どらまろぐ

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしておりますので、解析結果の公開をメインに関連グッズを交えた構成で記事にしてます。また、解析結果の信憑性が確認できるよう、解析用ソースも部分引用し掲載してあります。

刑事7人 第10話 最終回 東山紀之、田辺誠一、白洲迅、北大路欣也… ドラマのキャスト・音楽など…

『刑事7人 #10/“嘘つき女”と20世紀最後の未解決事件―最後の闘いが始まる!』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 片桐
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  5. 犯人
  6. 深幸署
  7. 鍋島
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  9. 鷲羽組
  10. 江口

f:id:dramalog:20180912223240p:plain

『刑事7人 #10/“嘘つき女”と20世紀最後の未解決事件―最後の闘いが始まる!』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)&EPG情報(出典)

 

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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※サービス比較について詳しくは以下の記事をご覧ください

dramalog.hatenablog.com 

 

 

ある女の虚偽証言により未解決となった『九頭竜商店殺人事件』。その“嘘つき女”が再び現れる。闇に閉ざされた20世紀最後の事件と、天樹たち7人の最後の闘いが始まる。

詳細情報
◇番組内容
2018年夏、スペシャルチームが再集結。東山紀之主演ドラマ『刑事7人』待望の第4シリーズ!――仲間の裏切りという衝撃的終末から1年後。「刑事資料係」に飛ばされた天樹(東山紀之)は、膨大な過去の犯罪データを頭に叩き込み“人間データバンク”へと変貌を遂げていた。新メンバーに海老沢(田辺誠一)、野々村(白洲迅)を加え、闇に葬られた真実を明かすべく、7人のスペシャリスト集団が、再び始動―!
◇出演者
天樹悠…東山紀之
海老沢芳樹…田辺誠一
水田環…倉科カナ
野々村拓海…白洲迅
山新塚本高史
片桐正敏…吉田鋼太郎
堂本俊太郎…北大路欣也
◇脚本
吉原れい、吉本昌弘
◇監督
及川拓郎
◇音楽
奈良悠樹吉川清之
◇スタッフ 

【エグゼクティブプロデューサー】内山聖子テレビ朝日

【プロデューサー】三輪祐見子テレビ朝日)、和佐野健一(東映)、井元隆佑(東映
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/keiji7_04/
☆Twitter
 https://twitter.com/keiji_7nin

 


(アナウンサー)「今年も残すところ
あと1分を切りました」

「まもなく20世紀が
幕を閉じようとしています」

「そして 21世紀の足音が

もうそこまで近づいております」

「次の100年は どんな出来事が
待っている事でしょう」

「いよいよ 30秒を切りました」

「ここ 新東京スクエア前は
すごい熱気です!」

「20世紀とのお別れが
近づいてきております」

「さあ 心を一つに
カウントして参りましょう」

「おっと もういきますよ」

「10 9 8 7 6
5 4 3 2 1」

「ウェルカム 21世紀~!」

♬~

(寺山章吾)
男性 そして国民の皆様に…。

申し訳ございませんでした。

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

(時計の時報)

(青山 新)戻りました。

(野々村拓海)
お疲れさまです。

(水田 環)あっけなかったわね
今回の事件。

俺たち ほとんど
出番なしって感じでしたね。

えっ もしかして
世田谷区の資産家殺人事件

もう解決したんですか?

上のお手柄。
上?

えっ まさか 海老沢主任が!?
(海老沢芳樹)えっ?

一日足らずで逮捕なんて
さすがよね。

すごいですね 主任!
いや 俺は…。

本当かっこいいよな
寺山警務部長。

はい かっこいいです!
えっ?

あっ… こっち?

「今回の事件も
早期に解決する事ができ

今年に入ってからの
未解決の事件は

一切ありません」

寺山警務部長って
現場の刑事時代から

数々の犯罪を摘発してきた
キャリアですよね。

キャリア中のキャリアだよ。

警務畑となった今も

俺たち現場刑事のために
警察組織の改革を進めてくれて。

おまけに笑顔の素敵な
ナイスミドル。

誰かさんとは違いますよね。

(片桐正敏)うるせえよ。
拓海 コーヒー。

はいはい。

ん? なんですか?
その薄っぺらな資料。

お前ほど薄っぺらじゃねえよ。

(青山)何 怒ってんすか。

♬~

(中澤皐月)あの…。

(紺野)はい。 どうしました?

私 見ちゃったの 犯人。

犯人?

