!仲間の裏切りという衝撃的終末から1年後。「刑事資料係」に飛ばされた天樹(東山紀之)ら7人が、再び…!
◇出演者
天樹悠…東山紀之
海老沢芳樹…田辺誠一
水田環…倉科カナ
野々村拓海…白洲迅
山新塚本高史
片桐正敏…吉田鋼太郎
堂本俊太郎…北大路欣也
◇脚本
寺田敏雄
◇監督
及川拓郎
◇音楽
吉川清之
◇スタッフ
【エグゼクティブプロデューサー】内山聖子テレビ朝日
【プロデューサー】三輪祐見子テレビ朝日)、和佐野健一(東映)、井元隆佑(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/keiji7_04/
☆Twitter
 https://twitter.com/keiji_7nin

 

銃刀法違反
強盗と殺人未遂の罪で

懲役10年の実刑判決を受け 服役。

模範囚だったため 昨日 仮釈放。

その後 立ち寄った喫茶店
保護司に暴行し 逃走。

(片桐正敏)我々7人が

専従捜査チームとして
結成される事となりました。

(青山)えっ!?

松原祐二が
死体で発見されました。

(海老沢芳樹)重要参考人として
朝一番で任同をかける。

(野々村拓海)
違う…。 これも違う!

うーん…。

(野々村)ん? はあ…。

(片桐)おい 拓海。
何やってんだよ?

(野々村)何者かが
出版社にばらまいた あの怪文書

「松原は殺人者 殺されて当然」。

松原は 何か
まだ立件されていない別の事件で

殺人を犯している可能性が
あります。

なので 過去10年にさかのぼり

未決の殺人事案を洗い直すんです。

(片桐)それ
天樹に頼まれたのか?

いえ。 僕のほうから
天樹さんに進言しました。

ああ そう。
で 天樹 なんて?

「じゃあ そっちはよろしく」って。
フッ…。

うん…。 天樹が

「じゃあ そっちはよろしく」
って言った時は

その事に関して
ほとんど興味がない時なんだよね。

…えっ?

で 天樹は? どうした?

いや なんか…
「ちょっと出てきます」って。

「ちょっと出てきます」か…。

あいつ
なんか つかみかけてんな…。

ええ~!?

(セミの鳴き声)

(携帯電話の振動音)

はい。

(青山)ああ 天樹さん。
何やってんすか?

高野みさきの事情聴取
結構 佳境に入ってきてんすけど。

(水田 環)あなたの会社が
急成長したのは 2年前。

その頃 服役中だった松原祐二と
接見を重ねていた あなたは

彼が強奪した現金3億円の
隠し場所を聞き出した。

その金を横取りして
使ったんだろ。

それを知られちゃまずいから
出所してきた松原を殺害した。

隠してあったジュラルミンケースも
その場に捨てた。

松原祐二殺しの件
一気に解決かもです。

そう。 じゃあ そっちはよろしく。

えっ?

おい 天樹さん 興味なしかよ…。

♬~

あなたのアリバイを調べました。

松原祐二が殺害された
一昨日の午後8時から10時の間

あなたの会社では

新作のレセプションパーティーが
行われていた。

しかし あなたは
会場にいませんでしたよね。

複数の社員が証言しています。

その時間帯
どこで何をしていましたか?

♬~

(高野みさき)言いたくない。

説明できないの?

プライベートな事だから…。
聞こえない。

プライベートな事だから!

♬~

やってません…。
私 やってません!

(ノック)
(刑事)失礼します。

あの 高野みさきさんの
身元引受人だという人が…。

身元引受人?

(野崎勇一郎)どちら様ですか?

突然に失礼します。
天樹と申します。

あっ…。

さあ どうぞ。 お掛けください。

失礼します。

病院に行かれてたんですか?

ええ。 リウマチでね。

もう何年も前から難儀してますよ。
ハハハハ…。

(野崎)さあ どうぞ。

どうぞ お構いなく。

7年前の事件の事ですか?

