どらまろぐ

テレビ番組(ドラマ)の字幕情報を対象に、テキストマイニングの研究をしております。解析結果を公開しつつ関連商品も紹介します。解析結果の信憑性が確認できるよう解析用ソースも引用掲載しますので、見逃し番組の確認にも役立つ(ネタバレ)かも?

限界団地 第1話 ドラマのキャスト・主題歌は?(見逃した方はネタバレ注意)

『オトナの土ドラ・限界団地 #01【団地にやってきた“最狂のお爺ちゃん”】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数BEST10&ワードクラウド

  1. 穂乃花
  2. 与田
  3. 高志
  4. 団地
  5. 松本
  6. 金田
  7. 寺内
  8. 千恵
  9. 史代
  10. 回覧板

f:id:dramalog:20180603071541p:plain

『オトナの土ドラ・限界団地 #01【団地にやってきた“最狂のお爺ちゃん”】』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)&EPG情報の引用

♬~

♬~

≪(チャイム)

(江理子)はい。

(江理子)はい。
(寺内)こんにちは。 初めまして。

(寺内)隣に 越してきました
寺内といいます。

孫の 穂乃花です。

 

今や寂れてしまった「あやめ町団地」に、孫娘と高齢の父親とともに引っ越してきた寺内誠司(佐野史郎)。彼は団地を救う救世主か、それとも悪魔か…?

詳細情報
番組内容
「あやめ町団地」に引越してきた寺内誠司(佐野史郎)。一年前に息子夫婦を火事で亡くし、残された孫娘を引き取った寺内は、いわゆる老老介護高齢の父と孫娘の三人でここに住む予定だ。
寺内は早速、隣の部屋に住む桜井江理子(足立梨花)と夫・高志(迫田孝也)のもとへ挨拶。満面の笑顔で不躾な質問をしながら距離を縮める寺内に苦笑する江理子と高志。
さらに寺内は団地の各部屋を丁寧に回り、「お近づきのしるしに」と
番組内容2
お手製のドアノブカバーを配る。さらに自治会の集まりにも積極的に顔を出し、団地内の交流を図ろうと画策。しかしやる気のない自治会長の金田哲平(山崎樹範)やルールを守らない老人など、寺内が思い描くようにはうまくいかない。すると孫娘のために昔のような良き団地へと導こうとする寺内が動き出した。彼は団地を救う救世主か、それとも悪魔か…?
出演者
寺内誠司: 佐野史郎 
桜井江理子: 足立梨花 
桜井高志: 迫田孝也 
金田哲平: 山崎樹範 
菊池史代: 朝加真由美 
与田庄一: 小松政夫 
寺内仁: 山谷初男 
東加代子: 江波杏子 ほか
スタッフ
【企画】
横田誠(東海テレビ

【脚本】
香坂隆史

【音楽】
中村巴奈重 
田渕夏海 
櫻井美希

【主題歌】
majiko『ひび割れた世界』(ユニバーサル ミュージック)

【プロデューサー】
遠山圭介(東海テレビ) 
高橋史典(ケイファクトリー) 
馬場三輝(ケイファクトリー

【演出】
湯浅典子

【制作著作】
ケイファクトリー

【制作】
東海テレビ放送

 

(江理子)桜井です。
よろしく お願いします。

穂乃花。

(穂乃花)どうぞ。

ドアノブカバーです。

穂乃花が 生地を選んで
僕が ミシンで 縫いました。

あっ。 はい。
ありがとうございます。

あのう…。 穂乃花が。

あっ。 ありがとう。 何歳?
(穂乃花)6歳。

ホント!?
うちの息子と 一緒です。

えっ? じゃあ
あやめ町小学校ですか?

息子さん お名前は?
颯斗です。

よかったな。 穂乃花。

お隣さんの 颯斗君が
同じ学年の お友達だぞ。

よかった よかった よかった。
(穂乃花)うん。

≪(足音)

あっ。 主人です。
(高志)こんにちは。

こんにちは。
お隣に 越してこられたんだって。

(高志)ああ。 こんにちは。
(穂乃花)こんにちは。

3人家族ですか。
いいですね。

お子さん 2人目の ご予定は
あるんですか?

