ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

サバイバル・ウェディング 第1話 波瑠、吉沢亮… ドラマの原作・キャスト・主題歌は?(見逃した方はネタバレ注意)

『サバイバル・ウェディング#1ドン底女、立ち上がれ!幸せつかむ戦い始まる!』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. お前
  2. 結婚
  3. 価値
  4. 和也
  5. 黒木
  6. 自分
  7. 編集長
  8. riz
  9. ケイタ
  10. 仕事

f:id:dramalog:20180715091954p:plain

『サバイバル・ウェディング#1ドン底女、立ち上がれ!幸せつかむ戦い始まる!』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

(原田) 結婚おめでとう!
≪おめでとうございます!≫

≪おめでとう!≫
(拍手)

え~ このたび 私 黒木さやかは

3か月後の6月20日

30歳の誕生日に
結婚することになり

 

波瑠が29歳プータローからの大逆転に挑む人生サバイバルコメディ!!仕事も結婚相手も同時に失った人生ドン底女が、変人上司に振り回されながら、半年間の婚活に挑戦!

詳細情報
出演者
波瑠、吉沢亮高橋メアリージュンブルゾンちえみ前野朋哉山根和馬小越勇輝奈緒石田ニコル、ついひじ杏奈/風間俊介須藤理彩野間口徹生瀬勝久財前直見荒川良々伊勢谷友介 ほか
番組内容
仕事も結婚も同時に失ってしまった人生ドン底女・さやか(波瑠)に救いの手を差し伸べたのは、人気雑誌の編集長・宇佐美(伊勢谷友介)。毒舌・ナルシストの宇佐美のもと、一流ブランドのマーケティング戦略を応用した恋愛戦術で、半年間のサバイバル婚活に挑む!!元カレ(風間俊介)と復縁すべく作戦を実行。うまく行くのか!?さらに、年下のイケメン(吉沢亮)にも出会って…!?笑って泣けて、賢くなれる人生応援コメディ!
監督・演出
【演出】佐藤東弥
原作・脚本
【原作】大橋弘祐「サバイバル・ウェディング」(文響社)
【脚本】衛藤凛
音楽
【音楽】木村秀彬
【主題歌】C&K「ドラマ」
制作
【プロデューサー】鈴間広枝、大倉寛子
【製作著作】日本テレビ
【制作協力】AXON
おしらせ
【公式HP】https://www.ntv.co.jp/survival-wedding/
【公式Twitter】https://twitter.com/survivalwedding
【公式Instagram】https://www.instagram.com/survivalwedding/

 

本日をもちまして

この文燈社を
退社する運びとなりました。

イヨっ! 29歳 滑り込み婚!

(一同) ハハハハ…。

『週刊エッジ』の皆さんには

この7年間
本当にお世話になりました。

寂しいよ。
(泣き声)

編集の仕事からは
離れてしまいますが

ここでの経験をもとに

これからは彼と2人で

幸せのページを紡いで行きたい
そんな所存です。

(拍手)
ありがとうございます。

(拍手)
ありがとうございます。

♬~

《黒木さやか 幸せになりま~…》

♬~


ねぇ。

ねぇ 和也。

(石橋) ん?

これ

私のパンツじゃないんだけど。

(石橋) あぁ…。

それ あれだよ。

何よ? あれって。

プレゼント。

さやかへのプレゼント。

はっ?
だから プレゼントだって。

俺たち 付き合って
もうすぐ4年だろ?

だから 驚かせようと思って
隠しておいた。

何ていうんだっけ? こういうの。

もしかして サプライズ?

そう! サプライズ。

《3か月後に
永遠の愛を誓うはずの彼は今

説得力のなさ過ぎる
ウソをついている》

ありがとう。

こういうの欲しかったんだ~。

…ってさ なるわけないよね!
じゃ どこで買ったのよ?

どこだったっけな?

確か 地下だったと思う。

新宿?

ふ~ん。

新宿の地下 歩いてたら
これ見つけて

彼女へのプレゼントにいいな
と思って買ったの?

うん… うん。

今まで 付き合った記念とか
一回もなかったのに?

4年で いきなり ひもパン?

ウソつけ!

私たち 結婚するんだよ!

分かってる?

本当のこと言ってよ。

ごめん 実は…。

《今から浮気を告白されるのか》

《結婚するんだったら

浮気くらい大目に見なければ
いけないのかもしれない》

《でも やっぱり浮気の告白なんて
聞きたくない》

《実は 浮気してなかった
なんてことはないだろうか》

《ダメだ ここに証拠が…》

実は 俺…。

《とにかく 素直に謝って

もう浮気はしない
お前のことを幸せにする

…って誓って》

結婚できない。

ホントに ごめん。

さやかと結婚できない。

《はぁ!?》

何言ってんの? 冗談やめてよ

来週 式場で打ち合わせだよ

お母さんだって
親戚に言い触らしちゃったし

(石橋)ごめん

ごめんって…

和也さ
結婚したいって言ったよね?

すぐにとは言ってないだろ

じゃあ
いつなら よかったのよ?

そんなん知るかよ!

そういうのはさ

2人で話し合って
決めることだろ

何で さやかが勝手に

何でもかんでも
決めて行くんだよ

だ… だからって 何で今更?