その時の犯人が殺されたって
ニュースで…。

そうなんです。

7年前 そいつが撃った拳銃で

たまたま そこを通りかかった
息子が怪我を…。

(野崎真一郎)あっ! ああっ…。

(天樹の声)
走り高跳びの選手でいらしたとか。

ええ。

でも その怪我のせいで
息子は現役を引退しました。

現在は 確か 選手兼コーチで
海外に行かれていると。

ええ。 ハハハハ…。

向こうで頑張ってますよ あいつ。

海外は どちらに?

東南アジアのほうの国を
いろいろ 精力的に回ってます。

不運の怪我から立ち直られた?

ええ。 あいつは この
心の強い奴ですからね。

そういうふうに育てましたから。

今日は どのような?

ええ。 ご存じのとおり

7年前の事件で
服役しておりました松原祐二が

仮出所後
何者かに殺害されました。

我々は 事の真相は
7年前の事件にあると にらみ

事件当時
現場に居合わせた方々から

もう一度 お話を…。

ああ… いや 息子は 当時

たまたま
そこを通りがかっただけで…。

実は 出版社に宛てて
不可解な文書が…。

「松原は殺人者 殺されて当然」。

でも これは おかしいんです。

7年前の事件で
松原は殺人を犯していません。

なのに 松原は殺人者だと。

はあ…。

息子さんに手紙を?

あっ ハハ…。

ええ。 私 携帯とかパソコンを
持っておらんのですわ。

ハハハハ…。

息子さん 帰国の予定は?

はあ~… さあ どうでしょうね?

まあ できる事なら

私のほうが
向こうに行きたいぐらいです。

ハハハハハ…。

(鳥塚栄介)
野崎さん いる? 上がるよ。

(野崎)ああ どうぞ。

(鳥塚)カミさんがさ
煮物作ったから持っていけって。

ああ… どうも。
ああ!

じゃあ 今日は
この辺で失礼します。

どうも ご苦労さまです。

よろしいんですか?
はい。

地域のね
一人暮らしのお年寄りの所には

1日1回だけ
顔を出すようにしているんです。

生存確認ってやつです。

生存確認…。 へえ~。

そういう事もされてるんですね。
ああ ハハハ…。

この界隈も お年寄りの多い街に
なりましたからね…。

あっ 昼ご飯 まだなんでしょ?

よかったら どうですか? 一緒に。
ハハハハ…。

あいつら…。

午前中だけで 2件

近くのコンビニで
万引きがあったらしいんです。

あいつら 常習なんです。
おい お前ら!

(鳥塚)おい… おい! 待て!

♬~

まいたか?
なんだよ…。

交番 行こうか。

行ってたまるかよ!

オラッ!

♬~

イタタタ… 離せ! クソッ!

手錠 持ってなかった。

動くと もっと痛いよ。

(鳥塚)駄目じゃないですか
刑事さんが 手錠忘れちゃ。

いや… 普段から
持ち歩くもんじゃないんです。

天樹さんとはね もう一度
話がしたいと思ってたんですよ。

さあ どうぞ 食べてください。
ありがとうございます。

で 何か 事件の事で?

天樹さんね 私ら
地元の有志が集まって

地域の安心 安全のために
日々 頑張ってるんです。

この街を
もっともっと住みやすい

安心して暮らせる街に
したいんです。

警察のご協力を頂いて

なんか もっと
世に貢献できる事って

ないですかね?

それは立派な志です。

ありがとうございました。
今日は失礼します。

あっ そうですか…。

あの…
松原って男が殺された件ですが

あの公園は 真っ昼間でも
人目につきにくいんです。

犯人は それを知っていた可能性が
あります。

なるほど…。

ニュースで見ましたけれど
空のジュラルミンケースも

その近くで
見つかったんですよね?

ええ。

犯人は この地域に
土地勘のある奴じゃないかって…。

それは貴重な情報です。
ありがとうございました。

(鳥塚)私らにできる事があったら
なんでもおっしゃってください。

事件解決のためなら
できる限りの協力をしますから。

ああ そりゃ 面倒くせえわ。

天樹くんが 変に あの自警団の
肩持つような事 言うから

増長しちゃってんのよ。
面目ない。

そんな事より 高野みさきの顛末。

ああ そうそう。

あのあと 大変だったんですよ。
どうした?

