ドラマログテキストマイニング

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

バカボンのパパよりバカなパパ 第1話 ドラマの原作・キャストは?(見逃した方はネタバレ注意)

土曜ドラマ バカボンのパパよりバカなパパ(1)<全5回>▽わしは天才なのだ』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. パパ
  2. 先生
  3. ママ
  4. バカ
  5. 笑い
  6. 眞知子
  7. 痛い
  8. 本当
  9. 一緒

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土曜ドラマ バカボンのパパよりバカなパパ(1)<全5回>▽わしは天才なのだ』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

<ギャグとナンセンスで
世の中の常識を ぶち壊し

自由に生きた男 赤塚不二夫

彼の生きざまを 見事に言い表した
言葉があります。

すなわち「これでいいのだ」>

 

破天荒な日々を送っていた不二夫(玉山鉄二)を元嫁の登茂子(長谷川京子)と、娘・りえ子(森川葵)は心配し、眞知子(比嘉愛未)を気に入り、結婚させようと画策する。

詳細情報
番組内容
天才ギャグ漫画家・赤塚不二夫玉山鉄二)は、アシスタントや編集者と遊ぶように漫画を描き、奥さんである登茂子(長谷川京子)、娘・りえ子と別れ、夜は飲み屋でバカ騒ぎするという破天荒な日々を送っていた。時は流れて、成長したりえ子(森川葵)は不二夫に再会する。そして、登茂子とりえ子は、大きな愛情で不二夫を包む眞知子(比嘉愛未)を気に入る。二人は、眞知子と不二夫を結婚させようと作戦を立てるが…。
出演者
【出演】玉山鉄二比嘉愛未長谷川京子森川葵馬場徹駿河太郎,マギー,浅香航大,井藤瞬,千代將太,駒木根隆介,押元奈緒子,草笛光子,住田萌乃,【語り】松尾スズキ
原作・脚本
【原作】赤塚りえ子,【脚本】小松江里子
音楽
【音楽】大友良英,Sachiko M,江藤直子

 

皆さん こんばんは。

今日から 新しいドラマが
スタートします。

時は 昭和の高度成長時代。

そして このドラマの主人公は

今も伝説のギャグマンガの天才
赤塚不二夫

時代の中で生まれるのも
ギャグなら

その時代を壊すのも またギャグ。

中でも この「シェー!」。

これは みんなが まねをし
日本中を笑いで明るくしました。

できない事も 赤塚不二夫がいたら
できると言わしめ

バカという言葉を 褒め言葉に変え
常に笑いに命を懸けた男。

そんな赤塚不二夫とは
一体 どんな人物なのか。

真の天才?
はたまた 本物のバカ?

どうぞ 皆さんの目で
確かめて下さい。

(不二夫)
そうか やっぱり賛成か…。

(バカボンのパパ)
いいや 反対なのだ。

じゃあ… 反対か。

だから 賛成なのだ!
あの青島幸男が国会で決めたのだ。

え~っ?

(りえ子)
<私のパパはマンガ家です。

そして 少し変わっています。

いいえ 少しどころか…>

賛成の反対!

あぁ…!

まさに世紀の発見だ。
賛成の反対!

これでいいのだ!

<バカボンのパパより
バカだと思います>

全然 面白くない。

それじゃ バカボン的な
ナンセンスなギャグが

全然 生きてこないじゃないか!

(長瀬)どうしたらいいですかね?
(冨島)「バカボン」もさ

ニャロメとか
ケムンパスみたいな

名物キャラが
もっと欲しいよな。

(長瀬)おまわりさんは?
(せきばらい)

(横井)
あの! 僕も そう思いますが

今は締め切りです!

早く原稿を描いて頂かないと!
(おなかが鳴る音)

うわ~… 腹減った。

横井ちゃん
今日は土用の丑の日だよ。

ウナギが食べたい!
(長瀬 冨島)あっ 食べたい。

ちょっと 先生 そんな事
言ってる場合じゃないんです。

今日中に入れないと 本当に
間に合わなくなるんですよ!

そんな事 言われたら
ますます食べたくなってきたよ。

仕事が終わったら
いくらでも食べて下さい。

今じゃなきゃ 駄目なの!
駄目なの。

腹減った~。 横井ちゃんはさ
俺が腹減って死んでもいいのか?

1食 抜いたくらいで
人は死にません!
うわ~…。

残酷な事 平気で言うんだね。
見損なったよ 横井ちゃんの事!

もう やんなっちゃうよ!
あ~あ~ あ~あ~…。

はあ… ウナギが食べたいよ~。

ウナギが食べたいよ~。

あっ。 犬もウナギに見えてきた。

先生 それ面白い!

目ン玉つながりのおまわりさんも
犬がウナギに見えて

逮捕して 食べようとしてる。

いくら何でも 犬とウナギは
間違わないでしょ?

いやいやいや… おまわりさんも
犬がウナギに見えるぐらい

幻覚を見てるんだよ!
(長瀬)おなか減ってるからね。

ウナギの胴体に
犬の足がついてるっていうのは?