わ… 私 会社 辞めたんだよ

7年勤めた会社
辞めて来たんだよ 今日!

辞めろなんて
ひと言も言ってないだろ!

結婚 結婚って

重いんだよ

(石橋)もう終わりにしよう

さやかと一緒にいると
つらいんだよ

結婚

するって言ったじゃん

(足音)

和…。

《マジか…》

《追い掛けて来いよ》

ん…。

ん…。

あぁ…。

痛~い…。

あっ!

あっ… そうだ。

私 会社 辞めたんだった~。

ん~。

あっ。

「オーダーメイドドレス
25万6000円」。

独身最後の記念旅行
「10万9800円」。

そして 今月の家賃。

「8万3000円」。

えっ これ もしかして

ものすごい
ヤバい状況なんじゃないの?

か… 和也。

お母さん もう…。

あ~あ。

(チャイム)

和也!

宅配便です。

2万8000円と
手数料500円。

痛過ぎる。

800円。

(着信音)

和也!
(着信音)

(着信音)

はい 黒木です。

(原田) あっ 原田です~
引き継ぎのファイル どこやった?

いや 共有サーバー
捜したんだけど

見当たんなくてな… あれ 黒木?

あっ ちょっと
ご相談がありまして…。

(原田) 破談!? えっ 復職!?

会社 戻りたいって?

いや… 商社の彼と結婚するって
辞めてったの

昨日だぞ。

すいません。
え~!

そりゃ厳しいな…。

話 もう全部 通っちゃってるし。

今から取り消すにしても

り… 理由がな。

そこを何とか
お願いできませんか?

今まで以上に 「三ッ星B級グルメ
頑張りますんで。

すごい人気だったじゃないですか
三ッ星B級グルメ

読者アンケートでも
常に上位だったし

繁華街 駆けずり回って
写真も記事も全部 自分で。

ねぇ また 一生懸命
頑張りますから。

ハハハ… 実は もう

後任のコ 来てんだ。
えっ?

(社員) ユリちゃん 重いでしょ?
俺が持つよ。

(ユリ) ありがとうございます。
(社員) 俺が持つよ。

すいません。
(社員) ユリちゃん

僕がお席まで ご案内いたします。
あっ はい。

あいつら!

他の仕事でも構いません。

何とか ここで
働かせてもらえませんか?

そう言われてもな お前…。

どんな仕事でもしますから!

何で会社 辞めちゃったんだろう。

(店員) お待たせいたしました
いらっしゃいませ。

カフェラテと
シナモンロール 下さい。

800円です。

《はっ! いつものカフェラテと
シナモンロールで800円》

《ぜいたく過ぎるぞ
昨日までの自分!》

あ… あれ?

もしかして ケータイ鳴ってる?

あっ すいません。

(男性) あ… あぁ…。

(着信音)

はい 黒木です。

お前 どんな仕事でもいいって
言ってたよな?

はい 頑張ります!

『riz』の編集部だったら
戻れるかもしれないぞ。

えっ!? ホ… ホントですか?

『riz』っていったら うちで
一番の人気雑誌じゃないですか。

ハハハ うちみたいな
おっさん狙いの雑誌じゃなくて

30歳代の女性がターゲットの
ライフスタイル誌だよ。

うん。

でも どうして 『riz』が

私を受け入れて
くれるんでしょうか?

編集長の宇佐美君に話したら

引き取ってもいいって
言ってくれてな。

今から 編集部で
会ってくれるそうだ。

ありがとうございます!

(原田) もともと宇佐美君は
メジャー誌で編集やってて

海外での経験もある。

確か大手から移って来るなり
一時低迷してた『riz』を

V字回復させたって人ですよね?

(原田) アート寄りのファッションしか
扱わなかった『riz』を

恋愛やダイエット情報がメインの
ライフスタイル誌に路線変更して

まぁ 20万部 売れりゃ
上出来の女性誌で

100万部を突破したこともある。

しかも彼 まだ40歳そこそこだ。

厳しそうですよね
そういう人って。

(原田) まぁな でも
ちょうど お前みたいなヤツが

欲しかったらしいよ。
えっ! そ… そうなんですか?

《もしかしたら

三ッ星B級グルメ
認められたのかも》

《ってことは 『riz』は
感度の高い女性誌だから

西麻布とかにある
オサレなレストランで

取材するんじゃないの?》

《これで ガード下の居酒屋から
卒業できる!》

(原田) どうした?
はい。

《しかも 新しい職場への配属で

婚約破棄のうわさも
広がらずにすむ!》

お~い どこ行く?
はっ。

ここ。
あぁ…。

どうも~。
お疲れさまです。

お疲れさま。
お疲れさまで~す。

(宇佐美博人) いいか これ
コピー出してくれる?

《お~ これが うわさの
宇佐美編集長》

《さっすがハイセンス!》

《ってか髪形 あれ正解?
ありなやつ?》

《まぁ いいか》

《でも この私に目を付けるとは
お目が高い》

彼が宇佐美君だ。

黒木さやかです
よろしくお願いします。

原田さん 最近
ゴルフ行ってます?