彼女の身元引受人だって人が
現れて…。

身元引受人?

誰?

パトロン

パトロン

要は 高野みさきのアパレル会社に
金を出してる相手。

という事は やはり 彼女は

松原祐二が隠した現金3億円を

横取りしたわけではなかった。
そう。

足しげく
刑務所で接見を重ねたが

結局 松原から 金の隠し場所は
聞き出せなかったらしい。

で どこで知り合ったんだか

あの お金持ちの老紳士に
色気で迫って 囲われて

会社の運営資金を
出してもらってたらしい。

要するに
彼女には 松原を殺す動機がない。

シロね。

とんだ見込み違いだった。

ここからが すごいんすよ。

彼女が ずっと 犯行時間のアリバイを
言おうとしなかった理由

なんだと思います?
何?

前の晩 クラブで知り合った
若い男と ホテルに。

ホテルに?
当然 そのパトロンさんは激怒。

資金の援助はストップ。
今まで出した金も全て回収。

行かないで パパ!
ごめんなさい!

離しなさい!

嫌だ…!

情けない話だよ。

かわいそうに…。
自業自得だから。

うわあ 女は女に厳しい~。
それ 偏見だからね。

(青山)えっ?
ええ?

ところで 片桐さんは?

ああ さあ…。 ここに来た時は

もう いなかったけど。
パチンコか ゲーセン?

おい…
それがマジなら 問題だぞ。

拓海くんは?

俺たちが来た時に 入れ違いで…
「ちょっと出てきます」って。

「ちょっと出てきます」?
あいつ なんか つかんだ?

天樹くんじゃあるまいし。

調べてほしい事があります。
野崎真一郎という青年の事です。

ああ。 7年前
流れ弾が足に当たって怪我をした。

父親の話によれば
今は 選手兼コーチとして

東南アジアの国を
転々としてるらしいんですが

所在を確認したいんです。

何か引っかかってるの?

あの父親 海外にいる息子に

よく手紙を書いて
出しているらしいんですが

テーブルの上に

Destination Unknown」という
スタンプの押された封書が

何通も重なっていました。

(青山)ん? デ… デスティ…。

宛先不明で返送されてきたって事。

(青山)えっ どういう事…?

とにかく 客観的に
息子の所在を知りたいんです。

(野崎の声)「父さんは 寂しいです」

「真一郎
帰ってきてはくれないだろうか」

(野崎の声)「また一緒に
暮らせないだろうか」

(笛の音)

駄目だよ。
歩きながらスマホ 駄目だよ。

車道も駄目だし。 はい。

駄目だよ。

野崎さん おはよう!

(野崎)ああ 鳥塚さん。

元気そうで ヘヘ…。
暑いね 今日。

あっ そうだ。

昨日さ 天樹さんっていう刑事さん
来てたでしょ。

どんな話 したの?

(野崎)
7年前の事件を調べ直すって。

真一郎くんの事は話した?

いや…。

そうだね…。 それがいい。

じゃあね。

♬~

(青山)あれ? いねえな。

東南アジア各国の大使館に
確認してみたけど

どこも 野崎真一郎の
所在確認が取れない。

そうですか…。

(青山)そりゃ
手紙出しても返ってくるわ。

出入国管理局に照会をかけた。
そしたら びっくりだ。

野崎真一郎は 出国どころか

これまで パスポートすら
取得した記録がない。

えっ? 海外なんか
行けないじゃないですか。

野崎真一郎は 日本国内に?

あの父親が嘘をついてた
って事になるね。

父親の偽装工作。

偽装工作?
どういう意味ですか?

野崎真一郎は
国内のどこかに潜伏してる。

潜伏って…。

父親は 警察捜査の矛先が
息子の真一郎に向かないように

偽装工作…。

真一郎が松原を殺す動機は…
ある。

動機?

自分の選手生命を絶った
松原祐二に ずっと恨みを…。

って事は
あの怪文書も 真一郎が?