(高志)えっ?
いえ。 今のところは。

2人になったら
二段ベッドが いいですよ。

僕が 子供のころに
Y棟に住んでいた 賢一君が

そうしていました。

あっ。 実は 僕 子供のころに
この団地に 住んでいたんです。

そうなんですね。

僕たちは この 夢のニュータウン
あやめ町団地で

今日から 新たな人生を
スタートさせます。

これから よろしく お願いします。
(穂乃花)よろしく お願いします。

わざわざ
ありがとうございました。

いえ。 こちらこそ。

失礼します。
ああ。

どうも。 お邪魔しました。
はい。

(高志)夢のニュータウンだって。

よし。 ほら。 颯斗。

(与田)ああ。
あの 誠司君か。

はい。
(与田)いや。 驚いた。

向こうの F棟に
越してきたんです。

与田さん。 お元気そうで。
(与田)いや。 何十年ぶりかね。

重くない?
(穂乃花)うん。

あんまり
受け取ってもらえないね。

≪(穂乃花)おじいちゃん。
手伝って!

よし。

どれどれ?
おお。 おざぶか。

おっ。 こっち よく 結べてるね。
よし。 じゃあ こっちは

ちょうちょ結びで。 よいしょ。
こうやって。 こうやって。

できた。
(穂乃花)やった。

美佐子。
無事に 引っ越し 終わったよ。

向こうの方に 給水塔があるんだ。
後で 見に行こうか?

(穂乃花)給水塔?
うん。

団地の みんなが
お水を使うためにある

高い塔なんだ。
(穂乃花)うん。

行くか?
よしよし よしよし。

あっ。 こんにちは!

(穂乃花)どうしたの?
うん? いや。 何でもないよ。

おじいちゃんは 穂乃花と
ここで 暮らせて 幸せだよ。

穂乃花も うれしい。
ホント!? うれしい!

おじいちゃん うれしいぞ。

夕ご飯 何にしようか?
何 食べたい?

(穂乃花)うーん。
じゃあ カレー。

カレーか。
何のカレーに しようか?

チキンが いいかな?
(穂乃花)うん。

ニンジン 食べられる?
(穂乃花)食べれる。

♬~

(穂乃花)おじいちゃん。
穂乃花のシャンプー ないよ?

あっ ごめん。
買うの 忘れてた。

おじいちゃんの 使うか?
髪の毛が いっぱい 生えるぞ。

穂乃花。 髪の毛 あるもん。

おじいちゃんだって
いっぱい あるさ。 ほら。

ほい。 はい。

♬~

♬~

あっ。 おはようございます。

おはようございます。
(高志)おはようございます。

私の リラックス法でして。
妻が 亡くなった後

何か 習い事でもと思って
始めたんですが

これが なかなか いいんですよ。

よかったら 今度 ご一緒に
いかがですか?

(高志)えっ?

そういえば 穂乃花が 颯斗君と
同じクラスみたいで

喜んでました。
颯斗も 喜んでました。

そりゃ よかった。

(史代)ここが あんたの
夢のすみかってわけ?

(史代)何とか 言いなさいよ。
この 人殺し!

また 病院を
抜け出してきたんですか?

(史代)あんたを 放っといたらね
娘が 成仏できないのよ。

その笑顔。
見てるだけで へどが出る。

この場で 殺してやりたいわ!

お母さまの気が 済むなら
そうなさってください。

ちょっ…。
(高志)ああ。 ちょっ ちょっ…。

ちょ ちょ ちょっ…。
やめなさい。 やめなさい。

(史代)ちょっと。 放して。 放して。
(高志)放して。 やめなさいって。

大変だ! 大丈夫ですか!?

救急車を 呼びます。

もしもし。

(オペレーター)119番。 消防です。
火事ですか? 救急ですか?

救急です。

先ほどは お騒がせしまして
申し訳ありませんでした。

いえ。 だ… 大丈夫でしたか?

ええ。 入院することに
なったそうです。

(高志)あの方。 お母さまって
呼ばれてましたけど。

ええ。 息子の結婚相手の
母親です。

(高志)息子さん夫婦は?

いません。
穂乃花の両親は 死にました。

穂乃花には もう
僕しか いません。

♬~

あっ あのう。 松本さん。

今日 燃えるごみの日なんです。
(松本)何?