ハハハハ…。
ハハハハ…。

久しぶりにどうですか?
銀座でも。

いいね ぜひ!
最近さ 新しいクラブ買ったから…。

(多香子) 戻りました~。
≪お疲れさまです≫

≪早速ですけど…≫

(原田)
では よろしくお願いします。

はい。

黒木

頑張れよ。

はい。

おい お前。
あ…。

お前だよ 早く来い。

はい!

お前さ… 1つ聞いてもいい?

はい。

お前 何で 「マーク」に
猿の人形 くっつけてんの?

はい?
いや だからさ

お前が右手に持ってる
マーク・ジェイコブス のトートだよ。

去年のプレフォールの。

いや 何で付けてるかと
いわれても…。

《インド旅行で買って
何となく付けた

…なんて 言えない》

お前さ ニューヨーク育ちの
マーク・ジェイコブスが

フランス王室にも愛された
ルイ・ヴィトンで

16年間
デザイナーをやってたことが

どんなことだか分かって
それ付けてんの?

えっ いや あぁ ちょっと…。

これだから 週刊誌のヤツは。

『riz』の人間になるなら
自覚を持て いいな?

はい 分かりました。

俺が復職できるように
手配してやってもいいが

1つだけ条件がある。

な… 何ですか? 条件って。

♬~

あの~ おっしゃってる意味が
よく分からないのですが…。

結婚の特集をすると
『riz』は よく売れるんだよ。

だから 来月から
婚活をテーマにした連載を始める。

お前は 体当たりで婚活して
それを記事にするんだ。

はい 婚活と聞いて
何が思い付く?

え… えっと
すぐに思い付くのは

婚活パーティーですかね。

お前 そんなパーティー
行きたいか?

いやいや…
そういうのは ちょっと。

だろ?

婚活パーティーとか
婚活サイトっていうと

結婚に困るような
男しかいないとか

自分が必死になっているようで
嫌だとか

心理的ハードルが高いわけだ。

つまり ほとんどのヤツが

普通に出会って 恋愛して
結婚したいと思ってる。

でも 現実は
そう簡単に行かないから

みんな悩んでる。

だから お前は…

本当の婚活とは何か

これを実際に体験して
読者に伝えるんだ。

待ってください
どうして私なんですか?

へっ? 逆に お前しかいないだろ。

30歳で男に結婚迫って

寿退社した翌日に
出戻りするんだから。

《原田さ~ん 言っちまったか~》

《っていうか フラれたって
決め付けてるし》

《まっ 実際 フラれたけど…》

《でも まだ30歳じゃなくて
29歳だし》

《デリカシーがなさ過ぎる》

仕事のために結婚するなんて
嫌です。

どうして?
嫌なものは 嫌です。

残念だな。

仕方がない。

パワハラだ セクハラだ
言われても困るしな。

でも 三十路で再就職は
厳しいだろうな。

はい お疲れさん。

《そうだ 私 無職だった》

ちょっと待ってください 編集長。

私 『週刊エッジ』で 三ッ星B級グルメ
っていうコーナーをやってて

評判良かったんです
なので 『riz』でも

グルメ記事を
やらせてもらえませんか?

お前みたいなB級女に
『riz』のグルメ担当が務まるか!

B級女って

い… いくら何でも
初対面で失礼じゃないですか。

失礼じゃ ない
本当のことを言ったまでだ。

私の何を知ってる
っていうんですか?

お前が なぜ 男に捨てられたのか
教えてやろうか。

特別に教えてやろう。

それはな

お前が安いからだ。

どういう意味ですか?

安いというのは 市場価値が
相対的に低いということだ。

市場価値?

そうだ 市場価値だ。

例えば お前が
バッグを買いに行ったとするだろ。

某ファストブランドのバッグが
100万円で売ってたら

お前 買うか?

絶対に買いません。
そうだよな。

エルメスバーキン
100万円だったら

買うヤツがいるかもしれないが

ファストブランドのバッグが
100万円だったら

誰も買わない。

100万円とバッグの価値が
釣り合っていないからだ。

それは分かりますけど

その話と私が
どう関係するんですか?

バッグと同じように

男も無意識のうちに
女の価値を計算してるんだ。

男はな いい女には
金も労力も惜しまない。

プレゼントが欲しいって
言われれば プレゼントをするし

迎えに来いと言われれば
迎えにも行く。

逆に どうでもいい女には
何も提供しない。

要するに お前の男は

お前に結婚という代償を払う
価値がないと判断したんだ。

逆に言えば

お前がエルメスくらい
価値を高めることができれば

男なんて余裕ってことだ。

価値を高めるって
そんな簡単に…。

簡単だ!

お前 バーキンが なぜ
100万円で売れるか分かるか?

それは 高級な革を使ってたり

職人さんが手作業で作ったり
してるからじゃないですか。

もちろん それもある。

だが バーキンと同じ素材で
同じ職人が作ったとしても

エルメスじゃなかったら
100万円じゃ売れないだろ?

エルメスはな
セールをしないし

全て自社生産して
アウトレット品を出さない。

高級バッグは予約してから

数年待つほど
希少性が高いし

修理に出せば 作った職人本人が
直してくれる信頼性もある。

こういう企業努力が
あるからこそ

値段に釣り合う価値が
生まれるんだ。

つまり 女としての価値なんて
売り方次第で いくらでも上がる。

あの…。
何だ?

やっぱり
私には この企画できません。

どうして?