でも 殺人者ってのは どうなの?
うん…。

選手生命を絶たれた。

(銃声)
(真一郎)あっ! ああっ…。

人殺しだけが殺人者ではない。

あの父親は 松原殺しが
自分の息子の犯行だと気づいて

かばおうとしている?

それは あり得るな…。

でも そこでわからないのは

今回 何者かによって遺棄された
ジュラルミンケースだ。

ああ… そうよ。

あの親子は 少なくとも

現金強奪事件には
関わっていないはず。

とりあえず 父親に任同をかけて
話 聞いてみるか。

(野々村)すいません!
思ったより時間かかっちゃって。

天樹さん やっぱり

過去の10年間の未決の殺人事案の
捜査資料の中には

松原祐二と関連していそうな
ヤマは 見つかりませんでした。

空振りでした。

そうか…。 ご苦労さま。

でも 転んでも
ただでは起きたくないんで…。

7年前 松原祐二が立てこもった
コンビニの防犯カメラは

松原に壊されて
映像が残ってないんで…。

僕の学生時代の友人に
ジャーナリストがいてですね

当時 彼が取材用に現場で回してた
ビデオの素材を DVDに焼いて

もらってきました!
(青山)あっ そう。

努力は認める。
でも もう 次の展開になってる。

へっ?

これは あとで
参考にさせてもらうよ。

あっ いや…。
ご苦労さまでした~。

あっ でも… これだけ!

これだけ見てください!
あっ これだ…。

流れ弾で怪我をした
野崎真一郎が

事件後 彼の独占取材の
インタビューに答えてます。

野崎真一郎が?
(野々村)はい。

「オリンピック
目指してたんですけど

もう無理です」

(男性)「犯人の松原祐二に
何か言いたい事はありますか?」

「何年先か知りませんけど

そいつが
刑務所から出てきたら…

殺します」

ああ…。
きたー!

7年前に殺害予告…。

野崎さん 本当は息子さんの居場所
知ってるんじゃないですか?

(ため息)

真一郎は 今は海外に…。

それは あり得ません。

息子さん
パスポート持ってないんです。

こちらで調べました。

「答えてください」

息子さんは… 真一郎さんは
今 どこにいるんですか?

(青山のため息)

まもなく
息子さんに逮捕状が出ます。

彼と連絡がつくのであれば
お父さんに説得してもらって

自ら出頭し 自供すれば
裁判での心証も変わるし

情状酌量も加味されますよ。

♬~

息子に… 罪はない。

(ため息)

お父さんね…。

野崎さんは お疲れのご様子だ。

今日のところは この辺で…。

♬~

僕 尾行って初体験です。

野崎を泳がせて
何か動き 見せるかな。

どうだかね…。

天樹さんの事ですから
絶対 何か つかみますよ。

♬~

(野々村)どこにも立ち寄らず
真っすぐ帰宅しちゃいましたね。

あのシューズ 真一郎のですかね?

(ため息)

♬~

猫か…。

〈2011年5月20日

現金強奪事案発生後の
午後2時半頃

杉並区稲森町の路上で
猫の面をかぶった男に

警ら中の巡査が
職質をかけようとしたところ

逃走〉

おい…!

待て コラ!

なんで 猫のお面なんか…。

馬鹿じゃねえの?
そんなの 余計 目立つっしょ。

確かに…。

♬~

(ため息)

〈この時は すでに 松原は

猫の面をつけていない〉

(秒針の音)

♬~

(銃声)

(銃声)
(女性の悲鳴)

(銃声)

(銃声)

〈コンビニに駆け込んだ直後
松原は

入り口近くの本棚で 雑誌を
立ち読みしていた男性を拉致〉

(松原祐二)早くしろ!

♬~

この時点では もう
松原に 顔を隠す気はなかった。

♬~

(リモコンの操作音)

♬~

…ん?

(リモコンの操作音)

(リモコンの操作音)

これは…。

やはり 7年というのは
長いと感じます。

7年という月日は
街も人も変えてしまう。

しかし 先日
野崎さんのお宅にお邪魔した時

私は 肌で感じました。

(天樹の声)あなたの家の中だけは

まるで
時が止まっているかのようでした。

(ため息)

野崎さん 本当の事を
おっしゃってください。

息子さんは 海外になどいない。

それどころか
日本のどこにもいない。

あなたの息子さんは…

すでに この世にいない。

えっ?