あのう。 あのう。
ああいうのは 粗大ごみなの…。

(松本)木なんだから 燃えるだろ。
いや。 でも…。

(松本)偉そうなこと 言うな!

ああー!

(千恵)江理ちゃん。
ああいうのには

がつんと 言ってやんないと。

置いてかれちゃって。
どうすんの? あれ。

あっ あのう。
私が 粗大ごみシール 貼って

連絡しておきます。

ハァ ハァ ハァ。
よいしょ。

ああ。 おはようございます。
あっ。 おはようございます。

どうも。
大丈夫ですか?

ハハッ。 私の父です。
えっ!?

引っ越しが 落ち着くまで

ホームに ショートステイ
お願いしていて。

昨日 戻ってきました。
あっ。 そうなんですか。

こんにちは。
(仁)どうも。 こんちは。

ほら。 父さん。
(仁)よいしょ。 はい。

はい。
(仁)すんません。

うちも 桜井さんと同じ
3人家族です。

では ちょっと
その辺を 散歩してきます。

はい。
行こう。 父さん。

段差 気を付けてね。

こんにちは。

こんにちは。

こんにちは。

あっ。 与田さん。
こんにちは。

(与田)ああ。 誠司君か。

えっ!? 寺内さんかい?

えーっ? 何だ。
もう てっきり…。

父さん。 与田さんだよ。
覚えてる?

(仁)どうも。 こんちは。

覚えてるよね?

最近 物忘れが
ひどくなってしまって。

(与田)無理もないよ。
みんな 年取ったんだよね。 ねっ。

(与田)誠司君も
奥さんに 先立たれたのか。

寂しいだろ?
寂しいですが

父さんや 穂乃花の世話で
それどころでは ないので。

(与田)そうだな。
私だってね 悦子のところに

早く 行きたいと
思うときだって あるんだよ。

えっ?

(与田)毎日
何にも することはない。

話し相手も いない。

これじゃ
生きてる意味が ないんだ。

僕で よければ いくらでも
話し相手に なりますよ。

そうだ。 僕が 毎日 与田さんに
お裾分けを 届けます。

そのとき 話しましょう。
ねっ。

(与田)誠司君は 昔と ちっとも
変わってないね。

あのころの 好青年のまんまだ。
いやぁ…。

(高志)孫を 育てながら
老々介護ってこと?

変な 3人家族も いたもんだな。
でも すごいの。

寺内さん。 家事も 全部
やってるみたいだし

穂乃花ちゃんのことも
よく 見てる。

(高志)すごいじゃん。
でも あの子の両親ってさ…。

≪(チャイム)

≪(チャイム)
はい。

おじいちゃんが
ソース 貸してくださいって。

えっ?
≪(揚げる音)

(穂乃花)豚カツ 作ってるの。
でも ソースが なくて。

ソースを 貸すの?

はい。 よいしょ。
はい。 どうぞ。

ありがとう。
うん。 どういたしまして。

(高志)調味料 借りるって
いつの時代だよ?

コンビニ 行けよ。

寺内さん。 ご近所付き合い
大事にする人みたい。

(高志)ああ…。

でも あの子の両親って
どうしたんだろう?

ほら。 あの女の人が
言ってた…。

(史代)《娘が 成仏できないのよ》

《この 人殺し!》

何が あったのかな?

寺内さん。 恨まれるような人に
見えないのに。

(金田)旦那以外と…。

(金田)わあ。 びっくりした。

自治会長。 こんにちは。

(金田)引っ越しの挨拶 来たときも
言いましたけど。

その呼び方 やめてくださいよ。

俺 くじ運 悪くて
押し付けられただけなんだから。

今日の 自治会の集まり。
僕も 参加しても いいですか?

(金田)えっ? 今日だっけ?

(金田)じゃあ 来月の ごみ当番は
こんな感じで。

以上で いいですね?
(一同)はい。

≪一つ いいですか?

なぜ 回覧板が
ないのでしょうか?

(リンリン)回覧板?

(金田)回覧板なんか
意味ないでしょ。

必要なものは 全部
掲示板に 張ってあるし。

それでは 見ない人には
伝わらないし

落ち着いて 閲覧することも
できません。

それが 原因で
自治会の規則も

徹底されていないように
思われます。

(村瀬)いまさら こんな古い団地で
規則も 何も ないだろ。

(千恵)自治会に 入ってない人も
いるしね。

(金田)そもそも 自治会なんか
必要かね?

