ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

この世界の片隅に 第1話 松本穂香、松坂桃李… ドラマの原作・キャストは?(見逃した方はネタバレ注意)

『日曜劇場「この世界の片隅に」第1話 松本穂香×松坂桃李で贈る家族の愛の物語』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 浦野
  2. キセノ
  3. 北條
  4. 江波
  5. 周作
  6. 水原
  7. お前
  8. 要一
  9. 大丈夫
  10. 佳代

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『日曜劇場「この世界の片隅に」第1話 松本穂香×松坂桃李で贈る家族の愛の物語』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

(江口)あのさ 佳代ちゃん
(佳代)うん?

(江口)何で広島? えっと

(語尾が上がる)呉

(語尾が下がる)呉
あっ

(語尾が下がる)呉
うん そうそう

 

松本穂香×松坂桃李×脚本:岡田惠和×音楽:久石譲で贈る昭和19年の広島を懸命に生きたごく普通の家族の愛の物語 尾野真千子二階堂ふみ仙道敦子伊藤蘭宮本信子

詳細情報
番組内容
祖母・森田イト(宮本信子)の家で手伝いをしていたすず(松本穂香)のもとにすずを嫁に欲しいという人が実家に来ていると連絡がくる。実家へと急ぐ途中、すずは幼なじみの水原哲(村上虹郎)と出会う。その頃、北條周作(松坂桃李)とその父・円太郎(田口トモロヲ)、すずの父母(ドロンズ石本仙道敦子)はすずの帰宅を待っていた。周作は以前にすずを見初めたというが、こっそり家の様子を覗いたすずには見覚えが全くなく…。
出演者
松本穂香 松坂桃李
村上虹郎 伊藤沙莉 土村 芳 ドロンズ石本 久保田紗友 新井美羽 二階堂ふみ
<現代篇>
榮倉奈々 古舘佑太郎
尾野真千子 木野 花 塩見三省 田口トモロヲ 仙道敦子 伊藤 蘭 宮本信子
原作
こうの史代この世界の片隅に
双葉社刊「漫画アクション」連載)
脚本
岡田惠和
音楽
久石 譲
スタッフ
演出:土井裕泰 吉田健
プロデュース:佐野亜裕美
公式ページ
◇番組HP http://www.tbs.co.jp/konoseka_tbs/

◇番組公式Twitter
@konoseka_tbs
https://twitter.com/konoseka_tbs/

◇番組公式Instagram
@konoseka_tbs
https://www.instagram.com/konoseka_tbs/

 

いや そうじゃなくて 何で?

いや 何か仕事 辞めちゃって
元気ないからさ

どっか行きたいとこない?
どこでも連れてくよって

俺 聞いたけど
うん

(江口)でも いきなり
「呉に行きたい」 何で?

誰か いるの?
佳代ちゃんの田舎じゃないよね?

たぶん 誰もいない
田舎じゃない 来るの初めて

うん そうなんだ
うん

いいんだけどさ 楽しい?

うん 楽しい
ありがとう えぐっちゃん

おお へへへっ

(江口)えっ うっそ 狭っ!

何これ? 無理なんですけど

あっ
えぐっちゃん えぐっちゃん 私…

誘導してくれんの?
オーライ オーライって

歩くわ
えっ?

いやいや…

え~っ?

北條…

(江口)佳代ちゃん いるの?

あっ…

うわっ 何これ?

(江口)ズス?

すず

北條すずさん

誰?

ここに住んでた人

うん?

ここにいたんだね すずさん

<すずさん>

♬~

<北條すずさん
旧姓 浦野すずさんは>

<大正時代の終わり
広島市の江波という町に>

<長女として生まれました>

<江波は
のりの養殖 製造が盛んな町>

<浦野家も
のりで生計を立てていました>

(キセノ)はい できた これでええ

(要一)
もういっぺん練習してみい すず

(すず)浦野すずと申します
(要一)声が こまい!