ほら 昨日の世田谷の…。

ああ… 資産家の。

それでしたら もう大丈夫ですよ。
犯人は捕まりましたから。

違うんだって。
犯人は別にいるの。

えっ?

左の頬にね
大きな青いアザのある男よ。

あっ… おばあちゃんね
犯人は逮捕されました。

本当なの。 走って逃げるところ
この目で見たんだから!

はあ? おばあちゃん?

資産家殺しの事件の犯人を
見たとか

訳わかんない事ばっか言ってて。
もう しつこくって…。

♬~

青山さん 助けてくださいよ。

青山さんいなくなって
うちの交番 大変なんすから!

ったく もう… わかったよ。
うん あとでな うん。

汐留埠頭で男の死体があがった。
お前たち 向かってくれ。

えっ? な… なんで私たちが?
頼むぞ!

行くぞ。

えっ… はい。

なんで張り切ってんの?
(青山)わかんねえ。

おい 拓海。
はい。

お前 おばあちゃん 好きだよな?

はい!

(青山)
うん じゃあ あとで電話するわ。

えっ?

♬~

死因は溺死。

死亡推定時刻は
昨夜10時から12時の間か。

溺死…。

ん?

(青山)でも ただの事故には
見えないですよね。

ああ 事件性ありね。

でも 片桐さん なんで私たちを?

(青山)
なんか狙いがあるんでしょうね。

あの狸オヤジ。

♬~

行くぞ。
(青山・環)はい。

だからね おばあちゃん

この事件の犯人は
もう捕まったんですよ。

自供もしてるし
証拠だって ほら。

ここに そう書いてあるでしょ?

私ね 昔から
こんな小さな字は読めないの。

でも 書いてある事が
嘘っぱちなのはわかる。

左の頬に
大きな青いアザのある男が犯人よ。

いや だからね…。
本当よ。

信じてくれるまで
私 帰りません。

そんな事 言われても…。

帰りませんから!
(野々村)ええ~…。

♬~

ああ…
ようやく帰ってくれましたよ。

(天樹 悠)ご苦労さま。

もう 何度言っても
同じ事の繰り返しなんですよ。

犯人は 左の頬に大きな青いアザが
あるとかなんとか。

おい! 今 なんて言った?
(野々村)えっ?

犯人が なんだって?

ああ… 犯人の左の頬に
大きな青いアザがあったって。

そのばあさん
今 どこにいるんだ?

えっ?
どこにいるんだよ!

ですから もう帰しましたって!

その女性が どうしたんですか?

(野々村)ん?

「九頭竜商店殺人事件」…。

ずっと その女を捜してたんだ。

「中澤皐月」…。

この人ですよ
さっきのおばあちゃん。

そのばあさんの嘘の証言のせいで
事件が未決になったんだ。

嘘の証言?

2000年12月31日
20世紀最後の夜だった。

(片桐の声)
深幸町にある九頭竜商店の夫婦

馬宮幸一と馬宮京子が
何者かによって殺害された。

当時 俺は捜査員の一人で

レジから20万円が
奪われていた事から

流しの強盗の犯行と
踏んでいたんだが…。

商店街で八百屋をやっていた
第一発見者の中澤皐月が

犯人を目撃したと言い出した。

その目撃証言によって

左頬に青いアザのある
無職の男が逮捕された。

それ さっきと同じ…。

だが その男には
明確なアリバイがあった。

誤認逮捕?

そのばあさんの
嘘の証言のせいでな。

心より おわびを申し上げます。

申し訳ございませんでした。

それから そのばあさんは
商店街から姿を消した。

それが今になって
なぜ また同じ証言を…。

なあ… 中澤皐月は
どこに住んでるんだ?

この九頭竜商店事件は
俺にとっては特別な事件なんだよ。

♬~

(救急車のサイレン)

広岡さんの…。

はい。 広岡健吉刑事の後輩です。

18年前に
一緒に捜査をしていた…。

で 彼から
あなたの事を聞いて 来ました。

末期がん… だったんですね。

あの… 18年前も
あなた 同じ証言をされてますね。

左頬に大きなアザのある男が
犯人だと。

なぜですか?

言ってません。

えっ?

18年前 私 そんな事 言ってない。

でも 広岡刑事の調書には
はっきりと…。

嘘つきは そっち…。

(片桐)えっ?

私が… 警察に言ったのは…。

(野々村)皐月さん!

(心電図モニターのアラーム)

看護師さん! 看護師さーん!
お願いします!

(心電図モニターのアラーム)

中澤さん!
中澤さん 聞こえますか?

(野々村)頬のアザの事は
証言してないって 一体…。

その広岡という刑事に聞けば
わかるんじゃないですか?