(冨島)あ~ あ~ あ~。
面白い!

こんな感じかな?

♬~

(木下)何ですか?
(松本)このヘンテコリンな生き物。

よく聞けよ。
こいつの名前はな…

ウナギイヌだ!

(一同)ウナギイヌ
(笑い声)

こいつは ウナギみたいに
捕らえどころがないんだよ。

人の言葉も しゃべったりしてね。
案外 博識だったりして。

(笑い声)
体は黒い方が よくありません?

いいよ!
なるほど なるほど。

横井ちゃん 今日は
うまい酒が飲めそうだぞ!

「今日も」でしょ 先生。
(笑い声)

はい フジオプロです。

はい。

えっ 今週も また3位ですか?

♬~

あしたのジョー」と「巨人の星」の
連載が終わっても まだ3位か。

よ~し やるぞ。 もっともっと
面白いギャグ考えて

絶対1位になってやる。

みんな いいね?

(一同)はい!
よし。

あれ? ウナギイヌがいない!
ウナギイヌ こちらですよ 先生。

(東野)ただいま~。
遅いよ!

あの…
面白いもの 見つけたんですよ。

2組の先生って かっこいいよね。
めちゃくちゃ かっこいい!

え~? 趣味悪くない?
(2人)え~?

趣味悪いよ~。

ねえ そのおもちゃの銃
持ってきちゃいけないんでしょ?

先生に言いつけるわよ。

言ってみろよ!

(3人)きゃっ!
パ~ン!

(笑い声)

俺たちだって バカじゃないよ。
弾 当たったら 痛いもんな。

(3人)な~!

何よ… 最近 変なおもちゃ
はやってるよね。

私たちは これだけどね。

(3人)テクマクマヤコン
テクマクマヤコン

シンデレラにな~れ。
私は白雪姫がいいな。

私は ファッションモデル。

<当時 女の子の間では
パパのマンガ

ひみつのアッコちゃん」の変身が
はやっていたのです>

りえ子ちゃんのパパ この近くで
仕事してるんでしょ?

今から サインもらいに
行ってもいい?

えっ?

早く早く!
りえ子ちゃん 来て来て!

ねえ どんなパパなの?

手塚治虫のように
ベレー帽が似合う

知的なパパだよね。

うちのパパはね…。
(騒ぐ声)

うお~っ! 痛い 痛いよ~!

あっ パパ…。
シ~ッ!

(3人)えっ?
よ~し 今度は こっちの番だぞ。

突撃だ~!
バンバン! バンバンバン!

(バカボンのパパ)
<これが 赤塚伝説その一

銀玉鉄砲発砲事件なのだ>

痛い 痛~い!
痛い 痛い 痛い…。

痛い 痛い あ~っ!
痛い 痛い 痛い 痛い!

♬~

あっ お帰り。

本当 バカでしょ? 服まで脱いで。

あらっ お友達?
どうぞ 上がって。

りえ子ちゃん また明日…。
じゃあ。

えっ あっ… みんな!

これは違うの! 違うの!

どうしたの?

「どうしたの?」って ママ
何で パパたちを止めないのよ?

だって 楽しそうだから。

隙あり~!
痛い 痛い 痛い!

分かった。 だったら 私が…。

パパ いい加減にして!

そんな おもちゃの銃で
裸になって 何が面白いのよ!

あっ!

いいアイデア 思いついた。

えっ?
あっ…。

動くなよ 動くな。
お~ 出た 出た 出た。

お~ 取れた~!
よかった~。

りえちゃん ごめんね ごめんね。

気を付けなさいよ。

お前のせいで せっかくの銃撃戦が
台なしじゃないか。

だって…。
その上 みんなにも心配かけて。

謝りなさいよ。

ごめんなさい。
はい いいよ~。 フフフフ…。

「分かりません」。
(笑い声)

「う~ん 強いて言うならば…

う~ん 自分が最低だと思えば
いいんじゃないのかな」。

あっ ここ 俺が当てたとこですよ。
(笑い声)

こっち こっちは俺だから。
(笑い声)

これ わざと消してない?
(笑い声)

りえ子も来なさいよ。 面白いわよ。

おかしいのは この家だ。

テクマクマヤコン
テクマクマヤコン

普通の家の女の子にな~れ…。

♬~

私だ…。

♬~

よ~し あと1時間で仕上げるぞ。
(一同)は~い。

大変な事をしてしまいました!

どうしたんだ? 横井ちゃん。

先ほど頂いた
バカボン」の原稿を

タクシーの中に
忘れてしまいました!

(一同)えっ!?
どこのタクシー?

分かりません!
何か 手がかりは…

何色のタクシーだったの?
分かりません…!

雑誌に穴開けちゃいますよ。

どうするんです!?
どうしますか?

先生…。

あの… 新人のマンガ家の原稿と
差し替えさせてもらえませんか?

申し訳ありません!

いくら 横井ちゃんの頼みでも…。

飲みに行こう!

えっ?

まあ 飲め 横井ちゃん。

こういう時こそ バカになれ!