(大きな声で)浦野すずと申します

江波から
のりをお届けにまいりました

本来ならば
鬼… あっ

兄が
お届けすることになっとりますが

その鬼が… いえ 兄…

兄が風邪をひいておりまして

うちが お届けに
まいったしだいでございます

のり50帖です
どうぞ お納めください

(キセノ)はい はい 大丈夫かねえ?

(要一)
すずはボーッとしとるけえの

中島本町
そがな顔で歩いとったら

人さらいに さらわれるで
要一 何 言いよるんね

(すみ)ひどい

じゃあ 行ってまいります

よろしゅうね すず
気いつけてね

すずちゃん
お土産ね キャラメル

分かった

(水原)浦野
水原さん

どこ行くんな
ちょっと…

よう 哲 兄貴は
海軍兵学校から帰ってくるか?

いや
お前の兄貴には負けんけえの

わしは陸軍に行く
海軍より陸軍じゃ

ちょうど えかった 哲ちゃん
お母さんにネギ持ってって

はい

うん?

危なあのう

すいません

あっ ここじゃ

こんにちは 浦野すずと申します

江波から
のりをお届けにまいりました

はい
ありがとう

どんなもんじゃ 立派に
勤めを果たしましたよ うちは

(浦野)すず 戻ってこんのう

何かあったんかねえ

うちが行きゃよかったかね

そんなこと言うても
順番いうもんがあるでしょう

さらわれたんじゃ
ないじゃろうのう

はあっ? やめてください

お兄ちゃんが悪いんじゃ
あんなこと言うけえ

うるさい!
要一!

ちょっと そこら見てくるわ

そうね

おおっ!

いてて… すず!

すず どうしたん?
何やっとったん?

何があったん?

何があったんじゃろ

えっ?

《あっ…
どうも お邪魔します》

《(周作)わしんちじゃないよ》

《はあ ここは?》

《わしらは 人さらいに捕まって》

《どっかに
連れていかれとるいうことじゃ》

《えっ?》

《人さらい いうことは
もう 家には帰れんのんですか?》

《ほうじゃ》

《え~っ どうしよう》

《せっかく お土産 買うたのに》

《夕方には
鶏に餌やらんといけんのに》

《約束したのに…》

で?
うん で

《あっ!》

《食べますか?》
《はっ?》

《食べませんか?
せっかくあるんじゃけえ どうぞ》

《あっ ああ 悪いのう》

《う~ん》
《う~ん》

《変なやつじゃのう お前》

《はあ…
どうなるんですかね うちら》

《さあのう どっかに
売られるんじゃないんか》

《はあ… うちをもらうような人
おるじゃろうかねえ》

《嫌じゃ》
《はあっ?》

《何で諦めとるんですか?
こんなん納得できん》

《何とかせんと》

《確かに ほうじゃのう
納得できんよのう》

《ほうですよ》

《よし やってみるで》

《うわ~っ 何しよんな お前!》
《えっ?》

《きちゃないのう 漏らすなやあ!》
《えっ? えっ あの…》

《うわっ 臭っ!
何とかしてくれえや!》

《えっ 漏らしとりません》

《たまらんわ
何とかしてくれえや!》

《ええか わしの手 離すな》

《走るど》

《やるわあ!》
《うち ほんまに漏らしとらんけえ》

《ええけ 走れ!》

《もう大丈夫じゃ》

《ありがとのう ウラノスズ》

《えっ 何で うちの名前…》

《ももひきの裾んところに
書いとるわ》

《えっ? あっ ありゃ…》

《お前のおかげじゃ
わし 諦めとったけえ》

《どっから来たん? ウラノスズ》

《江波じゃけど》

《江波か…
送ってっちゃろうか?》

《いや ええです ええです》

《ほうか》

《気いつけて帰れ》

《あっ あっ 名前…》

何じゃったんかねえ あれは

ほんまのこと
じゃったんじゃろうか

(すみ)お姉ちゃん
えっ?