違いますか?

天樹さん
それ どういう意味ですか?

私も 事故で家族を亡くしました。

それ以来 私の時計も
止まったままでした。

野崎さん!

息子は…。

息子は… 夢を殺されました。

あの事件のあと
2年が過ぎた頃…。

(野崎)
真一郎 真一郎! いい話だ!

東南アジアのいくつかの国がな
日本人のコーチを探してるらしい。

ああっ…。

はっ… はあ…。

(すすり泣き)

5年前…。

自殺…。

あいつを…

松原祐二を殺したのは 私です。

ある日

ジャーナリストだって人から
連絡が来て

松原祐二が仮出所したって
知らされました。

えっ?

ジャーナリスト…。

松原に会って 話がしたいなら
本人に伝えるから

待ち合わせる場所を
決めてくれって…。

名前は…?
そのジャーナリストの名前は?

名前は 言いませんでした。

その時…

私の心は
もう決まってましたから。

♬~

♬~

(殴る音)
(松原)うわっ!

ああっ… ああ! ああっ…!

(荒い息)

ああ…!

(ため息)

息子が死んだのは
あいつのせいだ…。

あいつが息子を殺した…。

(青山)それで まだ息のある
松原の首を絞めたんですか?

あいつが息子を殺したんだ!

そんな奴が どうして

たった7年の服役で
済むんですか?

刑法上 松原は
殺人は犯していません。

あなたの論理は 逆恨みです。

おかしい!

そんなの おかしいだろ!

♬~

はい。 はい 了解です。

(青山)野崎の供述どおり

自宅物置から 凶器の血の付いた
金属バットが押収されました。

「人殺しだけが
殺人者じゃない」…。

そういう事だったんですね。
天樹さん わかってたんですね。

怪文書の件は?

ああ… あれに関しては

身に覚えがないって
繰り返してます。

もしかして

野崎に電話をかけてきた
ジャーナリストの奴が?

やりかねねえな…。

拓海。

松原が仮出所してきたって情報も
野崎に漏らしたのは

そいつの可能性がある。

いや…。

あれ? 天樹くんは?

ん? もしかして…
ちょっと出ていった?

♬~

(天樹の声)
野崎は 息子が自殺した事を

周囲には
一切 明かしていませんでした。

家宅捜索の結果
野崎の自宅の裏庭から

白骨化した死体が見つかりました。

歯型から 息子の野崎真一郎だと
断定されました。

死亡届すら出していませんでした。

(堂本俊太郎)私は
心理学に明るいほうではないが

海外に宛てた息子への手紙

恐らく それは
偽装工作などではなかった。

心の中で 父親は
我が子の死を拒絶していた。

何事もなければ
そうしたであろう

海外にいるはずの息子に宛てて
手紙を書く事で

彼の中で 息子は生き続けた。

♬~

この7年 ずーっと

心が病んでいたんだ。

まあ できる事なら

私のほうが
向こうに行きたいぐらいです。

ハハハハハ…。

(堂本)親というものは

自分の子供の死を受け入れるのは
難しい。

できる事なら
なかった事にしたい。

♬~

はあ…。

現場復帰した早々
つらい事件になったね。

いえ… このヤマは
まだ過去完了形ではありません。

ん?

野崎は 松原祐二の後頭部を
金属バットで殴打した。

しかし
それは致命傷ではなかった。

教授の解剖所見にもあるとおり

松原は
後頭部を強打されて 昏倒し

その後 首を絞められ
それによって死に至った…。

いかにも 昏倒したあとの
抵抗できない状態であれば

たとえ 女性の力であっても

首を絞めて
絶命させる事は可能だ。

年寄りであっても しかり。

仮に 教授の見立てどおり

後頭部を強打され
昏倒した松原の首を

野崎が絞めたとして

果たして それが
彼に可能だったのか…。

どういう意味だ?