それは無理だ。

広岡さんは もういない。
えっ…?

アザの男が
誤認逮捕だとわかったあと

失踪した揚げ句
覚せい剤を大量に摂取して…。

自殺って事ですか?

わからん。

でも 広岡さんは

俺に 刑事としての生き方を
たたき込んでくれた。

たとえ刑事だろうが
過ちを犯した時は

逃げずに
きちんと責任を取れって。

その広岡さんが
自殺するとは思えねえんだよな。

だから 片桐さんにとって

九頭竜商店の事件は
特別だったんですね。

うん…。
悪い。 俺 先帰るわ。

(片桐)はい。

東京湾で発見された男性の身元が
判明しました。

名前は江口豪 44歳。

(青山)かつては
鷲羽組の構成員でしたが

足を洗って 2001年1月に
タイのプーケットへ移住してます。

4日前
日本に帰国したばかりでした。

現地では 日本人相手に
ダイビング業を営んでいて

特にトラブルはなかったようです。

でも なんで これが
私たちの事件なんですか?

出国前に足を洗ったって事は

その直前に
日本で何かがあったって事だ。

高飛びって事ですか。

出国したのは 2001年1月9日。

九頭竜商店事件で
誤認逮捕があった翌日だ。

九頭竜商店事件?

(片桐)20世紀最後の未解決事件だ。

(片桐)
九頭竜商店街のある深幸町は

当時 鷲羽組のシマだった。

鷲羽組の!?

死んだ江口が
この当時 構成員だったとしたら

事件に関わってる可能性も
あるかもしれない。

そして
覚せい剤を摂取して亡くなった

広岡刑事の件についても…。

広岡さんって
あの 片桐さんの先輩の…。

目撃者のばあさんの

言ってもいない目撃証言の裏にも
何かあるはずだ。

18年の時を経て
今 何かが動き出そうとしている。

江口殺しと 九頭竜商店殺人事件

この二つは 一つの事件として
俺たち専従捜査班が扱う。

さあ 20世紀最後の忘れ物を
取りに行くぞ。

(一同)はい!

(アナウンス)「貴金属のお求めなら
貴金属のタカハシ」

「深幸商店街 突き当たり」

「皆様のご来店を
お待ちしております」

こんにちは…。

(アナウンス)「産地直送。
皆様の食卓を彩ります」

なんですかね? この町…。

(アナウンス)
「そうだ 今日は お肉にしよう」

「お肉のヤスダ」

「お肉を食べて パワー全開」

「深幸商店街 真ん中辺り」

(野々村)ここですか。
完全に空き家じゃないですか。

事件が起きたのは
2000年12月31日 23時52分…。

♬~

(天樹の声)九頭竜商店を営む
馬宮幸一さんと京子さんが

テレビを見ていたところ…。

(馬宮京子)キャー!
(刺す音)

(天樹の声)犯人が押し入り
2人を刃物で殺害した。

(馬宮幸一)ああっ…!
(刺す音)

(天樹の声)その後
レジから現金20万円を盗み

犯人は逃走。

近所に住む八百屋の店主
中澤皐月さんが店の近くに来た時

犯人を目撃した。

やはり 変だな…。

何がです?

目撃者の中澤さんの視力だよ。

そういえば
目が良くないみたいで

昔から新聞の字は読めないって
確か…。

犯行は真夜中。
街灯があったにしても

全速で逃げる犯人の
頬にあるアザが見えるのか…?

しかも この角度からだと
左頬は見えない…。

それに 盗まれたのは
レジの現金だけだ。

他の金目のものは
手つかずだった。

まさか 金が目的じゃなくて
最初から馬宮夫妻を殺す目的で?

強盗殺人に見せかけた
可能性はあるな。

(堂本俊太郎)
18年前の馬宮夫妻の鑑定書だ。

(野々村)ありがとうございます。

2人とも
心臓を一突きにされていた。

他に外傷はなく 即死だ。

それで 殺し方を熟知した者による
犯行と判断した。

しかし…。

嘘の目撃証言のせいで
誤認逮捕が…。

誤った情報が初動捜査に影響し

未解決事件を生んでしまう事は
少なくない。

私の仕事は
ご遺体から真実を見つけ出す事だ。

しかし その過程で
一つでも間違った情報が入れば

事件は解決できない。

この事件なんかが それだ。

ところで 東京湾で発見された
江口豪の解剖のほうは?