まだ彼のことが
忘れられないんです。

企画自体にも無理がありますが

今の自分が新しい人を見つけて
それで結婚まで行くなんて

もっと無理です。

あっ じゃあ…

そいつと復縁して
結婚すればいい。

それは難しいと思います。

俺の言う通りやれば簡単だ。

どうして
そんなこと言い切れるんですか?

日本で一番恋愛に詳しいのは

俺だからだ。

はい?
取りあえず 2週間

そいつからの電話もメールも
無視をしとけ。

お前のために
完璧な戦略を考えといてやるから。

《最悪だ 連絡を無視するって

いかにも雑誌の恋愛特集に
書いてありそうなマニュアル》

《絶対 嫌だ!》

あっ 俺の言う通りやらなかったら
クビだからな。

ハァ…。

暑くなりそうだな。

(優子)
え~ 今日から配属になった

黒木さんで~す!

黒木さやかです
よろしくお願いします。

あそこのデスク 使ってね。
あっ はい。

(千絵梨) 1枚お願いしま~す!

はい。
(カメラのシャッター音)

アッハ~! 映え~! ハハハ!

(多香子) 戻りました。

お~!
多香子。

よかったよ~ 同期がいて。

ねぇ あの人 何?
ん? あ~

奥園ちゃん うちのSNS担当。

アップロード ヘヘ…。

(多香子)
ってか 聞いたよ さやか。

婚約破棄されたんだって?

あっ う… うん。

で 婚活コラム やるんだって?
うん。

えっ ねぇ そのへんの
うわさってさ こう…

どのへんまで広まってるのかな?

えっ 昨日
ボスが部会で発表したから

全員 全部 知ってるけど?

《編集長!》

(優子) 黒木さん。
はい。

これ プレスに返却ね。
あっ はい。

それが終わったら 4月号掲載店の
番号チェック お願い。

それから
来週のフェスの弁当手配も。

はい。

(中島) 黒木さ~ん。
はい。

(中島) 部会でフィックスした
今月号のラインアップ

各所に回しといてくれる?
はい。

えっ えっ プレスに返却して
えっと 番号チェックして

えっ あと… 何だっけ?

ん?

あっ! えっ!?

ちょ… どういうこと?

(多香子) メール見てみな。

(キーボードを打つ音)

(クリックする音)

(多香子) これから1か月の間

さやかに好きなだけ
仕事振っていいって。

校了前だから 助かるわ!

誰が こんなことを…。

あ~ 重っ!

(優子)
ごめ~ん! どいて どいて!

サンキュー!

セーフ…。

おっと! あっ!
(高橋) ごめんなさい!

痛っ! 切った~。

よろしくお願いします
失礼します。

地味に つらいね~。

(マイ)
私 時間なんで 上がりますね。

これ 残り お願いします。
はい。

(マイ) お疲れさまで~す。

バイト ドライ~。

(メッセージの受信音)

《和也から1週間ぶりのメール》

《これは 今すぐ 返信せねば》

あ~ また 広告メールか。

さぁ 仕事 仕事!


ハァ ハァ…。

(カメラマン)
こちらも目線 お願いしま~す。

(カメラマン) こっち お願いします。
(歓声)

ケイタ カッコいい~。

(千絵梨) あっ 1枚お願いします
こっちも。

(ケイタ) いいよ。
は~い… あ~!

ケイタ 映え~!

よし アップロードと。

アッハハ…!

あっ ちょ… ダメです!

ダメダメダメ! 離れて…!

(永瀬) 大盛況ですね。
永瀬課長。

川村製薬さんも
いらしてたんですね。

うちの飲料部門が
出店してましてね。

すごい人気の
ブースがあるって聞いて。

やっぱり 『riz』さんの
タイアップでしたか。

うちとのタイアップも
お願いしますね。

(優子) もちろんです
その件は うちの三浦が

きちんと進めておりますので。
はい。

(谷原) あれ? じゃあ 次の日程
決めちゃいます?

アハハ 行きましょうか。
はい じゃあ 行きましょう。

宇佐美マジックですよ。
アハハハ。

(着信音)
あっ クライアントだ。

(着信音)
(多香子) じゃあ 行ってますね。

はい 杉です。

(中島) はい オッケーで~す!
お疲れさまです。

(中島)
ゆっくり休んでってください。

あぁ よかったよ~。

はい~。
あざっす。

あれ? また 背伸びた?

俺がスカウトした時 ケイタ

まだ こんな…。

なわけない!って。
なわけない!って。

アハハハハ! イェイ!

(ケイタ) でも ホントに
宇佐美さんには感謝してます。

ありがとうございます。
あっ ぬるっ!

ぬるいよ これ。
へっ?

あっ… すいません。

ねぇ 誰だよ?
今日の弁当 発注したの。

お前か?
いや 違います。

(中島) お前か?
黒木さんで~す。

はい。

『週刊エッジ』で 一番人気だった

ボリューム満点
がっつり中華弁当で~す。

ドヤ顔すんな!
柔道部の合宿じゃねえんだから。

全然ダメ!
あっ ちょっ…。

『riz』のお弁当は
ヘルシー かつ インスタ映え

これ 鉄則。

お前 それ買い取りな。
えっ そんな…。

あぁ もしもし おかもっちゃん?
急なんだけどさ…

今からケータリング出せる店 知ってる?
(千絵梨) 映えるやつ…。

(中島) あぁ 映えるやつ…。
すいません。

(メッセージの受信音)

あっ… 広告メール しつこいな~。

(優子) 編集長 ちょっと。

ハァ…。

(ノック)

(ノック)

あっ えっ あの… 何か?