(リンリン)あのう。 私 そろそろ
バイトの時間 あります。

現代において 回覧板は

形骸化しているという人が
いますが

そんなことは ありません。

回覧板は 情報共有だけが
目的では ないんです。

回すことによって
住人同士の 交流が 生まれます。

インターネット上の交流も
便利でしょうが

今でも 回覧板以上に
人と人を結ぶものは ありません。

その おかげも あって
昔は 孤独死も ありませんでした。

回覧板は 皆さんを
悲劇から 救うんですよ。

(千恵)でも お年寄りの中には

階段を上がって 渡しに行くのが
つらいって人も いるわよ。

(五木田)俺も 孫と
メールをしてるから

死んだら 気が付いてくれるよ。

身寄りのない方も
いるわけですし

回覧板が ないことが 原因で

挨拶の声もない団地に
なっている気がします。

そんなの 寂しいじゃないですか。

(金田)じゃあ 今日は
こんなところで。

(リンリン)マジ ヤバい。
遅刻 罰金。

♬~

♬~

寺内さん?

ああ。 粗大ごみが
放置してあったので

燃えるごみに しているんです。

奥さん。 もう 粗大ごみシールを
買わなくても いいですよ。

えっ? はい。

♬~


はいはい はいはいはい…。

はい。 寺内です。

あっ。 穂乃花が どうも
いつも お世話になっております。

えっ!? 穂乃花が?

(友美)お宅の子に たたかれて

爪が当たって
息子は 血が出たんですよ。

たたいたことは 申し訳ないと
思っています。

(友美)あのう。 お母さん
いらっしゃらないんですか?

いません。 僕が 穂乃花の
親代わりです。

(友美)えっ?
あっ。 ああ。

そういうことね。

穂乃花から 聞いたんですが

たけし君が
この あやめ町団地のことを

悪く 言ったそうなんです。
狭くて 汚いと。

(友美)それが たたいていい
理由に なるんですか?

この団地の子は 授業中も
落ち着きがない子が 多いんです。

(友美)お宅も ストレスが
たまってるんじゃ ないですか?

なぜ ストレスが
たまるんです?

(友美)なぜって。

ご両親も いらっしゃらないですし
しかも こんな所で 子育てなんて。

(友美)あのう。 とにかく

二度と たけしに
近づかせないでください。

何があっても お友達を
たたくのは よくないな。

(穂乃花)ごめんなさい。

今度 たけし君に
ちゃんと 謝ろう。

うん。
うん。

あのう。 これ。

(松本)持病?
かかりつけの病院。

食べ物の アレルギー。
何だ これ?

自治会で こういった情報や
緊急連絡先を 管理しておくと

いざというときに
助け合うことが できます。

一人暮らしの方には 定期的に
お声掛けも できますし。

(松本)俺 一人だけどよ
誰にも頼ろうと 思ってねえよ。

何かあったときに お一人だと
誰も気付けません。

それは 松本さんを
救うカードなんです。

あのう。 最初に ご挨拶したとき

日本酒が お好きだと
おっしゃってたんで

よろしかったら これ どうぞ。

(松本)くれるっつうなら
もらうけどよ。

分かったよ。
書きゃ いいんだろ?

ありがとうございます。

(松本)そうだ。 嬢ちゃんよ。
これ やるよ。

穂乃花。
(穂乃花)ありがとう。

(穂乃花)これ いらない。

どうして?
穂乃花が もらったのに。

(穂乃花)あの おじいちゃん
怖くて 嫌い。

そんなこと 言っちゃ いけないよ。

この団地には 悪い人なんて
いないんだ。

穂乃花には みんなと
仲良くしてほしいな。

うん。
うん。

同じ棟の 特に 高齢者の方に
配っていただきたいんです。

(村瀬)最近 個人情報とか
うるさいじゃない。

こういうの 嫌がる人 多いんだよ。

何かあってからでは 遅いんです。
お願いします。

お願いします。

持病が ございましたら。
アレルギーとか。

これ お役に立ちますんで
ぜひ ご記入ください。

(千恵)これ
何とか なんないかしらね?