そうコキ使うな。

結果がわかり次第 連絡するよ。

(寺山)
18年前の九頭竜商店事件の際

私は 深幸署の副署長だった。

当時
この鍋島さんは刑事課長でね

捜査の上での激論を
何度も交わした仲だ。 ハハ…。

今も 古巣の深幸署で
署長として 腕を振るわれている。

(鍋島勇治)
九頭竜商店の事を思い出すと

今も忸怩たる思いに駆られます。

だが 東京湾に浮かんだ
チンピラの事件と

ひもづけて再捜査というのは
どういうわけだね?

はい。 あの…
九頭竜事件の第一発見者が

嘘の証言はしていなかった節が
ございまして…。

(鍋島)どういう事だ?

はい。 目撃者は 青いアザの男など
見ていなかったんです。

なのに
なぜ あのような嘘の証言が

でっちあげられたのかと…。

でっちあげられた?

あれは 目撃者の

単なる見間違いじゃ
なかったのか?

今の話が本当なら 大問題です。

確か その目撃者の調書を
取ったのは 広岡…。

もしかしたら 広岡は

功を焦って 虚偽の調書を
書いたのかもしれません。

結果 誤認逮捕を…。

お言葉を返すようですが

広岡さんに限って そのような事は
絶対にありません。

彼は
刑事の鑑のような人でしたから。

(鍋島)何を言ってる。
広岡が誤認逮捕さえしなければ

捜査が
暗礁に乗り上げる事はなかった。

初動のミスで 九頭竜事件が
今も未決のままなのは

広岡のせいだ!
それは聞き捨てなりませんな!

広岡さんに全て押しつける
おつもりですか?

何!? お前 誰に向かって…!

鍋島くん!

片桐くんと言ったね。

…はい。

(寺山)彼が言ったように
初動捜査のつまずきが

未解決の原因になった事は
間違いない。

(片桐)いや しかし…。

(寺山)
捜査をするなとは言っていない。

被害者のためにも進めてくれ。

(片桐)はい。

だが 18年も昔の誤認逮捕の件が
再び くすぶり出す事を

喜ぶ者は いないぞ。

もちろん
慎重に やらせて頂くつもりです。

(構成員たち)
ナイスショット!

(拍手)

どうぞ。

江口豪 ご存じですよね。

昔 こちらの構成員だった男です。

(藤堂 明)ああ いたかもね。
懐かしいなあ。

先日 水死体で発見されました。

ああ そう。

2001年に足を洗われてますよね。

当時 こちらで
何かトラブルでも?

(藤堂)さあ…。 トラブルが
仕事みたいなもんだから。

ねえ。 ハハハハ…。

(構成員たちの笑い声)

(机を蹴る音)

暴対法のせいでさ
俺だって 足洗いてえよ。

彼がプーケットに移り住んだのは
九頭竜事件が起きた直後です。

事件と 何か関係でも?

プーケット
はあ~ うらやましいね。

で なんで関係あると?

九頭竜商店がある深幸町は
こちらのシマですから。

シマ? 刑事さんさ 今 もう
そういう時代じゃないでしょ。

ねえ。 ハハハハ…!

(構成員たちの笑い声)

♬~

捜査資料に載っている
当時の関係者

321人に あたってきました。

すでに亡くなっている方もいて

何人か
連絡がつかなかったんですが

新しい情報は何も。

協力的なんですが
判で押したみたいに

当時の証言と同じ事しか
言わないんです。

元鷲羽組の江口についても同じだ。
のれんに腕押しだよ。

そっちもですか…。

なんでしょうね?

殺された夫婦はいい人で
もめ事もなかった。

怪しい人物に心当たりはない。

まるで
口裏でも合わせてるみたいで…。

この資料…。

どうしたんですか?

読んでいた時から違和感があった。

この資料は
あまりにきれいに整いすぎてる。

それに
あれだけの事件にもかかわらず

情報が少なすぎる。

裏があるって事か。

ここには書かれてない何かが
あるような気がします。

資料にはない何か?

当時 事情を
聞かれなかった人たちにあたれば

もしかすると…。

見えない真実が
見えるかもしれません。

♬~

(下村 仁)あっ どうぞ。

ありがとうございます。
はい どうぞ。

下村さんは 事件前に

あの商店街から
引っ越されてきたんですよね?

ええ。 女房が亡くなって

面倒な人付き合いや
商売をやる気も失せてね。

引っ越す前なんですが

この男を見かけた事は
ありませんでしたか?

江口豪って男なんですが…。

暴力団だよ この男。

一度
自転車で ぶつかりそうになって

怒鳴りつけられた事があった。

鷲羽組の人間だと
知ってたんですか?

