どらまろぐ

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしております。解析結果を公開しつつ関連商品も紹介します。解析結果の信憑性が確認できるよう解析用ソースも引用掲載しますので、見逃し番組の確認にも役立つ(ネタバレ)かも?

限界団地 第5話 …寺内(佐野史郎)は加代子(江波杏子)の夫を殺害したことを…

『<オトナの土ドラ>・限界団地 #05【行け!ダンチマン!】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 父さん
  2. 団地
  3. 穂乃花
  4. 自治会長
  5. ダンチマン
  6. 寺内
  7. 金田
  8. リンリン
  9. ダー
  10. 江理子

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『<オトナの土ドラ>・限界団地 #05【行け!ダンチマン!】』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

(金田)あの でかい かばん。

あの ばあさんのところから
何で 寺内さんは

あれを 移動させたのか?

(金田)あんた ホントに…。

 

47年前の秘密を暴露した父・仁(山谷初男)に激怒した寺内(佐野史郎)。寺内に再び悪魔の心が蘇ったことを危ぶむ仁は何とか止めようとするが、逆に寺内に脅迫される。

詳細情報
番組内容
実は47年前、寺内(佐野史郎)は加代子(江波杏子)の夫を殺害したことを仁(山谷初男)にだけ打ち明けていた。その際、誰にも言わないと約束した仁の言葉を信じていた寺内だったが、仁は寺内の息子夫婦の火事をきっかけに再び悪魔の心が蘇ったと危ぶみ、自分の身を守るために芝居で弱ったフリをしていた。さらに何とか寺内を止めようという一心で、江理子(足立梨花)の宅に告発の手紙を入れたのだった。
番組内容2
警察に自首することを望んだ仁に対し、寺内は不敵な笑みを浮かべながら、団地で作る文集に納得のいく名作を書くよう強要する。老いた父と子。人生最後の親子げんかが幕を開けた…。
出演者
寺内誠司 : 佐野史郎 
桜井江理子 :足立梨花 
桜井高志 : 迫田孝也 ※今回出演せず 
金田哲平 : 山崎樹範 
寺内仁  : 山谷初男 ほか
スタッフ
【企画】
横田誠(東海テレビ

【脚本】
香坂隆史

【音楽】
中村巴奈重 
田渕夏海 
櫻井美希

【主題歌】
majiko『ひび割れた世界』(ユニバーサル ミュージック)

【プロデューサー】
遠山圭介(東海テレビ) 
高橋史典(ケイファクトリー) 
馬場三輝(ケイファクトリー

【演出】
千葉行利

【制作著作】
ケイファクトリー

【制作】
東海テレビ放送

 

(金田)
500万 用意してもらえます?

それで あの死体のことは
黙ってます。

(江理子)また 向こうの
お母さんの 嫌がらせですよね。

(寺内)あの人は
加代子さんのことは

知りませんでした。
こんなものは 書けません。

(寺内)江理子さんたちに
これを 送ったのは

父さんかい?

50年前の約束を
破ったね!

僕が 加代子さんの 旦那さんを
殺したことは

僕と 父さんの 二人だけの
秘密だったはずだ!

(寺内)あのことを
誰にも 言わないって

父さんは 約束しただろ。

僕を 守るって
父さんは 約束しただろ。

だから 僕は 決めたんだ。
父さんを 一生 大事にするって。

幸せに 暮らせるよう
僕が 父さんを 面倒 見るって。

なのに どうして 今になって…。

(仁)お前が
また やったからだよ。

(仁)よりによって 自分の息子を。

(仁)まさかとは 思った。

だが 穂乃花を 引き取った後の
お前を 見ていて

本当に お前が やったんだと。

(寺内)あのころから 父さんは
急に 弱り始めたよね。

まさか あれが
お芝居だっただなんて

思いも寄らなかったよ。

どうしていいか
分からなくなって。

何とか お前を
止めようと 思ったんだ。

だが お前は
どんどん 狂っていった。

《ご苦労さまでした》

《邪魔をするなと 言ったでしょ》

当然だよ!