あっ しゃべっちゃいけない
決まりとか?

(お腹が鳴る音)

もしかして お腹すいてるの?

ん? えっ
お… お弁当? 食べてくれるの?

うんうん!
あっ じゃあ ちょっと待ってて。

どうぞ どうぞ
1つと言わず 2個 3個。

あっ うん 1つでいいのね。

はい どうぞ。

あっ お… お金?
いらない いらない。

食べてもらえるだけで
うれしいから。

じゃあ… あっ 今度!

今度 もし どこかで会ったら
その時に。

ねっ。

♬~

♬~

≪お疲れさまで~す≫
≪お疲れさまでした≫

(女性たち) お疲れさまで~す
お疲れさまで~す…。

(女性) 柏木王子だ!
えっ 柏木王子?

(柏木祐一) お疲れさまです
お疲れさまです。

(女性) お疲れさまで~す。
お疲れさまです。

はい! 柏木ちゃん。
おっ 谷原さん。

お疲れ~。
お疲れさまです。

いや~ お前が
率先して引き受けてくれて

俺 助かったよ~。

いや~ 俺たち お前
便利屋かよって なぁ?

楽しかったですよ。

そうですか。
フフフ…。

どんな仕事も楽しむ余裕。

さすが お育ちが違いますね。
いや…。

あの~ 『riz』の方たちは?

(谷原)
あ~ 何かトラブルみたいで

撮影終わったら
血相変えて帰ってったよ。

そうですか。
(谷原) うん。

我々も撤収!
パ~っと行っちゃう~?

イェ~イ!
行きたい!

(谷原) 何 食べる?

デニム特集 差し替えです。

クライアントから
クレーム入りました。

ん~。

ハァ…。
(優子) 校了まで2日。

うん。

ハァ…。

三浦 スタジオに確認取って。
(多香子) はい。

杉 モデル手配。

鉄男 カメラマン押さえて。
はい。

由紀ちゃん ライター…。
(由紀) はい。

よし。
編集長 私は何を?

お前は…

走れ!
はい?

夜食 買って来ました これ。

夜食 買って来ました~。
ありがとう!

じゃ 渡しちゃいます。

ゲラ 編集長…

オッケー!
(中島) よし。

黒木さん これ
クライアントに持ってって。

あっ はい。

(多香子) ハァ… お疲れ~!

いってきます!
あ~! それから

オーケーもらえたら
そのまま印刷所ね。

はい。

≪お待たせしました≫
はい。

オッケー出ました こちらで
回してくださって結構です。

ありがとうございます。

(着信音)

取りあえず 2週間

そいつからの電話もメールも
無視をしとけ

俺の言う通りやらなかったら
クビだからな

(着信音)

(中島)
今月も無事 校了に カンパイ!

(一同) カンパ~イ!

お疲れ~。
(多香子:さやか) お疲れさまです。

あ~!
(千絵梨) 飲め飲め~。

遅れちゃったけど
今日は黒木ちゃんの

歓迎会ということで
みんな 朝まで

よろしくね! 大丈夫? 朝まで。
(一同) イェ~イ!

あっ はい
私 1杯飲んだら帰ります。

え~!?
じゃあ 帰りなさい…。

どきなさい どきなさい…。
(中島) いやいや…。

こっち 座り。

あ~… すいません。

お…。
(マスター) 言わせないよ。

「お代わり」は。
おぉ…。

(マスター) しかし 君も大変だね。

婚約破棄翌日からの
実録婚活コラム。

さすが あの宇佐美ちゃん
雑誌のためなら

血も涙もない。

(優子) うちの編集長
変わってるでしょ?

まさか あんな人だと
思いませんでした。

最初は みんな びっくりする
でもね すぐに慣れる。

そうですかね?
いや 全く自信ないです。

いや そういえば編集長は…。

あぁ ボス 飲めないから
たったの一滴も。

へぇ~。
(多香子) うん。

あ~あ 編集長 私の企画のこと
考え直してくれないかな~。

無理だね 頑固だからボスは。

ずっと女性誌でやって来て
結果出して来た人でしょ?

自分の考えを曲げないのよ。

(優子)
いいじゃない 仕事で最新婚活?

最高じゃない。

出た 優子さん 既婚者の余裕。

でも 30歳前の独身女が
全国誌で婚活コラムですよ?

「売れ残りです! 必死です!」って
世間にさらすなんて

田舎のかあちゃん 泣きますよ~。

泣く!

マスター。

イェ~イ!

でも 30歳独身で男もいなくて
いきなり無職じゃ

それこそ 親 泣くんじゃない?

号泣必至だな ハハハ…
マスター お…。

お~。

(優子)
でも大丈夫よ うちのボス

ああ見えて
いろいろ考えてるから。

実力は確かだと思う 彼。

男性アイドルのヌードを
表紙に使ったり

クーポン付けて
エステの特集したり。

斬新な企画を
今まで 当てまくってるから。

婚活企画だって
毎回 読者の悩み聞いて

男にもアンケート取って
完璧に分析して

全て完売 なっ?