キャラメル
先に食べた言い訳じゃないよね

え~っ
ほんまに?

ほんまよ

ほんま?

(すず・すみ)
♬~夜になった カラス

♬~空になれぬ ウサギ

♬~水になりたかったのに

♬~野に咲く 花たちよ

はよ せえ!

♬~あの山の向こうなにが

♬~あるのだというのだろ

(すず・すみ)着いた!
(要一)待てよ

(すず・すみ)ばあちゃ~ん!

(イト)おお おお おお
よう来たね 疲れたじゃろ

あっ 汗びっしゃこじゃ
ほら ほら ほら

父と母は 町に寄ってから来るけえ
もう少しかかります

はい 分かった
来たら みんなで お墓に行こうね

重かったじゃろう すいか ほれ

いや 重いけえ
いいけえ

ほれ ほれ ほい

おお おお 三人とも ぴったりじゃ

それにしても
どんどん 大きゅうなるね

おばあちゃん
わし 陸軍に行くことに決めた

ほうね

あの泣き虫で寝しょんべん
たれとった 要一がのう

ばあちゃん…

おい!
(キセノ)お母ちゃん

(浦野)どうも
(すみ)お母ちゃん!

お世話になりよります
ああ えかったね 着物

(イト)たちまち上がりんさい
あっ どうも

十郎さん どがいなですか
江波のほうは

(浦野)港 造るげなけえのう

そしたら
のりは どうなんかねえ

ほんまよね

(物音)

ありゃ?
屋根裏に ねずみかね?

嫌じゃねえ

≪え~っ

あっ… もっと
もろうてきましょうか?

はい

お母ちゃ~ん すいか まだある?

おっ?

何ね

誰も おりゃせんよ

忙しいんじゃけえね すず

えっ?

ほら そろそろ起きんさい
お父さん

置いとったら
そのうち 食べに来んさってよ

えっ?

すずちゃんは 優しいね

お~い そろそろ いぬるぞ
支度せえ

(浦野)そりゃ
座敷わらしかもしれんのう

うん?
(すみ)何それ?

(浦野)ようは知らんが
座敷わらしがおると

その家にはのう
ええことがあるらしい

へえ~っ

ええもん見たんじゃないんか
すずは

どうせ 夢でも見たんじゃろ

ありゃ すず
あんた もろうた着物は?

えっと…

置いてきた 座敷わらしさんに

え~っ?
アホか!

あっ ええよ ええよ 逃げんで

ごめんね 何もしてあげられんで

これ

着んさい すずからじゃ

ええん?

おった おったど

お前 リンじゃのう こっち来い

(イト)ああっ ああっ

おらっ こら 世話焼かすなや

子供に手 あげちゃいけん!

行くど
(リン)あっ…

これ…

ええよ 持っていきんさい

ありがとう

ほれっ

(すみ)お姉ちゃん!

えっ?
(すみ)どしたん

ごめん ごめん

(すみ)冷やい もう
すずちゃん!

冷や~っ!

(水原)突撃じゃ!
突撃じゃ!

やめんさい 危ないから…

みじか~っ

あっ…

あっ 悪かったのう 浦野

≪よっしゃ いくぞ!

≪水原!
はい

至急 家に戻れ
えっ?

すず あんた 哲ちゃんに
優しゅうせんといけんよ

うん… うん

かわいそうに
お兄さん あがあなことになって

訓練中の事故で死ぬるなんて

やれんね

お兄ちゃん
(要一)何じゃ

げんこつしてええよ うちに

(すみ)えっ?

何なら

悔しいんじゃろ?

宏さんは お兄ちゃんの
憧れの先輩じゃったけえ

悔しいんじゃろ?

海で死んでしもうて
腹が立つんじゃろ

何か殴りたいんじゃろ?

じゃけえ げんこつ ええよ

ほうか

お母ちゃ~ん

あんたが
自分で言うたじゃろうが

じゃけど…

わしは 死なん

絶対

(浦野)こら 手 動かせ 手を!