団地の おきてを
破ったんだから。

だから 加代子さんは
死んだんだ。

加代子さんは
自らの命を 絶ったんだよ。

この団地に 失望して。

(加代子)《あなたのいる団地に
いたくない》

あんなに 僕のことを

思いやってくれていた
加代子さんが。

(加代子)《あなたが 憎い》

父さんのせいで 死んだんだよ!

僕は この団地を
夢と 希望の

永遠の古里に するんだって
加代子さんと 誓ったんだ。

(加代子)《地獄で 待ってるわね》

その僕を。 その僕を…。

父さんは 否定するのか!?

うっ!? ああ…。

≪(仁)うわーっ!

(江理子)大丈夫ですか!?
≪父さん!

父さん。 大丈夫?
ごめんね。

僕が ちゃんと 支えていれば。
ホントに。

(江理子)救急車を
呼びましょうか?

いや。 大丈夫ですよ。
ほら。 父さん。 気を付けてね。

お部屋に 帰ろうね。

(仁)あっ!

しばらく 散歩は お預けだね。

(仁)誠司。
今からでも 遅くない。

一緒に 警察に行くんだ。

遅くない?

僕は もう 60すぎの
おじいちゃんだよ。

穂乃花のことを 考えろ。

穂乃花にとって 何が 大事かを
お前なら 考えられるはずだ。

今度さ 団地の文集を
また 作るんだよ。

覚えてるだろ?
昔 あった 団地の文集 『あゆみ』

次の世代に 残す
大事なものだから

父さんも 書いてくれないかな。
えっ?

僕と 父さんの 忘れられない
一番の思い出が あるんだよ。

それについて
父さんにも 書いてほしい。

それが 何か
当然 覚えてるよね?

穂乃花に 家族と団地の 歴史を
教えてほしい。

それが 一番 大事なことだろ?

忘れ去られた この団地の思い出を
書くんだ。

それが 僕の胸を打てば
父さんを 許す。

警察に行けって 言うんだったら
父さんの言うとおりにする。

でも もし 駄目なら…。

♬「次は 誰にしようかな」

父さんのせいで
誰か 死ぬよ。

誠司!

楽しみだな。 ねっ。
父さん。

(田丸)ご主人の表情が
少し 和らぎました。

しかし チャクラのパワーが
落ちれば また 苦しみます。

ヒューマインの祈りを
続けてください。

(祈祷)

(田丸)チッ。
この団地の住人は 貧しい。

(仁)よいしょ。

自治会長さん。
俺は 知ってるんだ。

あんた 前に 盗聴器を
置いてっただろ。

お約束したものです。

どうしました?
(金田)念のためです。

僕が 自治会長に 何かするとでも
思ってるんですか?

そんなわけないでしょ。

何か お金が必要な 事情でも
あるんですか?

事情も 何も
金は いつだって 必要ですよ。

自治会長。

お仕事を探す
お手伝いを しましょうか?

自治会長の才能を
埋もれさせておいては

もったいないですよ。
はあ?

僕は 団地の皆さんに
夢を かなえて

幸せになってほしいと
願っています。

特に 団地の おさである
自治会長には。

自治会長の夢は 何ですか?

いや。 た… たん… 探偵。

探偵!?

がきのころの 映画の影響で。
いや。 ただの夢ですよ。

いいじゃないですか。 探偵。

やりましょうよ。
えっ?

起業しましょう。
僕が 協力しますから。

団地探偵。
カッコイイじゃないですか。

いや。 そうかな。

そうそう。
そういや リンリンさんが

何者かから ストーカー被害を
受けているらしいんです。

相手に 心当たりがなくて
困っていて。

その調査を
お願いできませんか?

僕が 調査費用を
お支払いしますから。

まあ。

穂乃花が?

(江理子)はい。 ちょっと 様子が
変だったので 心配になって。

《穂乃花ちゃん。 どうしたの?》

(穂乃花)《ママ?》

ママの幽霊が 見えたとか

そういうことは ないと
思うんですけど。

そういうこと
今までに ありましたか?

さあ?

夢で おばあちゃんに
会ったような話は

聞いたことが ありますが。

穂乃花ちゃん。 亡くなった ママが
恋しいんでしょうね。

そんなことは ありません。

穂乃花は 現実を 受け止められる
強い子なんです。

はい。

(鈴の音)

分かったよ。 父さん。
今 お茶にするから。

≪お父さん いかがですか?