野崎は ここ数年

リウマチを患っているせいで
指が不自由で通院しています。

プロゼルジンという薬を
処方されています。

(堂本)プロゼルジンか…。

症状は かなり進んでるな。

そんな指で… たとえ
相手が無抵抗だったとして

首を絞めて 息の根を止めるなんて
できるものですか?

今日は その事を確かめたくて
参りました。

確かに このヤマには
まだ先がありそうだ。

ありがとうございました。
おいしかったです。

♬~

♬~

(カメラのシャッター音)

(警察官)すいません
ちょっと よろしいでしょうか?

ん?

おい… ちょっと! ちょっと…!

止まりなさい!

なんで逃げる!? 止まりなさい!

コラ 止まりなさい!

コラ 待ちなさい!

ちょ… ちょっと待って…。

これは ちょっとした実験なんだ。

あっ… 失礼しました!
申し訳ない。

ご苦労さまです!
ご苦労さま。

(荒い息)

そういう事か…。

(青山)鑑識から借りてきました。

松原祐二が殺害された時に
身につけていたもの

これで全部です。
ありがとう。

何 調べるの?

松原が仮出所後 殺される直前に
誰と会っていたのか

その手掛かりはないかと…。

これは?
どっかの飲み屋だろ?

ああ その店 新宿ゴールデン街
おばあさんが1人でやってた

小さな飲み屋だったらしいです。

でも ほら 2年前に
あの界隈で起きた火事…

あれで燃えちゃったそうです。

ああ… あったな
ゴールデン街の火事。

って事は
松原が服役前から持ってたものね。

うん 出所後ではない。
うん…。

♬~

これ 急いで調べてもらえますか?

えっ?
(青山)はあ?

片桐さん。
うん?

以前 新宿ゴールデン街の店は
全て制覇したって

言ってましたよね?
おう。

ゴールデン街なら任せとけ。

これを調べてください。

ああ ここなあ…
ちょっと行きづらいんだよな…。

お願いします。
えっ?

ついて行きます!
うるさいなあ…。

♬~

こんにちは。
(鳥塚)あれ… 天樹さん。

どうも。 皆さん おそろいで。

こんにちは。
こんにちは。

定例会 開いていたとこなんで…。

我々も驚きました。

野崎さんが 殺人容疑で
逮捕されたって聞いて…。

野崎さんの事は ここ何年も
ずっと見守ってきたっていうか…

寄り添ってきたんです。

みんなには
さっき 打ち明けたんですが

実は 私
彼の息子さんが自殺されていた事

聞かされておりました。

そうだったんですか…。

他の人には言わないでくれって

野崎さんから
強く頼まれていたので。

そうでしたか。

あんな目に遭ったんです。

息子さんには
なんの罪もないのになあ。

これから 私らで
野崎さんのために

署名活動でもしようかって
話していたところなんです。

署名活動…。
はい。

まあ
やってしまった罪は罪として…

まあ 殺人ですから
無罪放免は無理だとしても

せめて 最大限の情状酌量
認められないのかって。

確かに
世間の同情は集まるでしょうね。

でしょう? だからな ハハハ…。
ちょっと待ってください。

皆さん
大きな勘違いをされてるようです。

(鳥塚)どういう意味です?

野崎さんの罪は傷害致傷止まりで
殺人罪は適用されません。

えっ?

野崎さんは殺人を犯してない
っていう事ですか?

そうです。 殺人犯は他にいます。

(男性)えっ?

実は 鳥塚さん

あなたに
お伺いしたい事があるんです。

どういう事ですか?

その前に
皆さんには ご退席願えますか?

えっ?
えっ?

皆さん ご協力をお願いします。

ああ…。
じゃあ…。

また のちほど…。
すいません。

なんなんですか? 一体…。

さて…
これで じっくり伺えますね。

あっ ちょうどいいや。
あれ 使わせてもらいますね。

はい。

同僚の者が手に入れた
映像素材がありましてね。

映像素材…?
ええ。

7年前の。
7年前?

これを見た時は
さすがに驚きました。

ここ。

鳥塚さん これ あなたですよね?