江理ちゃんさ
何度か 行ってるから

あの人も 言うこと聞くと
思うのよ。

お願いしてみます。
(千恵)悪いね。

(千恵)いやぁ。 気持ち悪い。

♬~

寺内さん!?

加代子さんとは
昔からの 知り合いなんです。

僕が 学生のころに

加代子さんは 団地には珍しく
一人暮らしで。

きょうだいの いない 僕には
姉のような 存在でした。

助かりました。 話も
聞いてくれないことも 多いので。

これからも 何かあったら
僕に 言ってください。

他にも 僕に
できることが あれば 何でも。

ありがとうございます。

あのう。

この間の女性 大丈夫ですか?
女性?

公園の。
ああ。

まだ 入院しています。
ご心配なく。

どうして あの人
寺内さんに あんなことを?

私の息子夫婦は

1年ほど前に
火事で 亡くなりました。

息子の たばこの火の不始末が
原因でした。

私が 連絡を受けて
駆け付けたときには

穂乃花だけが
助けだされていて

2人は まだ 中で
眠ったままだったようでした。

あの人は なぜ 娘を助けに
火の中に 入らなかったんだと

私を 責めているんです。
悔しい気持ちは よく 分かります。

そうだったんですか。

僕が 子供のころは

この団地に住む家庭の ほとんどが
20~30代の夫婦と 子供でした。

抽選に当たって ここに住む
権利を得た 家族は

ホントに うれしそうでした。
抽選だったんですか?

すごい 倍率だったんですよ。

みんなが ここに住みたいって
応募して。

水洗トイレ 完備。
流しも ステンレス造りなんて

当時は まだ 珍しくて。

ちゃぶ台を やめて
ダイニングテーブルを 購入して

まさに 新生活でした。

あのころは 団地全体が
生き生きと していたんです。

もちろん 時代が違うことは
僕だって よく 分かっています。

でも 今でも やっぱり

団地は 住人同士の距離が
近いので

それが 僕は 好きなんです。

穂乃花には この団地が 夢と
希望の 古里で あってほしいと

願っています。
はい。

颯斗。 もう いたずらしちゃ
駄目って 言ったでしょ。

(颯斗)見に来ただけ。

ちょっと。 みんな。
車には 気を付けてね。

あっ。 この棟 ほとんど
空き部屋なんですけど

2階に 出るって噂で。
出る?

この部屋
誰も 住んでないんですけど

夜になると 人だまが 見えるって
噂になったんです。

人だま!?

子供たちが 面白がって
幽霊部屋って 呼んでます。

幽霊ですか。

子供は 想像力が豊かで
いいですね。 いやいや。

おいしい。
あっ そうだ。

穂乃花。 宿題 見てあげようか?
お手紙を 書いてるの。

家族じゃない人に 渡して
お返事を 書いてもらう宿題。

お手紙か。 楽しそうだな。
あっ そうだ。

お隣の 颯斗君ママに
書いてあげたら どう?

穂乃花。 あめを くれた
おじいちゃんに書く。

松本さんに?
仲良くなりたいから。

そうか。
いい子だな。 穂乃花は。

≪(鈴の音)

(穂乃花)はーい。 ひいじいちゃん。
肩 たたいてほしい?

(穂乃花)今日の ご飯は
ロールキャベツと シチューだよ。

(穂乃花)今 作ってるから
ちょっと待っててね。

(チャイム)

(松本)えっ?

お手紙 読んで
お返事 ください。

(松本)汚え字だな。

「あやめ町団地が 好きですか?」

好きなわけ ねえだろうが!

嬢ちゃん。 こんな くそ団地に
夢なんか ねえよ。

俺みたいに なりたくなかったら

とっとと こんな ごみだめ
出ていきな。

人も団地も
もう 死ぬだけなんだよ。

♬~

穂乃花。

どうだった?

やっぱり 穂乃花
違う人に 書く。

そうか。
よし。 じゃあ 書き直そうか。

うん。
ねっ。

♬~

♬~

♬~

(与田)いやぁ。
いつも すまないね。

いえいえ。
これ 書いといたから。

どうも すいません。
ありがとうございました。

誠司君。
はい。

こんなものが出てきたよ。 ハハハ。
あっ。

親父さん。 いい男だったなぁ。
誠司君は まだ カワイイ。

これ 与田さんの新車だ。
覚えてますよ。 与田さん 若いな。

人生は 残酷だな。
楽しい思い出が 今は つらい。

このころは 団地の みんなが
仲が良くて

夏祭りのときなんて

団地が 一つになって
盛り上げましたよね?