今日で ちょうど2週間なんです。

編集長に言われて
彼からの連絡 無視しろっていう

いかにも 雑誌の恋愛特集に
ありそうな戦略? 始めてから。

編集長としての実力はあっても

ひとの恋愛を成就させるのとは
別じゃないですか。

恋愛の話なのに
何で ブランドとか

マーケティングの話を
持ち出すんですか。

大体 あんな奇天烈な髪形の
40歳男の話を聞いて

「はい 分かりました」って
なりますか?

なりません。
うんうん。

シッ!
本当に このまま

戦略? 続けて
うまく行くんでしょうか。

鳴ってるな。

うん?
(振動音)

あ… あっ!
(振動音)

あっ!

(石橋の声)
「会って話したいことがある」。

俺の言った通りだな。
では そろそろ

連絡させていただきます。
待て。

会った時が勝負だ。

ここで ミスを犯せば
取り返しのつかないことになる。

あの そろそろ自分のやり方で
やらせてもらえませんか?

もう 連絡来たんだし
早く返事しないと…。

ダメだ お前の乏しい経験に頼ると
失敗するぞ。

愚者は経験に学び
賢者は歴史に学ぶ。

でも 恋愛って 頑張ってするもの
じゃないと思うんです。

やっぱり お前
一生独身 決定だわ。

はぁ? 何で私が
一生独身なんですか?

お前
男に大事にされたいんだよな?

決まってるじゃないですか
そんなの。

だったら どうして
男の意見を聞かない?

マーケティングの基本は

顧客のニーズに
耳を傾けることだろ。

今の客は誰だ?

男だろ?
だったら男の意見をもっと聞け!

私だって…
彼のために いろいろしました!

仕事が忙しいって言うから

電車で1時間かけて
家まで会いに行ってあげてたし。

いつも
部屋の掃除もしてあげてたし。

和也が どうしても女性警察官の
制服を着てくれって言うから

ネットで衣装買って
コスプレまでしたんです!

《ダッ!
勢い余って私は何を…!》

それはな 顧客のニーズを
満たしてるんじゃなくて

顧客の言いなりになってるんだ。

いいか? 男が喜ぶことを
するんじゃなくて

男の脳が喜ぶことをするんだ。

脳が喜ぶ?

人間の脳はな
不安になると興奮するんだ。

つり橋理論って知ってるか?
知ってますよ それくらい。

カップルで つり橋に行くと
不安定な場所に立っているのを

恋愛で ドキドキしてると錯覚する
ってやつですよね。

そうだ だから次 会う時は…。

彼をつり橋に
連れて行けばいいんですね!

アホか!

つり橋で復縁を迫る
30歳女なんて お前

怖過ぎるだろ?

つり橋理論で大事なことはな

人間は 不安な状況じゃないと
恋愛感情が生まれないってことだ。

不安な状況?

聞きたいか?
じゃあ 特別に教えてやろう。

お前は B級女のくせに
運だけはA級だな。

はい このテレビ
幾らだか分かるか?

テレビの値段と
どう関係があるんですか?

いいから 答えろ。
え~…。

10万円くらいですか?
まぁ 大体 そんなとこだ。

そして この俺が着ている
グッチのジャケットは26万円。

お前の着ている
そのカーディガンは

7000円くらいか?
えっ まぁ はい。

じゃあ お前の値段は?

はい?
うん お前の値段。

値段は分からないよな~。

テレビだったら値札が付いてるし
ネットで調べることもできる。

でも お前には
値札が付いてるわけでもないし

ネットに載っているわけでもない。

じゃあ 男はどうやって
お前の価値を測ると思う?

さぁ?
いいか。

物にはな 絶対的な価値なんて
そもそも存在しないんだ。

人間が相対的に
価値を計算しているにすぎない。

仮にな 目の前に宝石を出されて

「これは価値の高い石です
30万円です」って言われても

それが高いか安いかなんて
分からないよな。

はい 確かに。

でも「世界に たった3つしか
ありません」とか

「500年前のものです」
って言われたら

安いって思うだろう?

価値が分からないものはな
物差しの当て方次第で

価値の感じ方が大きく変わるんだ。

物差しですか?
そう。

つまり お前が
どんな男に狙われているか

それが物差しなんだよ。

お前が魅力的な男に
狙われてることを知れば

それが判断基準になって

一緒にいるお前も
価値が高いと認識される。

なるほど。

ケリーバッグあるだろ
エルメスの。

あっ 確か 女優の名前ですよね。

そうだ。

ケリーバッグは最初

「サック・ア・クロア」
って名前だったんだ。

グレース・ケリーっていう
アメリカの女優が

モナコの王と結婚して
パパラッチ にカメラを向けられた時

とっさに 妊娠したお腹を
そのバッグで隠したんだ。

その写真が
週刊誌の表紙を飾って
バッグが一躍 話題になった。

それで
モナコ王室の許可を得て

ケリーバッグ
って名前に変えたんだ。

王様と結婚した女優の名前が
付くなんて…。

ステキな話。

ナイキだって
マイケル・ジョーダン やタイガー・ウッズ に

100億円以上の契約金を
払っていただろう。

つまり 誰が持っているかが

消費者が価値を測る時の
大きな判断材料になってるんだ。

それは分かります
いや 分かりますけど

これは 恋愛の話です!