あなたは
この立てこもり事件の人質だった。

そう… そうなんですよ。
いや この時は怖かったな。

こんな経験をされていたなんて
これまで ひと言も…。

いや だって
自慢できる事じゃないから。

当然 当時の捜査資料には

この時の人質全員の
名前と連絡先が記されていました。

しかし 鳥塚さん
そこに あなたの名前はなかった。

捜査員には偽名を伝え
住所も電話番号も嘘。

どうしてですか?

それは…。

お恥ずかしい話ですが
地方に行く仕事をサボって

パチンコ屋に行ってた
帰りだったもんだから…。

カミさんにバレちゃ
まずいと思って…。

先に進みましょう。
ここを見てください。

人質数人を誘導して
逃げ出す事に成功した。

立派な武勇伝じゃないですか。

末代まで語り継がれてもいい話だ。

しかし 松原が持っていたのは
本物の拳銃で

事実 店に押し入った途端に
発砲しています。

(銃声)

それを
目の当たりにしていたはずなのに

よく そんな大胆な行動が
できましたね。

下手をすれば
撃ち殺される状況です。

ただただ 必死でしたから…。
無我夢中だったんです。

その疑問の答えは
ここにあります。

最初のほうの映像に戻りましょう。

(操作音)

あなたは 松原に
最初に拉致された人質だった。

いや… たまたま
入り口近くにいたから。

そう!

あなたは 入り口に一番近い場所で
雑誌の立ち読みをしていた。

そうです。

でも ここは女性誌専門の棚です。

たまには
そういう雑誌だって読みますよ。

いや あなたは
そこにいなくてはならなかった。

つまり 松原祐二は

あなたを拉致する事を
最初から決めていた。

なぜなら あなたは抵抗しないと
わかっていたからです。

共犯者だから。

いきなり
何を言い出すんですか?

どうしてもわからなかったのは
猫の面です。

猫?
恐らく あなた方の計画

現金輸送車襲撃は
松原祐二の単独で行う。

(栗原直樹)
はねられたいのか お前は!

(銃声)

♬~

(車の走行音)

その後

防犯カメラのない
このような古い駐車場で

2人は落ち合った。

♬~

そうして 松原は 現金輸送車を

わざと目立つ場所に
乗り捨てに行った。

そして あなた方が
落ち合う事になっていたのが

あのコンビニの駐車場だった。

しかし そこで
想定外の事態になった。

(天樹の声)現金強奪事件発生後

非常線を張った警察による
一斉検問が

目の前で始まろうとしていた。

♬~

やばいよ。
もう検問も始まってる。

警官も こっちに来る。

このまま 車乗ってたら
荷台開けろって言われる。

マジかよ クソが!

そこで 松原は
とっさに一計を案じた。

もしもし? 車から降りて
そこのコンビニ入ってて…。

で これから言う事をよく聞いて
俺の言うとおりに動いて。

♬~

(松原)おいっ おいっ! どけよ!
ああっ!

(松原)うわあーっ!

コラ! 至急 至急!

松原は わざと目立つ行動をし
警官に追いかけさせた。

それがなぜなのか
最初から違和感がありました。

(銃声)

♬~

(天樹の声)その時 松原は
逮捕される事を覚悟していた。

あなたの車を調べさせないために。

古川祥夫です。

(天樹の声)
そして 松原は逮捕される。

♬~

(天樹の声)松原は 逮捕後
現金は捨てたと供述し

罪を認めて裁判を受け 服役する。

松原が刑期を終えるまで
あなたが現金を保管し

彼が晴れて釈放された時に
2人で山分けする。

馬鹿馬鹿しい。
いい加減にしてくれよ!

あんた 想像だけで

よく そこまで
ものが言えるもんだな!

そもそも 俺は
松原なんて男は知らないし

事件の日まで
会った事もなかったんだ!

そうでしょうか?
じゃあ 証明してみろよ。

松原と俺が
知り合いだったなんていう証拠

どこにあるんだよ!