いや 詳しくは わからないけど
週に1回くらい

商店街の振興組合の事務所に
出入りしてたな。

そこで江口は何を?

さあ そこまでは…。

怖くて 近寄れなかったからね。

(馬宮和文)父と母の事件で

何か わかった事が
あるんですか?

いえ。 もう一度
お話を伺えればと思いまして。

まさか
また 私を疑ってるんじゃ…。

「また」というと?

(和文)18年前にも言いましたが

私は 仕事で名古屋に住んでいて
事件など起こせないって

証明されたはずですよ。

えっ…
当時 警察に話したんですか?

(和文)ええ。

資料には載っていません。

(和文)まるで犯人扱いされてね。

入れ代わり立ち代わり 刑事が来て
同じ事 何度も聞かれて…。

その時 警察には どんな話を?

商店街に 振興組合の事務所が
あるんですが

そこに 深幸署警察官が
出入りしてたって。

(野々村の声)警察官?

その警察官の名前 覚えてますか?

いや…
もう顔も忘れちゃいましたけど。

でも その時の捜査員に
その事は話しましたよ。

彼が話した事は 資料には
一切 書かれていませんでした。

やっぱり 何か裏が…。

(青山)元鷲羽組の江口ですが

18年前 商店街の組合の事務所に
出入りしていた事がわかりました。

鷲羽組? 僕たちが聞いた話とは
違いますよ。

えっ? 違うって 何が?

事務所に出入りしていたのは
深幸署の人間だと

九頭竜事件の被害者の息子さんが
言ったんです。

何? 深幸署の人間?
(野々村)はい。

じゃあ
当時 商店街の組合事務所には

深幸署と鷲羽組が
同時に出入りしてたって事か。

しかし そのような事は

この捜査資料には
一切 書かれていません。

意図的に伏せられた…。

だとしたら
鷲羽組と深幸署の癒着…。

考えられるな…。

癒着を隠すために
関係者の証言に ふたをしたか。

鍋島の野郎 能もねえくせに

深幸署の署長にまで なりやがって
妙だとは思ってたんだが

何か裏があるに違いない。

(鍋島)そんな話 聞いた事ないね。

(片桐)ですが
目撃証言がありましてね。

鷲羽組と深幸署の人間が

商店街の組合事務所に
出入りしていたという。

しかも その事は 一切
捜査資料には書かれていません。

当時 刑事課長だったあなたなら
何かご存じなんじゃないですか?

知らんね 残念だが。

再捜査で意気込む君らには
申し訳ないが

今となっては 確かめようもない。

18年前の事件にあたった捜査員は
もう ここには いないんでね。

さあ 出ていきたまえ。

失礼します。

♬~

飲まないの?

聞かれた事に答えてくれないか。

なんだっけ?

うちの上司 イジらないでよ。

警察と
おたくらのような商売の人間の

ズブズブの関係なんて
掃いて捨てるほど あるでしょ。

認めたらどう?

目撃証言だって あるんだ。

飲んでくださいよ。

熱中症になっちゃうよ。

(構成員たちの怒号)

(机を蹴る音)

知らねえよ。
証拠あるなら 出してみてよ。

♬~

深幸署の鍋島署長

これまでに
監察の対象になった事は?

(森山)結構
癖のある話が転がっててね…。

でも 結局は
対象から外されてる。

どこからか圧力が?

監察官の頃より
化粧のノリが良くなったみたいね。

残念ながら こっちのほうが
水が合ってるみたいで。

また 何かわかったら
教えてください。

♬~

下肢 930ミリ。
はい。

鑷子。
はい。

鷲羽組の藤堂は 深幸署との関係を
認めませんでしたよ。

(片桐)案の定
深幸署の署長も同様だった。

その鍋島ですが 何度も
監察対象になったようですが

全て中断されたようです。

えっ 上からの圧力が?

鷲羽組と深幸署の繋がりを
わからせないためか。

その事で 一つ 気になる事が…。

九頭竜事件の2年前から

深幸署の犯罪摘発件数が
急激に伸びているんです。

(青山)摘発件数?
鷲羽組との癒着が関係している?