何を描くかは自由じゃ

描き終わったら
提出して帰ってもええぞ

はい
≪はじめ

(りっちゃん)うち 外で描く
うん

(りっちゃん)
うまいねえ すずちゃんは

ほう?
絵描きさんになったら?

うちのは
それほどのもんじゃないけえ

ほう?

りっちゃんは
女学校 行くんよね?

うん 先生になりたいんじゃ

へえ~っ すごいね

すずちゃんは どうするん?

どうするんじゃろうねえ

ただいま
(すみ・キセノ)おかえり

すず コクバ拾うてきて
ええよ

(物音)

何じゃ 浦野か

何しとるん? 水原さん

絵 描かんと帰れんよ

帰りとうないけえ ええ

のりも摘まんと おとうと
おかあが飲んだくれとるしな

夢も希望も のうなったらしいわ

兄貴が死んでも
まだ一人 ここにおるのに…

海 描こうか思うたけど
嫌いじゃし 海

描きとうない

ここらで生きてくのに
海が嫌いじゃ しんどいよ

うるさい

あっ
あっ?

お兄ちゃんなら あげようか?
うちの

お前 バカじゃのう 浦野

ダメか

これ やるわ
えっ?

えっ ええん? 何で?

兄貴のじゃけ
ようけ あるけえ

うさぎが跳ねよる

えっ?

兄貴が死んだ日も
こがな海じゃったわ

ほれ 白い波が
たっとるじゃろう

白うさぎが
跳ねよるみたいなが

ほう

水原さん うち 描いてええ?

えっ?

できた

よいよ いらんことするわ

できてしもうたら
帰らにゃいけんじゃろうが

えっ?
こがいな絵 見たら

海 嫌いになれんじゃろうが

ありがとな 浦野

あっ

ありがとう 水原さん!

え~っ 水原哲の絵を 市の大会に
提出することにしました

よう頑張ったのう 水原

みんな 拍手

すずちゃんのも えかったけどね
ほうかね

ほいじゃ 行きます

おお 立派なもんじゃ

体 気いつけるんよ

はい
(すみ)お兄ちゃん

かっこええね

今頃 気づいたんか

お兄ちゃん
うん?

うん

もう 威張る相手おらんじゃろ

下っ端じゃろ

じゃけえ ほれ

もう 殴らん

お前ら守るんが わしの仕事じゃ

(要一)広島歩兵 第十一連隊
浦野要一 二等兵

濠北に行ってまいります!

お兄ちゃん!

手紙 書くけえね 送るけえね!

おう 待っとるで!

(成瀬)あ~っ
ず~っと書いとると肩が凝るのう

ああ

どしたん?
何か浮かん顔しとるのう

うん? ほうか?
元々か

いや そがなことない
浮かんのよ

はあっ?
はあ~っ

(成瀬)嫁さんか
ああ

どうするんじゃいうて
毎晩うるそうてのう かなわん

長男じゃったもんな 北條は

うん
嫌なんか? もらうんが

いや
そういうわけじゃないけどのう

好きな女でも おるんか?

えっ? いや おらん

ほんまか?
おらんけど

このままじゃ
勝手に適当に決められそうでの

それは それでの

ほいじゃ
どがあな人なら ええん?

う~ん…

何が起こるか分からん
ご時勢じゃけえの

何があっても
へこたれん人がええわ

心当たりあるんか?
あるか そがなもん

ほうか
成瀬は どうなん

えっ わし?
うん

ふふっ ふふっ

何じゃ 気持ち悪いやつじゃのう

食うか?
いらん

ほうか

おった

おったん? 誰が

おった 一人おったわ

あっ…

名前 何じゃったかのう…

あっ ほうじゃ

寒いねえ

お兄ちゃんのおるところは
南方いうくらいじゃけえ

あったかいんかね
そうじゃろうねえ

空は つながっとるんじゃねえ
南方と

そうじゃねえ

懐かしいわ これ されとるときは

ほんまに痛かったけえ
嫌じゃったけど 懐かしい

ほうじゃね

すみちゃんは
そんなにやられとらんよねえ

うちは要領が ええけえね

はあ~っ うらやましいわ

ほう?
でも 要領が ええいうことは

臆病じゃいうことでもあるけえね

えっ?