うん。

どうした?
穂乃花に 申し訳なくて。

こんな世の中に なったのは

僕たちの世代の
責任だと 思うんです。

この団地が 昔の姿に
戻らないんだったら

僕が 自分で変えればいいと
思っていました。

でも みんなの心が
死んでしまっています。

触れ合いなんて
誰も 求めていないんです。

いくら 高齢者の 一人暮らしは
危険だって 言っても

誰も 聞いてくれない。

みんな 無関心なんだよ。

自分に 被害が及ばないかぎり
しょせん 人ごとなんだよ。

(鈴の音)

では 僕は これで。
また お届けに上がりますよ。

いやぁ。
いつも どうも ありがとう。

誠司君の 手料理を食べると

悦子のことを
いつも 思い出すんだ。

奥さんより 味は 落ちるでしょう。
いやいやいや。 何を言うか。

誠司君の手料理も
なかなかのものだ。

いい味なんだから。

悦子の料理も
なかなかのもんだったんだ。

(泣き声)

悦子に 会いたいね。

(泣き声)

与田さん。

(チャイム)

こんばんは。

(チャイム)

はーい。
えっ!?

(史代)ちょっと
入れてもらいますよ。

(高志)ちょっと。

(史代)お願いが あるんです。

(史代)これ あげますから。

(史代)隣の寺内は
私の娘を。

穂乃花の両親を 殺したんです。
本当なのよ。

あの男が 娘たちを殺したの。
穂乃花を 独り占めするために。

いや。 あのう。
(史代)娘が言ってた。

あの男は おかしいって。
育児に 口を出す。

連絡もなく 会いに来る。
同居したいとまで 言いだしたの。

(史代)穂乃花と 会う回数が
少ないからって。

でも それくらい…。
(史代)普通じゃないの!

あの男は 異常者なの。

あれは 愛情じゃない。
依存なの。

娘さんたちが 亡くなった
火事の原因は

たばこだったんですよね?

(史代)前にも 旦那のたばこで
ぼや騒ぎが あったから

誰も 疑わなかったのよ。

それを あいつは利用して
2人を 殺したのに。

(高志)ちょっと ちょっと。

私は もうすぐ死ぬの。
末期がんでね。

あの男を 地獄に突き落とさないと
死ぬに死ねない。

あいつ お宅らに
気を許してるんでしょ?

ねえ。 ねえ お願い。
私に 力 貸して。

おかえりください。
さあ。 ほら。

(舌打ち)

(高志)何なんだよ? まったく。

ねえ? 寺内さんに このこと
言った方が いいよね?

(高志)いいよ。 隣って いっても
赤の他人なんだから。

うちが 関わることないよ。

ちょっと
冷た過ぎじゃないかな?

冷たい?
うん。

俺は 家族のことを 考えて
言ってんだよ。

颯斗より 隣の方が 優先なの?
いや。 そういうわけじゃなくて。

ごめん。 分かった。

(千恵)夜中も ずっと 水道
使ってる音が 聞こえんだって。

(金田)壁 薄いんだから 風呂の
音ぐらい 聞こえるでしょ。

そんぐらい 自分で 注意しろよ。
(リンリン)松本さん 怖いよ。

私の言うことなんか
聞かないよ。

(金田)引っ張んなって もう。

よし。
もう1回 もう1回 もう1回。

続けて。 よし。 今度こそ。
うわー。

そういえば 穂乃花。
お手紙 誰に書くか 決めた?

(穂乃花)うん。 決めた。
これから 書くの。

誰に書くの?
(颯斗)ねえ? 穂乃花ちゃん。

やらせて。
颯斗君。 あっ。 こんにちは。

こんにちは。
お出掛けですか?