困った時はね み~んな
バカになればいいんだよ。

「バカになれ」。 いいね いいね!

みんな バカになるのココロ~!

そう バカを貫くのだ~!

(ユキ)
あんまり調子に乗ってると…。

(潤子ママ)うるさいね お黙り!

ほら 言わない事じゃない。

「バカになれ」か。 いい事 言うね。

だから 不二夫ちゃんのマンガに
出てくる登場人物は

みんな おバカで
かわいげがあるんだろうね。

ありがとう ママ。
分かってるよ。

何てったって デビュー前から
この店に通ってくれてんだもの。

はい はい どうぞ。
おぉ~!

うまいぞ ここのオムライスは。
さあ 食え!

人はね 腹がすいてると
心まで へこんでくるんだよ。

腹いっぱい食って そして 飲め!

そして バカになれ!

僕… バカにはなれませんが

食べます!
ハハハハハ。

♬~

ありがとうございました。
横井ちゃん ちょっと…。

う~ん う~ん! 危ない 危ない。

行くよ! はい 1 2 1 2…。

ネームはあったか?

ああ 出版社から
届けてもらいました。

よ~し 始めるぞ。

みんなも 頼むね。
(一同)はい。

ここは? 確か ゆうべ…。

えっ!? これは…。

なくしたのと同じ原稿…。

2度目だから うまく描けたよ。

早く届けないと 間に合わないぞ。

日本中の子どもたちが
待ってんだろ。

先生…。

ありがとうございます!

♬~

行ってきま~す。
行ってらっしゃい。

また こんな所で寝て…。

♬~

パパの席なんて 要らなかったね。
いつも 外で食べてくるし。

そんな事 言わないの。

仕事が忙しいの。
気分転換は必要よ。

限度はあるけどね…。

<パパは仕事が終わると
いつも 次の仕事に向かった。

今から思うと これも立派な
パパの仕事だった>

♬「景気をつけろ 塩まいておくれ」

♬「ワッショイ ワッショイ
ワッショイ ワッショイ」

♬「ソーレ ソレソレ お祭りだ」

ちょっと 横井ちゃん。

横井ちゃんが 真剣にやらないとさ
僕 つまんないよ!

いや そんな…
一生懸命やってますよ!

ワッショイ!
じゃあ また最初から いくよ?

えっ? いやいや 先生…
休憩しましょう。

え~? じゃあ ちょっと
おトイレ行ってくるね。 はい!

お疲れさん。
いや~ 今夜も長くなりそうだな。

また かみさんに怒られちゃうな。

そろそろ いいんじゃないですか?

でも 先生
帰るって言わないだろうし…。

僕 徹夜続きで限界です…。

あっ 先生 戻ってきました。
ああ 横井ちゃんは

練習しておいてね。
はい!

はい 先生。
あっ ありがとう!

ねえ 今度さあ デート行こうよ。

デート?
私も デート行きたい。

私も~!
おっ いいね いいね!

じゃあ 俺
みんな面倒見ちゃうから。

(3人)やった~!
俺って 結構モテるんだね~!

今のうちだ…。

先生 じゃあ 僕らは この辺で…。

お疲れさまでした。
(一同)お疲れさまでした!

マンガ家の知り合いとか
要らない?

あれっ どこ行くんだい?
おい! おい!

(せきこみ)

こんな朝っぱらから…。

はい 赤塚です。
☎もしもし? 私…。

☎もしもし?

「私」じゃ 分かんないよ。

☎けい子よ。
ゆうべは私が悪かったわ。

仲直りさせて?

けい子って 誰よ?

えっ?
正直に答えなさいよ!

いや…。

いや~ よかった~!

は?
あの~ 実はね あの…

奥さんに バラすって
脅されていたんだよ。

あ~ よかった!
これで安心だね ママ!

よ~し 今日から
ぐっすり眠るぞ~!

あ~ よかった!
浮気がバレて 安心した?

もう一回 言ってみろ!

か… か… かっこいい~!
いや~ ほれ直すね ママ!

(指笛を吹く)
あっ 鳴らない。

ヒュ~ヒュ~!

どうして そうなんのよ!?

もう 怒る気なくす…。
もう やってらんないわよ~!

もうね ママね
そんなに怒っちゃ駄目だって。

<ママは パパの女性アシスタント
第1号。

2人は 二人三脚で
赤塚マンガを作ってきたのです>

う~ん…。
何か足りないなあ…。

ん? ちょっと貸して。
何?