恐らく。
なるほど。

深幸署は 捜査情報を鷲羽組に流し
その見返りとして

深幸署は なんらかの情報を
鷲羽組から受け取っていた。

つまり
お互い 持ちつ持たれつの関係で

成長してきたってわけだ。

当時
事件捜査の中心にいたのは…。

刑事課長だった鍋島だ。

鍋島が鍵を握ってるのは
間違いない。

この九頭竜事件も…。

鍋島は 鷲羽組との繋がりを
馬宮さんに知られてしまった。

商店街の人間たちは
見て見ぬ振りをしていたが

馬宮さん夫婦だけは違った。
だから 口封じに…。

商店街そのものが
隠蔽に加担していた…。

♬~

(野々村)九頭竜商店の息子さんを
取り調べた捜査員

事件の1カ月後に
深幸署を退職していました。

今は どこにいるんだか…。

おい その証人の証言があれば

鍋島の尻尾をつかむ事が
できるんだ。

何がなんでも 捜してこい!
(野々村)はい!

俺たちは 署長の鍋島 引っ張るぞ。
(青山)はい。

(携帯電話の着信音)

はい。 …何!?

鍋島署長が自殺した。

えっ…!?

♬~

(シャッター音)

♬~

(鑑識員)お願いします。
(鑑識員)せーの…。

♬~

なんすか? それ。

遺書だ。 18年前の
九頭竜事件の犯人は自分だと。

なんだか できすぎてませんか?

20世紀最後の未解決事件が

18年の時を経て
ようやく解決しました。

犯人は…。

犯人は 1週間前に退官した
元深幸署署長の鍋島勇治。

警察内部の者の犯行という
忸怩たる結果になりましたが…。

間違いありませんね!?

18年前 被害者の息子さんの
取り調べをなさったのは

あなたなんですね!?
はい。

取り調べたのは何人かいますが
私も その一人でした。

ああ~! やっと見つけた!

ああ…。 けど なんで 今頃?

ああ… あの…
当時の事を教えてもらえますか?

あっ はい…。

♬~

ご苦労だったね。

まさか 鍋島とは
思いもしなかった。

君の再捜査への意欲が

彼に
自戒の念を抱かせたんだろう。

私は 事件が解決したとは
思っておりません。

鍋島が犯人だとは
どうしても思えないんです。

だが 遺書が残っていたんだろう?

まあ 合点がいかない事も
あるだろうが

それを のみ込んで
我々は仕事をしている。

警察官とは そういうものだ。

君も 広岡という先輩の死さえも
のみ込んで

今の君があるんじゃないのか?

寺山警務部長。

私は
何も のみ込んじゃいませんよ。

ため込んで 吐き出す。

それが広岡さんから教わった
私の警察官としてのやり方です。

♬~

(ドアの開く音)

皆さん!

当時の捜査員から
話を聞く事ができました!

これが その時の捜査メモです。

捜査メモ?

まだ事件は解決していませんよ!

俺らも まだ 終わったなんて
思っちゃいねえよ。

♬~

やるじゃねえか 新人。

(野々村)はい!

(青山)さあ 我々も
そろそろ いきますか。

よーし…。

江口豪の遺体を調べたところ
他殺に間違いない。

腰の締めつけられた痕から
推測すると

恐らく 70キロ以上の重しが
結ばれていたに違いない。

「右足は どうでした?」
「右足?」

ああ。 彼は
下肢長不等である事がわかった。

「下肢長不等?」

左右の下肢の長さに
差がある症状だ。

彼の場合 右足が
左足に比べて 4センチ短かった。

3センチ以上の脚長差がある場合

歩行時の重心偏位
体幹や骨盤の過度の傾斜

そして
足を引きずるようにして歩く

跛行といわれる
歩行障害が生じる。

「江口は足を引きずってた
って事ですか?」

うん。 そういう事になるな。

そういえば…。

♬~

天樹くん どうして その事を?

中澤皐月さんが
教えてくれました。

右… 右足を…。

(天樹の声)彼女が目撃したのは

青いアザの男ではなく

右足を引きずって歩く男でした。

その事を隠すために
調書には虚偽が書かれていた。

それから…

江口の爪から ほんのわずかだが

皮膚片が採取された事も
付け加えておこう。

皮膚片?

抵抗した際に
犯人の体のどこかに…?

犯罪者だが…

彼の体は真実を教えてくれた。

あとは 君たちの仕事だ。

はい。
はい。

♬~

♬~

ちょっと お話 いいですか?

(藤堂)なんの用だよ?

殺された江口 プーケット
資金繰りに困ってたようなんだよ。

それで 日本に帰ってきたのは

あんたを強請るためだったんじゃ
ないかと思ってさ。

会ってないって
言ってたみたいだけど

会ってもいない江口の爪に

どうして あなたの皮膚片が
付いていたのかなあ?

(舌打ち)

コラ! コラ 待て!

青山さん!