時々 お姉ちゃんが
うらやましい思うわ

え~っ?

時々よ 代わりたいとは思わんよ

えっ?

ええところで お昼にしようかね

は~い
ええところでって言うたんじゃ

あっ ほうか

お姉ちゃん
はいは~い

すずちゃんは
遠くへ嫁にいきそうじゃねえ

何で?

昔から 箸を持つ手が遠いぃ子は

遠くへ嫁にいくいうけえね

ほう

すみちゃんは 近いねえ

ありゃ 遠くが ええん?
すみちゃんは

じゃって 近くに
面白いことなんてないじゃろ

ほう?
うん

(すみ)ばあちゃんは どっから嫁に
きたんじゃったっけ?

古江

(すみ・すず)近いねえ 確かに

すずちゃん!
ああ すずちゃん 大変よ!

あんた すぐ 江波に帰りんさい!

えっ?
何かあったんですか?

さっき あんたのお母さんから
電話があったからね

あんたを嫁にほしい いう人が
家に来とるんじゃと

とにかく すぐ 家に戻りんさい

お姉ちゃん!

はい
早う!

こっちは ええけえ
はよ 行かんと

はい

(すみ)ええ話じゃったらええね

あっ でも嫌なら
断りゃええんじゃけえね

はい ほうですね

いっ…

すずちゃん

ちょっと おいで

物々交換で
ええ友禅が手に入ったけえ

直しといた

あんたの嫁入りに思うてね

ばあちゃん…

ええがに決まりゃあええのう

ありがとう

ほいでのう

向こうの家で
祝言を挙げるじゃろう

はあ…

うん

その晩 婿さんが

傘を一本 持ってきたか
言うてじゃ

傘?

ほしたら

はい 新なのを
一本持ってきました

言うんで

ほいで 向こうが

差してもええかの 言うたら

どうぞ 言う

ええか?

分かったか?

何で?

何でもじゃ

さあ 行きんさい

あっ…

誰なんじゃろう 一体

えっ?

水原さん

久しぶり

嫁入り前の娘が みだりに
よその男としゃべるもんじゃない

えっ?

お前の母ちゃんが 電話借りて
でっかい声で しゃべっとったけえ

町内じゅう 知っとるわ

はあ… えっ?

えっと~

えっ?

何じゃ?

ほいじゃあ 相手の人って
水原さんじゃないん?

うちゃ てっきり今
あんたかと

はあ? アホか

わしは 兄貴の法事に
帰ってきただけじゃ

はあ… そうじゃったん

えっ 相手 知らんのか? お前

うん じゃけえ あんたかと

じゃけえ 違うわ

じゃあ 誰じゃろ?

知るか
うん…

あっ すみちゃんと
勘違いしとるんかも

すみちゃんのほうが
きれいなし

うん うん
ほうでもない思うがの

えっ?

何でもない はよ行け

うん

制服似合うとるね
ぐらい言え

えっ? ああ…

かっこええね

うるさいわ
ああ? あんたが言え言うけえ

ええき はよ行け

(キセノ)すみません
もう戻ってくる思いますけえ

はい

(北條)こちらが突然
伺ったんですから

気にせんでください

(浦野)ありがとうございます
(キセノ)ねえ こんなもの

今は
なかなか手に入らんでしょう

すずの大好物じゃもんねえ

そうじゃのう
喜ぶわ

はい
ほうですか

あの お仕事は?