≪しばらくは ベッドから
離れられませんが 大丈夫です。

父さんにも
文集に 書いてもらって

頭の運動は
してもらってますから。

そうだ。
幽霊で 思い出したんですけど。

ちょっと 気になることがあって。

私 寺内さんを 見習って
一人暮らしの

おばあちゃんたちの 様子を
うかがいに

時々 お声掛けしてるんです。

(米子)《死んだ主人の 特徴とか
趣味とか 全部 分かっちゃうの》

(米子)《あの先生は 本物よ》

(明美)《母が 事故で
死んだことまで

言い当てたのよ。
頂いた この つぼ》

《こうやって なでてると
心が 落ち着くの。 フフフ》

(金田)霊媒師?
何だ そりゃ?

金額は 分からないんですけど

みんな 祈祷代を
納めてるらしくて。

悪質な 霊感商法かもしれません。
団地探偵。 調査を お願いします。

リンリンの ストーカー調査で
手いっぱいなんですよ。

詐欺って
決まったわけじゃないし

ばあさんたちが 喜んでんなら
いいんじゃないっすか?

よくないですよ。

団地は 高齢者が多いから
狙われやすいって 聞きました。

団地が そんなふうに
見られてるなんて 悔しいです。

団地探偵。
まずは 僕が 現場に入って

探偵助手として 調査してきます。

そうっすか。
はっ。

(リンリン)中国の お茶。
ケガに いいよ。

(仁)すんません。
(リンリン)はい。 よいしょ。

ああ ああ。
徘徊 行きますか?

(仁)えっ?

(リンリン)時々 徘徊する 聞きました。
するときは ついていきます。

徘徊って 何?
(仁)えっ…。

≪(チャイム)

どうしたんですか?

(リンリン)徘徊中です。
徘徊?

(仁)ああー! 痛い。
大丈夫ですか?

(仁)痛い 痛い 痛い。

このこと 誠司には
言わないでくれ。

俺は 殺されてしまう。

とにかく すぐに
団地を 出るんだ。

妄想中です。

お父さん。 戻るよ。
ねっ。 気を付けて。

(田丸)あやめ町団地の方の
ご紹介で?

(田丸)わざわざ
お越しいただいて。

先生が 大変 優秀だと
お伺いしまして。

どうぞ。 中で 詳しい お話を。
失礼します。

もう一度 お名前を
よろしいですか?

寺内 誠司と 申します。

(田丸)「保険金により
多額の貯蓄あり」

(田丸)お孫さんに
何が 見えているのか

まだ はっきりとは
分かりませんが 心配でしょうな。

強い霊感は 子供には
精神的負担が 大きいのです。

早急に 対処した方が
よいと思われます。 失礼。

あなたは 以前も

団地で 暮らしたことが
あるのでしょうか?

そのとおりです。

お孫さんに 取りついている霊は
あなたが 原因でもあるようです。

どういうことでしょう?

最近 身内で 亡くなった方が
いらっしゃいますね。

どうやら…。

(せき)

苦痛を伴う お亡くなり方を。

息子夫婦を 1年前に
火事で 亡くしました。

やはり。 あなたは そのことで
非常に 心を痛めている。

あなたは 人のために尽くす
善人だ。

虫 一匹も 殺せない
優しい心の 持ち主です。

悪霊は あなたのような善人の
心の隙を 突くのです。

いかがでしょう?
あなたと お孫さん。

お二人の除霊を
任せていただけませんか?

お願いします!

どうしました?

本物でした。
はあ?

団地の住人を
食い物にしている

本物の 悪人だということが
確定しました。

はい。
江理子さん。

情報提供
ありがとうございました。

あの男 やっぱり 怪しいですよ。

自治会長には 引き続き
調査を お願いしてありますので

結果を 待ちましょう。
はい。

あっ あのう。 お父さんが…。
父が どうかしましたか?

私のところに 来たんです。
それで 私に 逃げろって言って。

お父さんが あの様子だと
寺内さんも 大変ですよね?

私に 何か できることは
ありませんか?