(青山)回れ…! 向こうのほう!
(野々村)はい!

(青山)おい! 待て コラ!

…なんだ これ! もう!

(青山)おい!

♬~

(青山)上!
(野々村)はい!

♬~

青山くん!
(青山)上 上!

♬~

あなたは この商店街に出入りし

深幸署と裏取引をしてたのよね?

(青山の声)そして その現場を

九頭竜商店の馬宮さん夫婦に
見られてしまった。

だから
口を封じるように 江口に命じた。

九頭竜事件の第一発見者
中澤皐月さんが目撃した犯人は

右足を引きずっていました。

江口さんには
跛行といわれる歩行障害がある。

目撃証言と一致するわ。

(野々村の声)江口には
強盗殺人に見せかけるよう

指示を出した。

(馬宮)ああっ…!
(刺す音)

九頭竜事件の犯人だと
遺書を残した

深幸署の鍋島署長も
口封じのために…。

違う! 俺は やってねえ!

ああ…。
だったら あんたを含め

組の連中
根こそぎ調べさせてもらうよ。

ちょうどいい機会じゃない。

足 洗いたかったんでしょ?

やったんだろ?
鍋島を脅して 遺書を無理やり…。

そして 自殺に見せかけて殺した!

ホテルの防犯カメラに
周辺のNシステム

部屋に残された遺留指紋。

警察 なめないでよ。

♬~

こんな所に部屋があったのか…。
ハハッ。

(片桐)お待ちしてました。
(寺山)ああ。

(片桐)ようやく
全ての謎が解けましたので

ご報告をと思いまして。

ああ 聞かせてもらおうか。

いいかな?
(片桐)どうぞ。

先ほど 鷲羽組の藤堂が

鍋島を自殺に見せかけて
殺した事を認めました。

という事は 殺しだったのか…。

それを指示したのは
あなたですよね? 寺山警務部長。

私が?

鍋島を
深幸署の署長に就任させたのは

あなただ。

その目的は 鷲羽組との裏取引と

九頭竜事件に関する
証言の一切に ふたをし

外に出さないよう
監視させるため。

なぜ 私が
鍋島に そんな役目を?

18年前 振興組合の事務所に
出入りしている警察官がいる事を

九頭竜商店の息子を取り調べた
捜査員が メモしていました。

その刑事の容姿を聞いた捜査員は

すぐに あなただと
気づいたそうです。

♬~

鍋島に
その事を報告した捜査員は

調書には絶対に書くなと
きつく命じられ

そのまま辞職させられた。

ですが 刑事課長の鍋島が

そんな事を
独断でできるはずがない。

当時
深幸署の副署長だった あなたが

陰の黒幕だった。

うーん…。

それで 今度は私が
鍋島の口を封じたと?

鷲羽組の藤堂に指示を出した。
違いますか?

(ため息)

証拠はあるのか?

証拠なら ここに。

九頭竜事件の2年前
1998年に起きた

大田区
暴力団覚せい剤密売事件です。

当時
この事件を指揮していたのは

あなただった。

この事件の容疑者は

先日 東京湾で殺害された
江口です。

多数の目撃証言があったにも
かかわらず

江口は
この事件では不起訴になった。

もみ消されたんです。

それだけの力を持っている人間は
あなた以外 考えられません。

当時 副署長として
赴任したばかりだった あなたは

この密売事件を通し
鷲羽組の藤堂と出会った。

(片桐)ピカピカのキャリアだった
あなたにとって

藤堂の存在は
刺激的だったでしょう。

自分とは全く違う世界に
住んでいる人間

若い頃は そういう存在に憧れ
火遊びがしたくなるもんです。

そんな藤堂に
あなたは 取引を持ちかけられた。

犯罪の取引情報を教える代わりに

江口の罪を
もみ消してほしいと…。

表向きには完璧なエリートを演じ
裏では暴力団と手を組んだ。

深幸署の摘発件数が
その頃から急に伸びたのは

裏取引のおかげだった。

(ため息)

馬宮さんを殺害した実行犯は
元鷲羽組の江口でした。

彼を目撃した中澤皐月は

左頬にアザがあったなどとは
証言していない。

彼女が見たのは 右足を引きずった
江口だったんです。

ですが 証言は
全て ねじ曲げられてしまった。

(寺山)それは…

取り調べをした
広岡って刑事がやった事だろ。

いいえ 違います。

中澤皐月の取り調べをしたのは

広岡と
調書に記載されてはいますが

これは…

広岡さんの文字ではありません。

このような捏造ができるのは
あなたしかいない。

捜査を攪乱する目的は達せられ
誤認逮捕を生んだ。

しかし
広岡さんは黙ってはいなかった。

目撃証言が 内部の人間によって
ねじ曲げられた事に

気がついたからです。

広岡さんは 皐月さんを訪ね
本当の証言を聞き出した。

しかし そのあと 姿をくらました。

この言葉 ご存じですか?