H棟の 与田さんのところに
自治会費を 頂きに行くんです。

与田さんに? そうですか。
はい。

(颯斗)穂乃花ちゃん。
それ 僕も やりたい。

颯斗。
それ 穂乃花ちゃんのだから。

よかったら 用事が済むまで
僕が見てますよ。

ホントですか?
ええ。 ほら 颯斗君 一緒にやろう。

こっち こっち こっち…。 ほら。
すみません。 じゃあ。

はい。 いくよ 颯斗君。
ほら。

うわー。 すごい。

(チャイム)

(千恵)いないはず ないわよね。
(リンリン)絶対 居留守よ。

♬~

♬~

(金田)ほら。 ほら。

≪(水音)

(千恵)松本さん?

≪(水音)

(千恵)松本さん?

≪(水音)

(千恵)松本さん?

≪(水音)

(悲鳴)

颯斗君 捕まるかな?

穂乃花ちゃん 捕まえた。
ほら。 鬼に 捕まった。

与田さん?

(千恵)松本さんは お風呂場で
足を滑らせたらしいわ。

一週間近くも すぐ近くに
死体が あったなんて。

(五木田)酔っぱらって
風呂なんか 入るからだ。

(村瀬)俺は 死んで 誰にも
気付かれねえなんて 嫌だぜ。

(金田)あんな死体を 発見するのも
嫌ですよ。

(高志)ちょっと。

(千恵)孤独死って
ニュースの中だけじゃなくて

ホントに 起こんのね。

(リンリン)寺内さん。
正しかった。

(村瀬)どうする?
このままじゃ まずいよ。

(金田)それぞれが 家族と
連絡 取ってれば

それで いいんじゃねえかな?

(村瀬)身寄りのねえやつは
どうしろってんだ?

一人で 死ねってのか?

(五木田)自治会長が
しっかり してないから

こんなことが 起こるんだろ?

(金田)ああ。
だったら 自分で やればいいだろ。

(村瀬)何だ?
目上の人間に その言い方。

(金田)俺は 自治会長なんだから
目上なんだよ!

(村瀬)何 言ってんだ?
この野郎。

≪やめてください!

もう やめてください。

与田さんは
いつも 言っていたんです。

早く 死にたい。
生きていても しょうがないって。

それは 孤独だったからです。

こんな いい人が
生きる希望を 失って

死んでも 孤独だなんて そんなの
ひど過ぎるじゃないですか。

ここに 住んでるのは
僕たちなんです。

この団地を 住みよい場所に
するために

僕たちが 動かなくて
どうすんですか?

住人同士の つながりは
結束を生みます。

結束は この団地への
愛情を 生みます。

皆さん。 もっと
この あやめ町団地に

愛情 持ちましょう。 ねえ。

団地とは 一団の土地なんです。

皆さん。 もっと
一致団結しましょうよ。 ねえ。

(千恵)私 寺内さんに 協力する。

(五木田)俺も 寺さんに
ついていくぞ。

(村瀬)俺も。
(リンリン)そだね。 私も。

皆さん。
ありがとうございます。

(チャイム)
はーい。

回覧板です。

はいはい はいはい…。

初 回覧板。

どうしました?
はあ。

あんな 亡くなり方。

与田さんも 松本さんも
お気の毒に。

そうですよね。
でも 今回の出来事は

この あやめ町団地 復活の
礎になりますよ。

2人が 死んでくれた おかげで
皆さんが 変わったんですから。

はい。 じゃあ。

あっ。
ああ。

カワイイです。
ありがとうございました。

(穂乃花)穂乃花
学校 行きたくない。

うん? どうして?

ああ。 そっか。

大丈夫だよ 穂乃花。

あしたは 楽しく 学校に行ける。
(穂乃花)本当?

うん。 安心して 寝なさい。
おやすみ。

(穂乃花)おやすみ。
はい。

≪(消防車のサイレン)
(高志)火事か。

♬~

(穂乃花)《穂乃花 たけし君と
お母さんに 書くの》

《ごめんなさいして
仲直りしたいから》

(友美)《うちの子 ケガさせといて
遊びに来いなんて

どうかしてんじゃないの?
こんなものね いらないわよ》

《ホント 非常識なんだから》

♬~

♬~

(穂乃花)
「たけし君と お母さんへ」

(穂乃花)「たけし君を たたいて
ごめんなさい」

「もうしないので
仲良くしてください」

(穂乃花)「たけし君にも
お母さんにも

団地を 好きになってほしいので
遊びに来てくれませんか?」

「おじいちゃんと 一緒に
待ってます」