バッグや靴と同じにしたら

それこそ 取り返しのつかない
ことになる気が…。

ホントに
うまく行くんでしょうか?

フン… 余裕だ。

30分!?

元カレと会うのは
30分で切り上げろ

そして その後 あらかじめ
他の男と待ち合わせしておいて

その様子を元カレに見せるんだ

え~ 絶対 嫌です
なぜだ?

他の男といるところなんて
見られたら 嫌われるでしょう!

確かに

完全に他の男のものに見えたら
身を引くかもしれない

でも今 お前が買い手を探して

売りに出されている
状態だったら

お前の価値は上昇するだろう

問題は誰を見せるかだな

競争意欲をあおるような
魅力的なヤツがいいだろうな

男は競争したがる

はっ!

ケイタに頼んでやろうか?
え…

ケイタさんですか?
うん

アハハハハ! イェイ!

やってくれますかね?

俺が頼めば余裕だ

飯でも おごってやれ

悪い 待った?

あっ… ううん 全然。

(石橋) じゃあ行こうか。
うん。

《和也と久しぶりに会うだけでも
緊張するのに

途中で切り上げて
ケイタと待ち合わせするなんて

何か 私 すごくモテる人みたい》

《な~んつって いかんいかん
調子に乗ってる場合じゃ ない》

2週間ぶりか。

うん。

仕事には戻れた?

「ファッション誌に異動して

仕事とプライベートが
充実して来た」

…と 近況を少~し脚色して話せ

『riz』の編集部に来てくれ
って言われて

すぐに異動したから大丈夫だった。

あぁ…。

「自分と別れて
落ち込んでいてほしい」

…という男の期待を裏切り

「もしかして 他の男に
売れてしまうのでは?」

…と不安にさせるんだ

もう みんなに頼られちゃって
休みも全然ないけど

この間はフェスに行ったりして
うまく息抜きしてる。

そっか…。

いや 俺も最近
新しいプロジェクト任されて

余裕ないんだ。

(店員) お待たせしました。

あっ…。

《ボタン》

ん?

あっ… ううん。

《もう
付けてあげられないのかな》

(石橋) なぁ さやか。

2人で 最初に行った
エスニックのお店 覚えてる?

あの… あっ
面白い店長がいるとこ?

そう そこ!

あそこの激辛トムヤムクン

2人で泣きながら食べたよな。

うん。

タイって行ったことある?
ない

[ 外国語 ]

《忘れるわけない》

《高校時代から
ずっと憧れていた和也と

東京で 偶然 再会して

初めてデートした 思い出の場所》

(石橋) 今から行かないか?

予約しておいた。

えっ…。

《行きたい
もう少し 和也といたい!》

《どうしよう…》

《ケイタを待たせるわけには
いかないし…》

(振動音)

《マズい!》
(振動音)

どうかした?
あっ ううん…。

あっ… ちょっと お手洗い。
(振動音)

(音声ガイダンス)
おかけになった電話は

電源が入っていないか
電波の届かない場所にあるため

かかりません。

絶対に遅刻するなよ

(石橋) ねぇ 大丈夫?
何か 顔色悪いけど。

あ… うん 大丈夫。

で 今日 どうする?

《本当は もっといたい
でも…》

♬~

ごめん。

申し訳ないんだけど 今日は帰る。

えっ どうしたの?
その…。

な… 何ていうか… 予定があって。

何だよ? 予定って。

その…。

知り合いと待ち合わせしてて。

あぁ… そっか。

じゃあ 出よっか。

うん。

待ち合わせ この辺?

あっ うん そう。

分かった。

じゃ 俺 行くよ。

《何やってんのかな? 私》

《ケイタなんか
どこにもいないじゃん》

《だとしたら
作戦は実行できない》

《このまま 和也と一緒にいても
いいんじゃないの?》

間違っても お前から
絶対に引き留めたりするなよ

♬~

あのさ!

私 結婚のこと

急ぎ過ぎてたのかもしれない。

いや もちろん 早く結婚したい
気持ちがないといえばウソになる。

もうすぐ 30歳になるし

あのまま付き合ってるのも
不安だった。

和也に意見を聞いても
はっきりしないし。

でも 結婚のこと

勝手に進めたのは間違ってた。

ごめんなさい。

俺のほうこそ

さやかの気持ち考えないで

怒鳴ったりして ごめん。

和也…。

♬~

《やっぱり 私は
和也が好きなんだ》

《変な駆け引きなんてしないで

自分の思いを
ぶつけたほうがいい》

やっぱり 私たちさ…。

(車の走行音)

ハァ…。

よっ! ハハハ…!

《ケイタじゃないんか~!》

早く乗れ!

えっ…。

(エンジンを吹かす音)
お~!

ぐぁ~! ハハハ…!

いやいやいや…!

フゥ~ ホホ… お前 遅刻だぞ。

そんなことより
どうして編集長が来たんですか?