<そして 結婚して半年後に

「おそ松くん」の連載が開始され
大ヒット。

パパは 売れっ子マンガ家の
仲間入りをした>

♬~

♬「ウララ ウララ ウラウラで」

♬「ウララ ウララ ウラウラよ」

♬「ウララ ウララ ウラウラの」

昔 パパが描いてくれた
おそ松くん

少し 色あせちゃったね…。

ギャグというのはね
平凡な事柄というボールを

飛翔したアイデアというバットで
こう… 打ち返した時に

飛び出すものなの。
この飛躍力を生み出す源が

ナンセンスだと僕は思うんだよね。

よく 奇人 変人はさ
ナンセンスな事を考えるけれど

あれは 彼らの生活そのものが
言ってみたら 奇怪だから。

マンガ家には不向きなんですよ。

優れたマンガ家はね
健全な常識人ですよ。

すごい人です 赤塚先生は。
(武田)ああ。

まさに ギャグ界の巨匠。

日本人の笑いを変えた
大天才だよ。

5分後 再開します。
お疲れさまでした。

お疲れさまです。
いいお話でしたね。

本当に?
そんないい事 言ってたかな。

(眞知子)失礼します。

あの…

て… 手相 見てあげようか?

今は仕事中ですから。

すみません。

ねえ ママ。
ん? 何?

ママは 私が生まれた時
どう思った?

そうね… 取れたての新じゃがだと
思ったわよ。

また そんな事…。
それくらい かわいかったって事。

私が聞きたいのは…

ママは マンガを
描いていたかったんじゃないの?

私が生まれたから
それを諦めて…。

そうじゃなかったら
今でも パパと一緒に…。

うれしくって
涙が止まんなかった。

えっ?

この子がいてくれたら
ほかには もう何も要らないって

そう思ったわ。

でも パパは…

もう ママの手の届かない
赤塚不二夫になっちゃったね。

♬~

<そして その日は
やって来たのです>

ただいま~!
(一同)シ~ッ!

どうしたの? また 先生の浮気が
バレちゃってさ。

バカ! りえ子ちゃんに
そんな事 言うなよ。

ごめん ごめん。 さて 先生は

今回 どうやって
切り抜けるんでしょうか…。

今日という今日は
許さないからね。

だから こうして
謝ってるじゃないか。

これ。

離婚届!?

もしかして 登茂子さん
本気だったりして…。

まさか…。
まあ でも

ほとほと 愛想尽かしてるのは
間違いないな。

私の名前は書いてあるから。

あっ 本当だ!

仕事や
クラブ通いばかりじゃなくって

私たちの事も
ちゃんと見てほしいの。

家庭を顧みてほしいのよ。

それが できないっていうなら
別れてくれていいのよ。

私は まだまだ イケてるんだから。

分かった。

じゃあ 名前を書くよ。

どうぞ。

本当に いいんだな?

ええ どうぞ。

俺は書くぞ!
どうぞ。

あらっ…。
(冨島)か… 書いてるぞ。

これで… いいかな?

山田一郎?

ハハハ どうだ? 山田一郎。
いい名前だろう?

あっ!
その顔は引っ掛かったな ママ。

おい 冨島ちゃんたちも
俺の芝居 どうだ?

本気だと思っただろ?
(笑い声)

おい りえ子。 お前も ウケたろ?

このね 山田一郎って名前ね
これ もう傑作だよ うん。

もう みんなが山田一郎になれば
世の中 ますます面白くなるぞ。

はい せ~の… これでいいのだ!

あれ? どうした?
そんな怖い顔しちゃって。

おなかでも 痛いのか?

何で ちゃんと
分かってくれないの?

えっ?

ママが本気で悲しんでる事
分からないの?

そんな事も気付かないパパなんて
いなくていい。

りえ子…。

もう もう…。

(泣き声)

よし。

お別れしよう。

ママとは 離婚するよ。

♬~

<ママは 本気で別れる気なんか
なかったのに…>

<私は とんでもない事を
言ってしまったのかもしれない>

(泣き声)

<パパは しばらくして
私とママを置いて 出ていった>

ちょっと待つのだ。 ドラマは
まだまだ終わらないのだ。

ここで ちょっと休憩。

先生。
ん?

イヤミが あそこに…。
何を言ってるんだ… あ~っ!

伝説の「シェー!」の
正しいポーズとは こうなのだ。

せ~の…。
(一同)シェー!

(レレレのおじさん)レレレのレ~。

<そして 10年の月日が流れたのだ>

(キータン)りえちゃん。

キータン!

迎えに来てくれたの?
うん。

もしかして
来ないんじゃないかと思ってさ。

<この人が
今 ママと一緒に暮らしている

新しいパパこと キータン。

ママより8つ年下で
建築士の仕事をしている>

久しぶりだろ? お父さんとは
いつ会ってもいいって

言ってるのに 会おうとしないって
登茂子さんが言ってたよ。

当たり前じゃない。 あんなパパ
会っても話す事ないし。

でも 本当は会いたかったりして?

そんな事ない。
キータンが いてくれるもの。

実は 僕も緊張してるんだ。
あの赤塚不二夫に会えるんだから。

う~ん…。

りえちゃん 来年 高校卒業だし
その進路の話し合いだそうだ。

けど 先生の言う事なんか
聞くかね?

もう10年も 離れて暮らしてるし
りえちゃんも年頃だろ。

それより 先生の方ですよ。

昨日から ずっと
仕事も手につかない様子で…。

あれは 相当緊張してるぞ。

♬~

よし! これでいこう。

どうぞ。
ありがとうございます。

<この人は 眞知子さん。

今 パパと
一緒に暮らしている女性です>

眞知子さんよ。
初めまして 眞知子です。

この人は キータン。
どうも 初めまして。

じゃあ もしかして
先生の再婚相手とか…?