もう さっきも聞いたじゃろうが
お前

すみません なんか
さっきは気が動転しとって

何が何だか

はい 海軍で働いております

軍法会議の録事を
させてもらっとります

はあ~
はあ~

立派なお仕事よねえ

ほうじゃのう

いえ 身体検査で
武官には なれなかったので

(浦野)そうですか
(キセノ)そいでも

立派なお仕事ですわ

ねえ?
ほうじゃのう

うん
ありがとうございます

こちらのほうは
最近どうですか?

(浦野)うちも
のりを作りよりましたが

3年前の埋め立てで
やめてしまいまして

ほうですか

広島も変わりましたのう

(浦野)はい 今 あの
そこへできた工場に勤めよります

知らん人じゃねえ

あの
以前に見初めていただいたとか

はい

すみ ではなかったですか?

すず ではなくて

一文字違いで似とるもんですから

いえ 浦野すずさんです

(キセノ)そうですか

すずは どっちかいうたら
ボーッとしとる いうか

はい そっちです

(キセノ)そうですか

(浦野)遅いのう すずは
何をしよるんかのう

(キセノ)ねえ

さぶ~

はあ…

困ったね

嫌なら断れ いうても

嫌な人かどうかなんて
分からんよねえ

う~ん

いつ会うたんじゃろうか

きれいな顔じゃったねえ

(北條)あの

あっ

はい

電停は どちらになりますか?
迷ってしもうて ハハッ

あっ…

あっちですよ

ああ ほうですか

ありがとうございました

ただいま

すず 何しよったん

何やっとんな お前
帰ってしもうたじゃろうが

ちょっと道に迷ってしもうて
どこを迷…

いってえ…
どこを迷うんじゃ お前

ギリギリまで
待ってくださっとったのに

ああ~ くたびれた

(キセノ)それ キャラメル

持ってきてくれんさったんよ

へえ~

ええ人じゃったよ すず

はあ

どっかで お前と会うた
言っとっちゃったが

覚えあるんか?

呉の 北條周作さん いう人じゃ

知らん

知らんって お前
知らんもんは知らんもん

知らんわけなかろうが おい
おい!

(浦野)で どうなんじゃ? すずは

どう言われても

何か気に入らんこと
あるんか?

いや…

わしは
ええ話じゃ思う

周作さんも お父さんも
勤め人じゃしな

家は しっかりしとる

そう思うがのう

はあ…

じゃあ 進めるど

はあ…

呉って どんなところですか?

立派な町じゃ

呉は海軍さんの町じゃけえ
軍人さんが よう来よる

にぎやかでえ

広島と どっちが?

今は 呉かのう

ほう

じゃあ ええの 進めるど

うん

♬~夜になった カラス

♬~空になれぬ ウサギ

♬~水になりたかったのに

♬~野に咲く 花たちよ

♬~あの山の向こうなにが

♬~あるのだというのだろ

笑うて お父ちゃん

お母ちゃん
うん?

じっとしとって
あっ はい

べっぴんに描いてえね

すず

これ

(キセノ)庭の柘植の木で
作ったもんよ

お父ちゃん
名前入れてくれた

お父ちゃん

ありがとう

風呂入るわ

大丈夫? すず

うん…

どうじゃろ

どっち?

どっちって…

あんたは

うちの若い頃に

全然 似とらんけえ

えっ…

さっぱり分からんのよ

すみのことは分かるんじゃけど

はあ

じゃけえ よけい心配なんよ

ほいでもね すず

はい

女は みんな
そうやって生きてくんよ

お母ちゃんも そうじゃった

怖かった?

ほうね

怖かったね

でも 草津から
江波の浦野の家に嫁いで

今は すっかり
江波の人になっとるでしょう

うん

あんたも そうなるんよ

いつの間にか
呉の北條すずにね

でもね

どうしても

どうしても
我慢できんことあったら

我慢すんの やめんさい

せにゃあいけん我慢が
ほとんどじゃけど

せんでもええ我慢もあるけえ

分かる?