ありがとうございます。

少し前から 父の様子が
急に おかしくなってしまって。

例の 妙な告発文も
父の仕業だったんです。

そうだったんですか?
はい。

お言葉に甘えて 江理子さん。

穂乃花を 少しの間
預かっていただけませんか?

夜も父の介護に専念できますので。
もちろんです。

ありがとうございます。
(リンリン)いえいえいえ。

お父さんの妄想 面白い。
寺内さんが 人殺しだって。

あーっ!

そうだ そうだ。 すいません。
これ 少ないんですが。

(リンリン)ああ。
いいです いいです。

寺内さん。 ストーカー 見つけるの
手伝ってくれてる。

お互いさまです。
でも…。

私 お金 稼いで
マンション 住むの 夢だった。

でも 今は 団地 大好きです。

この団地では
誰も 父さんを信じないよ。

一度 誰かを だますと
こういう結果を 招くんだ。

そうそう。 大変なんだよ。

この団地を 食い物にする 敵が
現れてしまったんだ。

(仁)もう バカな まねは
やめてくれ。

今日は 父さんの大好物の
サトイモの 煮っ転がしだよ。

ちゃんと 栄養 つけて
よく 寝るんだよ。

じゃないと 頭も働かない。
ねえ。

父さん。 どうかな?
ほら。

穂乃花は しばらくの間
江理子さんに預かってもらうから

久しぶりに
父さんと 二人っきりだよ。

僕が 付きっきりで
面倒を 見るからね。

(リンリン)やっぱ こいつね。
気持ち悪い客。

お店の人に ぼこぼこに
してもらいます。

(村瀬)自治会長。 やるじゃねえか。

(五木田)報告書も プロっぽいし
こんな才能 あるとはな。

よっ! 名探偵。

(花子)あっ。 ねえ。
そうだ そうだ そうだ。

私の友達で 探偵 探してる人
いるから 紹介しよっか?

(花子)金持ちだから
ふんだくれるわよ。

(金田)マジか?

穂乃花。
颯斗君とこ 行くよ。

後で 公園に 行こっか?
うん。

すいませんが 今日も
よろしく お願いします。

大丈夫。 ひいじいちゃんも
すぐに 良くなるからね。

(仁)自治会長さん。
聞こえていないのか?

自治会長さん。

(仁)自治会長さん!

聞こえているなら
何とかしてくれ。

このままじゃ あんたの命も
危ないんだ。

俺も 殺されてしまう。
頼む。 助けてくれ。

自治会長さん。
自治会長さん!

(仁)自治会長さん!

(仁)自治会長さん!

(穂乃花)これ 誰が書いたの?

そんなの 見つけちゃった?

これね 私が書いた 絵本なの。
(穂乃花)上手。

ありがとう。 穂乃花ちゃん。
絵本 好きだもんね。

颯斗君ママは
書くのが 好きなの?

うん。 でも
やめちゃったんだけどね。

絵本を書く お仕事が
夢だったんだ。

(穂乃花)おじいちゃんに言えば
かなえてくれるよ。

団地の人たちの夢 おじいちゃんが
かなえてあげたいって 言ってた。

そっか。
(穂乃花)これ 読みたい。

いいよ。
読んであげる。

(仁)「あのときの 息子と 妻への
笑顔は 忘れられません」

「あやめ町団地で
初めての 夏祭りは

私にとっても 心に残る
思い出と なりました」

3点だよ。

次の世代に残す
大事な文集だよ。

こんな内容では 載せられない。

もっとだよ。 もっと 思い出深い
出来事が あっただろう!

おいしい?
よく 母さんが 作ってくれて

父さんの大好物だった。

こっちは 与田さんの奥さんが
何度も お裾分けしてくれた

こんにゃくと 厚揚げの
炒め煮だよ。 はい。 あーん。

≪(削る音)

違うよ。
違うだろ。

父さんにとって
団地は こんなものなのか!

ずっと 書いてるんだ。
手が 疲れたでしょう?

父さんは 僕にとって
この世で 2番目に 大切な人だ。

ごめんね。

僕は 父さんのために 自分を
犠牲にして 面倒を見てきた。

だから 父さんも
僕を 失望させないでね。

違う。

違う。 違う!