ゴールデン街の「すずらん」という
お店のマッチです。

2年前の
あの界隈の火事で焼けてしまい

今は もうありませんが…。

そんな店 知らない。

すずらんの女将だった
おばあさんに会ってきました。

片桐さんの紹介ですって言ったら
大歓迎でした。

今は 年金頼りの
一人暮らしだそうで…。

ただ あなたの事は
よく覚えていましたよ。

松原祐二の事も。

(野々村)最近は 鳥塚さんは

自警団として
様子を見に来てくれて

とても心強いって喜んでました。

生存確認ってやつですね。

(ため息)

最近 認知症気味なんだよ
あのばあさん。

どうも。
(青山)遅くなりました。

調べさせて頂きました。

鳥塚さん あなた 7年前は

破産寸前だった
そうじゃないですか。

それは…。

(青山)ところが あの事件のあと
奇跡的に資金調達に成功し

ここを買い取り
会社は持ち直した。

いや 持ち直したどころか
やたらと羽振りが良くなった。

努力が実を結んだんですよ。

実を結んだのは 3億円の横取りが
成功したからでしょう。

松原の死体発見現場近くに
ジュラルミンケースを遺棄したのは

野崎さんを
共犯者だと思わせるため。

とにかく あなたは
野崎さんに松原を殺させたかった。

彼の動機は
はっきりしてますからね。

それをにおわせる怪文書を
出版社に送ったのも あなただ。

その一方で
ジャーナリストのふりをして

松原の釈放を伝え

そして 野崎さんの心に
寄り添うふりをして

彼に 松原の殺害を唆し
決心させた。

(鳥塚)そう…。
釈放されるんだ あいつ…。

真一郎くんは
もう帰ってこないのに…。

あいつは帰ってくるんだ。

♬~

(殴る音)
(松原)うわっ!

ああっ… ああ! ああっ…!

♬~

(松原)うっ…。

救急車… 救急車 呼んで…。

(松原)救急車…。

♬~

まだ言い逃れする?

いい加減 観念したらどうだ!

だって…

だって しょうがないだろう!

俺は この7年

世のため 人のために
身を粉にしてきたんだよ!

世の中に貢献してきたんだ!

そういう事で 俺は改心もして
贖罪をしてきたんだ!

罪の償いをしてきたんだよ!

それに比べて…

なんだよ あいつは! 松原は!

改心もしないし 反省もしない!

刑務所で 猫をかぶってる
だけじゃねえかよ!

そんな奴に
あの金を使う資格があるのか!

てめえには あるってのか!?

(野々村)
海老沢さん 駄目ですって!

俺は この7年…。

人のため 地域のために
頑張ってきた。

罪は 善意の上塗りで
消えるものじゃない。

刑法上 あなたは 紛れもなく

殺人者です。

(すすり泣き)

(青山)おいっ!

(鳥塚)どけ!
うわっ!

どいて! どいて! コラ 待て!

(青山)うわっ!

(野々村)すいません。

♬~

ああっ!

♬~

(笑い声)

♬~

(青山)えっ? 海老沢さんが?
(野々村)はい。

レバニラ炒めとニラタマ炒め
頼んどけって。 時間かかるから。

海老沢さん 来るんだ?
はい。

まあ あの人も
この新しいチームの一員ですからね。

それにしても なんだかんだ
始まっちゃいましたね。

何 考えてんだか… あの狸オヤジ。

(野々村)とりあえず 生ください。

まあ なんだかんだ言って
このチームは

私が中心になって
仕切っていくしかないですよね。

わかってますから。
そのための人事でしょ?

じゃあ 先に行ってますから。

さて…。

片桐さんも行くでしょ?
うん。

チームの旗揚げ式
みたいなもんだからな。

ただ 片桐さんが

本当は なんのために
このチームを立ち上げたのか…。

今日は まだ
明かす気はないでしょう?

♬~

♬~

♬~

♬~

仲間の命がかかっています。
どういう事?

野々村くんが来てないって。
事件に巻き込まれた可能性が?

特定には時間がかかりすぎる。

心当たりが 一人…。

心当たり?
まさか…。

(山下 巧)この山下に
不可能な事などありませんよ。