う~ん… そろそろ どうなの?

まだ どうなるか…。

♬~

今日はね
話を聞いてもらいに来たの。

りえ子の事で。
進路で迷ってんのよ。

アドバイス よろしくね。

りえ子 よく来たな。

お前 将来 何になりたいんだ?

言ってみなさい。

それが
まだ分からないみたいなの。

ほら 自分でも
ちゃんと話さないと。

ママが来いって言ったから
来ただけだよ。

将来 何をやってもいい。

お前の好きな事を
やればいいんだよ。

そのかわり その道の一流になれ。

裸になろうが パパは構わない。

裸って…。
ヌードの事だ。

どうせ 見せるんなら
もう全部 見せなさい。

パパは おかしい。 普通のパパなら
そんな事 言わない!

偉そうに 何だよ?

パパのお金で お前とママは
暮らしてるんだぞ。

お前 その事 分かってるのか?
(眞知子)ちょっと 先生…。

あの… ふだん そんな事
絶対言わないんです…。 言うよ!

パパ パパって
さっきから そっちこそ

偉そうに言わないでよ!

パパはだな…
パパは パパだから

パパとして パパだから
パ… パパ…

パパパと言って 何が悪いんだ!?
落ち着いて。

話し合いにならないでしょ?
そうだよ。

りえちゃんも まずは ちゃんと
自分の気持ちを話して…。

今は俺と娘の時間なんだよ!
ああ すみません。

いいのよ キータン。
いや 余計な事を言った

僕が悪かった。
ところでさ 君は誰なんだい?

あっ…。 あっ あの~
初めまして 江守といいます。

勝手に入ってくんな!
あっ すみません。

だから 謝らなくていいの。
私が 一緒に来てって言ったの。

ここはね 俺んちだよ。

俺が許可しないやつは
入ってくんな!

ほんっと 子どもみたいな事を…。

すみません 内弁慶で…。

分かってます。
家族には 甘えるのよ この人は。

家族に言いたい事 言って
何が悪いんだよ!

俺はな バカボンのパパだぞ!
天才なんだよ!

バカみたい。

バカって言ったな?
それが何よ?

バカはね 1日にしてならず。
は?

立派なバカになるのは
大変なんだぞ。

毎日の心がけと努力が
必要なんだよ。

そもそも バカっていうのはね
自分が裸になる事なんだよ。

世の中の
いろんな常識を無視して

自分なりの純粋な ものの見方
生き方を押し通す事なんだよ!

バカっていうのはな…

最高に かっこいい言葉なんだよ!

(拍手)

そんなに バカがいいなら
いっその事

本物のバカボンのパパになれば
いいじゃない!

あっ ちょっと…。
りえちゃん!

りえちゃん…。
ほっとけばいいよ!

何が「バカボンのパパ
なればいい」だ。

俺が目指してるのはな
そのバカボンのパパより

もっともっと
バカになる事なんだよ!

パパのバカ!

あのバカ娘。

あんなに会いたがってたのに…。
本当 不器用ね。

そこがいいとこなんですよ
きっと。

もう… やんなっちゃうよ~!

♬「ぎんぎん ぎらぎら
夕日が沈む」

♬「ぎんぎん ぎらぎら 日が沈む」

<このころの赤塚不二夫
天才バカボン」の連載も終わり

その笑いを テレビや舞台
イベントの企画 出演にと

活動の場を広げていました>

ぎらぎら ぎらぎら…。
お忙しそうですね。

最近は ミュージカルや
コメディー映画まで

作ってらっしゃるとか。
う~ん もっとね

もっと ナンセンスの境地を
極めたいと思ってるんだよ。

それで 本物のバカに見えれば
最高なんだけどなあ。

俺が演じる事でさ
みんなが笑ってくれるんなら

もうさ あえて マンガは描かなくても
いいと思ってるんだよね。

ですが… 先生の笑いの才能は

やっぱり
マンガでの表現が一番です。

先生。 「天才バカボン」の連載を
再開したいと思ってるんです。

もう一度 やりましょうよ。

う~ん… そうだよな。

子どもたちにも
もっと笑ってもらいたいもんな。

うん 考えてみるか。
はい お願いします。

こんばんは~。
ああ りえちゃん。 こんばんは。

(ため息)
こんばんは。

お帰りなさい。
りえちゃん お帰り。

すみません また ママたちが
お邪魔してて。 迎えに来ました。

いいのよ。
もうすぐ 夕食出来るから

一緒に食べてって。

ねえ ママ。
ん?

ここは パパの家だよ。
こんなに しょっちゅう

お邪魔してたら 迷惑でしょ?
これ 面白いのよ。

えいっ!
うちで やれば いいでしょ!

そうなんだけど…
ここ 落ち着くのよね。

(キータン)うわ~っ!
えっ!?