え? ケイタだと
力不足だと思ってな。

ヘヘ… 俺は 完璧主義者なんだ。

《「ケイタより 俺」
その自信は どっから?》

おい 右! 右 来てるか? 車。

知り合いと待ち合わせしてて

あぁ… そっか

何だよ この店。

編集長が何か食べたいって
言ったんじゃないんですか。

ここのモツはね
新鮮で おいしいんですよ。

俺は こういう所には
来ないんだよ。

じゃあ どういう所に
行くんですか?

まぁ ホテルのラウンジとか

いわゆる 三ツ星だよ。

へぇ~。

私だって ホントなら

今頃 和也とトムヤムクン
食べてたはずなんですけどね。

どうして 編集長と…。

え~い!

ミネラルウオーター プリーズ
あっ ガス入りで。

ないっす。
あ~ じゃあ ノンガスで。

はい お冷や 1丁!
≪はい≫

お冷や?

やりたいようにやって
ご機嫌ですね。

は~あ 何かもう
どうでもよくなって来たな!

あ~!

いや 私だって ホントは
こんなはずじゃなかったんですよ。

好きな仕事をしながら
幸せな結婚も手に入れる。

それが入社した頃に想像してた
30歳になった自分でした。

だから 実力をつけるために

仕事を頼まれたら
喜んで引き受けて。

でも 取材のために
繁華街を駆けずり回って

入稿前は 徹夜が続いて。

忙殺された20歳代。

がむしゃら過ぎた 私。

気が付けば メイクも服も
手抜きになりがちになって。

同級生から 結婚式の招待状を
何通も受け取るうちに

結婚して 楽な仕事をしながら
の~んびり暮らすことに

いつの間にか
目標が すり替わってました。

でも それも かなわなかった。

なりたかった自分と 今の自分が
かけ離れ過ぎてるんです。

お前 語るな~!

え~! あ~たも今まで
散々 語ったやん。

っていうか スルー?

三十路女の魂の叫びは
完全に スルーかい!

次の戦略だが
次に お前が やるべきことは

安売りしないことだ。

高めた価値が
一気に下がってしまうからな。

自分のものだと
思っていたものが

他の男のものに なりかけている。

お前の男は 自分のプライドを
満たすためにも

お前を取り返したいと思うだろう。

そうですかねぇ。

別れてすぐ 他の男と
デートする女だと思われて

嫌われたんじゃないですかね。

いや お前を自分のものだと
認識するためにも

あいつは 必ず体を求めて来る。

でもな 人間というのは

苦労して手に入れたものほど
大切にするし

楽に手に入れたものは
大切にしない。

大切にされたかったら
体を許すなよ。

分かってますよ そんなこと。

お前 分かってんのかよ?
ホントに。

分かってますって。
適当に考えてるとな

「ライセンスの悲劇」と
同じ目に遭うからな。

ん? 何ですか?
ライセンスの悲劇って。

第二次世界大戦後のパリに

100年に1人の
天才デザイナー が現れた。

彼は ココ・シャネルや
クリスチャン・ディオールと共に

20世紀のファッション界を
リードしたが

自分の名前で立ち上げた
ブランド自体は

地位を築くのに
相当な苦労をしたんだ。

100年に1人の天才なのに?

大々的にライセンス契約をし

ブランドの価値が低下したことが
原因だと俺は思ってる。

ライセンス契約?

ブランドの名前だけ貸して

生産や流通を他の企業に任せる。

それがライセンス契約だ。

でもな ライセンス契約は
ブランドの命取りになりかねない。

なぜか?

ブランドの名前を借りたほうは
ライセンス料を払ってるわけだから

できるだけ儲けたい。

だから 名前を使えるだけ
使おうと考える。

その結果 大量生産された
タオルやスリッパにまで

ブランドのロゴを入れて
売ってしまったんだ。

当然 ブランドの価値は落ちる。

目の前の利益に とらわれて

大切なものを
安売りしてしまったら

価値を下げることになる。

タオルのように扱われるか

一生もののように扱われるかは

お前次第ってことだ。

全ては お前次第 ねっ。

♬~

編集長も食べます?
おいしいですよ。

いらねえよ。
あっ そうですか。

じゃあ 1人で いただきま~す。

お~!

う~ん おいしい!

全ては 私次第… か。

よし。

♬~

おはようございます。

婚活コラムの企画書
書いて来ました。

やっと やる気になったか。

タイトルは

「夢のウェディング」です。

ダッサ。

よろしくお願いします!

あっ 黒木。
はい。

忘れるなよ 次の戦略。

「大切にされたかったら
安売りするな」。

♬~

ハァ…。

今日も

暑くなりそうだな。

はぁ~。

お疲れさまです。
お疲れさまで~す。

♬~

1つと言わず 2つ3つ

あっ お… お金?
いらない いらない

あ~! はぁ~ 暑っ!

いただきます
今度 もし どこかで会ったら

その時に
う~ん! うまっ!

あっ 弁当代!
(多香子) 柏木さん!

早かったですね。
お疲れさまです。

どうぞ。

♬~

安売りするなって言われても

そもそも 求められてるんだか。

あっ。

あの男 誰?

あの 黒いオープンカーの男。

新しい上司だよ。

部署が変わったって話
したでしょ。

付き合ってんの?

そんなわけないでしょ!

ちょ…。

ダ… ダメだって。

ハァ…。

(石橋) ハァ…。

和也。

♬~

♬~