どうして 分からないんだ?
父さんは!

(仁)はっ!?
自治会長さん。

父さんにも 裏切られるという
絶望を 味わってもらいたくて

あれは そのままに
しておいたんだ。

もう 誰も 助けに来ないよ。

ここから 抜け出したければ…。

父さん。
ちゃんと 書いてね。

(金田)調査結果 出ましたよ。

(金田)井上って ばばあは
もう 600万以上

つぎ込んでるらしいです。
こいつ 他にも じじ ばばを

かもりまくってるみたいっすよ。

で もっと ヤバいのが
除霊と うたって

女の子に 性的虐待まがいのこと
してるって。

まだ 事件になってないけど。

下手したら 穂乃花ちゃんも
狙われてたかも しれませんよ。

この手の詐欺は
告発は 難しいっす。

これからも 団地に
犠牲者が 出ますよ。

♬~

≪(子供)うわ!? やられた。
≪(子供)とりゃ!

≪(子供)必殺 ハリケンビーム!

♬~

♬~

えっ? あっ。

穂乃花ちゃん。 寝られない?

穂乃花ちゃん?

♬~

はっ!?

元気になぁれ。
ありがとう。

ありがとう。

(鈴の音)

(穂乃花)ママ…。

♬~

(仁)「私の息子は
団地の ヒーローでした」

「そのころに テレビで始まった
ウルトラマン』に 影響された 息子は

団地の平和を 守る
変身ヒーローに なるのが

夢だったのです」

「父親の私を
毎日 外に 引っ張りだし

ヒーローごっこを しました」

「そこで 私が名付けました。
ダンチマンと」

「息子との 一番の思い出。
それは ダンチマンごっこです」

「息子の誕生日に
何が欲しいかと 尋ねると

ダンチマンの お面が 欲しいと
言ったのです」

「私は 手作りの お面を
作りました」

「まずい出来でしたが 喜んだ
息子の顔を 今でも覚えています」

「ダンチマンに 成りきった 息子は
生き生きと していました」

(寺内)《いくぞ! ダンチマン》

(仁)「それから 50年以上 たっても
団地を愛する 息子を

心の中で 応援するのです。
『いけ! ダンチマン!』と」

父さんは 言ったね。 「いつまでも
団地の平和を 守れ」って。

今の僕が あるのは
父さんの おかげなんだよ。

父さんと ここで過ごした
子供のころのこと

僕は 忘れてないよ。

ここの抽選に 当たったときは
うれしかったなぁ。

引っ越して ダイニングテーブルと
冷蔵庫も買った。

電気掃除機もだよ。

白黒テレビで 父さんと 一緒に
東京オリンピックを 見たときのこと

よく 覚えてる。
あれから 55年も たつのか。

まだ 54年だよ。
お前は 昔から 細かいな。

50年以上 この団地は
変わらずに ずっと ここにある。

(仁)人は 変わった。
父さんは 老いた。

僕は 何にも変わってないよ。
僕は 今でも ダンチマンだ。

ねえ? 父さん。
父さんは どうして あのとき

加代子さんの 旦那さんを
殺した僕を 守ってくれたの?

母さんの幸せを
壊したくなかった。

母さんは 最期まで
何にも 知らなかった。

父さんが
家族を 守ってくれたんだ。

父さんも 何にも 変わってないよ。

家族と 団地の 大切な思い出を

こうやって
思い出してくれたんだから。

50年間 父さんは 苦しかった。

お前が
どういう人生を 送るのかも

ずっと 不安だった。
僕も 不安だったよ。

でも お前が 結婚して
家庭を持って

父さんは 安心したんだ。

お前が 幸せなら
それで いい。 幸せなら。

僕は 幸せだったよ。

でも 会社を リストラされて
専業主夫になった途端に

周囲から 白い目で見られた。

それでも 大切な人にさえ
分かってもらえれば

それで よかった。
家族が 僕の居場所だった。

美佐子が いなくなっても
穂乃花が いた。

この団地が あった。

ここが 僕の居場所なんだ。
違う。

お前は ずっと どこにも
居場所なんか ないんだ。

父さんのせいで 誰にも
愛されない人間に してしまった。

そんなことないよ。
僕は ずっと 愛されてきた。

美佐子さんには
ボーイフレンドが いたんだ。

ボーイフレンドが いた。

同じ 大学の教授だ。
葬式にも 来ていた。

嘘だ。

幸せな夫婦だと 思っていたのは
お前だけだ。

今も 幸せな家族だと
思っているのは お前だけだ。

お前は 穂乃花を だましてる。
団地の みんなを だましてる。

お前は 幸せなんかじゃない。

お前が お前自身を
だましてるんだ。

黙れ!