どうしたの!?

椅子を どけたら
おっきなゴキブリが…。

(一同)えっ!?

はあ~ よく見て。
えっ?

昔 ママが サインペンで描いたの。

はあ… さすが 登茂子さん。
センスある!

もう 消してくれていいのに。

いいえ 登茂子さんの作品です。
立派なアートですから。

そう?
(笑い声)

今 帰ったよ~。
お帰りなさい。

来てるわよ。
お邪魔してます。

はいはい… あっ。

な~んだよ りえ子も来てたのか。

へえ~ パパも たまには
まっすぐ帰ってくるんだ。

嫌みを言ったな?
今 俺に嫌みを言ったな?

じゃあ 俺も言うぞ。
ここは俺んちだ。 文句あるか!

ヘヘッ。
文句あるよ。

はあ~…。

ちょっと どうしたの?
こんな汚れて。

アハハ スタジオを
はだしで走り回ったからな。

ちょっと待ってて。
うん。

よくやるわね…。
私 こういうの慣れてるんです。

はいはい 次
こっち こっち こっち。

はいはい。
ここも すごい汚れてる。

くすぐったいよ。

よし! 出来ましたよ。

わっ おいしそう!
さすが キータン。

うまそう~。
食べちゃう。

(2人)んっ! んんん~!
あ~ よかった!

やった~!
おいしい おいしい。

よいしょ よいしょ…。

飲めないのに
ビール飲んじゃって。

楽しかったんだよ。
今夜は 久しぶりにパパもいて

みんな そろったから。
普通 ありえないよ。

ん? 何が?

前の奥さんと今の奥さんが
仲よくて

前の奥さんのボーイフレンドが
別れた夫と仲よくしてるのよ。

そんな家族 おかしいと思わない?

まあ みんなと同じじゃなくて
いいと僕は思うよ。

人それぞれだし。
そうだけどさ~。

僕は 常識人だと
思われてるようだけど

こうして 8つも年上の
登茂子さんと暮らして

りえちゃんのパパにもなった。
この事だって 世間から見たら

おかしいと思う人が
いるかもしれない。 だけど…

今の3人での
暮らしが 僕の幸せなんだ。

キータン かわいい。
フフフ…。

私 キータンが
新しいパパになってくれて

ほんっとうに よかった。

そんな事言うと パパに悪いよ。
だって そうなんだもん。

あのパパは 私の事なんか
何とも思っちゃいないのよ。

自分のマンガの方が大事なの!

♬~

(洟をすする音)

♬~

おはようございま~す。
おはよう。

あれ? りえちゃんは?
ん? 遊園地。

3人で デートなんだって。

眞知子さんが
りえ子も誘ってくれたの。

え~? 大丈夫かな?

うお~! おっ… お~!

キャ~ッ!

次はね 次は 次…
あ~っ あれにしよう! あれ!

何で 遊園地なの?

何でって お前…
楽しくないのか?

ほら 見てみろよ あの子!
楽しそうにしてるじゃないか!

あれも乗りた~い!
いいよ。

今日は お誕生日だからね。
やった~!

お誕生日か…。

パパが お祝いしてくれたのは
私が1歳の時だけだったよね。

そうだったかな?
そうだったよ。

まあまあ
そうだったのかもしれないけど

あの時だけ そうだったのかな?
うん。

都合の悪い事は み~んな
なかった事になってるよね。

いつも 娘の事なんて
二の次 三の次。

大事なのは マンガだけ!

おい… それは違うぞ!

何が違うのよ?
大事なのはな マンガというより

人から笑ってもらう事が
大事なんだよ!

どっちも同じじゃない?
違う!

笑いはね 人を幸せにするんだよ。

だから だから
この世で一番大切なんだよ。

でも 私は笑えないし

パパと遊園地に来ても
幸せじゃない。

それは お前… お前が
心から楽しもうとしないからだろ。

楽しめる訳ないじゃない。 本当は
自分が乗り物に乗りたいから

ここに来たんでしょ?

何だよ? 親に向かって
その言いぐさは!

先生…。
だって!

ついでに言うと
どうせ 連れてきてくれるなら

子どもの頃に
連れてきてほしかった。

今更 連れてこられても
楽しくなんかない。

何か 楽しい遊園地が

誰かさんのおかげで 楽しくない
遊園地になってきたな!

もう やんなっちゃうよ。
帰りたくなってきちゃった。

もう帰ろうかな…。

もう帰ろう。 うん そうしよう。

えっ… ちょっと 先生?

先生!

自分が誘っておいて
本当 身勝手!

りえちゃん。 先生は
口では ああ言ってるけど

りえちゃんと仲直りしたいのよ。
分かってあげて。

子どもみたいに すねちゃってさ
先に帰るなんて

普通 大人なら
そんな事しないでしょ?

そっか~…。

やっぱり あのパパを
任せられるのは

眞知子さんしかいない。
えっ そっちの話?

どうして 再婚しないんだろう?

プロポーズすれば 眞知子さん
受けてくれると思うのにね。

よし! 聞いてくる。

えっ? えっ ちょっ…
ちょっと ちょっと?