分からんけど

分かった

お母ちゃん

怖いよ

何ねえ 今になって もう

呉は遠いぃねえ

もっと短う お箸持ちゃえかったよ

(汽笛)

(浦野)おお~ こりゃ立派じゃのう

(キセノ)ほんまじゃねえ

お姉ちゃん
ああ うん

(すみ)母ちゃん うちが持つけえ

(キセノ)ありがとう
すず 大丈夫?

大丈夫
(浦野)こりゃ大儀や

やねこいのう

(キセノ)肥えすぎなんよ

(浦野)ちょっと休もうか

はあ…

(すみ)こんとなとこまで
上がってきたんじゃねえ

もうちいとじゃ 行くで

うん

はい 頑張りんさい

こんなこん坂

(タキ)あっ

来んさったで はよはよ
来んさった 来んさった

(浦野)ああ ここじゃ

着いたで
よいしょ…

(タキ)遠いところ わざわざ

ああ こりゃ どうも
どうも

(戸が開く)

(浦野)あっ どうも

(キセノ)どうも

遠いところ
ありがとうございます

周作です

あっ…

すずと申します
よろしゅうお願いいたします

ああ~
お姉ちゃん

ハハハッ

あっ すみです 妹です

よろしゅうお願いします

あの… やっぱり

すみちゃんの間違いじゃった
いうことはないですか?

今なら間に合いますけ

えっ?
何言うとるん あんた

何言うんや お前 ハハハ…

大丈夫です

はあ…

では こちらです

ああ どうも
よし 行こか

何言うとるん

よさそうな子じゃねえ

ありがとう

(浦野)ええ天気で
よかったですのう

(幸子)何で?

(径子)何で? うちに相談もせんと
勝手に決めてから

(サン)そがいなこと言うても

ほうじゃ もう
決めてしもうたんじゃし

周作が どうしても言うんじゃ
しょうがなかろうが

よいよ

着きんさった

すずと申します

どうか
よろしゅうお願いいたします

よろしく すずさん

はい

あっ

周作の母です

はい よろしゅうお願いいたします

周作の姉の径子です

あっ よろしゅうお願いいたします

中通り
黒村時計店に嫁いでおりまして

息子と娘がおるんです

でも 旦那が
病気で亡くなってしもうてね

今 そんな話せんでええでしょ

ああ…

すずの父の十郎です

母のキセノ

妹の すみです

(すみ・キセノ)
よろしくお願いします

お願いします

(北條)ほいじゃあ 始めましょう
ねっ どうぞ

はい すいません

あっ… 足を悪うしてしもうてね

お母ちゃん
(サン)ありがとう

お姉ちゃん どこで脱ぎよるんね

すず
あっ…

(浦野)すいません ハハハ

(読経)

あっ いたたた…

あっ…

(北條)大丈夫ねえ?

何で あがいなボーッとした子
どこがええんじ

(径子の膝を叩く サン)

(径子)じゃって…

(タキ)はい はい はい はい…

はい
(刈谷)どうじゃった? 嫁さんは

(タキ)ええ
なんか子供みたいでねえ

(武)へえ~ ほいでも
えかったのう 周作

のう?

(タキ)はい これ 祝いの膳

おお~
おお~

(刈谷)よばれよっか

≪リンちゃん

≪リンちゃ~ん

(リン)は~い

(船の汽笛と号笛)

こりゃ 大ご馳走じゃ

こりゃあ
よう集めんさりましたのう

浦野さんこそ
のりやら野菜やら

ようけくださって

いいえ ほんま あの子の兄が
来れんで残念ですわ ねえ

行ってらっしゃるんでしたねえ

はい

(浦野)いただこうか

これ 持って帰ってええんよね?
ねっ?