誠司。 一緒に 死のう。

人殺しでも お前は
父さんの息子だ。

父さんは お前と 一緒に
いたかった。

罪悪感に 押しつぶされても
心から 笑えなくても

苦しんでる お前を 置いては
死ねない。 なあ? 誠司。

死ねるわけ ないだろ。

穂乃花を 置いては 死ねないよ。

もうすぐ 7歳だ。
七五三には 着物を着るんだ。

5年もすれば 中学生だよ。

そして いつかは
花嫁衣装を 着るだろう。

ウエディングドレスを 着た
穂乃花と 一緒に

僕は バージンロードを
歩くかもしれない。

僕はね その全てを
見届けてから 死ぬんだ。

それまでは 僕は
この団地と 穂乃花を 守る。

それを 邪魔する者は
容赦しない。

父さん 言ったじゃないか。

いつまでも 団地の平和を
守るんだって。

それを 教えてくれたのは
父さんだよ。

僕は ダンチマンなんだ!

誰も 僕を 止められない!

(悲鳴)

♬~

♬~

ダンチマンは 団地の住人を
守るのだ! くらえ!

《ダンチマンビーム!》

ビーム!

♬「ダンチマン ダンチマン」

♬「ダダダ ダー ダー
ダー ダー ダダン」

(チャイム)

何すか?

注文していたものが
できましたので

お届けに 上がりました。
いかがでしょう?

♬~

(叫び声)

(金田)あの詐欺師 どうします?

もう あの人が この団地の住人に
接触することは ありません。

どういう意味ですか?

もう いいですよ。 自治会長。
えっ?

あの男に 団地の住人の情報を
流していましたね?

自治会長から 情報を得ていた
あの男は

本人しか 知らないことを
言い当てることが できた。

それで お年寄りたちに
霊能力を 信じさせて

詐欺を 働いていたんでしょ?

痛っ!?

あの男が 逮捕されれば
自治会長も 共犯になる。

それを恐れた あなたは
僕を利用した。

何 言ってんすか?

もう 嘘は たくさんです。

自治会長。 僕に 嘘は
つかないでください。

本当のことだけを
話してください。

昔 あいつの仕事を
手伝ったことが あって

すぐに 詐欺まがいだって 知って
やめたんだ。

その前に 80万くらい 借金してて
今でも 返してなくて。

返せないんだったら
協力しろって。

あの男に 性的虐待なんて
事実も なかったんでしょ?

間違いなく 僕に 殺させるために
あんな嘘を。

俺は 頼んでない!
あんたが 勝手に やったんだ。

いいんですよ。 いくらでも
僕を 利用してください。

えっ?

自治会長にとって 僕は
必要な人間なんですよね?

自治会長が 困っているんだったら
あれぐらい お安いご用ですよ。

これからも この団地で
団地探偵を 続けてください。

自治会長の 居場所は

この あやめ町団地しか
ありません。

(リンリン)寺内さんの お父さんが
私のかばんに お礼 入れてくれた。

(リンリン)返そう 思ったけど
これ…。

(花子)「SOS
誠司は 息子夫婦を殺した」

「私も 殺される。
誠司に言うな」

自治会長が 全てを知ってる」?

(花子・千恵)えっ!?
(リンリン)どうしよう?

(村瀬)前に 寺さんの
親戚の女から

「あいつは 人殺し」って
いわれたことが あったんだよ。

(五木田)俺もだよ。
そんときは

頭の おかしい女だと 思って
相手に しなかったけどよ。

(花子)あんた 何か 知ってんの?
顔色 悪いよ。

(リンリン)自治会長さん?