どこ行くの?

♬~

全然 酸っぱくないです。

俺も 全然酸っぱくない。

う~ん う~ん 酸っぱくない
う~ん…。

あっ… 酸っぱくないどころか
甘いよ これ。

決めた?
決めた~!

(3人)せ~の 長瀬さんの負け~!

(拍手)
もう 本当 先生たちって

バカなんだから~。

あっ そうだ!
手相 見てあげよっか。

僕ね 手相を見るの得意なんだよ。

あっ これね
マンガ家と結婚する手相だ。

登茂子さん! 先生 先生…。

ん?
登茂子さん…。

あっ… これはね
これ 違うんだよ。

これ 全然違くて… ねっ? ねっ?

あっ…。

俺とお前 もう別れたから
別に弁解する必要ないよな?

どうして?
えっ?

どうして 眞知子さんにプロポーズ
しないかって聞いてんの。

眞知子さんを好きだっていうのは
見え見えなのよ。

答えて。

よ~し 次はね
俺 なみなみ全部飲んじゃうぞ。

ちゃんと答えてよ!
(一同)あ~っ…。

どうなの!?

ママ そこまで
パパの心配する必要ないのに。

離婚だって
パパの浮気のせいなんだから。

もう!
その離婚の理由だけどね

ほかにも あったようなんだ。
えっ?

僕も 詳しい事は知らないんだけど
ママは自分のせいだって。

どういう事?

聞いても 話したがらないんだ。

(ため息)

お帰り。
あのバカ 別れて正解よ。

♬~

ママ お客さん。

あら かわいいお客様。

赤塚の娘で りえ子といいます。

あらっ! 不二夫ちゃんの娘さん?

パパの事
よく知ってるって聞いて。

さあ どうぞ。

不二夫ちゃんはね
大のマザコンだったのよ。

「母ちゃん」「不二夫」なんて まあ

二十歳過ぎても じゃれ合うほどの
仲よしだったの。

まだ マンガ家の駆け出しだった
不二夫ちゃんと一緒に

新潟から トキワ荘にやって来て

そこで 一緒に住んで
世話を焼いてたの。

「不二夫 お前は天才だ。
すごいんだから 頑張れ」って。

フフフ… 母ちゃんの
あの励ましがあったから

くじけずに
頑張ってこれたんだろうね。

私… おばあちゃんの事
あんまり覚えてなくて。

亡くなったのは りえ子ちゃんが
まだ小さかった頃だから。

不二夫ちゃん どうかなっちゃうん
じゃないかと思うくらい

落ち込んでね…。

今ね りえ子ちゃんが座ってる
その席で 朝まで飲んで

いつも言ってた。

「もっと立派な
お葬式をしてあげたかった。

俺の かい性がないばっかりに」。

十分立派な お葬式だったのにね。

でも それが
どうして離婚の原因に?

それは…。

登茂子さんは 不二夫ちゃんの
亡くなった母親の

穴埋めができなかったと思ってる。

まあ そう…
あんたのママ 登茂子さんは

あんたのパパのママには
なれなかったって事。

何よ? 急に呼び出したりして。

ママの本音が聞きたいと思って。

潤子ママに
会いに行ったんだってね。

同志なの パパとママは。

一緒にマンガを描いて
今の赤塚不二夫のもとを

一緒に作ったって思ってる。

でも パパには
パパのお母さんのように

全てを包み込んでくれる女性が
必要だったの。

バカボンのママみたいに。

でも ママは
そんな女性にはなれなかった。

でも やっと そういう人が現れた。
それが眞知子さん。

パパ きっと
一緒になりたいと思ってるはず。

でも 勇気がないのね。

また 同じ失敗を
するんじゃないかって思って。

失敗?

幸せになってもらいたい。
もちろん 眞知子さんにも。

だから
プロポーズしてもらいたいのよ。

いい事 思いついた!

♬「今夜だけでも
シンデレラ・ボーイ」

♬「Do you wanna dance tonight」

♬「ロマンティックをさらって
Do you wanna hold me tight」

先生 先生!

ちょっと ちょっと…。
いや~っ!

先生 先生 先生!
あ~っ 来たか!

いえ 大変です。
すぐ一緒に帰りましょう。

何でよ?

りえ子 あっちも お願い。

あの~ 私は 無理には…。

何言ってんの。 私と結婚した時も
まだ ヒット飛ばす前で

「飯を食っていけるかどうか
分かんない」って

プロポーズできなくって。
そんな背中を

私が ド~ンって押したから
ようやくよ。

任せて。

ほら 急いで。
うん…。

ほら 先生 早く!

だから 聞いてるだろ?
何が大変なんだよ?

いいから いいから。
ほら 早く早く…。

(クラッカーの音)
うわ~っ! あ~っ!

今日はパパの結婚式よ。
えっ?

すいません こういう事なんです。

ほらほら…。
何? 何 何? 何 何? 何…。

さあ パパ
ここまで お膳立てしたんだから

はい プロポーズ。

どうぞ。
先生 よかったですね。

先生 おめでとうございます。

そんな… 俺は聞いてないぞ!