ええよ

妹さんじゃったね
すみちゃん

はい

あんたは賢そうな顔じゃね

はあ…

すずさん
しっかり食べときんさい

この家の晩の分まで全部
出してしもうたんじゃけえ

はあ…

(浦野)まあまあ どうぞ

(北條)えらい坂じゃったでしょう

(浦野)まあ 木炭バスが
上がってこれませんでしたけえ

ちょっと往生しましたわ

(キセノ)ちょっと
肥えすぎなんです

わしは あそこの坂は慣れませんね

帰ってしまうんじゃねえ

(キセノ)当たり前じゃろ
うん

周作さん おとなしい人じゃねえ
優しそう

ほうかねえ

でも お母さん

足が悪いって
聞いとらんかったよねえ

ああ ほうじゃのう

大変じゃね すず

頑張って働かんと

うん

もうええ じゃあね

うん 里帰りのときにね

そんなもん いつ帰してもらえるか
分からんのじゃけえね

頑張るんよ

はい

ありがとう 姉ちゃん

うん

あんたの女の好みは
よう分からんわ

ずっと憧れとった姉の面影を
求めるみたいなんはないん?

全然ない

はっ かわゆうない弟じゃ

じゃあ
うん

あっ 悪いんじゃけど

追っかけて 浦野さんら頼むわ
迷わんように

分かった

すまん

じゃあね~

(浦野)じゃあのう

よし

うわっ

すずさん
はい

すずです はい

私は 周作には もっと慎重に
嫁を選ばしたかったのですが

はあ…

えっ?

ともかく 母をよろしく

また来ます

はい ありがとうございました

うん

あっ
はい

おたくの のりは
おいしいね

あっ ほんまですか?
ありがとうございます

あんたを褒めたわけじゃないけど

はあ

はあ…

末永う お世話になります
よろしくお願いいたします

こちらこそ

仲ようやろうな すずさん

はい ありがとうございます

わたしゃ 最近
足を痛めましてのう

よろしゅうね すずさん
はい

(北條)嫁もきてくれたし

これからは
ゆっくり寝とられるのう

ええ そうさせてもらいます

はい

失礼いたします

よいしょ

明かりが外に漏れよる

へっ?

この辺は うるさいんじゃ

軍の町じゃけ

はあ

見えるじゃろ?

はい

外 見てみるか?

あっ… はい

ほんまに真っ暗じゃ

じゃろ?

違う

うん?

違うところに

うちは来たんですね

「要一兄上様」

「今日 無事 結婚式を終えました」

「ごちそうを
たくさん作っていただきました」

「兄上のお膳も据えましたよ」

「せめて目で
お召し上がりください」

「すず」

すずさん

あっ はい

風呂 入りんさい

あっ すみません
ありがとうございます

うん

《(イト)向こうの家で
祝言を挙げるじゃろう》

《その晩 婿さんが》

《傘を一本持ってきたか
言うてじゃ》

《ほしたら》

《はい 新なのを
一本持ってきました 言うんで》

《ほいで 向こうが》

《差してもええかの 言うたら》

《どうぞ 言う》

お風呂いただきました

うん

お布団 すみません

ありがとうございます

うん

すずさん

はい

傘を持ってきとるかいの

はい

新なのを一本

ちょい貸してくれ

えっ?

はあ…

はい

おう こりゃええ

待っとれや

ばあちゃん これでええん?

何か言うたか?
あっ…

いえ

よし とれた

ほれ

うん

腹減ったのう のう

はあ

おいしい

ほうか

何も食えんかったけえな 昼間

はあ

やっぱり ちょっと緊張した

はい

あの 周作さん

うん?

うちら どっかで会うたんですか?

うん 会うたで

えらい こまい頃にの

あんたは
覚えとらんじゃろうがの

ああ… すみません

うち ただでさえ
ボーッとしとるもんで

うん

昔から そがいなかった

でも それだけじゃないで

すずさんは

えっ?

すずさんは

わしに力をくれるけえ

あんたと一緒に
生きていきたいんじゃ

よう来てくれたのう

ここにいたの?
その すずさん

うん

ここにね

佳代ちゃんとはさ
どういう関係なの?

私 決めた

えっ?

ここで暮らそうと思う

はっ 何言ってんの?

ここで 暮らすの

はあ!?

だってさ…
うん

そうする

楽しそうだね 佳代ちゃん

うん