獅子身中の虫」。

広岡さんから教わった言葉だ。

組織にいながら
それに害を及ぼす者。

つまり…

あんたのような裏切り者の事だ。

あんたは…。

(鼻をすする音)

広岡さんまでも…!

♬~

この事件で押収された覚せい剤
500グラムと記載されています。

しかし 実際に保管されていたのは
480グラムです。

つまり 誰かが
20グラム盗んだ事になります。

そして この覚せい剤の成分が

広岡刑事の体内から検出された
覚せい剤の成分と

見事に一致しました。

押収された覚せい剤を使い

広岡さんを
自殺に見せかけて 殺害した。

そんな事ができるのも
あなた以外いないんです。

ここに眠る膨大な資料が
それを教えてくれました。

♬~

なんとか言え。

広岡さんを殺したのは お前だ。

♬~

(寺山)
ようやく 演説が終わったか…。

証拠は何一つない。
みじめなもんだな。

片桐さん! 片桐さん…!

私はね 君らが思うほど
世間知らずのキャリアじゃない。

火遊び?

火遊びなんかしちゃいないよ。

よほど自信があって
私を呼んだと思ったが

時間の無駄だった。

待て! クソ…!

片桐くん

君は
少し休んだほうがよさそうだ。

追って
正式に通達がいくはずだよ。

クッ…!

(片桐)ああっ! あっ… ああっ!

(机をたたく音)
クソッ…!

ああっ!
(椅子を蹴る音)

クソッ!!

♬~

(雷鳴)

(ため息)

(戸の開閉音)
(店員)いらっしゃいませ!

片桐さん!

(荒い息)

(片桐)なんだよ お前
傘ぐらい持ってないのかよ。

一刻も早く知らせたくて…。

(片桐)
だったら 電話すりゃいいだろ。

直接 話したかったんですよ!
(片桐)えっ?

片桐さん…

広岡さんの敵が討てそうです!

何!?

本日 寺山警務部長に
監察が入ったそうです。

♬~

どういう事だ?

なんか 詳しくは
よくわからないんですけどね…。

天樹さん
あのあと 事件の関係者を

一人一人 聞き込みして回って…。

まるで
資料に書かれていない真実を

一行ずつ埋めていくみたいに…。

(野々村)青山さんなんか
また追いかけっこですよ。

♬~

クソッ…!

刑事部長! 待ってください!

(野々村の声)海老沢主任は
刑事部長に盾突いて

また 出世の道が
遠のいたみたいですけど…。

(野々村の声)でも その事が
首席監察官の耳に入ったみたいで

環さんが呼び出されて…。

(野々村)堂本先生なんか
頼んでもいないのに

また 当時の鑑定書を
全部 引っ張り出して…。

よし…。

なんか
よくわかんないんですけど…

片桐さんが集めたチームって

案外
いい感じかもしれないですね。

どうしたんですか? 片桐さん
その顔…。

(片桐)おい 野々村。
はい。

(片桐)飲むぞ。 付き合え。
朝まで飲むぞ。

えっ? あっ… はい。

…あれ?

今 「野々村」って言いましたよね!?

頼めよ。
はい!

すいません! カシオレ 一つ!

(店員)はーい。

♬~

(野々村)どうぞ。
おう…。

ああ ああ ああ…。 拭けよ 服。

(野々村)えっ?
ありがとうございます。

♬~

(片桐)よし。

よっ… よっ…。

フフフ…。

♬~

現場に残された遺留品
40年前の未解決事件のものだった。

40年前!?
うん。

はあ…。 まだ生まれてねえな。
いや 嘘でしょ。

なんで 嘘つくの?
(堂本)コキ使うなって言っただろ。

(環・青山・海老沢)お疲れさまです。

解剖の鑑定書だ。

(青山)堂本先生
ありがとうございます。

ありがとうございます。
拓海くん 堂本先生にコーヒーを。

また 「拓海」って…。

ついでに俺のもな。 全部入りでな。

(野々村)はいはい!

(秒針の音)

(机をたたく音)

この事件は
まだ終わっていなかった…。

ん?

♬~

皆さん これを見てください。

♬~

(操作音)

♬~

♬~