当然よ! 教えてないんだもん。

さあ 先生。
ここは もう観念して…。

(キータン)りえちゃんからも
パパに何か言ってあげたら?

そうよ りえ子。

飲み直しに行くぞ!

いやいや 駄目ですよ 先生!
行くんだよ 俺は!

行くよ 行くんだよ!
先生 駄目ですって!

何だよ お前ら!?
離せよ 離せって!

りえちゃん… 来て。

りえちゃん…
先生は あんなパパだけど

娘の りえちゃんを思う気持ちは
誰にも負けていない。

分かってあげて。

じゃあ… どうして

私とママを置いて
出ていっちゃったの?

別れようって パパが言ったのよ。

別れたくて
別れたんじゃないと思う。

私は りえちゃんとママの事を
思って 別れたんだと思うの。

そんなの
どうしてか分からないよ。

これを見て 時々 泣いてるのよ。

きっと 自分といると
りえちゃんとママは

幸せになれないんじゃないかって
思ったんじゃないかな。

口に出して言う事ができないの。
だから こうして マンガで…。

本当 不器用なパパね。

♬~

そこをどけ!
いいや どきません!

そうよ。 今夜は
どこにも行かせないわよ。

ほんっと 世話が焼ける!

ここまで みんなが
おせっかい やかないと

プロポーズ 一つ
できないなんて!

何だと?

すねるし 怒るし 逃げ出すし
いいとこないパパだけど…

それも しかたない。
それが 私のパパなんだから。

何だよ もう。

大体な 褒めるか けなすか
どっちか一つにしなさい!

パパ…。

私たちは 失敗じゃない。

えっ?

今まで 言わなかったけど…

私は 赤塚不二夫の娘で幸せだよ。

ママも…。

赤塚不二夫の元の奥さんで
幸せなんだよ。

だから 安心して。

パパ おめでとう。

眞知子さんと 一緒になって。

バカ野郎…。

そんな事 言うから…

目から 目から
水がこぼれてくるじゃないか。

また そんな子どもみたいな事
言って。

だって お前たちが…。

幸せだなんて言ってくれて。

そんなに うれしい事があるか!

パパ…。

りえ子…。
ママ。

ほら 眞知子さんも
座って 座って…。

先生も 早く座って。

パパ 眞知子さん おめでとう。

おめでとう!
(3人)おめでとうございます!

(泣き声)

あの…
プロポーズ まだですよね?

いいの いいの
そんなの すっ飛ばして。

ですよね。
先生 おめでとうございます。

(拍手)

(泣き声)

ちょっと待って。
はい 涙を拭いて…。

ほんっと 手がかかる。

眞知子さん こんなパパでいいの?

はい 慣れてますから。

あっ 私
おっきな犬 飼ってたんです。

えっ? 犬?
はい。 もう本当に世話が焼けて

大変でした。 それに比べたら。

アハハハハ! 犬だって。

(笑い声)

「赤塚先生 眞知子さん

この度は ご結婚
おめでとうございます」。

(一同)「おめでとうございます」。
「2回目だからね」。

前代未聞ですよね。

別れた奥様と娘さんが同席しての
結婚会見なんて。

これ カメラ どっちだ?
こっちか? こっちか?

えっとね 何て言うんだろう…
これでいいのだ!

(笑い声)

これで ママも再婚できる。

よかったね ママ。
うん。

笑いは 人を幸せにする…。

<そのとおりなのだ。 でも やはり
この家族は普通じゃないのだ>

プロポーズの言葉は?

あの… 秘密です。
ちょっとだけでも!

もしもし 眞知子です。
聞いて下さいよ 登茂子さん!

先生ったらね
相変わらずなんですよ。

怖いよ…。

再婚したんだから
少しは控えなさいよ。

大体ね 本当に
モテてると思ってんの? はい。

風邪ひいた時
クラブのおねえさんたち

誰も お見舞いに
来てくれませんでした。
はい…。

そもそも モテてると勘違い
するのが ずうずうしいのよ。

あ~っ あ~っ 怖いよ 怖いよ~。

すみません ごめんなさい。

でもさ 目の前に
女性がいるんだよ。

誘わないのは 失礼だと思わない?
思わない。 思いません!

この前なんか
うちに打ち合わせにいらした

手塚治虫先生の娘さんを
口説こうとしてたんですよ。

信じらんない! バカじゃないの!?

本当 バカですよ!

あ~っ あ~っ!
怖いよ~。 助けて下さい…。

おっ りえ子! 元気か?

「元気か?」じゃないですよ。
行くわよ。

ごめんなさい… もう許してよ~。

許さない。
怖いよ~…。

もう!
しないからさ しないからさ。

何回目だと思ってるんですか?
しないから もう~。

ねっ? 致しませぬ。
何? その言葉。 何言ってるの?

もう… ごめんなさい
笑っちゃいました。

♬~

<そして またまた大変な事が>