(金田)あの お父さん
相当 進行してるんだよ。

そうなると 身内に殺されるとか
言いだすんだって。

寺内さん。 愚痴一つ 言わずに
介護してんのに

よく そんなふうに 言えんな?
みんな 何 疑ってんの?

寺内さんは
この団地の 救世主だろ。

ほら。 暗い話 やめようぜ。
なっ?

寺内さんは 団地の みんなに
笑っててほしいんだよ。

スマイル!
ハハハ!

父さん。 ただいま。

父さん?

父さん。
冗談は やめてよ。

もう だまされないからね。

♬~

♬~

飲ませるよ。

いいのかい?

♬「ダンチマン ダンチマン」

♬「ダダダ ダー ダー
ダー ダー ダダン」

♬「ダンチマン ダンチマン」

♬「ゴゴゴ ゴー ゴー
ゴー ゴー GONE」

♬「ごみ出し 回覧板
ルールで 仲良しさ」

♬「蹴散らせ 悪を
いくぞ ダンチ…」

父さん。

僕を もっと 叱ってよ。
ねえ?

♬~

♬「ダンチマン ダンチマン」

♬「ダダダ ダー ダー
ダー ダー」

「お月さまが出てきて こんばんは。
おうちに帰る 時間だよ」

「パパ ママ ただいま。
おかえり」

寺内さん。 そんなに じっくり
見る価値なんて ないですよ。

いやぁ。 素晴らしいですよ。

僕は 穂乃花が描いた絵や
作ったものを見ると

元気が出ます。

今の僕にとっては
江理子さんの絵本も 同じです。

僕が作った アップルパイを
食べると

何よりも 元気になると
言ってくれました。

美佐子も 父さんも。

寺内さんが お父さんの施設に
行くときは

いつでも 穂乃花ちゃんを
預かりますから。

色々と 頼ってばかりで
ホントに すみません。

今の 穂乃花と 僕にとって
江理子さんは 必要な人です。

そんな。 私なんかを
必要としてくれて

ありがとうございます。

(史代)《穂乃花の パパと ママが
死んだのは

おじいちゃんのせいなんだ》

(史代)《おじいちゃんはね
人殺しなんだよ》

知ってるよ。

≪江理子?

二宮先輩?

(二宮)久しぶりだな。
何してんの? ここで。

いや。 ここに住んでるので。

(二宮)そうなの?
えっ? 家族と?

はい。 子供が 一人 います。

そっか。 ホント 久しぶりだな。
8年ぐらい?

うん。
しかし 何か

奇麗になったね。
えっ? いや。 そんな。

あっ。 あのう。
この団地に 何か 用事ですか?

おおー。 団地探偵。

ご相談が ありまして。
何です?

不倫調査は 可能でしょうか?
もちろん。

死んだ人間の。
えっ!?

≪(二宮)こんにちは。
(金田)はい。

(二宮)自治会長の
金田さんですか?

(金田)はい。

東京 第二住宅管理センターの
二宮です。

(二宮)住人の皆さまへの
通知の前に

自治会長に お伝えすることに
なっていますので。

(金田)うん?
(二宮)この あやめ町団地は

取り壊されることが決定しました。
(金田)えっ!?

耐震基準を 満たしていない
団地の中でも

老朽化による 不安が
大きいと 判断されまして。

それじゃ 俺たち どうなんの?
(二宮)1年後をめどに

住人の皆さまには ここを
出ていただくことに なります。

ああ。 そうなんだ。

ああ!? びっくりした。

取り壊し!?

(スタッフ)おかゆです。
お口 開けてください。

(スタッフ)拭きますね。

(スタッフ)ちょっと
お待ちくださいね。

この団地が なくなる?

♬~

いけ! ダンチマン!

♬~

えっ!? ちょっと待って。
びっくりした。

ちょっと やめてくださいよ。
もう。

(二宮)江理子も やってみなよ。
えっ? 私ですか?

無理 無理 無理。
(二宮)大丈夫 大丈夫。

いや。 できないと 思うな。

♬~

よし。 じゃあ 颯斗。
フリスビー やろうか? うん。